JP2001353931A - 画像形成装置、画像形成システム、画像形成装置の制御方法、及び処理プログラムを提供する媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、画像形成装置の制御方法、及び処理プログラムを提供する媒体

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JP2001353931A
JP2001353931A JP2000177513A JP2000177513A JP2001353931A JP 2001353931 A JP2001353931 A JP 2001353931A JP 2000177513 A JP2000177513 A JP 2000177513A JP 2000177513 A JP2000177513 A JP 2000177513A JP 2001353931 A JP2001353931 A JP 2001353931A
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Masanobu Inui
雅亘 乾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモートコピーにおいて、複数の画像入力装
置から同時に、1つの画像出力装置に画像処理が要求さ
れると、画像出力装置のリソース(ソケット)などが著
しく減少し受け付けた処理が正常に行われない場合があ
る。そこでネットワークからの処理受け付け制限を行
い、この障害を解決することを目的とする。 【解決手段】 各画像形成機能を設定するための表示装
置と少なくとも1つ以上の押下型入力装置を用いた対話
型の操作設定手段と、前記画像入出力装置で読み取った
画像を伝送媒体を介して複数の画像出力装置に画像出力
するリモート画像出力手段と、画像入力装置の情報を伝
達媒体を介して得るリモート情報獲得手段と、いくつの
画像入力装置から伝達媒体を介して接続要求を受けてい
るかを記録する被登録台数記録手段と、被登録台数の上
限を超えて伝達媒体での接続を受け付けない被登録制御
手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナ及びプリ
ンタ等の画像処理装置等がそれぞれ複数台ネットワーク
を介して接続された画像形成システム等に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の画像入力装置(スキャ
ナ)と複数の画像出力装置(プリンタ)がネットワーク
等の伝送媒体を介して接続された画像形成システムは既
に知られており、このような画像形成システムにおいて
は、画像入力装置で読み取られた画像データをリモート
操作で画像出力装置に出力することが可能になる(以
下、リモートコピー処理と記す)。
【0003】かかる画像形成システムでは、操作者が個
々のプリンタを指定し、その指定したプリンタへ入力画
像を出力している。特に、単独のスキャナと複数のプリ
ンタが伝送媒体によって接続された重連と呼ばれる画像
形成システムを構築した場合には、単独のスキャナから
の読み取り画像を大量にかつ高速に印刷することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成システムでは、複数のスキャナから同時に
1つのプリンタに対して集中的にリモートコピー処理要
求がなされる可能性があり、このような場合では、プリ
ンタのリソース(ネットワークソケットなど)が著しく
減少するため、画像転送の中断などが発生して、リモー
トコピー処理が正常に行われなくなる恐れがあった。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、1つの
プリンタが複数のスキャナから集中的にリモートコピー
処理要求を受けても、リソースの減少を防いでリモート
コピー処理を正確に行えるようにした画像形成システム
等を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係る画像形成装置では、ネッ
トワークを介して受信した画像データを出力する画像形
成装置であって、複数の送信元から画像データを受信す
る際、各送信元との接続を確立する第1の制御手段と、
前記第1の制御手段による接続数に制限を設定する第2
の制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明に係る画像形成装置で
は、請求項1記載の画像形成装置において、前記第2の
制御手段は、前記ネットワークを介して接続要求を行っ
ている送信元の台数を登録する登録手段と、前記登録手
段の登録台数の上限を超える前記接続要求を受け付けな
い被登録制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明に係る画像形成装置で
は、請求項1または請求項2記載の画像形成装置におい
て、前記登録手段は、一定の時間毎に登録台数のデクリ
メントまたはクリアを行うことを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明に係る画像形成システ
ムでは、画像データをネットワーク上に送出する複数の
画像処理装置と、前記各画像処理装置と前記ネットワー
クを介して接続され、前記画像処理装置から送られた画
像データに対して画像形成を行う画像形成装置とを備え
た画像形成システムにおいて、前記画像形成装置は、前
記複数の画像処理装置から画像データを受信する際、各
画像処理装置と接続を確立する第1の制御手段と、前記
第1の制御手段による接続数に制限を設定する第2の制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明に係る画像形成システ
ムでは、請求項4記載の画像形成システムにおいて、前
記第2の制御手段は、前記ネットワークを介して接続要
求を行っている送信元の台数を登録する登録手段と、前
記登録手段の登録台数の上限を超える前記接続要求を受
け付けない被登録制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0011】請求項6記載の発明に係る画像形成システ
ムでは、請求項4または請求項5記載の画像形成システ
ムにおいて、前記登録手段は、一定の時間毎に登録台数
のデクリメントまたはクリアを行うことを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明に係る画像形成装置の
制御方法では、ネットワークを介して受信した画像デー
タを出力する画像形成装置の制御方法であって、複数の
送信元から画像データを受信する際、各送信元と接続を
確立する第1の制御処理と、前記第1の制御処理による
接続数に制限を設定する第2の制御処理とを実行するこ
とを特徴とする。
【0013】請求項8記載の発明に係る画像形成装置の
制御方法では、請求項7記載の画像形成装置の制御方法
において、前記第2の制御処理は、前記ネットワークを
介して接続要求を行っている送信元の台数を登録する登
録処理と、前記登録処理の登録台数の上限を超える前記
接続要求を受け付けない被登録制御処理とを有すること
を特徴とする。
【0014】請求項9記載の発明に係る画像形成装置の
制御方法では、請求項7または請求項8記載の画像形成
装置の制御方法において、前記登録処理は、一定の時間
毎に登録台数のデクリメントまたはクリアを行うことを
特徴とする。
【0015】請求項10記載の発明に係る処理プログラ
ムを提供する媒体では、ネットワークを介して受信した
画像データを出力する画像形成装置の制御方法を実行す
る処理プログラムを提供する媒体であって、前記処理プ
ログラムは、複数の送信元から画像データを受信する
際、各送信元と接続を確立する第1の制御ステップと、
前記第1の制御ステップによる接続数に制限を設定する
第2の制御ステップとを備えたことを特徴とする。
【0016】請求項11記載の発明に係る処理プログラ
ムを提供する媒体では、請求項10記載の処理プログラ
ムを提供する媒体において、前記第2の制御ステップ
は、前記ネットワークを介して接続要求を行っている送
信元の台数を登録する登録ステップと、前記登録ステッ
プの登録台数の上限を超える前記接続要求を受け付けな
い被登録制御ステップとを有することを特徴とする。
【0017】請求項12記載の発明に係る処理プログラ
ムを提供する媒体では、請求項10または請求項11記
載の処理プログラムを提供する媒体において、前記登録
ステップは、一定の時間毎に登録台数のデクリメントま
たはクリアを行うことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0019】図1は、本発明の実施形態に係る画像形成
装置の一例として多機能周辺機器(MFP :Mult
i-Function Peripheral)の構成
を示す図である。
【0020】このMFPは、MFPの動作全体を制御す
るためのコントローラ101を備えている。コントロー
ラ101は、図3に示すハードウエア構成を有し、当該
MFPの構成要素であるスキャナエンジン102、レー
ザビームプリンタエンジン103、及びフィニッシャ1
04を制御する。
【0021】レーザビームプリンタエンジン103はフ
ィニッシャ104に接続されており、同プリンタエンジ
ン103から出力された複数の記録媒体(例えば、紙)
をまとめてステープル(ホッチキス)処理することが可
能となっている。
【0022】また、図中の105は、ネットワーク(イ
ーサーネット)インターフェースであり、コントローラ
101に対して同インターフェースを通した双方向通信
を提供している。106はユーザーインターフェースで
あり、LCDディスプレイとキーボードから構成されて
おり、コントローラ101からの情報表示を行うととも
にユーザからの指示をコントローラ101に伝える。な
お、ネットワーク(ネットワーク,TCP/IP)のど
のインターフェースからでも、全ての機能を使用可能で
ある。
【0023】図2は、本実施形態のシステム構成を示す
図である。
【0024】同図において、201、202、203は
図1に示す多機能周辺機器(MFP)で、MFP201
はネットワークインターフェースケーブル204によっ
てMFP202、203にそれぞれ接続されている。ネ
ットワーク204に接続されているMFP201、20
2、203はIPアドレス、ポート番号を指定して接続
しIPパケットデータを出力する。
【0025】図3は、図1に示すコントローラ101の
ハードウエア構成を示すブロック図である。
【0026】コントローラ101の内部では、CPU3
01がバス309を介して、メモリ(RAM)302
と、LCDディスプレイ303と、キーボード304
と、ROM310と、ディスク311とが接続されてい
る。各種プログラム及びデータは、ハードディスクやフ
ロッピー(登録商標)ディスク等のディスク311に記
憶されており、必要に応じて順次メモリ(RAM)30
2に読み出されてCPU301で実行される。
【0027】なお、ディスク311は、MFP201に
着脱可能でもMFP201に内蔵されたものでも良い。
さらに、プログラムは、ネットワークインターフェース
ケーブル105を介して他のMFPからダウンロードさ
れてディスク311に記憶される構成でも良い。
【0028】LCDディスプレイ303及びキーボード
304は、図1に示すユーザインターフェース(操作
部)106を構成するものであり、CPU301がLC
Dディスプレイ303にデータを書き込むことにより表
示を行い、CPU301がキーボード304からデータ
を読み出すことにより、ユーザからの指示を入力する。
【0029】また、バス309には、図1に示すネット
ワークインターフェース105が接続されており、これ
を介して、図2に示すネットワークケーブル204が接
続される。CPU301がインターフェース105から
データを読み込みまたは書き込むことによりインターフ
ェース105を使用した通信を行う。
【0030】さらに、バス309には、図1に示すスキ
ャナエンジン102、レーザビームプリンタエンジン1
03、及びフニッシャ104が接続されており、CPU
301がこれらのエンジン102,103に対してデー
タの読み書きを行うことによりスキャンやプリントなど
のエンジン動作及び各種ステータス取得を行う。なお、
レーザビームプリンタエンジン103、フニッシャ10
4、及びスキャナエンジン104は、MFP201の内
部ではなく、ネットワーク上にそれぞれ単体の周辺機器
として存在し、それをMFP201のコントローラ10
1が制御しても良い。
【0031】図4は、図1に示したMFPの概観図であ
る。
【0032】画像入力デバイスであるスキャナ部401
(図1中のスキャナエンジン102)は、原稿となる紙
上の画像を照明し、CCDラインセンサ(図示せず)を
走査することで、ラスターイメージデータとして電気信
号に変換する。画像出力デバイスであるプリンタ部40
2(図1中のレーザビームプリンタエンジン103)
は、ラスターイメージデータを用紙上の画像に変換する
部分である。プリント動作の起動は、コントローラCP
U301からの指示によって開始する。操作部403
は、図1に示したユーザインターフェース106を構成
する部分である。
【0033】図5は、図4中の操作部403の外観を示
す図である。
【0034】LCD表示部501は、LCD上にタッチ
パネルシートが貼られており、システムの操作画面及び
ソフトキーを表示するとともに、表示してあるキーが押
されるとその位置情報をコントローラCPU301に伝
える。スタートキー502は原稿画像の読み取り動作を
開始する時などに用いる。スタートキー502の中央部
には、緑と赤の2色LEDランプ503があり、その色
によってスタートキー502が使える状態にあるかどう
かを示す。ストップキー504は稼働中の動作を止める
働きをする。
【0035】次に、上記構成の画像形成システムを用い
て実現される本実施形態のリモートコピー処理につい
て、図6及び図7のフローチャートを参照しつつ説明す
る。
【0036】図6は、リモートコピー処理の指定先を選
択するためのアルゴリズムを示すフローチャートであ
り、送信側のMFP内において、ROM310またはR
AM302に制御プログラムとして格納され実行され
る。
【0037】まず、ステップS601において、リモー
トプリンタとなる受信側のMFPの選択を行う。このリ
モートプリンタの選択操作を、図8(a),(b)に示
す表示画面を用いて具体的に説明する。
【0038】図8(a)の表示画面801は、本実施形
態の画像形成装置における初期画面である。812は画
像形成において変倍機能を用いず等倍出力を設定するた
めのソフトキーである。813は変倍機能を設定するた
めのソフトキーであり、814は出力用紙のソート設定
を行うためのソフトキーであり、815は両面出力を設
定するためのソフトキーであり、816は出力用紙サイ
ズを設定するためのソフトキーであり、817はその他
の応用機能を設定するためのソフトキーであり、811
は、スキャナ部401で読み取られた画像を複数のプリ
ンタに同時出力する(カスケードコピーと呼ぶ)ための
設定を簡便に行うためのソフトキーであり、これらの各
ソフトキーは押下後に設定のための表示画面に切り替わ
る。本画像形成装置では、リモートコピー処理として、
前記カスケードコピーを行うことができるほか、読み取
り画像データを遠方のプリンタに出力することが可能に
なる通常のリモートコピー行うことができるが、初期状
態としては自機への画像出力(ローカルコピーと呼ぶ)
を行う設定となっている。ローカルコピーを行うか、リ
モートコピーを行うか、カスケードコピーを行うかの画
像出力デバイス選択の設定状態が表示エリア818に表
示される。
【0039】図8(b)の表示画面802は、同図
(a)の画面801中のソフトキー811を押下した後
に表示される設定画面であり、カスケードコピー及びリ
モートコピー設定を行うための設定画面である。821
はリモートコピーやカスケードコピーを実行するために
登録されているプリンタのリストを表示する部分であ
る。このリストの表示部分を押下することによりリモー
トコピー処理要求先を選択することが可能である。表示
部分821にリスト表示される出力可能なプリンタは、
予め登録された複数台のプリンタの中から表示される。
このとき、登録先のプリンタの電源が入っていないなど
でジョブを受け付けられないときは、リモートプリンタ
1のようにグレー表示となり、選択することができな
い。カスケードコピーの設定の場合は、出力可能プリン
タ組み合わせリスト821は、タッチ入力によりリスト
中の1つの組み合わせを反転選択することが可能となっ
ており、設定確定キー822の押下で選択した複数のプ
リンタを用いるカスケードコピーの設定が完了する。図
6のステップS601においては、この設定確定キー8
22の押下までが行われる。
【0040】次のステップS602においては、指定先
である選択されたプリンタに対して当該プリンタの機器
状態などのリモート情報の獲得を、イーサネット(登録
商標)204を使用して行う。
【0041】続くステップS603において、指定先か
ら前記リモート情報が取得できたと判断された場合は、
ステップS604でリモートコピー処理を可能とし、操
作部403に図9の(b)の表示画面805のように表
示し、スタートキー502の押下により、ステップS6
06でリモートコピー処理を行う。コピー実行中は、図
9(c)に示すような表示画面806が表示される。
【0042】一方、前記ステップS603において、指
定先からエラーが送られ、前記リモート情報が取得でき
ないと判断された場合は、ステップS605でリモート
コピー処理を不可能とし、操作部403上に図8(c)
に示すような接続エラーの表示画面803を表示する。
本画面の例では、プリント指定先としてリモートプリン
タ2を選択したが、当該リモートプリンタ2では接続制
限を超えているためリモートコピー不能となった場合で
ある。その結果、図9(a)の表示画面が示すように、
リモートプリンタ1に加えて、リモートプリンタ2がグ
レー表示となり選択不可能となっている。。
【0043】図7は、リモートコピー処理の受信側での
アルゴリズムを示すフローチャートであり、受信側のM
FP内において、ROM310またはRAM302に制
御プログラムとして格納され実行される。
【0044】まず、ステップS701及びステップS7
02では、送信側からの情報収集要求を待つ。情報収集
要求が到来しない場合は、ステップS701及びステッ
プS702を繰り返す。情報収集要求を受信したとき
は、イーサネット204による接続制限を超えていない
か判断する。すなわち、受信側のMFPは、イーサネッ
ト204を介して接続要求を行っている送信元の台数を
接続登録数データとして登録し、その登録数が上限値
(接続制限)を超える場合には、送信元の接続要求を受
け付けない被登録台数制限を行うようになっている。
【0045】接続制限を超えていない場合は、ステップ
S704で接続登録数データをインクリメントし、ステ
ップS706で、このデータを含むリモート情報を送信
元へ返却した後、ステップS701に戻り、送信元から
の情報収集要求を待つ。
【0046】一方、ステップS703で接続制限を越え
ていると判断された場合は、ステップS705へ進んで
送信元へはリモート情報は返さずにエラーを返し、ステ
ップS701に戻って、情報収集要求を待つ。
【0047】以上説明した図6と図7のアルゴリズムを
持つことにより、リモートコピー処理を受け付ける側
に、多くの接続要求を許可しないことが可能になる。す
なわち、集中的に、1つのプリンタがリモートコピー処
理要求を受けても被登録台数制限で受け付けを制御する
ことを可能としたので、ネットワークリソースを使いき
ることを防ぐことができ、リモートコピー処理を正確に
行うことができる。
【0048】なお、上記実施形態において、ある一定時
間が過ぎたら、接続登録数をデクリメントまたはクリア
することにより、システムが、接続要求を受け付けたス
キャナに占有されることがなくなり、接続制限を越えた
スキャナを有する画像形成システムを構築することが可
能になる。
【0049】また、本発明は、上述した実施形態の装置
に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適
用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。
前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプロ
グラムコードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装
置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し実行することによっても、完成
されることは言うまでもない。
【0050】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーデ
ィスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性の
メモリカード、ROMを用いることができる。また、コ
ンピュータが読み出したプログラムコードを実行するこ
とにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけで
はなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって前述した実施形態の
機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0051】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指
示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニット
に備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって前述した実施形態の
機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
複数の送信元から画像データを受信する際、各送信元と
の接続を確立し、その接続数に制限を設定するようにし
たので、1つの画像形成装置が複数の画像処理装置から
集中的に画像形成要求を受けても、ネットワークリソー
スの減少を防ぐことができ、リモートコピー処理等の画
像形成処理を正確に行うことが可能になる。
【0053】また、一定の時間毎に接続登録台数のデク
リメントまたはクリアを行うようにしたので、システム
が、接続要求を受け付けたスキャナに占有されることが
なくなり、接続制限を越えたスキャナを有する画像形成
システムを構築することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例と
して多機能周辺機器(MFP)の構成を示す図である。
【図2】実施形態のシステム構成を示す図である。
【図3】図1に示すコントローラ101のハードウエア
構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示したMFPの概観図である。
【図5】図4中の操作部403の外観を示す図である。
【図6】リモートコピー処理の指定先を選択するための
アルゴリズムを示すフローチャートである。
【図7】リモートコピー処理の受信側でのアルゴリズム
を示すフローチャートである。
【図8】リモートプリンタの選択操作を示す表示画面で
ある。
【図9】リモートプリンタの選択操作を示す表示画面で
ある。
【符号の説明】
101 コントローラ 102 スキャナエンジン 103 レーザビームプリンタエンジン 104 フィニッシャ 105 ネットワーク(イーサーネット)インターフェ
ース 106 ユーザーインターフェース

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して受信した画像デー
    タを出力する画像形成装置であって、 複数の送信元から画像データを受信する際、各送信元と
    の接続を確立する第1の制御手段と、 前記第1の制御手段による接続数に制限を設定する第2
    の制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の制御手段は、 前記ネットワークを介して接続要求を行っている送信元
    の台数を登録する登録手段と、 前記登録手段の登録台数の上限を超える前記接続要求を
    受け付けない被登録制御手段とを有することを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記登録手段は、一定の時間毎に登録台
    数のデクリメントまたはクリアを行うことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像データをネットワーク上に送出する
    複数の画像処理装置と、前記各画像処理装置と前記ネッ
    トワークを介して接続され、前記画像処理装置から送ら
    れた画像データに対して画像形成を行う画像形成装置と
    を備えた画像形成システムにおいて、 前記画像形成装置は、 前記複数の画像処理装置から画像データを受信する際、
    各画像処理装置と接続を確立する第1の制御手段と、 前記第1の制御手段による接続数に制限を設定する第2
    の制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記第2の制御手段は、 前記ネットワークを介して接続要求を行っている送信元
    の台数を登録する登録手段と、 前記登録手段の登録台数の上限を超える前記接続要求を
    受け付けない被登録制御手段とを有することを特徴とす
    る請求項4記載の画像形成システム。
  6. 【請求項6】 前記登録手段は、一定の時間毎に登録台
    数のデクリメントまたはクリアを行うことを特徴とする
    請求項4または請求項5記載の画像形成システム。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して受信した画像デー
    タを出力する画像形成装置の制御方法であって、 複数の送信元から画像データを受信する際、各送信元と
    接続を確立する第1の制御処理と、 前記第1の制御処理による接続数に制限を設定する第2
    の制御処理とを実行することを特徴とする画像形成装置
    の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の制御処理は、 前記ネットワークを介して接続要求を行っている送信元
    の台数を登録する登録処理と、 前記登録処理の登録台数の上限を超える前記接続要求を
    受け付けない被登録制御処理とを有することを特徴とす
    る請求項7記載の画像形成装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記登録処理は、一定の時間毎に登録台
    数のデクリメントまたはクリアを行うことを特徴とする
    請求項7または請求項8記載の画像形成装置の制御方
    法。
  10. 【請求項10】 ネットワークを介して受信した画像デ
    ータを出力する画像形成装置の制御方法を実行する処理
    プログラムを提供する媒体であって、 前記処理プログラムは、 複数の送信元から画像データを受信する際、各送信元と
    接続を確立する第1の制御ステップと、 前記第1の制御ステップによる接続数に制限を設定する
    第2の制御ステップとを備えたことを特徴とする処理プ
    ログラムを提供する媒体。
  11. 【請求項11】 前記第2の制御ステップは、 前記ネットワークを介して接続要求を行っている送信元
    の台数を登録する登録ステップと、 前記登録ステップの登録台数の上限を超える前記接続要
    求を受け付けない被登録制御ステップとを有することを
    特徴とする請求項10記載の処理プログラムを提供する
    媒体。
  12. 【請求項12】 前記登録ステップは、一定の時間毎に
    登録台数のデクリメントまたはクリアを行うことを特徴
    とする請求項10または請求項11記載の処理プログラ
    ムを提供する媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006338446A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Seiko Epson Corp 分散印刷を実行する印刷制御装置および印刷装置
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