JPH11148643A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JPH11148643A
JPH11148643A JP31695397A JP31695397A JPH11148643A JP H11148643 A JPH11148643 A JP H11148643A JP 31695397 A JP31695397 A JP 31695397A JP 31695397 A JP31695397 A JP 31695397A JP H11148643 A JPH11148643 A JP H11148643A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーナへの不着火が発生した後に点火指令が
解除された場合においても、残留した生ガスなどによる
大きな着火音の発生を確実に防止できる。 【解決手段】 点火指令があると、燃焼用空気を通風す
る通風手段6を通常設定時間作動させてバーナ2への点
火動作を行う通常点火処理を実行し、不着火時に、通風
手段6を通常設定時間より長い不着火用設定時間作動さ
せて、通風手段6の設定駆動状態の仕事量に基づいて通
風状態を判別し、適正通風の場合に再点火動作を行う不
着火用点火処理を実行する制御手段Hとが設けられ、不
着火が発生すると、点火指令が解除されても不着火の発
生を記憶し、点火が適正に行われると、不着火発生の記
憶を解除する不着火記憶手段102が設けられ、制御手
段Hは、点火指令があると、不着火記憶手段102が不
着火を記憶していると、不着火用点火処理を、記憶して
いないと、通常点火処理を実行する燃焼装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーナと、そのバ
ーナに燃焼用空気を通風する通風手段と、点火指令があ
ると、前記通風手段を通常設定時間作動させてから前記
バーナへの点火動作を行う通常点火処理を実行し、か
つ、その通常点火処理によるバーナの不着火時に、前記
通風手段を前記通常設定時間より長い不着火用設定時間
作動させて、その作動中での前記通風手段の設定駆動状
態における仕事量に基づいて燃焼用空気の通風状態を判
別し、適正通風状態の場合に前記バーナへの再点火動作
を行う不着火用点火処理を実行する制御手段とが設けら
れている燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような燃焼装置では、点火指令が
あると、通風手段を長時間作動させることなく、比較的
短い通常設定時間だけ作動させてバーナへの点火動作を
行う通常点火処理を実行するため、点火指令から着火ま
での時間が短く、例えば給湯装置に適用した場合には、
給湯開始時における湯温の立ち上がりが早くなる。ま
た、通常点火処理を実行した際、逆風などによってバー
ナに不着火が生じると、通風手段を前記通常設定時間よ
り長い不着火用設定時間作動させる不着火用点火処理を
実行するので、バーナ不着火時に流出した生ガスなどは
完全に排出され、再点火時に生ガスなどの残留によって
大きな着火音を発生することもなく、さらに、その不着
火用設定時間における通風手段の作動中に、燃焼用空気
の通風状態を判別することも可能となる。
【0003】このように、従来の燃焼装置では、点火指
令が続行されていると、不着火の発生を記憶して不着火
用点火処理を実行するのであるが、点火指令が解除され
ると、不着火発生の記憶が解除されて、その後に点火指
令があると、通常点火処理を実行するように構成されて
いた。例えば、上述した給湯装置の場合には、給湯栓の
開操作による熱交換器への通水に伴って点火指令が指令
され、給湯栓の閉操作による通水停止に伴って点火指令
が解除されるので、不着火発生後に給湯栓を閉じ、その
後に再度給湯栓を開操作すると、通常点火処理を実行す
るように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の燃
焼装置では、バーナへの不着火が発生した後に点火指令
が解除され、その後、短時間のうちに点火指令がある
と、不着火時に流出した生ガスなどが残留しており、か
つ、通常点火処理の実行による通風手段の作動だけで
は、残留ガスが完全に排出されない場合があり、通常点
火処理の実行に伴う点火の際に大きな着火音を発生する
虞れがあった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
したもので、その目的は、バーナへの不着火が発生した
後に点火指令が解除された場合においても、残留した生
ガスなどによる大きな着火音の発生を確実に防止するこ
とのできる燃焼装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、バーナの不着火が
発生すると、点火指令が解除されても不着火の発生を記
憶し、かつ、点火が適正に行われると、不着火発生の記
憶を解除する不着火記憶手段が設けられ、点火指令があ
ると、前記不着火記憶手段の記憶情報に基づいて、不着
火発生を記憶していると、不着火用点火処理を実行する
ように構成するものであるから、不着火が発生した後に
点火指令が解除され、その後に点火指令があると、通風
手段を通常設定時間より長い不着火用設定時間作動させ
ることになる。したがって、不着火が発生した後、直ち
に点火指令が解除されて、再度点火指令があったような
場合でも、不着火時に流出した生ガスなどは完全に排出
され、その後に点火することになるため、生ガスなどの
残留によって大きな着火音を発生することがなく、ま
た、不着火記憶手段が不着火発生を記憶していないと、
通常点火処理を実行するので、点火指令から着火までの
時間を不必要に長くすることなく、残留生ガスなどによ
る大きな着火音の発生を確実の防止することができる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、不着火が
発生した後に設定時間経過すると、不着火記憶手段によ
る不着火発生の記憶を解除する記憶解除手段を設けるも
のであるから、時間の経過に伴って生ガスなどが完全に
排出されたような場合には、点火指令に基づいて通常点
火処理が実行されることになり、実情に即した状態で、
点火指令から着火までの時間短縮が可能となる。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、前記通風
手段がファンであり、そのファンを所定の回転数で回転
させるに要する駆動電力供給量に基づいて燃焼用空気の
通風状態を判別するように構成されているので、通常、
この種の燃焼装置においては、燃焼用空気の量をファン
の回転数で調整し、そのファンの回転数を駆動電力供給
量により制御している場合が多く、その場合には、通風
状態を判別するための特別な装置、例えば差圧式の風量
センサなどを使用せずに燃焼用空気の通風状態を判別で
き、装置のコストダウンにも寄与することになる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による燃焼装置を給湯装置
に適応した例を図面に基づいて説明する。この給湯装置
は、図1に示すように、水を加熱して給湯する給湯部
K、この給湯部Kの動作を制御する制御手段としての制
御部H、制御部Hに制御情報などを指令するリモコン操
作部Rなどを備えて構成されている。
【0010】前記給湯部Kは、燃焼室1内にガス燃焼式
のバーナ2、このバーナ2により加熱される熱交換器
3、バーナ2に点火するイグナイタ4、バーナ2に着火
されたか否かを検出するフレームロッド5などが設けら
れている。そして、バーナ2に対して燃焼用空気を通風
するとともに、その通風量を変更調整自在な通風手段と
してのファン6が備えられ、かつ、ファン6の実際の回
転数を検出する回転数検出手段6aが設けられている。
【0011】前記熱交換器3には、水が供給される入水
路7および給湯栓8aに出湯する出湯路8がそれぞれ接
続されている。そして、入水路7には、熱交換器3への
通水量を検出する通水量センサ9、入水温度を検出する
入水温サーミスタ10がそれぞれ設けられ、出湯路8に
は、出湯温度を検出する出湯温サーミスタ11が設けら
れている。さらに、バーナ2に対する燃料供給路12に
は、電磁操作式の開閉弁13と、燃料供給量を変更調整
自在な電磁操作式のガス比例弁14とが設けられてい
る。
【0012】前記リモコン操作部Rは、制御部Hに対し
て通信可能に接続されており、制御部Hに給湯運転の開
始・停止を指令する運転スイッチ15、目標給湯温度を
設定して制御部Hに指令する温度設定スイッチ16、給
湯温度などを表示する表示部17、報知ランプ18、報
知ブザー19などを備えて構成されている。
【0013】前記制御部Hは、マイクロコンピュータを
備えて構成され、給湯中に通常燃焼制御を実行する燃焼
制御手段100、燃焼用空気の通風経路における通風状
態を判別する通風状態判別手段101、バーナ2への不
着火の発生を記憶する不着火記憶手段102、前記不着
火記憶手段102による不着火発生の記憶を解除する記
憶解除手段103などがそれぞれ制御プログラム形式で
備えられている。前記燃焼制御手段100は、給湯部K
が運転状態に設定されている状態で、熱交換器3への通
水が開始されるに伴ってバーナ2の燃焼を開始して、熱
交換器3への通水が停止されるに伴ってバーナ2の燃焼
を停止させるように制御するとともに、熱交換器3への
通水が検出されているときには、出湯温度が目標給湯温
度になるようにバーナ2の燃焼量を調整し、かつ、その
燃焼量に対して適正な量の燃焼用空気を通風するように
ファン6の回転数を制御する通常燃焼制御を実行するよ
うに構成されている。
【0014】具体的に説明すると、運転スイッチ15の
ON操作に伴って運転状態に設定された後に、給湯栓8
aの開操作に伴って通水量センサ9にて検出される通水
量が設定水量を越えて点火指令が指令されると、ファン
6を予め設定されたプリパージ用の回転数で通常設定時
間だけ作動させてプリパージを行う。このプリパージに
おけるファン6の回転数制御は、回転数検出手段6aに
よる検出回転数が、プリパージ用の回転数になるように
図外のファン駆動用モータへの駆動電力供給量を調整し
て行う。その後、開閉弁13を開弁させてガス比例弁1
4を点火用ガス量になるように開弁調整するとともに、
イグナイタ4によってバーナ2への点火動作を行う通常
点火処理を実行する。そして、フレームロッド5によっ
て着火されたか否かを検出し、着火が検出されないとき
には、ファン6を前記通常設定時間より長い不着火用設
定時間(例えば5秒間)、例えば、前記プリパージ用回
転数と同じ回転数で回転作動させて、通風状態判別手段
101により燃焼用空気の通風状態を判別し、適正通風
状態の場合に、バーナ2への再点火動作を行う不着火用
点火処理を実行する
【0015】その後、入水温サーミスタ10、出湯温サ
ーミスタ11、通水量センサ9のそれぞれの検出情報、
および、温度設定スイッチ16にて設定されている目標
給湯温度の情報に基づいて、給湯温度を目標給湯温度に
するために必要なバーナ2への燃料供給量を演算にて求
める。そして、求められた燃料供給量に対応するガス量
になるようにガス比例弁14を調整制御するとともに、
ファン6による燃焼用空気の量が燃料供給量に対して適
正燃焼状態になるようにファン6の回転数を制御する。
このファン6の回転数制御は、回転数検出手段6aによ
る検出回転数が、予め記憶された燃料供給量(バーナの
燃焼量)に対応する回転数になるようにファン駆動用モ
ータへの駆動電力供給量を調整して行い、このようにし
て、出湯路8からは目標給湯温度の湯が給湯されること
になる。
【0016】前記通風状態判別手段101は、ファン6
を前記プリパージ用回転数と同じ回転数になるように前
記不着火用設定時間回転させて定常回転状態にし、この
定常回転状態におけるファン駆動用モータへの駆動電力
供給量を検出し、その検出値に基づいて燃焼用空気の通
風経路における通風状態を判別するように構成されてい
る。具体的に説明すると、燃焼用空気の適正通風状態に
おいて、ファン6を前記プリパージ用回転数に制御する
のに必要な駆動電力供給量が、予め基準電力供給量とし
て記憶されている。そして、ファン駆動用モータへの駆
動電力供給量を調整し、回転数検出手段6aによるファ
ン6の実回転数が前記プリパージ用回転数になる設定駆
動状態において、ファン駆動用モータへの駆動電力供給
量を検出し、その検出供給量が、前記基準電力供給量よ
りも少ないと、通風経路の通風状態が逆風による閉塞な
どによって悪化していて適正でないと判別する。
【0017】前記不着火記憶手段102は、上述したバ
ーナ2への通常点火処理が実行され、その通常点火処理
の実行時にバーナ2への不着火が発生すると、その不着
火を記憶し、運転スイッチがOFF操作されたり、給湯
栓8aが閉操作されて点火指令が解除されても、その不
着火の記憶を保持するように構成されている。具体的に
説明すると、ガス比例弁14やイグナイタ4などによる
通常点火処理が実行されたにもかかわらず、フレームロ
ッド5によりバーナ2の着火が検出されないときに、前
記通風状態判別手段101が通風状態が悪化して適正で
ないと判別すると、この不着火の発生を記憶し、ガス比
例弁14やイグナイタ4などによるバーナ2への再点火
動作が実行されないようにしている。そして、次回から
の点火指令時には、不着火発生の記憶情報に基づいて、
不着火発生を記憶していると、不着火用点火処理を実行
し、不着火発生を記憶していないと、通常点火処理を実
行するようにしている。
【0018】このようにして、バーナ2の不着火時に通
風状態を判別し、通風状態が悪化して適正でないと、燃
焼室1内の生ガスが充分に排出されていないものとし
て、再点火動作の実行を抑制し、残留生ガスによる大き
な着火音の発生を防止している。その後、点火指令が解
除されても、その不着火発生を記憶していて、次回から
の点火指令時に、この記憶情報に基づいて不着火用点火
処理を実行するので、大きな着火音の発生が確実に防止
できる。
【0019】前記記憶解除手段103は、前記不着火発
生の記憶を解除して、点火指令があると、常にバーナ2
への通常点火処理が実行され、点火指令から着火までの
時間を極力短くするように構成されている。つまり、通
風状態が悪化して適正でない場合でも、時間経過に伴っ
て流出した生ガスが自然に排出されることがあるため、
不着火が発生した後に設定時間経過すると、前記不着火
発生の記憶を解除して、点火指令があると常にバーナ2
への通常点火処理が実行されるようにしている。そし
て、点火指令から着火までの時間を極力短くなるように
している。
【0020】次に、図2および図3に示す制御フローチ
ャートに基づいて、制御部Hの制御動作について説明す
る。図外の電源スイッチが投入されると、バーナ2の不
着火発生を記憶している抑制フラグをOFFさせる(ス
テップ1)。そして、後述するリセット操作がなされて
いると、運転スイッチ15のON操作により、給湯部K
が運転状態となる(ステップ2,3)。その後に、給湯
栓8aが開操作されるに伴って通水量センサ9の検出値
が設定水量を越えて熱交換器3への通水(水流)が検知
されて点火指令があると、抑制フラグがOFFであると
(ステップ4,5)、ファン6をプレパージ用の回転数
で通常設定時間作動させてプレパージを行い、イグナイ
タ4などの点火動作を実行して(ステップ6,7)、通
常点火処理を行う。
【0021】また、抑制フラグがONであると(ステッ
プ5)、回転数検出手段6aによるファン6の実回転数
がプレパージ用の回転数になるようにファン駆動用モー
タへの駆動電力供給量を調整しながら、ファン6を不着
火用設定時間作動させ、その作動中における駆動電力供
給量を検出し、その検出供給量が前記基準電力供給量よ
りも少ないか否かを比較し、少ないと通風状態が悪化し
て不適正であると、多いと適正であると判別する(ステ
ップ8〜10)。そして、通風状態が適正であると判別
されると(ステップ10)、ファン6を通常設定時間作
動させてプレパージを行い、イグナイタ4などの点火動
作を実行して(ステップ6,7)、不着火用点火処理を
行う。通風経路の閉塞などにより通風状態が悪化して適
正でないと判別されると、表示部17に通風状態が閉塞
などにより適正でないなどのエラー表示をし、かつ、報
知ランプ18と報知ブザー19を作動させ、抑制フラグ
をONさせてタイマをクリアする(ステップ10〜1
3)。
【0022】イグナイタ4などによりバーナ2への点火
動作が実行されて、フレームロッド5によりバーナ2の
着火が検出されると(ステップ14)、抑制フラグをO
FFしてクリアし、出湯温サーミスタ11にて検出され
る出湯温度が温度設定スイッチ16により設定された目
標給湯温度になるように、バーナ2への燃料供給量とフ
ァン6の通風量を制御する(ステップ15,16)。そ
して、このような通常燃焼制御が、給湯栓8aが閉じら
れて水流が検知されなくなるか、または、運転スイッチ
15がOFF操作されるまで実行される(ステップ1
7,18)。つまり、給湯栓8aが閉じられて通水量セ
ンサ9の検出値が設定水量を下回ると、バーナ2の燃焼
を停止させ、給湯栓8aが閉じられていない場合にも、
運転スイッチ15がOFF操作されると、バーナ2の燃
焼を停止する(ステップ19)。
【0023】また、バーナ2の着火が検出されないと
(ステップ14)、ファン6を不着火用設定時間作動さ
せて燃焼室1内の生ガスを排出する(ステップ20)。
このときのファン6への駆動電力供給量を検出し、燃焼
用空気の通風経路における通風状態を判別する(ステッ
プ21)。そして、通風状態が適正であると判別される
と(ステップ22)、生ガスが充分に排出されていると
して、ファン6を通常設定時間作動させてプレパージを
行い、イグナイタ4などによりバーナ2への再点火動作
を実行して(ステップ23,24)、不着火用点火処理
を行う。また、通風状態が通風経路の閉塞などで適正で
ないと判別されると(ステップ22)、表示部17に通
風状態が閉塞などにより適正でないなどのエラー表示を
し、かつ、報知ランプ18と報知ブザー19を作動さ
せ、抑制フラグをONさせてタイマをクリアする(ステ
ップ11〜13)。
【0024】バーナ2への再点火動作が実行されて、フ
レームロッド5によりバーナ2の着火が検出されると
(ステップ25)、抑制フラグをOFFしてクリアする
(ステップ15)。そして、バーナ2への再点火動作を
実行しても、バーナ2の着火が検出されないと、表示部
17に点火不良などのエラー表示をする(ステップ2
5,26)。
【0025】上述したように、燃焼用空気の通風経路に
おける閉塞などにより、通風状態が適正でないと判別さ
れると(ステップ22)、表示部17にエラー表示など
されるが(ステップ11〜13)、運転スイッチ15が
OFF操作されたり、給湯栓8aを閉じて通水量センサ
9をOFFするなどのリセット操作がされると、表示部
17のエラー表示が解除されてリセット状態となる。そ
して、このようなリセット操作がされず、表示部17に
エラー表示がされていると(ステップ2)、抑制フラグ
がONであれば、タイマをカウントする(ステップ2
7,28)。そして、タイマがカウントアップされて設
定時間経過すると、このタイマをクリアして抑制フラグ
をOFFさせる(ステップ29,30)。
【0026】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、不着火が発生した後に設定時
間経過すると、不着火発生の記憶を解除して、次回から
のバーナ2への点火指令時には、常にバーナ2への通常
点火処理が実行されるように構成しているが、不着火発
生の記憶を解除せずに、次回からのバーナ2への点火指
令時には、不着火発生の記憶情報に基づいて、バーナ2
への不着火用点火処理を実行するように構成してもよ
い。
【0027】(2)上記実施形態では、ファン6の実回
転数が予め設定されたプリパージ用回転数になるように
維持した設定駆動状態において、そのときのファン6へ
の駆動電力供給量を検出し、その検出供給量を基準電力
供給量と比較して通風状態が適正であるか否かを判別す
るように構成されているが、逆に、ファン6の実回転数
に基づいて通風状態を判別することもできる。つまり、
適正通風状態において、プリパージに必要な空気量に対
応するファン6の回転数を基準回転数として予め記憶
し、かつ、その基準回転数で回転させるに必要な駆動電
力供給量も記憶しておく。そして、その記憶した駆動電
力供給量でファン6を回転させた設定駆動状態におい
て、回転数検出手段6aによりファン6の実回転数を検
出し、その検出回転数を前記基準回転数と比較して通風
経路の通風状態を判別するのである。
【0028】(3)上記実施形態では、バーナ2の不着
火時に通風状態が適正であると、再点火動作を実行し、
この再点火動作を実行しても不着火のときには、エラー
表示して点火動作を実行しないように構成しているが、
再点火動作を実行しても不着火のとき、再び通風状態を
判別して適正であれば、再び再点火動作を実行するよう
に構成してもよい。つまり、再点火動作の実行回数は1
回に限るものではなく、2回以上に適宜変更してもよ
い。
【0029】(4)上記実施形態では、本発明による燃
焼装置を給湯装置に適応した例を示しているが、他の装
置に適応してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯装置の概略構成図
【図2】給湯装置の制御フローチャート
【図3】給湯装置の制御フローチャート
【符号の説明】
2 バーナ 6 通風手段としてのファン 102 不着火記憶手段 103 記憶解除手段 H 制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナと、そのバーナに燃焼用空気を通
    風する通風手段と、点火指令があると、前記通風手段を
    通常設定時間作動させてから前記バーナへの点火動作を
    行う通常点火処理を実行し、かつ、その通常点火処理に
    よるバーナの不着火時に、前記通風手段を前記通常設定
    時間より長い不着火用設定時間作動させて、その作動中
    での前記通風手段の設定駆動状態における仕事量に基づ
    いて燃焼用空気の通風状態を判別し、適正通風状態の場
    合に前記バーナへの再点火動作を行う不着火用点火処理
    を実行する制御手段とが設けられている燃焼装置であっ
    て、 前記不着火が発生すると、点火指令が解除されても不着
    火の発生を記憶し、かつ、点火が適正に行われると、不
    着火発生の記憶を解除する不着火記憶手段が設けられ、
    前記制御手段は、点火指令があると、前記不着火記憶手
    段の記憶情報に基づいて、不着火発生を記憶している
    と、前記不着火用点火処理を実行し、不着火発生を記憶
    していないと、前記通常点火処理を実行するように構成
    してある燃焼装置。
  2. 【請求項2】 前記不着火が発生した後に設定時間経過
    すると、前記不着火記憶手段による不着火発生の記憶を
    解除する記憶解除手段を設けてある請求項1に記載の燃
    焼装置。
  3. 【請求項3】 前記通風手段がファンであり、そのファ
    ンを所定の回転数で回転させるに要する駆動電力供給量
    に基づいて燃焼用空気の通風状態を判別するように構成
    されている請求項1または2に記載の燃焼装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011247540A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Noritz Corp 燃焼装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011247540A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Noritz Corp 燃焼装置

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