JPH11150238A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法

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JPH11150238A
JPH11150238A JP9331200A JP33120097A JPH11150238A JP H11150238 A JPH11150238 A JP H11150238A JP 9331200 A JP9331200 A JP 9331200A JP 33120097 A JP33120097 A JP 33120097A JP H11150238 A JPH11150238 A JP H11150238A
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JP
Japan
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transistor
gate electrode
bip
semiconductor device
emitter electrode
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JP9331200A
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Hiroaki Yokoyama
宏明 横山
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】BiCMOS SRAMにおいて、工程数を増
やすことなく短チャネルMOSトランジスタと高性能B
ipトランジスタの実現の両立を図り高速化を可能とし
低電圧対応、特性バラツキを抑え製品の歩留りを向上さ
せる半導体装置及び製造方法の提供。 【解決手段】Bipエミッタ電極14をNMOSゲート
電極15及びPMOSゲート電極16と同一導電層で形
成する。この導電層は多結晶シリコン12aと高融点金
属シリサイド13aとの積層構造であるポリサイド構造
とし、それらの側壁にサイドウォール酸化シリコン膜1
9を形成し、Bipエミッタ電極14と側壁酸化シリコ
ン膜19をマスクにして自己整合的にBipトランジス
タのグラフトベース領域であるP型高濃度不純物領域2
1を形成する。GND電位線24はTiやWの高融点金
属シリサイド13bの単層構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路及び
その製造方法に関し、特にBiCMOS SRAMのグ
ラフトベース領域をセルフアライン的に形成する半導体
集積回路及びその製造方法に関する。後の説明で明らか
とされるように、この発明によればグラフトベース領域
をフォトリソグラフィー技術を用いて形成していた従来
プロセスと比較して製造歩留りや製品特性を大幅に改善
する技術を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】BiCMOS SRAMでは、バイポー
ラトランジスタ(「Bipトランジスタ」という)を使
用しているので、そのエミッタ電極として利用する導電
層を形成しなければならず、CMOS SRAMと比較
して工程数が多くなりコストが高くなる。そこで、従
来、他の配線層(例えば、SRAMのGND電位線等)
とBipトランジスタのエミッタ電極を同一導電層で形
成し、コスト低減を図る製造方法が提案されている。
【0003】このようなコスト低減を図った従来のBi
CMOS SRAMの製造過程(工程)について図2乃
至図6、及び図13及至図19の工程断面図を参照して
以下に簡単に説明する。
【0004】(1)イオン注入技術を用い、シリコン基
板1の主面上に不純物(リン)を注入し、その後110
0℃程度の熱処理を加えBipN型低濃度不純物領域3
を形成する。
【0005】(2)シリコン基板1の主面上に選択酸化
法(LOCOS法)によって厚い素子分離酸化シリコン
膜2を約400nmの厚さで形成する。ここまでの過程
の断面図を、図2に示す。
【0006】(3)フォトリソグラフィー技術を用い、
BipコレクタN型高濃度不純物領域4の上部のみを開
口し、イオン注入技術を用いシリコン基板1の主面上に
不純物(リン)を注入する。
【0007】(4)フォトリソグラフィー技術を用い、
将来Bipトランジスタが作り込まれる部分のみ開口
し、イオン注入技術を用いて、BipN型埋め込み層6
形成するための不純物(リン)及びBipベースP型低
濃度不純物領域7を形成するための不純物(ボロン)を
注入する。その後、結晶欠陥を回復するための熱処理を
1000℃程度の温度で行う。ここまでの過程の断面図
を図3に示す。
【0008】(5)フォトリソグラフィー技術を用い、
将来NMOSトランジスタが作り込まれる部分のみ開口
し、イオン注入技術を用いて、P型ウェル領域8を形成
するための不純物(ボロン)を注入する。また、図には
示していないが、この時に同時に素子分離領域形成のた
めのイオン注入、NMOSのVt制御のためのイオン注
入を行ってもよい。ここまでの過程の断面図を図4に示
す。
【0009】(6)フォトリソグラフィー技術を用い、
将来PMOSトランジスタが作り込まれる部分のみ開口
し、イオン注入技術を用いて、N型ウェル領域9を形成
するための不純物(リン)を注入する。また、図には示
していないが、この時に同時に素子分離領域形成のため
のイオン注入、PMOSのしきい値(Vt)制御のため
のイオン注入を行ってもよい。ここまでの過程の断面図
を図5に示す。
【0010】(7)以上の過程を経た時の断面図を図6
に示す。ここで、1はシリコン基板、2は素子分離酸化
シリコン膜、3はBipN型低濃度不純物領域、4はB
ipコレクタN型高濃度不純物領域、6はBipN型埋
め込み層、7はBipベースP型低濃度不純物領域、8
はP型ウェル領域、9はN型ウェル領域である。
【0011】(8)シリコン基板1を熱酸化してゲート
酸化シリコン膜10を約8nmの厚さで形成する。
【0012】(9)CVD技術を用い、ゲート酸化シリ
コン膜10上に多結晶シリコン12aを約100nmの
厚さで形成する。その後、リンを熱拡散させ、高融点金
属であるTiやWとシリコンの化合物(シリサイド)1
3aを約100nmの厚さでスパッタし、ポリサイド構
造とする。
【0013】(10)フォトリソグラフィー技術を用
い、NMOSゲート電極15及びPMOSゲート電極1
6をパターニングする。ここで、将来Bipトランジス
タが形成される箇所、つまり、BipN型埋め込み層6
上には上記(9)で形成したポリサイド構造の電極は存
在しないということに注意する。ここまでの過程の断面
図を図13に示す。
【0014】(11)フォトリソグラフィー技術を用
い、P型ウェル領域8の上部のみ開口して、その後イオ
ン注入技術を用い、NMOSゲート電極15をマスクに
して自己整合(セルフアライン)的に不純物(リン)を
注入し、NMOSN型低濃度不純物領域17を形成す
る。ここまでの過程の断面図を図14に示す。
【0015】(12)CVD技術を用い、素子分離酸化
シリコン膜2、ゲート酸化シリコン膜10、NMOSゲ
ート電極15及びPMOSゲート電極16上に酸化シリ
コン膜18を約100nmの厚さで形成する。ここまで
の過程の断面図を図15に示す。
【0016】(13)エッチング技術を用い、酸化シリ
コン膜18をエッチバックし、NMOSゲート電極15
及びPMOSゲート電極16の側壁にサイドウォール酸
化シリコン膜19を形成する。
【0017】(14)フォトリソグラフィ技術を用い、
P型ウェル領域8の上部のみ開口して、その後イオン注
入技術を用い、NMOSゲート電極15及びサイドウォ
ール酸化シリコン膜19をマスクにして自己整合(セル
フアライン)的に不純物(ヒ素)を注入し、NMOSN
型高濃度不純物領域20を形成する。ここまでの過程の
断面図を図16に示す。
【0018】(15)フォトリソグラフィー技術を用
い、N型ウェル領域9の上部及び将来Bipトランジス
タのグラフトベース領域となる箇所(図17の←→A
A′の部分)を開口する。その後イオン注入技術を用
い、PMOSゲート電極16及びサイドウォール酸化シ
リコン膜19をマスクにして自己整合(セルフアライ
ン)的に不純物(フッ化ボロン)を注入し、P型高濃度
不純物領域21を形成する。この時、同時にBipトラ
ンジスタN型埋め込み層6の上部の一部分(図17の←
→AA′の部分)にもP型高濃度不純物領域21が形成
される。ここまでの過程の断面図を図17に示す。
【0019】(16)以上の過程を経て得られた半導体
装置の断面図を図18に示す。ここで、1はシリコン基
板、3はBipN型低濃度不純物領域、4はBipコレ
クタN型高濃度不純物領域、6はBipN型埋め込み
層、7はBipベースP型低濃度不純物領域、12aは
多結晶シリコン、13aはシリサイド、15はNMOS
ゲート電極、16はPMOSゲート電極、17はNMO
SN型低濃度不純物領域、19はサイドウォール酸化シ
リコン膜、20はNMOSN型高濃度不純物領域、21
はP型高濃度不純物領域である。
【0020】(17)CVD技術を用い、素子分離酸化
シリコン膜2、NMOSゲート電極15、PMOSゲー
ト電極16及びサイドウェール酸化シリコン膜19上に
酸化シリコン膜22を約100nmの厚さで形成する。
【0021】(18)フォトリソグラフィー技術を用
い、エミッタコンタクトホール23の上部のみ開口し、
次にエッチング技術を用いて酸化シリコン膜22をエッ
チングし、エミッタコンタクトホール23を形成する。
【0022】(19)CVD技術を用い、酸化シリコン
膜22上に多結晶シリコン12bを約100nmの厚さ
で形成する。その後、イオン注入技術を用い、不純物
(ヒ素)を注入する。そして、熱処理を行い、多結晶シ
リコン12bから不純物(ヒ素)をシリコン基板1へ熱
拡散させ、BipエミッタN型高濃度不純物領域11形
成する。
【0023】(20)高融点金属であるTiやWとシリ
コンの化合物(シリサイド)13bを約100nmの厚
さでスパッタし、ポリサイド構造とする。
【0024】(21)フォトリソグラフィー技術を用
い、Bipエミッタ電極14及びGND電位線24をパ
ターニングする。ここまでの過程の断面図を図19に示
す。
【0025】このような技術は、工程数の多いBiCM
OS SRAMにおいて、コスト削減のため、エミッタ
電極を他の配線層と同時に形成するといった場合によく
用いられるものである。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の技術は下記記載の問題点を有している。
【0027】第1の問題点は、GND電位線とBipト
ランジスタのエミッタ電極を同一導電層で形成する場
合、短チャネルMOSトランジスタと製品の高速化を可
能にする高性能Bipトランジスタの実現の両立が不可
能になってくる、ということである。
【0028】その理由は、一般的にはGND電位線はM
OSトランジスタを形成した後で形成されるので、上記
従来の技術で説明したように、エミッタ拡散層を形成す
るための熱処理を行うと、その熱処理はMOSトランジ
スタに影響を及ぼすからである。逆に、熱処理を加えな
いと製品の高速化を可能にする高性能Bipトランジス
タを実現することができないからである。
【0029】第2の問題点は、従来の技術のように、ポ
リサイド構造でGND電位線を形成すると、そのGND
電位線がシリコン基板と接触する部分(コンタクト)の
抵抗(GNDコンタクト抵抗)が高くなってしまい、低
電圧対応の半導体装置を実現することができなくなる、
ということである。この問題は、今後半導体装置の微細
化が進む、つまりコンタクトホール径の微細化が進むに
つれて顕著になってくる。
【0030】その理由は、以下の通りである。すなわ
ち、Bipトランジスタのエミッタ拡散層(高濃度N型
不純物領域)はシリコン基板表面から非常に浅く拡散さ
せて形成しなければ高性能なBipトランジスタを実現
できないため、一般にエミッタ拡散層は多結晶シリコン
中にイオン注入技術を用いて不純物(ヒ素)を注入し、
その後の熱処理でその不純物(ヒ素)を拡散させて形成
するという方法が用いられる。多結晶シリコンの代わり
に高融点金属であるTiやWとシリコンの化合物(シリ
サイド)を用いるということが単純な考えで思い付く
が、これらは不純物を吸収する性質があるためシリコン
基板中に不純物(ヒ素)を拡散させてエミッタ電極を形
成することができない。
【0031】上記従来の技術のように、GND電位線と
Bipトランジスタのエミッタ電極を同一導電層で形成
する場合、上記に述べた理由から、これらはCVD技術
を用いて多結晶シリコン堆積させ、その後高融点金属で
あるTiやWとシリコンの化合物(シリサイド)をスパ
ッタするというポリサイド構造とするのが普通である。
【0032】しかし、上記従来の技術のように、ポリサ
イド構造でGND電位線を形成する場合、図19に示す
ように、多結晶シリコンがシリコン基板と接触し、高融
点金属であるTiやWとシリコンの化合物(シリサイ
ド)はその多結晶シリコンの上部に形成されるためシリ
コン基板と接触する部分(コンタクト)の抵抗(GND
コンタクト抵抗)は高くなってしまう。特に、今後半導
体装置の微細化が進む、つまり、コンタクトホール径の
微細化が進むにつれて、この問題は顕著になってくる。
【0033】ここで、GNDコンタクト抵抗が高くなっ
てしまうと、なぜ低電圧対応の半導体装置を実現するこ
とができなくなるのかということについて簡単に説明す
る。
【0034】図20に、抵抗負荷型SRAMのメモリセ
ルの回路構成を示している。
【0035】図20において、Tr1、Tr2は第1、第
2の駆動用NMOSトランジスタ、R1、R2は第1、第
2の抵抗素子、Tr3、Tr4は第1、第2のデータ読み
書きのための転送用NMOSトランジスタ、WLは第
1、第2の転送用NMOSトランジスタのゲート電極、
BL、BL ̄は一対のビット線である。また、VCCは電
源電圧VCCの電位を、GNDはGNDの電位を与える。
【0036】いま仮に、第1の抵抗素子R1のGND電
位線側と第1の駆動用NMOSトランジスタTr1のド
レインDとの接続点N1に第1の転送用NMOSトラン
ジスタTr3を介してビット線BL ̄から“L”レベル
が書き込まれ、第2の抵抗素子R2のGND電位線側と
第1の駆動用NMOSトランジスタTr2のドレインD
との接続点N2に第2の転送用NMOSトランジスタT
4を介してビット線BLから“H”レベルが書き込ま
れているとする。
【0037】この場合、第1の駆動用NMOSトランジ
スタTr1はそのゲートGに“H”レベルが与えられる
ためON状態となり、接続点N1がグランドGNDとの
接続により“L”レベルを保持する。
【0038】また、第2の駆動用NMOSトランジスタ
Tr2はそのゲートGに“L”レベルが与えられるため
OFF状態となり、接続点N2が第2の抵抗素子R2を介
して直流電源VCCに接続されるので“H”レベルを保持
する。
【0039】ここで、上記に示したように、ポリサイド
構造でGND電位線を形成した場合、GNDコンタクト
抵抗が高くなるが、その時のメモリセルの回路構成は、
図21に示すような回路図で表される。
【0040】このような構成の場合、GND電位線に抵
抗がつくことになるので、“L”レベルがGND抵抗が
つくぶんだけ上昇することになり、電源電圧であるVCC
電位を下げて行ったときに“H”レベルと“L”レベル
の差がなくなり、低電圧対応の半導体装置を形成するこ
とができなくなるからである。
【0041】第3の問題点は、上記従来の技術によるB
ipトランジスタのグラフトベース領域形成方法におい
ては、Bipトランジスタのベースの寄生抵抗が増減す
る。つまり、素子の特性バラツキが生じるので、製品の
歩留まりに影響を及ぼすことになる、ということであ
る。
【0042】その理由は、以下の通りである。上記従来
の技術によればBipトランジスタのグラフトベース領
域はフォトリソグラフィー技術を用いて形成されるの
で、フォトレジストの目ズレが生じたときにはBipト
ランジスタのベースの寄生抵抗が増減し、Bipトラン
ジスタの特性バラツキが生じることになるからである。
例えば、図17のA方向に目ズレが生じたときには、B
ipトランジスタのベースの寄生抵抗は増加し、逆に
A′方向に目ズレが生じたときにはBipトランジスタ
のベースの寄生抵抗は減少することになる。
【0043】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その第1の目的は、工程数を
増やすことなくBiCMOS SRAM半導体装置の高
速化を可能にする半導体装置およびその製造方法を提供
することにある。
【0044】本発明の第2の目的は、電源電圧を下げて
いった場合でも、SRAMメモリセルの“H”レベルと
“L”レベルの差をセル動作するのに十分な程度まで確
保し、低電圧対応の半導体装置及びその製造方法を提供
することにある。
【0045】本発明の第3の目的は、Bipトランジス
タのグラフトベース領域をフォトリソグラフィー技術を
用いて形成せずに、Bipトランジスタのエミッタ電極
とその側壁に形成したサイドウォール酸化シリコン膜を
マスクにして自己整合(セルフアライン)的に形成し、
Bipトランジスタのベースの寄生抵抗の増減をなく
す、つまり、Bipトランジスタの特性バラツキを抑
え、製品の歩留まりを向上させる半導体装置およびその
製造方法を提供することにある。
【0046】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の半導体装置は、バイポーラトランジスタと
MOSトランジスタを具備した半導体装置において、前
記バイポーラトランジスタのエミッタ電極が前記MOS
トランジスタのゲート電極と同一導電層であり、前記エ
ミッタ電極とゲート電極の側壁にサイドウォール絶縁膜
を有する、ことを特徴とする。
【0047】本発明の半導体装置においては、バイポー
ラトランジスタのエミッタ電極とMOSトランジスタの
ゲート電極は、多結晶シリコンと、高融点金属であるT
iやWとシリコンの化合物(シリサイド)の積層構造で
あるポリサイド構造であることを特徴とする。
【0048】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
バイポーラトランジスタのエミッタ電極及びMOSトラ
ンジスタのゲート電極となる導電層を同一層で形成し、
前記エミッタ電極とゲート電極の上部に絶縁膜を形成
し、前記絶縁膜をエッチバックし、前記エミッタ電極と
ゲート電極の側壁にサイドウォール絶縁膜を形成し、前
記サイドウォール絶縁膜及びエミッタ電極をマスクとし
てセルフアライン的にバイポーラトランジスタのグラフ
トベース領域を形成するためのイオン注入を行う工程と
を含んでなることを特徴とする。
【0049】また本発明の半導体装置の製造方法におい
ては、バイポーラトランジスタのエミッタ電極及びMO
Sトランジスタのゲート電極となる導電層を形成するた
めに、多結晶シリコンを成長させ、その後高融点金属で
あるTiやWとシリコンとの化合物(シリサイド)をス
パッタしてポリサイド構造を形成する工程を含んでなる
ことを特徴とする。
【0050】本発明によれば、Bipトランジスタのエ
ミッタ電極とMOSトランジスタのゲート電極を同一導
電層で形成するので、エミッタ拡散層を形成するための
熱処理を行ってもその熱処理はMOSトランジスタ形成
前に加わることになる。従って、MOSトランジスタの
特性には影響を及ぼさないので、短チャネルMOSトラ
ンジスタを実現でき、高性能Bipトランジスタとの両
立を実現することが可能になる。
【0051】
【発明の実施の形態】まず、本発明の原理、作用につい
て説明する。本発明を用いたBipトランジスタ形成方
法においては、ゲート酸化シリコン膜(図1の10)を
形成後、将来BipエミッタN型高濃度不純物領域(図
1の11)となる部分の上部のみフォトリソグラフィー
技術を用いて開口し、エッチング技術を用いてゲート酸
化シリコン膜(図1の10)をエッチングし、エミッタ
コンタクトホール(図1の23)を形成する。
【0052】そして、CVD技術を用い、ゲート酸化シ
リコン膜(図1の10)上に多結晶シリコン(図1の1
2a)を約100nmの厚さで形成する。その後、イオ
ン注入技術を用い、不純物(ヒ素)を注入する。
【0053】その後、熱処理を行い、多結晶シリコン
(図1の12a)から不純物(ヒ素)をシリコン基板
(図1の1)へ熱拡散させ、BipエミッタN型高濃度
不純物領域(図1の11)を形成する。
【0054】その次に、高融点金属であるTiやWとシ
リコンの化合物(シリサイド)(図1の13a)を約1
00nmの厚さでスパッタし、ポリサイド構造とする。
【0055】次にフォトリソグラフィー技術を用い、B
ipエミッタ電極(図1の14)、NMOSゲート電極
(図1の15)及びPMOSゲート電極(図1の16)
をパターニングし、それらの電極の上部に酸化シリコン
膜(図9の18)を形成した後、エッチング技術を用
い、前記酸化シリコン膜(図9の18)をエッチバック
し、サイドウォール酸化シリコン膜(図1の19)を形
成する。
【0056】そして、P型ウェル領域(図1の8)を除
いた部分をフォトリソグラフィー技術を用いて開口し、
不純物(フッ化ボロン)を注入することにより、Bip
エミッタ電極(図1の14)とサイドウォール酸化シリ
コン膜(図1の19)をマスクとしてフォトリソグラフ
ィー技術を用いずに自己整合(セルフアライン)的にB
ipトランジスタのグラフトベース領域となるP型高濃
度不純物領域(図1の21)を形成する。
【0057】本発明によるBipトランジスタ形成方法
では、Bipトランジスタのエミッタ電極とMOSトラ
ンジスタのゲート電極を同一導電層で形成しているの
で、エミッタ拡散層を形成するための熱処理を行って
も、その熱処理はMOSトランジスタ形成前に加わるこ
とになる。従って、MOSトランジスタの特性には影響
を及ぼさない。そのため、短チャネルMOSトランジス
タと高性能Bipトランジスタの両立を実現することが
可能になる。つまり、工程数を増やすことなく、BiC
MOS SRAM半導体装置の高速化が可能になる。
【0058】また、Bipトランジスタのエミッタ電極
とMOSトランジスタのゲート電極を同一導電層で形成
するので、GND電位線は、従来技術によれば多結晶シ
リコンと、高融点金属であるTiやWとシリコンの化合
物(シリサイド)との積層構造であるポリサイド構造で
あったのに対し、本発明においては、高融点金属である
TiやWとシリコンの化合物(シリサイド)単層構造に
することができる。従って、GND抵抗が増大せずに、
電源電圧を下げていった場合でも、SRAMメモリセル
の“H”レベルと“L”レベルの差はセル動作するのに
十分な程度まで確保でき、低電圧対応の半導体装置を実
現することが可能になる。
【0059】更に、従来の技術によればBipトランジ
スタのグラフトベース領域はフォトリソグラフィー技術
を用いて形成していたのに対し、本発明においては、B
ipトランジスタのエミッタ電極とその側壁に形成した
サイドウォール酸化シリコン膜をマスクにして自己整合
(セルフアライン)的に形成しているので、目ズレの心
配がない。つまり、Bipトランジスタのベースの寄生
抵抗が増減せず、Bipトランジスタの特性バラツキが
生じないので、製品の歩留まりの向上が期待できる。
【0060】次に、本発明の好ましい実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、
本発明の好ましい実施の形態は、Bipトランジスタ形
成において、Bipトランジスタのエミッタ電極14と
NMOSトランジスタのゲート電極15及びPMOSト
ランジスタのゲート電極16を同一導電層で形成する。
【0061】この導電層は、まず最初に多結晶シリコン
12aを100nm〜150nmの厚さで形成する。次
に、イオン注入技術を用い、ヒ素などのN型不純物を注
入する。その後、熱処理を行い、エミッタコンタクトホ
ール23を通して多結晶シリコン12aからその不純物
をシリコン基板1へ熱拡散させ、BipエミッタN型高
濃度不純物領域11を形成する。その次に、シリサイド
13aを100nm〜150nmの厚さでスパッタす
る。このシリサイドは、高融点金属であるTiやWとシ
リコンの化合物(シリサイド)である。
【0062】そして、最終的に、上記のBipトランジ
スタのエミッタ電極14とNMOSトランジスタのゲー
ト電極15及びPMOSトランジスタのゲート電極16
はポリサイド構造とする。
【0063】その後、Bipトランジスタのエミッタ電
極14とNMOSトランジスタのゲート電極15及びP
MOSトランジスタのゲート電極16の側壁にサイドウ
ォール酸化シリコン膜19を形成する。サイドウェール
酸化シリコン膜19は、酸化膜、窒化膜などの絶縁膜で
ある。そして、P型ウェル領域8を除いた部分をフォト
リソグラフィー技術を用いて開発し、フッ化ボロンなど
のP型不純物をBipエミッタ電極14とサイドウォー
ル酸化シリコン膜91をマスクとして、フォトリソグラ
フィー技術を用いずに自己整合(セルフアライン)的に
注入する。その結果、Bipトランジスタのグラフトベ
ース領域となるP型高濃度不純物領域21が形成され
る。
【0064】その後、素子分離酸化シリコン膜2、Bi
pトランジスタのエミッタ電極14、NMOSトランジ
スタのゲート電極15、PMOSトランジスタのゲート
電極16及びサイドウォール酸化シリコン膜19上に酸
化シリコン膜22を100nm〜150nmの厚さで形
成する。この酸化シリコン膜22は窒化シリコン膜など
の絶縁膜であれば問題ない。そして、酸化シリコン膜2
2上にGND電位線24を100nm〜150nmの厚
さで形成する。このGND電位線は、高融点金属である
TiやWとシリコンの化合物(シリサイド)の構造とす
る。
【0065】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例に係るB
iCMOS SRAMの断面構造図、図2乃至図12
に、本発明の一実施例に係る半導体装置の製造方法の製
造工程を工程順に断面図として示す。
【0066】図1を参照すると、本実施例において、従
来の技術と異なる構成は、従来の技術の構成を示す図1
9と比較して、エミッタ電極14がNMOSトランジス
タのゲート電極15及びPMOSトランジスタのゲート
電極16と同一導電層で形成されていること、及び、G
ND電位線24が高融点金属であるTiやWとシリコン
の化合物(シリサイド)の単層の構造である、というこ
とである。
【0067】このような構造のBiCMOS SRAM
の製造の手順を以下に説明する。
【0068】なお、N型ウェル領域9まで製造過程は、
上記従来の技術で説明したものと同様であり、図2乃至
図6に示す通りであるので、その説明は省略する。
【0069】(1)シリコン基板1を熱酸化してゲート
酸化シリコン膜10を約8nmの厚さで形成する。
【0070】(2)フォトリソグラフィー技術を用い、
エミッタコンタクトホール23の上部のみ開口し、次に
エッチング技術を用いてゲート酸化シリコン膜10をエ
ッチングし、エミッタコンタクトホール23を形成す
る。
【0071】(3)CVD技術を用い、ゲート酸化シリ
コン膜10上に多結晶シリコン12aを約100nmの
厚さで形成する。その後、イオン注入技術を用い、不純
物(ヒ素)を注入する。そして、熱処理を行い、多結晶
シリコン12aから不純物(ヒ素)をシリコン基板1へ
熱拡散させ、BipエミッタN型高濃度不純物領域11
を形成する。
【0072】(4)高融点金属であるTiやWとシリコ
ンの化合物(シリサイド)13aを約100nmの厚さ
でスパッタし、ポリサイド構造とする。
【0073】(5)フォトリソグラフィー技術を用い、
Bipエミッタ電極14、NMOSゲート電極15及び
PMOSゲート電極16をパターニングする。ここで、
将来Bipトランジスタが形成される箇所、つまり、B
ipN型埋め込み層6上には上記(4)で形成したポリ
サイド構造の電極は存在しているということ注意する。
ここまでの過程の断面図を図7に示す。
【0074】(6)フォトリソグラフィー技術を用い、
P型ウェル領域8の上部のみ開口して、その後イオン注
入技術を用い、NMOSゲート電極15をマスクにして
自己整合(セルフアライン)的に不純物(リン)を注入
し、NMOSN型低濃度不純物領域17を形成する。こ
こまでの過程の断面図を図8に示す。
【0075】(7)CVD技術を用い、素子分離酸化シ
リコン膜2、ゲート酸化シリコン膜10、Bipエミッ
タ電極14、NMOSゲート電極15及びPMOSゲー
ト電極16上に酸化シリコン膜18を約100nmの厚
さで形成する。ここまでの過程の断面図を図9に示す。
【0076】(8)エッチング技術を用い、酸化シリコ
ン膜18をエッチバックし、Bipエミッタ電極14、
NMOSゲート電極15及びPMOSゲート電極16の
側壁にサイドウォール酸化シリコン膜19を形成する。
【0077】(9)フォトリソグラフィー技術を用い、
P型ウェル領域8の上部のみ開口して、その後イオン注
入技術を用い、NMOSゲート電極15及びサイドウォ
ール酸化シリコン膜19をマスクにして自己整合(セル
フアライン)的に不純物(ヒ素)を注入し、NMOSN
型高濃度不純物領域20を形成する。ここまでの過程の
断面図を図10に示す。
【0078】(10)フォトリソグラフィー技術を用
い、N型ウェル領域9の上部及びBipトランジスタの
コレクタN型高濃度不純物領域4以外の上部を開口す
る。その後イオン注入技術を用い、Bipエミッタ電極
14、PMOSゲート電極16及びサイドウォール酸化
シリコン膜19をマスクにして自己整合(セルフアライ
ン)的に不純物(フッ化ボロン)を注入し、P型高濃度
不純物領域21を形成する。ここで、Bipトランジス
タのP型高濃度不純物領域21は、将来Bipトランジ
スタのグラフトベース領域となる。ここまでの過程の断
面図を図11に示す。
【0079】(11)以上の過程を経て得られた半導体
装置の断面図を図12に示す。図12において、1はシ
リコン基板、3はBipN型低濃度不純物領域、4はB
ipコレクタN型高濃度不純物領域、6はBipN型低
埋め込み層、7はBipベースP型低濃度不純物領域、
11はBipエミッタN型高濃度不純物領域、12aは
多結晶シリコン、13aはシリサイド、14はBipエ
ミッタ電極、15はNMOSゲート電極、16はPMO
Sゲート電極、17はNMOSN型低濃度不純物領域、
19はサイドウォール酸化シリコン膜、20はNMOS
N型高濃度不純物領域、21はP型高濃度不純物領域、
23はエミッタコンタクトホールである。
【0080】(12)CVD技術を用い、素子分離酸化
シリコン膜2、Bipエミッタ電極14、NMOSゲー
ト電極15、PMOSゲート電極16及びサイドウォー
ル酸化シリコン膜19上に酸化シリコン膜22を約10
0nmの厚さで形成する。
【0081】(13)高融点金属であるTiやWとシリ
コンの化合物(シリサイド)13bを約100nmの厚
さでスパッタする。
【0082】(14)フォトリソグラフィー技術を用
い、GND電位線24をパターニングする。
【0083】(15)以上の過程を経て得られた半導体
装置の断面図を図1に示す。図1において、1はシリコ
ン基板、3はBipN型低濃度不純物領域、4はBip
コンパレータN型高濃度不純物領域、6はBipN型埋
め込み層、7はBipベースP型低濃度不純物領域、1
1はBipエミッタN型高濃度不純物領域、12aは多
結晶シリコン、13a,13bはシリサイド、14はB
ipエミッタ電極、15はNMOSゲート電極、16は
PMOSゲート電極、17はNMOSN型低濃度不純物
領域、19はサイドウォール酸化シリコン膜、20はN
MOSN型高濃度不純物領域、21はP型高濃度不純物
領域、22は酸化シリコン膜、23はエミッタコンタク
トホール、24はGND電位線である。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0085】本発明の第1の効果は、工程数を増やすこ
となくBiCMOS SRAM半導体装置の高速化が可
能になる、ということである。
【0086】その理由は次の通りである。本発明におい
ては、Bipトランジスタのエミッタ電極とMOSトラ
ンジスタのゲート電極を同一導電層で形成するので、エ
ミッタ拡散層を形成するための熱処理を行っても、その
熱処理はMOSトランジスタ形成前に加わることにな
る。従って、MOSトランジスタの特性には影響を及ぼ
さないことから、短チャネルMOSトランジスタを実現
でき、高性能Bipトランジスタとの両立を実現するこ
とが可能になる、からである。
【0087】本発明の第2の効果は、電源電圧を下げて
いった場合でも、SRAMメモリセルの“H”レベルと
“L”レベルの差をセル動作するのに十分な程度まで確
保し、低電圧対応の半導体装置を実現可能になる、とい
うことである。
【0088】その理由は次の通りである。Bipトラン
ジスタのエミッタ拡散層(高濃度N型不純物領域)はシ
リコン基板表面から非常に浅く拡散させて形成しなけれ
ば高性能なBipトランジスタを実現できないため、一
般に、エミッタ拡散層は多結晶シリコン中にイオン注入
技術を用いて不純物(ヒ素)を注入し、その後の熱処理
でその不純物(ヒ素)を拡散させて形成するという方法
が用いられている。多結晶シリコンの代わりに高融点金
属であるTiやWとシリコンの化合物(シリサイド)を
用いるということが単純な考えで思い付くが、これらは
不純物を吸収する性質があるためシリコン基板中に不純
物(ヒ素)を拡散させてエミッタ電極を形成することが
できない。上記従来技術のように、GND電位線とBi
pトランジスタのエミッタ電極を同一導電層で形成する
場合、上記に述べた理由から、これらはCVD技術を用
いて多結晶シリコン堆積させ、その後高融点金属である
TiやWとシリコンの化合物(シリサイド)をスパッタ
するというポリサイド構造とするのが普通である。
【0089】上記従来の技術のように、ポリサイド構造
でGND電位線を形成する場合、図19に示すように、
多結晶シリコンがシリコン基板と接触し、高融点金属で
あるTiやWとシリコンの化合物(シリサイド)はその
多結晶シリコンの上部に形成されるためシリコン基板と
接触する部分(コンタクト)の抵抗(GNDコンタクト
抵抗)は高くなってしまう。
【0090】これに対し、本発明において、GND電位
線は高融点金属であるTiやWとシリコンの化合物(シ
リサイド)単層であるため、GNDコンタクト抵抗は高
くならないからである。
【0091】本発明の第3の効果は、Bipトランジス
タのベースの寄生抵抗の増減が抑えられる。つまり、B
ipトランジスタの特性バラツキが抑えられ、製品の歩
留まりが向上する、ということである。
【0092】その理由は、本発明においては、Bipト
ランジスタのグラフトベース領域はフォトリソグラフィ
ー技術を用いて形成するのではなく、Bipトランジス
タのエミッタ電極とその側壁に形成されたサイドウォー
ル酸化シリコン膜をマスクにして自己整合(セルフアラ
イン)的に形成しているため、目ズレの影響がなくなる
からである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体装置の断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の製造方法を説明するための
工程断面図である。
【図3】本発明の一実施例の製造方法を説明するための
工程断面図である。
【図4】本発明の一実施例の製造方法を説明するための
工程断面図である。
【図5】本発明の一実施例の製造方法を説明するための
工程断面図である。
【図6】本発明の一実施例の製造方法を説明するための
工程断面図である。
【図7】本発明の一実施例の製造方法を説明するための
工程断面図である。
【図8】本発明の一実施例の製造方法を説明するための
工程断面図である。
【図9】本発明の一実施例の製造方法を説明するための
工程断面図である。
【図10】本発明の一実施例の製造方法を説明するため
の工程断面図である。
【図11】本発明の一実施例の製造方法を説明するため
の工程断面図である。
【図12】本発明の一実施例の製造方法を説明するため
の工程断面図である。
【図13】従来技術の製造方法を説明するための工程図
である。
【図14】従来技術の製造方法を説明するための工程図
である。
【図15】従来技術の製造方法を説明するための工程図
である。
【図16】従来技術の製造方法を説明するための工程図
である。
【図17】従来技術の製造方法を説明するための工程図
である。
【図18】従来技術の製造方法を説明するための工程図
である。
【図19】従来技術の製造方法を説明するための工程図
である。
【図20】GNDコンタクト抵抗が大きくない場合のS
RAMのメモリセルの回路図である。
【図21】GNDコンタクト抵抗が大きい場合のSRA
Mのメモリセルの回路図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 素子分離酸化シリコン膜 3 BipN型低濃度不純物領域 4 BipコレクタN型高濃度不純物領域 6 BipN型埋め込み層 7 BipベースP型低濃度不純物領域 8 P型ウェル領域 9 N型ウェル領域 10 ゲート酸化シリコン膜 11 BipエミッタN型高濃度不純物領域 12a,12b 多結晶シリコン 13a,13b シリサイド 14 Bipエミッタ電極 15 NMOSゲート電極 16 PMOSゲート電極 17 NMOS型低濃度不純物領域 19 サイドウォール酸化シリコン膜 20 NMOSN型高濃度不純物領域 21 P型高濃度不純物領域 22 酸化シリコン膜 23 エミッタコンタクトホール 24 GND電位線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 27/088

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バイポーラトランジスタとMOSトランジ
    スタを具備した半導体装置において、 前記バイポーラトランジスタのエミッタ電極が前記MO
    Sトランジスタのゲート電極と同一導電層であり、前記
    エミッタ電極と、前記ゲート電極の側壁に、サイドウォ
    ール絶縁膜を有する、ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記バイポーラトランジスタのエミッタ電
    極とMOSトランジスタのゲート電極が、多結晶シリコ
    ンと、高融点金属とシリコンとの化合物(シリサイド)
    との積層構造であるポリサイド構造である、ことを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】バイポーラトランジスタとMOSトランジ
    スタを具備した半導体装置において、 バイポーラトランジスタのエミッタ電極がNMOSゲー
    ト電極及びPMOSゲート電極と同一導電層で形成さ
    れ、 該導電層は、多結晶シリコンと、高融点金属シリサイド
    との積層構造であるポリサイド構造とされ、 前記エミッタ電極及びゲート電極はその側壁にサイドウ
    ォール酸化膜を備え、前記バイポーラトランジスタのエ
    ミッタ電極と前記サイドウォール酸化シリコン膜をマス
    クにして自己整合(セルフアライン)的に、前記バイポ
    ーラトランジスタのグラフトベース領域である高濃度不
    純物領域が形成され、GND電位線は、高融点金属シリ
    サイドの単層構造である、ことを特徴とする半導体装
    置。
  4. 【請求項4】(a)バイポーラトランジスタのエミッタ
    電極及びMOSトランジスタのゲート電極となる導電層
    を同一層で形成し、 (b)前記エミッタ電極とゲート電極の上部に絶縁膜を
    形成し、前記絶縁膜をエッチバックし、前記エミッタ電
    極とゲート電極の側壁にサイドウォール絶縁膜を形成
    し、 (c)前記サイドウォール絶縁膜及びエミッタ電極をマ
    スクとしてセルフアライン的にバイポーラトランジスタ
    のグラフトベース領域を形成するためのイオン注入を行
    う工程と、 を含んでなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項4の半導体装置の製造方法におい
    て、バイポーラトランジスタのエミッタ電極及びMOS
    トランジスタのゲート電極となる導電層を形成するため
    に、多結晶シリコンを成長させ、その後高融点金属であ
    るTiやWとシリコンとの化合物(シリサイド)をスパ
    ッタしてポリサイド構造を形成する工程を含んでなるこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6441462B1 (en) * 2001-07-10 2002-08-27 International Business Machines Corporation Self-aligned SiGe NPN with improved ESD robustness using wide emitter polysilicon extension
KR100442785B1 (ko) * 2002-06-25 2004-08-04 동부전자 주식회사 바이-씨모스 트랜지스터 제조방법

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