JPH11150616A - 画像処理装置及び画像処理装置における予約処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理装置における予約処理方法

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JPH11150616A
JPH11150616A JP9332284A JP33228497A JPH11150616A JP H11150616 A JPH11150616 A JP H11150616A JP 9332284 A JP9332284 A JP 9332284A JP 33228497 A JP33228497 A JP 33228497A JP H11150616 A JPH11150616 A JP H11150616A
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JP
Japan
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reservation
time
network
image processing
user
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JP9332284A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Ito
嘉則 伊藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の使用を予約するための予約機能を有す
ることにより、コピー作業における業務の効率を向上さ
せること等を可能とした画像処理装置及び画像処理装置
における予約処理方法を提供する。 【解決手段】 LAN151を介してデータの送受信を
行うコントローラ131と、LAN151を介して装置
使用予約が許可されているユーザIDや暗証番号を含む
ユーザ情報を登録した登録IDテーブル115と、予約
要求に基づき構築されたユーザIDや使用日時を含む予
約状況を記憶する予約管理テーブル116と、LAN1
51を介して装置使用を予約する要求があった場合はユ
ーザ情報及び予約状況に基づき装置使用予約の受付可否
を判定すると共に、受付可否判定に基づくデータをLA
N151へ送出するように制御するスキャナ部CPU1
12とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
画像処理装置における予約処理方法に係り、更に詳しく
は、コントローラ等のネットワーク接続手段を装備する
と共にネットワーク上のコンピュータ等の端末から制御
可能な画像処理装置及び画像処理装置における予約処理
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コントローラ等を装備すると
共にコンピュータネットワークと接続され、該コンピュ
ータネットワークに接続されている他のパーソナルコン
ピュータ等の端末から、ネットワークプリンタとして使
用可能に構成された複写機が存在している。この種の複
写機においては、勿論、単体で、ユーザが原稿台にセッ
トした原稿を操作部から操作して複写を行うこと、即
ち、ローカルコピーを行うことが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た如くコンピュータネットワークに接続されている他の
端末からネットワークプリンタとして使用可能に構成さ
れた従来の複写機においては、次のような問題があっ
た。即ち、この種の複写機は、通常、フロアや部署単位
等ごとに1台或いは数台のみ設置されている場合が一般
的であり、大多数のユーザからは離れた場所に設置され
ているのが現状である。
【0004】従って、あるユーザがローカルコピーを取
ろうとして複写機の設置場所に行っても、複写機は、他
のユーザが使用中であったり、ネットワーク上の他の端
末によるネットワークプリント動作中であったりするこ
とがあり、当該ユーザは複写機を使用できない場合があ
った。このような場合、当該ユーザは他のユーザの使用
やネットワークプリントが終了するのを待たなければな
らず、効率が悪いという問題があった。
【0005】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、装置の使用を予約するための予約機能を有する
ことにより、コピー作業における業務の効率を向上させ
ること等を可能とした画像処理装置及び画像処理装置に
おける予約処理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ネットワークに接続可能な画像
処理装置であって、前記ネットワークを介してデータの
送受信を行う通信手段と、前記ネットワークを介して装
置使用を予約する要求があった場合は予め登録されたユ
ーザ情報及び予約状況に基づき装置使用予約の受付可否
を判定すると共に、該受付可否判定に基づくデータを前
記ネットワークへ送出するように制御する制御手段とを
有することを特徴とする。
【0007】上記目的を達成するため、請求項2の発明
は、前記ネットワークを介して送信されてくるデータを
解析する解析手段と、前記ネットワークへ送出するデー
タを生成する生成手段とを有し、前記ネットワークを介
して送信されてくるデータとは、装置使用を予約する予
約要求データであり、前記ネットワークに送出するデー
タとは、装置使用予約の受付可否を示す予約受付可否デ
ータであることを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するため、請求項3の発明
は、前記予約要求データは、ユーザIDや使用日時を含
み、前記予約受付可否データは、ユーザIDや予約管理
番号を含むことを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するため、請求項4の発明
は、時刻を計時する計時手段を有し、前記制御手段は、
前記予約要求データに基づく予約状況を構築すると共に
該予約状況及び前記計時手段の示す時刻に基づき予約動
作を行うことを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するため、請求項5の発明
は、前記ネットワークを介して装置使用予約が許可され
ているユーザIDや暗証番号を含むユーザ情報を登録し
たユーザ情報登録手段と、前記予約要求データに基づき
構築されたユーザIDや使用日時を含む予約状況を記憶
する予約状況記憶手段とを有することを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、請求項6の発明
は、前記制御手段は、前記予約状況記憶手段に記憶され
ている使用日時が到来した場合は該使用日時の所定時間
前に装置動作を禁止状態とした後、暗証番号入力等の所
定操作に基づき装置動作を可能状態とするように制御す
ることを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、請求項7の発明
は、メッセージを表示する表示手段を有し、前記制御手
段は、暗証番号入力指示や残り使用時間等のメッセージ
を前記表示手段に表示するように制御することを特徴と
する。
【0013】上記目的を達成するため、請求項8の発明
は、前記ユーザ情報登録手段には、前記ユーザIDと対
に優先順位が登録されており、前記制御手段は、要求使
用日時が予約済使用日時と一致するなど装置使用予約が
重複する場合は前記優先順位に基づき装置使用予約の受
付可否を判定することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項9の発明
は、原稿から画像を読取り記録媒体上に画像を形成する
複写手段を有することを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項10の発
明は、前記ネットワーク上には、装置使用予約管理ソフ
トウエアを搭載したコンピュータ等の端末が接続されて
いることを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項11の発
明は、ネットワークに接続可能な画像処理装置における
予約処理方法であって、前記ネットワークを介してデー
タの送受信を行う通信ステップと、前記ネットワークを
介して装置使用を予約する要求があった場合は予め登録
されたユーザ情報及び予約状況に基づき装置使用予約の
受付可否を判定すると共に、該受付可否判定に基づくデ
ータを前記ネットワークへ送出するように制御する制御
ステップとを有することを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するため、請求項12の発
明は、前記ネットワークを介して送信されてくるデータ
を解析する解析ステップと、前記ネットワークへ送出す
るデータを生成する生成ステップとを有し、前記ネット
ワークを介して送信されてくるデータとは、装置使用を
予約する予約要求データであり、前記ネットワークに送
出するデータとは、装置使用予約の受付可否を示す予約
受付可否データであることを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、請求項13の発
明は、前記予約要求データは、ユーザIDや使用日時を
含み、前記予約受付可否データは、ユーザIDや予約管
理番号を含むことを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項14の発
明は、時刻を計時する計時ステップを有し、前記制御ス
テップでは、前記予約要求データに基づく予約状況を構
築すると共に該予約状況及び前記計時ステップの示す時
刻に基づき予約動作を行うことを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項15の発
明は、前記ネットワークを介して装置使用予約が許可さ
れているユーザIDや暗証番号を含むユーザ情報を登録
するユーザ情報登録ステップと、前記予約要求データに
基づき構築されたユーザIDや使用日時を含む予約状況
を記憶する予約状況記憶ステップとを有することを特徴
とする。
【0021】上記目的を達成するため、請求項16の発
明は、前記制御ステップでは、前記予約状況記憶ステッ
プで記憶されている使用日時が到来した場合は該使用日
時の所定時間前に装置動作を禁止状態とした後、暗証番
号入力等の所定操作に基づき装置動作を可能状態とする
ように制御することを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、請求項17の発
明は、メッセージを表示する表示ステップを有し、前記
制御ステップでは、暗証番号入力指示や残り使用時間等
のメッセージを前記表示ステップで表示するように制御
することを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項18の発
明は、前記ユーザ情報登録ステップでは、前記ユーザI
Dと対に優先順位が登録されており、前記制御ステップ
では、要求使用日時が予約済使用日時と一致するなど装
置使用予約が重複する場合は前記優先順位に基づき装置
使用予約の受付可否を判定することを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、請求項19の発
明は、原稿から画像を読取り記録媒体上に画像を形成す
る複写ステップを有することを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するため、請求項20の発
明は、前記ネットワーク上には、装置使用予約管理ソフ
トウエアを搭載したコンピュータ等の端末が接続されて
いることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0027】[1]第1の実施の形態 図3は本発明の第1の実施の形態に係る複写機の外観を
示す斜視図である。第1の実施の形態に係る複写機は、
スキャナ部301と、プリンタ部302と、コントロー
ラ309とから大略構成されている。スキャナ部301
は、操作部303と、原稿台304と、圧板305と、
原稿センサ、画像読取機構(スキャナ)等を備えてい
る。プリンタ部302は、用紙カセット306と、手差
し用紙口307と、排出口308と、画像形成機構(プ
リンタ)等を備えている。コントローラ309は、スキ
ャナ部301に接続されると共にLAN(Local Area
Network)等のネットワーク310と接続されてい
る。
【0028】スキャナ部301は内蔵する一つの制御C
PU(図2参照)によって制御され、プリンタ部302
は別の内蔵する一つの制御CPU(図2参照)によって
制御される。二つの制御CPUは例えばデュアルポート
RAM(DPRAM)のような通信手段を用いて通信
し、スキャナ部301での画像の読み取りに同期して、
プリンタ部302でスキャナ部301からビデオI/F
(インタフェース)を介して送られてくる画像データを
プリントすることにより、原稿画像の複写動作を行う。
【0029】先ず、スキャナ部301の各部の構成につ
いて詳述する。操作部303は、ユーザが複写機にコピ
ー動作を行わせる際の各種操作を行うためのものであ
り、コピースタートボタン等の各種操作ボタンや表示パ
ネル等を備えている。原稿台304は、原稿を載置する
ための透明ガラスから構成されている。圧板305は、
原稿台304に載置された原稿を押さえるためのもので
ある。
【0030】原稿センサ(図示略)は、原稿台304に
原稿が載置されているか否かを検出するものであり、原
稿台ガラスの下部に配設されている。画像読取機構(ス
キャナ、図2参照)は、原稿台304に載置されている
原稿の画像を読み取る例えばCCD(Charge Coupled
Device)等の光電変換素子と、光電変換素子等を駆動
し原稿をスキャンするためのモータ等によって構成され
ており、原稿台ガラスの下部に配設されている。
【0031】次に、プリンタ部302の各部の構成につ
いて詳述する。用紙カセット306には、用紙がサイズ
別に収納されている。手差し用紙口307は、プリンタ
部302内に用紙を手差しで給紙する際に使用される。
排出口308は、画像形成が行われコピーが終了した用
紙を排出する。画像形成機構(プリンタ、図2参照)
は、搬送機構により搬送されてきた用紙上に、例えば電
子写真方式やインクジェット方式等により画像形成を行
う。
【0032】次に、コントローラ309の構成について
詳述する。コントローラ309は、上述した如く、スキ
ャナ部301に接続されると共にLAN等のネットワー
ク310と接続されている。コントローラ309は、専
用の制御CPUを備えており、ページメモリとLANI
/F(インタフェース)が装備されている。コントロー
ラ309の詳細構成については図2で後述する。
【0033】コントローラ309は、例えばTCP/I
P(Transmission Control Protocol/Internet P
rotocol:主要なOCでサポートされるコンピュータネ
ットワークのプロトコル)プロトコルのようなネットワ
ークプロトコルを解すことができ、イーサネット(米国
ゼロックス、DEC、インテル三社が共同開発したバス
構造のLAN)等によってLANに接続されている。即
ち、ネットワーク管理者が発行する機器固有のネットワ
ーク上のアドレス、例えばIPアドレスを、1台の複写
機に付き一つ与えられている。
【0034】上記構成を有する複写機の使用に際して、
ユーザが原稿台304に原稿をセットし、操作部303
のコピースタートボタンを押下すると、画像読取機構
(スキャナ)は、プリンタ部CPU(図2参照)との通
信により、印刷可能なタイミング、例えば電子写真系プ
リンタにおけるドラムの回転や紙送り等に同期して、ス
キャナ部CPU(図2参照)による制御で画像の読み取
り動作を行いつつ、読み取った画像データの信号をビデ
オI/F(インタフェース)を介してプリンタ部302
へと出力する。
【0035】プリンタ部302では、スキャナ部301
から送られてきた画像データ信号を用いて、用紙カセッ
ト306または手差し用紙口307から給紙されると共
に、電子写真方式やインクジェット方式等を用いた内蔵
の画像形成機構(プリンタ)へ搬送機構により搬送され
てきた用紙上に、該画像形成機構で画像形成を行い、排
出口308へとプリントアウトする。
【0036】図2は上記図3に示した本発明の第1の実
施の形態に係る複写機におけるコントローラ、スキャナ
部、プリンタ部の制御構成を示すブロック図である。複
写機は、スキャナ部201と、プリンタ部202と、コ
ントローラ203とを備える構成となっている。図2に
おいて、スキャナ部201は上記図3のスキャナ部30
1に対応し、プリンタ部202は上記図3のプリンタ部
302に対応し、コントローラ203は上記図3のコン
トローラ309に対応している。
【0037】スキャナ部201とプリンタ部202と
は、ビデオI/F(インタフェース)204及びDPR
AMI/F(インタフェース)205を介して接続され
ており、また、スキャナ部201とコントローラ203
とは、ビデオI/F(インタフェース)206及びシリ
アルI/F(インタフェース)207を介して接続され
ている。
【0038】更に、スキャナ部201は、スキャナ部C
PU208と、操作部209と、スキャナ(画像読取機
構)210と、画像処理部211と、登録ユーザIDテ
ーブル221及び予約管理テーブル222が格納された
ROMまたはRAMメモリ212と、タイマ213と、
セレクタ214とを備えている。また、プリンタ部20
2は、プリンタ部CPU215と、プリンタ(画像形成
機構)216と、用紙カセット等の給紙機構(図示略)
等を備えている。また、コントローラ203は、コント
ローラ制御CPU217と、LANI/F(インタフェ
ース)218と、ページメモリ219とを備えている。
図中220はLANである。
【0039】先ず、スキャナ部201の各部の構成につ
いて詳述する。スキャナ部CPU208は、スキャナ部
201の各部を制御するものであり、コピー動作時にプ
リンタ部CPU215から画像先端割り込みを受け取る
と、割り込み処理により、スキャナ210が速やかに画
像読み取り動作を開始するように制御する。
【0040】また、スキャナ部CPU208は、コント
ローラ制御CPU217からプリントコマンドを受け取
ると、ページメモリ219からの画像データが画像処理
部211へ送られるようにセレクタ214を切り換え、
プリンタ部CPU215にプリント開始命令を送る。更
に、スキャナ部CPU208は、複写機全体の状態を管
理し、状態遷移する。複写機の状態としては、動作可能
状態、動作禁止状態、コピー動作中状態、ネットワーク
プリント中状態がある。
【0041】操作部209は、上記図3の操作部303
に対応しており、コピースタートボタンや表示パネル等
を装備している。スキャナ210は、スキャナ部CPU
208の制御に基づき画像の読み取り動作を行う。画像
処理部211は、ハードウエア回路として構成されてお
り、スキャナ210で読み取られた画像データの画像処
理を行う。ROMまたはRAMメモリ212には、登録
ユーザIDテーブル221、予約管理テーブル222が
作成されている。
【0042】登録IDテーブル221の構造は、図6に
示す如く、ユーザIDと暗証番号の例えば2つの要素を
持つ構造体の一次元配列構造となっている。この登録I
Dテーブル221には、ネットワークを通じて複写機の
使用予約を許可されている全てのユーザIDと、該ユー
ザIDに対応する暗証番号が登録されている。
【0043】予約管理テーブル222の構造は、図7に
示す如く、使用日時、使用時間、使用ユーザID、予約
端末アドレス、予約管理番号の例えば5つの要素を持つ
構造体の一次元配列構造となっている。この予約管理テ
ーブル222により、例えば1週間×24時間分の複写
機の予約状況を管理するようになっている。
【0044】タイマ213は、スキャナ部CPU208
に接続されており、スキャナ部CPU208はタイマ2
13により、分単位或いは秒単位で現在の時刻を知るこ
とができる。セレクタ214は、スキャナ部CPU20
8によりそのゲートの開閉が制御されるものであり、ペ
ージメモリ219からの画像が画像処理部211を経由
してビデオI/F(インタフェース)204へ出力され
るように切り換えたり、スキャナ210からの読み取り
画像がプリンタ部202へ送られるように切り換えたり
する等の切り換えを行う。
【0045】次に、プリンタ部202の各部の構成につ
いて詳述する。プリンタ部CPU215は、プリンタ部
202の各部を制御するものであり、スキャナ部CPU
208からプリント開始命令を受け取ると、ドラムを回
転させたり紙送りを開始する等のプリンタ部202にお
ける制御を開始し、用紙に画像を形成するための準備を
行う。
【0046】また、プリンタ部CPU215は、上記の
準備が完了し、印刷する画像を送って欲しいタイミング
が到来すると、割り込み制御線(図示略)により、スキ
ャナ部CPU208に画像先端割り込み信号を出力す
る。この画像先端割り込み信号は、ドラムの回転や給紙
における所定位置をセンサ等によって検出することでハ
ード的に生成され、通知されるものである。
【0047】プリンタ(画像形成機構)216は、ビデ
オI/F(インタフェース)204を介してスキャナ部
201の画像処理部211から受け取った画像データに
基づき、上述した用紙カセット等の給紙機構(図示略)
から給紙された印刷媒体(用紙)上に画像形成を行う。
プリンタ部202から見ると、プリンタ部202の画像
形成可能なタイミングで、画像形成すべき画像データが
ビデオI/F204を介して送られてくるようになてい
る。
【0048】次に、コントローラ203の各部の構成に
ついて詳述する。コントローラ制御CPU217は、コ
ントローラ203の各部を制御するものであり、LAN
I/F(インタフェース)218を介してLAN220
に接続されると共に、シリアルI/F(インタフェー
ス)207を介してス複写機のキャナ部CPU208に
接続されている。
【0049】コントローラ制御CPU217は、LAN
220からLANI/F(インタフェース)218を介
して送られてきたパケットを解釈してスキャナ部CPU
208に制御コマンドを出力したり、或いは、スキャナ
部CPU208からのコマンドを解釈してパケットデー
タを生成し、LANI/F(インタフェース)218を
介してLAN220上に送出することができる。
【0050】また、LAN220からはパケットデータ
として画像データも送られてくるが、コントローラ制御
CPU217は、送られてきた画像データパケットをペ
ージメモリ219上に展開する機能も有する。ページメ
モリ219上に展開された画像データは、プリンタ部2
02の画像形成タイミングに同期してスキャナ部201
へと出力される。
【0051】LANI/F(インタフェース)218
は、LAN220から送られてきた自己のIPアドレス
宛のプリント要求パケットを吸い上げ、コントローラ制
御CPU217に渡す等の動作を行う。ページメモリ2
19には、コントローラ制御CPU217により、送信
元IPアドレスとプリントジョブIDを持つ分割画像デ
ータパケットが分割番号順に展開される。
【0052】図1は上記図2に示した本発明の第1の実
施の形態に係る複写機の制御構成を要約して示した要約
ブロック図である。複写機101は、スキャナ部CPU
112、操作部113、スキャナ114、登録ユーザI
Dテーブル115、予約管理テーブル116、タイマ1
17を備えたスキャナ部111と、プリンタ部CPU1
22、プリンタ123を備えたプリンタ部121と、コ
ントローラ制御CPU132、LANI/F133を備
えたコントローラ131とから構成されている。図中1
41はLAN151上に接続されると共に装置使用予約
管理ソフトウエアを搭載したコンピュータ等の端末であ
る。
【0053】図1のスキャナ部111、プリンタ部12
1、コントローラ131及びこれらを構成する各部は、
上記図2に示したスキャナ部201、プリンタ部20
2、コントローラ203及びこれらを構成する各部に対
応し、図1のLAN151は上記図2に示したLAN2
20に対応している。尚、図1では本発明の構成要件に
関係する要素のみを図示しており、各種I/F(インタ
フェース)、画像処理部、ページメモリ、セレクタの図
示は省略してある。
【0054】次に、上記の如く構成してなる第1の実施
の形態に係る複写機における動作について、図2を中心
として図4〜図7を参照しながら詳細に説明する。
【0055】最初に、複写機における通常のコピー動作
について説明する。先ず、ユーザが原稿台304に原稿
をセットし、操作部209でコピー枚数等の設定を行っ
た後、操作部209のコピースタートボタンを押下す
る。操作部209からコピースタートボタンが押下され
た旨がスキャナ部CPU208に伝えられると、スキャ
ナ部CPU208はセレクタ214をスキャナ210か
らの画像が送られるように設定し、プリンタ部CPU2
15にDPRAMI/F205を介してコピー枚数等の
設定情報を送った後、プリント開始命令を通知する。
【0056】プリンタ部CPU215はプリント開始命
令を受け取ると、ドラムを回転させたり紙送りを開始す
る等のプリンタ216の制御を開始し、用紙に画像形成
するための準備を行う。そして、準備が完了し、印刷す
る画像を送って欲しいタイミングが来たとき、割り込み
制御線(図示略)により、スキャナ部CPU208に画
像先端割り込み信号を出力する。この画像先端割り込み
信号は、ドラムの回転や給紙における所定位置をセンサ
等によって検出し、ハード的に生成され、通知されるも
のである。
【0057】スキャナ部CPU208はこの画像先端割
り込み信号を受け取ると、割り込み処理により、速やか
にスキャナ210の画像読み取り動作を開始させる。こ
のときセレクタ214は予めスキャナ210側に切換え
られているので、スキャナ210で読み取られた画像デ
ータは、ハードウエア回路による画像処理部211を通
って画像処理されたデータとして、プリンタ部202と
スキャナ部201とを接続するビデオI/F204へと
出力される。
【0058】即ち、プリンタ部202から見ると、プリ
ンタ部202の画像形成可能なタイミングで、画像形成
すべき画像データがビデオI/F204を介してスキャ
ナ部201から送られてくるようになっている。プリン
タ部202のプリンタ216は、ビデオI/F204を
介して受け取った画像データを元に印刷媒体上に画像形
成を行っていく。
【0059】次に、複写機におけるネットワークプリン
ト動作について説明する。ネットワークプリント動作の
場合、LAN220からは所定のネットワークプロトコ
ルによるネットワークパケットが送信されてくる。図4
(a)〜(d)はネットワークプリント時のパケットデ
ータを示す図であり、図4(a)はプリント要求コマン
ドパケット401、図4(b)はプリント要求受付パケ
ット402、図4(c)はプリント要求不可パケット4
03、図4(d)は分割画像データパケット404であ
る。
【0060】第1の実施の形態におけるパケットデータ
のフォーマットは、図4(a)〜(d)に示す如く、最
初にパケットスタート信号、続いて送信先IPアドレ
ス、次に送信元IPアドレス、続いてコマンドID、そ
の次に各コマンド別に定められる任意長のデータ、最後
にパケットエンド信号という構造になっている。
【0061】先ず最初に、プリント要求コマンドパケッ
ト401(図4(a))がLAN220に接続されてい
るパーソナルコンピュータ等の端末から複写機のIPア
ドレス宛に送信される。即ち、送信先IPアドレスとし
て、この複写機のIPアドレスがセットされている。ま
た、このプリント要求コマンドパケット401には、送
信元の端末のIPアドレスもセットされており、コマン
ドIDとしてはプリント要求コマンドがセットされてい
る。
【0062】プリント要求コマンドに定められるデータ
は、プリントジョブIDであり、これは各端末毎にプリ
ント管理ソフトにより管理されるIDである。各端末内
においてはプリントジョブ毎に一意に定められるが、他
の端末が管理するジョブIDとは相関はない。
【0063】LANIF218は自分のIPアドレス宛
のプリント要求コマンドパケット401を吸い上げ、コ
ントローラ制御CPU217に渡す。コントローラ制御
CPU217はプリント要求コマンドパケット401を
受け取ると、他のプリント要求を受け付けていなければ
パケットを解析し、プリント要求受付パケット402
(図4(b))を生成する。
【0064】このプリント要求受付パケット402は、
送信先IPアドレスとして、プリント要求コマンドパケ
ット401の送信元である端末のIPアドレスをセット
し、また、送信元アドレスとしてこの複写機固有のIP
アドレスをセットしたものであり、コマンドIDとして
はプリント要求受付コマンド、付随するデータとしては
受け付けたプリント要求コマンドパケット401におけ
るプリントジョブIDをセットしている。即ち、端末側
ではこのパケットを受け取ったときに、どのプリント要
求コマンドパケットに対する受け付けがされたかを知る
ことができる。
【0065】コントローラ203が他のプリント要求コ
マンドパケットを既に受け取っており、その処理中であ
った場合は、コントローラ制御CPU217はプリント
要求不可パケット403(図4(c))を生成する。こ
れはプリント要求受付パケット402におけるコマンド
IDを、プリント要求不可コマンドにしたものである。
【0066】上記生成されたプリント要求受付パケット
402、或いは上記生成されたプリント要求不可パケッ
ト403は、LANIF218を介してプリント要求コ
マンドパケット401の送信元の端末のIPアドレス宛
に送信される。送信したプリントジョブIDに対するプ
リント要求不可パケット403を受け取った端末は、一
定時間ウエイトした後に、再びプリント要求コマンドパ
ケットを送信する。
【0067】他方、送信したプリントジョブIDに対す
るプリント要求受付パケット402を受け取った端末
は、続いて、印刷したい画像データを複数に分割し、分
割画像データパケット404(図4(d))を生成し、
複写機のIPアドレス宛に送信する。
【0068】この分割画像データパケット404は、画
像データ送信コマンドがセットされており、このコマン
ドに付随するデータとして、受け付けられたプリントジ
ョブIDと、巨大な画像データを例えば2Kbyte単
位で分割して得た分割全数と、このパケットが何番目の
パケットデータであるかを示す分割番号、そして、分割
された画像データそのものが含まれている。
【0069】コントローラ制御CPU217は、自分の
IPアドレス宛に送信されてくる、受け付けたプリント
要求コマンドパケット401にセットされていた送信元
IPアドレスとプリントジョブIDを持つ分割画像デー
タパケット404を次々と受け取りつつ、分割番号順に
ページメモリ219上に展開していく。1ページ分の全
ての分割画像データパケット404を受け取り、ページ
メモリ219上に展開し終わった後、コントローラ制御
CPU217は、シリアルI/F207を介してスキャ
ナ部CPU208にプリントコマンドを発行する。
【0070】プリントコマンドを受け取ったスキャナ部
CPU208は、セレクタ214をページメモリ219
からのビデオI/F206側に切換え、ページメモリ2
19からの画像データが画像処理部211へ送られるよ
うにした後、DPRAMI/F205を介してプリンタ
部CPU215にプリント開始命令を送る。
【0071】以後の動作は通常のコピー動作と同様であ
る。即ち、プリンタ部202からの割り込み信号に同期
して、スキャナ部CPU208はセレクタ214のゲー
トを開き、ページメモリ219からの画像データが画像
処理部211を経てビデオI/F204へと出力される
ように制御する。プリンタ部202のプリンタ216
は、ビデオI/F204を介して画像データを受け取
り、通常のコピー動作と何ら違いなく画像形成を行う。
【0072】スキャナ部CPU208は、また、複写機
全体の状態を管理し、状態遷移する。上述した如く、複
写機の状態としては、動作可能状態、動作禁止状態、コ
ピー動作中状態、ネットワークプリント中状態がある。
複写機は通常は動作可能状態となっており、ユーザによ
る操作部209のコピースタートボタンの押下を受け付
ける。この状態のとき、ユーザは複写機の設置場所へ行
き、原稿台に原稿をセットしてコピースタートボタンを
押下することにより、複写機に原稿のコピー動作を行わ
せることができる。
【0073】複写機で原稿のコピー動作を開始し完了す
るまでの間は、スキャナ部CPU208はコピー動作中
状態となっており、操作部209からのコピースタート
ボタンの入力や、コントローラ203からのプリントコ
マンドは一切受け付けない。
【0074】また、動作可能状態において、コントロー
ラ203からプリントコマンドが送られてきた場合は、
複写機はネットワークプリント動作を行う。このときは
スキャナ部CPU208はネットワークプリント中状態
となり、上記と同様に、操作部209からのコピースタ
ートボタンの押下は受け付けなくなり、処理中のプリン
ト動作が完了するまで、コントローラ203からの別の
プリントコマンドも受け付けない。
【0075】また、動作不可状態においては、操作部2
09のコピースタートボタンの入力は無効となってお
り、ユーザがコピースタートボタンを押下しても原稿の
コピー動作を行わせることはできず、また、コントロー
ラ203からのプリントコマンドも受け付けられない。
【0076】第1の実施の形態に係る複写機において
は、LAN220を介して複写機の使用を予約すること
ができる。ユーザはLAN220に接続されたパーソナ
ルコンピュータ等の端末から、該端末に搭載されている
複写機予約管理ソフトを用いて、予約したい複写機のI
Pアドレス宛に予約要求パケットを送信する。図5
(a)〜(c)は予約時のパケットデータを示す図であ
り、図5(a)は予約要求パケット501、図5(b)
は予約受付パケット502、図5(c)は予約不可パケ
ット503である。
【0077】予約要求パケット501(図5(a))
は、上記図4に示したプリント要求コマンドパケット4
01等と同等のフォーマットを有しており、送信先の複
写機のIPアドレス、送信元の端末IPアドレス、コマ
ンドIDとして複写機使用予約コマンド、コマンドに付
随するデータとしてユーザID、予約管理番号、使用日
時、使用時間がセットされる。
【0078】ここで、予約管理番号とは、端末毎に搭載
されている複写機予約管理ソフトにより管理されている
一連の番号であり、他の端末との相関はない。複写機側
では、上記図4に示したプリント要求コマンドパケット
401のプリントジョブIDの場合と同様、送信元IP
アドレスと合わせてこれを見ることによって、予約要求
を一意に決定する。
【0079】コントローラ203が受け取った予約要求
パケット501は、シリアルI/F207を介して、送
信元IPアドレス以降の全てのデータを含んだ形式で、
スキャナ部CPU208に送られる。スキャナ部CPU
208のROMまたはRAMメモリ212上には、上記
構成の説明で詳述した如く、登録ユーザIDテーブル2
21と予約管理テーブル222とが作成されている。登
録ユーザIDテーブル221及び予約管理テーブル22
2の詳細については、上記構成の説明中における上記図
6及び図7で詳述したので説明を省略する。
【0080】予約要求パケット501を受け取ったスキ
ャナ部CPU208の動作は、次のようになる。先ず、
予約要求パケット501からユーザIDを取り出し、図
6の登録ユーザIDテーブルに登録されているユーザI
Dを順にチェックし、一致するか否かをチェックする。
ユーザIDが登録されているものと一致しなかった場合
は、予約不可となる。他方、ユーザIDが登録されてい
るものと一致した場合は、次に図7の予約管理テーブル
(予約管理表)を調べる。予約管理テーブルは、図示の
如く一次元の配列構造となっているが、これは予め使用
日時の順にソートされている。
【0081】予約要求パケット501から使用日時(要
求使用日時)を取り出し、予約管理テーブル上の使用日
時(予約済使用日時)を日時が近い順にチェックし、既
に予約済使用日時のどれとどれの間に要求使用日時がく
るかを調べる。もし、ここで、要求使用日時に一致する
予約済使用日時があった場合は、この時点で予約不可と
なる。
【0082】次に、予約管理テーブル上で、要求使用日
時の直前の予約済使用日時にその使用時間を加えた日時
(予約済使用終了日時)を計算し、該計算した日時と要
求使用日時とを比較する。要求使用日時が直前の予約済
使用終了日時よりも前の日時であった場合は、予約不可
となる。
【0083】次に、予約管理テーブル上で、要求使用日
時の直後の予約済使用日時と、要求使用日時に予約要求
パケット501上の使用時間(要求使用時間)を加えた
日時(要求使用終了日時)を計算し、比較する。要求使
用終了日時が直後の予約済使用日時より後の日時であっ
た場合は、やはり予約不可となる。
【0084】予約不可とならなかった場合は、スキャナ
部CPU208は、端末から送信されてきた予約要求パ
ケット501の使用日時、使用時間、ユーザID、予約
管理番号をセットにして予約管理テーブル222に登録
し、予約管理テーブル222を使用日時の順にソートし
直す。そして、シリアルI/F207を介してコントロ
ーラ制御CPU217に予約受付コマンドを送信する。
【0085】予約受付コマンドを受け取ったコントロー
ラ制御CPU217は、予約受付パケット502(図5
(b))を生成し、LAN220上の予約要求パケット
501を送信してきた端末に向けて送信する。即ち、予
約受付パケット502の送信先IPアドレスには予約要
求パケット501を送信してきた端末のIPアドレス、
送信元アドレスにはこの複写機のIPアドレス、コマン
ドIDには複写機使用予約受付コマンド、ユーザID及
び予約管理番号にはそれぞれ送信されてきた予約要求パ
ケット501のユーザID及び予約管理番号がセットさ
れ、端末は要求が受け付けられたことを知ることができ
る。
【0086】予約不可となった場合は、スキャナ部CP
U208は、コントローラ制御CPU217に予約不可
コマンドを送信する。予約不可コマンドを受け取ったコ
ントローラ制御CPU217は、同様に予約不可パケッ
ト503(図5(c))を生成し、予約要求パケット5
01を送信してきたLAN220上の端末のIPアドレ
スに向けて送信する。即ち、予約要求パケット501を
発信したLAN220上のパーソナルコンピュータ等の
端末は、これを受け取り予約の可否を知ることができ
る。
【0087】LAN220上のパーソナルコンピュータ
等の端末において、もしもキャンセルしたい予約が発生
した場合は、端末上の複写機予約管理ソフトは、予約キ
ャンセルコマンド、及び該複写機予約管理ソフトで管理
している予約番号をセットした予約キャンセルパケット
を生成し、複写機アドレス宛に送信すれば、スキャナ部
CPU208では、予約キャンセルパケット送信元のI
Pアドレスと予約管理番号から、予約管理テーブル22
2上のキャンセルすべき項を知ることができる。
【0088】予約日時が到来したときのスキャナ部CP
U208の動作は次のようになる。スキャナ部CPU2
08には、上述した如くタイマ213が接続されてお
り、分単位或いは秒単位で現在の時刻がスキャナ部CP
U208に通知されるようになっている。一方、予約管
理テーブル222は、上記図6において説明した如く、
使用日時順にソートされているので、最も近い予約は一
番先頭になっている。
【0089】先ず、一番先頭の予約日時の例えば1分前
になったら、複写機を動作禁止状態にする。このとき既
に複写機使用中のユーザがいるコピー動作中状態であっ
た場合は、スキャナ部CPU208は操作部209の表
示パネルに「コピー機の使用が予約されています」とい
うメッセージを表示制御し、既に給紙されている分の複
写動作が完了したら速やかに動作禁止状態へと移行す
る。複写機がネットワークプリント中であった場合も、
同様に、既に給紙されている分の複写動作のみを行い、
ネットワークプリントを一時停止して、動作禁止状態へ
と移行する。
【0090】使用を予約しているユーザが予約した日時
に複写機の設置場所へ行くと、複写機は動作禁止状態に
なっている。ここで、ユーザが操作部209のコピース
タートボタンを押下すると、スキャナ部CPU208は
操作部209の表示パネルに「暗証番号を入力してくだ
さい」というメッセージを表示制御する。そこで、ユー
ザは操作部209のナンバーキーから暗証番号を入力す
る。
【0091】スキャナ部CPU208は操作部209か
ら入力された暗証番号を受け取り、上述したROMまた
はRAMメモリ212上の登録ユーザIDテーブル22
1に、ユーザIDと対になって登録されている暗証番号
をチェックし、予約したユーザの暗証番号が入力された
場合のみ動作可能状態へと状態を移行し、操作部209
からのコピースタートボタン等の入力を受け付けるよう
になる。但し、このときネットワークプリントは受け付
けない。
【0092】予約日時から例えば5分が経過しても正し
い暗証番号が入力されなかった場合は、スキャナ部CP
U208は予約をキャンセルし、予約動作開始前の状態
へと戻る。即ち、ネットワークプリント中であれば続き
のプリントを開始し、別の使用者がコピーしていた状態
ではコピー可能モードへと移行し、誰でも複写機を使用
できる状態へと戻る。
【0093】また、予約日時から予約時間分の時間が経
過する例えば5分前には、スキャナ部CPU208は操
作部209の表示パネルに「予約時間残り5分です」と
いうメッセージを表示制御し、予約時間分の時間が経過
した時点で、既に給紙されている分の複写動作を行い、
一旦動作を打ち切る。
【0094】そして、もし予約開始前にネットワークプ
リント動作を行っている最中であったならば、スキャナ
部CPU208は途中で止めてあったネットワークプリ
ント動作を再開する。また、もし予約開始前に他のユー
ザが使用していたならば、スキャナ部CPU208は一
旦予約開始後の設定をオールクリアし、引き続きコピー
可能状態となって、操作部209からのコピースタート
ボタンの押下を受け付ける状態となる。
【0095】もし予約開始時点でネットワークプリント
も他のユーザの使用もなかった場合は、スキャナ部CP
U208は引き続き予約ユーザの使用を可能とし、設定
もそのままとする。但し、スキャナ部CPU208は操
作部209の表示パネルには「予約時間が過ぎました」
というメッセージを表示制御する。
【0096】予約時間が過ぎたり予約がキャンセルされ
た場合は、スキャナ部CPU208は予約管理テーブル
222の一番先頭の要素を削除し、2番目以降を先頭に
順に詰めて次の予約が来るまで、通常の動作を行う。
【0097】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態によれば、複写機は、LAN220を介してデー
タの送受信を行うコントローラ203と、LAN220
を介して装置使用予約が許可されているユーザIDや暗
証番号を含むユーザ情報を登録した登録IDテーブル2
21と、予約要求に基づき構築されたユーザIDや使用
日時を含む予約状況を記憶する予約管理テーブル222
と、LAN220を介して装置使用を予約する要求があ
った場合はユーザ情報及び予約状況に基づき装置使用予
約の受付可否を判定すると共に、受付可否判定に基づく
データをLAN220へ送出するように制御するスキャ
ナ部CPU208とを有するため、下記のような効果を
奏する。
【0098】LAN220上に接続された端末を所有す
るユーザが、端末からLAN220を介して複写機に使
用予約の要求を送信すれば、複写機では使用予約の受付
可否を判定し、受付可否判定に基づくデータをLAN2
20へ送出する。即ち、複写機が、LAN220上の端
末から要求された複写機使用を予約するための予約機能
を有することで、従来の如く、ユーザから離れた所に設
置されている装置の場所へ行き使用しようとした際に装
置が他のユーザで使用中である場合の効率の悪さを解消
することができ、コピー作業における業務の効率を向上
させることが可能になるという効果がある。
【0099】また、予約要求パケットは、ユーザIDや
使用日時を含み、予約受付パケット/予約不可パケット
は、ユーザIDや予約管理番号を含むため、ユーザID
や使用日時に基づき的確に複写機使用予約の受付可否判
定を行うことができると共に、ユーザIDや予約管理番
号に基づく的確な予約受付パケット/予約不可パケット
をネットワークへ送出することができ、LAN220上
の端末は予約の可否を知ることができる。
【0100】また、スキャナ部CPU208は、予約要
求パケットに基づく予約状況を構築すると共に予約状況
及びタイマ213の示す時刻に基づき予約動作を行うた
め、予約状況とタイマ213の示す時刻に基づき的確な
予約管理を行うことができるという効果がある。
【0101】また、スキャナ部CPU208は、予約管
理テーブル222に記憶されている使用日時が到来した
場合は使用日時の所定時間前に動作禁止状態とした後、
ユーザによる暗証番号入力に基づき動作可能状態とする
ように制御するため、LAN220を介して予め複写機
の使用予約を行っていたユーザは、予約使用日時が到来
すれば待たずに使用することができ、コピー作業におけ
る業務の効率を向上させることが可能になるという効果
がある。
【0102】また、スキャナ部CPU208は、暗証番
号入力指示や残り使用時間等のメッセージを操作部20
9の表示パネルに表示するように制御するため、ユーザ
は操作部209の表示パネルの表示に基づき的確に複写
機の操作開始や作業を行うことができるという効果があ
る。
【0103】[2]第2の実施の形態 本発明の第2の実施の形態に係る複写機は、上記第1の
実施の形態と同様に、操作部303、原稿台304、圧
板305、原稿センサ、画像読取機構等を備えたスキャ
ナ部301と、用紙カセット306、手差し用紙口30
7、排出口308、画像形成機構等を備えたプリンタ部
302と、コントローラ309とから構成されている
(上記図3参照)。
【0104】また、本発明の第2の実施の形態に係る複
写機におけるスキャナ部、プリンタ部、コントローラの
制御構成は、上記第1の実施の形態と同様に、スキャナ
部CPU208、操作部209、スキャナ210、画像
処理部211、ROMまたはRAMメモリ212、タイ
マ213、セレクタ214を備えたスキャナ部201
と、プリンタ部CPU215、プリンタ216を備えた
プリンタ部202と、コントローラ制御CPU217、
LANI/F218、ページメモリ219を備えたコン
トローラ203とから構成されている(上記図2参
照)。
【0105】また、本発明の第2の実施の形態に係る複
写機におけるスキャナ部、プリンタ部、コントローラを
要約した制御構成は、上記第1の実施の形態と同様に、
スキャナ部CPU112、操作部113、スキャナ11
4、登録ユーザIDテーブル115、予約管理テーブル
116、タイマ117を備えたスキャナ部111と、プ
リンタ部CPU122、プリンタ123を備えたプリン
タ部121と、コントローラ制御CPU132、LAN
I/F133を備えたコントローラ131とから構成さ
れている(上記図1参照)。
【0106】第2の実施の形態に係る複写機の各部の詳
細構成については、上記第1の実施の形態で詳述したの
で説明を省略する。また、第1の実施の形態に係る複写
機における通常のコピー動作及びネットワークプリント
動作についても、上記第1の実施の形態と同様であるた
め説明を省略する。
【0107】本発明の第2の実施の形態は、登録ユーザ
毎に優先順位をつけるようにした場合の例である。即
ち、第2の実施の形態の特徴は、上記図2における登録
ユーザIDテーブル221の内容を、図8に示す如く、
ユーザIDと対に暗証番号だけでなく優先順位をつけた
構造体とし、また、上記図2における予約管理テーブル
222の内容を、図9に示す如く、優先順位も1要素と
して加えた構造体とした点である。第2の実施の形態に
おけるユーザIDが一致するか否かまでの処理は、上記
第1の実施の形態と全く同様である。
【0108】ユーザIDが一致した後、予約管理テーブ
ル222を調べる段階において、要求使用日時が登録さ
れている予約済使用日時と全く一致する場合、要求使用
日時が直前の予約済使用日時の予約済使用終了日時より
も前になった場合、要求使用終了日時が直後の予約済使
用日時よりも後になった場合には、使用が重なるため、
上記第1の実施の形態においては無条件に予約不可とな
った。
【0109】これに対し、本発明の第2の実施の形態に
おいては、スキャナ部CPU208は、これらの場合に
重なる予約済使用日時と対に登録されている優先順位
(予約済ユーザ優先順位)を調べ、予約要求をしてきた
ユーザIDの登録ユーザIDテーブル221における優
先順位(予約要求ユーザ優先順位)と比較し、予約済ユ
ーザ優先順位の低い場合のみ予約不可とする。
【0110】予約可となった場合は、重なった既に登録
されていた予約済使用日時の項はキャンセルされ、コン
トローラ制御CPU217は予約端末宛に予約番号の予
約がキャンセルになった旨を通知するパケットを生成
し、送信する。
【0111】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態によれば、複写機は、LAN220を介してデー
タの送受信を行うコントローラ203と、LAN220
を介して装置使用予約が許可されているユーザIDや暗
証番号を含むユーザ情報及びユーザIDと対に優先順位
を登録した登録IDテーブル221と、予約要求に基づ
き構築されたユーザIDや使用日時を含む予約状況及び
使用日時と対に優先順位を記憶する予約管理テーブル2
22と、LAN220を介して装置使用を予約する要求
があった場合はユーザ情報及び予約状況に基づき装置使
用予約の受付可否を判定すると共に、受付可否判定に基
づくデータをLAN220へ送出するように制御し、更
に優先順位に基づき受付可否判定を行うスキャナ部CP
U208とを有するため、下記のような効果を奏する。
【0112】第2の実施の形態においては、上記第1の
実施の形態と同様に、複写機が、LAN220上の端末
から要求された複写機使用を予約するための予約機能を
有することで、従来の如く、ユーザから離れた所に設置
されている装置の場所へ行き使用しようとした際に装置
が他のユーザで使用中である場合の効率の悪さを解消す
ることができ、コピー作業における業務の効率を向上さ
せることが可能になる、ユーザは操作部209の表示パ
ネルの表示に基づき的確に複写機の操作開始や作業を行
うことができる等の、上述したような種々の効果があ
る。
【0113】また、第2の実施の形態に特有の効果とし
ては、例えば、要求使用日時が登録されている予約済使
用日時と全く一致する場合、要求使用日時が直前の予約
済使用日時の予約済使用終了日時よりも前になった場
合、要求使用終了日時が直後の予約済使用日時よりも後
になった場合などにおいて、スキャナ部CPU208
は、予約済使用日時と対に登録されている優先順位(予
約済ユーザ優先順位)を調べ、予約要求をしてきたユー
ザIDの登録ユーザIDテーブル221における優先順
位(予約要求ユーザ優先順位)と比較し、予約済ユーザ
優先順位の低い場合のみ予約不可とするため、的確な予
約管理を行うことができるという効果がある。
【0114】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
【0115】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0116】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0117】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
【0118】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ネットワークに接続可能な画像処理装置であっ
て、前記ネットワークを介してデータの送受信を行う通
信手段と、前記ネットワークを介して装置使用を予約す
る要求があった場合は予め登録されたユーザ情報及び予
約状況に基づき装置使用予約の受付可否を判定すると共
に、該受付可否判定に基づくデータを前記ネットワーク
へ送出するように制御する制御手段とを有するため、ネ
ットワークを介して画像処理装置に装置使用予約の要求
を送信すれば、画像処理装置では装置使用予約の受付可
否を判定し、受付可否判定に基づくデータをネットワー
クへ送出する。即ち、画像処理装置の使用を予約するた
めの予約機能を有することで、従来の如く、ユーザから
離れた所に設置されている装置の場所へ行き使用しよう
とした際に当該装置が他のユーザで使用中である場合の
効率の悪さを解消することができ、画像処理装置を使用
した作業(例えば複写作業)における業務の効率を向上
させることが可能になるという効果がある。
【0120】請求項2の発明によれば、画像処理装置
は、前記ネットワークを介して送信されてくるデータを
解析する解析手段と、前記ネットワークへ送出するデー
タを生成する生成手段とを有し、前記ネットワークを介
して送信されてくるデータとは、装置使用を予約する予
約要求データであり、前記ネットワークに送出するデー
タとは、装置使用予約の受付可否を示す予約受付可否デ
ータであるため、ネットワークを介して送信されてくる
データが予約要求データであると前記解析手段で解析さ
れた場合は、装置使用予約の受付可否判定に基づく予約
受付可否データを前記生成手段で生成してネットワーク
へ送出することで、上記請求項1の発明と同様に、画像
処理装置を使用した作業(例えば複写作業)における業
務の効率を向上させることが可能になるという効果があ
る。
【0121】請求項3の発明によれば、画像処理装置の
前記予約要求データは、ユーザIDや使用日時を含み、
前記予約受付可否データは、ユーザIDや予約管理番号
を含むため、ユーザIDや使用日時に基づき的確に装置
使用予約の受付可否判定を行うことができると共に、ユ
ーザIDや予約管理番号に基づく的確な予約受付可否デ
ータをネットワークへ送出することができ、上記請求項
1の発明と同様に、画像処理装置を使用した作業(例え
ば複写作業)における業務の効率を向上させることが可
能になるという効果がある。
【0122】請求項4の発明によれば、画像処理装置
は、時刻を計時する計時手段を有し、前記制御手段は、
前記予約要求データに基づく予約状況を構築すると共に
該予約状況及び前記計時手段の示す時刻に基づき予約動
作を行うため、予約状況と前記計時手段の示す時刻に基
づき的確な予約管理を行うことができるという効果があ
る。
【0123】請求項5の発明によれば、画像処理装置
は、前記ネットワークを介して装置使用予約が許可され
ているユーザIDや暗証番号を含むユーザ情報を登録し
たユーザ情報登録手段と、前記予約要求データに基づき
構築されたユーザIDや使用日時を含む予約状況を記憶
する予約状況記憶手段とを有するため、前記ユーザ情報
登録手段に登録されたユーザ情報と、前記予約状況記憶
手段に記憶された予約状況とに基づき的確な予約管理を
行うことができるという効果がある。
【0124】請求項6の発明によれば、画像処理装置の
前記制御手段は、前記予約状況記憶手段に記憶されてい
る使用日時が到来した場合は該使用日時の所定時間前に
装置動作を禁止状態とした後、暗証番号入力等の所定操
作に基づき装置動作を可能状態とするように制御するた
め、ネットワークを介してあらかじめ画像処理装置にお
ける予約処理を行っていたユーザは、予約使用日時が到
来すれば待たずに使用することができ、画像処理装置を
使用した作業(例えば複写作業)における業務の効率を
向上させることが可能になるという効果がある。
【0125】請求項7の発明によれば、画像処理装置
は、メッセージを表示する表示手段を有し、前記制御手
段は、暗証番号入力指示や残り使用時間等のメッセージ
を前記表示手段に表示するように制御するため、ユーザ
は前記表示手段の表示に基づき的確に画像処理装置の操
作開始や作業を行うことができるという効果がある。
【0126】請求項8の発明によれば、画像処理装置の
前記ユーザ情報登録手段には、前記ユーザIDと対に優
先順位が登録されており、前記制御手段は、要求使用日
時が予約済使用日時と一致するなど装置使用予約が重複
する場合は前記優先順位に基づき装置使用予約の受付可
否を判定するため、上記の如く要求使用日時が予約済使
用日時と一致するなど装置使用予約が重複する場合で
も、的確な予約管理を行うことができるという効果があ
る。
【0127】請求項9の発明によれば、画像処理装置
は、原稿から画像を読取り記録媒体上に画像を形成する
複写手段を有する。従って、上記請求項1乃至請求項8
の発明と同様に、画像処理装置を使用した複写作業にお
ける業務の効率を向上させることが可能になる等の効果
がある。
【0128】請求項10の発明によれば、画像処理装置
が接続可能な前記ネットワーク上には、装置使用予約管
理ソフトウエアを搭載したコンピュータ等の端末が接続
されている。従って、上記請求項1乃至請求項9の発明
と同様に、前記コンピュータ等の端末からネットワーク
を介して画像処理装置に装置使用予約の要求を送信すれ
ば、画像処理装置では装置使用予約の受付可否を判定
し、受付可否判定に基づくデータをネットワークへ送出
する制御を行うことで、従来の如く、ユーザから離れた
所に設置されている装置の場所へ行き使用しようとした
際に当該装置が他のユーザで使用中である場合の効率の
悪さを解消することができ、画像処理装置を使用した作
業(例えば複写作業)における業務の効率を向上させる
ことが可能になる等の効果がある。
【0129】請求項11の発明によれば、ネットワーク
に接続可能な画像処理装置における予約処理方法であっ
て、前記ネットワークを介してデータの送受信を行う通
信ステップと、前記ネットワークを介して装置使用を予
約する要求があった場合は予め登録されたユーザ情報及
び予約状況に基づき装置使用予約の受付可否を判定する
と共に、該受付可否判定に基づくデータを前記ネットワ
ークへ送出するように制御する制御ステップとを有する
ため、ネットワークを介して画像処理装置に装置使用予
約の要求を送信すれば、画像処理装置では装置使用予約
の受付可否を判定し、受付可否判定に基づくデータをネ
ットワークへ送出する。即ち、画像処理装置の使用を予
約するための予約機能を有することで、従来の如く、ユ
ーザから離れた所に設置されている装置の場所へ行き使
用しようとした際に当該装置が他のユーザで使用中であ
る場合の効率の悪さを解消することができ、画像処理装
置を使用した作業(例えば複写作業)における業務の効
率を向上させることが可能になるという効果がある。
【0130】請求項12の発明によれば、画像処理装置
における予約処理方法は、前記ネットワークを介して送
信されてくるデータを解析する解析ステップと、前記ネ
ットワークへ送出するデータを生成する生成ステップと
を有し、前記ネットワークを介して送信されてくるデー
タとは、装置使用を予約する予約要求データであり、前
記ネットワークに送出するデータとは、装置使用予約の
受付可否を示す予約受付可否データであるため、ネット
ワークを介して送信されてくるデータが予約要求データ
であると前記解析ステップで解析された場合は、装置使
用予約の受付可否判定に基づく予約受付可否データを前
記生成ステップで生成してネットワークへ送出するよう
に制御することで、上記請求項11の発明と同様に、画
像処理装置を使用した作業(例えば複写作業)における
業務の効率を向上させることが可能になるという効果が
ある。
【0131】請求項13の発明によれば、画像処理装置
における予約処理方法における前記予約要求データは、
ユーザIDや使用日時を含み、前記予約受付可否データ
は、ユーザIDや予約管理番号を含むため、ユーザID
や使用日時に基づき的確に装置使用予約の受付可否判定
を行うことができると共に、ユーザIDや予約管理番号
に基づく的確な予約受付可否データをネットワークへ送
出することができ、上記請求項11の発明と同様に、画
像処理装置を使用した作業(例えば複写作業)における
業務の効率を向上させることが可能になるという効果が
ある。
【0132】請求項14の発明によれば、画像処理装置
における予約処理方法は、時刻を計時する計時ステップ
を有し、前記制御ステップでは、前記予約要求データに
基づく予約状況を構築すると共に該予約状況及び前記計
時ステップの示す時刻に基づき予約動作を行うため、予
約状況と前記計時ステップの示す時刻に基づき的確な予
約管理を行うことができるという効果がある。
【0133】請求項15の発明によれば、画像処理装置
における予約処理方法は、前記ネットワークを介して装
置使用予約が許可されているユーザIDや暗証番号を含
むユーザ情報を登録するユーザ情報登録ステップと、前
記予約要求データに基づき構築されたユーザIDや使用
日時を含む予約状況を記憶する予約状況記憶ステップと
を有するため、前記ユーザ情報登録ステップで登録され
たユーザ情報と、前記予約状況記憶ステップで記憶され
た予約状況とに基づき的確な予約管理を行うことができ
るという効果がある。
【0134】請求項16の発明によれば、画像処理装置
における予約処理方法における前記制御ステップでは、
前記予約状況記憶ステップで記憶されている使用日時が
到来した場合は該使用日時の所定時間前に装置動作を禁
止状態とした後、暗証番号入力等の所定操作に基づき装
置動作を可能状態とするように制御するため、ネットワ
ークを介してあらかじめ画像処理装置における予約処理
を行っていたユーザは、予約使用日時が到来すれば待た
ずに使用することができ、画像処理装置を使用した作業
(例えば複写作業)における業務の効率を向上させるこ
とが可能になるという効果がある。
【0135】請求項17の発明によれば、画像処理装置
における予約処理方法は、メッセージを表示する表示ス
テップを有し、前記制御ステップでは、暗証番号入力指
示や残り使用時間等のメッセージを前記表示ステップで
表示するように制御するため、ユーザは前記表示ステッ
プでの表示に基づき的確に画像処理装置の操作開始や作
業を行うことができるという効果がある。
【0136】請求項18の発明によれば、画像処理装置
における予約処理方法における前記ユーザ情報登録ステ
ップでは、前記ユーザIDと対に優先順位が登録されて
おり、前記制御ステップでは、要求使用日時が予約済使
用日時と一致するなど装置使用予約が重複する場合は前
記優先順位に基づき装置使用予約の受付可否を判定する
ため、上記の如く要求使用日時が予約済使用日時と一致
するなど装置使用予約が重複する場合でも、的確な予約
管理を行うことができるという効果がある。
【0137】請求項19の発明によれば、画像処理装置
における予約処理方法は、原稿から画像を読取り記録媒
体上に画像を形成する複写ステップを有する。従って、
上記請求項11乃至請求項18の発明と同様に、画像処
理装置を使用した複写作業における業務の効率を向上さ
せることが可能になる等の効果がある。
【0138】請求項20の発明によれば、使用予約方法
が適用される画像処理装置が接続可能な前記ネットワー
ク上には、装置使用予約管理ソフトウエアを搭載したコ
ンピュータ等の端末が接続されている。従って、上記請
求項11乃至請求項19の発明と同様に、前記コンピュ
ータ等の端末からネットワークを介して画像処理装置に
装置使用予約の要求を送信すれば、画像処理装置では装
置使用予約の受付可否を判定し、受付可否判定に基づく
データをネットワークへ送出する制御を行うことで、従
来の如く、ユーザから離れた所に設置されている装置の
場所へ行き使用しようとした際に当該装置が他のユーザ
で使用中である場合の効率の悪さを解消することがで
き、画像処理装置を使用した作業(例えば複写作業)に
おける業務の効率を向上させることが可能になる等の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る複写
機におけるスキャナ部、プリンタ部、コントローラの制
御構成を要約して示した要約ブロック図である。
【図2】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る複写
機におけるスキャナ部、プリンタ部、コントローラの制
御構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る複写
機の外観を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリント時のパケットデータを示す説明図であり、
(a)はプリント要求コマンドパケットを示す説明図、
(b)はプリント要求受付パケットを示す説明図、
(c)はプリント要求不可パケットを示す説明図、
(d)は分割画像データパケットを示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る予約時のパケ
ットデータを示す説明図であり、(a)は予約要求パケ
ットを示す説明図、(b)は予約受付パケットを示す説
明図、(c)は予約不可パケットを示す説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る登録ユーザI
Dテーブルの構造を示す説明図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る予約管理テー
ブルの構造を示す説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る登録ユーザI
Dテーブルの構造を示す説明図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る予約管理テー
ブルの構造を示す説明図である。
【符号の説明】
101 複写機 111、201 スキャナ部 112、208 スキャナ部CPU 113、209 操作部 114、210 スキャナ 115、221 登録ユーザIDテーブル 116、222 予約管理テーブル 117 タイマ 121、202 プリンタ部 122、215 プリンタ部CPU 123、216 プリンタ 131、203 コントローラ 132、217 コントローラ制御CPU 133、218 LANI/F 141 端末 151、220 LAN

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続可能な画像処理装置
    であって、 前記ネットワークを介してデータの送受信を行う通信手
    段と、前記ネットワークを介して装置使用を予約する要
    求があった場合は予め登録されたユーザ情報及び予約状
    況に基づき装置使用予約の受付可否を判定すると共に、
    該受付可否判定に基づくデータを前記ネットワークへ送
    出するように制御する制御手段とを有することを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ネットワークを介して送信されてく
    るデータを解析する解析手段と、前記ネットワークへ送
    出するデータを生成する生成手段とを有し、前記ネット
    ワークを介して送信されてくるデータとは、装置使用を
    予約する予約要求データであり、前記ネットワークに送
    出するデータとは、装置使用予約の受付可否を示す予約
    受付可否データであることを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記予約要求データは、ユーザIDや使
    用日時を含み、前記予約受付可否データは、ユーザID
    や予約管理番号を含むことを特徴とする請求項1又は2
    記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 時刻を計時する計時手段を有し、前記制
    御手段は、前記予約要求データに基づく予約状況を構築
    すると共に該予約状況及び前記計時手段の示す時刻に基
    づき予約動作を行うことを特徴とする請求項1乃至3の
    何れかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記ネットワークを介して装置使用予約
    が許可されているユーザIDや暗証番号を含むユーザ情
    報を登録したユーザ情報登録手段と、前記予約要求デー
    タに基づき構築されたユーザIDや使用日時を含む予約
    状況を記憶する予約状況記憶手段とを有することを特徴
    とする請求項1乃至4の何れかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記予約状況記憶手段
    に記憶されている使用日時が到来した場合は該使用日時
    の所定時間前に装置動作を禁止状態とした後、暗証番号
    入力等の所定操作に基づき装置動作を可能状態とするよ
    うに制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか
    に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 メッセージを表示する表示手段を有し、
    前記制御手段は、暗証番号入力指示や残り使用時間等の
    メッセージを前記表示手段に表示するように制御するこ
    とを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の画像処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記ユーザ情報登録手段には、前記ユー
    ザIDと対に優先順位が登録されており、前記制御手段
    は、要求使用日時が予約済使用日時と一致するなど装置
    使用予約が重複する場合は前記優先順位に基づき装置使
    用予約の受付可否を判定することを特徴とする請求項1
    乃至7の何れかに記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 原稿から画像を読取り記録媒体上に画像
    を形成する複写手段を有することを特徴とする請求項1
    乃至8の何れかに記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記ネットワーク上には、装置使用予
    約管理ソフトウエアを搭載したコンピュータ等の端末が
    接続されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れ
    かに記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 ネットワークに接続可能な画像処理装
    置における予約処理方法であって、前記ネットワークを
    介してデータの送受信を行う通信ステップと、前記ネッ
    トワークを介して装置使用を予約する要求があった場合
    は予め登録されたユーザ情報及び予約状況に基づき装置
    使用予約の受付可否を判定すると共に、該受付可否判定
    に基づくデータを前記ネットワークへ送出するように制
    御する制御ステップとを有することを特徴とする画像処
    理装置における予約処理方法。
  12. 【請求項12】 前記ネットワークを介して送信されて
    くるデータを解析する解析ステップと、前記ネットワー
    クへ送出するデータを生成する生成ステップとを有し、
    前記ネットワークを介して送信されてくるデータとは、
    装置使用を予約する予約要求データであり、前記ネット
    ワークに送出するデータとは、装置使用予約の受付可否
    を示す予約受付可否データであることを特徴とする請求
    項11記載の画像処理装置における予約処理方法。
  13. 【請求項13】 前記予約要求データは、ユーザIDや
    使用日時を含み、前記予約受付可否データは、ユーザI
    Dや予約管理番号を含むことを特徴とする請求項11又
    は12記載の画像処理装置における予約処理方法。
  14. 【請求項14】 時刻を計時する計時ステップを有し、
    前記制御ステップでは、前記予約要求データに基づく予
    約状況を構築すると共に該予約状況及び前記計時ステッ
    プの示す時刻に基づき予約動作を行うことを特徴とする
    請求項11乃至13の何れかに記載の画像処理装置にお
    ける予約処理方法。
  15. 【請求項15】 前記ネットワークを介して装置使用予
    約が許可されているユーザIDや暗証番号を含むユーザ
    情報を登録するユーザ情報登録ステップと、前記予約要
    求データに基づき構築されたユーザIDや使用日時を含
    む予約状況を記憶する予約状況記憶ステップとを有する
    ことを特徴とする請求項11乃至14の何れかに記載の
    画像処理装置における予約処理方法。
  16. 【請求項16】 前記制御ステップでは、前記予約状況
    記憶ステップで記憶されている使用日時が到来した場合
    は該使用日時の所定時間前に装置動作を禁止状態とした
    後、暗証番号入力等の所定操作に基づき装置動作を可能
    状態とするように制御することを特徴とする請求項11
    乃至15の何れかに記載の画像処理装置における予約処
    理方法。
  17. 【請求項17】 メッセージを表示する表示ステップを
    有し、前記制御ステップでは、暗証番号入力指示や残り
    使用時間等のメッセージを前記表示ステップで表示する
    ように制御することを特徴とする請求項11乃至16の
    何れかに記載の画像処理装置における予約処理方法。
  18. 【請求項18】 前記ユーザ情報登録ステップでは、前
    記ユーザIDと対に優先順位が登録されており、前記制
    御ステップでは、要求使用日時が予約済使用日時と一致
    するなど装置使用予約が重複する場合は前記優先順位に
    基づき装置使用予約の受付可否を判定することを特徴と
    する請求項11乃至17の何れかに記載の画像処理装置
    における予約処理方法。
  19. 【請求項19】 原稿から画像を読取り記録媒体上に画
    像を形成する複写ステップを有することを特徴とする請
    求項11乃至18の何れかに記載の画像処理装置におけ
    る予約処理方法。
  20. 【請求項20】 前記ネットワーク上には、装置使用予
    約管理ソフトウエアを搭載したコンピュータ等の端末が
    接続されていることを特徴とする請求項11乃至19の
    何れかに記載の画像処理装置における予約処理方法。
JP9332284A 1997-11-18 1997-11-18 画像処理装置及び画像処理装置における予約処理方法 Pending JPH11150616A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010000624A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置およびジョブ実行方法
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