JPH0973112A - 光偏向装置、手振れ補正装置、及び光学装置 - Google Patents

光偏向装置、手振れ補正装置、及び光学装置

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JPH0973112A
JPH0973112A JP25200895A JP25200895A JPH0973112A JP H0973112 A JPH0973112 A JP H0973112A JP 25200895 A JP25200895 A JP 25200895A JP 25200895 A JP25200895 A JP 25200895A JP H0973112 A JPH0973112 A JP H0973112A
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JP
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optical
axis
light
driving
guide surface
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JP25200895A
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Shigeru Ogino
滋 荻野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 該装置の小型化、低コスト化を達成する。 【解決手段】 光を偏向する光偏向手段1と、球面状の
案内面3aを有する案内部材3と、前記案内面に沿って
前記光偏向手段を駆動する駆動手段5とを有し、前記駆
動手段を、前記案内面に対向して配設すると共に該案内
面に圧接するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を偏向する光駆
動手段を備えた光偏向装置や手振れ補正装置、更にはこ
れら装置を具備した光学装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、スチルカメラやビデオカメラ等の
光学機器の自動化が進み、焦点調節機能や露出制御機能
や手振れ補正機能の自動化が広く実用化されている。
【0003】手振れ補正機能を有するものとしては、例
えば特開平6−102569号等に示される様なビデオ
カメラが知られており、これには可変頂角プリズムを使
用した、高画質の手振れ補正装置が開示されている。
【0004】また、セキュリティ面においても、監視用
カメラとしてビデオカメラによって銀行,地下道,地下
鉄構内,スーパーマーケット等で周囲を監視するシステ
ムが使用されている。この場合、ビデオカメラは、回動
可能な雲台に設置され回動しながら映像を出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記手
振れ補正装置においては、メカニカルに駆動を行う為、
駆動手段、及び駆動力を伝達する伝達機構が必要にな
り、駆動装置が大型化すると共に、駆動する部材を固定
する為の固定手段が必要となる。このため、駆動装置が
複雑で大きくなり、コストも高くなるといった問題点が
あった。
【0006】また、上記監視カメラにおいて、周囲を監
視する為に回転雲台を使用すると大型化し目立ってしま
い、監視カメラの役割を十分果たすことが困難となるこ
とがことがあった。
【0007】(発明の目的)本発明の目的は、該装置の
小型化、低コスト化を達成することのできる光偏向装
置、手振れ補正装置、及び光学装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、案内部材の案内面に対向して駆動手段を
配設すると共に、前記案内面を前記駆動手段に圧接する
ようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の実施の第1の形態に係る光
偏向装置を示す構成図であり、主要部の構成については
断面で示してある。
【0011】同図において、1は後述のリング1fやベ
ローズ1eと共に光偏向手段を成す可変頂角プリズム
(以下、VAPと記す)であり、2枚の透明なガラス1
a,1bとそれらを保持する枠1d,1d´、及び、ベ
ローズ1eによって高屈折率の液体1cが封止されたも
のである。
【0012】この実施の形態においては、ガラス1a,
1bは、青板ガラス又は光学ガラス等で製作される。液
体1cは、シリコン系オイル等の無色透明の液体であ
る。枠1d,1d´は、ポリエチレン製であり、補強の
ためにポリカーボネート又はアルミニウムにより製作さ
れたリング1fをインサート射出形成により製作され
る。ベローズ1eは、ポリエチレンのラミネートフィル
ムで製作される。
【0013】なお、本発明においては、これらの材料
は、特に限定するものではない。
【0014】ガラス1aは、接着等で部材2に固定され
る。また、ガラス1bは、案内部材3,4によって保持
される。
【0015】前記案内部材3は、枠1dを接着等で固定
され、バネ14にて、案内部材4に接着等で配設された
駆動手段5に圧接される。圧接力は案内部材3が自重で
案内部材4に対して動かないのに十分の摩擦力、及び案
内部材3を駆動するのに十分の推力を発現させ得る力と
する。また、案内部材3の案内面3aは、VAP1の略
中心である点12を中心とした球面を成している。
【0016】案内部材4は、部材2にネジ止め又は接着
等によって固定される。この実施の形態においては、案
内部材4の案内面4aは、案内部材3の案内面3aと略
同一半径であり、点12を中心とした球面を成してい
る。駆動手段5により案内部材3が駆動されると、該案
内部材3はその案内面3aが案内面4aに摺動しながら
点12を中心として回動する。
【0017】しかしながら、案内面4aが案内面3aと
同一半径で互いに摺動するのは本質でなく、案内面3a
が球面であり、駆動手段5に上記十分な力で圧接されれ
ば良く、案内面4aが案内面3aと同一半径で無く、互
いに摺動しなくてもよい。また、駆動手段5は案内部材
3に埋め込まれても良く、この場合は案内部材4が球面
状の案内面4aを有する。
【0018】駆動手段5は、圧電素子を有しており、こ
の実施の第1の形態においては、特願平6−32241
8号に開示された方法と同様にして、圧電素子に縦振動
と屈曲振動の2つのモードを発生させてこれらのモード
の組み合わせで案内部材3との接触部に楕円運動を発生
させて駆動する、いわゆる定在波駆動で案内部材3を駆
動するものである。また、圧電素子によって案内面4a
に進行波を発生させて案内部材3を駆動してもよく、構
成は特に限定するものではない。
【0019】9は駆動手段5を駆動する為の駆動回路で
ある。
【0020】7は案内部材3の変位を検出する為の変位
センサであり、図示しないIRED等の発光素子とPS
D等の受光素子から構成される。6はミラー等の光を反
射する為の反射部材であり、発光素子から発射された光
を、変位センサ7の受光素子へ反射する。変位センサ7
へ入射する光の位置は、案内部材3の変位に応じた位置
であるため、この位置を検出することで案内部材3の変
位を検出することができる。すなわち、案内部材3とV
AP1のガラス1bは枠1dを介して一体に駆動する。
このため、案内部材3の位置が検出できれば、ガラス1
bの変位角が検出できる。
【0021】8は変位センサ7からの出力信号を検出す
るための検出回路である。
【0022】10は制御回路であり、所定の信号を駆動
回路9に出力して駆動手段5を駆動することで、VAP
1のガラス1bに角変位を与えて該VAP1に入射した
光を偏向させることができる。
【0023】図1においては、VAP1のY軸回りの駆
動についてのみ表示してある。すなわち、Y軸回りに駆
動するための駆動手段5及び駆動回路9と、Y軸回りの
変位を検出するための変位センサ7及び検出回路8であ
る。X軸回りに駆動する場合にも同様の構成にて実現す
ることができ、この場合は、光軸13に対して駆動手段
5と変位センサ7及びミラー8を90度回転させた位置
に配置すれば良く、X軸,Y軸回り両方を駆動する場合
は、駆動手段及び駆動回路と変位センサ及び検出回路を
X軸回り用、Y軸回り用に各々2個づつ有すれば良い。
【0024】(実施の第2の形態)図2は本発明の実施
の第2の形態に係る光偏向装置を示す構成図であり、主
要部の構成については断面で示してある。
【0025】上記実施の第1の形態における光偏向手段
であるVAP1の代わりに、複数のレンズを使用した光
偏向手段を有するシステムである。
【0026】同図において、20は焦点距離f1の負の
パワーを持つレンズである。21は焦点距離f2の正の
パワーを持つレンズである。
【0027】レンズ20は保持枠23に接着,嵌合等で
固定され、案内部材24に接着,ネジ止め等で固定され
る。但し、レンズ20は保持枠20を持たないで直接案
内部材24に固定されてもよい。
【0028】レンズ21は案内部材22に接着等で固定
される。駆動手段5は実施の第1の形態と同様である。
【0029】前記案内部材22は、実施の第1の形態と
同様に、バネ14によって案内部材24に配設された駆
動手段5に圧接される。圧接力は案内部材22が自重で
案内部材24に対して動かないのに十分の摩擦力、及び
案内部材22を駆動するのに十分の推力を発現させ得る
力とする。また、案内部材22の案内面22aは、レン
ズ21の像側主点から光軸13上の焦点距離f2の点を
中心とした球面を成している。
【0030】この実施の第2の形態では、案内部材24
の案内面24aは、案内部材22の案内面22aと略同
一半径を成している。駆動手段5により案内部材22が
駆動されると、該、案内部材22はその案内面22aが
案内面24aに摺動しながらレンズ21の像側主点から
光軸13上の焦点距離f2の点を中心として回動する。
【0031】しかしながら、案内面24aが案内面22
aと同一半径で互いに摺動するのは本質でなく、案内面
22aが球面であり、駆動手段5に上記十分な力で圧接
されれば良く、案内面24aが案内面22aと同一半径
で無く、互いに摺動しなくてもよい。
【0032】7は案内部材22の変位を検出する為の変
位センサであり、図示しないIRED等の発光素子とP
SD等の受光素子から構成される。6はミラー等の光を
反射する為の反射部材であり、発光素子から発射された
光を、変位センサ7の受光素子へ反射する。受光素子へ
入射する光の位置は、案内部材22の変位に応じた位置
であるため、この位置を検出することで部材22の変位
を検出することができる。すなわち、案内部材22とレ
ンズ21は一体に駆動する。このため、案内部材22の
位置が検出できれば、レンズ21の変位量が検出でき
る。
【0033】8,9,10は上記実施の第1の形態と同
様である。
【0034】図2においては、実施の第1の形態と同様
にして、レンズ21のY軸回りの駆動についてのみ表示
してある。すなわち、Y軸回りに駆動する為の駆動手段
5及び駆動回路9とY軸回りの変位を検出する為の変位
センサ7及び検出回路8である。X軸回りに駆動する場
合にも同様の構成にて実現することができ、この場合
は、光軸13に対して駆動手段5と変位センサ7及びミ
ラー8を90度回転させた位置に配置すれば良く、X
軸,Y軸回り両方を駆動する場合は、駆動手段及び駆動
回路と変位センサと検出回路をX軸回り用、Y軸回り用
に各々2つづつ有すれば良い。
【0035】次に、この実施の形態での動作について説
明する。
【0036】この実施の形態における光偏向の原理は、
レンズ21の光軸がレンズ20の光軸に対して相対的に
θ傾くと該レンズ20に入射した光をθだけ偏向させる
ことができる。
【0037】従って、実施の第1の形態と同様にて、制
御回路10にて指令した角変位になる様にレンズ21を
駆動することで、レンズ20に入射した光を偏向するこ
とができる。
【0038】この実施の形態においては、レンズ2枚で
構成したが、レンズ20を無くし、レンズ21だけで構
成しても良い。
【0039】(実施の第3の形態)図3は本発明の実施
の第3の形態に係る光偏向装置を示す構成図であり、主
要部の構成については断面で示してある。また、上記実
施の第2の形態と同様の機能を持つ部分は同一符号を付
してある。
【0040】この実施の形態は、上記実施の第2の形態
と同様に、レンズ26とレンズ27の光軸の相対角に応
じて光偏向を変えるものである。その他は実施の第2の
形態と同様である。
【0041】(実施の第4の形態)図4は本発明の実施
の第4の形態に係る光偏向装置を示す構成図であり、主
要部の構成については断面で示してある。また、上記実
施の第1の形態と同様の機能を持つ部分は同一符号を付
してある。
【0042】この実施の形態は、ミラーを使用した光偏
向手段を有している。この実施の形態では、該実施の形
態の光偏向システムが振動を与えられてもミラーに入射
した光を所定の方向に入射させることができる。
【0043】同図において、30はミラーである。実施
の第1の形態においては、変位センサ7と反射板6を組
み合わせていたが、この実施の形態においては、反射板
を廃止して、ミラー30で兼用したが、反射板を別途設
けてもよ良い。他は実施の第1の形態と同様である。
【0044】この実施の形態においては、ミラー30に
入射した光は該ミラー30がαだけ変位するとその反射
角は2倍のαだけ変化する。そのため、制御回路10に
て指令するミラーの角変位は偏向角の1/2になる。
【0045】図4においては、ミラー30のY軸回りの
駆動についてのみ表示してある。すなわち、Y軸回りに
駆動する為の駆動手段5及び駆動回路9とY軸回りの変
位を検出する為の変位センサ7及び検出回路8である、
X軸回りに駆動する場合に同様の構成にて実現すること
ができ、この場合は、光軸13に対して駆動手段5と変
位センサ7を90度回転させた位置に配置すれば良く、
X軸,Y軸回り両方を駆動する場合は、駆動手段及び駆
動回路と変位センサ及び検出回路をX軸回り用、Y軸回
り用の各々2個づつ有すれば良い。
【0046】(実施の第5の形態)図5は本発明の実施
の第5の形態に係る光偏向装置を示す構成図であり、主
要部の構成については断面で示してある。また、上記実
施の第1の形態と同様の機能を持つ部分は同一符号を付
してある。
【0047】この実施の形態においては、光偏向手段の
後ろにズームレンズ31が配置される。該レンズ31は
例えばリアフォーカスタイプのズームレンズであり、C
CD33の撮像面に結像する。CCD33にて撮像され
た映像信号はカメラプロセス回路32にて処理されてビ
デオ信号として図示しないモニター、記録装置に出力さ
れる。
【0048】同図において、11は振動ジャイロ等の手
振れ補正装置に与えられた振動を検出する為の振動セン
サであり、該振動センサ11からの出力信号は、マイク
ロプロセッサ等の制御回路10へ入力され所定の信号に
変換される。
【0049】手振れ補正の原理については、特開平6−
102569号等に開示されたものと同様であり、振動
ジャイロ11によって検出された角速度は制御回路10
にて角変位に変換される。該角変位に応じて駆動回路9
を介して駆動手段5に駆動信号が送られて、VAP1の
ガラス1bに角変位が与えられる。該角変位は変位セン
サ7にて監視され、振動ジャイロによって検出された振
動に応じた角変位になるまで駆動される。
【0050】ズームレンズ31に振動が加わると、CC
D33面上で結像した画像も揺れのある見苦しい像にな
ってしまうが、上記説明したVAP1を有するユニット
を配置することで、揺れに応じてVAP1のガラス1b
を駆動して該VAP1の頂角を可変とすることができ、
CCD33面上で結像した画像を揺れを除去した良好な
画像を得ることができる。
【0051】X軸回り、及びY軸回り両方の補正を行う
場合には、同様の制御を行えば良く、この実施の形態に
おいては、VAP1のガラス1bにX軸回り、及びY軸
回り両方に各々の振動に応じた各変位を与えて画像の揺
れを補正する。
【0052】この実施の形態では、上記ビデオカメラに
限定するものではなく、他の光学機器、例えば銀塩カメ
ラでも良い。
【0053】図5においては、実施の第1の形態と同様
にして、VAP1のY軸回りの駆動についてのみ表示し
てある。すなわち、Y軸回りに駆動する為の駆動手段5
及び駆動回路9とY軸回りの変位を検出する為の変位セ
ンサ7及び検出回路8とY軸回りの振動を検出する為の
振動ジャイロである。X軸回りに駆動する場合にも同様
の構成にて実現することができ、この場合は、光軸13
に対して駆動手段5と変位センサ7及び駆動回路8と振
動ジャイロを90度回転させた位置に配置すれば良く、
X軸,Y軸回り両方を駆動する場合は、駆動手段及び駆
動回路と変位センサ及び検出回路と振動ジャイロをX軸
回り用、Y軸回り用に各々2個づつ有すれば良い。
【0054】この実施の形態においては、VAPを使用
した手振れ補正装置について説明したが、上記実施の第
2,第3の形態のレンズを使用した光偏向手段、上記実
施の第4の形態のミラーを使用した光偏向手段を用いて
も構わない。
【0055】(実施の第6の形態)図6は本発明の実施
の第6の形態に係る光偏向装置を示す構成図であり、主
要部の構成については断面で示してある。
【0056】この実施の形態においては、監視カメラに
応用した例について説明する。構成については振動ジャ
イロ以外は実施の第5の形態と同様であり、同様の機能
を持つ部分は同一符号を付してある。
【0057】この実施の形態においては、制御回路10
にて光偏向手段に所定の動きをさせるように制御する。
例えば、一定周期で所定の方向に揺動させて、周囲をパ
ンニング,チルティング撮影させたり、所定の方向を撮
影できる様にVAPを駆動したりすることである。
【0058】図6においては、実施の第1の形態と同様
にして、VAP1のY軸回りの駆動についてのみ表示し
てある。すなわち、Y軸回りに駆動する為の駆動手段5
及び駆動回路9とY軸回りの変位を検出する為の変位セ
ンサ7及び検出回路8である。X軸回りに駆動する場合
にも同様の構成にて実現することができ、この場合は、
光軸13に対して駆動手段5と変位センサ7及び駆動回
路8と振動ジャイロを90度回転させた位置に配置すれ
ば良く、X軸,Y軸回り両方を駆動する場合は、駆動手
段及び駆動回路と変位センサ及び検出回路と振動ジャイ
ロをX軸回り用、Y軸回り用に各々2個づつ有すれば良
い。
【0059】この実施の形態においては、VAPを使用
した手振れ補正装置について説明したが、上記実施の第
2,第3の形態のレンズを使用した光偏向手段、上記実
施の第4の形態のミラーを使用した光偏向手段を用いて
も構わない。
【0060】また、この実施の形態では、上記ビデオカ
メラに限定するものではなく、他の光学機器、例えば銀
塩カメラでも良い。
【0061】以上の実施の各形態によれば、例えば図1
において、球面を有する案内部材3を設け、該案内部材
3と対向する部材4に一体的に駆動手段5を配設するよ
うにしている為、省スペース化が可能となった。また、
これまで光偏向手段を固定する為の固定手段を必要とし
ていたが、案内部材3を駆動手段5に圧接することで摩
擦力によって空間的に保持することが可能となった。こ
れによって、小型化、低コスト化を実現することができ
た。
【0062】また、手振れ補正装置、及び監視カメラ等
の光偏向装置を有する光学装置においても、雲台等の装
置が不要になる為、簡易で小型軽量な装置を実現するこ
とができた。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
案内部材の案内面に対向して駆動手段を配設し、案内面
に対向する部材と案内部材を一体的に形成すると共に、
前記案内面を前記駆動手段に圧接し、この圧接による摩
擦力によって光偏向手段を空間的に保持するようにして
いる。
【0064】よって、該装置の小型化、低コスト化を達
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る光偏向装置の
要部を示す構成図である。
【図2】本発明の実施の第2の形態に係る光偏向装置の
要部を示す構成図である。
【図3】本発明の実施の第3の形態に係る光偏向装置の
要部を示す構成図である。
【図4】本発明の実施の第4の形態に係る光偏向装置の
要部を示す構成図である。
【図5】本発明の実施の第5の形態に係るビデオカメラ
の要部を示す構成図である。
【図6】本発明の実施の第6の形態に係る監視カメラの
要部を示す構成図である。
【符号の説明】
1 可変頂角プリズム(VAP) 5 駆動手段 7 変位センサ 8 検出回路 9 駆動回路 10 制御回路 11 振動ジャイロ 20,21,26,27 レンズ 30 ミラー 31 ズームレンズ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を偏向する光偏向手段と、球面状の案
    内面を有する案内部材と、前記案内面に沿って前記光偏
    向手段を駆動する駆動手段とを有し、 前記駆動手段を、前記案内面に対向して配設すると共に
    該案内面に圧接するようにしたことを特徴とする光偏向
    装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、前記案内面に定在波を
    励起して前記光偏向手段を駆動することを特徴とする請
    求項1記載の光偏向装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は、前記案内面に進行波を
    励起して前記光偏向手段を駆動することを特徴とする請
    求項1記載の光偏向装置。
  4. 【請求項4】 前記光偏向手段は、可変頂角プリズムと
    これを保持する保持部材から成ることを特徴とする請求
    項1記載の光偏向装置。
  5. 【請求項5】 前記光偏向手段は、少なくとも1枚のレ
    ンズとこれを保持する保持部材から成ることを特徴とす
    る請求項1記載の光偏向装置。
  6. 【請求項6】 前記光偏向手段は、反射部材とこれを保
    持する保持部材から成ることを特徴とする請求項1記載
    の光偏向装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項1,2,3,4,5又は6記
    載の光偏向装置を具備したことを特徴とする手振れ補正
    装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項1,2,3,4,5又は6記
    載の光偏向装置を具備したことを特徴とする光学装置。
  9. 【請求項9】 上記請求項7記載の手振れ補正装置を具
    備したことを特徴とする光学装置。
JP25200895A 1995-09-06 1995-09-06 光偏向装置、手振れ補正装置、及び光学装置 Pending JPH0973112A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011150056A (ja) * 2010-01-20 2011-08-04 Victor Co Of Japan Ltd 角度検出装置及びその検出装置を備えた像振れ補正装置
JP2021120688A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 日本電産株式会社 振れ補正機能付き光学ユニット

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JP2011150056A (ja) * 2010-01-20 2011-08-04 Victor Co Of Japan Ltd 角度検出装置及びその検出装置を備えた像振れ補正装置
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