JPH11152307A - エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の連続処理法 - Google Patents

エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の連続処理法

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JPH11152307A
JPH11152307A JP33809697A JP33809697A JPH11152307A JP H11152307 A JPH11152307 A JP H11152307A JP 33809697 A JP33809697 A JP 33809697A JP 33809697 A JP33809697 A JP 33809697A JP H11152307 A JPH11152307 A JP H11152307A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 性能のばらつきが少なく、ロングラン成形性
等に優れたエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物を
連続的に得るための効率的な処理法を提供すること。 【解決手段】 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
(A)を酸(B)および/またはその塩(C)で処理す
るにあたり、塔型反応器頂部よりエチレン−酢酸ビニル
共重合体ケン化物(A)を仕込むと共に該反応器の中部
より水を仕込み、かつ該反応器の下部より酸(B)およ
び/またはその塩(C)の水溶液を仕込んで、(A)と
水、(B)および/または(C)の水溶液を向流接触せ
しめ、余剰の水と酸(B)および/またはその塩(C)
の水溶液を該反応器の上部より取り出し、該反応器底部
より処理されたエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
を連続的に取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物(以下、EVOHと略記する)の
連続処理法に関し、更に詳しくは、成形時の加熱により
着色の促進等が起こるなどの性能のばらつきが防止で
き、ロングラン成形性等に優れたEVOHを安定して連
続的に得るための処理法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、EVOHはその透明性、ガスバ
リヤー性、保香性、耐溶剤性、耐油性などに優れてお
り、かかる特性を生かして、食品包装材料、医薬品包装
材料、工業薬品包装材料、農薬包装材料等のフィルムや
シート、或いはボトル等の容器等に成形されて利用され
ている。かかる成形にあたっては、通常溶融成形が行わ
れ、かかる成形により、フィルム状、シート状、ボトル
状、カップ状、チューブ状、パイプ状等の形状に加工さ
れて実用に供されており、その加工性(成形性)は大変
重要であり、かかる成形性や熱安定性(耐加熱変色性)
等を向上させるために、EVOHに酢酸、ホウ酸、リン
酸やその金属塩等で処理することが試みられており、そ
の具体的な処理法としては、例えば、特開昭62−14
3954号公報には、スラリー状のEVOHを酢酸及び
リン酸カルシウムの水溶液中で撹拌する方法や特開昭6
4−66262号公報にもペレット状のEVOHを酢酸
及び酢酸塩等を含有した水溶液に浸漬する方法が記載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如きバッチ方式では、EVOHの性能がバッチ毎で水溶
液の処理薬剤の調製や処理条件の制御に左右されるとこ
ろが多く、処理されたEVOHの性能にばらつきが生じ
ることは否めず、例えば溶融成形時の熱によるEVOH
の変色が促進されたり、あるいは成形性等の性能にばら
つきが生じて、良好な成形性が得られない恐れもあり、
均一な性能のEVOHを得るための処理法が望まれると
ころである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、か
かる現況に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、EVOH
(A)を酸(B)および/またはその塩(C)で処理す
るにあたり、塔型反応器頂部よりEVOH(A)を仕込
むと共に該反応器の中部より水を仕込み、かつ該反応器
の下部より酸(B)および/またはその塩(C)の水溶
液を仕込んで、(A)と水、(B)および/または
(C)の水溶液を向流接触せしめ、余剰の水と酸(B)
および/またはその塩(C)の水溶液を該反応器の上部
より取り出し、該反応器底部より処理されたEVOHを
連続的に取り出すことにより、性能のばらつきが少な
く、またフィッシュアイ等の発生を抑制することがで
き、かつロングラン成形時においても良好なEVOHが
連続的に得られることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に述べる。
本発明のEVOH(A)としては、特に限定されない
が、エチレン含有量が20〜60モル%(更には25〜
55モル%)、ケン化度が90モル%以上(更には95
モル%以上)のものが用いられ、該エチレン含有量が2
0モル%未満では高湿時のガスバリヤー性、溶融成形性
が低下し、逆に60モル%を越えると充分なガスバリヤ
ー性が得られず、更にケン化度が90モル%未満ではガ
スバリヤー性、熱安定性、耐湿性等が低下して、好まし
くない。また、EVOH(A)は、メルトインデックス
(MI)(210℃、荷重2160g)が0.1〜10
0g/10分(更には0.5〜50g/10分)のもの
が好ましく、該メルトインデックスが該範囲よりも小さ
い場合には、成形時に押出機内が高トルク状態となって
押出加工が困難となり、また該範囲よりも大きい場合に
は、成形物の機械強度が不足して好ましくない。
【0006】該EVOH(A)は、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体のケン化によって得られ、該エチレン−酢酸
ビニル共重合体は、公知の任意の重合法、例えば、溶液
重合、懸濁重合、エマルジョン重合などにより製造さ
れ、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化も公知の方
法で行い得る。該EVOHは、少量であればα−オレフ
ィン、不飽和カルボン酸系化合物、不飽和スルホン酸系
化合物、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル
アミド、ビニルエーテル、ビニルシラン化合物、塩化ビ
ニル、スチレンなどの他のコモノマーで「共重合変性」
されても差し支えない。又、本発明の趣旨を損なわない
範囲で、ウレタン化、アセタール化、シアノエチル化な
ど「後変性」されても差し支えない。
【0007】上記のEVOH(A)の処理に用いられる
酸(B)としては、酢酸、ホウ酸、リン酸、アジピン
酸、安息香酸、クエン酸等を挙げることができ、好適に
は酢酸、ホウ酸、リン酸が用いられる。また、その塩
(C)としては、上記(B)のアルカリ金属塩、アルカ
リ土類金属塩等が挙げられ、具体的には、酢酸塩として
は酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、酢
酸マグネシウム、酢酸マンガン、酢酸銅、酢酸コバル
ト、酢酸亜鉛などが挙げられ、好適には酢酸ナトリウ
ム、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウムが用いられ、ホ
ウ酸塩としてはホウ砂、ホウ酸カルシウムなどが挙げら
れ、またリン酸塩としては、リン酸二水素ナトリウム、
リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン
酸水素二カリウム、リン酸三カリウム、リン酸一水素カ
ルシウム、リン酸二水素カルシウム、リン酸三カルシウ
ム、リン酸マグネシウム、リン酸水素マグネシウム、リ
ン酸二水素マグネシウムがあり、好適にはリン酸二水素
ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸二水素カル
シウム、リン酸二水素マグネシウムが用いられる。
【0008】本発明においては、上記のEVOH(A)
を酸(B)やその塩(C)で処理するにあたり、塔型反
応器頂部よりEVOH(A)を仕込むと共に該反応器の
中部より水を仕込み、かつ該反応器の下部より酸(B)
および/またはその塩(C)の水溶液を仕込んで、
(A)と水、(B)および/または(C)の水溶液を向
流接触せしめ、余剰の水と酸(B)および/またはその
塩(C)の水溶液を該反応器の上部より取り出し、該反
応器底部より処理されたエチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物を連続的に取り出すことを最大の特徴とするも
ので、かかる方法について具体的に説明する。
【0009】本発明の塔型反応器とは、特に限定されな
いが、反応器の高さと直径の比(高さ/直径)が4〜1
2程度の反応器(缶)で、その頂部、上部、中部、下
部、底部等に原料や処理品等の供給や排出のための開口
部が設けられたもので、反応器内の水や酸(B)および
/またはその塩(C)の水溶液の温度調節が可能な温調
設備または温調ジャケット等が付随しているもので、撹
拌装置等が付いていても構わない。
【0010】本発明においては、上記の塔型反応器の頂
部よりEVOH(A)を仕込むのであるが、かかる仕込
みにあたっては、EVOHをペレット状にして水を含水
させた状態で仕込むことが好ましく、このときのEVO
Hの含水率は40〜75重量%が好ましく、かかる含水
率が40重量%未満ではEVOHに酸や塩が含有されに
くくなり、逆に75重量%を越えるとEVOHに過剰に
酸や塩が含有されやすくなって好ましくない。この際、
含水させる水にあらかじめメタノール、エタノール、プ
ロパノール等のアルコールや酢酸メチル、酢酸エチル等
の溶剤を含有していても差し支えない。尚、(含水)E
VOH(A)の仕込み速度は、0.1〜5m3/hr程
度が好ましい。
【0011】また、該反応器の中部より水を仕込むので
あるが、仕込み位置は反応器底部より1/3〜1/2の
高さで、特に3/5〜1/2の高さが好ましい。このと
きの水の仕込み量は上記EVOH(A)の2.5〜25
倍が好ましく、2.5倍未満ではEVOH(A)中に不
純物が存在した場合に該不純物の除去が困難となり、E
VOHに酸や塩が含有されにくくなり、逆に25倍を越
えると膨大な量の水が必要となったり、EVOHの処理
量が極めて少なくなったりして、工業的に好ましくな
い。このときの水はイオン交換水等の金属イオンをほと
んど含まない水であることが好ましい。
【0012】更に該反応器の下部より酸(B)および/
またはその塩(C)の水溶液を仕込むのであるが、この
ときの該水溶液の仕込み量は上記EVOH(A)の2〜
12倍が好ましく、2倍未満ではEVOHに必要量の酸
や塩が含有されなかったり、酸や塩の含有量が不均一に
なる恐れがあり、逆に12倍を越えるとEVOHに過剰
の酸や塩が含有される恐れがあり好ましくない。
【0013】また、上記の水、酸(B)および/または
その塩(C)の水溶液の塔型反応器内での流速は0.0
1〜0.3m/minであることが好ましく、該流速が
0.01m/min未満ではEVOHに含有される酸や
塩の量にばらつきが生じやすく、逆に0.3m/min
を越えるとEVOH(A)が浮遊する恐れがあり、この
場合もEVOHに含有される酸や塩の量にばらつきが生
じやすく好ましくない。
【0014】本発明においては、上記の酸(B)および
/またはその塩(C)の水溶液濃度は、特に限定され
ず、その種類によっても異なり一概にいえないが、0.
0001〜1重量%が適当である。更に具体的には、酸
(B)の場合は、0.005〜1重量%(更には0.0
1〜0.8重量%)が好ましく、0.005重量%未満
では酸の添加効果が発揮されなくなり、逆に1重量%を
越えると塩を併用したときの塩の添加効果が発揮されず
好ましくない。また、その塩(C)の場合は、0.00
01〜0.5重量%(更には0.001〜0.3重量
%)が好ましく、0.0001重量%未満では塩の添加
効果が発揮されなくなり、逆に0.5重量%を越えると
酸を併用したときの酸の添加効果が発揮されず好ましく
ない。
【0015】また、上記の処理において、余剰となった
水と酸(B)および/またはその塩(C)の水溶液は該
反応器の上部より取り出すことが必要で、かかる取り出
しにあたっては、(A)〜(C)及び水の仕込み量や
(B)、(C)の含有量により、適宜取り出し量を調整
すればよい。また、該反応器中の処理時の温度は、コン
トロールすることが好ましく、反応器内の液及び該反応
器に仕込まれる上記の水、(B)や(C)の水溶液の温
度を10〜50℃(特に20〜40℃)になるようにす
ることが好ましく、かかる温度が10℃未満ではEVO
Hに酸や塩を含有させることが困難となり、逆に50℃
を越えると、EVOHが溶出しやすくなって好ましくな
い。EVOHの滞留時間は、1〜10時間程度の範囲か
ら選択される。
【0016】かくして処理されたEVOHは、反応器底
部より連続的に取り出され、70〜130℃で、6〜2
4時間程度乾燥処理が行われる。かかるEVOHには、
更に、必要に応じて、可塑剤、熱安定化剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、着色剤、抗菌剤、フィラー、他樹脂な
どの添加剤を配合することも可能である。特にゲル発生
防止剤として、ハイドロタルサイト系化合物、ヒンダー
ドフェノール系やヒンダードアミン系の熱安定化剤、高
級脂肪族カルボン酸の金属塩を添加することもできる。
本発明の処理法で得られたEVOHは、成形物の用途に
多用され、溶融成形等によりペレット、フィルム、シー
ト、容器、繊維、棒、管、各種成形品等に成形され、
又、これらの粉砕品(回収品を再使用する時など)やペ
レットを用いて再び溶融成形に供することが多い。
【0017】溶融成形方法としては、押出成形法(T−
ダイ押出、インフレーション押出、ブロー成形、溶融紡
糸、異型押出等)、射出成形法が主として採用される。
溶融成形温度は、150〜250℃の範囲から選ぶこと
が多い。また、該EVOHは、積層体用途にも多用さ
れ、特に該EVOHからなる層の少なくとも片面に熱可
塑性樹脂層を積層してなる積層体として用いられる。
【0018】該積層体を製造するに当たっては、本発明
の方法で処理されたEVOHの層の片面又は両面に他の
基材を積層するのであるが、積層方法としては、例えば
該EVOHのフィルム、シートに熱可塑性樹脂を溶融押
出する方法、逆に熱可塑性樹脂等の基材に該EVOHを
溶融押出する方法、該EVOHと他の熱可塑性樹脂とを
共押出する方法、更には本発明で得られたEVOHのフ
ィルム、シートと他の基材のフィルム、シートとを有機
チタン化合物、イソシアネート化合物、ポリエステル系
化合物、ポリウレタン化合物等の公知の接着剤を用いて
ドライラミネートする方法等が挙げられる。
【0019】共押出の場合の相手側樹脂としては直鎖状
低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、アイオノマー、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリプロ
ピレン、プロピレン−α−オレフィン(炭素数4〜20
のα−オレフィン)共重合体、ポリブテン、ポリペンテ
ン等のオレフィンの単独又は共重合体、或いはこれらの
オレフィンの単独又は共重合体を不飽和カルボン酸又は
そのエステルでグラフト変性したものなどの広義のポリ
オレフィン系樹脂、ポリエステル、ポリアミド、共重合
ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ア
クリル系樹脂、ポリスチレン、ビニルエステル系樹脂、
ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラストマ
ー、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等が挙
げられる。エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物も共
押出可能である。上記のなかでも、共押出製膜の容易
さ、フィルム物性(特に強度)の実用性の点から、ポリ
プロピレン、ポリアミド、ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ポリスチレン、PETが好ましく用
いられる。
【0020】更に、本発明の方法で処理されたEVOH
から一旦フィルム、シート等の成形物を得、これに他の
基材を押出コートしたり、他の基材のフィルム、シート
等を接着剤を用いてラミネートする場合、前記の熱可塑
性樹脂以外に任意の基材(紙、金属箔、一軸又は二軸延
伸プラスチックフィルム又はシート、織布、不織布、金
属綿状、木質等)が使用可能である。積層体の層構成
は、本発明の方法で処理されたEVOHの層をa
(a1、a2、・・・)、他の基材、例えば熱可塑性樹脂
層をb(b1、b2、・・・)とするとき、フィルム、シ
ート、ボトル状であれば、a/bの二層構造のみなら
ず、b/a/b、a/b/a、a1/a2/b、a/b1
/b2、b2/b1/a/b1/b2等任意の組み合わせが
可能であり、フィラメント状ではa、bがバイメタル
型、芯(a)−鞘(b)型、芯(b)−鞘(a)型、或
いは偏心芯鞘型等任意の組み合わせが可能である。
【0021】該積層体は、そのまま各種形状のものに使
用されるが、更に該積層体の物性を改善するためには延
伸処理を施すことも好ましく、かかる延伸については、
一軸延伸、二軸延伸のいずれであってもよく、できるだ
け高倍率の延伸を行ったほうが物性的に良好で、延伸時
にピンホールやクラック、延伸ムラ、デラミ等の生じな
い延伸フィルムや延伸シート等が得られる。
【0022】延伸方法としては、ロール延伸法、テンタ
ー延伸法、チューブラー延伸法、延伸ブロー法等の他、
深絞成形、真空成形等のうち延伸倍率の高いものも採用
できる。二軸延伸の場合は同時二軸延伸方式、逐次二軸
延伸方式のいずれの方式も採用できる。延伸温度は80
〜170℃、好ましくは100〜160℃程度の範囲か
ら選ばれる。
【0023】かくして延伸が終了した後、次いで熱固定
を行う。熱固定は周知の手段で実施可能であり、上記延
伸フィルムを緊張状態を保ちながら80〜170℃、好
ましくは100〜160℃で2〜600秒間程度熱処理
を行う。
【0024】かくして得られた積層体の形状としては任
意のものであってよく、フィルム、シート、テープ、ボ
トル、パイプ、フィラメント、異型断面押出物等が例示
される。又、得られる積層体は必要に応じ、熱処理、冷
却処理、圧延処理、印刷処理、ドライラミネート処理、
溶液又は溶融コート処理、製袋加工、深絞り加工、箱加
工、チューブ加工、スプリット加工等を行うことができ
る。上記の如く得られたフィルム、シート或いは容器等
は食品、医薬品、工業薬品、農薬等各種の包装材料とし
て有用である。
【0025】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。尚、実施例中「部」、「%」とあるのは特に断り
のない限り重量基準を示す。 実施例1 含水率55%のペレット状のEVOH(A)を塔型反応
器(高さ7m、直径1m)の頂部より、0.6m3/h
rの速度で仕込みながら、該反応器の中部(高さ3mの
位置)から水(30℃)を5.5m3/hrの速度で仕
込み、かつ該反応器の下部より0.10%の酢酸(B)
及び0.009%のリン酸二水素カルシウム(C)を含
有する水溶液(30℃)を4.7m3/hrの速度で仕
込んで、余剰の水と該水溶液(の混合液)を該反応器の
上部より取り出すと同時に該反応器底部より、処理され
たEVOHを連続的に取り出して、取り出し開始6時間
後(a)、同12時間後(b)及び同18時間後(c)
のEVOHについて、110℃で12時間乾燥した後に
以下の評価を行った。 (加熱変色)上記(a)〜(c)を150℃で5時間放
置後、変色度(YI値)を測定して、(a)に対する
(b)及び(c)の性能を評価したが、いずれも±2.
5%以内であり、安定して性能のばらつきの少ないEV
OHが得られていることが判明した。
【0026】また、上記(a)〜(c)をTダイを備え
た単軸押出機に供給し、下記の条件で、厚さ120μm
のEVOHフィルムの成形を行って、下記の要領で直径
が0.1mm未満の微細なフィッシュアイの発生および
ロングラン成形性を調べた。 [単軸押出機による製膜条件] スクリュー内径 40mm L/D 28 スクリュー圧縮比 3.2 Tダイ コートハンガータイプ ダイ巾 450mm 押出温度 C1:180℃、 H:210℃ C2:200℃、 D:210℃ C3:220℃、 C4:220℃ (フィッシュアイ)上記の成形直後のフィルム(10c
m×10cm)について、直径が0.01以上のフィッ
シュアイの発生状況を目視観察したが、(a)〜(c)
いずれもフィッシュアイの発生個数は3個以下で、ばら
つきはなく良好であった。 (ロングラン成形性)また、上記の(A)〜(C)のE
VOHを上記に準じて順次成形を行って、その時の成形
フィルムについて、同様にフィッシュアイの増加状況を
目視観察したが、(a)〜(c)いずれもフィッシュア
イの増加は認められず、ばらつきはなく良好であった。
【0027】実施例2 実施例1において、反応器の下部からの仕込みを0.1
0%の酢酸(B)の水溶液のみを4.7m3/hrの速
度で仕込んだ以外は同様に行って、連続的にEVOHを
得て、同様に評価を行ったが、実施例1と同様に良好な
結果であった。
【0028】実施例3 実施例1において、反応器の中部からの水の仕込み量を
8.3m3/hrの速度とした以外は同様に行って、連
続的にEVOHを得て、同様に評価を行ったが、実施例
1と同様に良好な結果であった。
【0029】実施例4 実施例1において、反応器の下部より0.36%の酢酸
(B)、0.017%のリン酸(B)及び0.012%
のリン酸二水素カルシウム(C)を含有する水溶液を
4.7m3/hrの速度で仕込んだ以外は同様に行っ
て、連続的にEVOHを得て、同様に評価を行ったが、
実施例1と同様に良好な結果であった。
【0030】実施例5 実施例1において、反応器の下部より0.028%の酢
酸(B)、0.055%のホウ酸(B)及び0.035
%の酢酸ナトリウム(C)、0.005%の酢酸マグネ
シウム(C)を含有する水溶液を4.7m3/hrの速
度で仕込んだ以外は同様に行って、連続的にEVOHを
得て、同様に評価を行ったが、実施例1と同様に良好な
結果であった。
【0031】実施例6 実施例1において、含水率65%のペレット状のEVO
H(A)を塔型反応器の頂部より、0.8m3/hrの
速度で仕込んだ以外は同様に行って、連続的にEVOH
を得て、同様に評価を行ったが、実施例1と同様に良好
な結果であった。
【0032】
【発明の効果】本発明の処理法においては、性能のばら
つきが少なく、ロングラン成形性等に優れたEVOHを
安定して連続的に得ることができ、食品や医薬品、農薬
品、工業薬品包装用のフィルム、シート、チューブ、
袋、容器等の用途に非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の処理法の概念図
【符号の説明】
(a)エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(A)の
供給 (b)水の供給 (c)酸(B)および/またはその塩(C)の水溶液の
供給 (d)水、酸(B)および/またはその塩(C)の水溶
液の取り出し (e)処理されたエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物の取り出し
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】また、上記(a)〜(c)をTダイを備え
た単軸押出機に供給し、下記の条件で、厚さ120μm
のEVOHフィルムの成形を行って、下記の要領で直径
が0.1mm未満の微細なフィッシュアイの発生および
ロングラン成形性を調べた。 [単軸押出機による製膜条件] スクリュー内径 40mm L/D 28 スクリュー圧縮比 3.2 Tダイ コートハンガータイプ ダイ巾 450mm 押出温度 C1:180℃、 H:210℃ C2:200℃、 D:210℃ C3:220℃、 C4:220℃ (フィッシュアイ)上記の成形直後のフィルム(10c
m×10cm)について、直径が0.1mm未満のフィ
ッシュアイの発生状況を目視観察したが、(a)〜
(c)いずれもフィッシュアイの発生個数は3個以下
で、ばらつきはなく良好であった。 (ロングラン成形性)また、上記の(A)〜(C)のE
VOHを上記に準じて順次成形を行って、その時の成形
フィルムについて、同様にフィッシュアイの増加状況を
目視観察したが、(a)〜(c)いずれもフィッシュア
イの増加は認められず、ばらつきはなく良好であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 218:08)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
    (A)を酸(B)および/またはその塩(C)で処理す
    るにあたり、塔型反応器頂部よりエチレン−酢酸ビニル
    共重合体ケン化物(A)を仕込むと共に該反応器の中部
    より水を仕込み、かつ該反応器の下部より酸(B)およ
    び/またはその塩(C)の水溶液を仕込んで、(A)と
    水、(B)および/または(C)の水溶液を向流接触せ
    しめ、余剰の水と酸(B)および/またはその塩(C)
    の水溶液を該反応器の上部より取り出し、該反応器底部
    より処理されたエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
    を連続的に取り出すことを特徴とするエチレン−酢酸ビ
    ニル共重合体ケン化物の連続処理法。
  2. 【請求項2】 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
    (A)がペレット状で、かつ含水率が40〜75重量%
    であることを特徴とする請求項1記載のエチレン−酢酸
    ビニル共重合体ケン化物の連続処理法。
  3. 【請求項3】 水の仕込み量がエチレン−酢酸ビニル共
    重合体ケン化物(A)の仕込み量の2.5〜25倍であ
    ることを特徴とする請求項1または2記載のエチレン−
    酢酸ビニル共重合体ケン化物の連続処理法。
  4. 【請求項4】 酸(B)および/またはその塩(C)の
    水溶液の仕込み量がエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
    化物(A)の仕込み量の2〜12倍であることを特徴と
    する請求項1〜3いずれか記載のエチレン−酢酸ビニル
    共重合体ケン化物の連続処理法。
  5. 【請求項5】 水若しくは酸(B)および/またはその
    塩(C)の水溶液の塔型反応器内での流速が0.01〜
    0.3m/minであることを特徴とする請求項1〜4
    いずれか記載のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
    の連続処理法。
  6. 【請求項6】 酸(B)が、酢酸、ホウ酸、リン酸の少
    なくとも1種以上であることを特徴とする請求項1〜5
    いずれか記載のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
    の連続処理法。
  7. 【請求項7】 酸塩(C)が、酢酸、ホウ酸、リン酸の
    いずれかのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩の少な
    くとも1種以上であることを特徴とする請求項1〜6い
    ずれか記載のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の
    連続処理法。
  8. 【請求項8】 酸(B)および/またはその塩(C)
    を、0.0001〜1重量%の濃度の水溶液として仕込
    むことを特徴とする請求項1〜7いずれか記載のエチレ
    ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の連続処理法。
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