JPH11150550A - データ通信用電子回路、分散制御ネットワークシステムおよび同システムにおける制御データの通信方法 - Google Patents

データ通信用電子回路、分散制御ネットワークシステムおよび同システムにおける制御データの通信方法

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JPH11150550A
JPH11150550A JP10249871A JP24987198A JPH11150550A JP H11150550 A JPH11150550 A JP H11150550A JP 10249871 A JP10249871 A JP 10249871A JP 24987198 A JP24987198 A JP 24987198A JP H11150550 A JPH11150550 A JP H11150550A
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JP10249871A
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Susumu Yamazaki
山崎  進
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】たとえば点在するビル内の設備を遠隔地から集
中管理するための専用的な制御系ネットワークと計算機
相互間を接続するための汎用的な情報系ネットワークと
の相互通信を支援するデータ通信用電子回路を提供す
る。 【解決手段】LONネットワークからデータを受信した
LONコントローラ105は、この受信データのメモリ
102へのDMA転送をバスコントローラ104に依頼
する。そして、割り込みなどで受信データの存在を知っ
たCPU101は、その受信データをメモリ102から
読み込んでプロトコル変換を行ない、メモリ102に保
存した後、Ethernetコントローラ106aにプ
ロトコル変換後の送信データの存在を知らせる。一方、
この知らせを受けたEthernetコントローラ10
6aは、バスコントローラ104を介してメモリ102
からその送信データを受け取り、Etherネットワー
クへ送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば点在す
るビル内の設備を遠隔地から集中管理するための専用的
な制御系ネットワークと計算機相互間を接続するための
汎用的な情報系ネットワークとの相互通信を支援するデ
ータ通信用電子回路、分散制御ネットワークシステムお
よび同システムにおける制御データの通信方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の通信技術の発展に伴ない、様々な
形態のネットワークが形成され運用されている。そし
て、その中の一つに制御系ネットワークが存在する。こ
の制御系ネットワークは、たとえばビル管理システムや
プラント管理システムなどに適用されるものであり、図
10に示すように、センサやアクチュエータ(照明、ス
イッチ、モータなど)を監視・駆動制御する制御ノード
20とこの制御ノード20を集中管理する制御装置10
との間で制御データを送受信するために敷設されるもの
である。
【0003】この制御系ネットワーク1は、制御ノード
20と制御装置10との間で制御データのみを送受信す
るといった特異性をもつため、たとえば米Echelo
n社が開発したLonTalkのような制御系ネットワ
ーク1に適した専用的な通信プロトコルが採用される。
【0004】このLonTalkを採用する制御系ネッ
トワーク1で用いられる制御ノード20は、図11に示
すように、CPU21、メモリ22、制御用入出力ポー
ト24およびLONコントローラ25がバス23を介し
て接続された1チップ化された電子回路であり、制御系
ネットワークであるLONネットワーク(LonTal
kでデータ送受信が行なわれるネットワーク)上を送信
されてくる制御データをLONコントローラ(LONネ
ットワークに接続するための通信コントローラ)25を
介して入力した際、メモリ22に格納されてCPU21
によって実行制御されるプログラムが、その制御データ
に対応する、各種アクチュエータを駆動制御するための
制御信号を生成して制御用入出力ポート24を介して出
力したり、または、各種センサからの検出信号を制御用
入出力ポート24を介して入力した際、メモリ22に格
納されてCPU21によって実行制御されるプログラム
が、その検出内容を示す制御データを生成してLONコ
ントローラ25を介してLONネットワーク上に送出し
たりする。
【0005】すなわち、この制御系ネットワーク1によ
れば、各制御ノード20に実行させたい機能を記述(プ
ログラミング)するのみで、集中管理システムを容易に
構築することができるため、最近ではその普及が急速に
進んできている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この制御系
ネットワークでは、制御データの送受信を図11で示し
たLONコントローラ25のような制御系ネットワーク
専用の通信用コントローラを介して行なうことを想定し
ている。これは、制御用のネットワークとしてその他の
汎用的なネットワーク(情報系ネットワーク)からは独
立していることを意味する。
【0007】一方、最近では、この制御系ネットワーク
を複数接続して大規模な集中管理システムを構築したい
などといった、制御系ネットワークを含む大規模ネット
ワークの構築要求が高まってきている。通常、複数のネ
ットワークを接続して大規模なネットワークを構築する
場合には、これらのネットワークを制御する計算機が必
要となる。そして、情報系ネットワークの世界では、E
thernetをはじめとする標準的なプロトコルが存
在しているため、計算機で効率的なネットワーク制御を
行なうためには、Ethernetのような標準的なプ
ロトコルを採用することが望ましい。
【0008】しかしながら、前述したように、LonT
alkのような専用的な通信プロトコルが採用される制
御系ネットワークは、集中管理システムを容易に構築可
能とするために他の汎用的なネットワークから独立させ
ているものであり、他のネットワークとの相互接続が考
慮されたネットワークではないために、制御系ネットワ
ークを含む大規模ネットワークの構築が困難であるとい
った問題があった。
【0009】また、この制御系ネットワークを情報系ネ
ットワークに接続するためのゲートウェイLSIを開発
する場合には、相手側となる情報系ネットワークのプロ
トコル種に応じた複数種のLSI開発を余儀なくされ、
開発効率が悪く、また、量産効果も望めないといった問
題があった。
【0010】この発明はこのような実情に鑑みてなされ
たものであり、制御系ネットワークと情報系ネットワー
クとの間の相互通信を容易かつ効率的に実現するデータ
通信用電子回路、分散制御ネットワークシステムおよび
同システムにおける制御データの通信方法を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、この発明のデータ通信用電子回路は、CPU
と、制御系ネットワークに接続される第1の通信コント
ローラと、情報系ネットワークに接続される第2の通信
コントローラと、この第1および第2の通信コントロー
ラ間でデータを受け渡しするためのプロトコル変換をC
PUに実行させるプロトコル変換手段とを備えたもので
ある。
【0012】この発明のデータ通信用電子回路を介在さ
せて制御系ネットワークと情報系ネットワークとを接続
することにより、すなわち、この発明のデータ通信用電
子回路を制御系ネットワークと情報系ネットワークとの
ゲートウェイとして適用することにより、制御系ネット
ワークと情報系ネットワークとの間の相互通信を容易に
実施することができるため、従来であれば困難であった
制御系ネットワークを含む大規模ネットワークの構築が
容易に実現されることになる。
【0013】また、この発明のデータ通信用電子回路
は、センサまたはアクチュエータに接続される制御用入
出力ポートと、第1の通信コントローラおよび制御用入
出力ポート間でのデータの変換および受け渡しをCPU
に実行させるデータ転送制御手段とをさらに備えたもの
である。
【0014】すなわち、この発明のデータ通信用電子回
路は、制御系ネットワークと情報系ネットワークとを接
続するゲートウェイとしてのみならず、制御系ネットワ
ークを介して接続される制御装置の支配下でセンサの監
視またはアクチュエータの駆動制御を実行するノードと
しても適用することが可能となる。
【0015】なお、このプロトコル変換手段やデータ転
送制御手段は、情報系ネットワークに接続される計算機
上で動作するプログラムと同一の汎用プログラム言語で
記載されたプログラムにより構成することか好ましい。
これにより、情報系ネットワークに接続される計算機
と、情報系ネットワークと制御系ネットワークとを接続
するゲートウェイ(この発明のデータ通信用電子回路)
と、センサの監視またはアクチュエータの駆動制御を実
行する末端のノード(この発明のデータ通信用電子回
路)とが同一手順で通信し合えることになり、情報系ネ
ットワークに接続される計算機からセンサの監視または
アクチュエータの駆動制御を実行する末端のノード(こ
の発明のデータ通信用電子回路)までをシームレスに接
続することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。LONは、自律的な分散制御ネッ
トワークであり、各制御ノードは、接続されているI/
OやLONネットワークから得た情報をもとに自分で制
御する。そして、この発明では、この制御系ネットワー
クと情報系ネットワークとを接続することにより、局所
的な制御用ネットワークをグローバルな情報ネットワー
クを経由して遠隔地から直接監視/制御することを目的
としている。
【0017】(第1実施形態)まず、この発明の第1実
施形態を説明する。図1は、この発明の第1実施形態に
係る通信プラットフォームLSIの構成を示す図であ
る。
【0018】この通信プラットフォームLSI100
は、LonTalkのような専用的な通信プロトコルが
採用される制御系ネットワークとEthernetのよ
うな標準的なプロトコルが採用される情報系ネットワー
クとを接続するためのゲートウェイに適用される電子回
路であり、図1に示すように、CPU101、メモリ1
02およびバスコントローラ104がバス103を介し
て接続され、さらにこのバスコントローラ104に、制
御系ネットワークであるLONネットワーク(LonT
alkでデータ送受信が行なわれるネットワーク)に接
続するためのLONコントローラ(LONネットワーク
に接続するための通信コントローラ)105と、Eth
erネットワークなどの標準的なプロトコルが採用され
る情報系ネットワークに接続するための各種通信コント
ローラ群106(Ethernetコントローラ106
aなど)とが接続された1チップ化された電子回路であ
る。
【0019】ここで、この実施形態の通信プラットフォ
ームLSI100の動作原理を説明する。なお、ここで
は、LONネットワークとEtherネットワークとの
相互通信を考える。
【0020】LONネットワークからデータを受信した
LONコントローラ105は、バスコントローラ104
にバス103の取得を要求する。バスコントローラ10
4は、バス103を取得できたら、LONコントローラ
105からの受信データをメモリ102にDMA(Di
rect Memory Access)転送する。そ
して、割り込みやポーリングなどによって受信データの
存在を知ったCPU101は、その受信データをメモリ
102から読み込んでプロトコル変換を行なう。この受
信データの読み込みおよびプロトコル変換は、CPU1
01がメモリ102に格納されたプログラムを実行制御
することによって実施される。なお、この例では、Lo
nTalkプロトコルにしたがって受信データを読み込
み、Ethernetプロトコルに変換することにな
る。
【0021】CPU101は、変換した通信データをメ
モリ102に保存した後、Ethernetコントロー
ラ106aに送信データの存在を知らせる。一方、この
知らせを受けたEthernetコントローラ106a
は、バスコントローラ104を介してメモリ102から
送信データを受け取る。そして、Ethernetコン
トローラ106aは、その受け取ったデータをEthe
rネットワークへ送信する。
【0022】このように、この通信プラットフォームL
SI100は、LONネットワークとEtherネット
ワークとを接続するゲートウェイとして動作する。な
お、EtherネットワークからLONネットワークへ
の送信は、この逆の動作が行なわれることになる。
【0023】また、LONネットワークを含んだ広域ネ
ットワークを構成するには、ISDNコントローラ10
6bなどを用いてLONネットワークと電話回線などの
WANとの接続を行なえばよい。
【0024】これにより、たとえば図2に示すような、
センサやアクチュエータ(照明、スイッチ、モータな
ど)を監視・駆動制御する制御ノード20との制御デー
タの送受信を司る制御系ネットワーク(LONネットワ
ーク)1と、標準的なプロトコルを採用する情報系ネッ
トワーク(Etherネットワーク)2とを通信プラッ
トフォームLSI100を適用したゲートウェイ30を
介在させて接続した相互に通信可能な大規模ネットワー
クが構築されることになる。
【0025】なお、LonTalkプロトコルは、制御
系ネットワーク上で制御データを送受信するためのプロ
トコルであるため、比較的低速(1.25Mbps程
度)であり、最大パケット長や平均パケット長も短い。
それに対してたとえばEthernetプロトコルは高
速(10Mbpsや100Mbpsなど)であり、パケ
ット長も大きい(最大約1500バイト)。したがっ
て、このLONネットワークとEtherネットワーク
とを一対一でとらえると、LONネットワーク側がその
帯域を使い切ったときでも、Etherネットワーク側
ではかなりの余裕があることになる。そこで、この性質
を利用すれば、前述の通信プラットフォームLSI10
0を多対一のLONネットワーク−Etherネットワ
ークゲートウェイとして構成することが可能である。
【0026】すなわち、たとえば図3に示すように、通
信プラットフォームLSI100に4つのLONコント
ローラ105を備え、かつ、それぞれを異なるLONネ
ットワークに接続し、これらのLONコントローラ10
5を介して入力された通信データを一つのEthern
etコントローラ106aを介してEtherネットワ
ークに出力してもEtherネットワーク側の帯域が不
足することはない。
【0027】また、LONプロトコルとEtherne
tプロトコルとのパケット長の違いを利用して、図4に
示すように、複数のLONネットワークから入力された
個別のパケットを、一つのパケットにまとめてEthe
rネットワークに出力することにより(図4の出力例
2)、ネットワークの使用効率を向上させることが可能
となる。なお、複数のLONネットワークから入力され
た個別のパケットをそのまま個別のパケットで一つのE
therネットワークに出力する場合には(図4の出力
例1)、前述の受信データの読み込みおよびプロトコル
変換を行なうためのプログラムは、それぞれのLONコ
ントローラに対してLONコントローラが一つの場合と
同様の動作を行なえばよいが、一つのパケットにまとめ
てEtherネットワークに出力する場合には、すべて
のLONコントローラ105からの入力を一括管理する
必要がある。これは、メモリ102に格納した受信デー
タ量が所定の量を越えた時点で、あるいは最初の受信デ
ータが格納されてから所定の時間が経過した時点で、E
therネットワーク用のパケットを生成するといった
ことで実現される。
【0028】また、このように通信プラットフォーム1
00にLONコントローラ105を複数備えることによ
って、たとえばノイズの発生しやすい場所や高度の信頼
性を要求される場所に制御系ネットワーク1を敷設する
場合に、これらの対策に有効な多重化を図ることが可能
となる。この場合、制御ノード20をたとえば図5に示
すように構成することによって実現する。
【0029】すなわち、図5に示すように、この制御ノ
ード20は、CPU21、メモリ22、制御用入出力ポ
ート24および2つのLONコントローラ25がバス2
3を介して接続されており、メモリ22に格納されてC
PU21によって実行制御されるプログラムが、この2
つのLONコントローラ25を一対の組みとして取り扱
う。このプログラムは、既存の多重化手法のいずれを採
用しても構わない。
【0030】一方、通信プラットフォーム100では、
メモリ102に格納されてCPU101によって実行制
御されるプログラムが、複数のLONコントローラ10
5の中のいずれか2本を一対の組みとして取り扱う。こ
のプログラムも、既存の多重化手法のいずれを採用して
も構わない。
【0031】このように、通信プラットフォーム100
および制御ノード20の双方が複数のLONコントロー
ラ(105,25)を備え、かつ、これらのLONコン
トローラ(105,25)を一対の組みとして取り扱う
ことにより、たとえば図6に示すような多重化された制
御系ネットワーク1を敷設することができることにな
る。なお、LonTalkプロトコルでは、通信メディ
アとして、ツイストペアの他、電力線、赤外線、無線な
どもサポートしているため、互いに異なる通信メディア
を用いて多重化することにより高信頼化を図ることがで
きる。また、無線の場合には、異なる周波数を用いて多
重化することにより高信頼化を図ることも可能である。
【0032】(第2実施形態)次に、この発明の第2実
施形態を説明する。この第2実施形態は、図7に示すよ
うに、通信プラットフォーム100を制御系ネットワー
ク1と情報系ネットワーク2とを接続するゲートウェイ
30に適用するだけでなく、センサやアクチュエータを
監視・駆動制御する制御ノード20にも適用可能とした
ものであり、図8には、この第2実施形態の通信プラッ
トフォームLSI100の構成が示されている。
【0033】この通信プラットフォームLSI100
は、LonTalkのような専用的な通信プロトコルが
採用される制御系ネットワークとEthernetのよ
うな標準的なプロトコルが採用される情報系ネットワー
クとを接続するためのゲートウェイに適用される電子回
路であるとともに、センサやアクチュエータを監視・駆
動制御する制御ノードに適用される電子回路であり、図
8に示すように、CPU101、Ethernetコン
トローラ106a、LONコントローラ105、プロセ
ッサI/Oコントローラ107、CHIコントローラ1
06fおよびアービタ108がバス103を介して接続
された1チップ化された電子回路である。
【0034】CPU101は、プロトコル変換や機器を
制御するための情報を処理するものであり、DMAコン
トローラ、DRAMコントローラ、ROMコントロー
ラ、割り込みコントローラ、シリアルI/O、パラレル
I/O、タイマ/カウンタなどを備えている。
【0035】Ethernetコントローラ106a
は、Ethernet経由のデータ送受信を制御する通
信コントローラである。LONコントローラ105は、
LON経由のデータ送受信を制御する通信コントローラ
である。プロセッサI/Oコントローラ107は、セン
サやアクチュエータなどを監視・駆動制御するための通
信コントローラである。CHIコントローラ106f
は、WAN経由のデータ送受信を制御する通信コントロ
ーラである。そして、アービタ108は、CPU101
と各通信コントローラ(106a,105,107,1
06f)との排他制御を実行する。
【0036】また、この通信プラットフォームLSI1
00には、切換え装置109が設けられており、この切
換え装置109によって複数の通信コントローラの中か
ら有効に機能させる通信コントローラを選択する。具体
的には、ゲートウェイ30に適用される場合には、Et
hernetコントローラ106a(情報系ネットワー
ク2がEtherネットワークの時)とLONコントロ
ーラ105とを、またはCHIコントローラ106f
(情報系ネットワーク2がWANのとき)とLONコン
トローラ105とを選択し、制御ノード20に適用され
る場合には、LONコントローラ105とプロセッサI
/Oコントローラ107とを選択する。
【0037】この切換え装置109は、入力ピン110
から入力される信号に基づいて複数の通信コントローラ
の中から有効に機能させる通信コントローラを選択する
ものであり、この際、各通信コントローラ(106a,
105,107,106f)が使用するI/O信号ピン
を切換える。このように構成することにより、この第2
実施形態では、この通信プラットフォームLSI100
を、図7に示したネットワーク機器(ゲートウェイ3
0,制御ノード20)で共通に適用できるようにしてい
る。
【0038】また、この通信プラットフォームLSI1
00のCPU101にプロトコル変換や機器を制御する
ための情報を処理させるためのプログラムは、情報系ネ
ットワーク2に接続される計算機(集中管理端末40a
や監視端末40bなど)上で動作するプログラムと同一
の汎用プログラム言語、たとえばJavaなどによって
作成される。これにより、たとえば図9に示すように、
制御系ネットワーク1と情報系ネットワーク2とをソフ
トウェアレベルで統合することができ、集中管理端末4
0aや監視端末40bなどと、ゲートウェイ30と、制
御ノード20とが同一手順で通信し合えることになり、
集中管理端末40aや監視端末40bなどから末端の制
御ノードまでをシームレスに接続することが可能とな
る。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明のデータ
通信用電子回路は、CPUと、制御系ネットワークに接
続される第1の通信コントローラと、情報系ネットワー
クに接続される第2の通信コントローラと、この第1お
よび第2の通信コントローラ間でデータを受け渡しする
ためのプロトコル変換をCPUに実行させるプロトコル
変換手段とを備えているため、制御系ネットワークと情
報系ネットワークとをこの発明のデータ通信用電子回路
を介在させることによって、これらの間の相互通信を容
易に実施することができ、従来であれば困難であった制
御系ネットワークを含む大規模ネットワークの構築が容
易に実現可能となる。
【0040】また、センサまたはアクチュエータに接続
される制御用入出力ポートと、第1の通信コントローラ
および制御用入出力ポート間でのデータの変換および受
け渡しをCPUに実行させるデータ転送制御手段とをさ
らに備えることにより、制御系ネットワークと情報系ネ
ットワークとを接続するゲートウェイとしてのみなら
ず、制御系ネットワークを介して接続される制御装置の
支配下でセンサの監視またはアクチュエータの駆動制御
を実行するノードとしても適用することを可能とする。
この際、これらプロトコル変換手段やデータ転送制御手
段を情報系ネットワークに接続される計算機上で動作す
るプログラムと同一の汎用プログラム言語で記載された
プログラムにより構成することにより、情報系ネットワ
ークに接続される計算機からセンサの監視またはアクチ
ュエータの駆動制御を実行する制御系ネットワークに接
続される末端のノードまでをシームレスに接続すること
を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の通信プラットフォー
ムLSIの構成を示す図。
【図2】同第1実施形態の制御系ネットワークと情報系
ネットワークとが相互に通信可能な大規模ネットワーク
の接続形態を示す図。
【図3】同第1実施形態の複数のLONコントローラを
備えた通信プラットフォームLSIの構成を示す図。
【図4】同実施形態のパケットの取扱いを説明するため
の図。
【図5】同実施形態の複数のLONコントローラを備え
た制御ノードの構成を示す図。
【図6】同実施形態の多重化された制御系ネットワーク
の接続形態を示す図。
【図7】同第2実施形態の通信プラットフォームLSI
がゲートウェイおよび制御ノード双方に適用される様子
を示す図。
【図8】同第2実施形態の通信プラットフォームLSI
の構成を示す図。
【図9】同第2実施形態の制御系ネットワークと情報系
ネットワークとをソフトウェアレベルで統合する様子を
示す概念図。
【図10】従来の制御系ネットワークを説明するための
図。
【図11】従来の制御ノードの構成を示す図。
【符号の説明】
1…制御系ネットワーク 2…情報系ネットワーク 10…制御装置 20…制御ノード 21…CPU 22…メモリ 23…バス 24…制御用入出力ポート 25…Lonコントローラ 100…通信プラットフォームLSI 101…CPU 102…メモリ 103…バス 104…バスコントローラ 105…LONコントローラ 106…各種通信コントローラ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと、 センサの監視またはアクチュエータの駆動制御を実行す
    る複数のノードと前記ノードを集中管理する制御装置と
    の間で制御データを送受信するための制御系ネットワー
    クに接続される第1の通信コントローラと、 複数の計算機間または計算機と周辺機器との間を相互に
    接続するための情報系ネットワークに接続される第2の
    通信コントローラと、 前記第1および第2の通信コントローラ間でデータを受
    け渡しするためのプロトコル変換を前記CPUに実行さ
    せるプロトコル変換手段とを具備することを特徴とする
    データ通信用電子回路。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の通信コントローラ
    数が多対一の割合で設けられることを特徴とする請求項
    1記載のデータ通信用電子回路。
  3. 【請求項3】 前記複数の第1の通信コントローラを介
    して入力されたデータを一つのパケット内に混在させて
    前記第2の通信コントローラを介して出力する入出力制
    御手段をさらに具備してなることを特徴とする請求項2
    記載のデータ通信用電子回路。
  4. 【請求項4】 多重化された制御系ネットワーク内の互
    いに異なるネットワークに接続された前記第1の通信コ
    ントローラすべてを同一の制御データを送受信する組み
    として取扱う多重化制御手段をさらに具備してなること
    を特徴とする請求項2記載のデータ通信用電子回路。
  5. 【請求項5】 前記第2の通信コントローラを情報系ネ
    ットワークのプロトコル別に複数種備えたことを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載のデータ通信用電子
    回路。
  6. 【請求項6】 CPUと、 センサまたはアクチュエータに接続される制御用入出力
    ポートと、 前記センサおよびアクチュエータを集中管理する制御装
    置との間で制御データを送受信するための制御系ネット
    ワークに接続される複数の通信コントローラと、 前記複数の通信コントローラを同一の制御データを送受
    信する組として取扱って前記複数の通信コントローラお
    よび制御用入出力ポート間でのデータの変換および受け
    渡しを前記CPUに実行させるデータ転送制御手段とを
    具備することを特徴とするデータ通信用電子回路。
  7. 【請求項7】 CPUと、 センサの監視またはアクチュエータの駆動制御を実行す
    る複数のノードと前記ノードを集中管理する制御装置と
    の間で制御データを送受信するための制御系ネットワー
    クに接続される第1の通信コントローラと、 複数の計算機間または計算機と周辺機器との間を相互に
    接続するための情報系ネットワークに接続される第2の
    通信コントローラと、 前記センサまたはアクチュエータに接続される制御用入
    出力ポートと、 前記制御系ネットワークと前記情報系ネットワークとを
    接続するゲートウェイとして前記第1および第2の通信
    コントローラ間でのデータの変換および受け渡しを前記
    CPUに実行させる第1のデータ転送制御手段と、 前記制御系ネットワークを介して接続される制御装置の
    支配下でセンサの監視またはアクチュエータの駆動制御
    を実行するノードとして前記第1の通信コントローラお
    よび制御用入出力ポート間でのデータの変換および受け
    渡しを前記CPUに実行させる第2のデータ転送制御手
    段とを具備することを特徴とするデータ通信用電子回
    路。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2のデータ転送制御手
    段は、前記情報系ネットワークに接続される計算機上で
    動作するプログラムと同一の汎用プログラム言語で記載
    されたプログラムにより構成されることを特徴とする請
    求項7記載のデータ通信用電子回路。
  9. 【請求項9】 1チップ化されたことを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5、6、7または8記載のデータ通
    信用電子回路。
  10. 【請求項10】 第1の通信プロトコルにより第1の通
    信ネットワークに接続されたコントロールクライアント
    と、 第2の通信プロトコルにより第2の通信ネットワークに
    接続された複数のイベント駆動型分散制御マイクロコン
    ピュータと、 前記第1の通信プロトコルにより前記第1の通信ネット
    ワークに接続されるとともに、前記第2の通信プロトコ
    ルにより前記第2の通信ネットワークを介して前記分散
    制御マイクロコンピュータを制御するローカルコントロ
    ールサーバとを有してなり、 前記ローカルコントロールサーバは、 CPUと、 前記第1の通信プロトコルにより前記第1の通信ネット
    ワークに接続され、前記コントロールクライアントとの
    間で制御データを送受信する第1の通信コントローラ
    と、 前記第2の通信プロトコルにより前記第2の通信ネット
    ワークに接続され、前記分散制御マイクロコンピュータ
    との間で制御データを送受信する第2の通信コントロー
    ラと、 前記第1および第2の通信コントローラ間でデータを受
    け渡しするためのプロトコル変換を前記CPUに実行さ
    せるプロトコル変換手段とを具備するデータ通信用電子
    回路を備えることを特徴とする分散制御ネットワークシ
    ステム。
  11. 【請求項11】 第1の通信プロトコルにより第1の通
    信ネットワークに接続されたコントロールクライアント
    と、 第2の通信プロトコルにより第2の通信ネットワークに
    接続された複数のイベント駆動型分散制御マイクロコン
    ピュータと、 前記第1の通信プロトコルにより前記第1の通信ネット
    ワークに接続されるとともに、前記第2の通信プロトコ
    ルにより前記第2の通信ネットワークを介して前記分散
    制御マイクロコンピュータを制御するローカルコントロ
    ールサーバとをを有してなり、 前記イベント駆動型分散制御マイクロコンピュータは、 CPUと、 センサまたはアクチュエータに接続される制御用入出力
    ポートと、 前記ローカルコントロールサーバとの間で制御データを
    送受信するための前記第2の通信ネットワークに接続さ
    れる複数の通信コントローラと、 前記複数の通信コントローラを同一の制御データを送受
    信する組みとして取扱って前記複数の通信コントローラ
    および制御用入出力ポート間でのデータの変換および受
    け渡しを前記CPUに実行させるデータ転送制御手段と
    を具備する第1のデータ通信用電子回路を備え、 前記ローカルコントロールサーバは、 CPUと、 前記第1の通信プロトコルにより前記第1の通信ネット
    ワークに接続され、前記コントロールクライアントとの
    間で制御データを送受信する第1の通信コントローラ
    と、 前記第2の通信プロトコルにより前記第2の通信ネット
    ワークに接続され、前記分散制御マイクロコンピュータ
    との間で制御データを送受信する第2の通信コントロー
    ラと、 前記第1および第2の通信コントローラ間でデータを受
    け渡しするためのプロトコル変換を前記CPUに実行さ
    せるプロトコル変換手段とを具備する第2のデータ通信
    用電子回路を備えることを特徴とする分散制御ネットワ
    ークシステム。
  12. 【請求項12】 第1の通信プロトコルにより第1の通
    信ネットワークに接続されたコントロールクライアント
    と、 第2の通信プロトコルにより第2の通信ネットワークに
    接続され、センサの監視またはアクチュエータの駆動制
    御を実行する複数のイベント駆動型分散制御ノードと、 前記第1の通信プロトコルにより前記第1の通信ネット
    ワークに接続されるとともに、前記第2の通信プロトコ
    ルにより前記第2の通信ネットワークを介して前記複数
    のイベント駆動型ノードを制御するゲートウェイとを有
    してなり、 前記イベント駆動型分散制御ノードおよびゲートウェイ
    は、 前記コントロールクライアントとの間で制御データを送
    受信するための第1の通信コントローラと、 前記第2の通信プロトコルにより前記第2の通信ネット
    ワークに接続され、前記分散制御マイクロコンピュータ
    との間で制御データを送受信する第2の通信コントロー
    ラと、 前記センサまたはアクチュエータに接続される制御用入
    出力ポートと、 前記第1および第2の通信ネットワークを接続するゲー
    トウェイとして前記第1および第2の通信コントローラ
    間でのデータ通信および受け渡しを前記CPUに実行さ
    せる第1のデータ転送制御手段と、 前記第2の通信ネットワークを介して接続されるゲート
    ウェイの支配下でセンサの監視またはアクチュエータの
    駆動制御を実行するノードとして前記第1の通信コント
    ローラおよび制御用入出力ポート間でのデータ変換およ
    び受け渡しを前記CPUに実行させる第2のデータ転送
    制御手段とを具備するデータ通信用電子回路を備えるこ
    とを特徴とする分散制御ネットワークシステム。
  13. 【請求項13】 第1の通信プロトコルにより第1の通
    信ネットワークに接続されたグローバルコントロールサ
    ーバとローカルコントロールサーバとの間で制御データ
    送受信を行なうステップと、 前記ローカルコントロールサーバと、センサの監視また
    はアクチュエータの駆動制御を実行する複数のノードと
    を第2の通信プロトコルにより第2の通信ネットワーク
    に接続し、前記ローカルコントロールサーバにより前記
    第1の通信プロトコルと第2の通信プロトコルとの間の
    プロトコル変換を行なうことにより、前記グローバルコ
    ントローラと前記複数のノードとの間の制御データの送
    受信を行なうステップとを具備することを特徴とする分
    散制御ネットワークにおける制御データの通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100418351B1 (ko) * 2000-12-29 2004-02-11 주식회사 디씨아이 론토크 기반 네트워크의 디지털 데이터 입력 및 출력제어장치
JP2014232912A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 三菱電機株式会社 管理制御ネットワークシステム
JP2017519388A (ja) * 2014-04-11 2017-07-13 アー・ファウ・エル・リスト・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング データを伝送するための設備及び方法

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