JPH11152156A - 分別機能に優れたプラスチックキャップ - Google Patents

分別機能に優れたプラスチックキャップ

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JPH11152156A
JPH11152156A JP9319841A JP31984197A JPH11152156A JP H11152156 A JPH11152156 A JP H11152156A JP 9319841 A JP9319841 A JP 9319841A JP 31984197 A JP31984197 A JP 31984197A JP H11152156 A JPH11152156 A JP H11152156A
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Shigenori Murakami
榮規 村上
Yutaka Shibayama
裕 柴山
Osamu Ishii
修 石井
Masao Yageta
正男 八下田
Yoichi Tsujiguchi
洋一 辻口
Yasunori Yamazaki
恭典 山崎
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 使用者が誤ってスコアを破断してしまうこと
がなく、しかも格別の工具を用いることなくキャップを
容器口部から取り除くことが可能な分別機能に優れたプ
ラスチックキャップを提供する。 【解決手段】 容器口部に嵌合固定されるキャップ本体
1と上蓋とから成り、キャップ本体1の筒状側壁は、頂
板部5に連なる第1の筒状側壁6と、水平フランジ壁7
を介して第1の筒状側壁6に連なって下方に延びている
第2の筒状側壁8とから成り、第1の筒状側壁6と第2
の筒状側壁8との間の水平フランジ壁7には、開口20
が形成されている。開口30には、水平フランジ壁7に
揺動可能にヒンジ連結した引き裂き用タブ32が設けら
れており、その付け根部両端からは、2本の引き裂き用
スコア33a,33bが延びている。そして、上蓋が開
放されている時には、水平フランジ壁2の上面よりも上
方に立ち上がっているが、上蓋を閉じた時には、上蓋の
下端に当接して前記開口30内に押し込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分別機能に優れた
プラスチックキャップに関するものであり、より詳細に
は、容器口部に嵌合固定されるキャップ本体と、該キャ
ップ本体に開閉自在に設けられる上蓋とから成り、前記
キャップ本体は、内容物注出用開口を形成し得る頂板部
と該頂板部の周縁部から延びている筒状側壁とを備えて
いるプラスチックキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】上記の様なキャップ本体と上蓋から成る
プラスチックキャップは周知であり、各種調味料、飲料
等の容器に広く採用されている。ところで、最近では、
資源の再利用、ゴミの廃棄処理等の点で容器とキャップ
との分別廃棄が要求されている。上述したタイプのプラ
スチックキャップでは、キャップ本体の筒状側壁が容器
口部に打栓により嵌合固定されているため、これを取り
外し難く、分別機能の改善が望まれている。
【0003】分別機能の改善を目的としたプラスチック
キャップも種々提案されており、例えば特開平6−13
5451号公報には、キャップ本体の筒状側壁部の外面
下端部にタブが設けられ、該タブの付け根部分から連続
して筒状側壁部内面の容器口部との係合突起よりも上方
に延び且つ該係合用突起よりも上方の部分で周方向に延
びているスコアが設けられているプラスチックキャップ
が開示されている。このキャップは、タブを手で持って
スコアを引き裂くことにより、キャップ本体の筒状側壁
部内面に形成されている容器口部との係合用突起が破断
するため、格別の工具を用いることなく、手で容易に容
器口部からキャップを取り外すことが可能であり、分別
機能が極めて良好であるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述した
先行技術のキャップでは、これを購入した一般の使用者
が筒状側壁外面に設けられているタブの意味が判らない
ため、購入直後に上蓋を取り外すよりも先に、このタブ
を引っ張ってスコアを破断してしまうというトラブルが
生じた。一度スコアを破断してしまうと、このキャップ
は最早リシールできず、キャップとしての機能を失って
しまう。
【0005】従って本発明の目的は、スコア破断用のタ
ブが筒状側壁の外面に設けられておらず、一般の使用者
が誤ってスコアを破断してしまう様なトラブルの生じる
ことがなく、しかも、格別の工具を用いることなく手に
よりキャップを容器口部から取り除くことが可能な分別
機能に優れたプラスチックキャップを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、容器口
部に嵌合固定されるキャップ本体と、該キャップ本体に
開閉自在に設けられる上蓋とから成り、前記キャップ本
体は、内容物注出用開口を形成し得る頂板部と該頂板部
の周縁部から延びている筒状側壁とを備えているプラス
チックキャップにおいて、前記キャップ本体の筒状側壁
は、頂板部に連なる第1の筒状側壁と、水平フランジ壁
を介して第1の筒状側壁に連なって下方に延びている第
2の筒状側壁とから成り、前記第1の筒状側壁の下端内
側には、容器口部の外面と係合する係止用突起が形成さ
れており、前記第1の筒状側壁と第2の筒状側壁との間
の水平フランジ壁には、開口が形成されており、該開口
には、水平フランジ壁に揺動可能にヒンジ連結した引き
裂き用タブが設けられており、前記引き裂き用タブの付
け根部両端からは、第1及び第2の2本の引き裂き用ス
コアが互いに間隔をおいて延びていると共に、前記引き
裂き用タブは、上蓋が開放されている時には、水平フラ
ンジ壁の上面よりも上方に立ち上がっているが、上蓋を
閉じた時には、上蓋の下端に当接して前記開口内に押し
込まれることを特徴とする分別機能に優れたプラスチッ
クキャップが提供される。
【0007】本発明においては、キャップ本体の筒状側
壁の外面には、スコアの引き裂き用タブが形成されてお
らず、しかも上蓋を閉じた状態においては、引き裂き用
タブは上蓋によって水平フランジ壁に設けられている開
口内に押し込まれ、外部からは見えない。従って、上蓋
が閉じられている状態で引き裂き用タブを持ってスコア
の破断を行うことは不可能であり、キャップの購入者
が、上蓋を取り外す前に引き裂き用タブを持ってスコア
を破断してしまうおそれは全くない。しかも、上蓋を取
り外せば、キャップ本体の頂板部に注出用の開口を形成
して内容物の注ぎ出しを行うという点では従来のキャッ
プと全く同じであるから、内容物が容器内に残っている
状態で、一般の使用者が引き裂き用タブによるスコアの
破断を行うことも殆どない。
【0008】また本発明のキャップでは、上蓋を開封す
ると、引き裂き用タブは上蓋による押圧から開放される
ため、自動的に立ち上がり、水平フランジ壁の上面から
突出した状態になる。従って、この引き裂き用タブを摘
み、第1及び第2のスコアを引き裂くことにより、容器
口部に固定されているキャップ本体が容易に除去可能と
なり、格別の工具を用いることなく、ビン等の容器本体
と分別しての廃棄、即ち分別廃棄を行うことが可能とな
るものである。本発明においては、スコアの引き裂き作
業を容易に行うために、これらのスコアの形状等を種々
選択することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す具
体例に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明におい
て採用されるプラスチックキャップに用いるキャップ本
体の基本的な構造を示す図であり、図1中、(A)は上
面図、(B)は側面図、(C)は、底面図である。また
図2は、図1のキャップ本体の側断面図であり、図3
は、図1のキャップ本体を用いたプラスチックキャッ
プ、即ち該キャップ本体に上蓋を螺合させたものを容器
口部と共に示す側断面図、図4は、図3のプラスチック
キャップの側面図である。
【0010】図1乃至図4に示されている通り、本発明
のプラスチックキャップは、キャップ本体1と上蓋2と
から成っており、キャップ本体1は、特に図3に示され
ている様に、打栓により容器口部50に嵌合固定されて
いる。
【0011】キャップ本体1は、頂板部5と、頂板部5
の周縁部から延びている第1の筒状側壁6、第1の筒状
側壁6の下端に連なっている水平フランジ7及び水平フ
ランジの先端部から下方に延びている第2の筒状側壁8
とから成っている(特に図2参照)。また第1の筒状側
壁6の上端には、これと一体に環状突起9が形成されて
おり、環状突起9の外面には、上蓋2を係合保持するた
めの螺条9aが形成されている。頂板部5の内面には、
インナーリング10が形成されており、このインナーリ
ング10と第1の筒状側壁6との間の空間に容器口部5
0の上端部が嵌め込まれる。また、第1の筒状側壁6の
下端の内面には、係止用突起11が形成されており、こ
の突起11が容器口部50の外面と係合することによ
り、キャップ本体1は、容器口部50にしっかりと固定
される。インナーリング10のさらに内側には、内容液
注出用開口を形成するためのスコア12が形成されてお
り、このスコア12で区画される部分の外面側には、タ
ブリング13が形成されている。即ち、タブリング13
を持って引っ張ることにより、スコア12が破断し、頂
板部5に内容液注出用の開口が形成される。
【0012】また頂板部5の外面には、前記スコア12
を取り囲む様にして周状突起15が形成されている。こ
の周状突起15は注ぎ出される液の案内として作用する
ものであり、この周状突起15により、スコア12の破
断によって形成された内容液注出口からの液の注ぎ出し
がスムーズに行われる。
【0013】特に図3に示されている様に、上蓋2の内
面には螺条20が形成されており、この螺条20が環状
突起9の外面に形成されている螺条9aと螺合すること
により、上蓋2はキャップ本体1に螺子固定される。従
って、上蓋2は、水平フランジ7よりも上方の部分に固
定される。また上蓋2の内面には、キャップ本体1の頂
板部5に形成されている周状突起15の内面と密着し得
る様な環状突起21が形成されている。この環状突起2
1と周状突起15との密着により、キャップ本体1の頂
板部5に内容液注出用開口を形成した後のシール性が確
保される。
【0014】本発明においては、図1(A)から明らか
な通り、水平フランジ7に開口30を設け、この開口3
0内で揺動可能となるように水平フランジ7にヒンジ連
結(31)された引き裂き用タブ32が形成されてい
る。即ち、上蓋2が閉じられていない時には、図1
(B)或いは図2に示されている様に、引き裂き用タブ
32は水平フランジ7から立ち上がった状態に保持され
ているが、図3或いは図4に示されている様に、上蓋2
が閉じられている時には、上蓋2の下端が当接し、この
結果、引き裂き用タブ32は開口30内に押し込まれ、
外部からは見えない様になる。
【0015】またヒンジ連結部31からは、第1及び第
2の引き裂き用スコア33a,33bが互いに間隔を置
いて第2の筒状側壁8に延びている。これらのスコアの
内、第1のスコア33aは、若干傾斜して第2の筒状側
壁8の下端にまで延びているが、第2のスコア33b
は、第2の筒状側壁8を周方向に延びている。即ち、上
蓋2を開封すると、引き裂き用タブ32が水平フランジ
7から立ち上がるので、これを摘んで引っ張ることによ
り、第1のスコア33aが破断して第2の筒状側壁8が
分断されるが、これと同時に第2のスコア33bの破断
もある程度進行する。従って、引き裂き用タブ32を手
で持って周方向に引っ張っていくことにより、スコア3
3bを引き裂いてしまう。これにより、水平フランジ7
の下部が外部に露出するので、キャップ本体1を容易に
容器口部50から取り除くことが可能となる。この場合
において、上記スコア33a,33bの水平フランジ7
に位置する部分はスリットであってもよい。更に、第2
のスコア33bは水平フランジ7上を延びていてもよ
く、この場合、ヒンジ連結部31の近傍部分はスリット
としておくのが、第2のスコア33bの引き裂きを容易
に行う上で好ましい。
【0016】また、図2に示されている様に、第2の筒
状側壁8の内面の第2のスコア33bの下側部分で第1
のスコア33a側に、キャップ軸方向を指向している縦
リブ35を複数形成しておくことが望ましい。この様な
縦リブ35により、第1のスコア33aと第2のスコア
33bの最初の一部の引き裂きによって分断された筒状
側壁8を手で持っての捲りを容易に行うことができ、第
2のスコア33bの引き裂きをスムーズに行うことがで
きる。
【0017】筒状側壁8を周状に延びている第2の引き
裂き用スコア33bは、その引き裂きが終了した時点で
キャップ本体1の容器口部50からの除去を容易に行う
ことができる限り、その長さは任意であり、例えば第2
の筒状側壁8のほぼ全周にわたって延びており、場合に
よっては第2のスコア33bは第1のスコア33aと交
差していてもよい。然しながら、好ましくは、図1
(A)に示されている様に、第2の引き裂き用スコア3
3bは、通常、第2の筒状側壁8の約270度の部分
(第2の筒状側壁8の全周の約3/4)にわたって形成
されているのがよい。即ち、第2の引き裂き用スコア3
3bを第2の筒状側壁8のほぼ全周にわたって形成する
と、このスコア33bを破断したとき、第2の筒状側壁
8は完全にキャップ本体1から分離してしまうが、図1
(A)に示した様にスコア33bを形成しておけば、ス
コア33bを破断しても、第2の筒状側壁8はキャップ
本体1とは繋がっているため、分断された第2の筒状側
壁8を引き上げることにより、キャップ本体1と一体に
して容器口部50から容易に除去できるという利点があ
る。更に、第1のスコア33aは、必ずしも第2の筒状
側壁8の下端にまで延びている必要はなく、第1のスコ
ア33aに沿って第2の筒状側壁8を完全に引き裂いて
分断することができるのであれば、第2の筒状側壁8の
下端の近傍で第1のスコア33aを終結させることもで
きる。
【0018】また、先に説明した通り、第1の筒状側壁
6の下端の内側には係止用突起11が形成されている
が、この係止用突起11は、第1の筒状側壁6の全周に
わたって形成しておくこともできるが、好ましくは、図
1(C)に示されている様に、第2のスコア33bの終
点に対応した位置には形成されていないのがよい。尚、
図1(C)では、係止用突起11が途切れている部分を
11aで示した。即ち、スコア33bが引き裂かれた
後、破断した第2の筒状側壁8を上方に引っ張り上げる
ことにより、キャップ本体1を容器口部50から取り除
くが、この際に、スコア33bの終点の位置に容器口部
50と係合している係止用突起11が存在していなけれ
ば、第1の筒状側壁6を至って容易に捲り上げることが
できるからである。このような係止用突起11が途切れ
ている部分11aを複数形成することもでき、例えば、
図1(C)において、部分11aの反対側でも、係止用
突起11を同様に途切れた状態とすることができる。こ
れにより、容器口部からのキャップの取り外すを容易に
行うことができる。
【0019】かかる本発明によれば、上蓋2が閉じられ
た時に、引き裂き用タブ32が水平フランジ7に形成さ
れている開口30内に押し込まれるため、上蓋2を閉じ
た状態で該タブ32を手で持ってのスコア33a,33
bの引き裂きが行われることは全くないことが理解され
よう。また、またキャップの流通時等において、引き裂
き用タブ32が引っ掛かってスコア33a,33bが破
断するおそれがないという利点もある。
【0020】また本発明によれば、上述した2本の引き
裂き用スコア33a及び33bの形状等を変更すること
もできる。以下の図5に、これらの変更がなされた態様
のキャップ本体を示す。
【0021】図5は、本発明の他の例のキャップに用い
られるキャップ本体を示す図であり、図5中、(A)は
上面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。図5
の例では、第1及び第2の2本の引き裂き用スコア33
a,33bの何れもがほぼキャップ軸方向に沿って第2
の筒状側壁8の下端にまで延びており、引き裂き用タブ
32を手で摘んで下方に引張り降ろすことにより、2本
の引き裂き用スコア33a,33bが同時に引き裂か
れ、この部分が剥ぎ取られる。従って、露出した第1の
筒状側壁6の下端を捲りあげていくことにより、キャッ
プ本体1を容易に容器口部50から取り除くことが可能
となるものである。尚、この場合には、第2のスコア3
3aの水平フランジ上に位置する部分はスリットである
ことが好ましい。上述した態様においても、上蓋2と引
き裂き用タブ32との位置関係は、図1乃至4の例と全
く同様であり、上蓋2を閉じた時には、タブ32は開口
30内に押し込まれ、上蓋2を開封した時には、タブ3
2を水平フランジ7から立ち上がった状態となり、タブ
32を摘んでのスコアの引き裂きが可能となる。
【0022】この態様においては、図示されている様
に、キャップを中心として対称となる位置に2個の開口
30を設け、これら開口30の各々に引き裂き用タブ3
2及び第1及び第2の2本の引き裂き用スコア33a,
33bを設けておくことが好ましい。即ち、2箇所でス
コアの引き裂きを行うことにより、キャップ本体1の容
器口部50からの除去を一層容易に行うことができる。
また第1及び第2の引き裂き用スコア33a,33bの
間の部分に対応する第1の筒状側壁6の下端内側におい
ては、係止用突起11が途切れていることが好ましい
(途切れている部分を11aで示した)。このようにす
れば、2本の引き裂き用スコア33a,33bの間の部
分を剥ぎ取った後、第1の筒状側壁6を下端から容易に
捲り上げることができる。
【0023】上述した具体例は、全て、上蓋2がキャッ
プ本体1に螺合により装着されるタイプのキャップを例
にとって示したが、これらをヒンジキャップに適用する
ことも可能である。この場合には、第1の筒状側壁6又
は環状突起9に係止用突部を設け、上蓋2の内面に設け
た突部と係止させることにより、上蓋2を閉じることが
できる。上蓋2は、例えば水平フランジ7の上端部にヒ
ンジ連結される。これ以外は、上述した態様と全く同様
にして、水平フランジ7に開口30を形成し、且つ開口
30内に揺動可能な引き裂き用タブ32を形成すればよ
い。
【0024】
【発明の効果】このように本発明によれば、スコアの引
き裂き用タブが、上蓋によって水平フランジに形成され
ている開口内部に押し込まれ、上蓋が閉じられている状
態でタブを持ってのスコアの引き裂きを行うことができ
ないため、一般の使用者が上蓋を開ける前に誤ってタブ
を引っ張ってスコアを破断してしまうというトラブルは
全く生じない。また、第2の筒状側壁に形成されている
2本のスコアの引き裂きも容易に行うことができるた
め、格別の工具を用いることなく、容易にキャップ本体
を容器口部から取り除くことができ、分別廃棄性が極め
て良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチックキャップのキャップ本体
を示す上面図、側面図及び底面図。
【図2】図1のキャップ本体の側断面図。
【図3】図2のキャップ本体に上蓋を装着した状態の側
断面図。
【図4】図3に示されたキャップの側面図。
【図5】本発明の他の態様のキャップ本体を示す上面
図、側面図及び底面図。
【符号の説明】
1:キャップ本体 30:開口 2:上蓋 31:ヒンジ連結部 5:頂板部 32:引き裂き用タブ 6:第1の筒状側壁 33a:第1の引き裂き用ス
コア 7:水平フランジ 33b:第2の引き裂き用ス
コア 9:環状突起 11:係止用突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八下田 正男 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内 (72)発明者 辻口 洋一 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内 (72)発明者 山崎 恭典 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器口部に嵌合固定されるキャップ本体
    と、該キャップ本体に開閉自在に設けられる上蓋とから
    成り、前記キャップ本体は、内容物注出用開口を形成し
    得る頂板部と該頂板部の周縁部から延びている筒状側壁
    とを備えているプラスチックキャップにおいて、 前記キャップ本体の筒状側壁は、頂板部に連なる第1の
    筒状側壁と、水平フランジ壁を介して第1の筒状側壁に
    連なって下方に延びている第2の筒状側壁とから成り、 前記第1の筒状側壁の下端内側には、容器口部の外面と
    係合する係止用突起が形成されており、 前記第1の筒状側壁と第2の筒状側壁との間の水平フラ
    ンジ壁には、開口が形成されており、該開口には、水平
    フランジ壁に揺動可能にヒンジ連結した引き裂き用タブ
    が設けられており、 前記引き裂き用タブの付け根部両端からは、第1及び第
    2の2本の引き裂き用スコアが互いに間隔をおいて延び
    ていると共に、 前記引き裂き用タブは、上蓋が開放されている時には、
    水平フランジ壁の上面よりも上方に立ち上がっている
    が、上蓋を閉じた時には、上蓋の下端に当接して前記開
    口内に押し込まれることを特徴とする分別機能に優れた
    プラスチックキャップ。
  2. 【請求項2】 キャップ本体の頂板部の周縁部には、上
    蓋を係合支持するための螺条を備えた環状突起が設けら
    れている請求項1に記載のプラスチックキャップ。
  3. 【請求項3】 キャップ本体には、上蓋がヒンジ連結さ
    れている請求項1に記載のプラスチックキャップ。
  4. 【請求項4】 前記2本の引き裂き用スコアの内、第1
    のスコアは、第2の筒状側壁の下端若しくはその近傍に
    まで降下しているが、第2のスコアは、第2の筒状側壁
    若しくは水平フランジ壁を周方向に延びている請求項1
    に記載のプラスチックキャップ。
  5. 【請求項5】 第2のスコアの終結点に対応する第1の
    筒状側壁の下端内側には、容器口部の外面と係合する係
    止突起が形成されていない請求項1に記載のプラスチッ
    クキャップ。
  6. 【請求項6】 第1及び第2のスコアの何れもが、ほぼ
    平行に降下して第2の筒状側壁の下端若しくはその近傍
    にまで延びている請求項1に記載のプラスチックキャッ
    プ。
  7. 【請求項7】 前記開口は、キャップの中心に対して対
    称となる様に2箇所に形成されており、各開口に、前記
    引き裂き用タブ及び第1及び第2のスコアが形成されて
    いる請求項6に記載のプラスチックキャップ。
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