JP3973790B2 - メールサーバ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタおよび電子メール送受信システムに関し、特に、電子メールをインターネットなどの通信ネットワークを介して直接受信するプリンタおよび電子メール送受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年はインターネットの拡充を契機として通信ネットワークが著しく発達し、通信ネットワークを介してコンピュータ間で広くデータの送受信が行われている。また、コンピュータ間のみならず、周辺装置間でのデータ転送も広く行われている。
【0003】
また、特開平10−150464号公報の「周辺装置」は、スキャナなどの周辺装置が入力した画像データをインターネットを介し、メール手段を通じて遠隔地にあるプリンタ装置に直接出力する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電子メールについては、ネットワークに接続されているコンピュータ間で送受信が行われるのみで、プリンタ装置の様な周辺装置は、インターネットを介したデータ(電子メール)の送受信機能を有していなかった。従って電子メールの内容を印刷する際には、一度電子メールサーバからホスト装置(コンピュータ)にデータを転送し、その後ホスト装置からプリンタ装置にデータを転送する必要があるため、ホスト装置の処理負担がかかり、利便性に欠けるという問題点があった。
【0005】
また、特開平10−150464号公報の「周辺装置」は、プリンタ装置はスキャナ装置と組になり、スキャナ装置で取り込んだ画像データを出力するものであるため、通常の電子メールを出力するには、なおホスト装置が必要であり、利便性に欠けるという問題点があった。
【0006】
一方、特開平9―186816号公報の「画像通信装置」は、受信した画像データをLAN上の宛先端末に自動的に配送し、もしくは、LAN上の宛先端末に受信通知を行う技術を開示するが、これは、最終的に画像データを出力する周辺装置(ファクシミリ装置)が電子メールサーバから電子メールを取り出し、出力する技術に関するものではない。
【0007】
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、ホスト装置に負担をかけることなく装置単体で電子メールを印刷する利便性に優れたプリンタに、電子メールを転送できるメールサーバ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係るメールサーバ装置は、電子メールの出力先を指定するホスト装置と電子メールを出力するプリンタとにネットワークを介して接続されたメールサーバ装置であって、前記電子メールの電子メールアドレスと該電子メールアドレス宛の電子メールとを格納する格納手段と、前記電子メールの出力先プリンタの電子メールアドレスを指定した電子メール出力要求を、前記ホスト装置から受信する受信手段と、前記電子メール出力要求にかかる電子メールが前記格納手段に格納されているかどうかを判定する判定手段と、前記電子メール出力要求にかかる電子メールがあった場合、該電子メールの出力先として指定されたプリンタがネットワーク上に存在するかどうかを確認し、該プリンタが存在するときには前記電子メール出力要求にかかる電子メールを該プリンタに転送し、該プリンタが存在しないときには、前記電子メール出力要求にかかる電子メールを前記格納手段に格納しておくよう前記電子メールの転送を制御する制御手段と、を備えるものである。
【0009】
すなわち、請求項1にかかる発明は、格納手段が、電子メールの電子メールアドレスと電子メールアドレス宛の電子メールとを格納し、受信手段が、電子メールの出力先プリンタの電子メールアドレスを指定した電子メール出力要求を、ホスト装置から受信し、判定手段が、電子メール出力要求にかかる電子メールが格納手段に格納されているかどうかを判定し、制御手段が、電子メール出力要求にかかる電子メールがあった場合、電子メールの出力先として指定されたプリンタがネットワーク上に存在するかどうかを確認し、プリンタが存在するときには電子メール出力要求にかかる電子メールをプリンタに転送し、プリンタが存在しないときには、電子メール出力要求にかかる電子メールを格納手段に格納しておくよう電子メールの転送を制御する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
実施の形態1では、電子メールが格納されている電子メールサーバと、当該電子メールサーバから電子メールを取得して印刷を行うプリンタと、電子メールのアドレスを電子メールサーバに入力するホスト装置(パーソナルコンピュータ)と、これら電子メールサーバ、プリンタおよびホスト装置とからなるシステムについて説明する。始めに電子メールの印刷プロセスを説明し、次に、システムを構成するプリンタ、電子メールサーバおよびホスト装置について説明する。
【0021】
なお、実施の形態1では通信ネットワークとしてインターネットを挙げているが、これに限らず、例えば社内で独立したネットワーク(イントラネット)等であってもよい。また、特に断らない限り、ネットワークとは有線、無線を問わず、電子メールが授受されるものであれば何ら限定されず、ネットワークケーブルはもちろんのこと、ローカルシステムとしてパラレルケーブルで小規模に接続されているネットワークも通信ネットワークに含める。
【0022】
(電子メールの印刷プロセス)
図1は、電子メールが、ユーザによるメールアドレスの指定からプリンタにより印刷されるまでのプロセスを説明する説明図である。まず、ユーザは、電子メールのメールアドレスをプリンタ101の操作表示部を直接操作し入力する(ルート1)。プリンタ101は通信ネットワーク500との接続処理を行った後、電子メールサーバ102に対して、メールアドレスに基づいた電子メールの送信要求を行う(ルート2)。電子メールサーバ102は送信要求に応じて対応する電子メールの出力を行う(ルート3)。出力された電子メールはプリンタ101に取得され(ルート4)、後述するプリント情報展開部等により処理され記録紙に印刷される(ルート5)。
【0023】
(プリンタの構成およびデータ処理の流れ)
次に、プリンタ101の構成を説明する。図2は、プリンタ101の外観構成を示す斜視図である。プリンタ101は、液晶表示部202およびプッシュスイッチ群203とから構成される操作表示部201と、記録紙を多数枚スタックする給紙トレイ204と、電子メールの印刷された記録紙を排紙する排紙口205と、通信ネットワーク500に接続する際に使用するネットワークケーブル206とを有する。
【0024】
操作表示部201上のプッシュスイッチ群203には、アルファベットキー、メール受信要求キー、履歴キー等が設けられている。アルファベットキーはメールアドレスの入力等を行う際に使用する。メールアドレスは通常英語のアルファベットが表されるので、コンピュータのキーボードの様なアルファベットキーを設けてもよいが、適宜ファンクショナルキーを設けることにより数個のキーでアルファベットを入力する構成をとれば省スペースにつながる。
【0025】
また、メール受信要求キーは、プッシュスイッチ群203中に設けられており、メールアドレス入力後にメールを受信し印刷を開始するために使用する。また後述するようにメールアドレスとして通信ネットワーク上で装置を識別する識別子に対応づけられたものを使用する場合は、メールアドレスを入力する必要がないため、プッシュスイッチ群203は著しく簡略され、メール受信要求キーのみ備えればよい。また、音声認識によりアドレスを入力する方法を用いてキー入力操作に代えてもよい。プッシュスイッチ群203はメールアドレス入力手段に対応する。
【0026】
液晶表示部202は指定されたメールアドレスの表示を行う。また、この他に、通信ネットワーク500との通信状態も表示する。図3は液晶表示部202の表示例を説明する説明図である。例えば、メール受信要求キーを押下した場合には液晶表示部202に「接続開始」と表示する(図3(a))。この他にも、電子メールを取得している間は「取得中」(図3(b))、プリント中は「プリント中 1枚/2枚」(図3(c))、プリント完了時は「プリント終了」(図3(d))等と表示することができる。その他、「プロトコル処理中」、「ダイヤル中」、「別のアドレスを入力しますか?」、「接続終了」等と表示することもできる。このような細かい表示を行うことによりユーザはプリンタ101がどのような状態におかれているかを把握することができる。
【0027】
また、通信状態や印刷状況の他にも、インク不足、紙切れ、紙詰まりなどの警告表示、その解除方法等を表示することもできる。なお、上記の液晶表示の他に、音声によりプリンタ101の状態を通知する態様であってもよい。
【0028】
なお、図2には表されないが、プリンタ101は、通常のプリンタと同様に、画像データを入力し記録紙に印刷する際に使用する処理基盤、印刷方式に適合したインク、ヘッドもしくはドラム、電源装置などを備える。
【0029】
次にプリンタ101のデータ処理の流れについて説明する。図4はプリンタ101のデータ処理の流れを表すブロック図である。プリンタ101は、ユーザによるメールアドレスの入力および各種表示を行う操作表示部301と、通信ネットワーク500を介して電子メールサーバ102との通信を行う通信部302と、通信部302を介して受信する電子メールを格納する記憶部303と、該格納された電子メールに各種処理を施し記録紙に転写可能なデータに展開するプリント情報展開部304と、該展開されたデータを記録紙に印刷する出力部305と、これら各部を制御する制御部306等とからなる。なお、図4の操作表示部301は、図2における操作表示部201をブロック図として表したもので、両者は同一のものである。
【0030】
通信部302は、制御部306から制御を受けながら通信ネットワーク500を介して電子メールサーバ102との接続プロトコルの確立、メールアドレスおよびパスワードの認証要求の送信、電子メールの取得要求の送信、電子メールサーバ102からの電子メールの受信等を行う。なお、通信部302が電子メール取得手段に対応する。
【0031】
プリンタ101は、メールアドレスとしてプリンタ101を通信ネットワーク500上の他の装置から識別するために使用される識別子、例えば、IPアドレスを使用することもできる。IPアドレスを管理するサーバとメールアドレスを管理するサーバは通常異なるが、この場合は、制御部306はメールアドレスとIPアドレスを相互に一意に変換する等して、アドレスの一意性を保持する。
【0032】
記憶部303は、通信ネットワーク500を介して受信した電子メールを格納する。これらは通電中に記憶されていればよいので安価なSRAM、DRAMを用いることができる。一方、記憶部303が、取得した電子メールを一定期間保存する場合には、電源を落としてもデータが保存されるハードディスク、フラッシュメモリなどを用いる。
【0033】
プリント情報展開部304は、記憶部303に格納された電子メールを記録紙に印刷可能に展開する。電子メールは従来テキストファイルのみであったが、近年では、添付ファイルとしてバイナリファイルも含まれている。この場合は、操作表示部301に「添付ファイルが含まれています」等と表示し、添付ファイルを展開し、テキストファイルと同様にプリント情報展開部304で展開する。
【0034】
なお、通常、バイナリファイルは拡張子によって識別されるので、プリント情報展開部304は、アップグレード可能なプリンタOSとし、新規な拡張子も展開できる態様とする。この場合は記憶部303にプリンタOSを格納することができる。
【0035】
出力部305は、プリント情報展開部304で処理されたデータを記録紙に印刷する。印刷方式として、インクジェット方式、レーザープリンタ方式、昇華型方式などが挙げられるが、解像度を高くする場合や高速に印刷する場合にはレーザープリンタ方式が適し、簡便な機構にするにはインクジェット方式が適する。
【0036】
制御部306は、各部を制御する。制御部306はCPU等からなる。但し、プリント情報展開部304において、添付ファイル(バイナリファイル)の処理を高速に行わせ、CPUの負担を低減させることを目的としてCPUとは別な専用の処理チップを備えてもよい。
【0037】
(ホスト装置および電子メールサーバの構成)
次にホスト装置および電子メールサーバの構成について説明する。図5(a)はホスト装置(パーソナルコンピュータ)の構成を、図5(b)は電子メールサーバの構成を表す図である。ホスト装置400は、電子メールサーバ102に対してプリンタ101のメールアドレスの指定を行う通信部401と、キーボードやマウスなどからなる入力操作を行う操作入力部と、ハードディスク装置やメモリなどからなり各種ファイル・データを保存、格納する記憶部と、モニタに各種処理結果を出力するためのモニタ出力部と、CPU等からなる処理部を含みホスト装置全体を制御する制御部と、を有する。記憶部にはプリンタ101の動作設定を指定するドライバが含まれ、ユーザが適宜プリンタ101の印刷状態を設定し(例えば集約印刷の設定をし)、この設定情報を通信部401を通じてプリンタ101に転送する。
【0038】
ホスト装置400は、電子メールサーバ102に対して、電子メールをの出力先であるプリンタ101のメールアドレスを通信部401を介してメールアドレスの指定を行うのみであり、従来のようにホスト装置が電子メールを取得し、当該電子メールを処理展開し、これをプリンタに転送する、という処理から解放される。従って、電子メール送受信システム全体としてのパフォーマンスが向上する。
【0039】
電子メールサーバ102は、プリンタ101からのメールアドレスやパスワード(もしくはホスト装置400からのメールアドレスやパスワード)を入力しメールアドレスに基づいた電子メールを出力する通信部と、要求された電子メールおよびメールアドレスが格納されている記憶部と、記憶部に記憶されている所定のメールアドレスを選択する選択部を含み電子メールサーバ102全体を制御する処理部とからなる。
【0040】
なお、ホスト装置400の操作入力部および通信部401がメールアドレス指定手段に、記憶部、制御部および通信部が動作設定手段に対応し、電子メールサーバ102の記憶部が記憶手段に、選択部が選択手段に、記憶部、処理部および通信部が電子メール転送手段に対応する。
【0041】
次に、プリンタ101が電子メールを印刷する流れを表す。図6は、プリンタ101による電子メールの印刷の流れを表すフローチャートである。ユーザは操作表示部201を通じてメールアドレスおよびパスワードを入力する(ステップS601)。メールアドレスは液晶表示部202に表示される。制御部306は通信部302を介してメールアドレスに対応した電子メールを格納する電子メールサーバ102に対して接続処理行う(ステップS602)。このとき液晶表示部202には「接続確立中」と表示される。
【0042】
接続が確立すると、制御部306はメールアドレスおよびパスワードによって認証される電子メールの有無を電子メールサーバ102に確認する(ステップS603)。電子メールがない場合は(ステップS603:NO)、液晶表示部202に「電子メールはありません」と表示する。この場合は、ステップS601からステップS603を繰り返す。なお、ステップS603で電子メールが到着していない場合は動作を終了する態様であっても構わない。
【0043】
ステップS603で電子メールが到着している場合は(ステップS603:YES)、転送すべきプリンタがあるか否かを判定する(ステップS604)。通常、プリンタ101から電子メールの取得要求を行うため、電子メールサーバ102は、電子メールを当該プリンタ101に転送すればよいが、電子メールの転送要求がホスト装置400から行われた場合には、プリンタ101が通信ネットワーク500に接続されていないこともあるため、ステップS604で、電子メールサーバ102は出力先のメールアドレス、すなわち、通信ネットワーク500に電子メールの出力先であるプリンタ101が存在するかを確認するのである。
【0044】
転送すべきプリンタ101がある場合は(ステップS604:YES)、電子メールサーバ102は、記憶部に格納されている多数のメールアドレスの中からプリンタ101のメールアドレスを選択し(ステップS605)、電子メールの転送アルゴリズムに従って、通信部を介し電子メールをプリンタ101に転送する(ステップS606)。
【0045】
プリンタ101は、転送された電子メールを、動作設定に基づいて印刷する(ステップS607)。動作設定は、予めホスト装置400により設定されたものであればそれに従い、特に設定されていなければ、デフォルト設定を使用する。液晶表示部202には、電子メールを印刷中のときは「プリント中」(図3(c)参照)、印刷が終了したときは「プリント終了」(図3(d)参照)と表示する。
【0046】
一方、ステップS604で、周辺装置のメールアドレスがない場合(ステップS604:NO)、電子メールサーバ102にそのまま電子メールを保持し、動作を終了する(ステップS608)。
【0047】
実施の形態1におけるプリンタ101は、ホスト装置から電子メールの転送を必要とせず、操作表示部301(メールアドレス入力手段)と、通信部302(電子メール取得手段、メールアドレス入力手段)と、出力部305(印刷手段)とにより、装置単体で電子メールを電子メールサーバ102から取得するため、簡便に電子メールを印刷することができる。また、プリンタ101、ホスト装置400、電子メールサーバ102からなる電子メール送受信システムは、ホスト装置400はアドレス情報のみを転送するので、電子メールの印刷過程ではホスト装置400の処理効率は低下せず、システム全体のパフォーマンスが向上することとなる。また、プリンタ101には操作表示部301が設けられていることにより、パーソナルコンピュータやキーボード等の特別な入力機器がなくても、簡便にメールアドレスの指定その他の印刷操作を行うことが可能となる。
【0048】
実施の形態2.
実施の形態2では、無線通信機能を有するプリンタについて説明する。図7は、無線接続可能な通信部を備えるプリンタの外観図である。プリンタ701は、液晶表示部702と、プッシュスイッチ群703と、無線通信を行うアンテナ704と、電源部705とを有する。プリンタ701は、無線機能を有するため、可搬性が高い。なお、実施の形態2のプリンタ701では、特に断らない限り、実施の形態1のプリンタ101と異なる部分についてのみ説明することとする。
【0049】
液晶表示部702およびプッシュスイッチ群703は、実施の形態1におけるプリンタ101の液晶表示部202およびプッシュスイッチ群203と同様の機能を果たす。なお、音声認識手段を用いれば、プッシュスイッチ群203および液晶表示部202の一部を省略できるため、省スペース化を図ることができる。
【0050】
アンテナ704は、図4における通信部302の行う処理に加え、無線通信機能を有する通信部の一部である。プリンタ701の通信部は、無線通信を行うための各種プロトコル処理およびプロトコル制御を行う。プリンタ701の通信部には、例えば、PHS等の既存の通信プロトコルおよび当該プロトコル処理を行うハードウェアを用いることができる。これにより、小型軽量化を図ることができる。また、プリンタ701は無線機能を有するため、同じく無線機能を有するホスト装置(モバイルパソコン)からメールアドレスの入力も可能となり、無線からなる電子メール送受信システムが構築可能となる。
【0051】
電源部705は、無線接続を用いることの利点すなわちモバイルプリンタとしての機能を確保するために、二次電池を用いる。プリンタ701には、リチウムイオンバッテリを用いている。なお、リチウムポリマーバッテリを用いれば、筐体形状作成の自由度が高まり、一層の小型化が図られたモバイルプリンタを提供可能となる。
【0052】
プリンタ701は、印刷手段としてインクジェット方式を採用しており、筐体の小型化を図っている。これはレーザープリント方式では感光体ドラムが必要であり、インクジェット方式に比して装置が大きくなるからである。
【0053】
実施の形態2におけるプリンタ701は、装置単体で画像形成を行うことができる他、無線通信機能を有するので可搬性が高く、また、無線通信によりアドレス情報を取得できる。また、実施の形態2の電子メール送受信システムは、無線通信機能を有するホスト装置(モバイルコンピュータなど)および無線通信機能を有するプリンタからなり、無線通信を行う電子メール送受信システムの構築が可能となる。
【0054】
なお、実施の形態1および実施の形態2において、プリンタ101に代えて、点字プリンタに上述の各手段を備えて、電子メールを点字として出力(印刷)させることも可能である。この場合は、プリント情報展開部304と制御部に対応する部位が適宜必要な処理、制御を行い、出力部305に対応する部位が、点字用紙に点字ドットとして電子メールを出力する。この点字プリンタは装置単体で電子メールを受信し点字として出力(印刷)出来るため、視覚障害者を始め点字を必要とするユーザに対して特に利便性に優れたプリンタである。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプリンタ(請求項1)は、格納手段が、電子メールの電子メールアドレスと電子メールアドレス宛の電子メールとを格納し、受信手段が、電子メールの出力先プリンタの電子メールアドレスを指定した電子メール出力要求を、ホスト装置から受信し、判定手段が、電子メール出力要求にかかる電子メールが格納手段に格納されているかどうかを判定し、制御手段が、電子メール出力要求にかかる電子メールがあった場合、電子メールの出力先として指定されたプリンタがネットワーク上に存在するかどうかを確認し、プリンタが存在するときには電子メール出力要求にかかる電子メールをプリンタに転送し、プリンタが存在しないときには、電子メール出力要求にかかる電子メールを格納手段に格納しておくよう電子メールの転送を制御するため、プリンタが存在しない場合の電子メール転送を防止できるメールサーバ装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子メールが、ユーザによるメールアドレスの指定からプリンタにより印刷されるまでのプロセスを説明する説明図である。
【図2】実施の形態1のプリンタの外観構成を示す斜視図である。
【図3】実施の形態1のプリンタの液晶表示部の表示例を説明する説明図である。
【図4】実施の形態1のプリンタのデータ処理の流れを表すブロック図である。
【図5】実施の形態1のホスト装置(パーソナルコンピュータ)の構成と電子メールサーバの構成を表す図である。
【図6】実施の形態1のプリンタによる電子メールの印刷の流れを表すフローチャートである。
【図7】実施の形態2の無線接続可能な通信部を備えるプリンタの外観図である。
【符号の説明】
101、701 プリンタ
102 電子メールサーバ
201、301 操作表示部
202、702 液晶表示部
203、703 プッシュスイッチ群
302 通信部
500 通信ネットワーク
704 アンテナ
Claims (1)
- 電子メールの出力先を指定するホスト装置と電子メールを出力するプリンタとにネットワークを介して接続されたメールサーバ装置であって、
前記電子メールの電子メールアドレスと該電子メールアドレス宛の電子メールとを格納する格納手段と、
前記電子メールの出力先プリンタの電子メールアドレスを指定した電子メール出力要求を、前記ホスト装置から受信する受信手段と、
前記電子メール出力要求にかかる電子メールが前記格納手段に格納されているかどうかを判定する判定手段と、
前記電子メール出力要求にかかる電子メールがあった場合、該電子メールの出力先として指定されたプリンタがネットワーク上に存在するかどうかを確認し、該プリンタが存在するときには前記電子メール出力要求にかかる電子メールを該プリンタに転送し、該プリンタが存在しないときには、前記電子メール出力要求にかかる電子メールを前記格納手段に格納しておくよう前記電子メールの転送を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とするメールサーバ装置。
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