JPH1114853A - 光ファイバ融着接続方法 - Google Patents

光ファイバ融着接続方法

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JPH1114853A
JPH1114853A JP17894797A JP17894797A JPH1114853A JP H1114853 A JPH1114853 A JP H1114853A JP 17894797 A JP17894797 A JP 17894797A JP 17894797 A JP17894797 A JP 17894797A JP H1114853 A JPH1114853 A JP H1114853A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
width ratio
core
white width
eccentricity
Prior art date
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Pending
Application number
JP17894797A
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English (en)
Inventor
Yosuke Suzuki
要介 鈴木
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
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Publication of JPH1114853A publication Critical patent/JPH1114853A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光ファイバ接続に際し、従来は、観察のたび
に、使用融着機種ごとに定められている所定の白幅比に
なるように厳密なフォーカス合わせを行う必要があり、
高度なフォーカス駆動系が必要であった。 【解決手段】 上記の所定白幅比の場合のコア偏心量Δ
0と、前記所定白幅比と異なる非所定白幅比の場合の偏
心量Δとを測定し、これらΔ0とΔとの関係を求めてこ
れを補正係数mとしておく。光ファイバの融着接続に際
して、セットした左右光ファイバについてコア偏心量を
測定したら、当該測定値を、そのときの光ファイバ像の
白幅比に対応する前記補正係数mにより補正し、その補
正した値に基づいて軸合わせを行う。これにより、フォ
ーカス合わせ動作を簡易化するか又は廃止することがで
き、装置のコストダウンも図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバの側
面からコア観察を行う光ファイバ融着接続方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバをカメラで観察する場合、通
常は透過光を用い、図5に模型的に示すような構成をと
る。10は光源からの光、12’は光ファイバ、14は
対物レンズで16はそのピント合わせのための微動装
置、18はイメージセンサー(CCDカメラ等)、20
はモニタ、22は対物レンズ14の焦点面である。
【0003】モニタ20に拡大して示す12A,12B
は光ファイバ像で、 ・AB間とCD間は黒く(暗く)見える部分で、焦点面
22におけるA’B’間とC’D’間に対応する。 ・BC間は白く(明るく)見える部分で、焦点面22に
おけるB’C’間に対応する。 ・BC内に見える2本の線EFはコア像、 ・ADは光ファイバ外径、 ・Gは光ファイバ像12A,Bの中心、 ・Hはコア像の中心を示す。
【0004】[白幅比について]なお、以下の説明に白
幅比という用語が出てくる。これは、光ファイバ外径A
Dに占めるBCの幅が占める割合、すなわち、 白幅比=BC/AD である。光ファイバを側面から観察する場合、ピント合
わせの位置(以下フォーカス位置)によつて、光ファイ
バ断面のレンズ効果によって、光ファイバ内部の見かけ
状の寸法が変化してしまうので、シングルモードファイ
バのコアの偏心量等を高精度に測定するには、フォーカ
ス位置に注意する必要がある。通常の光ファイバ融着接
続機では、この白幅比が、フォーカス位置がどこにある
かを決めるためのパラメータとして用いられている。フ
ォーカス位置が対物レンズに近い場合、白幅比は小さく
なり、フォーカス位置が対物レンズより遠い場合、白幅
比は大きくなる。
【0005】[従来の接続方法]一例を示す。 左右光ファイバ12’を所定位置にセットし、相互の
間隙の調整を行う。 その後、左右光ファイバにつき、それぞれ使用融着機
種ごとに定められている所定の白幅比(直ぐ後に説明す
る)になるように、微動装置16によりフォーカス合わ
せ動作を行う。 厳密にその白幅比に合わせたフォーカス状態で、融着
前の左右のコア軸のズレ量を測定して、このズレ量がゼ
ロになるように軸調心を行う。 融着後の左右のコア軸のズレ量を測定して、推定接続
損失を求める。
【0006】[所定の白幅比について]レンズや光源、
カメラ等の選択により、どの程度の白幅比にすればコア
近傍の画像が鮮明に得られるかという条件は変化する。
これらの中で、最もコア位置の検出し易い画像が得られ
る白幅比が、装置ごとの「所定の」白幅比ということに
なる。
【0007】コア軸のズレ量の測定は、次のようにして
行う。 任意の位置に設定したライン24A,24Bにより、
例えば光ファイバ像12Aについて、光ファイバ中心の
位置Gyとそれに対するコアの偏心量すなわちGH間の
長さΔya(y方向のコア偏心量)を求める。光ファイ
バ像12Bについても、同様にしてG’yとΔybを求
め、これらGy、G’y、Δya、Δybからy方向の左
右のコア軸のズレ量Δyを求める。
【0008】次に、90度異なる方向から同様に観測し
て、光ファイバ像12A,像12Bについて、光ファイ
バ中心の位置GxとG’x及びx方向の偏心量ΔxaとΔ
xbを求め、これらから左右のコア軸のズレ量Δxを求
める。
【0009】コアの軸調心を行うには、x方向及びy
方向の左右のコア軸のズレ量を打ち消す量だけ、x方向
及びy方向に光ファイバ12’の支持台を微動させる。
これにより、左右のコア軸のズレがゼロに近づく。軸調
心の精度を上げるには、上記からを何回か繰り返
す。
【0010】推定接続損失は、一次元的なコア軸のズ
レ量Δx及びΔyから、二次元的なコア軸のズレ量を求
めて、接続損失を計算して求める。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】フォーカス位置によっ
てコアの偏心量等の測定値が異なってしまうため、光フ
ァイバを観察するたびに、所定の白幅比になるように厳
密なフォーカス合わせが必要であり、高度なフォーカス
駆動系が必要であった。また逆にフォーカス合わせを厳
密に行わないと、左右の光ファイバのコアの軸合わせ機
能や接続損失の推定機能の精度が低下する恐れがあっ
た。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、予め、1本の光ファイバについて、白幅比とコア偏
心量を測定し、前記両者の関係を求めておき、光ファイ
バの融着接続に際して、セットした左右光ファイバにつ
いて白幅比とコア偏心量を測定するとともに、前記コア
偏心量の測定値を、前記の関係によりそのときの光ファ
イバ像の白幅比に対応させて補正し、当該補正した値に
基づいて接続を行うことを特徴とする。
【0013】以下、具体的に述べると、予め、1本の光
ファイバについて、 図3(a)のように、前記所定白幅比の場合における
コア偏心量Δ0を測定するとともに、 同図(b)(c)のように、前記所定白幅比と異なる
非所定白幅比の場合におけるコア偏心量Δを測定し、 前記所定白幅比の場合のコア偏心量Δ0と、前記非所
定白幅比の場合におけるコア偏心量Δとの関係を求め
て、これを補正係数mとしておき、 光ファイバの融着接続に際して、セットした左右の光
ファイバのコア軸ズレを測定したら、当該測定値を、そ
のときの光ファイバ像の白幅比に対応する前記補正係数
mにより補正し、 その補正した値に基づいて軸合わせと接続損失推定を
行うことを特徴とする。
【0014】上記の補正係数mは、1本の光ファイバに
ついて調べればよい(左右の光ファイバとも調べる必要
はない)。
【0015】又の代わりに、別の方法(例えば顕微鏡
による光ファイバ断面の観察等)により、正確なコア偏
心量を測定して、これをΔ0としてもよい。
【0016】補正係数mとして、例えば m=Δ/Δ0
とすることができる。こうした場合、 ・所定白幅比のときは、m=1(図3(a))、 ・白幅比が所定値より小さいときは、m<1となり(同
図(b))、 ・白幅比が所定値より大きいときは、m>1となる(同
図(c))。
【0017】図3には、白幅比が規定値より小さいとき
(同図(b))と、白幅比が規定値より大きいとき(同
図(c))とを、それぞれ1件ずつ示したが、実際はも
っと多数の白幅比の場合について、補正係数を求める。
【0018】白幅比と補正係数との関係の一例を、図4
に示す。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に示す場合、対物レンズ14
には微動装置16を設けていない。すなわち、フォーカ
ス合わせは行わない。はじめ、実線の光10による、光
ファイバ12’のx方向の透過光を用い、上記の手法に
より、光ファイバ像12A,12Bについて、y方向の
左右の光ファイバの軸ズレ量Δyを求める。同時にこの
ときの白幅比を計算する。予め求めておいたこの白幅比
に対応する補正係数がmのとき、偏心量を、Δymと補
正する。
【0020】次に点線の光10による光ファイバ12’
のy方向の透過光を用い、上記の手法により 光ファイ
バ像12A,12Bについて、x方向の左右の光ファイ
バの軸ズレ量Δxを求める。同時にこのときの白幅比を
計算する。予め求めておいてこの白幅比に対応する補正
係数がm’のとき、偏心量を、Δxm’と補正する。
【0021】Δxm’及びΔymを打ち消すように、x
方向及びy方向に軸合わせ(光ファイバ12’の支持台
を微動調整)して、融着する。
【0022】融着後に、以上と同様左右の光ファイバの
軸ズレ量Δxm’及びΔymを求めて、これから推定接
続損失を計算する。
【0023】なお、白幅比が大きすぎると、コアが検出
できなくなる場合がある。また、白幅比が小さすぎる
と、輝度分布におけるコアEFの山(波形)が、クラッ
ドの波形に埋没して観察不能になる場合がある。
【0024】このようなコア位置検出不可能の場合は、
光ファイバセット位置不良として、作業者に置き直しさ
せるメッセージを出すようにする。しかしこのコア位置
検出不可能の場合を考慮して、下記のようにする場合も
ある。
【0025】すなわち、図2に示す場合は、対物レンズ
14に簡単な切換え装置28を設けている。それ以外
は、上記図1の場合と同じである。
【0026】
【発明の効果】 コアの軸合わせ機能や接続損失の推定機能の精度を低
下させずに、フォーカス合わせ機構を簡素化するか又は
削除することができる。したがって、コストダウンが図
られる。 フォーカス合わせ動作を全廃か又は高速化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の説明図。
【図2】本発明の別の実施形態の説明図。
【図3】白幅比と補正係数との関係を示す説明図。
【図4】白幅比と補正係数との関係の一例を示す線図。
【図5】従来の軸合わせの説明図。
【符号の説明】
10 光 12 光ファイバ像 12’光ファイバ 14 対物レンズ 16 微動装置 18 イメージセンサー 20 モニタ 22 焦点面 24 ライン 26 ミラー 28 フォーカス切換え装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの融着接続に際して、対向す
    る左右光ファイバ端部の画像を求め、当該画像に基づい
    て前記各光ファイバのコア偏心量を測定して、当該コア
    偏心量に基づいて軸合わせを行う、光ファイバ融着接続
    方法において、予め、1本の光ファイバについて、白幅
    比とコア偏心量を測定し、前記両者の関係を求めてお
    き、光ファイバの融着接続に際して、セットした左右光
    ファイバについて白幅比とコア偏心量を測定するととも
    に、前記コア偏心量の測定値を、前記の関係によりその
    ときの光ファイバ像の白幅比に対応させて補正し、当該
    補正した値に基づいて接続を行うことを特徴とする、光
    ファイバ融着接続方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1966638A1 (en) * 2005-12-30 2008-09-10 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Cladding alignment for fusion splicing optical fibers
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JP2016180794A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 Seiオプティフロンティア株式会社 光ファイバ融着接続装置及び光ファイバの融着接続方法

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