JPH11150918A - 片面印刷配線コミュテータを備えた扁平コアレスモータ - Google Patents

片面印刷配線コミュテータを備えた扁平コアレスモータ

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JPH11150918A
JPH11150918A JP33112197A JP33112197A JPH11150918A JP H11150918 A JPH11150918 A JP H11150918A JP 33112197 A JP33112197 A JP 33112197A JP 33112197 A JP33112197 A JP 33112197A JP H11150918 A JPH11150918 A JP H11150918A
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printed wiring
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coreless motor
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flat coreless
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Tadao Yamaguchi
忠男 山口
Koichi Nakajima
浩一 中島
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Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷配線に工夫を凝らすことにより、少なく
とも6個のセグメントを有する印刷配線薄板からなるコ
ミュテータを片面印刷配線板で対応させるようにしてコ
スト改善しようとする。 【解決手段】 印刷配線薄板(1)の片面にスリット
(S)を介して少なくとも6個の摺動セグメントパター
ン(S1,S2‥‥)を形成すると共に、その対向する
整流子セグメントパターン同士をショートする導体(2
e、2fおよび2g)を有するものであって、この整流
子セグメントパターンの外方に少なくとも1個のジャン
パー素子(4、44)と複数個の空心コイル(5、5
5)を配し、樹脂(J)で前記6個の整流子セグメント
パターン部分を除いて一体成形することによりロータ
(R、RR)にする。必要に応じて前記整流子セグメン
トパターンの外方に火花消去素子(3、33)を一体化
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ミニディスクなどの
音響機器や移動体通信機器のサイレントコール手段など
に用いられる扁平コアレスモータ扁平コアレスモータの
印刷配線コミュテータに係り、特に片面印刷配線コミュ
テータを備えることによりコスト改良を図ったものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷配線薄板の表側にスリッ
トを介して6個のセグメントパターンを形成すると共
に、スルーホールを介して裏側において対向する摺動セ
グメントパターンをショートし、この裏側にさらに複数
個の空心コイルを配し、樹脂で一体成形してなる扁平コ
アレスモータの印刷配線コミュテータがある。すなわ
ち、移動体通信機器のサイレントコール手段の振動源に
用いられる扁平コアレスモータの印刷配線コミュテータ
では、図4に示すように厚み0.2ミリ程度のガラスク
ロスエポキシ樹脂印刷配線薄板2の表側(図中裏側)に
スリットSを介して6個のセグメントパターンCを形成
し、スルーホールを介して対向する摺動セグメントパタ
ーンをショートするもので、さらに裏側に3個の空心コ
イル11‥‥を片寄らせて載置し、各端末1a‥‥、1
b‥‥を所定のパターン2a‥‥、2b‥‥に半田結線
するとともに低摩擦係数の耐熱性樹脂4で拡開した扇型
に火花消去素子4aを含めて一体成形される。この場合
低摩擦係数の樹脂自体が軸受けを兼ねている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
両面を使った印刷配線薄板からなるコミュテータは設計
的にきわめて容易なため多用されているが、スルーホー
ル加工やレジスト処理が必要になるなど、コスト的に問
題がでるようになってきた。
【0004】この発明の目的は、上記のような問題点を
簡単な構成で解決しようとするもので、すなわち、印刷
配線に工夫を凝らすことにより、少なくとも6個のセグ
メントを有する印刷配線薄板からなるコミュテータを片
面印刷配線板で対応させるようにしてコスト改善しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決は請求項
1に示すように印刷配線薄板の片面にスリットを介して
少なくとも6個の摺動セグメントパターンを形成すると
共に、その対向する整流子セグメントパターンをショー
トする導体を有するものであって、この整流子セグメン
トパターンの外方に少なくとも1個のジャンパー素子と
複数個の空心コイルを配し、樹脂で前記6個の整流子セ
グメントパターン部分を除いて一体成形することにより
ロータにすれば達成できる。
【0006】
【発明の実施の態様】上記課題の具体的な実施の態様と
しては請求項2に示す発明のように前記ロータにはさら
に少なくとも3個の火花消去素子が配され、複数個の空
心コイルを片寄らせて配置することにより振動発生用に
するのがよい。そして、請求項3に示す発明のように、
前記素子は偏心量が犠牲にならないように重心の方向を
北としたとき東西の方向に配置するのがよい。このよう
にすれば、重心の位置が前記素子群の影響をうけなくな
る。
【0007】
【実施例】次に、この発明の第1の実施例として振動モ
ータとして用いられる扁平コアレスモータに採用したも
ので説明する。図1はこの発明の片面印刷配線コミュテ
ータを備えたロータの一部透視要部平面図である。すな
わち、厚み0.2ミリ程度の片面印刷配線薄板1にスリ
ットSを介して6個の整流子セグメントパターンS1、
S2‥‥を放射状に形成すると共に、この整流子セグメ
ントパターンの外方おいて左右に3個の火花消去素子
(チップコンデンサ)結線パターン1a、1bおよび1
cと1個のジャンパー素子(チップ型0オーム抵抗)結
線パターン1dを形成し、さらに複数個の空心コイルの
巻はじめ一括結線パターン2aと同巻終わり結線パター
ン2b、2cおよび2dを形成すると共に、これらのパ
ターン間を巧みに利用して前記整流子セグメントパター
ンの対向する同士をショートする導体2e、2fおよび
2gを形成する。そして拡開した扇型にプレスし、プッ
シュバックした後、前記3個の火花消去素子3‥‥と1
個のジャンパー素子4を載置すると共に、3個の同型の
空心コイル5‥‥を接着し、巻はじめ、巻終わりの各端
末を前記の所定の各結線パターンに配してリフロー半田
付けする。このようにした半組立品を金型(図示せず)
に入れ、低摩擦係数の耐熱性高摺動性樹脂(商品名、大
塚化学ポチコン)Jで前記整流子セグメントパターン部
分を除いて一体成形することによってロータRとして完
成するのである。このようにしたロータRを用いた扁平
コアレスモータは、図2の要部断面図に示すようなもの
となる。すなわち、ハウジングHの一部を構成するブラ
ケット6の中央に、一体に立ち上げた軸ホルダ6aを介
して細手のステンレス製の軸7を、一端を圧入すること
によって固定させ、この軸7に開放端から前記の偏心さ
せたロータRを回転自在に装着させている。このロータ
Rに空隙を介して臨むネオジム製のリング状マグネット
8はハウジングHの一部を構成するケース9に固着され
る。このケース9は、中央に前記細手のステンレス製の
軸7の他端が装着されるテーパ状の透孔9aが配され、
この透孔9aの周囲に配したポリエステルフイルムPを
を配し、このポリエステルフイルムPを介して前記偏心
させたロータRの土手部Rdを当てるようにして後述の
一対のブラシの押接力によって摺接させている。このた
め、ロータRは常時ケース9側に付勢され、前記ポリエ
ステルフイルムPで回転自在に押さえられるので、ブラ
ケット6側に移動して当たるおそれがなく空隙を常に一
定にして回転位置がばらつくこともないため、安定して
回転支承させることができる。前記ブラケット1の軸ホ
ルダ1aの周囲には、一対のブラシ10が、中間部分を
サンドイッチ状に一体成形したブラシベースBを介して
前記整流子セグメントパターン内において給電シートF
に植設され、前記整流子セグメントパターンS1、S2
‥‥に摺接開角90度で押接させている。したがって、
ブラシ10はロータRのほぼ厚み内に収まることになる
ので、モータ自体の姿勢が犠牲にならなくなる利点があ
る。
【0008】なお、上記実施例はロータを偏心させた振
動モータで説明したが、図3の要部平面図に示すように
3個の空心コイル55を120度等分に配置した通常回
転型ロータRRにも応用できる。この場合、3個の火花
消去素子33‥‥は空心コイル55‥‥の内径内に収
め、3個のジャンパー素子44‥‥を各空心コイル55
‥‥間に配している。なお、3個のジャンパー素子の内
1個はバランスを得るためのダミーである。図中、Wは
ロータの遠心力を増加させるためのウエイトで、前記マ
グネット8とケース9との空間に収められるように前記
一体成形時にロータRRに一体成形される。また、上記
いずれの実施例においても3個の火花消去素子は電気的
ノイズが特に問題とならないモータでは付けなくてもよ
い。
【0009】
【発明の効果】この発明は、上記のように印刷配線薄板
の片面にスリットを介して少なくとも6個の摺動セグメ
ントパターンを形成すると共に、その対向する整流子セ
グメントパターンをショートするものであって、この整
流子セグメントパターンの外方に少なくとも1個のジャ
ンパー素子と複数個の空心コイルを配し、樹脂で前記6
個の整流子セグメントパターン部分を除いて一体成形す
る、いわゆる片面印刷配線薄板からなるコミュテータに
したので構造が簡単となり、スルーホール加工や不必要
にレジスト処理が不要となるため、コスト的にきわめて
有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例として振動型扁平コアレ
スモータの片面印刷配線コミュテータを備えたロータの
要部平面図である。
【図2】同モータの要部断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例として通常回転型振動型
扁平コアレスモータの片面印刷配線コミュテータを備え
たロータの要部平面図である。
【図4】従来の扁平コアレスモータのロータの要部平面
図である。
【符号の説明】
H ハウジング 1 片面印刷配線コミュテータ S スリット S1、S2‥‥ 整流子セグメントパターン 2e、2fおよび2g 導体 3 火花消去素子 4 ジャンパー素子 5 空心コイル 6 ブラケット 7 軸 8 リング状マグネット 9 ケース 10 ブラシ P ポリエステルフイルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷配線薄板の片面にスリットを介して
    少なくとも6個の摺動セグメントパターンを形成すると
    共に、その対向する整流子セグメントパターン同士をシ
    ョートする導体を有するものであって、この整流子セグ
    メントパターンの外方に少なくとも1個のジャンパー素
    子と複数個の空心コイルを配し、樹脂で前記6個の整流
    子セグメントパターン部分を除いて一体成形することに
    よりロータにしたことを特徴とする片面印刷配線コミュ
    テータを備えた扁平コアレスモータ。
  2. 【請求項2】 前記ロータにはさらに少なくとも3個の
    火花消去素子が配され、複数個の空心コイルを片寄らせ
    て配置することにより振動発生用にした請求項1に記載
    の片面印刷配線コミュテータを備えた扁平コアレスモー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記素子は偏心量が犠牲にならないよう
    に重心の方向を北としたとき東西の方向に配置した請求
    項2に記載の片面印刷配線コミュテータを備えた扁平コ
    アレスモータ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030002998A (ko) * 2001-06-29 2003-01-09 도쿄파츠고교 가부시키가이샤 고밀도부재를 구비한 편심로터와 그 로터의 제조방법 및그 로터를 이용한 편평 코어리스 진동모터
KR100447865B1 (ko) * 2000-06-19 2004-09-08 도쿄파츠고교 가부시키가이샤 인쇄 배선 정류자 부재를 갖는 로우터와 동 로우터를구비한 편평형 모터
KR100526625B1 (ko) * 1999-02-08 2005-11-08 도쿄파츠고교 가부시키가이샤 편면인쇄배선 코뮤테이터를 구비한 편평 코어리스 모터
KR100568292B1 (ko) * 2004-02-25 2006-04-05 삼성전기주식회사 평편형 진동모터

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US7141902B2 (en) 2004-02-25 2006-11-28 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Flat type vibration motor

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