JP3638034B2 - 映像表示装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
産業上の利用分野
従来の技術(図11及び図12)
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段(図1〜図10)
作用(図1〜図10)
実施例
(1)第1実施例(図1〜図5)
(2)第2実施例(図6〜図9)
(3)他の実施例(図10)
発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】
本発明は映像表示装置に関し、例えば映画フイルムに記録された映像をスクリーン上に映写させる映像表示装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、図11に示すように、映画館で用いられている35〔mm〕の映画フイルム1は、当該映画フイルム1の幅方向の両端部に走行同期をとるための送り穴(以下、これをパーフオレーシヨンと呼ぶ)2がそれぞれ所定間隔ごとに順次設けられてなり、これら2つのパーフオレーシヨンの列(以下、これらをそれぞれ第1及び第2のパーフオレーシヨン列と呼ぶ)3A、3Bで挟まれる内側部分に画像及びアナログ信号でなる音声情報がそれぞれ対応する各記録領域4及び5内にそれぞれ光学的に記録されている。
【0004】
この映画フイルム1を走行させる場合、図12に示すように映像表示装置(図示せず)内の映像再生部10は、供給リールからスプロケツト11を介して供給される映画フイルム1を、ゲート部12と間欠送り用のスプロケツト(以下、これを間欠送りスプロケツトと呼ぶ)13を介して巻取リールに順次送り出すようになされている。
【0005】
ここで、ゲート部12はプレツシヤプレート12A及びピクチヤゲート12B間において映画フイルム1の幅方向の両端部を挟むような構成でなり、映画フイルム1の走行中はピクチヤゲート12Bに対してプレツシヤプレート12Aを押し付けて映画フイルム1を挟み込むようになされている。
【0006】
また間欠送りスプロケツト13は、再生モード時、所定のタイミングで所定角度ずつ順次回転し、これにより映画フイルム1の各画像記録領域4(図11)がゲート部12に瞬間的に(例えば24回/秒の割合で)順次停止するように当該映画フイルム1を間欠送りする。
【0007】
またこのとき映像再生部10におけるピクチヤゲート12Bの左側に配設された光源14からは投影用の光ビーム(以下、これを投影光ビームと呼ぶ)L1が発射され、これがピクチヤゲート12Bの映画フイルム1との対向面に設けられた窓穴(図示せず)を介して映画フイルム1に入射する。
【0008】
さらに当該映像再生部12では、当該投影光ビームL1が映画フイルム1の各画像記録領域4を透過した透過光を、プレツシヤプレート12Aの映画フイルム1との対向面に設けられた窓穴(図示せず)及び投影レンズ部15を介してスクリーン16に照射するようになされ、これにより画像を当該スクリーン16上に映写するようになされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、実際上映像再生部10のゲート部12では、プレツシヤプレート12Aによつて映画フイルム1の幅方向における各パーフオレーシヨン列3A、3Bの外側の領域及び各パーフオレーシヨン2間の領域がピクチヤゲート12Bに対して押さえ付けられることにより、当該映画フイルム1が長手方向に位置振れしないようになされている。
【0010】
これにより映画フイルム1を間欠送りスプロケツト13によつて間欠送りする際、当該映像フイルム1が間欠送りスプロケツト13の回転動作に伴つてゲート部12内において瞬間的に停止する位置を安定させることができ、この結果スクリーン16上に映写された画像に振れが生じるのを防止することができる。
【0011】
ところが、映画フイルム1を間欠送りする際、第1及び第2のパーフオレーシヨン列3A、3Bとプレツシヤプレート12A及び又はピクチヤゲート12Bとの間には相対摩擦が生じ易く、このため映画フイルム1の走行中に当該第1及び第2のパーフオレーシヨン列3A、3Bに擦り傷を多数生じさせ易い問題があつた。さらに映画フイルム1の表面状態との関係上、間欠送りする際、当該映画フイルム1のゲート部12内における停止位置を安定状態に保つことが困難になる問題があつた。
【0012】
また映画フイルム1の幅方向に位置振れする場合にもスクリーン16上に映写された画像に振れが生じるおそれがあることから、ゲート部12内に映画フイルム1を幅方向から挟み込むような構成でなるガイド(図示せず)を設けることにより、当該映画フイルム1がその幅方向に振れないようになされている。ところが、映画フイルム1とガイドとの間に生じる隙間によつて当該映画フイルム1が幅方向に位置振れする場合があり、この結果スクリーン16上に映写された画面に振れが生じるおそれがある。
【0013】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、映画フイルムに位置振れが生じてもスクリーン上に映写された画面に振れが生じるのを防止し得る映像表示装置を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、映画フイルムの長手方向に形成された走行同期穴を介してスプロケツトの回転に同期させて映画フイルムを間欠的に停止させ、当該停止させた基準位置で光源からの光源光を映画フイルムの所定領域に照射して映画フイルムの透過光をスクリーン上に表示させる映像表示装置において、走行同期穴に基づいて映画フイルムが停止した際の基準位置からの変位量を検出する検出手段と、検出結果に応じて透過光の光軸を補正する光軸補正手段と、光軸補正手段を駆動させる駆動手段とを備えるようにする。
【0015】
【作用】
光源から映画フイルムを介して得られた透過光の光路上に光軸補正手段を設けると共に、映画フイルムの長手方向に形成された走行同期穴に基づいて当該映画フイルムが停止した際の基準位置からの変位量を検出する検出手段を設けたことにより、光軸補正手段は駆動手段による駆動制御に基づき検出手段から得られる検出結果に応じて透過光の光軸の角度を変換し得、この結果光軸を補正することができる。かくして映画フイルムに位置振れが生じてもスクリーン上に映写された画面に振れが生じるのを防止し得る。
【0016】
【実施例】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0017】
(1)第1実施例
図12との対応部分に同一符号を付して示す図1において、映像表示装置(図示せず)内の映像再生部20は、従来の映像再生部10に加えて、撮影レンズ部21内に光軸補正部22が設けられると共に、ゲート部12内にフイルムセンサ23が設けられている。
【0018】
フイルムセンサ23は図2に示すように、ほぼコ字状に形成され、映画フイルム1のパーフオレーシヨン列3Aを挟み込むことにより、各パーフオレーシヨン2の長手方向の一端部2A及び幅方向の一端部2Bの位置におけるそれぞれに対応した所定の基準位置からの変位量(以下、これを位置振れ量と呼ぶ)を検出し得るようになされている。
【0019】
光軸補正部22は、フイルムセンサ23によつて検出された映画フイルム1の位置振れ量に基づいて投影光ビームL1の光軸の角度を変換し得るようになされている。またゲート部12には投影シヤツタ50が設けられ、映画フイルム1の間欠送り動作に連動して開閉を繰り返すようになされ、映画フイルム1が停止状態あるときのみ開口するようになされている。
【0020】
映画フイルム1が間欠送りされる際、フイルムセンサ23は映画フイルム1の長手方向及び幅方向の位置振れ量を検出してなる位置検出信号S1を制御部24に送出すると共に、当該位置検出信号S1のうち長手方向を示す長手方向検出信号S1A及び幅方向を示す幅方向検出信号S1Bをそれぞれ増幅回路25及び26を介して増幅した後加算回路27及び28に送出する。
【0021】
制御部24は、映画フイルム1が走行状態すなわち投影シヤツタ50が閉口状態にあるとき、増幅回路25及び26を介して加算回路27及び28にそれぞれ補正制御信号S2及びS3を出力する。
【0022】
加算回路27は、長手方向検出信号S1Aを補正制御信号S2に同期させて、これを同期出力信号S4として増幅回路29を介して増幅した後ドライブ部30に送出する。また加算回路28は、幅方向検出信号S1Bを補正制御信号S3に同期させて、これを同期出力信号S5として増幅回路31を介して増幅した後ドライブ部32に送出する。
【0023】
ドライブ部30は、同期出力信号S4に基づいて光軸補正部22における投影光ビームL1の光軸の角度を変換させると共に、当該変換した角度情報を位置センサ33に送出する。またドライブ部32は、同期出力信号S5に基づいて光軸補正部22における投影光ビームL1の光軸の角度を変換させると共に、当該変換した角度情報を位置センサ35に送出する。
【0024】
位置センサ33は、ドライブ部30から得られる角度情報に基づいて光軸の補正量を検出し、これを光軸補正検出信号S6として増幅回路34を介して加算回路27に送出する。加算回路27は、補正制御信号S2に同期された長手方向検出信号S1Aに光軸補正検出信号S6を加算して、映画フイルム1の長手方向の位置振れの信号レベルと当該位置振れに応じた光軸の補正量との差分を同期出力信号S4として出力し、これによりドライブ部30は光軸が補正されるまで光軸の角度を変換する。
【0025】
位置センサ35は、ドライブ部32から得られる角度情報に基づいて光軸の補正量を検出し、これを光軸補正検出信号S7として増幅回路36を介して加算回路28に送出する。加算回路28は、補正制御信号S3に同期された幅方向検出信号S1Bに光軸補正検出信号S7を加算して、映画フイルム1の幅方向の位置振れの信号レベルと当該位置振れに応じた光軸の補正量との差分を同期出力信号S5として出力し、これによりドライブ部32は光軸が補正されるまで光軸の角度を変換する。
【0026】
ここで図3に示すように光軸補正部22は、平面及び凸状の曲面でなるレンズ(以下、これを平凸レンズと呼ぶ)40と平面及び凹状の曲面でなるレンズ(以下、これを平凹レンズと呼ぶ)41とを有する。この平凸レンズ40及び平凹レンズ41は、共に同一の屈折率を有する硝子部材によつて成形されている。
【0027】
平凸レンズ40は、一側端部及び他側端部にそれぞれ中心軸K1を同軸とする扇形状のアーム42及び43が取り付けられ、当該アーム42及び43の中心軸K1上にそれぞれ設けられたピン42A及び43Aを回動軸として平凸レンズ40を矢印aで示す方向又はこれとは逆方向に移動し得るようになされている。またアーム42にはラツク44が設けられ、モータ30の出力軸に固着されたピニオンギア30Aと互いに噛み合うようになされている。
【0028】
また平凹レンズ41は、上端部及び下端部にそれぞれ中心軸K2を同軸とする扇形状のアーム45及び46が取り付けられ、当該アーム45及び46の中心軸K2上にそれぞれ設けられたピン45A及び46Aを回動軸として平凹レンズ41を矢印bで示す方向又はこれとは逆方向に移動し得るようになされている。またアーム45にはラツク47が設けられ、モータ32の出力軸に固着されたピニオンギア32Aと互いに噛み合うようになされている。
【0029】
モータ30には位置センサ33が設けられ、ピニオンギア30Aの回転角に基づいて平凸レンズ40の移動量を検出し得、かくして投影光ビームL1の光軸の補正量を検出し得るようになされている。またモータ32には位置センサ35が設けられ、ピニオンギア32Aの回転角に基づいて平凹レンズ41の移動量を検出し得、かくして投影光ビームL1の光軸の補正量を検出し得るようになされている。
【0030】
ここで中心軸K1及びK2は互いに同一平面上で直交すると共に、凸曲面部40Bと凹曲面部41Bとが組み合わせたときそれぞれ凸曲面部40B及び凹曲面部41Bの曲率の中心をなすようになされている。また凸曲面部40Bと凹曲面部41Bの間には空隙gが設けられ、凸曲面部40Bの曲率と凹曲面部41Bの曲率とが実質的に同一性を保ち得る共に、凸曲面部40Bと凹曲面部41Bの間に摩擦が生じるのを防止し得るようになされている。
【0031】
図3に示す光軸補正部22を、投影光ビームL1の光軸(図示せず)と中心軸K1(又は中心軸K2)とで形成される平面を断面にとつて示す図4において、まず平凸レンズ40と平凹レンズ41が、平面部40Aと平面部41Aが平行になるような位置関係にあるとき、平凸レンズ40側の光軸L1Aと平凹レンズ41側の光軸L1Bは共に一致する。
【0032】
次に平凸レンズ40と平凹レンズ41を互いに曲面に沿うように相対移動させて平面部40Aと平面部41Aのなす角度がθになるようにした場合、平凸レンズ40側の光軸L1Aは平凹レンズ41側の光軸L1Bに対してφだけ角度が曲げられる。
【0033】
ここで平凸レンズ40及び平凹レンズ41の硝子材の屈折率をnとするとθとφの間には、次式
【数1】
が成立する。
【0034】
以上の構成において、図5は映像再生部20における間欠送りスプロケツト13、光軸補正部22及び投影シヤツタ50の動作タイミングを示す。まず映画フイルム1が間欠送りスプロケツト13によつて間欠送りされる際、時点t1 で映画フイルム1が走行開始状態となる(図5(A))と共に投影シヤツタ50が閉口状態となる(図5(C))。
【0035】
この状態において時点t2 から時点t3 までの間に光軸補正部22は、前期間における映画フイルム1のパーフオレーシヨン2の位置情報に基づいて投影光ビームL1の光軸の補正を行い(図5(B))、その後時点t4 で映画フイルム1は走行停止状態となる(図5(A))と共に投影シヤツタ50が開口状態となる(図5(C))。
【0036】
以下同様にして、時点t5 から時点t8 までの間、続く時点t9 から時点t12までの間においても、上述のような映画フイルム1の走行時すなわち投影シヤツタ50の閉口時に光軸補正することにより、投影シヤツタ50を比較的長期間に亘つて開口し得ると共に、スクリーン16上に映写される画面に明暗のちらつきを生じさせることなく画面の振れを防止し得る。
【0037】
以上の構成によれば、映像再生部20において撮影レンズ部21内に光軸補正部22を設け、フイルムセンサ23によつて検出された映画フイルム1の長手方向及び幅方向の位置振れ量に基づいて投影光ビームL1の光軸の角度を変換することにより、光軸を補正することができ、かくして映画フイルム1に位置振れが生じてもスクリーン16上に映写された画面に振れが生じるのを防止し得る。
【0038】
(2)第2実施例
図1との対応部分に同一符号を付して示す図6において、映像再生部60は、第1実施例の映像再生部20から光軸補正部22を省略すると共に、撮影レンズ部61及びゲート部12間に光軸補正部62が設けられていることを除いて、映像再生部20と同様の構成を有する。
【0039】
ここで図7に示すように光軸補正部62は、第1及び第2の平板63及び64を有し、当該第1及び第2の平板63及び64は共に同一の屈折率を有する硝子部材によつて成形されている。
【0040】
第1の平板63は、一側端部及び他側端部にそれぞれモータ30の出力軸を同軸とする軸棒65及び66が一体化して取り付けられ、当該軸棒65及び66を回動軸として第1の平板63を矢印cで示す方向又はこれとは逆方向に移動し得るようになされている。また軸棒65はモータ30の出力軸と連結されている。
【0041】
第2の平板64は、一側端部及び他側端部にそれぞれモータ32の出力軸を同軸とする軸棒67及び68が一体化して取り付けられ、当該軸棒67及び68を回動軸として第2の平板64を矢印dで示す方向又はこれとは逆方向に移動し得るようになされている。また軸棒67はモータ32の出力軸と連結されている。
【0042】
ここでモータ30及び32の出力軸は互いに垂直関係を有するようになされている。またモータ30には位置センサ33が設けられ、軸棒65の回転角に基づいて第1の平板63の移動量を検出し得、かくして投影光ビームL1の光軸の補正量を検出し得るようになされている。さらにモータ32には位置センサ35が設けられ、軸棒67の回転角に基づいて第2の平板64の移動量を検出し得、かくして投影光ビームL1の光軸の補正量を検出し得るようになされている。
【0043】
図7に示す光軸補正部62のうち第1の平板63を、投影光ビームL1の光軸(図示せず)とモータ30の出力軸とで形成される平面を断面にとつて図8に示す。図8において第1の平板63が、モータ30及び32の出力軸で形成される平面と平行になるような位置関係にあるとき、外側平面部63A側の光軸L1Xと内側平面部63B側の光軸L1Yは共に一致する。
【0044】
次に第1の平板63を軸棒65及び66を中心として矢印cで示す方向又はこれとは逆方向に回動移動させて外側平面部63Aとモータ30及び32の出力軸で形成される平面とのなす角がθになるように傾けた場合、外側平面部63A側の光軸L1Xは内側平面部63B側の光軸L1Yに対してxだけモータ32の出力軸と平行方向に移動することとなる。
【0045】
また図7に示す光軸補正部62のうち第2の平板64を、投影光ビームL1の光軸(図示せず)とモータ32の出力軸とで形成される平面を断面にとつた場合にも図8と同様に示される。図8において第2の平板64が、モータ30及び32の出力軸で形成される平面と平行になるような位置関係にあるとき、外側平面部64A側の光軸L1Xと内側平面部64B側の光軸L1Yは共に一致する。
【0046】
次に第2の平板64を軸棒67及び68を中心として矢印dで示す方向又はこれとは逆方向に回動移動させて外側平面部64Aとモータ30及び32の出力軸で形成される平面とのなす角がθになるように傾けた場合、外側平面部64A側の光軸L1Xは内側平面部64B側の光軸L1Yに対してxだけモータ30の出力軸と平行方向に移動することとなる。
【0047】
ここで、第1及び第2の平板63及び64について、それぞれ硝子材の厚さをd、屈折率をnとするとθとxの間には、次式
【数2】
が成立する。この式(2)は、平行移動量xをθの関数として表され、θの値が小さい場合にはxとθはほぼ比例関係となり、図9に示すような屈折率nに応じて異なる直線K10、K20及びK30で表される。この場合、直線K10はd=2、n=1.2 の場合を示し、直線K20はd=2、n=1.5 の場合を示し、直線K30はd=2、n=2.0 の場合を示す。例えば直線K20上の点Pは、θを4°傾けたときには光軸L1Xがx=0.05〔mm〕だけ平行移動することを表している。このようにxとθの関数は、θの値が小さい場合にはnの値が大きい程xの値が大きくなる。
【0048】
以上の構成において、映像再生部60における間欠送りスプロケツト13、光軸補正部62及び投影シヤツタ50の動作タイミングは、図5に示す第1実施例の場合と同様に行われる。すなわち映画フイルム1が間欠スプロケツト13によつて間欠送りされる際、映画フイルム1の走行時に光軸補正することにより、スクリーン16上に映写される画面に明暗のちらつきを生じさせることなく画面の振れを防止し得る。
【0049】
以上の構成によれば、映像再生部60において撮影レンズ部61内に光軸補正部62を設け、フイルムセンサ23によつて検出された映画フイルム1の長手方向及び幅方向の位置振れ量に基づいて投影光ビームL1の光軸の角度を変換することにより、光軸を補正することができ、かくして映画フイルム1に位置振れが生じてもスクリーン16上に映写された画面に振れが生じるのを防止し得る。
【0050】
また光軸補正部62としてそれぞれ光透過性をもつ第1及び第2の平板63及び64を組合せたものを用いたことにより、第1実施例における光軸補正部22のように平凸レンズ40及び平凹レンズ41でなる2枚のレンズを組合せたものと比較して一段と簡易な構成となり、かつ機構が簡単となることから、装置全体として小型化及び軽量化することができ、かくして比較的高速に動作させることができる。
【0051】
(3)他の実施例
なお第1及び第2実施例においては、第1及び第2実施例の映像再生部20及び60における光軸補正動作の動作タイミングを映画フイルム1の走行時にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図10に示すような動作タイミングで光軸補正動作を行うようにしても良い。
【0052】
ここで適用される映像再生部(図示せず)は、第1及び第2実施例の映像再生部20及び60とは投影シヤツタ50の機構が異なることを除いて同一の構成を有する。この投影シヤツタは開口期間が比較的短くなるように設定されており、この場合映画フイルム1が走行停止して所定期間経過した後に開口すると共に、当該映画フイルム1の走行開始に伴つて閉口するようになされている。
【0053】
すなわち映画フイルム1が間欠送りスプロケツト13によつて間欠送りされる際、時点t1 で映画フイルム1が走行開始状態となる(図10(A))と共に投影シヤツタが閉口状態となる(図10(C))。その後時点t2 で映画フイルム1は走行停止状態となる(図10(A))と共に光軸補正部22は現期間における映画フイルム1のパーフオレーシヨン2の位置情報に基づいて投影光ビームL1の光軸の補正を開始する(図10(B))。その後時点t3 までの間に光軸補正部22は光軸補正を行つた後(図10(B))、時点t4 で投影シヤツタが開口状態となる(図10(C))。
【0054】
以下同様にして、時点t5 から時点t8 までの間、続く時点t9 から時点t12までの間においても、上述のような映画フイルム1の走行停止時に光軸補正することにより、第1及び第2実施例の場合と比較してより正確に光軸補正することができ、かくしてスクリーン16上に映写される画面に明暗のちらつきを生じさせることなく画面の振れを防止し得る。
【0055】
また第1実施例においては、光軸補正部22として平凸レンズ40及び平凹レンズ41でなる2枚のレンズを組合せたものを用いた場合について述べ、また第2実施例においては、光軸補正部62としてそれぞれ光透過性をもつ第1及び第2の平板63及び64を組合せたものを用いた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光軸補正部(図示せず)として2枚のガラス板の間に液体を封入し一体のプリズムとしたものを用いるようにしても本発明を適用し得る。この場合、当該プリズムの頂角を変化させることによつて光軸の角度を変換することができ、この結果光軸を補正し得、かくして上述の場合と同様の効果を得ることができる。
【0056】
さらに第1実施例においては、光軸補正部22として平凸レンズ40及び平凹レンズ41でなる2枚のレンズを組合せたものを用いた場合について述べ、また第2実施例においては、光軸補正部62としてそれぞれ光透過性をもつ第1及び第2の平板63及び64を組合せたものを用いた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光軸補正部(図示せず)として音響光学光変調器を用いるようにしても本発明を適用し得る。
【0057】
すなわち音響光学光変調器は、音響光学媒体(例えばPbMoO4結晶、TeO2結晶等)上に圧電振動子(トランスジユーサ)(例えばLiNbO3、ZnO 等でなる薄膜)が接着された構成からなり、駆動部から当該圧電振動子を介して高周波の電気信号が入力されるようになされている。圧電振動子によつて高周波の電気信号は超音波信号に変換され、音響光学媒体内において当該音響光学媒体の屈折率を周期的に変化させることにより、当該音響光学媒体は光に対して回折格子の役割を果たすこととなる(以下、これを超音波回折格子と呼ぶ)。
【0058】
この状態において、超音波波面にブラツグ角で入射した投影光ビームL1は、当該超音波波面と同じ角度をなす方向にのみ回折されることから、超音波の周波数を変えることによつて超音波回折格子の格子間隔を変わり、すなわちブラツグ角が変わることにより、この結果投影光ビームL1の光偏向の角度を変えることができる。
【0059】
【発明の効果】
光源から映画フイルムを介して得られた透過光の光路上に光軸補正手段を設けると共に、映画フイルムの長手方向に形成された走行同期穴に基づいて当該映画フイルムが停止した際の基準位置からの変位量を検出する検出手段を設けたことにより、光軸補正手段は駆動手段による駆動制御に基づき検出手段から得られる検出結果に応じて透過光の光軸の角度を変換し得、この結果光軸を補正することができる。かくして映画フイルムに位置振れが生じてもスクリーン上に映写された画面に振れが生じるのを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による映像再生部の構成を示すブロツク図である。
【図2】フイルムセンサの検出状態を示す斜視図である。
【図3】第1実施例による光軸補正部を示す斜視図である。
【図4】図3の光軸補正部による光軸補正の説明に供する断面図である。
【図5】第1実施例による映像再生部における動作状態の説明に供する信号波形図である。
【図6】第2実施例による映像再生部の構成を示すブロツク図である。
【図7】第2実施例による光軸補正部を示す斜視図である。
【図8】図7の光軸補正部による光軸補正の説明に供する断面図である。
【図9】図8の光軸補正における平行移動量及び傾斜角の関係を表すグラフである。
【図10】他の実施例による映像再生部における動作状態の説明に供する信号波形図である。
【図11】映画フイルムを示す平面図である。
【図12】従来の映像再生部を示すブロツク図である。
【符号の説明】
1……映画フイルム、2……パーフオレーシヨン、4……画像記録領域、10、20、60……映像再生部、12……ゲート部、13……スプロケツト、14……光源、15、21、61……投影レンズ部、16……スクリーン、22、62……光軸補正部、23……フイルムセンサ、24……制御部、25、26、29、31、34、36……増幅回路、27、28……加算回路、30、32……ドライブ部、33、35……位置センサ、50……投影シヤツタ。
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
産業上の利用分野
従来の技術(図11及び図12)
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段(図1〜図10)
作用(図1〜図10)
実施例
(1)第1実施例(図1〜図5)
(2)第2実施例(図6〜図9)
(3)他の実施例(図10)
発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】
本発明は映像表示装置に関し、例えば映画フイルムに記録された映像をスクリーン上に映写させる映像表示装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、図11に示すように、映画館で用いられている35〔mm〕の映画フイルム1は、当該映画フイルム1の幅方向の両端部に走行同期をとるための送り穴(以下、これをパーフオレーシヨンと呼ぶ)2がそれぞれ所定間隔ごとに順次設けられてなり、これら2つのパーフオレーシヨンの列(以下、これらをそれぞれ第1及び第2のパーフオレーシヨン列と呼ぶ)3A、3Bで挟まれる内側部分に画像及びアナログ信号でなる音声情報がそれぞれ対応する各記録領域4及び5内にそれぞれ光学的に記録されている。
【0004】
この映画フイルム1を走行させる場合、図12に示すように映像表示装置(図示せず)内の映像再生部10は、供給リールからスプロケツト11を介して供給される映画フイルム1を、ゲート部12と間欠送り用のスプロケツト(以下、これを間欠送りスプロケツトと呼ぶ)13を介して巻取リールに順次送り出すようになされている。
【0005】
ここで、ゲート部12はプレツシヤプレート12A及びピクチヤゲート12B間において映画フイルム1の幅方向の両端部を挟むような構成でなり、映画フイルム1の走行中はピクチヤゲート12Bに対してプレツシヤプレート12Aを押し付けて映画フイルム1を挟み込むようになされている。
【0006】
また間欠送りスプロケツト13は、再生モード時、所定のタイミングで所定角度ずつ順次回転し、これにより映画フイルム1の各画像記録領域4(図11)がゲート部12に瞬間的に(例えば24回/秒の割合で)順次停止するように当該映画フイルム1を間欠送りする。
【0007】
またこのとき映像再生部10におけるピクチヤゲート12Bの左側に配設された光源14からは投影用の光ビーム(以下、これを投影光ビームと呼ぶ)L1が発射され、これがピクチヤゲート12Bの映画フイルム1との対向面に設けられた窓穴(図示せず)を介して映画フイルム1に入射する。
【0008】
さらに当該映像再生部12では、当該投影光ビームL1が映画フイルム1の各画像記録領域4を透過した透過光を、プレツシヤプレート12Aの映画フイルム1との対向面に設けられた窓穴(図示せず)及び投影レンズ部15を介してスクリーン16に照射するようになされ、これにより画像を当該スクリーン16上に映写するようになされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、実際上映像再生部10のゲート部12では、プレツシヤプレート12Aによつて映画フイルム1の幅方向における各パーフオレーシヨン列3A、3Bの外側の領域及び各パーフオレーシヨン2間の領域がピクチヤゲート12Bに対して押さえ付けられることにより、当該映画フイルム1が長手方向に位置振れしないようになされている。
【0010】
これにより映画フイルム1を間欠送りスプロケツト13によつて間欠送りする際、当該映像フイルム1が間欠送りスプロケツト13の回転動作に伴つてゲート部12内において瞬間的に停止する位置を安定させることができ、この結果スクリーン16上に映写された画像に振れが生じるのを防止することができる。
【0011】
ところが、映画フイルム1を間欠送りする際、第1及び第2のパーフオレーシヨン列3A、3Bとプレツシヤプレート12A及び又はピクチヤゲート12Bとの間には相対摩擦が生じ易く、このため映画フイルム1の走行中に当該第1及び第2のパーフオレーシヨン列3A、3Bに擦り傷を多数生じさせ易い問題があつた。さらに映画フイルム1の表面状態との関係上、間欠送りする際、当該映画フイルム1のゲート部12内における停止位置を安定状態に保つことが困難になる問題があつた。
【0012】
また映画フイルム1の幅方向に位置振れする場合にもスクリーン16上に映写された画像に振れが生じるおそれがあることから、ゲート部12内に映画フイルム1を幅方向から挟み込むような構成でなるガイド(図示せず)を設けることにより、当該映画フイルム1がその幅方向に振れないようになされている。ところが、映画フイルム1とガイドとの間に生じる隙間によつて当該映画フイルム1が幅方向に位置振れする場合があり、この結果スクリーン16上に映写された画面に振れが生じるおそれがある。
【0013】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、映画フイルムに位置振れが生じてもスクリーン上に映写された画面に振れが生じるのを防止し得る映像表示装置を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、映画フイルムの長手方向に形成された走行同期穴を介してスプロケツトの回転に同期させて映画フイルムを間欠的に停止させ、当該停止させた基準位置で光源からの光源光を映画フイルムの所定領域に照射して映画フイルムの透過光をスクリーン上に表示させる映像表示装置において、走行同期穴に基づいて映画フイルムが停止した際の基準位置からの変位量を検出する検出手段と、検出結果に応じて透過光の光軸を補正する光軸補正手段と、光軸補正手段を駆動させる駆動手段とを備えるようにする。
【0015】
【作用】
光源から映画フイルムを介して得られた透過光の光路上に光軸補正手段を設けると共に、映画フイルムの長手方向に形成された走行同期穴に基づいて当該映画フイルムが停止した際の基準位置からの変位量を検出する検出手段を設けたことにより、光軸補正手段は駆動手段による駆動制御に基づき検出手段から得られる検出結果に応じて透過光の光軸の角度を変換し得、この結果光軸を補正することができる。かくして映画フイルムに位置振れが生じてもスクリーン上に映写された画面に振れが生じるのを防止し得る。
【0016】
【実施例】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0017】
(1)第1実施例
図12との対応部分に同一符号を付して示す図1において、映像表示装置(図示せず)内の映像再生部20は、従来の映像再生部10に加えて、撮影レンズ部21内に光軸補正部22が設けられると共に、ゲート部12内にフイルムセンサ23が設けられている。
【0018】
フイルムセンサ23は図2に示すように、ほぼコ字状に形成され、映画フイルム1のパーフオレーシヨン列3Aを挟み込むことにより、各パーフオレーシヨン2の長手方向の一端部2A及び幅方向の一端部2Bの位置におけるそれぞれに対応した所定の基準位置からの変位量(以下、これを位置振れ量と呼ぶ)を検出し得るようになされている。
【0019】
光軸補正部22は、フイルムセンサ23によつて検出された映画フイルム1の位置振れ量に基づいて投影光ビームL1の光軸の角度を変換し得るようになされている。またゲート部12には投影シヤツタ50が設けられ、映画フイルム1の間欠送り動作に連動して開閉を繰り返すようになされ、映画フイルム1が停止状態あるときのみ開口するようになされている。
【0020】
映画フイルム1が間欠送りされる際、フイルムセンサ23は映画フイルム1の長手方向及び幅方向の位置振れ量を検出してなる位置検出信号S1を制御部24に送出すると共に、当該位置検出信号S1のうち長手方向を示す長手方向検出信号S1A及び幅方向を示す幅方向検出信号S1Bをそれぞれ増幅回路25及び26を介して増幅した後加算回路27及び28に送出する。
【0021】
制御部24は、映画フイルム1が走行状態すなわち投影シヤツタ50が閉口状態にあるとき、増幅回路25及び26を介して加算回路27及び28にそれぞれ補正制御信号S2及びS3を出力する。
【0022】
加算回路27は、長手方向検出信号S1Aを補正制御信号S2に同期させて、これを同期出力信号S4として増幅回路29を介して増幅した後ドライブ部30に送出する。また加算回路28は、幅方向検出信号S1Bを補正制御信号S3に同期させて、これを同期出力信号S5として増幅回路31を介して増幅した後ドライブ部32に送出する。
【0023】
ドライブ部30は、同期出力信号S4に基づいて光軸補正部22における投影光ビームL1の光軸の角度を変換させると共に、当該変換した角度情報を位置センサ33に送出する。またドライブ部32は、同期出力信号S5に基づいて光軸補正部22における投影光ビームL1の光軸の角度を変換させると共に、当該変換した角度情報を位置センサ35に送出する。
【0024】
位置センサ33は、ドライブ部30から得られる角度情報に基づいて光軸の補正量を検出し、これを光軸補正検出信号S6として増幅回路34を介して加算回路27に送出する。加算回路27は、補正制御信号S2に同期された長手方向検出信号S1Aに光軸補正検出信号S6を加算して、映画フイルム1の長手方向の位置振れの信号レベルと当該位置振れに応じた光軸の補正量との差分を同期出力信号S4として出力し、これによりドライブ部30は光軸が補正されるまで光軸の角度を変換する。
【0025】
位置センサ35は、ドライブ部32から得られる角度情報に基づいて光軸の補正量を検出し、これを光軸補正検出信号S7として増幅回路36を介して加算回路28に送出する。加算回路28は、補正制御信号S3に同期された幅方向検出信号S1Bに光軸補正検出信号S7を加算して、映画フイルム1の幅方向の位置振れの信号レベルと当該位置振れに応じた光軸の補正量との差分を同期出力信号S5として出力し、これによりドライブ部32は光軸が補正されるまで光軸の角度を変換する。
【0026】
ここで図3に示すように光軸補正部22は、平面及び凸状の曲面でなるレンズ(以下、これを平凸レンズと呼ぶ)40と平面及び凹状の曲面でなるレンズ(以下、これを平凹レンズと呼ぶ)41とを有する。この平凸レンズ40及び平凹レンズ41は、共に同一の屈折率を有する硝子部材によつて成形されている。
【0027】
平凸レンズ40は、一側端部及び他側端部にそれぞれ中心軸K1を同軸とする扇形状のアーム42及び43が取り付けられ、当該アーム42及び43の中心軸K1上にそれぞれ設けられたピン42A及び43Aを回動軸として平凸レンズ40を矢印aで示す方向又はこれとは逆方向に移動し得るようになされている。またアーム42にはラツク44が設けられ、モータ30の出力軸に固着されたピニオンギア30Aと互いに噛み合うようになされている。
【0028】
また平凹レンズ41は、上端部及び下端部にそれぞれ中心軸K2を同軸とする扇形状のアーム45及び46が取り付けられ、当該アーム45及び46の中心軸K2上にそれぞれ設けられたピン45A及び46Aを回動軸として平凹レンズ41を矢印bで示す方向又はこれとは逆方向に移動し得るようになされている。またアーム45にはラツク47が設けられ、モータ32の出力軸に固着されたピニオンギア32Aと互いに噛み合うようになされている。
【0029】
モータ30には位置センサ33が設けられ、ピニオンギア30Aの回転角に基づいて平凸レンズ40の移動量を検出し得、かくして投影光ビームL1の光軸の補正量を検出し得るようになされている。またモータ32には位置センサ35が設けられ、ピニオンギア32Aの回転角に基づいて平凹レンズ41の移動量を検出し得、かくして投影光ビームL1の光軸の補正量を検出し得るようになされている。
【0030】
ここで中心軸K1及びK2は互いに同一平面上で直交すると共に、凸曲面部40Bと凹曲面部41Bとが組み合わせたときそれぞれ凸曲面部40B及び凹曲面部41Bの曲率の中心をなすようになされている。また凸曲面部40Bと凹曲面部41Bの間には空隙gが設けられ、凸曲面部40Bの曲率と凹曲面部41Bの曲率とが実質的に同一性を保ち得る共に、凸曲面部40Bと凹曲面部41Bの間に摩擦が生じるのを防止し得るようになされている。
【0031】
図3に示す光軸補正部22を、投影光ビームL1の光軸(図示せず)と中心軸K1(又は中心軸K2)とで形成される平面を断面にとつて示す図4において、まず平凸レンズ40と平凹レンズ41が、平面部40Aと平面部41Aが平行になるような位置関係にあるとき、平凸レンズ40側の光軸L1Aと平凹レンズ41側の光軸L1Bは共に一致する。
【0032】
次に平凸レンズ40と平凹レンズ41を互いに曲面に沿うように相対移動させて平面部40Aと平面部41Aのなす角度がθになるようにした場合、平凸レンズ40側の光軸L1Aは平凹レンズ41側の光軸L1Bに対してφだけ角度が曲げられる。
【0033】
ここで平凸レンズ40及び平凹レンズ41の硝子材の屈折率をnとするとθとφの間には、次式
【数1】
が成立する。
【0034】
以上の構成において、図5は映像再生部20における間欠送りスプロケツト13、光軸補正部22及び投影シヤツタ50の動作タイミングを示す。まず映画フイルム1が間欠送りスプロケツト13によつて間欠送りされる際、時点t1 で映画フイルム1が走行開始状態となる(図5(A))と共に投影シヤツタ50が閉口状態となる(図5(C))。
【0035】
この状態において時点t2 から時点t3 までの間に光軸補正部22は、前期間における映画フイルム1のパーフオレーシヨン2の位置情報に基づいて投影光ビームL1の光軸の補正を行い(図5(B))、その後時点t4 で映画フイルム1は走行停止状態となる(図5(A))と共に投影シヤツタ50が開口状態となる(図5(C))。
【0036】
以下同様にして、時点t5 から時点t8 までの間、続く時点t9 から時点t12までの間においても、上述のような映画フイルム1の走行時すなわち投影シヤツタ50の閉口時に光軸補正することにより、投影シヤツタ50を比較的長期間に亘つて開口し得ると共に、スクリーン16上に映写される画面に明暗のちらつきを生じさせることなく画面の振れを防止し得る。
【0037】
以上の構成によれば、映像再生部20において撮影レンズ部21内に光軸補正部22を設け、フイルムセンサ23によつて検出された映画フイルム1の長手方向及び幅方向の位置振れ量に基づいて投影光ビームL1の光軸の角度を変換することにより、光軸を補正することができ、かくして映画フイルム1に位置振れが生じてもスクリーン16上に映写された画面に振れが生じるのを防止し得る。
【0038】
(2)第2実施例
図1との対応部分に同一符号を付して示す図6において、映像再生部60は、第1実施例の映像再生部20から光軸補正部22を省略すると共に、撮影レンズ部61及びゲート部12間に光軸補正部62が設けられていることを除いて、映像再生部20と同様の構成を有する。
【0039】
ここで図7に示すように光軸補正部62は、第1及び第2の平板63及び64を有し、当該第1及び第2の平板63及び64は共に同一の屈折率を有する硝子部材によつて成形されている。
【0040】
第1の平板63は、一側端部及び他側端部にそれぞれモータ30の出力軸を同軸とする軸棒65及び66が一体化して取り付けられ、当該軸棒65及び66を回動軸として第1の平板63を矢印cで示す方向又はこれとは逆方向に移動し得るようになされている。また軸棒65はモータ30の出力軸と連結されている。
【0041】
第2の平板64は、一側端部及び他側端部にそれぞれモータ32の出力軸を同軸とする軸棒67及び68が一体化して取り付けられ、当該軸棒67及び68を回動軸として第2の平板64を矢印dで示す方向又はこれとは逆方向に移動し得るようになされている。また軸棒67はモータ32の出力軸と連結されている。
【0042】
ここでモータ30及び32の出力軸は互いに垂直関係を有するようになされている。またモータ30には位置センサ33が設けられ、軸棒65の回転角に基づいて第1の平板63の移動量を検出し得、かくして投影光ビームL1の光軸の補正量を検出し得るようになされている。さらにモータ32には位置センサ35が設けられ、軸棒67の回転角に基づいて第2の平板64の移動量を検出し得、かくして投影光ビームL1の光軸の補正量を検出し得るようになされている。
【0043】
図7に示す光軸補正部62のうち第1の平板63を、投影光ビームL1の光軸(図示せず)とモータ30の出力軸とで形成される平面を断面にとつて図8に示す。図8において第1の平板63が、モータ30及び32の出力軸で形成される平面と平行になるような位置関係にあるとき、外側平面部63A側の光軸L1Xと内側平面部63B側の光軸L1Yは共に一致する。
【0044】
次に第1の平板63を軸棒65及び66を中心として矢印cで示す方向又はこれとは逆方向に回動移動させて外側平面部63Aとモータ30及び32の出力軸で形成される平面とのなす角がθになるように傾けた場合、外側平面部63A側の光軸L1Xは内側平面部63B側の光軸L1Yに対してxだけモータ32の出力軸と平行方向に移動することとなる。
【0045】
また図7に示す光軸補正部62のうち第2の平板64を、投影光ビームL1の光軸(図示せず)とモータ32の出力軸とで形成される平面を断面にとつた場合にも図8と同様に示される。図8において第2の平板64が、モータ30及び32の出力軸で形成される平面と平行になるような位置関係にあるとき、外側平面部64A側の光軸L1Xと内側平面部64B側の光軸L1Yは共に一致する。
【0046】
次に第2の平板64を軸棒67及び68を中心として矢印dで示す方向又はこれとは逆方向に回動移動させて外側平面部64Aとモータ30及び32の出力軸で形成される平面とのなす角がθになるように傾けた場合、外側平面部64A側の光軸L1Xは内側平面部64B側の光軸L1Yに対してxだけモータ30の出力軸と平行方向に移動することとなる。
【0047】
ここで、第1及び第2の平板63及び64について、それぞれ硝子材の厚さをd、屈折率をnとするとθとxの間には、次式
【数2】
が成立する。この式(2)は、平行移動量xをθの関数として表され、θの値が小さい場合にはxとθはほぼ比例関係となり、図9に示すような屈折率nに応じて異なる直線K10、K20及びK30で表される。この場合、直線K10はd=2、n=1.2 の場合を示し、直線K20はd=2、n=1.5 の場合を示し、直線K30はd=2、n=2.0 の場合を示す。例えば直線K20上の点Pは、θを4°傾けたときには光軸L1Xがx=0.05〔mm〕だけ平行移動することを表している。このようにxとθの関数は、θの値が小さい場合にはnの値が大きい程xの値が大きくなる。
【0048】
以上の構成において、映像再生部60における間欠送りスプロケツト13、光軸補正部62及び投影シヤツタ50の動作タイミングは、図5に示す第1実施例の場合と同様に行われる。すなわち映画フイルム1が間欠スプロケツト13によつて間欠送りされる際、映画フイルム1の走行時に光軸補正することにより、スクリーン16上に映写される画面に明暗のちらつきを生じさせることなく画面の振れを防止し得る。
【0049】
以上の構成によれば、映像再生部60において撮影レンズ部61内に光軸補正部62を設け、フイルムセンサ23によつて検出された映画フイルム1の長手方向及び幅方向の位置振れ量に基づいて投影光ビームL1の光軸の角度を変換することにより、光軸を補正することができ、かくして映画フイルム1に位置振れが生じてもスクリーン16上に映写された画面に振れが生じるのを防止し得る。
【0050】
また光軸補正部62としてそれぞれ光透過性をもつ第1及び第2の平板63及び64を組合せたものを用いたことにより、第1実施例における光軸補正部22のように平凸レンズ40及び平凹レンズ41でなる2枚のレンズを組合せたものと比較して一段と簡易な構成となり、かつ機構が簡単となることから、装置全体として小型化及び軽量化することができ、かくして比較的高速に動作させることができる。
【0051】
(3)他の実施例
なお第1及び第2実施例においては、第1及び第2実施例の映像再生部20及び60における光軸補正動作の動作タイミングを映画フイルム1の走行時にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図10に示すような動作タイミングで光軸補正動作を行うようにしても良い。
【0052】
ここで適用される映像再生部(図示せず)は、第1及び第2実施例の映像再生部20及び60とは投影シヤツタ50の機構が異なることを除いて同一の構成を有する。この投影シヤツタは開口期間が比較的短くなるように設定されており、この場合映画フイルム1が走行停止して所定期間経過した後に開口すると共に、当該映画フイルム1の走行開始に伴つて閉口するようになされている。
【0053】
すなわち映画フイルム1が間欠送りスプロケツト13によつて間欠送りされる際、時点t1 で映画フイルム1が走行開始状態となる(図10(A))と共に投影シヤツタが閉口状態となる(図10(C))。その後時点t2 で映画フイルム1は走行停止状態となる(図10(A))と共に光軸補正部22は現期間における映画フイルム1のパーフオレーシヨン2の位置情報に基づいて投影光ビームL1の光軸の補正を開始する(図10(B))。その後時点t3 までの間に光軸補正部22は光軸補正を行つた後(図10(B))、時点t4 で投影シヤツタが開口状態となる(図10(C))。
【0054】
以下同様にして、時点t5 から時点t8 までの間、続く時点t9 から時点t12までの間においても、上述のような映画フイルム1の走行停止時に光軸補正することにより、第1及び第2実施例の場合と比較してより正確に光軸補正することができ、かくしてスクリーン16上に映写される画面に明暗のちらつきを生じさせることなく画面の振れを防止し得る。
【0055】
また第1実施例においては、光軸補正部22として平凸レンズ40及び平凹レンズ41でなる2枚のレンズを組合せたものを用いた場合について述べ、また第2実施例においては、光軸補正部62としてそれぞれ光透過性をもつ第1及び第2の平板63及び64を組合せたものを用いた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光軸補正部(図示せず)として2枚のガラス板の間に液体を封入し一体のプリズムとしたものを用いるようにしても本発明を適用し得る。この場合、当該プリズムの頂角を変化させることによつて光軸の角度を変換することができ、この結果光軸を補正し得、かくして上述の場合と同様の効果を得ることができる。
【0056】
さらに第1実施例においては、光軸補正部22として平凸レンズ40及び平凹レンズ41でなる2枚のレンズを組合せたものを用いた場合について述べ、また第2実施例においては、光軸補正部62としてそれぞれ光透過性をもつ第1及び第2の平板63及び64を組合せたものを用いた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光軸補正部(図示せず)として音響光学光変調器を用いるようにしても本発明を適用し得る。
【0057】
すなわち音響光学光変調器は、音響光学媒体(例えばPbMoO4結晶、TeO2結晶等)上に圧電振動子(トランスジユーサ)(例えばLiNbO3、ZnO 等でなる薄膜)が接着された構成からなり、駆動部から当該圧電振動子を介して高周波の電気信号が入力されるようになされている。圧電振動子によつて高周波の電気信号は超音波信号に変換され、音響光学媒体内において当該音響光学媒体の屈折率を周期的に変化させることにより、当該音響光学媒体は光に対して回折格子の役割を果たすこととなる(以下、これを超音波回折格子と呼ぶ)。
【0058】
この状態において、超音波波面にブラツグ角で入射した投影光ビームL1は、当該超音波波面と同じ角度をなす方向にのみ回折されることから、超音波の周波数を変えることによつて超音波回折格子の格子間隔を変わり、すなわちブラツグ角が変わることにより、この結果投影光ビームL1の光偏向の角度を変えることができる。
【0059】
【発明の効果】
光源から映画フイルムを介して得られた透過光の光路上に光軸補正手段を設けると共に、映画フイルムの長手方向に形成された走行同期穴に基づいて当該映画フイルムが停止した際の基準位置からの変位量を検出する検出手段を設けたことにより、光軸補正手段は駆動手段による駆動制御に基づき検出手段から得られる検出結果に応じて透過光の光軸の角度を変換し得、この結果光軸を補正することができる。かくして映画フイルムに位置振れが生じてもスクリーン上に映写された画面に振れが生じるのを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による映像再生部の構成を示すブロツク図である。
【図2】フイルムセンサの検出状態を示す斜視図である。
【図3】第1実施例による光軸補正部を示す斜視図である。
【図4】図3の光軸補正部による光軸補正の説明に供する断面図である。
【図5】第1実施例による映像再生部における動作状態の説明に供する信号波形図である。
【図6】第2実施例による映像再生部の構成を示すブロツク図である。
【図7】第2実施例による光軸補正部を示す斜視図である。
【図8】図7の光軸補正部による光軸補正の説明に供する断面図である。
【図9】図8の光軸補正における平行移動量及び傾斜角の関係を表すグラフである。
【図10】他の実施例による映像再生部における動作状態の説明に供する信号波形図である。
【図11】映画フイルムを示す平面図である。
【図12】従来の映像再生部を示すブロツク図である。
【符号の説明】
1……映画フイルム、2……パーフオレーシヨン、4……画像記録領域、10、20、60……映像再生部、12……ゲート部、13……スプロケツト、14……光源、15、21、61……投影レンズ部、16……スクリーン、22、62……光軸補正部、23……フイルムセンサ、24……制御部、25、26、29、31、34、36……増幅回路、27、28……加算回路、30、32……ドライブ部、33、35……位置センサ、50……投影シヤツタ。
Claims (5)
- 映画フイルムの長手方向に形成された走行同期穴を介してスプロケツトの回転に同期させて上記映画フイルムを間欠的に停止させ、当該停止させた基準位置で光源からの光源光を上記映画フイルムの所定領域に照射して上記映画フイルムの透過光をスクリーン上に表示させる映像表示装置において、
上記走行同期穴に基づいて上記映画フイルムが停止した際の基準位置からの変位量を検出する検出手段と、
上記検出結果に応じて上記透過光の光軸を補正する光軸補正手段と、
上記光軸補正手段を駆動させる駆動手段と
を具えたことを特徴とする映像表示装置。 - 上記光軸補正手段は、平面と凸状の曲面とを有する第1のレンズと、平面と凹状の曲面とを有する第2のレンズとを組合せてなり、
上記凸状の曲面と上記凹状の曲面との曲率を実質的に同一にして互いに上記凸状の曲面と上記凹状の曲面に沿うように上記第1のレンズと上記第2のレンズを相対的に移動させることによつて上記透過光の光軸の角度を変換するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。 - 上記光軸補正手段は、それぞれ光透過性をもつ第1及び第2の平板をそれぞれ互いに垂直関係を有する第1及び第2の軸を中心として回動自在に組合せてなり、
上記第1及び第2の平板をそれぞれ上記第1及び第2の軸を中心として回動させることによつて上記透過光の光軸の角度を変換するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。 - 上記光軸補正手段は、2枚の板状部材の間に液体を封入することによつて一体形成されたプリズムでなる
ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。 - 上記光軸補正手段は、音響光学媒体の屈折率を圧電振動子を介して周期的に変化させる音響光学装置でなる
ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
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