JPH1115077A - フィルム処理装置およびフィルム処理方法 - Google Patents
フィルム処理装置およびフィルム処理方法Info
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- JPH1115077A JPH1115077A JP9169862A JP16986297A JPH1115077A JP H1115077 A JPH1115077 A JP H1115077A JP 9169862 A JP9169862 A JP 9169862A JP 16986297 A JP16986297 A JP 16986297A JP H1115077 A JPH1115077 A JP H1115077A
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- G03B21/44—Mechanisms transmitting motion to film-strip feed; Mechanical linking of shutter and intermittent feed
- G03B21/46—Mechanisms transmitting motion to film-strip feed; Mechanical linking of shutter and intermittent feed affording adjustment for framing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 映画フィルムのつなぎ目部分においても、画
像ぶれを精度良く補正する。 【解決手段】 間欠送りされている映画フィルム1が停
止状態となると、光源15からの光が、シャッタ16を
介して照射され、そこに記録された画像に対応して透過
し、その透過光は、光軸補正装置8を介してCCDカメ
ラ9に入射する。ゲート部5には、映画フィルム1の位
置を検知するための複数のセンサ11および12が、異
なる位置に設けられている。センサ11および12の出
力は、いずれも位置検出回路13に供給され、センサ1
1または12の出力のうちの少なくとも一方を用いて、
映画フィルム1の位置が検出される。光軸補正装置8で
は、その検出結果に基づき、映画フィルム1を透過した
光の光軸Lが、映画フィルム1の位置ずれに起因する画
ぶれを低減するように補正される。
像ぶれを精度良く補正する。 【解決手段】 間欠送りされている映画フィルム1が停
止状態となると、光源15からの光が、シャッタ16を
介して照射され、そこに記録された画像に対応して透過
し、その透過光は、光軸補正装置8を介してCCDカメ
ラ9に入射する。ゲート部5には、映画フィルム1の位
置を検知するための複数のセンサ11および12が、異
なる位置に設けられている。センサ11および12の出
力は、いずれも位置検出回路13に供給され、センサ1
1または12の出力のうちの少なくとも一方を用いて、
映画フィルム1の位置が検出される。光軸補正装置8で
は、その検出結果に基づき、映画フィルム1を透過した
光の光軸Lが、映画フィルム1の位置ずれに起因する画
ぶれを低減するように補正される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム処理装置
およびフィルム処理方法に関し、特に、例えば、映画フ
ィルムに記録された画像を再生し、または映画フィルム
に画像を記録する場合の、その画像のぶれを、常時、精
度良く補正することができるようにするフィルム処理装
置およびフィルム処理方法に関する。
およびフィルム処理方法に関し、特に、例えば、映画フ
ィルムに記録された画像を再生し、または映画フィルム
に画像を記録する場合の、その画像のぶれを、常時、精
度良く補正することができるようにするフィルム処理装
置およびフィルム処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、映画フィルムに画像を記録する
記録装置や、映画フィルムの映写を行う映写装置、映画
フィルムに記録された画像をテレビジョン信号に変換す
るテレシネ装置などのフィルム処理装置における映画フ
ィルムの走行方式としては、連続送り方式と間欠送り方
式がある。
記録装置や、映画フィルムの映写を行う映写装置、映画
フィルムに記録された画像をテレビジョン信号に変換す
るテレシネ装置などのフィルム処理装置における映画フ
ィルムの走行方式としては、連続送り方式と間欠送り方
式がある。
【0003】連続送り方式は、キャプスタンにより映画
フィルムを等速度で走行させるもので、映画フィルム
は、その走行方向に対して垂直に一次元的な操作を繰り
返す光によって照明される。また、間欠送り方式は、映
画フィルムの長手方向に形成された矩形状の穴であるパ
ーフォレーションを利用して、映画フィルムを1コマず
つコマ送りすることにより間欠的に走行させるもので、
映画フィルムは、例えば、カム機構により駆動されるレ
ジストーションピンに、そのパーフォレーションが挿入
されて間欠送りされる。
フィルムを等速度で走行させるもので、映画フィルム
は、その走行方向に対して垂直に一次元的な操作を繰り
返す光によって照明される。また、間欠送り方式は、映
画フィルムの長手方向に形成された矩形状の穴であるパ
ーフォレーションを利用して、映画フィルムを1コマず
つコマ送りすることにより間欠的に走行させるもので、
映画フィルムは、例えば、カム機構により駆動されるレ
ジストーションピンに、そのパーフォレーションが挿入
されて間欠送りされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、連続送り方
式では、映画フィルムに加わる負担が少ないが、照明光
の走査と映画フィルムの走行とを同期させる必要があ
り、これらが完全に同期していない場合においては、映
画フィルムの長手方向にジッタやフリッカが発生するこ
とがある。
式では、映画フィルムに加わる負担が少ないが、照明光
の走査と映画フィルムの走行とを同期させる必要があ
り、これらが完全に同期していない場合においては、映
画フィルムの長手方向にジッタやフリッカが発生するこ
とがある。
【0005】一方、間欠送り方式では、連続送り方式に
比較してジッタやフリッカを低減することができるが、
映画フィルムを所定の位置に停止させる必要があり、映
画フィルムが正確に所定の位置で停止していない場合に
おいては、いわゆる画ぶれが生じる。即ち、例えば、映
写装置などにおいて、映画フィルムが正確に所定の位置
で停止していない場合においては、スクリーン上に映写
された画像がぶれ、これにより、その画質を劣化させ、
視聴者に違和感を感じさせる。
比較してジッタやフリッカを低減することができるが、
映画フィルムを所定の位置に停止させる必要があり、映
画フィルムが正確に所定の位置で停止していない場合に
おいては、いわゆる画ぶれが生じる。即ち、例えば、映
写装置などにおいて、映画フィルムが正確に所定の位置
で停止していない場合においては、スクリーン上に映写
された画像がぶれ、これにより、その画質を劣化させ、
視聴者に違和感を感じさせる。
【0006】そこで、映画フィルムの位置を検知する1
のセンサを設け、そのセンサの出力に基づいて、画ぶれ
を補正する方法がある。
のセンサを設け、そのセンサの出力に基づいて、画ぶれ
を補正する方法がある。
【0007】しかしながら、例えば、一本の映画フィル
ムは、複数の映画フィルムをつなぎ合わせて構成される
ことが多い。ここで、映画フィルムのつなぎ合わせ方と
しては、一般には、例えば、図11に示すように、映画
フィルムにスプライシングテープを貼って接続する方法
(同図(A))や、映画フィルムに切欠きを設けて、そ
の切欠きどうしを嵌合して接着する方法(同図(B))
などがある。
ムは、複数の映画フィルムをつなぎ合わせて構成される
ことが多い。ここで、映画フィルムのつなぎ合わせ方と
しては、一般には、例えば、図11に示すように、映画
フィルムにスプライシングテープを貼って接続する方法
(同図(A))や、映画フィルムに切欠きを設けて、そ
の切欠きどうしを嵌合して接着する方法(同図(B))
などがある。
【0008】このように、1本の映画フィルムが、複数
の映画フィルムをつなぎ合わせて構成される場合、その
つなぎ目部分は、他の部分と厚みなどが異なるため、そ
のようなつなぎ目部分については、センサにおいて、映
画フィルムの位置を正しく検知することが困難であっ
た。そして、このような場合に、センサの出力に基づい
て、画ぶれを補正すると、却って、画ぶれが大きくなる
ことがあった。
の映画フィルムをつなぎ合わせて構成される場合、その
つなぎ目部分は、他の部分と厚みなどが異なるため、そ
のようなつなぎ目部分については、センサにおいて、映
画フィルムの位置を正しく検知することが困難であっ
た。そして、このような場合に、センサの出力に基づい
て、画ぶれを補正すると、却って、画ぶれが大きくなる
ことがあった。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、画像ぶれを、常時、精度良く補正するこ
とができるようにするものである。
たものであり、画像ぶれを、常時、精度良く補正するこ
とができるようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のフィル
ム処理装置は、フィルムの位置を検知する、異なる位置
に配置された複数の位置検知手段を備えることを特徴と
する。
ム処理装置は、フィルムの位置を検知する、異なる位置
に配置された複数の位置検知手段を備えることを特徴と
する。
【0011】請求項7に記載のフィルム処理方法は、フ
ィルムの位置を検知する、異なる位置に配置された複数
の位置検知手段のうちの1以上の出力に基づいて、フィ
ルムの位置ずれを補正することを特徴とする。
ィルムの位置を検知する、異なる位置に配置された複数
の位置検知手段のうちの1以上の出力に基づいて、フィ
ルムの位置ずれを補正することを特徴とする。
【0012】請求項1に記載のフィルム処理装置におい
ては、フィルムの位置を検知する複数の位置検知手段
が、異なる位置に配置されている。
ては、フィルムの位置を検知する複数の位置検知手段
が、異なる位置に配置されている。
【0013】請求項7に記載のフィルム処理方法におい
ては、フィルムの位置を検知する、異なる位置に配置さ
れた複数の位置検知手段のうちの1以上の出力に基づい
て、フィルムの位置ずれを補正するようになされてい
る。
ては、フィルムの位置を検知する、異なる位置に配置さ
れた複数の位置検知手段のうちの1以上の出力に基づい
て、フィルムの位置ずれを補正するようになされてい
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明するが、その前に、特許請求の範囲に記載の発明の各
手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするた
めに、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但
し、一例)を付加して、本発明の特徴を記述すると、次
のようになる。
明するが、その前に、特許請求の範囲に記載の発明の各
手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするた
めに、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但
し、一例)を付加して、本発明の特徴を記述すると、次
のようになる。
【0015】即ち、請求項1に記載のフィルム処理装置
は、フィルムを走行させて処理するフィルム処理装置で
あって、フィルムの位置を検知する、異なる位置に配置
された複数の位置検知手段(例えば、図1に示すセンサ
11および12など)と、複数の位置検知手段のうちの
1以上の出力に基づいて、フィルムの位置ずれを補正す
る補正手段(例えば、図1に示す光軸補正装置8など)
とを備えることを特徴とする。
は、フィルムを走行させて処理するフィルム処理装置で
あって、フィルムの位置を検知する、異なる位置に配置
された複数の位置検知手段(例えば、図1に示すセンサ
11および12など)と、複数の位置検知手段のうちの
1以上の出力に基づいて、フィルムの位置ずれを補正す
る補正手段(例えば、図1に示す光軸補正装置8など)
とを備えることを特徴とする。
【0016】請求項2に記載のフィルム処理装置は、位
置検知手段によるフィルムの位置の検知結果が異常かど
うかを判定する判定手段(例えば、図1に示す位置検出
回路13など)をさらに備え、補正手段が、複数の位置
検知手段のうち、判定手段によりフィルムの位置の検知
結果が異常でないと判定されたものの出力に基づいて、
フィルムの位置ずれを補正することを特徴とする。
置検知手段によるフィルムの位置の検知結果が異常かど
うかを判定する判定手段(例えば、図1に示す位置検出
回路13など)をさらに備え、補正手段が、複数の位置
検知手段のうち、判定手段によりフィルムの位置の検知
結果が異常でないと判定されたものの出力に基づいて、
フィルムの位置ずれを補正することを特徴とする。
【0017】請求項5に記載のフィルム処理装置は、光
を通過させる開口が形成された、フィルムをガイドする
ガイド手段(例えば、図1に示すゲート部5など)をさ
らに備え、複数の位置検知手段が、ガイド手段に設けら
れていることを特徴とする。
を通過させる開口が形成された、フィルムをガイドする
ガイド手段(例えば、図1に示すゲート部5など)をさ
らに備え、複数の位置検知手段が、ガイド手段に設けら
れていることを特徴とする。
【0018】請求項7に記載のフィルム処理方法は、フ
ィルムを走行させて処理するフィルム処理方法であっ
て、フィルムの位置を検知する、異なる位置に配置され
た複数の位置検知手段(例えば、図1に示すセンサ11
および12など)のうちの1以上の出力に基づいて、フ
ィルムの位置ずれを補正することを特徴とする。
ィルムを走行させて処理するフィルム処理方法であっ
て、フィルムの位置を検知する、異なる位置に配置され
た複数の位置検知手段(例えば、図1に示すセンサ11
および12など)のうちの1以上の出力に基づいて、フ
ィルムの位置ずれを補正することを特徴とする。
【0019】なお、勿論この記載は、各手段を上記した
ものに限定することを意味するものではない。
ものに限定することを意味するものではない。
【0020】図1は、本発明を適用したテレシネ装置の
一実施の形態の構成例を示している。
一実施の形態の構成例を示している。
【0021】このテレシネ装置においては、例えば、3
5mmの映画フィルム1を間欠送り方式で走行させ、そ
の各コマに記録された画像を、CCDカメラ9で撮像す
ることにより、テレビジョン信号に変換するようになさ
れている。
5mmの映画フィルム1を間欠送り方式で走行させ、そ
の各コマに記録された画像を、CCDカメラ9で撮像す
ることにより、テレビジョン信号に変換するようになさ
れている。
【0022】即ち、映画フィルム1は、図示せぬ供給リ
ール(サプライリール)から、連続送りスプロケット2
に導かれ、連続送りスプロケット2は、その周囲(側
面)に形成された歯に、映画フィルム1のパーフォレー
ションを引っかけて連続的に送出する。連続送りスプロ
ケット2から送出された映画フィルム1は、固定側ピク
チャゲート6と可動側ピクチャゲート7で構成されるゲ
ート部5を介して、間欠送りスプロケット3に供給され
る。
ール(サプライリール)から、連続送りスプロケット2
に導かれ、連続送りスプロケット2は、その周囲(側
面)に形成された歯に、映画フィルム1のパーフォレー
ションを引っかけて連続的に送出する。連続送りスプロ
ケット2から送出された映画フィルム1は、固定側ピク
チャゲート6と可動側ピクチャゲート7で構成されるゲ
ート部5を介して、間欠送りスプロケット3に供給され
る。
【0023】間欠送りスプロケット3は、その周囲(側
面)に形成された歯に、映画フィルム1のパーフォレー
ションを引っかけて間欠的に送出する。即ち、間欠送り
スプロケット3は、所定のタイミングで(例えば、24
回/秒のタイミングで)、所定の角度単位で回転し、こ
れにより、映画フィルム1の画像が記録された各コマ
が、ゲート部5の所定の位置で瞬時的に停止するよう
に、その映画フィルム1を間欠送りする。
面)に形成された歯に、映画フィルム1のパーフォレー
ションを引っかけて間欠的に送出する。即ち、間欠送り
スプロケット3は、所定のタイミングで(例えば、24
回/秒のタイミングで)、所定の角度単位で回転し、こ
れにより、映画フィルム1の画像が記録された各コマ
が、ゲート部5の所定の位置で瞬時的に停止するよう
に、その映画フィルム1を間欠送りする。
【0024】間欠送りスプロケット3から送出された映
画フィルム1は、連続送りスプロケット4に係合され、
外部に送出される。
画フィルム1は、連続送りスプロケット4に係合され、
外部に送出される。
【0025】ゲート部5は、上述したように、固定側ピ
クチャゲート6と可動側ピクチャゲート7で構成されて
いる。固定側ピクチャゲート6の、映画フィルム1と対
向する面の一部は、後述する図3に示すように、光源1
5からの光を映画フィルム1に照射することができるよ
うに取り除かれている。また、可動側ピクチャゲート7
の映画フィルム1と対応する面のうちの一部には、映画
フィルム1を透過した透過光を通過させる、1コマの大
きさより幾分大きい開口7Aが形成されている。ここ
で、間欠送りスプロケット3は、映画フィルム1の各コ
マが、可動側ピクチャゲート7の開口7Aと対向する所
定の位置で停止するように、映画フィルム1を間欠送り
するようになされている。
クチャゲート6と可動側ピクチャゲート7で構成されて
いる。固定側ピクチャゲート6の、映画フィルム1と対
向する面の一部は、後述する図3に示すように、光源1
5からの光を映画フィルム1に照射することができるよ
うに取り除かれている。また、可動側ピクチャゲート7
の映画フィルム1と対応する面のうちの一部には、映画
フィルム1を透過した透過光を通過させる、1コマの大
きさより幾分大きい開口7Aが形成されている。ここ
で、間欠送りスプロケット3は、映画フィルム1の各コ
マが、可動側ピクチャゲート7の開口7Aと対向する所
定の位置で停止するように、映画フィルム1を間欠送り
するようになされている。
【0026】可動側ピクチャゲート7は、映画フィルム
1を、固定されている固定側ピクチャゲート6に押圧し
ており、これにより、映画フィルム1を、所定の圧力を
もって、固定側ピクチャゲート6との間に挟み込んでい
る。なお、その圧力は、映画フィルム1が、滑らかに間
欠走行することができるようなものとされている。
1を、固定されている固定側ピクチャゲート6に押圧し
ており、これにより、映画フィルム1を、所定の圧力を
もって、固定側ピクチャゲート6との間に挟み込んでい
る。なお、その圧力は、映画フィルム1が、滑らかに間
欠走行することができるようなものとされている。
【0027】固定側ピクチャゲート7の映画フィルム1
と対向する面側と反対側には、シャッタ16と光源15
が配置されている。シャッタ16は、間欠送りされてい
る映画フィルム1の走行中は閉じており、その停止中の
み開くようになされており、これにより、映画フィルム
1が停止している場合にのみ、光源15からの光が、シ
ャッタ16を介して、映画フィルム1に照射される。映
画フィルム1に照射された光は、そこに記録された画像
に対応して透過し、その透過光は、可動側ピクチャゲー
ト7の開口部7Aを通過して、光軸補正装置8を介し、
CCDカメラ9に入射する。
と対向する面側と反対側には、シャッタ16と光源15
が配置されている。シャッタ16は、間欠送りされてい
る映画フィルム1の走行中は閉じており、その停止中の
み開くようになされており、これにより、映画フィルム
1が停止している場合にのみ、光源15からの光が、シ
ャッタ16を介して、映画フィルム1に照射される。映
画フィルム1に照射された光は、そこに記録された画像
に対応して透過し、その透過光は、可動側ピクチャゲー
ト7の開口部7Aを通過して、光軸補正装置8を介し、
CCDカメラ9に入射する。
【0028】CCDカメラ9では、映画フィルム1の透
過光が光電変換され、電気信号として出力される。
過光が光電変換され、電気信号として出力される。
【0029】一方、ゲート部5には、映画フィルム1の
位置を検知するための複数のセンサとして、例えば、2
つのセンサ11および12が設けられている。即ち、こ
の実施の形態では、センサ11と12は、可動側ピクチ
ャゲート7に形成された開口7Aを映画フィルム1が走
行する方向における、その開口7Aの前後であって、そ
の開口7Aに対して対称な位置に設けられている。セン
サ11および12の出力は、いずれも、位置検出回路1
3に供給され、位置検出回路13では、センサ11また
は12の出力のうちの少なくとも一方を用いて、停止状
態にある映画フィルム1の位置が検出される。
位置を検知するための複数のセンサとして、例えば、2
つのセンサ11および12が設けられている。即ち、こ
の実施の形態では、センサ11と12は、可動側ピクチ
ャゲート7に形成された開口7Aを映画フィルム1が走
行する方向における、その開口7Aの前後であって、そ
の開口7Aに対して対称な位置に設けられている。セン
サ11および12の出力は、いずれも、位置検出回路1
3に供給され、位置検出回路13では、センサ11また
は12の出力のうちの少なくとも一方を用いて、停止状
態にある映画フィルム1の位置が検出される。
【0030】即ち、間欠送りがされている映画フィルム
1を停止させた場合において、開口7Aと対向すべきコ
マが、正確に所定の位置にあるのが理想的であるが、実
際には、映画フィルム1が、そのような所定の位置か
ら、長手方向(走行方向)や幅方向にずれ、これによ
り、上述したように画ぶれが生じることがある。そこ
で、位置検出回路13では、映画フィルム1が本来停止
すべき位置からの位置ずれが検出され、そのずれ量が、
補正制御回路14に供給される。
1を停止させた場合において、開口7Aと対向すべきコ
マが、正確に所定の位置にあるのが理想的であるが、実
際には、映画フィルム1が、そのような所定の位置か
ら、長手方向(走行方向)や幅方向にずれ、これによ
り、上述したように画ぶれが生じることがある。そこ
で、位置検出回路13では、映画フィルム1が本来停止
すべき位置からの位置ずれが検出され、そのずれ量が、
補正制御回路14に供給される。
【0031】補正制御回路14は、位置検出回路13の
出力に基づいて、開口7AとCCDカメラ9との間に設
けられた光軸補正装置8を制御する。これにより、光軸
補正装置8は、光源15から照射され、映画フィルム1
を透過した光の光軸Lを、映画フィルム1の位置ずれに
起因する画ぶれを低減するように補正し、その結果、C
CDカメラ9では、画ぶれのない画像が撮像される。
出力に基づいて、開口7AとCCDカメラ9との間に設
けられた光軸補正装置8を制御する。これにより、光軸
補正装置8は、光源15から照射され、映画フィルム1
を透過した光の光軸Lを、映画フィルム1の位置ずれに
起因する画ぶれを低減するように補正し、その結果、C
CDカメラ9では、画ぶれのない画像が撮像される。
【0032】次に、センサ11および12における映画
フィルム1の位置の検知について説明する。この位置の
検知方法は、特に限定されるものではないが、ここで
は、例えば、静電容量の変化に基づいて、映画フィルム
1の位置を検知する静電容量方式が採用されている。
フィルム1の位置の検知について説明する。この位置の
検知方法は、特に限定されるものではないが、ここで
は、例えば、静電容量の変化に基づいて、映画フィルム
1の位置を検知する静電容量方式が採用されている。
【0033】なお、静電容量方式については、例えば、
本件出願人が先に提案した特願平7−308384号な
どに、その詳細が記載されているので、ここでは簡単に
説明する。
本件出願人が先に提案した特願平7−308384号な
どに、その詳細が記載されているので、ここでは簡単に
説明する。
【0034】即ち、図2は、センサ11の構成例を示し
ている(センサ12も同様に構成される)。なお、図2
(A)は、センサ11を、CCDカメラ9側から見た平
面図であり、同図(B)は、その断面図である。
ている(センサ12も同様に構成される)。なお、図2
(A)は、センサ11を、CCDカメラ9側から見た平
面図であり、同図(B)は、その断面図である。
【0035】図2(B)に示すように、固定側ピクチャ
ゲート6には絶縁体27が埋め込まれており、その絶縁
体27には、電極21乃至23および電極24乃至26
が埋設されている。
ゲート6には絶縁体27が埋め込まれており、その絶縁
体27には、電極21乃至23および電極24乃至26
が埋設されている。
【0036】電極21乃至23は、図2(A)に示すよ
うに、映画フィルム1がゲート部5を間欠走行するとき
に、そのパーフォレーションの列と対向するような位置
に設けられている。電極21および22は、パーフォレ
ーションよりも幾分小さなほぼ正方形状の電極で、長手
方向に並べて配置されており、映画フィルム1の長手方
向の位置を検出するための検出電極対を構成している。
電極21または22の周辺には、絶縁体27が充填され
ており、さらにその周りに、補助電極としての電極23
が埋設されている。そして、電極21または22は、図
2(A)に示すように、映画フィルム1が本来停止すべ
き位置で停止したときに、例えば、それぞれの左半分が
パーフォレーションでない部分またはパーフォレーショ
ンにそれぞれ対向するような位置であって、それぞれの
右半分がパーフォレーションまたはパーフォレーション
でない部分に対向するような位置に設けられている。
うに、映画フィルム1がゲート部5を間欠走行するとき
に、そのパーフォレーションの列と対向するような位置
に設けられている。電極21および22は、パーフォレ
ーションよりも幾分小さなほぼ正方形状の電極で、長手
方向に並べて配置されており、映画フィルム1の長手方
向の位置を検出するための検出電極対を構成している。
電極21または22の周辺には、絶縁体27が充填され
ており、さらにその周りに、補助電極としての電極23
が埋設されている。そして、電極21または22は、図
2(A)に示すように、映画フィルム1が本来停止すべ
き位置で停止したときに、例えば、それぞれの左半分が
パーフォレーションでない部分またはパーフォレーショ
ンにそれぞれ対向するような位置であって、それぞれの
右半分がパーフォレーションまたはパーフォレーション
でない部分に対向するような位置に設けられている。
【0037】また、電極24および25は、長方形状の
電極で、幅方向に並べて配置されており、映画フィルム
の幅方向の位置を検出するための検出電極対を構成して
いる。電極24および25の周辺には、絶縁体27が充
填されており、さらにその周りに、補助電極としての電
極26が埋設されている。電極24は、映画フィルム1
がゲート部5を走行するときに、そのパーフォレーショ
ンの、映画フィルム1の縁側の一部にかかるように設置
されており、また、電極25は、映画フィルム1の縁の
一部にかかるように設置されている。なお、電極25
は、映画フィルム1が、ガイド部5の、本来走行すべき
位置を間欠走行しているときに、例えば、その半分が、
映画フィルム1に対向するような位置に設けられてい
る。また、電極24は、映画フィルム1が本来停止すべ
き位置で停止したときに、例えば、電極25が映画フィ
ルム1に対向する場合と同様に、その半分の面積部分が
映画フィルム1(パーフォレーションでない部分)に対
向し、残りの半分がパーフォレーションに対向するよう
な位置に設けられている。
電極で、幅方向に並べて配置されており、映画フィルム
の幅方向の位置を検出するための検出電極対を構成して
いる。電極24および25の周辺には、絶縁体27が充
填されており、さらにその周りに、補助電極としての電
極26が埋設されている。電極24は、映画フィルム1
がゲート部5を走行するときに、そのパーフォレーショ
ンの、映画フィルム1の縁側の一部にかかるように設置
されており、また、電極25は、映画フィルム1の縁の
一部にかかるように設置されている。なお、電極25
は、映画フィルム1が、ガイド部5の、本来走行すべき
位置を間欠走行しているときに、例えば、その半分が、
映画フィルム1に対向するような位置に設けられてい
る。また、電極24は、映画フィルム1が本来停止すべ
き位置で停止したときに、例えば、電極25が映画フィ
ルム1に対向する場合と同様に、その半分の面積部分が
映画フィルム1(パーフォレーションでない部分)に対
向し、残りの半分がパーフォレーションに対向するよう
な位置に設けられている。
【0038】一方、可動側ピクチャゲート7の、電極2
1乃至23および電極24乃至26と対向する部分に
は、それらよりも充分大きな面積の平板形状のグランド
電極(接地された電極)28が設けられており、これに
より、平板コンデンサが構成されている。ここで、映画
フィルム1のパーフォレーションの周辺の領域は、一般
に、例えば、トリアセテート(TAC)やポリエステル
(PET)などで構成されている。また、平板コンデン
サの静電容量は、一般に、その平板コンデンサを構成す
る2つの極板間に挟まれている物体の誘電率に比例す
る。そして、絶縁体の比誘電率(空気に対する誘電率)
は比較的大きいから、平板コンデンサを構成する2つの
極板間に挟まれている物体が、空気のときよりも、映画
フィルム1(パーフォレーションを除いた部分)のよう
な絶縁体のときの方が、平板コンデンサの静電容量は高
くなる。
1乃至23および電極24乃至26と対向する部分に
は、それらよりも充分大きな面積の平板形状のグランド
電極(接地された電極)28が設けられており、これに
より、平板コンデンサが構成されている。ここで、映画
フィルム1のパーフォレーションの周辺の領域は、一般
に、例えば、トリアセテート(TAC)やポリエステル
(PET)などで構成されている。また、平板コンデン
サの静電容量は、一般に、その平板コンデンサを構成す
る2つの極板間に挟まれている物体の誘電率に比例す
る。そして、絶縁体の比誘電率(空気に対する誘電率)
は比較的大きいから、平板コンデンサを構成する2つの
極板間に挟まれている物体が、空気のときよりも、映画
フィルム1(パーフォレーションを除いた部分)のよう
な絶縁体のときの方が、平板コンデンサの静電容量は高
くなる。
【0039】電極21および22、並びに電極24およ
び25は、上述したように配置されることから、映画フ
ィルム1が本来停止すべき位置に正確に停止した場合、
電極21で構成されるコンデンサと電極22で構成され
るコンデンサとの静電容量は一致し、また、電極24で
構成されるコンデンサと電極25で構成されるコンデン
サとの静電容量も一致する。従って、電極21で構成さ
れるコンデンサと電極22で構成されるコンデンサとの
静電容量の大小を判定することで、映画フィルム1の長
手方向の位置を検知することができ、また、電極24で
構成されるコンデンサと電極25で構成されるコンデン
サとの静電容量の大小を判定することで、映画フィルム
1の幅方向の位置を検知することができる。
び25は、上述したように配置されることから、映画フ
ィルム1が本来停止すべき位置に正確に停止した場合、
電極21で構成されるコンデンサと電極22で構成され
るコンデンサとの静電容量は一致し、また、電極24で
構成されるコンデンサと電極25で構成されるコンデン
サとの静電容量も一致する。従って、電極21で構成さ
れるコンデンサと電極22で構成されるコンデンサとの
静電容量の大小を判定することで、映画フィルム1の長
手方向の位置を検知することができ、また、電極24で
構成されるコンデンサと電極25で構成されるコンデン
サとの静電容量の大小を判定することで、映画フィルム
1の幅方向の位置を検知することができる。
【0040】ここで、電極21または22のうちのいず
れか一方だけで構成されるコンデンサによっても、映画
フィルム1の長手方向の位置を検知することは可能であ
るが、ここでは、その検知の安定性や感度を増すため
に、電極対としての電極21と22を、パーフォレーシ
ョンの前と後の縁(長手方向の縁)にかかるように設
け、それぞれで構成されるコンデンサの両方を用いて検
知を行うようにしている。このことは、幅方向の位置を
検知する電極24および25についても同様である。
れか一方だけで構成されるコンデンサによっても、映画
フィルム1の長手方向の位置を検知することは可能であ
るが、ここでは、その検知の安定性や感度を増すため
に、電極対としての電極21と22を、パーフォレーシ
ョンの前と後の縁(長手方向の縁)にかかるように設
け、それぞれで構成されるコンデンサの両方を用いて検
知を行うようにしている。このことは、幅方向の位置を
検知する電極24および25についても同様である。
【0041】なお、補助電極としての電極23または2
6は、それぞれ、電極21および22または電極24お
よび25による長手方向または幅方向の位置の検知の精
度の向上を図るために設けてある。
6は、それぞれ、電極21および22または電極24お
よび25による長手方向または幅方向の位置の検知の精
度の向上を図るために設けてある。
【0042】また、センサ11やセンサ12としては、
電極とともに平板コンデンサを形成するためのグランド
電極28の他、長手方向の位置を検知するための電極2
1乃至23、および幅方向の位置を検知するための電極
24乃至26が1セットあれば充分であるが、センサ1
1や12は、この電極のセットを、1セットだけでな
く、複数セット用いて構成することも可能である。即
ち、電極21および22で構成される電極対を増やすこ
とで、長手方向の位置の検知結果としての出力レベルを
増大し、また、その検知結果の、例えば平均化などをす
ることにより検知精度を向上させることができる。同様
に、電極24および25で構成される電極対を増やすこ
とで、幅方向の位置の検知結果としての出力レベルを増
大し、検知精度を向上させることができる。
電極とともに平板コンデンサを形成するためのグランド
電極28の他、長手方向の位置を検知するための電極2
1乃至23、および幅方向の位置を検知するための電極
24乃至26が1セットあれば充分であるが、センサ1
1や12は、この電極のセットを、1セットだけでな
く、複数セット用いて構成することも可能である。即
ち、電極21および22で構成される電極対を増やすこ
とで、長手方向の位置の検知結果としての出力レベルを
増大し、また、その検知結果の、例えば平均化などをす
ることにより検知精度を向上させることができる。同様
に、電極24および25で構成される電極対を増やすこ
とで、幅方向の位置の検知結果としての出力レベルを増
大し、検知精度を向上させることができる。
【0043】図3は、固定側ピクチャゲート6の斜視図
である。
である。
【0044】この実施の形態においては、センサ11ま
たは12は、可動側ピクチャゲート7の開口7Aに対向
する固定側ピクチャゲート6の領域としての投射エリア
31の前または後(長手方向における前または後)にそ
れぞれ設けられている。そして、ここでは、センサ11
は、固定側ピクチャゲート6の幅方向の両端に、それぞ
れ、長手方向の位置を検知するための電極21および2
2で構成される電極対が4セットずつ、合計で8セット
設けられ、また、幅方向の位置を検知するための電極2
4および25で構成される電極対が1セットずつ、合計
で2セット設けられて構成されている。センサ12も、
センサ11と同様に構成されている。
たは12は、可動側ピクチャゲート7の開口7Aに対向
する固定側ピクチャゲート6の領域としての投射エリア
31の前または後(長手方向における前または後)にそ
れぞれ設けられている。そして、ここでは、センサ11
は、固定側ピクチャゲート6の幅方向の両端に、それぞ
れ、長手方向の位置を検知するための電極21および2
2で構成される電極対が4セットずつ、合計で8セット
設けられ、また、幅方向の位置を検知するための電極2
4および25で構成される電極対が1セットずつ、合計
で2セット設けられて構成されている。センサ12も、
センサ11と同様に構成されている。
【0045】図4は、図1のゲート部5の断面図であ
る。
る。
【0046】可動側ピクチャゲート7において、センサ
11(センサ12についても同様)の長手方向の前また
は後には、バネ41Aまたは42Aで固定側ピクチャゲ
ート6の方向に付勢されたフィルム押さえ41または4
2がそれぞれ設けられており、このフィルム押さえ41
および42によって、映画フィルム1は、固定側ピクチ
ャゲート6との間に、弛みなく挟み込まれるようになさ
れている。なお、フィルム押さえ41または42がバネ
41Aまたは42Aによってそれぞれ付勢されることに
より、映画フィルム1のつなぎ目部分などの映画フィル
ム1の通常の厚みよりも厚い部分が通過するときも、そ
の通過を妨げないようになっている。
11(センサ12についても同様)の長手方向の前また
は後には、バネ41Aまたは42Aで固定側ピクチャゲ
ート6の方向に付勢されたフィルム押さえ41または4
2がそれぞれ設けられており、このフィルム押さえ41
および42によって、映画フィルム1は、固定側ピクチ
ャゲート6との間に、弛みなく挟み込まれるようになさ
れている。なお、フィルム押さえ41または42がバネ
41Aまたは42Aによってそれぞれ付勢されることに
より、映画フィルム1のつなぎ目部分などの映画フィル
ム1の通常の厚みよりも厚い部分が通過するときも、そ
の通過を妨げないようになっている。
【0047】可動側ピクチャゲート7に設けられたグラ
ンド電極(共通電極)28も、バネ28Aによって固定
側ピクチャゲート6の方向に付勢されているが、図4に
示すように、その固定側ピクチャゲート6と対向する面
と反対側の面に設けられた凸部43が、可動側ピクチャ
ゲート7のくり貫き部分44に設けられた凸部45に係
止されることで、固定側ピクチャゲート6と構成する隙
間として、少なくとも、映画フィルム1のフィルム厚
(約120乃至160μm程度)より幾分大きい隙間
(例えば、約200μm程度)が形成されるようになさ
れている。なお、グランド電極28も、バネ28Aによ
って付勢されているため、フィルム押さえ41および4
2における場合と同様に、映画フィルム1のつなぎ目部
分などが通過するときも、その通過を妨げない。
ンド電極(共通電極)28も、バネ28Aによって固定
側ピクチャゲート6の方向に付勢されているが、図4に
示すように、その固定側ピクチャゲート6と対向する面
と反対側の面に設けられた凸部43が、可動側ピクチャ
ゲート7のくり貫き部分44に設けられた凸部45に係
止されることで、固定側ピクチャゲート6と構成する隙
間として、少なくとも、映画フィルム1のフィルム厚
(約120乃至160μm程度)より幾分大きい隙間
(例えば、約200μm程度)が形成されるようになさ
れている。なお、グランド電極28も、バネ28Aによ
って付勢されているため、フィルム押さえ41および4
2における場合と同様に、映画フィルム1のつなぎ目部
分などが通過するときも、その通過を妨げない。
【0048】次に、図5は、図1の位置検出回路13の
構成例を示している。
構成例を示している。
【0049】センサ11または12の出力は、変換回路
51または52にそれぞれ供給されるようになされてお
り、変換回路51または52は、センサ11または12
の出力としての映画フィルム1の位置の検知結果を、そ
れぞれ対応する電圧に変換するようになされている。変
換回路51で得られた電圧は、つなぎ部検出回路53、
平均化回路56、およびスイッチ57の端子T1に供給
され、変換回路52で得られた電圧は、つなぎ部検出回
路54、平均化回路56、およびスイッチ57の端子T
2に供給されるようになされている。
51または52にそれぞれ供給されるようになされてお
り、変換回路51または52は、センサ11または12
の出力としての映画フィルム1の位置の検知結果を、そ
れぞれ対応する電圧に変換するようになされている。変
換回路51で得られた電圧は、つなぎ部検出回路53、
平均化回路56、およびスイッチ57の端子T1に供給
され、変換回路52で得られた電圧は、つなぎ部検出回
路54、平均化回路56、およびスイッチ57の端子T
2に供給されるようになされている。
【0050】つなぎ部検出回路53または54は、変換
回路51または52からの電圧に基づき、センサ11ま
たは12上を、映画フィルム1のつなぎ目部分が通過し
ているかどうかを検出(判定)し、その検出結果を、コ
ントロール回路55に供給するようになされている。
回路51または52からの電圧に基づき、センサ11ま
たは12上を、映画フィルム1のつなぎ目部分が通過し
ているかどうかを検出(判定)し、その検出結果を、コ
ントロール回路55に供給するようになされている。
【0051】コントロール回路55は、つなぎ部検出回
路53および54の出力、さらには、映画フィルム1を
間欠送りしたコマ数およびその間欠送りを行った方向
(順方向(図1において、例えば、左から右方向)か、
または逆方向(図1において、例えば、右から左方向)
か)に基づいて、スイッチ57を制御するようになされ
ている。なお、映画フィルム1を間欠送りしたコマ数お
よびその間欠送りを行った方向は、例えば、間欠送りス
プロケット3(図1)の回転角や回転方向などに基づい
て、図示せぬ回路により検出されるようになされてい
る。
路53および54の出力、さらには、映画フィルム1を
間欠送りしたコマ数およびその間欠送りを行った方向
(順方向(図1において、例えば、左から右方向)か、
または逆方向(図1において、例えば、右から左方向)
か)に基づいて、スイッチ57を制御するようになされ
ている。なお、映画フィルム1を間欠送りしたコマ数お
よびその間欠送りを行った方向は、例えば、間欠送りス
プロケット3(図1)の回転角や回転方向などに基づい
て、図示せぬ回路により検出されるようになされてい
る。
【0052】平均化回路56は、変換回路51および5
2の出力の平均値を演算し、スイッチ57の端子T3に
供給するようになされている。スイッチ57は、コント
ロール回路55の制御にしたがい、端子T1乃至T4の
いずれかを選択するようになされている。なお、端子T
4はどこにも接続されておらず、いわゆる浮いた状態に
なっている。
2の出力の平均値を演算し、スイッチ57の端子T3に
供給するようになされている。スイッチ57は、コント
ロール回路55の制御にしたがい、端子T1乃至T4の
いずれかを選択するようになされている。なお、端子T
4はどこにも接続されておらず、いわゆる浮いた状態に
なっている。
【0053】スイッチ58は、間欠送りが行われている
場合において、、映画フィルム1が走行しているときに
オフになり、映画フィルム1が停止しているときにオン
になるようになされており、これにより、映画フィルム
1が停止しているときのみ、スイッチ57を介して供給
される信号を、コンデンサ59およびオペアンプ60の
非反転入力端子(+)に供給するようになされている。
コンデンサ59は、その一端が接地されており、他端が
オペアンプ60の非反転入力端子とスイッチ58との接
続点に接続されている。オペアンプ60は、その出力端
子が、その反転入力端子(−)と接続されており、その
非反転入力端子に供給される信号を、映画フィルム1の
位置を表すフィルム位置信号として出力するようになさ
れている。
場合において、、映画フィルム1が走行しているときに
オフになり、映画フィルム1が停止しているときにオン
になるようになされており、これにより、映画フィルム
1が停止しているときのみ、スイッチ57を介して供給
される信号を、コンデンサ59およびオペアンプ60の
非反転入力端子(+)に供給するようになされている。
コンデンサ59は、その一端が接地されており、他端が
オペアンプ60の非反転入力端子とスイッチ58との接
続点に接続されている。オペアンプ60は、その出力端
子が、その反転入力端子(−)と接続されており、その
非反転入力端子に供給される信号を、映画フィルム1の
位置を表すフィルム位置信号として出力するようになさ
れている。
【0054】次に、図6は、図5の変換回路51(変換
回路52も同様に構成される)の構成例を示している。
なお、図6は、センサ11(センサ12)の出力のうち
の、映画フィルム1の長手方向の位置の検知結果を電圧
に変換する部分を示しているが、映画フィルム1の幅方
向の位置の検知結果を電圧に変換する部分も、図6にお
ける場合と同様に構成されている。
回路52も同様に構成される)の構成例を示している。
なお、図6は、センサ11(センサ12)の出力のうち
の、映画フィルム1の長手方向の位置の検知結果を電圧
に変換する部分を示しているが、映画フィルム1の幅方
向の位置の検知結果を電圧に変換する部分も、図6にお
ける場合と同様に構成されている。
【0055】オペアンプ83の非反転入力端子(+)に
は、交流電圧源71からの交流電圧が印加されており、
その反転入力端子(−)は、抵抗84を介して接地され
ている。また、その反転入力端子と抵抗84との接続点
には、可変抵抗85の一端が接続されており、その他端
は、オペアンプ83の出力端子に接続されている。従っ
て、オペアンプ83は、交流電圧源71からの交流電圧
を増幅して出力するようになされている。
は、交流電圧源71からの交流電圧が印加されており、
その反転入力端子(−)は、抵抗84を介して接地され
ている。また、その反転入力端子と抵抗84との接続点
には、可変抵抗85の一端が接続されており、その他端
は、オペアンプ83の出力端子に接続されている。従っ
て、オペアンプ83は、交流電圧源71からの交流電圧
を増幅して出力するようになされている。
【0056】オペアンプ83の出力端子は、さらに、抵
抗86の一端に接続されており、その他端は、一端が接
地されたコンデンサ87の他端に接続されている。そし
て、抵抗86とコンデンサ87との接続点が、補助電極
としての電極23に接続されており、これにより、電極
23には、所定の交流電圧が印加されるようになされて
いる。ここで、このように補助電極としての電極23に
交流電圧を印加するのは、上述したように、映画フィル
ム1の位置の検知精度を向上させるためである。
抗86の一端に接続されており、その他端は、一端が接
地されたコンデンサ87の他端に接続されている。そし
て、抵抗86とコンデンサ87との接続点が、補助電極
としての電極23に接続されており、これにより、電極
23には、所定の交流電圧が印加されるようになされて
いる。ここで、このように補助電極としての電極23に
交流電圧を印加するのは、上述したように、映画フィル
ム1の位置の検知精度を向上させるためである。
【0057】なお、映画フィルム1の幅方向の位置の検
知結果を電圧に変換する部分においては、抵抗86とコ
ンデンサ87との接続点は、補助電極としての電極26
(図2)に接続される。
知結果を電圧に変換する部分においては、抵抗86とコ
ンデンサ87との接続点は、補助電極としての電極26
(図2)に接続される。
【0058】一方、オペアンプ72の非反転入力端子
(+)にも、交流電圧源71からの交流電圧が印加され
ている。オペアンプ72の出力端子と反転入力端子
(−)とは接続されており、さらに、それらの接続点に
は、抵抗73および74の一端が接続されている。抵抗
73または74の他端は、電極21または22とそれぞ
れ接続されている。
(+)にも、交流電圧源71からの交流電圧が印加され
ている。オペアンプ72の出力端子と反転入力端子
(−)とは接続されており、さらに、それらの接続点に
は、抵抗73および74の一端が接続されている。抵抗
73または74の他端は、電極21または22とそれぞ
れ接続されている。
【0059】抵抗73と電極21との接続点は、出力端
子と反転入力端子(−)とが接続されたオペアンプ75
の非反転入力端子(+)に接続されており、さらに、オ
ペアンプ75の出力端子は、抵抗78の一端に接続され
ている。抵抗78の他端は、オペアンプ81の非反転入
力端子(+)に接続されており、それらの接続点は、一
端が接地された抵抗80の他端に接続されている。
子と反転入力端子(−)とが接続されたオペアンプ75
の非反転入力端子(+)に接続されており、さらに、オ
ペアンプ75の出力端子は、抵抗78の一端に接続され
ている。抵抗78の他端は、オペアンプ81の非反転入
力端子(+)に接続されており、それらの接続点は、一
端が接地された抵抗80の他端に接続されている。
【0060】抵抗74と電極22との接続点は、出力端
子と反転入力端子(−)とが接続されたオペアンプ76
の非反転入力端子(+)に接続されており、さらに、オ
ペアンプ76の出力端子は、抵抗77の一端に接続され
ている。抵抗77の他端は、オペアンプ81の反転入力
端子(−)に接続されており、それらの接続点は、一端
がオペアンプ81の出力端子に接続された抵抗79の他
端に接続されている。
子と反転入力端子(−)とが接続されたオペアンプ76
の非反転入力端子(+)に接続されており、さらに、オ
ペアンプ76の出力端子は、抵抗77の一端に接続され
ている。抵抗77の他端は、オペアンプ81の反転入力
端子(−)に接続されており、それらの接続点は、一端
がオペアンプ81の出力端子に接続された抵抗79の他
端に接続されている。
【0061】ここで、抵抗77乃至80の抵抗値は、例
えば同一とされており、従って、これらの抵抗77乃至
80およびオペアンプ81は、オペアンプ75の出力と
オペアンプ76の出力との差を演算する減算器を構成し
ている。
えば同一とされており、従って、これらの抵抗77乃至
80およびオペアンプ81は、オペアンプ75の出力と
オペアンプ76の出力との差を演算する減算器を構成し
ている。
【0062】なお、映画フィルム1の幅方向の位置の検
知結果を電圧に変換する部分においては、抵抗73また
は74は、電極21または22ではなく、電極24また
は25(図2)にそれぞれ接続される。
知結果を電圧に変換する部分においては、抵抗73また
は74は、電極21または22ではなく、電極24また
は25(図2)にそれぞれ接続される。
【0063】オペアンプ81の出力は、検波回路82に
供給されるようになされている。検波回路82は、オペ
アンプ81の出力を検波し、その検波結果を、映画フィ
ルム1の長手方向の位置の検知結果としての電圧である
変換信号として出力するようになされている。
供給されるようになされている。検波回路82は、オペ
アンプ81の出力を検波し、その検波結果を、映画フィ
ルム1の長手方向の位置の検知結果としての電圧である
変換信号として出力するようになされている。
【0064】以上のように構成される変換回路51で
は、オペアンプ72の出力電圧をe0とすると、抵抗7
3と電極21との接続点の電圧e1、または抵抗74と
電極22との接続点の電圧e2は、それぞれ式(1)ま
たは(2)で表される。
は、オペアンプ72の出力電圧をe0とすると、抵抗7
3と電極21との接続点の電圧e1、または抵抗74と
電極22との接続点の電圧e2は、それぞれ式(1)ま
たは(2)で表される。
【0065】 e1=e0/(1+jωC1R1) ・・・(1) e2=e0/(1+jωC2R2) ・・・(2) 但し、j2=−1で、ωは、電圧源71による交流電圧
の角周波数を表す。また、C1またはC2は、電極21ま
たは22それぞれとグランド電極28とで構成されるコ
ンデンサの静電容量を表し、R1またはR2は、抵抗73
または74の抵抗値をそれぞれ表す。
の角周波数を表す。また、C1またはC2は、電極21ま
たは22それぞれとグランド電極28とで構成されるコ
ンデンサの静電容量を表し、R1またはR2は、抵抗73
または74の抵抗値をそれぞれ表す。
【0066】ここで、電極21または22それぞれとグ
ランド電極28とで構成されるコンデンサの静電容量C
1またはC2は、上述したことから、電極21または22
それぞれとグランド電極28との間が空気で満たされた
とき(従って、電極21または22全体がパーフォレー
ションと対向したとき)に最小値を示し、映画フィルム
1のパーフォレーション以外の部分である絶縁体で満た
されたときに最大値を示す。従って、電極21(または
電極22)とグランド電極28との間が空気で満たされ
たときの静電容量をCとし、その間に絶縁体の一部また
は全部が挿入されたときの静電容量の変化を△C1とす
ると、静電容量C1は次式で表される。
ランド電極28とで構成されるコンデンサの静電容量C
1またはC2は、上述したことから、電極21または22
それぞれとグランド電極28との間が空気で満たされた
とき(従って、電極21または22全体がパーフォレー
ションと対向したとき)に最小値を示し、映画フィルム
1のパーフォレーション以外の部分である絶縁体で満た
されたときに最大値を示す。従って、電極21(または
電極22)とグランド電極28との間が空気で満たされ
たときの静電容量をCとし、その間に絶縁体の一部また
は全部が挿入されたときの静電容量の変化を△C1とす
ると、静電容量C1は次式で表される。
【0067】 C1=C+△C1 ・・・(3) 但し、C>>△C1である。
【0068】同様に、電極22とグランド電極28との
間に絶縁体の一部または全部が挿入されたときの静電容
量の変化を△C2とすると、静電容量C2は次式で表され
る。
間に絶縁体の一部または全部が挿入されたときの静電容
量の変化を△C2とすると、静電容量C2は次式で表され
る。
【0069】 C2=C+△C2 ・・・(4) 但し、C>>△C2である。
【0070】そして、いま、例えば、オペアンプ75ま
たは76において、それぞれの非反転入力端子への入力
と同一の信号が、その出力端子から出力されるものとす
るとともに、R1=R2=Rとすると、オペアンプ79の
出力端子の電圧eは、式(1)乃至(4)から、次式で
表される。
たは76において、それぞれの非反転入力端子への入力
と同一の信号が、その出力端子から出力されるものとす
るとともに、R1=R2=Rとすると、オペアンプ79の
出力端子の電圧eは、式(1)乃至(4)から、次式で
表される。
【0071】 e=e1−e2 =e0/(1+jω(C+△C1)R) −e0/(1+jω(C+△C2)R) =jω(△C2−△C1)e0/(1+jωCR)2 ・・・(5)
【0072】電極21および22の上述した設置方法か
ら、映画フィルム1が、本来停止すべき長手方向の位置
で停止している場合には、△C1=△C2となり、従っ
て、電圧eは0になる。
ら、映画フィルム1が、本来停止すべき長手方向の位置
で停止している場合には、△C1=△C2となり、従っ
て、電圧eは0になる。
【0073】上述したように、映画フィルム1において
は、1コマあたり、左右それぞれに4つのパーフォレー
ションが形成されているから、映画フィルム1が間欠走
行されている場合、検波回路82を介して出力される、
減算器であるオペアンプ81の出力としての変換信号
は、図7に示すように、走行中は4周期分のsin状の
波形となり、停止中は、その停止位置に対応するレベル
の電圧となる。本実施の形態では、上述したように、映
画フィルム1が、本来停止すべき長手方向の位置で停止
している場合には、変換信号は0Vになる。
は、1コマあたり、左右それぞれに4つのパーフォレー
ションが形成されているから、映画フィルム1が間欠走
行されている場合、検波回路82を介して出力される、
減算器であるオペアンプ81の出力としての変換信号
は、図7に示すように、走行中は4周期分のsin状の
波形となり、停止中は、その停止位置に対応するレベル
の電圧となる。本実施の形態では、上述したように、映
画フィルム1が、本来停止すべき長手方向の位置で停止
している場合には、変換信号は0Vになる。
【0074】以上のことは、映画フィルム1の幅方向の
位置についても同様である。
位置についても同様である。
【0075】図5の位置検出回路13では、基本的に、
停止時における変換信号が、フィルム位置信号として、
図1の補正制御回路14に与えられる。そして、これに
より、光軸補正装置8において、光軸の補正が行われ
る。
停止時における変換信号が、フィルム位置信号として、
図1の補正制御回路14に与えられる。そして、これに
より、光軸補正装置8において、光軸の補正が行われ
る。
【0076】次に、図8を参照して、図5の位置検出回
路13の処理について説明する。
路13の処理について説明する。
【0077】例えば、いま、図8(A)に示すように、
その一部に、1コマの長手方向の長さよりも幾分短いス
プライシングテープが貼られてつなぎ目部分が構成され
た映画フィルム1が、センサ11から12の方向(順方
向)に間欠走行されるとする。なお、スプライシングテ
ープの幅は、例えば、フィルムの幅方向の長さと一致し
ているものとする。さらに、センサ11と12は、図8
(A)に示すように、投射エリア31(開口7Aと対向
する固定側ゲート6の部分(図3))から、それぞれ
0.5コマ分の距離をおいて設置されているものとす
る。従って、センサ11の投射エリア31側のエッジか
ら、センサ12の投射エリア31側のエッジまでは、約
2コマ分の距離がある。また、センサ11および12の
長手方向の長さは、1コマ分にほぼ等しくなっているも
のとする。
その一部に、1コマの長手方向の長さよりも幾分短いス
プライシングテープが貼られてつなぎ目部分が構成され
た映画フィルム1が、センサ11から12の方向(順方
向)に間欠走行されるとする。なお、スプライシングテ
ープの幅は、例えば、フィルムの幅方向の長さと一致し
ているものとする。さらに、センサ11と12は、図8
(A)に示すように、投射エリア31(開口7Aと対向
する固定側ゲート6の部分(図3))から、それぞれ
0.5コマ分の距離をおいて設置されているものとす
る。従って、センサ11の投射エリア31側のエッジか
ら、センサ12の投射エリア31側のエッジまでは、約
2コマ分の距離がある。また、センサ11および12の
長手方向の長さは、1コマ分にほぼ等しくなっているも
のとする。
【0078】この場合、つなぎ目部分が、センサ11を
通過する前(従って、センサ12もまだ通過していな
い)においては、センサ11または12に接続された変
換回路51または52が出力する変換信号s1またはs2
は、図8(B)または図8(C)にそれぞれ示すよう
に、図7に示したものと同様のとなる。なお、図8
(B)または図8(C)においては、変換信号s1また
はs2の包絡線の概形を図示してある。
通過する前(従って、センサ12もまだ通過していな
い)においては、センサ11または12に接続された変
換回路51または52が出力する変換信号s1またはs2
は、図8(B)または図8(C)にそれぞれ示すよう
に、図7に示したものと同様のとなる。なお、図8
(B)または図8(C)においては、変換信号s1また
はs2の包絡線の概形を図示してある。
【0079】この場合、コントロール回路55は、図8
(G)に示すように、スイッチ57に端子T3を選択さ
せる。端子T3には、平均化回路53の出力が供給され
ており、平均化回路53では、映画フィルム1の停止中
における変換回路51からの変換信号s1と、変換回路
52からの変換信号s2との平均値が計算されている。
従って、つなぎ目部分が、センサ11を通過する前は、
変換信号s1とs2との平均値が、フィルム位置信号とし
て出力され、光軸補正装置8では、このフィルム位置信
号に基づいて、光軸の補正が行われる。
(G)に示すように、スイッチ57に端子T3を選択さ
せる。端子T3には、平均化回路53の出力が供給され
ており、平均化回路53では、映画フィルム1の停止中
における変換回路51からの変換信号s1と、変換回路
52からの変換信号s2との平均値が計算されている。
従って、つなぎ目部分が、センサ11を通過する前は、
変換信号s1とs2との平均値が、フィルム位置信号とし
て出力され、光軸補正装置8では、このフィルム位置信
号に基づいて、光軸の補正が行われる。
【0080】そして、つなぎ目部分がセンサ11に差し
掛かると、変換信号s1は、図7に示したものから、い
わば乱れた状態のもの(異常なもの)となる。即ち、つ
なぎ目部分は、それ以外の部分に比較して厚みがあるた
め、つなぎ目部分がセンサ11に差し掛かると、図4で
説明したようにバネ28Aで付勢されているグランド電
極28が持ち上げられる。これにより、そのグランド電
極28を極板の1つとして構成されるコンデンサの極板
間の距離が広がり、また、つなぎ目部分が差し掛かった
だけでは、極板間の大部分は空気で満たされているた
め、コンデンサの静電容量は低下する。その結果、変換
信号s1の振幅は、パーフォレーションが通過している
ときに通常出力される値よりも小さくなる。
掛かると、変換信号s1は、図7に示したものから、い
わば乱れた状態のもの(異常なもの)となる。即ち、つ
なぎ目部分は、それ以外の部分に比較して厚みがあるた
め、つなぎ目部分がセンサ11に差し掛かると、図4で
説明したようにバネ28Aで付勢されているグランド電
極28が持ち上げられる。これにより、そのグランド電
極28を極板の1つとして構成されるコンデンサの極板
間の距離が広がり、また、つなぎ目部分が差し掛かった
だけでは、極板間の大部分は空気で満たされているた
め、コンデンサの静電容量は低下する。その結果、変換
信号s1の振幅は、パーフォレーションが通過している
ときに通常出力される値よりも小さくなる。
【0081】その後、映画フィルム1が走行し、グラン
ド電極28を極板の1つとして構成されるコンデンサの
極板間がつなぎ目部分で満たされると、即ち、スプライ
シングテープと映画フィルム1とを重ねた誘電体で満た
されると、コンデンサの静電容量は上昇するため、変換
信号s1の振幅は、パーフォレーションが通過している
ときに通常出力される値よりも大きくなる。
ド電極28を極板の1つとして構成されるコンデンサの
極板間がつなぎ目部分で満たされると、即ち、スプライ
シングテープと映画フィルム1とを重ねた誘電体で満た
されると、コンデンサの静電容量は上昇するため、変換
信号s1の振幅は、パーフォレーションが通過している
ときに通常出力される値よりも大きくなる。
【0082】以上から、つなぎ目部分がセンサ11に差
し掛かり、そこを通過するまでは、本来一定振幅である
べき変換信号s1の振幅が、図8(B)に示すように、
小さくなったり、大きくなったりする。つなぎ部検出回
路53では、このような変換信号s1の振幅の変化に基
づいて、センサ11上をつなぎ目部分が通過中かどうか
を検出(判定)するようになされている。
し掛かり、そこを通過するまでは、本来一定振幅である
べき変換信号s1の振幅が、図8(B)に示すように、
小さくなったり、大きくなったりする。つなぎ部検出回
路53では、このような変換信号s1の振幅の変化に基
づいて、センサ11上をつなぎ目部分が通過中かどうか
を検出(判定)するようになされている。
【0083】つなぎ部検出回路53は、以上のようにし
て、センサ11上につなぎ目部分があるかどうかを判定
し、図8(D)に示すように、その判定結果を、コント
ロール回路55に出力している。なお、図8(D)にお
いて、○印または×印は、センサ11上につなぎ目部分
がないこと、またはあることをそれぞれ示している。
て、センサ11上につなぎ目部分があるかどうかを判定
し、図8(D)に示すように、その判定結果を、コント
ロール回路55に出力している。なお、図8(D)にお
いて、○印または×印は、センサ11上につなぎ目部分
がないこと、またはあることをそれぞれ示している。
【0084】コントロール回路55は、つなぎ部検出回
路53から、センサ11上につなぎ目部分があるという
判定結果を受信すると、図8(F)に示すように、その
判定結果を受信した時点からの間欠送りされたコマ数の
カウントを開始する。さらに、コントロール回路55
は、図8(G)に示すように、スイッチ57に端子T2
を選択させる。端子T2には、上述したように、変換回
路52の出力である変換信号s2が供給されており、従
って、この場合、変換信号s2が、フィルム位置信号と
して出力され、光軸補正装置8では、このフィルム位置
信号に基づいて、光軸の補正が行われる。
路53から、センサ11上につなぎ目部分があるという
判定結果を受信すると、図8(F)に示すように、その
判定結果を受信した時点からの間欠送りされたコマ数の
カウントを開始する。さらに、コントロール回路55
は、図8(G)に示すように、スイッチ57に端子T2
を選択させる。端子T2には、上述したように、変換回
路52の出力である変換信号s2が供給されており、従
って、この場合、変換信号s2が、フィルム位置信号と
して出力され、光軸補正装置8では、このフィルム位置
信号に基づいて、光軸の補正が行われる。
【0085】そして、コントロール回路55は、スイッ
チ57に端子T2を選択させてからの間欠送りされたコ
マ数のカウント値が2となるまでは、図8(G)に示す
ように、スイッチ57に端子T2を選択させ続ける。即
ち、この場合、異常なセンサ11の出力は用いられず、
センサ12の出力のみを用いて、光軸補正が行われる。
チ57に端子T2を選択させてからの間欠送りされたコ
マ数のカウント値が2となるまでは、図8(G)に示す
ように、スイッチ57に端子T2を選択させ続ける。即
ち、この場合、異常なセンサ11の出力は用いられず、
センサ12の出力のみを用いて、光軸補正が行われる。
【0086】その後、スイッチ57が端子T2を選択し
てからの間欠送りされたコマ数のカウント値が3となる
と、上述したセンサ11と12との設置間隔およびつな
ぎ目部分の長手方向の長さから、つなぎ目部分は、セン
サ11を通過して、センサ12に到達する。変換回路5
2からの変換信号s2が供給されているつなぎ部検出回
路54でも、つなぎ部検出回路53における場合と同様
にして、センサ12上をつなぎ目部分が通過中かどうか
を検出(判定)するようになされており、従って、スイ
ッチ57が端子T2を選択してからの間欠送りされたコ
マ数のカウント値が3となると、つなぎ部検出回路53
においては、図8(D)に示すように、センサ11上に
つなぎ目部分がないという判定結果が出力されるように
なり、また、つなぎ部検出回路54においては、図8
(E)に示すように、センサ12上につなぎ目部分があ
るという判定結果が出力される。ここで、図8(E)に
おいても、図8(D)における場合と同様に、つなぎ目
部分の有無の判定結果を、○印と×印とで示してある。
てからの間欠送りされたコマ数のカウント値が3となる
と、上述したセンサ11と12との設置間隔およびつな
ぎ目部分の長手方向の長さから、つなぎ目部分は、セン
サ11を通過して、センサ12に到達する。変換回路5
2からの変換信号s2が供給されているつなぎ部検出回
路54でも、つなぎ部検出回路53における場合と同様
にして、センサ12上をつなぎ目部分が通過中かどうか
を検出(判定)するようになされており、従って、スイ
ッチ57が端子T2を選択してからの間欠送りされたコ
マ数のカウント値が3となると、つなぎ部検出回路53
においては、図8(D)に示すように、センサ11上に
つなぎ目部分がないという判定結果が出力されるように
なり、また、つなぎ部検出回路54においては、図8
(E)に示すように、センサ12上につなぎ目部分があ
るという判定結果が出力される。ここで、図8(E)に
おいても、図8(D)における場合と同様に、つなぎ目
部分の有無の判定結果を、○印と×印とで示してある。
【0087】コントロール回路55は、スイッチ57が
端子T2を選択してからの間欠送りされたコマ数のカウ
ント値が3となり、かつ、つなぎ部検出回路53からセ
ンサ11上につなぎ目部分がないという判定結果を受信
するとともに、つなぎ部検出回路54から、センサ12
上につなぎ目部分があるという判定結果を受信すると、
図8(G)に示すように、スイッチ57に端子T1を選
択させる。端子T1には、上述したように、変換回路5
1の出力である変換信号s1が供給されており、従っ
て、この場合、変換信号s1が、フィルム位置信号とし
て出力され、光軸補正装置8では、このフィルム位置信
号に基づいて、光軸の補正が行われる。
端子T2を選択してからの間欠送りされたコマ数のカウ
ント値が3となり、かつ、つなぎ部検出回路53からセ
ンサ11上につなぎ目部分がないという判定結果を受信
するとともに、つなぎ部検出回路54から、センサ12
上につなぎ目部分があるという判定結果を受信すると、
図8(G)に示すように、スイッチ57に端子T1を選
択させる。端子T1には、上述したように、変換回路5
1の出力である変換信号s1が供給されており、従っ
て、この場合、変換信号s1が、フィルム位置信号とし
て出力され、光軸補正装置8では、このフィルム位置信
号に基づいて、光軸の補正が行われる。
【0088】そして、コントロール回路55は、スイッ
チ57に端子T2を選択させてからの間欠送りされたコ
マ数のカウント値が5となるまでは、図8(G)に示す
ように、スイッチ57に端子T1を選択させ続ける。即
ち、この場合、異常なセンサ12の出力は用いられず、
センサ11の出力のみを用いて、光軸補正が行われる。
チ57に端子T2を選択させてからの間欠送りされたコ
マ数のカウント値が5となるまでは、図8(G)に示す
ように、スイッチ57に端子T1を選択させ続ける。即
ち、この場合、異常なセンサ12の出力は用いられず、
センサ11の出力のみを用いて、光軸補正が行われる。
【0089】その後、スイッチ57が端子T2を選択し
てからの間欠送りされたコマ数のカウント値が6となる
と、上述したつなぎ目の長手方向の長さから、つなぎ目
部分は、センサ12を通過する。従って、スイッチ57
が端子T2を選択してからの間欠送りされたコマ数のカ
ウント値が6となると、つなぎ部検出回路53または5
4からは、図8(D)または図8(E)にそれぞれ示す
ように、いずれも、センサ11または12上につなぎ目
部分がないという判定結果が出力されるようになる。
てからの間欠送りされたコマ数のカウント値が6となる
と、上述したつなぎ目の長手方向の長さから、つなぎ目
部分は、センサ12を通過する。従って、スイッチ57
が端子T2を選択してからの間欠送りされたコマ数のカ
ウント値が6となると、つなぎ部検出回路53または5
4からは、図8(D)または図8(E)にそれぞれ示す
ように、いずれも、センサ11または12上につなぎ目
部分がないという判定結果が出力されるようになる。
【0090】コントロール回路55は、スイッチ57が
端子T2を選択してからの間欠送りされたコマ数のカウ
ント値が6となり、かつ、つなぎ部検出回路53または
54それぞれからセンサ11または12上につなぎ目部
分がないという判定結果を受信すると、図8(G)に示
すように、スイッチ57に端子T3を選択させる。従っ
て、この場合、上述したように、変換信号s1とs2との
平均値が、フィルム位置信号として出力され、光軸補正
装置8では、このフィルム位置信号に基づいて、光軸の
補正が行われる。
端子T2を選択してからの間欠送りされたコマ数のカウ
ント値が6となり、かつ、つなぎ部検出回路53または
54それぞれからセンサ11または12上につなぎ目部
分がないという判定結果を受信すると、図8(G)に示
すように、スイッチ57に端子T3を選択させる。従っ
て、この場合、上述したように、変換信号s1とs2との
平均値が、フィルム位置信号として出力され、光軸補正
装置8では、このフィルム位置信号に基づいて、光軸の
補正が行われる。
【0091】なお、映画フィルム1が逆方向(センサ1
2から11の方向)に間欠走行される場合は、上述の説
明のセンサ11と12、変換回路51と52、つなぎ部
検出回路53と54、および端子T1とT2を、それぞ
れ入れ替えた処理が行われる。
2から11の方向)に間欠走行される場合は、上述の説
明のセンサ11と12、変換回路51と52、つなぎ部
検出回路53と54、および端子T1とT2を、それぞ
れ入れ替えた処理が行われる。
【0092】次に、図9のフローチャートを参照して、
図5のコントロール回路55の動作について、さらに説
明する。
図5のコントロール回路55の動作について、さらに説
明する。
【0093】映画フィルム1がコマ送りされるのを待っ
て、コントローラ回路55は、ステップS1において、
変換信号s1およびs2の両方が異常かどうか、即ち、つ
なぎ部検出回路53からセンサ11上につなぎ目部分が
あるという判定結果を受信し、かつつなぎ部検出回路5
からもセンサ12上につなぎ目部分があるという判定結
果を受信したかどうかを判定する。ステップS1におい
て、変換信号s1およびs2の両方が異常でないと判定さ
れた場合(s1およびs2の両方とも異常でないか、また
は、そのうちのいずれか一方のみが異常の場合)、ステ
ップS2に進み、変換信号s1だけが異常であるかどう
かが判定される。ステップS2において、変換信号s1
が異常でないと判定された場合、ステップS3に進み、
変換信号s2だけが異常であるかどうかが判定される。
て、コントローラ回路55は、ステップS1において、
変換信号s1およびs2の両方が異常かどうか、即ち、つ
なぎ部検出回路53からセンサ11上につなぎ目部分が
あるという判定結果を受信し、かつつなぎ部検出回路5
からもセンサ12上につなぎ目部分があるという判定結
果を受信したかどうかを判定する。ステップS1におい
て、変換信号s1およびs2の両方が異常でないと判定さ
れた場合(s1およびs2の両方とも異常でないか、また
は、そのうちのいずれか一方のみが異常の場合)、ステ
ップS2に進み、変換信号s1だけが異常であるかどう
かが判定される。ステップS2において、変換信号s1
が異常でないと判定された場合、ステップS3に進み、
変換信号s2だけが異常であるかどうかが判定される。
【0094】ステップS3において、変換信号s2が異
常でないと判定された場合、即ち、変換信号s1および
s2のいずれも異常でない場合、ステップS4に進み、
コントロール回路55は、スイッチ57に、端子T3を
選択させる。従って、この場合、変換信号s1とs2との
平均値に基づいて、光軸補正が行われる。
常でないと判定された場合、即ち、変換信号s1および
s2のいずれも異常でない場合、ステップS4に進み、
コントロール回路55は、スイッチ57に、端子T3を
選択させる。従って、この場合、変換信号s1とs2との
平均値に基づいて、光軸補正が行われる。
【0095】一方、ステップS2において、変換信号s
1だけが異常であると判定された場合、ステップS5に
進み、コントロール回路55は、スイッチ57に、端子
T2を選択させる。従って、この場合、変換信号s2の
みに基づいて、光軸補正が行われる。
1だけが異常であると判定された場合、ステップS5に
進み、コントロール回路55は、スイッチ57に、端子
T2を選択させる。従って、この場合、変換信号s2の
みに基づいて、光軸補正が行われる。
【0096】そして、映画フィルム1がコマ送りされる
のを待って、ステップS6に進み、間欠送りの方向が順
方向であるかどうかが判定される。ステップS6におい
て、間欠送りの方向が順方向でないと判定された場合、
即ち、逆方向の場合、ステップS1に戻る。また、ステ
ップS6において、間欠送りの方向が順方向であると判
定された場合、ステップS7に進み、変換信号s2が異
常であるかどうかが判定される。ステップS7におい
て、変換信号s2が異常であると判定された場合、ステ
ップS1に戻る。また、ステップS7において、変換信
号s2が異常でないと判定された場合、ステップS8に
進み、ステップS5で端子T2が選択された後にコマ送
りされたコマ数が2コマ以下であるかどうかが判定され
る。ステップS8において、端子T2が選択された後に
コマ送りされたコマ数が2コマ以下であると判定された
場合、ステップS5に戻る。即ち、ステップS5で端子
T2が選択された後、順方向へのコマ送りが連続してさ
れている場合であって、そのコマ送りされたコマ数が2
コマ以下であり、かつ変換信号s2が異常でないときに
は、光軸補正は、変換信号s2のみに基づいて行われ
る。
のを待って、ステップS6に進み、間欠送りの方向が順
方向であるかどうかが判定される。ステップS6におい
て、間欠送りの方向が順方向でないと判定された場合、
即ち、逆方向の場合、ステップS1に戻る。また、ステ
ップS6において、間欠送りの方向が順方向であると判
定された場合、ステップS7に進み、変換信号s2が異
常であるかどうかが判定される。ステップS7におい
て、変換信号s2が異常であると判定された場合、ステ
ップS1に戻る。また、ステップS7において、変換信
号s2が異常でないと判定された場合、ステップS8に
進み、ステップS5で端子T2が選択された後にコマ送
りされたコマ数が2コマ以下であるかどうかが判定され
る。ステップS8において、端子T2が選択された後に
コマ送りされたコマ数が2コマ以下であると判定された
場合、ステップS5に戻る。即ち、ステップS5で端子
T2が選択された後、順方向へのコマ送りが連続してさ
れている場合であって、そのコマ送りされたコマ数が2
コマ以下であり、かつ変換信号s2が異常でないときに
は、光軸補正は、変換信号s2のみに基づいて行われ
る。
【0097】また、ステップS8において、端子T2が
選択された後にコマ送りされたコマ数が2コマ以下でな
いと判定された場合、即ち、そのコマ数が3コマとなっ
た場合、ステップS9に進み、変換信号s1が異常であ
るかどうかが判定される。ステップS9において、変換
信号s1が異常であると判定された場合、ステップS1
に戻る。また、ステップS9において、変換信号s1が
異常でないと判定された場合、ステップS10に進み、
コントロール回路55は、スイッチ57に、端子T1を
選択させる。従って、この場合、変換信号s1のみに基
づいて、光軸補正が行われる。
選択された後にコマ送りされたコマ数が2コマ以下でな
いと判定された場合、即ち、そのコマ数が3コマとなっ
た場合、ステップS9に進み、変換信号s1が異常であ
るかどうかが判定される。ステップS9において、変換
信号s1が異常であると判定された場合、ステップS1
に戻る。また、ステップS9において、変換信号s1が
異常でないと判定された場合、ステップS10に進み、
コントロール回路55は、スイッチ57に、端子T1を
選択させる。従って、この場合、変換信号s1のみに基
づいて、光軸補正が行われる。
【0098】そして、映画フィルム1がコマ送りされる
のを待って、ステップS11に進み、間欠送りの方向が
順方向であるかどうかが判定される。ステップS11に
おいて、間欠送りの方向が順方向でないと判定された場
合、即ち、逆方向の場合、ステップS1に戻る。また、
ステップS11において、間欠送りの方向が順方向であ
ると判定された場合、ステップS12に進み、ステップ
S10で端子T1が選択された後にコマ送りされたコマ
数が3コマ以下であるかどうかが判定される。ステップ
S12において、端子T1が選択された後にコマ送りさ
れたコマ数が3コマ以下であると判定された場合、ステ
ップS9に戻る。即ち、ステップS10で端子T1が選
択された後、順方向へのコマ送りが連続してされている
場合であって、そのコマ送りされたコマ数が3コマ以下
であり、かつ変換信号s1が異常でないときには、光軸
補正は、変換信号s1のみに基づいて行われる。
のを待って、ステップS11に進み、間欠送りの方向が
順方向であるかどうかが判定される。ステップS11に
おいて、間欠送りの方向が順方向でないと判定された場
合、即ち、逆方向の場合、ステップS1に戻る。また、
ステップS11において、間欠送りの方向が順方向であ
ると判定された場合、ステップS12に進み、ステップ
S10で端子T1が選択された後にコマ送りされたコマ
数が3コマ以下であるかどうかが判定される。ステップ
S12において、端子T1が選択された後にコマ送りさ
れたコマ数が3コマ以下であると判定された場合、ステ
ップS9に戻る。即ち、ステップS10で端子T1が選
択された後、順方向へのコマ送りが連続してされている
場合であって、そのコマ送りされたコマ数が3コマ以下
であり、かつ変換信号s1が異常でないときには、光軸
補正は、変換信号s1のみに基づいて行われる。
【0099】また、ステップS12において、端子T1
が選択された後にコマ送りされたコマ数が3コマ以下で
ないと判定された場合、即ち、そのコマ数が4コマとな
った場合、ステップS1に戻る。
が選択された後にコマ送りされたコマ数が3コマ以下で
ないと判定された場合、即ち、そのコマ数が4コマとな
った場合、ステップS1に戻る。
【0100】一方、ステップS3において、変換信号s
2だけが異常であると判定された場合、ステップS13
に進み、コントロール回路55は、スイッチ57に、端
子T1を選択させる。従って、この場合、変換信号s1
のみに基づいて、光軸補正が行われる。
2だけが異常であると判定された場合、ステップS13
に進み、コントロール回路55は、スイッチ57に、端
子T1を選択させる。従って、この場合、変換信号s1
のみに基づいて、光軸補正が行われる。
【0101】そして、映画フィルム1がコマ送りされる
のを待って、ステップS14に進み、間欠送りの方向が
逆方向であるかどうかが判定される。ステップS14に
おいて、間欠送りの方向が逆方向でないと判定された場
合、即ち、順方向の場合、ステップS1に戻る。また、
ステップS14において、間欠送りの方向が逆方向であ
ると判定された場合、ステップS15に進み、変換信号
s1が異常であるかどうかが判定される。ステップS1
5において、変換信号s1が異常であると判定された場
合、ステップS1に戻る。また、ステップS15におい
て、変換信号s1が異常でないと判定された場合、ステ
ップS16に進み、ステップS13で端子T1が選択さ
れた後にコマ送りされたコマ数が2コマ以下であるかど
うかが判定される。ステップS16において、端子T1
が選択された後にコマ送りされたコマ数が2コマ以下で
あると判定された場合、ステップS13に戻る。即ち、
ステップS13で端子T1が選択された後、逆方向への
コマ送りが連続してされている場合であって、そのコマ
送りされたコマ数が2コマ以下であり、かつ変換信号s
1が異常でないときには、光軸補正は、変換信号s1のみ
に基づいて行われる。
のを待って、ステップS14に進み、間欠送りの方向が
逆方向であるかどうかが判定される。ステップS14に
おいて、間欠送りの方向が逆方向でないと判定された場
合、即ち、順方向の場合、ステップS1に戻る。また、
ステップS14において、間欠送りの方向が逆方向であ
ると判定された場合、ステップS15に進み、変換信号
s1が異常であるかどうかが判定される。ステップS1
5において、変換信号s1が異常であると判定された場
合、ステップS1に戻る。また、ステップS15におい
て、変換信号s1が異常でないと判定された場合、ステ
ップS16に進み、ステップS13で端子T1が選択さ
れた後にコマ送りされたコマ数が2コマ以下であるかど
うかが判定される。ステップS16において、端子T1
が選択された後にコマ送りされたコマ数が2コマ以下で
あると判定された場合、ステップS13に戻る。即ち、
ステップS13で端子T1が選択された後、逆方向への
コマ送りが連続してされている場合であって、そのコマ
送りされたコマ数が2コマ以下であり、かつ変換信号s
1が異常でないときには、光軸補正は、変換信号s1のみ
に基づいて行われる。
【0102】また、ステップS16において、端子T1
が選択された後にコマ送りされたコマ数が2コマ以下で
ないと判定された場合、即ち、そのコマ数が3コマとな
った場合、ステップS17に進み、変換信号s2が異常
であるかどうかが判定される。ステップS17におい
て、変換信号s2が異常であると判定された場合、ステ
ップS1に戻る。また、ステップS17において、変換
信号s2が異常でないと判定された場合、ステップS1
8に進み、コントロール回路55は、スイッチ57に、
端子T2を選択させる。従って、この場合、変換信号s
2のみに基づいて、光軸補正が行われる。
が選択された後にコマ送りされたコマ数が2コマ以下で
ないと判定された場合、即ち、そのコマ数が3コマとな
った場合、ステップS17に進み、変換信号s2が異常
であるかどうかが判定される。ステップS17におい
て、変換信号s2が異常であると判定された場合、ステ
ップS1に戻る。また、ステップS17において、変換
信号s2が異常でないと判定された場合、ステップS1
8に進み、コントロール回路55は、スイッチ57に、
端子T2を選択させる。従って、この場合、変換信号s
2のみに基づいて、光軸補正が行われる。
【0103】そして、映画フィルム1がコマ送りされる
のを待って、ステップS19に進み、間欠送りの方向が
逆方向であるかどうかが判定される。ステップS19に
おいて、間欠送りの方向が逆方向でないと判定された場
合、即ち、順方向の場合、ステップS1に戻る。また、
ステップS19において、間欠送りの方向が逆方向であ
ると判定された場合、ステップS20に進み、ステップ
S18で端子T2が選択された後にコマ送りされたコマ
数が3コマ以下であるかどうかが判定される。ステップ
S20において、端子T2が選択された後にコマ送りさ
れたコマ数が3コマ以下であると判定された場合、ステ
ップS17に戻る。即ち、ステップS18で端子T2が
選択された後、逆方向へのコマ送りが連続してされてい
る場合であって、そのコマ送りされたコマ数が3コマ以
下であり、かつ変換信号s2が異常でないときには、光
軸補正は、変換信号s2のみに基づいて行われる。
のを待って、ステップS19に進み、間欠送りの方向が
逆方向であるかどうかが判定される。ステップS19に
おいて、間欠送りの方向が逆方向でないと判定された場
合、即ち、順方向の場合、ステップS1に戻る。また、
ステップS19において、間欠送りの方向が逆方向であ
ると判定された場合、ステップS20に進み、ステップ
S18で端子T2が選択された後にコマ送りされたコマ
数が3コマ以下であるかどうかが判定される。ステップ
S20において、端子T2が選択された後にコマ送りさ
れたコマ数が3コマ以下であると判定された場合、ステ
ップS17に戻る。即ち、ステップS18で端子T2が
選択された後、逆方向へのコマ送りが連続してされてい
る場合であって、そのコマ送りされたコマ数が3コマ以
下であり、かつ変換信号s2が異常でないときには、光
軸補正は、変換信号s2のみに基づいて行われる。
【0104】また、ステップS20において、端子T2
が選択された後にコマ送りされたコマ数が3コマ以下で
ないと判定された場合、即ち、そのコマ数が4コマとな
った場合、ステップS1に戻る。
が選択された後にコマ送りされたコマ数が3コマ以下で
ないと判定された場合、即ち、そのコマ数が4コマとな
った場合、ステップS1に戻る。
【0105】以上のように、変換信号s1,s2が異常か
どうかを判定し、さらに、間欠送りの方向およびコマ数
を考慮して、変換信号s1,s2、またはそれらの平均値
のいずれかを選択し、光軸の補正に用いるようにしたの
で、間欠送りが順方向または逆方向に連続して行われて
いる場合だけでなく、センサ11と12との間に、つな
ぎ目部分がある状態で、間欠送りの方向が切り換えられ
るようなときにも、正確な光軸補正が可能となる。
どうかを判定し、さらに、間欠送りの方向およびコマ数
を考慮して、変換信号s1,s2、またはそれらの平均値
のいずれかを選択し、光軸の補正に用いるようにしたの
で、間欠送りが順方向または逆方向に連続して行われて
いる場合だけでなく、センサ11と12との間に、つな
ぎ目部分がある状態で、間欠送りの方向が切り換えられ
るようなときにも、正確な光軸補正が可能となる。
【0106】なお、図9のステップS1において、変換
信号s1およびs2の両方が異常であると判定された場
合、即ち、例えば、2以上のつなぎ目部分が、それほど
間隔をあけないで存在する場合や、つなぎ目部分の周辺
のフィルムが傷んて大きく変形している場合などにおい
て、そのような部分がゲート部5に挟み込まれていると
き、ステップS21に進み、コントロール回路55は、
スイッチ57に端子T4を選択させ、次のコマ送りがさ
れるのを待って、ステップS1に戻る。
信号s1およびs2の両方が異常であると判定された場
合、即ち、例えば、2以上のつなぎ目部分が、それほど
間隔をあけないで存在する場合や、つなぎ目部分の周辺
のフィルムが傷んて大きく変形している場合などにおい
て、そのような部分がゲート部5に挟み込まれていると
き、ステップS21に進み、コントロール回路55は、
スイッチ57に端子T4を選択させ、次のコマ送りがさ
れるのを待って、ステップS1に戻る。
【0107】この場合、端子T4からは何も信号が供給
されないが、コンデンサ59(図5)には、前回、スイ
ッチ57を介して出力された信号に対応する電圧がチャ
ージされており、この電圧が、オペアンプ60の非反転
入力端子に印加される。従って、変換信号s1およびs2
の両方が異常である場合には、前回の光軸補正に用いら
れたフィルム位置信号に基づいて、再度、光軸補正が行
われる。
されないが、コンデンサ59(図5)には、前回、スイ
ッチ57を介して出力された信号に対応する電圧がチャ
ージされており、この電圧が、オペアンプ60の非反転
入力端子に印加される。従って、変換信号s1およびs2
の両方が異常である場合には、前回の光軸補正に用いら
れたフィルム位置信号に基づいて、再度、光軸補正が行
われる。
【0108】なお、以上の処理は、例えば、映画フィル
ム1の長手方向の位置と、幅方向の位置とについて、そ
れぞれ独立に行われる。
ム1の長手方向の位置と、幅方向の位置とについて、そ
れぞれ独立に行われる。
【0109】次に、図10は、図1の光軸補正装置8の
構成例を示している。なお、図10(A)は、光軸補正
装置8の斜視図を、図10(B)は、同図(A)の平板
130を、その平板に直交する平面であって、モータ1
62の回転軸(図示せず)を通るもので切った断面を、
それぞれ示している。
構成例を示している。なお、図10(A)は、光軸補正
装置8の斜視図を、図10(B)は、同図(A)の平板
130を、その平板に直交する平面であって、モータ1
62の回転軸(図示せず)を通るもので切った断面を、
それぞれ示している。
【0110】平板130および131は、例えば、同一
の屈折率を有するガラス部材などによって構成されてお
り、ゲート部5からの透過光の光軸とほぼ直交するよう
に、かつ重ねるようにして配置されている。なお、ここ
では、平板130は、CCDカメラ9に対向する側に、
平板131は、ゲート部5に対向する側に、それぞれ配
置されている。
の屈折率を有するガラス部材などによって構成されてお
り、ゲート部5からの透過光の光軸とほぼ直交するよう
に、かつ重ねるようにして配置されている。なお、ここ
では、平板130は、CCDカメラ9に対向する側に、
平板131は、ゲート部5に対向する側に、それぞれ配
置されている。
【0111】平板130においては、その一側端部また
は他側端部に、それぞれモータ160の回転軸(図示せ
ず)と一直線に並ぶように、軸棒132または133が
それぞれ設けられており、平板130は、この軸棒13
2および133を回転軸として、図10(A)にcで示
す方向に、モータ160によって回転されるようになさ
れている。
は他側端部に、それぞれモータ160の回転軸(図示せ
ず)と一直線に並ぶように、軸棒132または133が
それぞれ設けられており、平板130は、この軸棒13
2および133を回転軸として、図10(A)にcで示
す方向に、モータ160によって回転されるようになさ
れている。
【0112】平板131においては、その一側端部また
は他側端部に、それぞれモータ162の回転軸と一直線
に並ぶように、軸棒134または135がそれぞれ設け
られており、平板131は、この軸棒134および13
5を回転軸として、図10(A)にdで示す方向に、モ
ータ162によって回転されるようになされている。
は他側端部に、それぞれモータ162の回転軸と一直線
に並ぶように、軸棒134または135がそれぞれ設け
られており、平板131は、この軸棒134および13
5を回転軸として、図10(A)にdで示す方向に、モ
ータ162によって回転されるようになされている。
【0113】モータ160および162は、それぞれ回
転軸が、互いに直交するように、かつ透過光とも直交す
るように配置されている。また、モータ160または1
62には、角度センサ163または165がそれぞれ設
けられており、これにより、モータ160または162
それぞれの回転角、ひいては、透過光の光軸の補正量を
検出することができるようになされている。
転軸が、互いに直交するように、かつ透過光とも直交す
るように配置されている。また、モータ160または1
62には、角度センサ163または165がそれぞれ設
けられており、これにより、モータ160または162
それぞれの回転角、ひいては、透過光の光軸の補正量を
検出することができるようになされている。
【0114】以上のように構成される光軸補正装置8に
おいては、補正制御回路14からフィルム位置信号のゲ
インを調整した信号が、モータ160および162に与
えられ、その信号にしたがって、モータ160または1
62が、平板130または131をそれぞれ回転駆動
し、これにより、透過光の光軸の補正が行われる。
おいては、補正制御回路14からフィルム位置信号のゲ
インを調整した信号が、モータ160および162に与
えられ、その信号にしたがって、モータ160または1
62が、平板130または131をそれぞれ回転駆動
し、これにより、透過光の光軸の補正が行われる。
【0115】即ち、平板130が、ガイド部5からの透
過光の光軸Lと直交しているとき、その光軸Lと、平板
130を透過した光の光軸L’とは、一直線を形成す
る。一方、モータ160を回転駆動し、平板130を、
図10(B)に示すように、光軸Lと直交する方向から
角度θだけ傾けた場合には、平板130を透過した光の
光軸L’は、平板130と直交する平面であって、光軸
Lを含む平面内を、距離xだけ平行移動する。
過光の光軸Lと直交しているとき、その光軸Lと、平板
130を透過した光の光軸L’とは、一直線を形成す
る。一方、モータ160を回転駆動し、平板130を、
図10(B)に示すように、光軸Lと直交する方向から
角度θだけ傾けた場合には、平板130を透過した光の
光軸L’は、平板130と直交する平面であって、光軸
Lを含む平面内を、距離xだけ平行移動する。
【0116】いま、平板130の厚さをdとし、その屈
折率をnとすると、角度θと距離xとの間には、次式が
成り立つ。
折率をnとすると、角度θと距離xとの間には、次式が
成り立つ。
【0117】 x=(d(tanθ)−d(tan(sin-1(sinθ/n)))) ×tan(π/2−θ) ・・・(6) 従って、θが充分小さい場合には、xはθに比例するこ
とになる。
とになる。
【0118】同様に、平板131を傾けた場合には、平
板131を透過した光の光軸L’は、平板131と直交
する平面であって、光軸Lを含む平面内を、平板131
の回転角に対応する距離だけ平行移動する。
板131を透過した光の光軸L’は、平板131と直交
する平面であって、光軸Lを含む平面内を、平板131
の回転角に対応する距離だけ平行移動する。
【0119】以上のようにして、フィルム位置信号に基
づいて、光軸L’が直交する2方向に平行移動されるこ
とで、映画フィルム1が、本来停止すべき位置からずれ
て停止した場合であっても、画ぶれが生じないように、
その位置ずれの補正が行われる。
づいて、光軸L’が直交する2方向に平行移動されるこ
とで、映画フィルム1が、本来停止すべき位置からずれ
て停止した場合であっても、画ぶれが生じないように、
その位置ずれの補正が行われる。
【0120】なお、画ぶれを防止するための光軸補正方
法については、例えば、本件出願人が先に出願した、特
開平8−286276号公報などに、その詳細が開示さ
れている。
法については、例えば、本件出願人が先に出願した、特
開平8−286276号公報などに、その詳細が開示さ
れている。
【0121】以上のように、センサ11または12のう
ち、映画フィルム1の位置の検知結果が異常でない方の
出力に基づいて、その位置ずれを補正するようにしたの
で、つなぎ目部分や、パーフォレーションとしての穴が
変形しているような部分などにおいても、映画フィルム
1の位置を正確に検知することが可能となり、その結
果、画像のぶれを、常時、精度良く補正することができ
る。
ち、映画フィルム1の位置の検知結果が異常でない方の
出力に基づいて、その位置ずれを補正するようにしたの
で、つなぎ目部分や、パーフォレーションとしての穴が
変形しているような部分などにおいても、映画フィルム
1の位置を正確に検知することが可能となり、その結
果、画像のぶれを、常時、精度良く補正することができ
る。
【0122】さらに、センサ11および12による映画
フィルム1の位置の検知結果が、いずれも異常でない場
合には、その平均値を用いて、画ぶれの補正を行うよう
にしたので、検知結果の平均化が図られることにより、
より精度の高い画ぶれの補正が可能となる。
フィルム1の位置の検知結果が、いずれも異常でない場
合には、その平均値を用いて、画ぶれの補正を行うよう
にしたので、検知結果の平均化が図られることにより、
より精度の高い画ぶれの補正が可能となる。
【0123】そして、以上の結果、映写される画像の位
置の安定性が向上し、その画質の高品位化を図ることが
できる。
置の安定性が向上し、その画質の高品位化を図ることが
できる。
【0124】以上、本発明を、テレシネ装置に適用した
場合について説明したが、本発明は、テレシネ装置の
他、例えば、映画フィルムに画像を記録する記録装置
や、映画フィルムの映写を行う映写装置、その他のフィ
ルムの位置決めの必要なあらゆる装置に適用可能であ
る。
場合について説明したが、本発明は、テレシネ装置の
他、例えば、映画フィルムに画像を記録する記録装置
や、映画フィルムの映写を行う映写装置、その他のフィ
ルムの位置決めの必要なあらゆる装置に適用可能であ
る。
【0125】なお、本実施の形態では、映画フィルム1
を間欠送りする場合について説明したが、本発明は、映
画フィルム1を連続送りする場合にも適用可能である。
を間欠送りする場合について説明したが、本発明は、映
画フィルム1を連続送りする場合にも適用可能である。
【0126】また、本実施の形態では、画ぶれの補正
を、光軸補正装置8により光学的に行うようにしたが、
画ぶれの補正方法は、これに限定されるものではない。
即ち、画ぶれの補正は、例えば、CCDカメラ9の出力
を信号処理することにより電気的に行うことなども可能
である。
を、光軸補正装置8により光学的に行うようにしたが、
画ぶれの補正方法は、これに限定されるものではない。
即ち、画ぶれの補正は、例えば、CCDカメラ9の出力
を信号処理することにより電気的に行うことなども可能
である。
【0127】さらに、本実施の形態では、映画フィルム
1の位置の検知を、静電容量方式により行うようにした
が、映画フィルム1の位置の検知は、その他、例えば、
フォトセンサなどを用いて行うようにすることも可能で
ある。
1の位置の検知を、静電容量方式により行うようにした
が、映画フィルム1の位置の検知は、その他、例えば、
フォトセンサなどを用いて行うようにすることも可能で
ある。
【0128】また、本実施の形態では、映画フィルム1
の位置の検知を行うセンサとして、センサ11および1
2の2つを設けるようにしたが、このようなセンサは、
3以上設けるようにすることも可能である。さらに、本
実施の形態では、センサ11と12を、投射エリア31
(開口7A)の前後にそれぞれ設けるようにしたが、セ
ンサ11や12を設置する位置は、これに限定されるも
のではない。即ち、映画フィルム1の位置の検知を行う
複数のセンサのうちの1つは、例えば、投射エリア31
の部分に設けることなどが可能であり、また、複数のセ
ンサは、ゲート部5以外の位置に設けることも可能であ
る。
の位置の検知を行うセンサとして、センサ11および1
2の2つを設けるようにしたが、このようなセンサは、
3以上設けるようにすることも可能である。さらに、本
実施の形態では、センサ11と12を、投射エリア31
(開口7A)の前後にそれぞれ設けるようにしたが、セ
ンサ11や12を設置する位置は、これに限定されるも
のではない。即ち、映画フィルム1の位置の検知を行う
複数のセンサのうちの1つは、例えば、投射エリア31
の部分に設けることなどが可能であり、また、複数のセ
ンサは、ゲート部5以外の位置に設けることも可能であ
る。
【0129】但し、複数のセンサは、映画フィルム1の
継ぎ目部分が、同時に、その複数のセンサすべてによる
位置の検知対象とならないように、ある程度の間隔をあ
けて配置するのが望ましい。さらに、複数のセンサそれ
ぞれは、映画フィルム1が間欠送りされる場合におい
て、停止状態となる直前に、継ぎ目部分がセンサにかか
るような配置にしないのが望ましい。また、画ぶれは、
映写されるコマの停止位置が問題となることから、複数
のセンサは、投射エリア31(開口7A)に近い位置に
配置するのが望ましい。
継ぎ目部分が、同時に、その複数のセンサすべてによる
位置の検知対象とならないように、ある程度の間隔をあ
けて配置するのが望ましい。さらに、複数のセンサそれ
ぞれは、映画フィルム1が間欠送りされる場合におい
て、停止状態となる直前に、継ぎ目部分がセンサにかか
るような配置にしないのが望ましい。また、画ぶれは、
映写されるコマの停止位置が問題となることから、複数
のセンサは、投射エリア31(開口7A)に近い位置に
配置するのが望ましい。
【0130】
【発明の効果】請求項1に記載のフィルム処理装置およ
び請求項7に記載のフィルム処理方法によれば、フィル
ムの位置を検知する、異なる位置に配置された複数の位
置検知手段のうちの1以上の出力に基づいて、フィルム
の位置ずれが補正される。従って、例えば、フィルムに
記録された画像を映写する場合などにおける画像のぶれ
を、常時、精度良く補正することが可能となる。
び請求項7に記載のフィルム処理方法によれば、フィル
ムの位置を検知する、異なる位置に配置された複数の位
置検知手段のうちの1以上の出力に基づいて、フィルム
の位置ずれが補正される。従って、例えば、フィルムに
記録された画像を映写する場合などにおける画像のぶれ
を、常時、精度良く補正することが可能となる。
【図1】本発明を適用したテレシネ装置の一実施の形態
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図2】図1のセンサ11および12の構成例を示す図
である。
である。
【図3】図1の固定側ピクチャゲート6の構成例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図1のゲート部5の構成例を示す断面図であ
る。
る。
【図5】図1の位置検出回路13の構成例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図6】図5の変換回路51および52の構成例を示す
回路図である。
回路図である。
【図7】位置検出回路13から出力されるフィルム位置
信号を示す波形図である。
信号を示す波形図である。
【図8】図5の位置検出回路13の動作を説明するため
の図である。
の図である。
【図9】図5のコントロール回路55の処理を説明する
ためのフローチャートである。
ためのフローチャートである。
【図10】図1の光軸補正装置8の構成例を示す図であ
る。
る。
【図11】映画フィルムのつなぎ合わせ方を説明するた
めの図である。
めの図である。
1 映画フィルム, 2 連続送りスプロケット, 3
間欠送りスプロケット, 4 連続送りスプロケッ
ト, 5 ゲート部, 6 固定側ピクチャゲート,
7 可動側ピクチャゲート, 7A 開口, 8 光軸
補正装置, 9CCDカメラ, 11,12 センサ,
13 位置検出回路, 14 補正制御回路, 15
光源, 16 シャッタ, 21乃至26 電極,
27 絶縁体, 28 グランド電極, 28A バ
ネ, 31 投射エリア, 41フィルム押さえ, 4
1A バネ, 42 フィルム押さえ, 42A バ
ネ,43 凸部, 44 くり貫き部分, 45 凸
部, 51,52 変換回路, 53,54 つなぎ部
検出回路, 55 コントロール回路, 56 平均化
回路, 57,58 スイッチ, 59 コンデンサ,
60 オペアンプ,71 交流電圧源, 72 オペ
アンプ, 73,74 抵抗, 75,76オペアン
プ, 77乃至80 抵抗, 81 オペアンプ, 8
2 検波回路, 83 オペアンプ, 84 抵抗,
85 可変抵抗, 86 抵抗, 87 コンデンサ,
130,131 平板, 132乃至135 軸棒,
160,162 モータ, 163,165 角度セ
ンサ
間欠送りスプロケット, 4 連続送りスプロケッ
ト, 5 ゲート部, 6 固定側ピクチャゲート,
7 可動側ピクチャゲート, 7A 開口, 8 光軸
補正装置, 9CCDカメラ, 11,12 センサ,
13 位置検出回路, 14 補正制御回路, 15
光源, 16 シャッタ, 21乃至26 電極,
27 絶縁体, 28 グランド電極, 28A バ
ネ, 31 投射エリア, 41フィルム押さえ, 4
1A バネ, 42 フィルム押さえ, 42A バ
ネ,43 凸部, 44 くり貫き部分, 45 凸
部, 51,52 変換回路, 53,54 つなぎ部
検出回路, 55 コントロール回路, 56 平均化
回路, 57,58 スイッチ, 59 コンデンサ,
60 オペアンプ,71 交流電圧源, 72 オペ
アンプ, 73,74 抵抗, 75,76オペアン
プ, 77乃至80 抵抗, 81 オペアンプ, 8
2 検波回路, 83 オペアンプ, 84 抵抗,
85 可変抵抗, 86 抵抗, 87 コンデンサ,
130,131 平板, 132乃至135 軸棒,
160,162 モータ, 163,165 角度セ
ンサ
Claims (7)
- 【請求項1】 フィルムを走行させて処理するフィルム
処理装置であって、 前記フィルムの位置を検知する、異なる位置に配置され
た複数の位置検知手段と、 前記複数の位置検知手段のうちの1以上の出力に基づい
て、前記フィルムの位置ずれを補正する補正手段とを備
えることを特徴とするフィルム処理装置。 - 【請求項2】 前記位置検知手段による前記フィルムの
位置の検知結果が異常かどうかを判定する判定手段をさ
らに備え、 前記補正手段は、前記複数の位置検知手段のうち、前記
判定手段により前記フィルムの位置の検知結果が異常で
ないと判定されたものの出力に基づいて、前記フィルム
の位置ずれを補正することを特徴とする請求項1に記載
のフィルム処理装置。 - 【請求項3】 前記判定手段において、前記複数の位置
検知手段による前記フィルムの位置の検知結果がすべて
異常であると判定された場合、 前記補正手段は、前回の補正に用いた前記位置検知手段
の出力を再度用いて補正を行うことを特徴とする請求項
2に記載のフィルム処理装置。 - 【請求項4】 前記複数の位置検知手段は、前記フィル
ムに継ぎ目がある場合に、その継ぎ目の部分が、同時
に、前記複数の位置検知手段すべてによる位置の検知対
象とならないように配置されていることを特徴とする請
求項1に記載のフィルム処理装置。 - 【請求項5】 光を通過させる開口が形成された、前記
フィルムをガイドするガイド手段をさらに備え、 前記複数の位置検知手段は、前記ガイド手段に設けられ
ていることを特徴とする請求項1に記載のフィルム処理
装置。 - 【請求項6】 前記複数の位置検知手段は、前記ガイド
手段に形成された開口を前記フィルムが走行する方向に
おける前記開口の前後に、少なくとも設けられているこ
とを特徴とする請求項5に記載のフィルム処理装置。 - 【請求項7】 フィルムを走行させて処理するフィルム
処理方法であって、 前記フィルムの位置を検知する、異なる位置に配置され
た複数の位置検知手段のうちの1以上の出力に基づい
て、前記フィルムの位置ずれを補正することを特徴とす
るフィルム処理方法。
Priority Applications (5)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JPH1115077A (ja) |
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- 1998-06-24 US US09/104,064 patent/US6048066A/en not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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