JP2000263881A - 親展印刷システム - Google Patents

親展印刷システム

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JP2000263881A
JP2000263881A JP11071146A JP7114699A JP2000263881A JP 2000263881 A JP2000263881 A JP 2000263881A JP 11071146 A JP11071146 A JP 11071146A JP 7114699 A JP7114699 A JP 7114699A JP 2000263881 A JP2000263881 A JP 2000263881A
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JP
Japan
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printer
identification code
printing
print data
remote controller
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JP11071146A
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English (en)
Inventor
Junpei Shibazaki
純平 柴崎
Masataka Osada
昌登 長田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 上位装置1からプリンタに印刷データが
送信されると、その印刷データは、印刷直前の状態まで
処理されて画像メモリ14に記憶される。この状態で印
刷待ちとなる。利用者はプリンタのある場所までリモー
トコントローラ3を持参し、スイッチを押す。リモート
コントローラ3には、識別コードが記憶されている。こ
の識別コードが印刷データに付加された識別コードと一
致した場合、プロセッサ11は画像メモリ14に記憶さ
れた印刷データの印刷を開始する。 【効果】 プリンタに印刷を要求した利用者本人がリモ
ートコントローラ3によって指示をした場合に、初めて
プリンタが印刷を開始するので、利用者は印刷された文
書の内容を他人に見られることなく、プリンタから直ち
に取り出して持ち帰ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の利用者が1
台のプリンタを共用している場合に、各利用者が印刷内
容を他人に見られずにプリンタに印刷をさせることので
きる親展印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータによって作成された文書を
印刷するために、コンピュータにはプリンタが接続され
る。例えば、LAN(ローカルエリアネットワーク)等
によって相互に接続されたコンピュータが1台のプリン
タを共用するシステムも広く普及している。こうしたネ
ットワーク環境では、通常、いずれかのコンピュータを
使用して利用者が印刷データを送信すると、その印刷デ
ータがネットワークを通じてプリンタに転送される。複
数の利用者が前後して印刷を要求すると、例えばその要
求順に印刷データがプリンタに転送されて、該当する文
書が順次印刷される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、次のような解決すべき課題があっ
た。上記のようなネットワーク環境でプリンタを共用す
る場合、印刷後の用紙はプリンタのトレー上に順番に排
出され積み重ねられる。即ち、複数の利用者が前後して
印刷を要求すると、要求された文書が全て同一のトレー
に排出され積み重ねられる。従って、各利用者は、トレ
ーに積み重ねられた用紙の中から自分が要求した文書を
印刷した用紙を探し出して取り出さなければならない。
この場合、各利用者は意図しなくても他人の文書の印刷
内容を見ることが可能になる。
【0004】即ち、プリンタを共用する各利用者は、自
分の作成した文書の内容を常に不特定多数の利用者に見
られてしまう恐れがある。特に、ネットワークに接続さ
れたプリンタは、各利用者が操作するコンピュータから
少し離れた場所に配置されている場合が多く、プリンタ
に印刷データを送信した後、印刷された用紙を取りに行
くまでに時間がかかる。従って、印刷された文書の内容
を他人に見られないようにするのは容易ではない。ま
た、複数の利用者の印刷物がトレーにいっしょに積み重
ねられると、誰かが誤って自分の印刷物を持っていって
しまうことも考えられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉上位装置からプリンタに識別データを付加し
た印刷データを送信して印刷を行わせるものであって、
上記プリンタは、上記上位装置から受信した印刷データ
を記憶する記憶部と、この記憶部から読み出した印刷デ
ータを印刷する印刷部と、識別コードを入力する識別コ
ード入力部と、上記識別コード入力部で、印刷データに
付加された識別コードと同一の識別コードが入力された
とき、上記記憶部に記憶された印刷データを読み出して
上記印刷部に印刷させる制御部とを備えたことを特徴と
する親展印刷システム。
【0006】〈構成2〉構成1に記載の親展印刷システ
ムにおいて、識別コード入力部には、識別コードを送信
するリモートコントローラから、識別コードが入力され
ることを特徴とする親展印刷システム。
【0007】〈構成3〉構成1に記載の親展印刷システ
ムにおいて、識別コード入力部には、プリンタに着脱可
能に装着されて、プリンタで使用するフォントデータを
記憶したフォントカード中から、識別コードが入力され
ることを特徴とする親展印刷システム。
【0008】〈構成4〉構成2に記載の親展印刷システ
ムにおいて、リモートコントローラには、上記識別コー
ドとともにプリンタで使用するフォントデータが記憶さ
れ、このリモートコントローラとプリンタとは、赤外線
通信インタフェースを介して接続されることを特徴とす
る親展印刷システム。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例1〉図1は、具体例1の親展印刷システムブロ
ック図である。このシステムは、上位装置から送信され
た印刷データをプリンタが受信して印刷するためのもの
で、図に示す上位装置1と、リモートコントローラ3以
外の部分がプリンタを構成する。このプリンタは、シス
テムバス10にインタフェース9、プロセッサ11、R
OM(リード・オンリ・メモリ)12、ワーキングメモ
リ13、画像メモリ14、プリントエンジンインタフェ
ース15及び赤外線通信回路17が接続されたものであ
る。
【0010】プロセッサ11は、このプリンタを制御す
る制御部として動作する。画像メモリ14は、上位装置
1から受信した印刷データや、プリントエンジンに転送
する直前の印刷データを格納しておくための記憶部であ
る。なお、本発明では、このように、印刷のために変換
処理等がされる前のデータも処理後のデータも、共に印
刷データと表現することにする。ROM12には、プロ
セッサ11が動作するためのプログラム等が記憶されて
いる。インタフェース9は、上位装置1とプリンタとの
間の印刷データや命令の送受信を行う、例えばRS23
2Cインタフェースやパラレルインタフェース等から構
成される。
【0011】ワーキングメモリ13は、印刷制御用のデ
ータ等を一時記憶するためのメモリで、例えばフォント
キャッシュメモリ13Aには、印刷用のフォントデータ
であって頻繁に使用されるものが一時記憶される。プリ
ントエンジンインタフェース15とプリントエンジン1
6とは、印刷部を構成する。プリントエンジンインタフ
ェース15は、プロセッサ11の指示に従って画像メモ
リ14から印刷データを読み出して、プリントエンジン
16に転送する制御を行う。また、プリントエンジンイ
ンタフェース15は、プリントエンジン16から出力さ
れるプリントコントロール信号を受け入れて、プロセッ
サ11に送信する制御を行う。
【0012】赤外線通信回路17は、例えばIrDa方
式と呼ばれるよく知られた回路から構成され、発光ダイ
オード17Aとフォトダイオード17Bを持つ。発光ダ
イオード17Aは送信用、フォトダイオード17Bは受
信用として動作する。この赤外線通信回路17が、後で
説明するリモートコントローラ3から識別コードを受け
入れる識別コード入力部として動作する。上位装置は、
この図では1台しか示されていないが、複数台が接続さ
れてこのプリンタを共用するものとする。
【0013】図2に、ネットワーク環境構成図を示す。
上記のような親展印刷システムは、例えばこの図に示す
ようなネットワーク環境において利用される。この図で
は、LAN6に対し3台のコンピュータ1A,1B,1
Cが接続されている。また、このLAN6には、プリン
トサーバ5とプリンタ4とが接続されている。いずれか
のコンピュータが印刷を要求する場合、その印刷データ
は、プリントサーバ5に転送される。そして、その印刷
データと印刷要求コマンドは、プリントサーバ5に設け
られたキュー(待ち行列)7に一時格納される。
【0014】この印刷データ20には、印刷を要求した
利用者を識別するための識別コード(ID)21が付加
されている。そして、LAN6に接続されたプリンタ4
に対し、この印刷データ20と識別コード21とが順番
に転送されて印刷が行われる。
【0015】上記のような環境で利用者が、例えばコン
ピュータ1Cを用いて印刷を要求した場合、その印刷デ
ータがプリンタ4に転送されて直ちに印刷されると、他
の利用者の要求によって印刷された印刷物と混じり合
い、その内容を見られてしまうことになる。
【0016】ここで、この発明では、コンピュータ1C
から印刷を依頼し、その印刷データがプリンタ4に転送
され、直ちに印刷できる状態になったところで、その印
刷データをプリンタの画像メモリ14(図1)に記憶し
た状態で印刷待ちにする。即ち用紙への印刷はすぐに行
わない。利用者は、印刷を依頼した後、リモートコント
ローラ3を持って、プリンタ4のある場所に移動する。
【0017】利用者がリモートコントローラ3を操作す
ると、図1に示した赤外線通信回路17を通じて、利用
者の識別コードがプリンタ4に入力する。印刷を依頼し
た利用者が自己のリモートコントローラを操作した場
合、リモートコントローラから入力した識別コードが印
刷データ20に付加された識別コード21と一致する。
このとき、プリンタ4は、画像メモリ14に記憶してい
た印刷データを取り出して、用紙に印刷する。こうする
ことによって、利用者はプリンタ4から排出された用紙
を監視しながら直ちに回収して、他人に見られることな
く、その用紙を持ち帰ることができる。
【0018】次に、上記のような機能を持つリモートコ
ントローラの説明を行う。図3は、リモートコントロー
ラのブロック図である。このリモートコントローラ3
は、例えば、ノートブックタイプのコンピュータやモバ
イルコンピュータとパーソナルコンピュータとの間で、
データ送受信を行うために広く利用されている、IrD
A方式の赤外線通信機能を持つ。その内部には、図に示
すように、入力装置31、リモートコントローラ制御回
路32及び赤外線通信回路33が設けられている。
【0019】入力装置31は、例えば利用者が識別コー
ド8を入力するためのキーやスイッチ等から構成され
る。リモートコントローラ制御回路32は、入力装置3
1から入力された識別コード8を赤外線通信回路33に
供給して、プリンタ4に所定の信号を送信する制御を行
う回路である。赤外線通信回路33には、発光ダイオー
ド33Aとフォトダイオード33Bとが設けられてい
る。
【0020】このリモートコントローラ3を操作するこ
とによって、図1に示した赤外線通信回路17と、図3
に示したリモートコントローラ3の赤外線通信回路33
とが、相互に通信を行い、識別コード8がプリンタ4に
送信される。なお、この部分のことを本発明では、赤外
線通信インタフェースと呼んでいる。
【0021】上記入力装置31は、識別コード8を直接
入力するためのテンキー等から構成されていると良い。
こうすれば、複数の利用者が、それぞれ自己の識別コー
ドを入力してプリンタ4を操作することができる。
【0022】また、このリモートコントローラは、利用
者毎に専用のものとされていても良い。その場合には、
予め入力装置31に利用者の識別コード8が記憶されて
いて、入力装置31に設けられた図示しないボタンを1
回押すことによって、直ちに識別コード8がプリンタ4
に送信できる。この識別コード8は、利用者毎に、それ
ぞれユニークな数字や文字の組み合わせにより構成され
ることが好ましい。
【0023】また、例えば図2に示したコンピュータ1
Cのように、ノートブックタイプのコンピュータの場
合、従来より赤外線通信インタフェースを備えているも
のもある。これをそのまま利用して、プリンタと通信を
行うことも可能である。その場合には、図2に示したコ
ンピュータ1Cの一部がリモートコントローラとなっ
て、コンピュータ1Cのキーを操作して識別コードをプ
リンタに送信するようにしても良い。
【0024】以下、図1に示すシステムの動作をフロー
チャートを用いて順に説明する。図4は、具体例1の印
刷データ受信動作フローチャートである。まず、ステッ
プS1において待機状態のプリンタが、ステップS2に
おいて、図2に示すコンピュータ1Aからプリントサー
バ5を介して印刷データを受信したとする。この場合、
ステップS3において、親展印刷データかどうかの判断
をする。この例では、親展印刷を行う場合にのみ印刷デ
ータ20に識別データ21を付加することにする。従っ
て、識別データ21を付加していない印刷データは従来
通りの扱いとする。
【0025】なお、以下のフローチャートや図面には、
図示の都合上、識別コードをIDコードと表現して説明
をしている。親展印刷を要求しない通常の印刷データが
プリンタに受信された場合には、図4のステップS3か
らステップS4に進み、まず、印刷処理が開始される。
ここでいう印刷処理とは、受信した印刷データを図1に
示すプリントエンジン16に転送するために、ビットマ
ップ形式に展開したり、データ配列を変換したりする処
理のことである。
【0026】ステップS5では、このような印刷処理済
みの印刷データを画像メモリ14に格納する。続いて、
ステップS6で、この印刷データをプリントエンジンイ
ンタフェース15へ転送し、用紙への印刷を開始する。
ステップS7では、印刷後の用紙を排出する。こうし
て、従来通り、自動的にプリンタの排出トレーに印刷後
の用紙が排出される。
【0027】一方、親展印刷の場合には、ステップS3
からステップS8に進み、印刷データ20に付加された
識別データ21を取り出して、図1に示すワーキングメ
モリ13に格納する。そして、ステップS9に進み、ス
テップS4と同様の印刷処理を実行し、ステップS10
において、ステップS5と同様にして、印刷処理済みデ
ータを画像メモリ14に格納する。このような準備が終
了した後、親展印刷動作に進む。
【0028】図5には、具体例1の親展印刷動作フロー
チャートを示す。プリンタは、親展印刷動作の場合、利
用者による識別コードの入力まで印刷を行わない。即
ち、ステップS11において、プリンタは待機状態とさ
れ、ステップS12で、図1に示すリモートコントロー
ラ3の操作による識別コードを受信すると、ステップS
13に進む。
【0029】ステップS13では、印刷データを受信し
たときにワーキングメモリ13に格納した識別コード
と、リモートコントローラ3から赤外線通信回路17を
通じて入力した識別コードをプロセッサ11が比較す
る。そして、両者が不一致の場合にはステップS14に
進み、図示しない操作パネルにエラーメッセージを表示
する。即ち、その利用者の印刷データはプリンタに記憶
されていないため、例えば「印刷データがありません」
といったメッセージを表示する。
【0030】一方、ワーキングメモリ13に該当する識
別コードが格納されている場合には、ステップS15に
進み、図示しない操作パネルに識別コードを受信した旨
のメッセージを表示する。この場合のメッセージは、例
えば「文書**を印刷します」といった内容のメッセー
ジとなる。このようなメッセージを表示すると同時に、
プロセッサ11は、画像メモリ14からその識別コード
を付加した印刷データを取り出して、プリントエンジン
インタフェース15に転送する(ステップS16)。そ
して、用紙にその印刷データが印刷され、ステップS1
7において、その用紙がプリンタの図示しない排出トレ
ーに排出される。
【0031】なお、上記のように、画像メモリ14に既
に印刷直前の状態になった印刷データを記憶しておき、
その状態で識別コードの入力を待つようにすれば、識別
コードの入力から印刷された用紙の排出までの時間が最
短時間となる。しかしながら、図1に示した画像メモリ
の記憶容量に余裕がないときは、利用者がリモートコン
トローラ3を操作して識別コードを入力するまでは、他
の利用者による印刷要求を優先して実行することが好ま
しい。この場合には、画像メモリ14は、他の利用者の
印刷データを記憶するために利用される。その間は、親
展印刷の印刷データは図2に示したプリントサーバ5に
記憶しておく。
【0032】そして、親展印刷を要求する利用者がリモ
ートコントローラ3を操作し、識別コードを入力した場
合に、初めてプリントサーバ5に記憶された印刷データ
20と識別データ21とを受け入れて印刷処理を開始す
るようにしてもよい。この場合には、プリントサーバ5
の図示しない記憶部がプリンタ4の記憶部の一部として
機能する。
【0033】また、上記の例では、赤外線通信回路を用
いてリモートコントローラから送信された識別コードを
プリンタに受け入れた。しかしながら、例えばプリンタ
に設けられたコンソールのテンキー等を用いて、利用者
が識別コードを入力するようにしても差し支えない。こ
の場合には、赤外線通信回路17は不要で、識別コード
を入力するためのテンキーが識別コード入力部となる。
【0034】〈具体例1の効果〉上記のように、印刷デ
ータに識別コードを付加し、この識別コードと同一の識
別コードが識別コード入力部から入力されたとき、初め
て印刷部による印刷を実行するようにすれば、利用者は
プリンタを監視しながら自己の文書を印刷した用紙が排
出されるのを待って、直ちにその用紙を回収することが
できるので、その文書の内容を第三者に見られることが
ない。
【0035】〈具体例2〉図6は、具体例2の親展印刷
システムブロック図である。図のシステムは、図1を用
いて説明した具体例1のシステムと同様の、制御部、記
憶部及び印刷部を備えている。そして、識別コード入力
部の部分が赤外線通信回路の代わりに、コネクタ18及
びフォント用メモリカード40により構成される点が異
なる。
【0036】フォント用メモリカード40は、プリンタ
が上位装置1から指示されたフォントをビットマップに
展開する場合に頻繁に利用されるフォントデータを記憶
させたものである。このフォントデータの内容は、利用
者がプリンタの使用を終了したとき図6に示すフォント
キャッシュメモリ13Aの内容をそのままコピーしたも
のである。頻繁に使用されるフォントは利用者毎に異な
る。従って、利用者毎に、それぞれこのようなフォント
用メモリカード40を保持し、印刷開始から終了までプ
リンタに装着しておくことによって印刷処理速度を高め
ることができる。このような技術は、例えば特願平2−
279423号等によって紹介されている。
【0037】図7には、具体例2のフォント用メモリカ
ードブロック図を示す。図に示すフォント用メモリカー
ド40には、制御回路41、S−RAM42、電池43
が設けられている。制御回路41は、フォント用メモリ
カード40のS−RAM42の読み書き制御を行う回路
である。電池43は、制御回路41の駆動用電源であ
る。S−RAMは不揮発性メモリであって、フォントデ
ータ35と識別コード36とを記憶し保持している。こ
のようなフォント用メモリカード40が、図6に示した
コネクタ18に装着されると、プリンタ側から入力する
アドレス信号を受け入れて、そのアドレスに記憶された
フォントデータ35が図6に示すフォントキャッシュメ
モリ13Aに転送されて記憶される。また所定のタイミ
ングで識別コード36が読み出されてプリンタに供給さ
れる。制御回路41は、プリンタから必要な制御信号を
受け入れて、こうしたデータの読み書き動作を制御す
る。
【0038】また、プリンタには、プルアップ抵抗44
とインバータ45から成る検出回路が設けられており、
コネクタ18にフォント用メモリカード40が装着され
ると、インバータ45の入力端子が接地され、その検出
信号46が、図6に示したプロセッサ11に送られる構
成になっている。これによって、プロセッサ11は、フ
ォント用メモリカード40がプリンタに装着されている
かどうかを判断する。
【0039】以上のようなフォント用メモリカード40
を使用すると、プリンタにフォント用メモリカード40
を装着することによって、識別コード36が自動的にプ
リンタに入力される。これによって、具体例1と同様
に、識別コード入力部から識別コードが入力されたこと
になり、親展印刷が可能になる。以下、具体例2のシス
テムの動作を説明する。
【0040】図8は、具体例2の印刷データ受信動作フ
ローチャートである。まず、プリンタが、ステップS1
において待機状態とされ、ステップS2において、印刷
データを受信すると、ステップS3で、その印刷データ
が親展印刷データかどうかの判断をする。親展印刷デー
タでなければステップS4に進み、印刷処理が開始され
る。その後のステップS5,S6,S7の処理は、従来
通りの処理であって、既に図4を用いて説明したので説
明を省略する。
【0041】ステップS3において、親展印刷データで
あると判断すると、次に図7を用いて説明した検出信号
46によってフォント用メモリカード40が装着されて
いるかどうかの判断をする。装着されていない場合に
は、ステップS10に進み、印刷データに付加された識
別コードを、具体例1と同様に、図6に示すワーキング
メモリ13に格納する。そして、ステップS11で、印
刷処理を開始し、ステップS12で、印刷処理済みの印
刷データを画像メモリ14に格納する。
【0042】一方、フォント用メモリカード40がプリ
ンタに装着されている場合には、利用者本人がプリンタ
のある場所にいると判断してよい。フォント用メモリカ
ード40は、利用者毎に専用のカードで、利用者が自分
の文書印刷のために、印刷直前にプリンタに装着するた
めのものだからである。従って、この場合には、親展印
刷を必要としない。そこで、ステップS8からステップ
S9を通過してステップS4に進み、そのまま従来通り
の印刷を行ってもよい。
【0043】また、フォント用メモリカード40には、
予め識別コードが記憶されているわけではない。従っ
て、識別カードをフォント用メモリカード40に記憶さ
せる処理が必要となる。利用者本人がプリンタにフォン
ト用メモリカード40を装着したとき、利用者本人の印
刷データがプリンタに記憶されていれば、これに付加さ
れた識別コードをフォント用メモリカードにそのまま転
記することによって、フォント用メモリカード40に識
別コードを記憶させることができる。ステップS9は、
このような処理を示している。
【0044】即ち、プリンタにフォント用メモリカード
40を装着した状態にして親展印刷を要求すると、フォ
ント用メモリカード40に対し印刷データに付加された
識別コードが記憶される。
【0045】図9には、具体例2の親展印刷動作フロー
チャートを示す。上記のようにして、親展印刷が開始で
きる状態にし、プリンタを待機状態にする(ステップS
21)。そして、ステップS22において、図6に示し
たコネクタ18にフォント用メモリカード40を装着す
る。なお、フォント用メモリカード40はこのように、
プリンタに活線挿抜ができるようにしておくことが好ま
しい。このとき、図6に示すプロセッサ11は、フォン
ト用メモリカード40の装着を検出し、フォント用メモ
リカード40に記憶された識別コード36を読み出す。
そして、ステップS24に進み、図8のステップS10
でワーキングメモリ13に記憶された識別コードと、フ
ォント用メモリカード40から読み出した識別コードが
一致するかどうかを判断する。
【0046】識別コードが一致しなければステップS2
5に進み、既に具体例1で説明した通りのエラーメッセ
ージを表示する。識別コードが一致した場合には、ステ
ップS26に進み、既に具体例1で説明した通りの受信
メッセージを表示し、ステップS27に進む。ステップ
S27では、画像メモリ14に記憶された印刷データを
プリントエンジンインタフェース15に転送し、印刷を
実行させる。ステップS28では、印刷された用紙を図
示しない排出トレーに排出する。識別コードが一致した
と判断した後の動作は、具体例1と全く同様である。
【0047】〈具体例2の効果〉この具体例では、従来
から各利用者が所持しているフォントカードに親展印刷
用の識別コードを記憶させるようにしたので、プリンタ
に赤外線通信回路のような特別な装置を取り付けなくて
も、本発明による親展印刷が実施できる。また、フォン
ト用メモリカード40に識別コードを記憶させておけ
ば、利用者が意識することなく自動的に親展印刷が可能
になる。また、識別コードの入力作業が不要のため、利
用者の操作が簡単になる効果がある。
【0048】〈具体例3〉図10に、具体例3の親展印
刷システムブロック図を示す。このシステムは、具体例
1に示したシステムと同様に、赤外線通信回路17を備
える。そして、このシステムに使用するリモートコント
ローラ50は、具体例1を用いて説明した識別コードを
送信する機能を持ち、更に具体例2を用いて説明したフ
ォント用メモリカード40とほぼ同一の機能を持つ。
【0049】この例では、リモートコントローラ50を
用いて、具体例1と同様の親展通信を実現すると共に、
リモートコントローラ50に設けられた赤外線通信回路
を用いて、リモートコントローラ内部に記憶されたフォ
ントデータをプリンタに送り込む。即ち、フォント用メ
モリカード40をプリンタに装着しなくても、赤外線通
信インタフェースを通じてフォントデータをプリンタに
送り込み、プリンタの印刷処理を補助する。
【0050】図11には、具体例3のリモートコントロ
ーラブロック図を示す。図のリモートコントローラ50
は、具体例2を用いて説明したフォント用メモリカード
40と具体例1を用いて説明したリモートコントローラ
3とを組み合わせたものである。フォント用メモリカー
ド40と同一の機能を持つ部分には同一の符号を付し
た。これらのブロックの他に、入力装置47と赤外線通
信回路48を追加した。このこの入力装置47は、図3
に示したリモートコントローラの入力装置31と同等の
機能を持ち、赤外線通信回路48は、図3に示した赤外
線通信回路33と同等の機能を持つ。
【0051】この例では、識別コード36は、S−RA
M42に記憶されている。入力装置47は、例えば簡単
なプッシュボタンでよい。即ち、入力装置47を操作す
ると、制御回路41が、S−RAM42から識別コード
36を読み出して、赤外線通信回路48に送り込む。こ
れによって、赤外線通信回路48からプリンタに対し識
別コード36が送信される。このような構成にすれば、
入力装置47は、具体例1のものよりもより簡単なもの
にすることができる。また、この例では、赤外線通信回
路48を用いて、フォントデータをプリンタに送信する
ため、コネクタは不要である。入力装置47を操作する
ことにより、例えば、フォントデータは、プリンタに識
別コードと共に同時に送信される。
【0052】なお、従来装置と同様に、印刷終了後、フ
ォントキャッシュメモリ13Aに記憶されたフォントデ
ータが赤外線通信インタフェースを介してリモートコン
トローラのフォント用メモリカード部分に送信され、次
の印刷に使用されるようになる。親展印刷動作そのもの
は、具体例1や具体例2と同様のため、その動作説明は
省略する。なお、上記の各具体例では、赤外線通信イン
タフェースを用いたが、これは他の電磁波による通信イ
ンタフェースを用いても差し支えない。
【0053】〈具体例3の効果〉以上のように、この具
体例では、リモートコントローラにフォントカードを一
体化し、赤外線通信によって親展印刷用の識別コードと
フォントデータを送受信できるようにしたので、プリン
タへのフォントカード装着等の操作が不要になり、操作
性のよい親展印刷システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1の親展印刷システムブロック図であ
る。
【図2】ネットワーク環境構成図である。
【図3】リモートコントローラのブロック図である。
【図4】具体例1の印刷データ受信動作フローチャート
である。
【図5】具体例1の親展印刷動作フローチャートであ
る。
【図6】具体例2の親展印刷システムブロック図であ
る。
【図7】具体例2のフォント用メモリカードブロック図
である。
【図8】具体例2の印刷データ受信動作フローチャート
である。
【図9】具体例2の親展印刷動作フローチャートであ
る。
【図10】具体例3の親展印刷システムブロック図であ
る。
【図11】具体例3のリモートコントローラブロック図
である。
【符号の説明】
1 上位装置 3 リモートコントローラ 9 インタフェース 10 システムバス 11 プロセッサ(制御部) 12 ROM 13 ワーキングメモリ 14 画像メモリ(記憶部) 15 プリントエンジンインタフェース 16 プリントエンジン(印刷部) 17 赤外線通信回路(識別コード入力部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置からプリンタに識別データを付
    加した印刷データを送信して印刷を行わせるものであっ
    て、 前記プリンタは、 前記上位装置から受信した印刷データを記憶する記憶部
    と、 この記憶部から読み出した印刷データを印刷する印刷部
    と、 識別コードを入力する識別コード入力部と、 前記識別コード入力部で、印刷データに付加された識別
    コードと同一の識別コードが入力されたとき、 前記記憶部に記憶された印刷データを読み出して前記印
    刷部に印刷させる制御部とを備えたことを特徴とする親
    展印刷システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の親展印刷システムにお
    いて、 識別コード入力部には、識別コードを送信するリモート
    コントローラから、識別コードが入力されることを特徴
    とする親展印刷システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の親展印刷システムにお
    いて、 識別コード入力部には、プリンタに着脱可能に装着され
    て、プリンタで使用するフォントデータを記憶したフォ
    ントカード中から、識別コードが入力されることを特徴
    とする親展印刷システム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の親展印刷システムにお
    いて、 リモートコントローラには、前記識別コードとともにプ
    リンタで使用するフォントデータが記憶され、このリモ
    ートコントローラとプリンタとは、赤外線通信インタフ
    ェースを介して接続されることを特徴とする親展印刷シ
    ステム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7571240B2 (en) 2001-12-27 2009-08-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Service providing system that provides services and terminal device that requests services via a wireless network
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