JPH11152086A - ウォータージェット推進船における推進機の監視装置 - Google Patents
ウォータージェット推進船における推進機の監視装置Info
- Publication number
- JPH11152086A JPH11152086A JP31882097A JP31882097A JPH11152086A JP H11152086 A JPH11152086 A JP H11152086A JP 31882097 A JP31882097 A JP 31882097A JP 31882097 A JP31882097 A JP 31882097A JP H11152086 A JPH11152086 A JP H11152086A
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- JP
- Japan
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- water
- jet
- screen
- dust
- suction
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- Pending
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- Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウォータージェット推進船において、ジェッ
ト水の吸込状況を監視しながら効率よく航走することが
できる装置を提供する。 【解決手段】 ウォータージェット推進船において、ジ
ェット水の吸水ダクト4内に水中カメラ8を設置し、こ
のカメラを操船室9のテレビジョンに連結するととも
に、このテレビジョンの近傍に、吸水口6に設けたスク
リーン7の除塵装置の操作レバーを設けた。航走中に吸
水状況を直接目視できて除塵装置を直ちに作動させて除
塵し、効率的な航走をすることができる。
ト水の吸込状況を監視しながら効率よく航走することが
できる装置を提供する。 【解決手段】 ウォータージェット推進船において、ジ
ェット水の吸水ダクト4内に水中カメラ8を設置し、こ
のカメラを操船室9のテレビジョンに連結するととも
に、このテレビジョンの近傍に、吸水口6に設けたスク
リーン7の除塵装置の操作レバーを設けた。航走中に吸
水状況を直接目視できて除塵装置を直ちに作動させて除
塵し、効率的な航走をすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウォータジェッ
ト推進船における推進機の監視装置に関する。ウォータ
ージェット推進船では、浮遊物の多い水面を航走する
と、ジェット用のポンプに浮遊物を吸引してこれを閉塞
させる。このため、船底のジェット水の吸込口にスクリ
ーンを設けているが、このスクリーンにも短時間で浮遊
物が引っ掛かる等して閉塞し、航走できなくなる。この
発明は、上述ジェット水の吸込状況を常時監視して、吸
水が断絶しないうちにスクリーンを清掃し、効率のよい
航走をせんとするものである。
ト推進船における推進機の監視装置に関する。ウォータ
ージェット推進船では、浮遊物の多い水面を航走する
と、ジェット用のポンプに浮遊物を吸引してこれを閉塞
させる。このため、船底のジェット水の吸込口にスクリ
ーンを設けているが、このスクリーンにも短時間で浮遊
物が引っ掛かる等して閉塞し、航走できなくなる。この
発明は、上述ジェット水の吸込状況を常時監視して、吸
水が断絶しないうちにスクリーンを清掃し、効率のよい
航走をせんとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、吸引水の浮遊物でジェット水用の
ポンプが閉塞するのを防止したり、吸引水のダクト内に
浮遊物が吸い込まれるのを防止するために吸込口にスク
リーンを設けたりすることはよく知られている。特公昭
56−40078、特公昭54−18475は何れもジ
ェット水の吸込口に除塵装置を設けている。
ポンプが閉塞するのを防止したり、吸引水のダクト内に
浮遊物が吸い込まれるのを防止するために吸込口にスク
リーンを設けたりすることはよく知られている。特公昭
56−40078、特公昭54−18475は何れもジ
ェット水の吸込口に除塵装置を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら従来の除塵
装置は、塵芥が吸水ダクト内に吸込まれるのを防止する
のみであり、前述の公報のものでも除塵器に塵芥が集積
したのちにこれを再生するものであり、多量の塵芥が付
着したのち、これを除去することは吸水口が船底である
だけに極めて困難である。
装置は、塵芥が吸水ダクト内に吸込まれるのを防止する
のみであり、前述の公報のものでも除塵器に塵芥が集積
したのちにこれを再生するものであり、多量の塵芥が付
着したのち、これを除去することは吸水口が船底である
だけに極めて困難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上述のように
塵芥が集積したのちに除去することが困難なことに鑑み
てなされたもので、航走しながら吸水状況を監視できる
ようにし、多量に集積しないうちに直ちに除去すること
を特徴とするものである。
塵芥が集積したのちに除去することが困難なことに鑑み
てなされたもので、航走しながら吸水状況を監視できる
ようにし、多量に集積しないうちに直ちに除去すること
を特徴とするものである。
【0005】すなわち、この発明の要旨とするところ
は、ウォータージェット推進船において、ジェット水の
吸水ダクト内に水中カメラを設置し、この水中カメラを
操船室のテレビジョンに連結するとともに、このテレビ
ジョンの近傍に吸水口に設けたスクリーンの除塵装置の
操作レバーを設けたものである。
は、ウォータージェット推進船において、ジェット水の
吸水ダクト内に水中カメラを設置し、この水中カメラを
操船室のテレビジョンに連結するとともに、このテレビ
ジョンの近傍に吸水口に設けたスクリーンの除塵装置の
操作レバーを設けたものである。
【0006】このように構成した監視装置では、操船し
ながら吸水口のスクリーンの状況を監視することができ
る。従って、塵芥等の浮遊物が多いところを航走すると
きには、吸水口に浮遊物が集積しないうちに塵芥の除去
装置を作動させてこれを除去することができる。すなわ
ち、操船しながらテレビジョンの近傍のレバーを操作し
て集積せんとする塵芥を直ちに除去して航走を継続する
ことができるものである。以下、図面に基づいてこの発
明を具体的に説明する。
ながら吸水口のスクリーンの状況を監視することができ
る。従って、塵芥等の浮遊物が多いところを航走すると
きには、吸水口に浮遊物が集積しないうちに塵芥の除去
装置を作動させてこれを除去することができる。すなわ
ち、操船しながらテレビジョンの近傍のレバーを操作し
て集積せんとする塵芥を直ちに除去して航走を継続する
ことができるものである。以下、図面に基づいてこの発
明を具体的に説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、この発明を施したウォー
タージェット推進船の概略の側面図であり、推進部を模
式的に示している。図中、符号1は船体、2は船尾に設
けたウォータージェット噴射用のノズル、3はウォータ
ージェット用のポンプの翼車、4は吸水ダクト、5はポ
ンプ駆動用のエンジン、6はジェット水の吸水口、7は
吸水口6に設けたスクリーン、8は吸水ダクト4内に設
けた水中カメラ、9は操船室である。
タージェット推進船の概略の側面図であり、推進部を模
式的に示している。図中、符号1は船体、2は船尾に設
けたウォータージェット噴射用のノズル、3はウォータ
ージェット用のポンプの翼車、4は吸水ダクト、5はポ
ンプ駆動用のエンジン、6はジェット水の吸水口、7は
吸水口6に設けたスクリーン、8は吸水ダクト4内に設
けた水中カメラ、9は操船室である。
【0008】次に上記の吸水口6部の構成を図2および
図3に基づいて説明する。上記スクリーン7は図2およ
び図3に示すように、両端が支持軸7aに挿通された固
定グリッド7bと、この固定グリッド7b間に設けた可
動グリッド7cとから成っており、可動グリッド7cは
左右2本の固定グリッド7b、7b間で重合させてその
重合部に設けた長孔7dにピン7eを挿通して前後の可
動グリッド7c、7cを連結するとともに、前後2本の
可動グリッド7c、7cの他端は前述の支持軸7aに固
定している。
図3に基づいて説明する。上記スクリーン7は図2およ
び図3に示すように、両端が支持軸7aに挿通された固
定グリッド7bと、この固定グリッド7b間に設けた可
動グリッド7cとから成っており、可動グリッド7cは
左右2本の固定グリッド7b、7b間で重合させてその
重合部に設けた長孔7dにピン7eを挿通して前後の可
動グリッド7c、7cを連結するとともに、前後2本の
可動グリッド7c、7cの他端は前述の支持軸7aに固
定している。
【0009】また前方側(船体の進行方向側)の支持軸
7aには、駆動レバー7fが固定されており、この駆動
レバー7fは図示を省略しているが、操船室9に設けた
操作レバーに連結されている。このように構成したスク
リーン7は、その支持枠金7gが吸水口6の周部に設け
た取付枠10に取付けられており、駆動レバー7fを前
後に回動することによって、可動グリッド7cが折曲し
て船底面から出没するようにしてある。
7aには、駆動レバー7fが固定されており、この駆動
レバー7fは図示を省略しているが、操船室9に設けた
操作レバーに連結されている。このように構成したスク
リーン7は、その支持枠金7gが吸水口6の周部に設け
た取付枠10に取付けられており、駆動レバー7fを前
後に回動することによって、可動グリッド7cが折曲し
て船底面から出没するようにしてある。
【0010】この発明に係る装置は上述のように構成し
てあり、操船室9で操船しながら水中カメラ8によって
スクリーン7の状況を監視することができる。従って、
浮遊塵芥の多い水面を航走して、スクリーン7に塵芥が
付着したときには、これが集積しないうちに操船室9で
の操作によってこれを除去することができる。
てあり、操船室9で操船しながら水中カメラ8によって
スクリーン7の状況を監視することができる。従って、
浮遊塵芥の多い水面を航走して、スクリーン7に塵芥が
付着したときには、これが集積しないうちに操船室9で
の操作によってこれを除去することができる。
【0011】すなわち、操船室9内でテレビジョンによ
ってスクリーン7の状況を直接的に把握することがで
き、同じく、操船室9に設けた操作レバー(図示省略)
によって、上述の駆動レバー7fを操作して可動グリッ
ド7cを折曲して下方に押出し、スクリーン7に付着せ
んとする塵芥を後方に洗い流し、スクリーン7が目詰り
するのを防止することができるものである。
ってスクリーン7の状況を直接的に把握することがで
き、同じく、操船室9に設けた操作レバー(図示省略)
によって、上述の駆動レバー7fを操作して可動グリッ
ド7cを折曲して下方に押出し、スクリーン7に付着せ
んとする塵芥を後方に洗い流し、スクリーン7が目詰り
するのを防止することができるものである。
【0012】この操作は、塵芥が付着せんとするのを見
つけると同時にできるので、従来の塵芥が累積したのち
に除塵するのに比較して塵芥量が少ないので適確に除塵
することができるとともに、航走中に監視して除去する
ので常に最良の吸水状態を保って効率よくジェットを噴
射しながら航走することができる。
つけると同時にできるので、従来の塵芥が累積したのち
に除塵するのに比較して塵芥量が少ないので適確に除塵
することができるとともに、航走中に監視して除去する
ので常に最良の吸水状態を保って効率よくジェットを噴
射しながら航走することができる。
【0013】
【発明の効果】このようにこの発明に係る装置によれ
ば、ジェット水の吸込状態を常時監視確認しながら航走
することができるので、洋上におけるスクリーンの閉塞
による事故等を未然に防止できるとともに、スクリーン
の洗浄再生を従来装置に比較して適確にでき、これによ
って効率のよい航走を可能とするものである。
ば、ジェット水の吸込状態を常時監視確認しながら航走
することができるので、洋上におけるスクリーンの閉塞
による事故等を未然に防止できるとともに、スクリーン
の洗浄再生を従来装置に比較して適確にでき、これによ
って効率のよい航走を可能とするものである。
【図1】この発明を施したウォータージェット推進船の
概略の側面で推進部を模式的に示している。
概略の側面で推進部を模式的に示している。
【図2】同じく、その推進部分の拡大縦断面図である。
【図3】同じく、その吸水口に設けるスクリーンの下面
図である。
図である。
4 吸水ダクト 6 吸水口 7 スクリーン 8 水中カメラ 9 操船室
Claims (1)
- 【請求項1】 ウォータージェット推進船において、ジ
ェット水の吸込ダクト4内に水中カメラ8を設置し、こ
の水中カメラ8を操船室9のテレビジョンに連結すると
ともに、このテレビジョンの近傍に吸水口6に設けたス
クリーン7の除塵装置の操作レバーを設けたことを特徴
とするウォータージェット推進船における推進機の監視
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31882097A JPH11152086A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | ウォータージェット推進船における推進機の監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31882097A JPH11152086A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | ウォータージェット推進船における推進機の監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11152086A true JPH11152086A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18103324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31882097A Pending JPH11152086A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | ウォータージェット推進船における推進機の監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11152086A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018142800A1 (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 三菱重工業株式会社 | ダクト装置および船舶 |
-
1997
- 1997-11-20 JP JP31882097A patent/JPH11152086A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018142800A1 (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 三菱重工業株式会社 | ダクト装置および船舶 |
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