JP2016034795A - 乗り物、ジェット推進艇およびエンジンユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】電装品についてのメンテナンス性の向上を図れる乗り物、ジェット推進艇およびエンジンユニットを提供すること。【解決手段】乗り物の一例としてのジェット推進艇は、艇体と、艇体に取り付けられるエンジン3と、エンジン3に空気を供給する吸気ボックス25と、吸気ボックス25に設けられる取付部38とを含む。吸気ボックス25は、エンジン3に対向して配置される。電装品28が、吸気ボックス25においてエンジン3に対向する面とは別の面である前面33および右面34に取り付けられる。電装品28は、取付部38に、道具を使わずに着脱可能に取り付けられる。【選択図】図8

Description

本発明は、乗り物、ジェット推進艇およびエンジンユニットに関する。
特許文献1に記載の船外機に備えらえたエンジンは、コントローラやリレーやヒューズなどの電装部品を備えている。電装部品は、電装部品ボックスに格納される。電装部品ボックスは、電装部品が取り付けられるボックス本体と、ビスによってボックス本体に固定される蓋体とを含む。電装部品ボックスは、エンジンの吸気マニホールドに接続されたサージタンクに対して、ボルトによって固定される。
特開2007−285229号公報
特許文献1に記載の電装部品をメンテナンスのために取り出すためには、電装部品ボックスをサージタンクに固定するボルトと、蓋体をボックス本体に固定するビスとを、道具を用いて外す必要がある。また、電装部品を元の位置に戻すためには、道具を用いて、これらのボルトおよびビスを締め直す必要がある。よって、電装部品を着脱する手間がかかるので、この手間を低減できることが望まれる。
また、このように道具を用いて電装部品を着脱する手間を低減することに限らず、電装部品についての全般的なメンテナンス性の向上が望まれる。
そこで、本発明の目的は、電装品についてのメンテナンス性の向上を図れる乗り物、ジェット推進艇およびエンジンユニットを提供することである。
前記目的を達成するための本発明の一実施形態は、ボディーと、前記ボディーに取り付けられるエンジンと、前記エンジンに対向して配置され、前記エンジンに対向する面とは別の面に電装品が取り付けられ、前記エンジンに空気を供給する吸気ボックスと、前記吸気ボックスに設けられ、道具を使わずに前記電装品が着脱可能に取り付けられる取付部とを含む、乗り物を提供する。
この構成によれば、電装品は、エンジンに対向して配置される吸気ボックスにおいてエンジンに対向する面とは別の面に取り付けられる。そのため、メンテナンスの際、エンジンに妨げられることなく電装品にアクセスできる。さらに、電装品は、吸気ボックスに設けられた取付部に対して、道具を使わずに容易に着脱可能である。よって、電装品についてのメンテナンス性の向上を図れる。
本発明の一実施形態において、前記乗り物は、上方へ向けて開口した開口部が形成された前記ボディーとしての艇体と、前記エンジンの駆動力により水を吸引して噴出することによってジェット推進力を発生するジェットポンプとを含むジェット推進艇であってもよい。この場合、前記エンジンは、前記開口部の下方において前記艇体に収容される。また、前記電装品は、前記吸気ボックスにおいて前記エンジンに対向する面と下面との両方とは別の面に取り付けられる。
この構成によれば、上方へ向けて開口した開口部が、艇体に形成され、エンジンは、開口部の下方において艇体に収容される。この構成において、電装品は、吸気ボックスにおいてエンジンに対向する面と下面との両方とは別の面に取り付けられる。そのため、メンテナンスの際、上方に位置する開口部から電装品にアクセスしやすい。よって、電装品についてのメンテナンス性の向上を図れる。
本発明の一実施形態において、前記電装品は、前記吸気ボックスの上部に取り付けられてもよい。
この構成によれば、メンテナンスの際、上方から電装品にアクセスしやすい。よって、電装品についてのメンテナンス性の向上を図れる。
本発明の一実施形態において、前記エンジンは、クランク軸線まわりに回転するクランクシャフトを含み、前記吸気ボックスは、前記クランク軸線上に配置されてもよい。
この構成によれば、吸気ボックスがクランク軸線上に配置される場合においても、電装品についてのメンテナンス性の向上を図れる。
本発明の一実施形態において、前記吸気ボックスは、前記エンジンに取り付けられてもよい。
この構成によれば、吸気ボックスがエンジンに取り付けられる場合、電装品は、吸気ボックスにおいてエンジンに対向する面とは別の面に位置する。これにより、電装品がエンジンの熱の影響を受けることを抑制できる。
本発明の一実施形態において、前記吸気ボックスは、防振部材を介して前記エンジンに取り付けられてもよい。
この構成によれば、吸気ボックスの振動と、吸気ボックスに取り付けられた電装品の振動との両方を、防振部材によって抑制できる。
本発明の一実施形態において、前記取付部は、前記吸気ボックスの表面から突出する凸形状であり、前記電装品は、前記取付部が差し込まれる穴が形成されたブラケットを有してもよい。
この構成によれば、電装品のブラケットに形成された穴に凸形状の取付部を抜き差しすることによって、道具を使わずに電装品を取付部に着脱することができる。
本発明の一実施形態において、前記穴に差し込まれた前記取付部は、前記穴からはみ出た先端部分を有し、前記先端部分には、前記ブラケットにおいて前記穴を縁取る部分に引っ掛かる引っ掛かり部が設けられてもよい。
この構成によれば、取付部がブラケットの穴に差し込まれて取付部の先端部分が穴からはみ出た状態において、先端部分に設けられた引っ掛かり部が、ブラケットにおいて穴を縁取る部分に引っ掛かる。これにより、取付部が穴から不意に抜けることを抑制できるので、電装品が取付部に取り付けられた状態を維持できる。
本発明の一実施形態において、前記ブラケットは、防振材で構成されてもよい。
この構成によれば、電装品の振動を、防振材で構成されたブラケットによって抑制できる。
本発明の他の実施形態は、艇体と、前記艇体の長手方向に延びるクランク軸線まわりに回転するクランクシャフトを含み、前記艇体に収容されるエンジンと、前記エンジンの駆動力により水を吸引して噴出することによってジェット推進力を発生するジェットポンプと、前記クランク軸線上で前記エンジンに並んで配置され、前記エンジンに対向する面とは別の面に電装品が取り付けられ、前記エンジンに空気を供給する吸気ボックスとを含む、ジェット推進艇を提供する。
この構成によれば、電装品は、クランク軸線上でエンジンに並んで配置される吸気ボックスにおいてエンジンに対向する面とは別の面に取り付けられる。そのため、メンテナンスの際、エンジンに妨げられることなく電装品にアクセスできる。よって、電装品についてのメンテナンス性の向上を図れる。
本発明の他の実施形態において、前記艇体には、上方へ向けて開口した開口部が形成され、前記エンジンは、前記開口部の下方において前記艇体に収容されてもよい。この場合、前記電装品は、前記吸気ボックスにおいて前記エンジンに対向する面と下面との両方とは別の面に取り付けられる。
この構成によれば、エンジンが開口部の下方において艇体に収容された状態で、電装品は、吸気ボックスにおいてエンジンに対向する面と下面との両方とは別の面に取り付けられる。そのため、メンテナンスの際、上方に位置する開口部から電装品にアクセスしやすい。よって、電装品についてのメンテナンス性の向上を図れる。
本発明の他の実施形態において、前記電装品は、前記吸気ボックスの上部に取り付けられてもよい。
この構成によれば、メンテナンスの際、上方から電装品にアクセスしやすい。よって、電装品についてのメンテナンス性の向上を図れる。
本発明の他の実施形態において、前記吸気ボックスは、防振部材を介して前記エンジンに取り付けられてもよい。
この構成によれば、吸気ボックスの振動と、吸気ボックスに取り付けられた電装品の振動との両方を、防振部材によって抑制できる。
本発明の他の実施形態において、前記吸気ボックスは、その表面から突出する凸形状の取付部を有し、前記電装品は、前記取付部が差し込まれる穴が形成されたブラケットを有し、前記取付部に着脱可能に取り付けられてもよい。
この構成によれば、電装品のブラケットに形成された穴に凸形状の取付部を抜き差しすることによって、道具を使わずに電装品を取付部に着脱することができる。
本発明のさらに他の実施形態は、エンジンと、前記エンジンに防振部材を介して取り付けられ、前記エンジンに対向する面とは別の面に電装品が取り付けられ、前記エンジンに空気を供給する吸気ボックスと、前記吸気ボックスに設けられ、前記電装品が着脱可能に取り付けられる取付部と、前記吸気ボックスの吸気出口と前記エンジンの吸気入口とを接続し、少なくとも一部が可撓性の材料で構成されている吸気管とを含む、エンジンユニットを提供する。
この構成によれば、電装品は、吸気ボックスにおいてエンジンに対向する面とは別の面に取り付けられる。そのため、メンテナンスの際、エンジンに妨げられることなく電装品にアクセスできる。よって、電装品についてのメンテナンス性の向上を図れる。
また、吸気ボックスは、防振部材を介してエンジンに取り付けられ、可撓性を有する吸気管が吸気ボックスの吸気出口とエンジンの吸気入口とを接続している。これにより、吸気ボックスの振動と、吸気ボックスに取り付けられた電装品の振動との両方を抑制できる。
そして、吸気ボックスがエンジンに取り付けられた状態において、電装品は、吸気ボックスにおいてエンジンに対向する面とは別の面に位置している。これにより、電装品がエンジンの熱の影響を受けることを抑制できる。
本発明のさらに他の実施形態において、前記電装品は、前記吸気ボックスにおいて前記エンジンに対向する面と下面との両方とは別の面に取り付けられてもよい。
この構成によれば、メンテナンスの際、上方から電装品にアクセスしやすい。よって、電装品についてのメンテナンス性の向上を図れる。
本発明のさらに他の実施形態において、前記エンジンは、クランク軸線まわりに回転するクランクシャフトを含み、前記吸気ボックスは、前記クランク軸線上に配置されてもよい。
この構成によれば、吸気ボックスがクランク軸線上に配置される場合においても、電装品についてのメンテナンス性の向上を図れる。
本発明の実施形態に係る乗り物の模式図である。 乗り物に備えられるエンジンユニットの側面図である。 エンジンユニットに含まれる吸気ボックスの正面図である。 電装品が取り外された状態における吸気ボックスの正面図である。 電装品が取り外された状態における吸気ボックスの側面図である。 エンジンユニットの要部の側面図である。 図6のA−A線に沿う断面図である。 図6のB−B線に沿う断面図である。 エンジンユニットの要部の正面図である。 図8のA−A線に沿う断面図である。 図8におけるヒューズボックスおよびその周辺の拡大図である。 図10のA−A線に沿う断面図である。 ECUにおけるECU本体の正面図である。 ECU本体の平面図である。 ECU本体の背面図である。 ECU本体を保持するブラケットの正面図である。 ブラケットの平面図である。 ブラケットの背面図である。 ECU本体とブラケットとが組み合わさって完成したECUの正面図である。 ECUの平面図である。 ECUの背面図である。 図8におけるECUおよびその周辺の拡大図である。 図15のA−A線に沿う断面図である。 吸気ボックスの一部を拡大して示した斜視図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る乗り物1の模式図である。以下では、乗り物1がジェット推進艇1Aである例について説明する。また、図1における左右方向を乗り物1の前後方向とし、図1における右方を乗り物1の前方とし、乗り物1の進行方向に向いたときを基準として乗り物1の左右方向を定義する。そのため、図1の紙面に直交する方向における手前が、乗り物1の右方であり、図1の紙面に直交する方向における奥が、乗り物1の左方である。
図1に示すように、ジェット推進艇1Aは、ボディーとしての艇体2と、艇体2の内部に収容されたエンジン3と、艇体2の後部に取り付けられたジェットポンプ4とを含む。
艇体2は、船底を形成するハル5と、ハル5の上方に配置されたデッキ6とを含み、前後方向に長手である。
エンジン3は、上下方向におけるハル5とデッキ6との間に配置されている。エンジン3は、ジェットポンプ4の前方に配置されている。エンジン3は、前後方向に延びるクランク軸線7まわりに回転するクランクシャフト8を含む内燃機関である。
ジェットポンプ4は、エンジン3によって駆動される。ジェットポンプ4は、エンジン3の駆動力により水を船底から吸引して船外(艇体2の外部)に噴出する。これにより、ジェットポンプ4は、ジェット推進艇1Aを前方に推進させるためのジェット推進力を発生する。
詳しくは、ジェットポンプ4は、船外の水を吸引する吸水口9(intake)と、吸水口9から吸引された水を後方に噴出する排水口10(outlet)と、吸水口9に吸引された水を排水口10に導く流路11とを含む。ジェットポンプ4は、流路11内に配置されたインペラ12(動翼)および静翼13と、インペラ12に連結されたドライブシャフト14と、排水口10を形成するノズル15と、ノズル15から後方への水の噴出方向を左右に傾けるデフレクタ16とをさらに含む。
吸水口9は、船底で開口しており、排水口10は、吸水口9よりも後方において後向きに開口している。ドライブシャフト14は、前後方向に延びている。ドライブシャフト14の前端部は、船内に配置されており、ドライブシャフト14の後端部は、流路11内に配置されている。ドライブシャフト14の前端部は、カップリング17などを介してエンジン3のクランクシャフト8に連結されている。インペラ12は、ドライブシャフト14に連結されている。静翼13は、インペラ12の後方に配置されており、ノズル15は、静翼13の後方に配置されている。インペラ12は、流路11内において、ドライブシャフト14の中心軸線まわりに回転可能である。静翼13は、流路11に対して固定されている。ノズル15は、艇体2に固定されている。
インペラ12は、エンジン3によって、ドライブシャフト14と共にドライブシャフト14の中心軸線まわりに回転駆動される。インペラ12が回転駆動されると、水が吸水口9から流路11内に吸引され、インペラ12から静翼13に送られる。インペラ12によって送られた水が静翼13を通過することにより、インペラ12の回転によって生じた水流のねじれが低減され、水流が整えられる。したがって、整流された水が、静翼13からノズル15に送られる。ノズル15は、前後方向に延びる筒状であり、排水口10は、ノズル15の後端部によって形成されている。したがって、ノズル15に送られた水は、ノズル15の後端部の排水口10から後方に噴射される。
デフレクタ16は、ノズル15から後方に延びている。デフレクタ16は、上下方向に延びるデフレクタ軸線16Aまわりに左右に回転可能にノズル15に連結されている。デフレクタ16は、中空である。ノズル15の排水口10は、デフレクタ16内に配置されている。デフレクタ16は、後向きに開口した噴出口18を形成している。噴出口18は、排水口10の後方に配置されている。排水口10から後方に噴射された水は、デフレクタ16の内部を通って噴出口18から後方に噴出される。
ジェット推進艇1Aは、乗員が座るシート19と、乗員によって左右に操作されるハンドル20と、ハンドル20に取り付けられたスロットルレバー21とを含む。
シート19およびハンドル20は、艇体2の上方に配置されている。シート19およびハンドル20は、艇体2に支持されている。シート19およびハンドル20は、左右方向におけるジェット推進艇1Aの中央部に配置されている。シート19は、ハンドル20の後方に配置されている。シート19は、艇体2の上部に配置されている。上方へ向けて開口した開口部22が、艇体2の上部に形成されている。エンジン3は、開口部22の下方において艇体2に収容されている。開口部22は、通常の状態では、シート19によって上方から塞がれている。艇体2の内部をメンテナンスする際、シート19が取り外されることによって、開口部22が開放される。乗員などのユーザは、開放された開口部22から艇体2の内部にアクセスする。
エンジン3の出力は、乗員によるスロットルレバー21の操作によって調整される。また、ジェットポンプ4のデフレクタ16は、ハンドル20の操作に応じて左右に回動する。そのため、ジェットポンプ4から噴出される水の方向は、ハンドル20の操作によって左右に変更される。これにより、ジェット推進艇1Aが操舵される。
図2は、ジェット推進艇1Aに備えられるエンジンユニット23の右側面図である。図2の右方は、ジェット推進艇1Aの前方である。
図2に示すように、エンジン3に供給する空気の量を調整するためのスロットルボディ24が、エンジン3の右面に設けられている。空気を取り込むための吸気入口24Aが、スロットルボディ24の前面に形成されている。吸気入口24Aは、斜め上方を向いている。
ジェット推進艇1Aは、スロットルボディ24を介してエンジン3に空気を供給する吸気ボックス25をさらに含む。吸気ボックス25は、エンジン3と共に、艇体2の内部に収容されている。吸気ボックス25は、前後方向に延びるクランク軸線7上に配置されていて、クランク軸線7上でエンジン3に並ぶように、前方からエンジン3に対向して配置されている。吸気ボックス25では、後面26がエンジン3に対向している。吸気ボックス25は、エンジン3に取り付けられている。一体化されたエンジン3および吸気ボックス25は、エンジンユニット23を構成している。
図3は、吸気ボックス25の正面図である。図3の左右方向は、吸気ボックス25の左右方向と一致している。
図3に示すように、ジェット推進艇1Aは、吸気ボックス25において後面26と下面27との両方とは別の面に取り付けられる電装品28をさらに含む。この実施形態では、電装品28の一例として、ヒューズボックス29と、ECU30(Electronic control unit)と、転倒スイッチ31と、スターターユニット32とが挙げられる。
ヒューズボックス29は、ジェット推進艇1A内の電気回路に挿入された複数のヒューズを収納している。ECU30は、ジェット推進艇1Aに備えられた電気機器を制御するための電気部品である。転倒スイッチ31は、ジェット推進艇1Aの転倒(転覆)を検出するための電気部品である。スターターユニット32は、エンジン3を始動させるための電気部品である。
ヒューズボックス29、ECU30および転倒スイッチ31は、吸気ボックス25の前面33に取り付けられている。スターターユニット32は、吸気ボックス25の右面34に取り付けられている。
図4は、電装品28が取り外された状態における吸気ボックス25の正面図である。図5は、電装品28が取り外された状態における吸気ボックス25の右側面図である。
図4に示すように、吸気ボックス25は、樹脂製の中空体である。吸気ボックス25は、空気を浄化するためのフィルタを内蔵している。吸気ボックス25は、前述した後面26、下面27、前面33および右面34の他に、上面35と左面36とを有する。
前面33は、略上半分を占める上領域33Aと、略下半分を占める下領域33Bとを有する。上領域33Aおよび下領域33Bは、いずれも上下左右に平坦な略矩形状であり、下領域33Bは、左右方向において上領域33Aよりも小さい。下領域33Bは、上領域33Aよりも後方にずれている(図5参照)。そのため、前面33は、上領域33Aと下領域33Bとの境界に段差33Cを有している。左右方向に細長い吸気入口37が、上領域33Aの上端部に形成されている。吸気入口37は、吸気ボックス25の内部に連通している。吸気入口37から吸気ボックス25内に取り込まれた空気は、吸気ボックス25に内蔵されたフィルタによって浄化される。
電装品28が着脱可能に取り付けられる複数の取付部38が、吸気ボックス25に設けられている。それぞれの取付部38は、吸気ボックス25の表面から突出する凸形状である。
取付部38は、ヒューズボックス29が取り付けられる第1取付部39と、ECU30が取り付けられる第2取付部40と、転倒スイッチ31が取り付けられる第3取付部41と、スターターユニット32が取り付けられる第4取付部42とを含む。第1取付部39、第2取付部40および第3取付部41は、前面33に設けられ、第4取付部42は、右面34に設けられている。
第1取付部39は、上領域33Aにおいて吸気入口37よりも下方の位置に、左右方向に間隔を隔てて1つずつ設けられている。また、第1取付部39は、下領域33Bの上端部にも、左右方向に間隔を隔てて1つずつ設けられている。そのため、第1取付部39は、全部で4つ存在する。上領域33Aにおける右方の第1取付部39と、下領域33Bにおける右方の第1取付部39とは、左右方向において同じ位置にあり、上領域33Aにおける左方の第1取付部39と、下領域33Bにおける左方の第1取付部39とは、左右方向において同じ位置にある。
図5に示すように、それぞれの第1取付部39は、前後方向に延びる管状である。第1取付部39では、前端部が先端部分39Aである。全ての第1取付部39では、先端部分39Aが、前後方向においてほぼ同じ位置にある。先端部分39Aには、第1取付部39において先端部分39Aよりも後方の部分に比べて一段太くなった引っ掛かり部39Bが設けられている。引っ掛かり部39Bは、前方へ向けてテーパー状に細くなる外周面を有している。引っ掛かり部39Bは、先端部分39Aの周方向における全域に形成されていてもよいし、周方向における一部の領域だけに形成されていてもよい。複数の第1取付部39のうち、引っ掛かり部39Bが設けられていない第1取付部39が存在してもよい。
ヒューズボックス29を位置決めするための位置決め部39Cが、第1取付部39の後端部に形成されている。位置決め部39Cは、前後方向に延びるリブである。複数の位置決め部39Cは、第1取付部39の外周面の周方向において間隔を隔てて配置されている。
図4に示すように、第2取付部40は、下領域33Bにおいて上下方向における略中央の位置に、左右方向に間隔を隔てて1つずつ設けられている。左右方向に並ぶ2つの第2取付部40において、右方の第2取付部40は、下領域33Bの右端部に位置し、左方の第2取付部40は、下領域33Bの左端部に位置している。また、別の第2取付部40が、下領域33Bの下端部において左右方向における略中央に1つ設けられている。そのため、第2取付部40は、全部で3つ存在する。
それぞれの第2取付部40は、前後方向に延びる板状である。左右方向に並ぶ2つの第2取付部40は、左右方向に薄い。左右方向が、これら2つの第2取付部40の厚さ方向である。下領域33Bの下端部に設けられた第2取付部40は、上下方向に薄い。上下方向が、この第2取付部40の厚さ方向である。
図5に示すように、それぞれの第2取付部40では、前端部が先端部分40Aである。全ての第2取付部40では、前後方向における先端部分40Aの位置がほぼ同じである。先端部分40Aには、第2取付部40の厚さ方向へ向けて鉤状に折れ曲がった引っ掛かり部40Bが設けられている。引っ掛かり部40Bは、前方へ向けて尖った略三角形状の断面を有している。
ECU30を吸気ボックス25の前面33から前方に浮かせた状態で位置決めするための位置決め部40Cが、第2取付部40の後端部に形成されている。位置決め部40Cは、第2取付部40において位置決め部40Cよりも前方の部分よりも太い。
図4に示すように、第3取付部41は、上領域33Aに設けられている。詳しくは、第3取付部41は、上領域33Aにおける右方の第1取付部39と、下領域33Bにおける右方の第1取付部39との間に1つ設けられている。この第3取付部41よりも右方に、別の第3取付部41が1つ設けられている。それぞれの第3取付部41は、前方に延びる管状である。第3取付部41では、前端部が先端部分41Aである。
右面34は、下方へ向けて細くなる略三角形状に形成されている(図5参照)。右面34は、上下方向において前面33の段差33Cと同じ位置に、段差34Aを有する。左面36も、右面34と同様の略三角形状に形成されていて、上下方向において前面33の段差33Cと同じ位置に、段差36Aを有する。後面26は、略三角形状の右面34および左面36の後端縁間に架設されている。後面26の少なくとも一部は、下方へ向かうに従って前方へ傾斜している(図5参照)。
右面34は、段差34Aよりも下方に位置する下領域34Bと、段差34Aよりも上方に位置する上領域34Cとを含む。下領域34Bおよび上領域34Cは、いずれも上下前後に平坦であり、下領域34Bは、上領域34Cよりも左方にずれている。
第4取付部42は、下領域34Bにおいて上下方向における略中央の位置に、前後方向に間隔を隔てて1つずつ設けられている(図5参照)。それぞれの第4取付部42は、右方に延びる板状であり、前後方向に薄い。それぞれの第4取付部42では、右端部分が先端部分42Aである。全ての第4取付部42では、左右方向における先端部分42Aの位置がほぼ同じである。先端部分42Aには、上方へ突出した引っ掛かり部42Bが設けられている。
上領域34Cには、吸気出口43が形成されている。吸気出口43は、吸気ボックス25の内部に連通している。
吸気ボックス25は、吸気出口43に接続される吸気管44を含む。吸気管44の少なくとも一部は、ゴムや樹脂といった可撓性の材料で構成されている。
吸気管44は、吸気出口43に接続される一端部44Aと、一端部44Aとは反対の他端部44Bとを含む。他端部44Bは、スロットルボディ24の吸気入口24Aに接続されている(図2参照)。つまり、吸気管44は、吸気ボックス25の吸気出口43とエンジン3の吸気入口24Aとを接続している。そのため、吸気ボックス25内でフィルタによって浄化された空気は、吸気出口43から吸気管44内に流入し、吸気管44によってスロットルボディ24に供給される。
吸気管44は、一端部44Aから右方へ延びた後に湾曲し、他端部44Bまで前方へ延びている。図5に示すように右方から見ると、吸気管44は、一端部44Aから他端部44Bへ向けて下方へ傾斜している。
図6は、エンジンユニット23におけるエンジン3と吸気ボックス25との連結部分の左側面図である。図7Aは、図6のA−A線に沿う断面図である。図7Bは、図6のB−B線に沿う断面図である。
図6に示すように、吸気ボックス25の上部をエンジン3に連結するための第1連結部45が、右面34および左面36のそれぞれの上端部に1つずつ設けられている(図5も参照)。それぞれの第1連結部45は、後面26よりも後方へ突出するアーム状に形成されている。切り欠き45Aが、それぞれの第1連結部45の後端部に形成されている。切り欠き45Aは、第1連結部45の後端部を下方から切り欠く凹状に形成されていて、第1連結部45の後端部を左右方向に貫通している。
防振部材46が、切り欠き45Aに下方から嵌め込まれている。図7Aおよび図7Bに示すように、防振部材46は、たとえば、防振部材46を左右方向に貫通する穴46Aが形成された円筒状のグロメットであり、ゴムなどの弾性材料で構成されている。防振部材46の外周面には、その周方向に沿って延びる溝46Bが形成されている。第1連結部45において切り欠き45Aを縁取る部分は、溝46Bに嵌め込まれている。第1連結部45において切り欠き45Aを縁取る部分は、溝46B内において、防振部材46によって左右方向から弾性的に挟まれている。
左右方向における防振部材46の一端面46Cは、エンジン3の後端部に対して左右方向から対向している。ワッシャー47が、一端面46Cとエンジン3との間に介在されてもよい。ねじ穴48が、エンジン3において、左右方向から見て防振部材46の穴46Aと重なる位置に形成されている。
ボルト49が、防振部材46の穴46Aに対して左右方向から挿通され、エンジン3のねじ穴48に組み付けられている。これにより、吸気ボックス25の上部は、左右の第1連結部45における防振部材46を介してエンジン3に取り付けられている。
図8は、エンジンユニット23におけるエンジン3の一部および吸気ボックス25の全体の背面図である。図9は、図8のA−A線に沿う断面図である。
図8に示すように、吸気ボックス25の下部をエンジン3に連結するための第2連結部50が、左右方向における下面27の両端部に1つずつ設けられている。それぞれの第2連結部50は、下面27から下方へ突出している。それぞれの第2連結部50は、上下左右に平坦で前後方向に薄い本体部50Aと、左右方向における本体部50Aの両端部から前方へ延びる一対の側板部50Bとを一体的に有している。本体部50Aは、前後方向から見て略矩形状に形成されている。各側板部50Bは、左右方向から見て略三角形状に形成されている(図6参照)。
切り欠き50Cが、それぞれの第2連結部50の本体部50Aに形成されている。切り欠き50Cは、本体部50Aを下方から切り欠く凹状に形成されていて、本体部50Aを前後方向に貫通している。
防振部材51が、切り欠き50Cに下方から嵌め込まれている。図9に示すように、防振部材51は、たとえば、防振部材51を前後方向に貫通する穴51Aが形成された円筒状のグロメットであり、ゴムなどの弾性材料で構成されている。防振部材51の外周面には、その周方向に沿って延びる溝51Bが形成されている。本体部50Aにおいて切り欠き50Cを縁取る部分は、溝51Bに嵌め込まれている。本体部50Aにおいて切り欠き50Cを縁取る部分は、溝51B内において、防振部材51によって前後方向から弾性的に挟まれている。
防振部材51の後端面51Cは、エンジン3の後端部に対して前方から接触している。ねじ穴52が、エンジン3において、前方から見て防振部材51の穴51Aと重なる位置に形成されている。
ボルト53が、防振部材51の穴51Aに対して前方から挿通され、エンジン3のねじ穴52に組み付けられている。これにより、吸気ボックス25の下部は、左右の第2連結部50における防振部材51を介してエンジン3に取り付けられている。
以上のように、吸気管44、防振部材46および防振部材51を介して取り付けられた吸気ボックス25は、エンジン3によって弾性的に支持されている。
次に、前述した電装品28について説明する。
図10は、図8におけるヒューズボックス29およびその周辺の拡大図である。図11は、図10のA−A線に沿う断面図である。
図10に示すように、ヒューズボックス29は、前後方向から見て、左右方向に長手の矩形状に形成されている。ヒューズボックス29は、前後方向に薄い中空体であり、複数のヒューズを収納している。
切り欠き29Aが、ヒューズボックス29の右面および左面のそれぞれの上下の端部に、1つずつ形成されている。そのため、切り欠き29Aは、全部で4つ存在する。ヒューズボックス29の右面に形成された2つの切り欠き29Aは、ヒューズボックス29の右端部を右方から切り欠く凹状に形成されていて、ヒューズボックス29を前後方向に貫通している。ヒューズボックス29の左面に形成された2つの切り欠き29Aは、ヒューズボックス29の左端部を左方から切り欠く凹状に形成されていて、ヒューズボックス29を前後方向に貫通している。
ヒューズボックス29は、切り欠き29Aと同数のブラケット55を有する。図11に示すように、ブラケット55は、たとえば、ブラケット55を前後方向に貫通する穴55Aが形成された円筒状のグロメットであり、ゴムなどの防振材で構成されている。ブラケット55の外周面には、その周方向に沿って延びる溝55Bが形成されている。
ブラケット55は、それぞれの切り欠き29Aに1つずつ取り付けられている。ヒューズボックス29において切り欠き29Aを縁取る部分は、溝55Bに嵌め込まれている。ヒューズボックス29において切り欠き29Aを縁取る部分は、溝55B内において、ブラケット55によって前後方向から弾性的に挟まれている。
ヒューズボックス29が吸気ボックス25に取り付けられる場合、ヒューズボックス29は、ユーザによって掴まれて、吸気ボックス25の前方に配置される。この際、ヒューズボックス29は、それぞれのブラケット55の穴55Aが吸気ボックス25の前面33におけるいずれかの第1取付部39と一致するように、位置決めされる。その後、ヒューズボックス29は、吸気ボックス25の前面33に接近させられる。これにより、前面33の第1取付部39が、ヒューズボックス29におけるそれぞれのブラケット55の穴55Aに対して後方から1つずつ差し込まれる。
図11に示すように、それぞれの第1取付部39の先端部分39Aが穴55Aから前方にはみ出すと、吸気ボックス25に対するヒューズボックス29の取り付けが完了する。取り付け後のヒューズボックス29のほとんどは、吸気ボックス25の前面33の上領域33Aに位置している(図8参照)。そのため、ヒューズボックス29は、吸気ボックス25の上部に取り付けられている。
図11に示すように、吸気ボックス25に対するヒューズボックス29の取り付けが完了した状態では、それぞれの先端部分39Aの引っ掛かり部39Bが、ブラケット55において穴55Aを縁取る部分に対して前方から引っ掛かっている。また、それぞれの第1取付部39の位置決め部39Cが、ブラケット55に後方から接触している。これより、ブラケット55は、引っ掛かり部39Bと位置決め部39Cとによって前後方向から挟まれている。そのため、ヒューズボックス29は、ブラケット55を介して吸気ボックス25によって弾性的に支持されている。
一方、ヒューズボックス29が吸気ボックス25から取り外される場合、ヒューズボックス29は、ユーザによって掴まれて、吸気ボックス25の前方へ引っ張られる。ヒューズボックス29が一定以上の力で前方へ引っ張られると、それぞれの第1取付部39の引っ掛かり部39Bが、ブラケット55において穴55Aを縁取る部分に押されて変形する。これにより、引っ掛かり部39Bが、ブラケット55において穴55Aを縁取る部分から外れて穴55A内に入り込む。これに応じて、第1取付部39は、ブラケット55の穴55Aから後方へ抜ける。全ての第1取付部39がブラケット55の穴55Aから抜けると、ヒューズボックス29の取り外しが完了する。
このように、ヒューズボックス29は、第1取付部39に対して、道具を使わずに着脱可能に取り付けられる。
ECU30は、CPUやメモリなどが実装された基板を内蔵したボックス状のECU本体63を有する。図12Aは、ECU本体63の正面図である。図12Bは、ECU本体63の平面図である。図12Cは、ECU本体63の背面図である。
図12Aおよび図12Cに示すように、ECU本体63は、前後方向から見て、左右方向に長手で四隅が丸められた矩形状に形成されている。図12Bに示すように、ECU本体63は、前後方向に薄い。前方へ突出した2つのコネクタ64が、ECU本体63の前面の上端部において、左右に離れて設けられている。
ECU30は、ECU本体63を保持するブラケット65をさらに有する。図13Aは、ブラケット65の正面図である。図13Bは、ブラケット65の平面図である。図13Cは、ブラケット65の背面図である。
図13〜図13Cに示すブラケット65は、ゴムなどの防振材で構成されている。図13Cに示すように、ブラケット65は、前後方向から見たときのECU本体63の外縁に沿う矩形のフレーム状に形成された周壁66と、周壁66に囲まれた空間67を前方から塞ぐ蓋部68とを一体的に含む。なお、図13Cでは、周壁66と蓋部68とを区別するために、蓋部68にハッチングを付している。
複数の位置決め部69が、周壁66の内周面に形成されている。これらの位置決め部69は、前後方向に延びる筋状に形成されていて、前後方向から見て、周壁66の内周面から突出しており、間隔を隔てて配置されている。前後方向から見たときの周壁66の四隅には、抜け防止部70が形成されている。抜け防止部70は、前後方向に薄い略三角形の板状に形成されている。前後方向から見て、それぞれの抜け防止部70は、周壁66の後端縁から空間67内に張り出している。
第2取付部40と同数(ここでは3つ)のフランジ部71が、周壁66の外周面の後部に形成されている(図13Bも参照)。1つのフランジ部71は、周壁66の右面から右方へ突出するように形成されている。別の1つのフランジ部71は、周壁66の左面から左方へ突出するように形成されている。さらに別の1つのフランジ部71は、周壁66の下面から下方へ突出するように形成されている。これらのフランジ部71は、前後方向が厚さ方向となった板状である。周壁66の右面および左面に形成された2つのフランジ部71において周壁66から離れた端部71Aは、一段薄くなっている(図13B参照)。
それぞれのフランジ部71には、フランジ部71を前後方向に貫通する穴72が1つ形成されている。周壁66の右面および左面に形成された2つのフランジ部71の穴72は、上下方向に長手であり、フランジ部71において端部71Aを避けた部分に形成されている。周壁66の下面に形成されたフランジ部71の穴72は、左右方向に長手である。
蓋部68は、前後方向に薄い板状である。蓋部68の上端部を前後方向に貫通する挿通穴73が、左右方向に並んで形成されている。
図14Aは、ECU本体63とブラケット65とが組み合わさって完成したECU30の正面図である。図14Bは、ECU30の平面図である。図14Cは、ECU30の背面図である。
図14Aに示すように、ブラケット65がECU本体63に対して前方から被さることによって、ECU本体63とブラケット65とが組み合わさり、ECU30が完成する。完成したECU30では、ECU本体63が、ブラケット65の空間67内に収容されている。ECU本体63における2つのコネクタ64が、蓋部68の挿通穴73に対して1つずつ挿通されていて、蓋部68から前方にはみ出ている(図14Bも参照)。
図14Cに示すように、後方から見て、ブラケット65の周壁66が、ECU本体63を取り囲んでいる。周壁66の内周面における複数の位置決め部69が、ECU本体63に弾性的に接触している。これにより、ECU本体63がブラケット65の空間67内でがたつくことが防止されている。そして、周壁66の四隅における抜け防止部70が、ECU本体63の後面の四隅に後方から接触している。これにより、ECU本体63がブラケット65から外れることが防止されている。
図15は、図8におけるECU30およびその周辺の拡大図である。図16は、図15のA−A線に沿う断面図である。
図15に示すように、ECU30が吸気ボックス25に取り付けられる場合、ECU30は、ユーザによって掴まれて、吸気ボックス25の前方に配置される。この際、ECU30は、ブラケット65におけるそれぞれのフランジ部71の穴72が吸気ボックス25の前面33におけるいずれかの第2取付部40と一致するように、位置決めされる。その後、ECU30は、吸気ボックス25の前面33に接近させられる。これにより、前面33の第2取付部40が、それぞれの穴72に対して後方から1つずつ差し込まれる。
図16に示すように、それぞれの第2取付部40の先端部分40Aが穴72から前方にはみ出すと、吸気ボックス25に対するECU30の取り付けが完了する。
図16に示すように、吸気ボックス25に対するECU30の取り付けが完了した状態では、それぞれの先端部分40Aの引っ掛かり部40Bが、ブラケット65において穴72を縁取るフランジ部71に対して前方から引っ掛かっている。また、それぞれの第2取付部40の位置決め部40Cが、ブラケット65のフランジ部71に後方から接触している。これより、ブラケット65は、引っ掛かり部40Bと位置決め部40Cとによって前後方向から挟まれている。そのため、ECU30は、ブラケット65を介して吸気ボックス25によって弾性的に支持されている。
位置決め部40Cは、フランジ部71に後方から接触することによって、ECU30全体を吸気ボックス25の前面33から前方に浮かせている。これにより、空気がECU30と前面33との間に隙間75が確保されるので、隙間75を流れる空気によってECU30を冷却することができる。
一方、ECU30が吸気ボックス25から取り外される場合、ECU30は、ユーザによって掴まれて、吸気ボックス25の前方へ引っ張られる。ECU30が一定以上の力で前方へ引っ張られると、それぞれの第2取付部40の引っ掛かり部40Bが、フランジ部71に押されて変形し、フランジ部71の穴72内に入り込む。ECU30がさらに前方へ引っ張られると、第2取付部40は、穴72から後方へ抜ける。全ての第2取付部40が穴72から抜けると、ECU30の取り外しが完了する。
このように、ECU30は、第2取付部40に対して、道具を使わずに着脱可能に取り付けられる。
図8に示すように、転倒スイッチ31は、左右方向における両端部に、穴80を有している。それぞれの穴80は、転倒スイッチ31を前後方向に貫通している。
転倒スイッチ31が吸気ボックス25に取り付けられる場合、転倒スイッチ31は、ユーザによって掴まれて、吸気ボックス25の前方に配置される。この際、転倒スイッチ31は、それぞれの穴80が吸気ボックス25の前面33におけるいずれかの第3取付部41と一致するように、位置決めされる。その後、転倒スイッチ31は、吸気ボックス25の前面33に接近させられる。これにより、前面33の第3取付部41が、転倒スイッチ31におけるそれぞれの穴80に対して後方から1つずつ差し込まれる。それぞれの第3取付部41の先端部分41Aが穴80から前方にはみ出すと、吸気ボックス25に対する転倒スイッチ31の取り付けが完了する。
一方、転倒スイッチ31が吸気ボックス25から取り外される場合、転倒スイッチ31は、ユーザによって掴まれて、吸気ボックス25の前方へ引っ張られる。ECU30が一定以上の力で前方へ引っ張られると、第3取付部41は、転倒スイッチ31の穴80から後方へ抜ける。全ての第3取付部41が穴80から抜けると、転倒スイッチ31の取り外しが完了する。
このように、転倒スイッチ31は、第3取付部41に対して、道具を使わずに着脱可能に取り付けられる。
図2に示すように、スターターユニット32は、前後方向における両端部に、穴81を有している。それぞれの穴81は、スターターユニット32を左右方向に貫通している。
スターターユニット32が吸気ボックス25に取り付けられる場合、スターターユニット32は、ユーザによって掴まれて、吸気ボックス25の右方に配置される。この際、スターターユニット32は、それぞれの穴81が吸気ボックス25の右面34におけるいずれかの第4取付部42(図5参照)と一致するように、位置決めされる。その後、スターターユニット32は、吸気ボックス25の右面34に接近させられる。これにより、右面34の第4取付部42が、スターターユニット32におけるそれぞれの穴81に対して左方から1つずつ差し込まれる。
それぞれの第4取付部42の先端部分42Aが穴81から右方にはみ出すと、吸気ボックス25に対するスターターユニット32の取り付けが完了する。
吸気ボックス25に対するスターターユニット32の取り付けが完了した状態では、それぞれの先端部分42Aの引っ掛かり部42Bが、スターターユニット32において穴81を縁取る部分に対して右方から引っ掛かっている。
一方、スターターユニット32が吸気ボックス25から取り外される場合、スターターユニット32は、ユーザによって掴まれて、吸気ボックス25の右方へ引っ張られる。スターターユニット32が一定以上の力で右方へ引っ張られると、それぞれの第4取付部42の引っ掛かり部42Bが、スターターユニット32において穴81を縁取る部分に押されて変形し、穴81内に入り込む。これにより、引っ掛かり部42Bが、スターターユニット32において穴81を縁取る部分から外れる。これに応じて、第4取付部42は、スターターユニット32の穴80から左方へ抜ける。全ての第4取付部42が穴80から抜けると、スターターユニット32の取り外しが完了する。
このように、スターターユニット32は、第4取付部42に対して、道具を使わずに着脱可能に取り付けられる。
以上のように、ジェット推進艇1Aにおいて、電装品28は、エンジン3に対向して配置される吸気ボックス25においてエンジン3に対向する後面26とは別の面(前面33および右面34)に取り付けられる。そのため、メンテナンスの際、エンジン3に妨げられることなく電装品28にアクセスできる。特に、図1に示すように、エンジン3が開口部22の下方において艇体2に収容された構成において、電装品28は、吸気ボックス25においてエンジン3に対向する後面26と下面27との両方とは別の面(前面33および右面34)に取り付けられる。そのため、メンテナンスの際、上方に位置する開口部22から電装品28にアクセスしやすい。
電装品28は、吸気ボックス25に設けられた取付部38に対して、工具などの道具を使わずに容易に着脱可能である。詳しくは、ヒューズボックス29の場合には、図11に示すように、ブラケット55に形成された穴55Aに吸気ボックス25の第1取付部39を抜き差しすることによって、道具を使わずにヒューズボックス29を第1取付部39に着脱することができる。ECU30の場合には、図16に示すように、ブラケット65に形成された穴72に吸気ボックス25の第2取付部40を抜き差しすることによって、道具を使わずにECU30を第2取付部40に着脱することができる。
図8に示すように、電装品28のうち、ジェット推進艇1Aの不調時に点検される頻度が高いヒューズボックス29は、吸気ボックス25の上部に取り付けられている。そのため、メンテナンスの際、上方からヒューズボックス29にアクセスしやすい。
これらの結果、電装品28についてのメンテナンス性の向上を図れる。
図11に示すように、ヒューズボックス29の場合、第1取付部39の先端部分39Aがブラケット55の穴55Aからはみ出た状態において、先端部分39Aの引っ掛かり部39Bが、ブラケット55において穴55Aを縁取る部分に引っ掛かる。これにより、第1取付部39が穴55Aから不意に抜けることを抑制できるので、ヒューズボックス29が第1取付部39に取り付けられた状態を維持できる。
図16に示すように、ECU30の場合、第2取付部40の先端部分40Aがブラケット65の穴72からはみ出た状態において、先端部分40Aの引っ掛かり部40Bが、ブラケット65において穴72を縁取る部分に引っ掛かる。これにより、第2取付部40が穴72から不意に抜けることを抑制できるので、ECU30が第2取付部40に取り付けられた状態を維持できる。
なお、スターターユニット32が取り付けられる第4取付部42にも、引っ掛かり部39Bや引っ掛かり部40Bと同様の引っ掛かり部42Bが設けられているので(図4参照)、スターターユニット32においても、同様の効果を奏することができる。また、引っ掛かり部39Bや引っ掛かり部40Bと同様の構成が第3取付部41に設けられていれば、転倒スイッチ31においても、同様の効果を奏することができる。
図1に示すように、吸気ボックス25においてエンジン3に対向する後面26とは別の面に取り付けられた電装品28は、エンジン3の熱の影響を受けることを抑制できる。また、電装品28を艇体2に取り付ける場合に比べて、電装品28を艇体2に取り付けるためのブラケットを別途設けずに済むし、電装品28からエンジン3までの配線を短くすることができる。さらに、電装品28は、吸気ボックス25において水が掛かりにくい吸気入口37が形成された前面33に集中して配置されているので、電装品28に水が掛かることを極力回避できる。
図2に示すように、吸気ボックス25は、防振部材46および防振部材51を介してエンジン3に取り付けられている(図8も参照)。さらに、可撓性を有する吸気管44が吸気ボックス25の吸気出口43とエンジン3の吸気入口24Aとを接続している。そのため、吸気ボックス25の振動と、吸気ボックス25に取り付けられた電装品28の振動との両方を、防振部材46、防振部材51および吸気管44によって抑制できる。
そして、図8に示すように、ヒューズボックス29の振動を、防振材で構成されたブラケット55によっても抑制できる。同様に、ECU30の振動を、防振材で構成されたブラケット65によっても抑制できる。ヒューズボックス29およびECU30が取り付けられた吸気ボックス25の振動は、前述したように防振部材46、防振部材51および吸気管44によって抑制されている。よって、ヒューズボックス29は、ブラケット55と、吸気ボックス24の防振材(防振部材46、防振部材51および吸気管44)とによって二重で防振されている。同様に、ECU30は、ブラケット65と、吸気ボックス24の防振材とによって二重で防振されている。なお、ヒューズボックス29やECU30のように、これらの振動をブラケット55やブラケット65によって抑制している場合には、吸気ボックス25は、エンジン3に対してリジッドに固定されていてもよい。
ヒューズボックス29とブラケット55とは、一体成型されてもよい。同様に、ECU30とブラケット65とが一体成型されてもよい。
なお、転倒スイッチ31は、検出精度向上のために、吸気ボックス25に対して防振部材を介さずに固定されている。しかし、吸気ボックス25の振動が防振部材46および防振部材51によって抑制されているので、転倒スイッチ31の振動も間接的に抑制されている。
本発明の実施形態の説明は以上であるが、本発明は、前述の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、電装品28は、吸気ボックス25においてエンジン3に対向する後面26と下面27との両方とは別の面であれば、前面33および右面34に限らず、上面35や左面36に設けられてもよい。
電装品28が、吸気ボックス25においてエンジン3に対向する面とは別の面に設けられた取付部38に対して、道具を使わずに着脱可能に取り付けられる構成は、前述したジェット推進艇1A以外の乗り物1にも適用できる。
吸気ボックス25には、いわゆるサージタンクも含まれる。
電装品28は、エンジン3を制御するための電気部品に限らず、たとえば、乗り物1におけるメーターなどの計器やイモビライザーを制御する電気部品も含む。
第1取付部39〜第4取付部42のそれぞれの個数は、任意に変更できる。
図17に示すように、電線につながったカプラ(coupler)を固定するための固定部90が、吸気ボックス25の表面に形成されていてもよい。固定部90は、水平方向に沿うように傾いた略U字状に形成されている。固定部90は、カプラが水平方向から差し込まれることによって、カプラを吸気ボックス25に固定することができる。これにより、カプラが周囲の部品と干渉したり、カプラの干渉に起因して断線が生じたりすることを防止できる。固定部90は、吸気ボックス25と一体成型されるので、部品点数の削減や、吸気ボックス25の組み立て工数の削減や、コスト低減を図れる。なお、カプラを固定部90から水平方向に引く抜くことによって、カプラをメンテナンスすることができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 :乗り物
1A :ジェット推進艇
2 :艇体
3 :エンジン
4 :ジェットポンプ
7 :クランク軸線
8 :クランクシャフト
22 :開口部
23 :エンジンユニット
24A :吸気入口
25 :吸気ボックス
26 :後面
27 :下面
28 :電装品
33 :前面
34 :右面
38 :取付部
39A :先端部分
39B :引っ掛かり部
40A :先端部分
40B :引っ掛かり部
43 :吸気出口
44 :吸気管
46 :防振部材
51 :防振部材
55 :ブラケット
55A :穴
65 :ブラケット
72 :穴

Claims (17)

  1. ボディーと、
    前記ボディーに取り付けられるエンジンと、
    前記エンジンに対向して配置され、前記エンジンに対向する面とは別の面に電装品が取り付けられ、前記エンジンに空気を供給する吸気ボックスと、
    前記吸気ボックスに設けられ、道具を使わずに前記電装品が着脱可能に取り付けられる取付部とを含む、乗り物。
  2. 前記乗り物は、上方へ向けて開口した開口部が形成された前記ボディーとしての艇体と、前記エンジンの駆動力により水を吸引して噴出することによってジェット推進力を発生するジェットポンプとを含むジェット推進艇であり、
    前記エンジンは、前記開口部の下方において前記艇体に収容され、
    前記電装品は、前記吸気ボックスにおいて前記エンジンに対向する面と下面との両方とは別の面に取り付けられる、請求項1に記載の乗り物。
  3. 前記電装品は、前記吸気ボックスの上部に取り付けられる、請求項1または2に記載の乗り物。
  4. 前記エンジンは、クランク軸線まわりに回転するクランクシャフトを含み、
    前記吸気ボックスは、前記クランク軸線上に配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の乗り物。
  5. 前記吸気ボックスは、前記エンジンに取り付けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の乗り物。
  6. 前記吸気ボックスは、防振部材を介して前記エンジンに取り付けられている、請求項5に記載の乗り物。
  7. 前記取付部は、前記吸気ボックスの表面から突出する凸形状であり、
    前記電装品は、前記取付部が差し込まれる穴が形成されたブラケットを有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の乗り物。
  8. 前記穴に差し込まれた前記取付部は、前記穴からはみ出た先端部分を有し、
    前記先端部分には、前記ブラケットにおいて前記穴を縁取る部分に引っ掛かる引っ掛かり部が設けられている、請求項7に記載の乗り物。
  9. 前記ブラケットは、防振材で構成されている、請求項7または8に記載の乗り物。
  10. 艇体と、
    前記艇体の長手方向に延びるクランク軸線まわりに回転するクランクシャフトを含み、前記艇体に収容されるエンジンと、
    前記エンジンの駆動力により水を吸引して噴出することによってジェット推進力を発生するジェットポンプと、
    前記クランク軸線上で前記エンジンに並んで配置され、前記エンジンに対向する面とは別の面に電装品が取り付けられ、前記エンジンに空気を供給する吸気ボックスとを含む、ジェット推進艇。
  11. 前記艇体には、上方へ向けて開口した開口部が形成され、
    前記エンジンは、前記開口部の下方において前記艇体に収容され、
    前記電装品は、前記吸気ボックスにおいて前記エンジンに対向する面と下面との両方とは別の面に取り付けられる、請求項10に記載のジェット推進艇。
  12. 前記電装品は、前記吸気ボックスの上部に取り付けられる、請求項10または11に記載のジェット推進艇。
  13. 前記吸気ボックスは、防振部材を介して前記エンジンに取り付けられている、請求項10〜12のいずれか一項に記載に記載のジェット推進艇。
  14. 前記吸気ボックスは、その表面から突出する凸形状の取付部を有し、
    前記電装品は、前記取付部が差し込まれる穴が形成されたブラケットを有し、前記取付部に着脱可能に取り付けられる、請求項10〜13のいずれか一項に記載のジェット推進艇。
  15. エンジンと、
    前記エンジンに防振部材を介して取り付けられ、前記エンジンに対向する面とは別の面に電装品が取り付けられ、前記エンジンに空気を供給する吸気ボックスと、
    前記吸気ボックスに設けられ、前記電装品が着脱可能に取り付けられる取付部と、
    前記吸気ボックスの吸気出口と前記エンジンの吸気入口とを接続し、少なくとも一部が可撓性の材料で構成されている吸気管とを含む、エンジンユニット。
  16. 前記電装品は、前記吸気ボックスにおいて前記エンジンに対向する面と下面との両方とは別の面に取り付けられる、請求項15に記載のエンジンユニット。
  17. 前記エンジンは、クランク軸線まわりに回転するクランクシャフトを含み、
    前記吸気ボックスは、前記クランク軸線上に配置されている、請求項15または16に記載のエンジンユニット。
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