JPH11148271A - 連窓の開閉装置 - Google Patents
連窓の開閉装置Info
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- JPH11148271A JPH11148271A JP3147098A JP3147098A JPH11148271A JP H11148271 A JPH11148271 A JP H11148271A JP 3147098 A JP3147098 A JP 3147098A JP 3147098 A JP3147098 A JP 3147098A JP H11148271 A JPH11148271 A JP H11148271A
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- JP
- Japan
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- opening
- window
- slider
- wire
- closing
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外観を損なうことなく開閉途中で複数の障子
の開口角度を揃えることができ、且つ取付工事が容易な
連窓の開閉装置を提供する。 【解決手段】 複数の窓3に対応して、下枠には下辺1
bに沿って移動可能なスライダー5が設けられており、
各スライダー5は連結ワイヤ7で連結されている。一端
のスライダー5は、駆動ワイヤ9および操作ボックス1
0によってスライド操作される。一方、各障子2は付勢
手段4によって開方向へ付勢されるとともに、各障子2
は各スライダー5と窓用ワイヤ6を介して連結され、各
スライダー5の動きによって各障子2が開閉する。連窓
を開閉する際、駆動ワイヤ9を巻き取る、あるいは弛め
ることで、各スライダー5が同時に移動して、各障子2
が同時に開閉する。このため、開閉途中に駆動ワイヤ9
の操作を停止した場合は、全ての障子2の開口角度は揃
う。
の開口角度を揃えることができ、且つ取付工事が容易な
連窓の開閉装置を提供する。 【解決手段】 複数の窓3に対応して、下枠には下辺1
bに沿って移動可能なスライダー5が設けられており、
各スライダー5は連結ワイヤ7で連結されている。一端
のスライダー5は、駆動ワイヤ9および操作ボックス1
0によってスライド操作される。一方、各障子2は付勢
手段4によって開方向へ付勢されるとともに、各障子2
は各スライダー5と窓用ワイヤ6を介して連結され、各
スライダー5の動きによって各障子2が開閉する。連窓
を開閉する際、駆動ワイヤ9を巻き取る、あるいは弛め
ることで、各スライダー5が同時に移動して、各障子2
が同時に開閉する。このため、開閉途中に駆動ワイヤ9
の操作を停止した場合は、全ての障子2の開口角度は揃
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓が複数設けられ
る連窓を、1つの操作手段によって開閉操作する連窓の
開閉装置に関する。
る連窓を、1つの操作手段によって開閉操作する連窓の
開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各窓毎に障子を開方向へ付勢する付勢手
段が設けられた連窓を、1つの操作手段によって開閉操
作する手段として、各障子に一端が固定されたワイヤを
滑車を介して掛け渡し、そのワイヤの他端を操作手段に
よって巻き取るものが一般に用いられている。
段が設けられた連窓を、1つの操作手段によって開閉操
作する手段として、各障子に一端が固定されたワイヤを
滑車を介して掛け渡し、そのワイヤの他端を操作手段に
よって巻き取るものが一般に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような装置で
は、連窓の開放時や閉鎖時に、ワイヤと滑車との間に生
じる転がり摩擦抵抗のため、操作手段に近い障子から順
次開閉作動する。このため、窓の開閉途中で開閉操作を
停止させた時は、障子の開口角度が不揃いとなってしま
う。この開口角度の不揃いを無くす手段として、隣り合
う障子同士を結合部材で結合する技術が知られている
が、結合部材によって連窓の外観が損なわれてしまう。
また、嵌め殺し窓が開閉窓の間に挟まれる場合は結合部
材の結合が困難で、不揃いを無くすことができなかっ
た。
は、連窓の開放時や閉鎖時に、ワイヤと滑車との間に生
じる転がり摩擦抵抗のため、操作手段に近い障子から順
次開閉作動する。このため、窓の開閉途中で開閉操作を
停止させた時は、障子の開口角度が不揃いとなってしま
う。この開口角度の不揃いを無くす手段として、隣り合
う障子同士を結合部材で結合する技術が知られている
が、結合部材によって連窓の外観が損なわれてしまう。
また、嵌め殺し窓が開閉窓の間に挟まれる場合は結合部
材の結合が困難で、不揃いを無くすことができなかっ
た。
【0004】また、上記の開口角度の不揃いを無くす手
段として、実開平4−47085号公報に開示される技
術が知られている。この技術は、上記の不具合を解決で
きるものの、次の2つの不具合があった。1つ目の不具
合は、操作手段により巻き取り操作されるワイヤを、各
窓毎に設けられた障子開閉用の各スライダーに設けられ
た可動滑車、および窓枠に設けられた固定滑車に掛け渡
したものであるため、ワイヤの掛け渡し作業が面倒であ
り、取付工事が困難であった。
段として、実開平4−47085号公報に開示される技
術が知られている。この技術は、上記の不具合を解決で
きるものの、次の2つの不具合があった。1つ目の不具
合は、操作手段により巻き取り操作されるワイヤを、各
窓毎に設けられた障子開閉用の各スライダーに設けられ
た可動滑車、および窓枠に設けられた固定滑車に掛け渡
したものであるため、ワイヤの掛け渡し作業が面倒であ
り、取付工事が困難であった。
【0005】2つ目の不具合は、各障子を同時開閉する
ために各スライダーを連結棒で連結しているが、各障子
に配索する窓用ワイヤの施工段階のバラツキや、使用中
の窓用ワイヤの伸びの発生等により、各障子の開閉が厳
密に一致しなくなり、操作ボックスで駆動ワイヤを巻き
取った際、複数の障子のうちの1つが閉じると、他の障
子の閉鎖が停止して他の障子を確実に閉鎖させることが
できなくなり、気密性や水密性が低下する。
ために各スライダーを連結棒で連結しているが、各障子
に配索する窓用ワイヤの施工段階のバラツキや、使用中
の窓用ワイヤの伸びの発生等により、各障子の開閉が厳
密に一致しなくなり、操作ボックスで駆動ワイヤを巻き
取った際、複数の障子のうちの1つが閉じると、他の障
子の閉鎖が停止して他の障子を確実に閉鎖させることが
できなくなり、気密性や水密性が低下する。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、第1の目的は、外観を損なうことなく開閉途中
で複数の障子の開口角度を揃えることができ、且つ取付
工事が容易な連窓の開閉装置の提供にあり、第2の目的
は、外観を損なうことなく開閉途中で複数の障子の開口
角度を揃えることができ、且つ窓用ワイヤのバラツキが
多少生じても複数の障子を確実に閉鎖できる連窓の開閉
装置の提供にある。
もので、第1の目的は、外観を損なうことなく開閉途中
で複数の障子の開口角度を揃えることができ、且つ取付
工事が容易な連窓の開閉装置の提供にあり、第2の目的
は、外観を損なうことなく開閉途中で複数の障子の開口
角度を揃えることができ、且つ窓用ワイヤのバラツキが
多少生じても複数の障子を確実に閉鎖できる連窓の開閉
装置の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の連窓の開閉装置
は、次の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕連窓の開閉装置は、内側に開口部を
有する窓枠、およびこの窓枠に対して移動可能に支持さ
れ、移動することによって前記開口部を開閉する障子を
具備する窓が複数設けられる連窓を開閉するものであっ
て、(a)前記複数の障子を開方向へ付勢する付勢手段
と、(b)前記複数の障子に対応して前記窓枠のそれぞ
れに設けられ、前記窓枠の一辺に沿って往復移動可能な
スライダーと、(c)各スライダーと各障子とをそれぞ
れ連結し、前記スライダーを一方から他方へ移動するこ
とによって前記障子を開方向から閉方向へ引き寄せ、前
記スライダーを他方から一方へ移動することによって前
記障子が前記付勢手段の付勢力によって開方向へ移動す
るのを許す窓用ワイヤと、(d)前記スライダー間を連
結し、少なくとも前記スライダーが一方から他方へ移動
する移動力を伝える連結手段と、(e)複数のスライダ
ーのうちの1つのスライダーを移動操作させる操作手段
と、を備える。
は、次の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕連窓の開閉装置は、内側に開口部を
有する窓枠、およびこの窓枠に対して移動可能に支持さ
れ、移動することによって前記開口部を開閉する障子を
具備する窓が複数設けられる連窓を開閉するものであっ
て、(a)前記複数の障子を開方向へ付勢する付勢手段
と、(b)前記複数の障子に対応して前記窓枠のそれぞ
れに設けられ、前記窓枠の一辺に沿って往復移動可能な
スライダーと、(c)各スライダーと各障子とをそれぞ
れ連結し、前記スライダーを一方から他方へ移動するこ
とによって前記障子を開方向から閉方向へ引き寄せ、前
記スライダーを他方から一方へ移動することによって前
記障子が前記付勢手段の付勢力によって開方向へ移動す
るのを許す窓用ワイヤと、(d)前記スライダー間を連
結し、少なくとも前記スライダーが一方から他方へ移動
する移動力を伝える連結手段と、(e)複数のスライダ
ーのうちの1つのスライダーを移動操作させる操作手段
と、を備える。
【0008】〔請求項2の手段〕請求項1の連窓の開閉
装置において、前記連結手段は、前記スライダー間を連
結する連結ワイヤであることを特徴とする。
装置において、前記連結手段は、前記スライダー間を連
結する連結ワイヤであることを特徴とする。
【0009】〔請求項3の手段〕請求項1の連窓の開閉
装置において、前記連結手段は、前記スライダー間を連
結する連結棒であることを特徴とする。
装置において、前記連結手段は、前記スライダー間を連
結する連結棒であることを特徴とする。
【0010】〔請求項4の手段〕連窓の開閉装置は、内
側に開口部を有する窓枠、およびこの窓枠に対して移動
可能に支持され、移動することによって前記開口部を開
閉する障子を具備する窓が複数設けられる連窓を開閉す
るものであって、(a)前記複数の障子を開方向へ付勢
する付勢手段と、(b)前記複数の障子に対応して前記
窓枠のそれぞれに設けられ、前記窓枠の一辺に沿って往
復移動可能なスライダーと、(c)各スライダーと各障
子とをそれぞれ連結し、前記スライダーを一方から他方
へ移動することによって前記障子を開方向から閉方向へ
引き寄せ、前記スライダーを他方から一方へ移動するこ
とによって前記障子が前記付勢手段の付勢力によって開
方向へ移動するのを許す窓用ワイヤと、(d)隣合う前
記スライダー同士を連結する連結棒と、(e)複数のス
ライダーを移動操作させる操作手段と、(f)前記スラ
イダーに対して前記連結棒を所定量移動可能にする変位
手段と、を備える。
側に開口部を有する窓枠、およびこの窓枠に対して移動
可能に支持され、移動することによって前記開口部を開
閉する障子を具備する窓が複数設けられる連窓を開閉す
るものであって、(a)前記複数の障子を開方向へ付勢
する付勢手段と、(b)前記複数の障子に対応して前記
窓枠のそれぞれに設けられ、前記窓枠の一辺に沿って往
復移動可能なスライダーと、(c)各スライダーと各障
子とをそれぞれ連結し、前記スライダーを一方から他方
へ移動することによって前記障子を開方向から閉方向へ
引き寄せ、前記スライダーを他方から一方へ移動するこ
とによって前記障子が前記付勢手段の付勢力によって開
方向へ移動するのを許す窓用ワイヤと、(d)隣合う前
記スライダー同士を連結する連結棒と、(e)複数のス
ライダーを移動操作させる操作手段と、(f)前記スラ
イダーに対して前記連結棒を所定量移動可能にする変位
手段と、を備える。
【0011】〔請求項5の手段〕請求項4の連窓の開閉
装置において、前記変位手段は、前記連結棒に設けられ
たルーズ穴と、前記スライダに設けられ、前記ルーズ穴
内に挿通されたピンとからなることを特徴とする。
装置において、前記変位手段は、前記連結棒に設けられ
たルーズ穴と、前記スライダに設けられ、前記ルーズ穴
内に挿通されたピンとからなることを特徴とする。
【0012】
【発明の作用および発明の効果】(請求項1〜請求項3
の作用)連窓を閉める際は、操作手段によって1つのス
ライダーを一方から他方へ移動させる。そのスライダー
に伝えられる移動力は連結手段を介して各スライダーに
伝達され、複数のスライダー全てが同時に一方から他方
へ移動する。各スライダーが一方から他方へ移動するこ
とによって、各窓用ワイヤの張力が増し、各障子が開方
向から閉方向へ同時に引き寄せられ、全ての窓が閉じ
る。この閉鎖途中に操作手段によるスライダーの移動操
作を停止すると、全ての障子が同開度で停止し、各障子
の開口開度が揃う。
の作用)連窓を閉める際は、操作手段によって1つのス
ライダーを一方から他方へ移動させる。そのスライダー
に伝えられる移動力は連結手段を介して各スライダーに
伝達され、複数のスライダー全てが同時に一方から他方
へ移動する。各スライダーが一方から他方へ移動するこ
とによって、各窓用ワイヤの張力が増し、各障子が開方
向から閉方向へ同時に引き寄せられ、全ての窓が閉じ
る。この閉鎖途中に操作手段によるスライダーの移動操
作を停止すると、全ての障子が同開度で停止し、各障子
の開口開度が揃う。
【0013】連窓を開く際は、操作手段によって1つの
スライダーを他方から一方へ移動させる。そのスライダ
ーに伝えられる移動力は連結手段を介して各スライダー
に伝達され、複数のスライダー全てが同時に他方から一
方へ移動する。各スライダーが他方から一方へ移動する
ことによって、各窓用ワイヤの張力が低下し、障子が付
勢手段の付勢力によって開方向へ移動し、全ての窓が開
く。この開放途中に操作手段によるスライダーの移動操
作を停止すると、全ての障子が同開度で停止し、各障子
の開口開度が揃う。
スライダーを他方から一方へ移動させる。そのスライダ
ーに伝えられる移動力は連結手段を介して各スライダー
に伝達され、複数のスライダー全てが同時に他方から一
方へ移動する。各スライダーが他方から一方へ移動する
ことによって、各窓用ワイヤの張力が低下し、障子が付
勢手段の付勢力によって開方向へ移動し、全ての窓が開
く。この開放途中に操作手段によるスライダーの移動操
作を停止すると、全ての障子が同開度で停止し、各障子
の開口開度が揃う。
【0014】(請求項1〜請求項3の効果)上記の作用
で示したように、複数のスライダー内の1つのスライダ
ーを操作手段で移動操作することで、連結手段を介して
複数のスライダーを同時にスライド操作して各窓を同時
開閉する。このため、従来技術のような隣合う障子同士
を結合する結合部材を使用しなくても、各障子の不揃い
を無くすことができ、外観が損なわれる不具合がない。
また、従来技術で示したような、固定滑車や移動滑車を
用いることがないため、取付現場でのワイヤの掛け渡し
作業が容易になり、取付工事が簡便になる。
で示したように、複数のスライダー内の1つのスライダ
ーを操作手段で移動操作することで、連結手段を介して
複数のスライダーを同時にスライド操作して各窓を同時
開閉する。このため、従来技術のような隣合う障子同士
を結合する結合部材を使用しなくても、各障子の不揃い
を無くすことができ、外観が損なわれる不具合がない。
また、従来技術で示したような、固定滑車や移動滑車を
用いることがないため、取付現場でのワイヤの掛け渡し
作業が容易になり、取付工事が簡便になる。
【0015】(請求項4、請求項5の作用)連窓を閉め
る際は、操作手段によって各スライダーを一方から他方
へ移動させる。各スライダーは連結棒を介して連結され
ているため、各スライダー全てが同時に一方から他方へ
移動する。各スライダーが一方から他方へ移動すること
によって、各窓用ワイヤの張力が増し、各障子が開方向
から閉方向へ同時に引き寄せられ、全ての窓が閉じる。
この閉鎖途中に操作手段によるスライダーの移動操作を
停止すると、全ての障子が同開度で停止し、各障子の開
口開度が揃う。
る際は、操作手段によって各スライダーを一方から他方
へ移動させる。各スライダーは連結棒を介して連結され
ているため、各スライダー全てが同時に一方から他方へ
移動する。各スライダーが一方から他方へ移動すること
によって、各窓用ワイヤの張力が増し、各障子が開方向
から閉方向へ同時に引き寄せられ、全ての窓が閉じる。
この閉鎖途中に操作手段によるスライダーの移動操作を
停止すると、全ての障子が同開度で停止し、各障子の開
口開度が揃う。
【0016】連窓の開閉装置では、施工段階で各障子に
配索する窓用ワイヤの長さにバラツキが生じたり、ある
いは使用中に窓用ワイヤが伸びる等、各窓用ワイヤにバ
ラツキが生じる可能性がある。しかるに、変位手段によ
ってスライダーに対して連結棒が所定量移動可能に設け
られているため、各窓用ワイヤにバラツキが生じても、
そのバラツキをスライダーに対する連結棒の移動で吸収
でき、結果的に複数の障子を確実に閉鎖させることがで
きる。
配索する窓用ワイヤの長さにバラツキが生じたり、ある
いは使用中に窓用ワイヤが伸びる等、各窓用ワイヤにバ
ラツキが生じる可能性がある。しかるに、変位手段によ
ってスライダーに対して連結棒が所定量移動可能に設け
られているため、各窓用ワイヤにバラツキが生じても、
そのバラツキをスライダーに対する連結棒の移動で吸収
でき、結果的に複数の障子を確実に閉鎖させることがで
きる。
【0017】連窓を開く際は、操作手段によって各スラ
イダーを他方から一方へ移動させる。各スライダーは連
結棒を介して連結されているため、各スライダー全てが
同時に他方から一方へ移動する。各スライダーが他方か
ら一方へ移動することによって、各窓用ワイヤの張力が
低下し、障子が付勢手段の付勢力によって開方向へ移動
し、全ての窓が開く。この開放途中に操作手段によるス
ライダーの移動操作を停止すると、全ての障子が同開度
で停止し、各障子の開口開度が揃う。
イダーを他方から一方へ移動させる。各スライダーは連
結棒を介して連結されているため、各スライダー全てが
同時に他方から一方へ移動する。各スライダーが他方か
ら一方へ移動することによって、各窓用ワイヤの張力が
低下し、障子が付勢手段の付勢力によって開方向へ移動
し、全ての窓が開く。この開放途中に操作手段によるス
ライダーの移動操作を停止すると、全ての障子が同開度
で停止し、各障子の開口開度が揃う。
【0018】(請求項4、請求項5の効果)上記の作用
で示したように、各スライダーが連結棒で連結されてい
るため、各窓を同時開閉できる。このため、従来技術の
ような隣合う障子同士を結合する結合部材を使用しなく
ても、各障子の不揃いを無くすことができ、外観が損な
われる不具合がない。また、施工段階や使用中におい
て、各窓用ワイヤにバラツキが生じても、変位手段によ
ってバラツキを吸収し、複数の障子を確実に閉鎖させる
ことができるため、各窓用ワイヤにバラツキが生じて
も、閉鎖時における気密性や水密性が低下するのを防止
できる。
で示したように、各スライダーが連結棒で連結されてい
るため、各窓を同時開閉できる。このため、従来技術の
ような隣合う障子同士を結合する結合部材を使用しなく
ても、各障子の不揃いを無くすことができ、外観が損な
われる不具合がない。また、施工段階や使用中におい
て、各窓用ワイヤにバラツキが生じても、変位手段によ
ってバラツキを吸収し、複数の障子を確実に閉鎖させる
ことができるため、各窓用ワイヤにバラツキが生じて
も、閉鎖時における気密性や水密性が低下するのを防止
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、請求項1〜3を第1、第2
実施例に示すとともに、請求項4、5を第3、第4実施
例に示す。 〔第1実施例〕図1および図2は第1実施例を示すもの
で、図1は連窓の開閉装置の斜視図、図2は要部説明用
の斜視図である。
実施例に示すとともに、請求項4、5を第3、第4実施
例に示す。 〔第1実施例〕図1および図2は第1実施例を示すもの
で、図1は連窓の開閉装置の斜視図、図2は要部説明用
の斜視図である。
【0020】連窓は、建築物に取り付けられる窓枠1、
およびこの窓枠1を開閉する障子2を具備する窓3が複
数設けられたもので、この連窓を開閉するための開閉装
置は、各障子2を開く方向に付勢する付勢手段4、各窓
枠1の下辺に沿って往復移動可能なスライダー5、各ス
ライダー5と各障子とをそれぞれ連結する窓用ワイヤ
6、各スライダー5間を連結する連結ワイヤ7、および
各障子2を離れた位置から開閉操作する操作手段8とか
らなる。なお、この実施例の操作手段8は、障子2を閉
じる方向へ引っ張る駆動ワイヤ9と、駆動ワイヤ9を巻
き取る操作ボックス10とで構成される。
およびこの窓枠1を開閉する障子2を具備する窓3が複
数設けられたもので、この連窓を開閉するための開閉装
置は、各障子2を開く方向に付勢する付勢手段4、各窓
枠1の下辺に沿って往復移動可能なスライダー5、各ス
ライダー5と各障子とをそれぞれ連結する窓用ワイヤ
6、各スライダー5間を連結する連結ワイヤ7、および
各障子2を離れた位置から開閉操作する操作手段8とか
らなる。なお、この実施例の操作手段8は、障子2を閉
じる方向へ引っ張る駆動ワイヤ9と、駆動ワイヤ9を巻
き取る操作ボックス10とで構成される。
【0021】窓枠1は、建築物の開口に固定される矩形
枠で、内部に開口部1aを備える。なお、この開口部1
aの周囲には、パッキング(図示しない)が取り付けら
れ、後述する障子枠2aが押し付けられた際に、開口部
1aと障子枠2aとの間の隙間の発生を防ぐように設け
られている。
枠で、内部に開口部1aを備える。なお、この開口部1
aの周囲には、パッキング(図示しない)が取り付けら
れ、後述する障子枠2aが押し付けられた際に、開口部
1aと障子枠2aとの間の隙間の発生を防ぐように設け
られている。
【0022】障子2は、窓枠1の上辺を中心に回動変移
可能に支持され、回動変移することによって開口部1a
を開閉するもので、窓枠1の開口部1aにパッキングを
介して密着可能な障子枠2aと、この障子枠2a内に気
密に装着された障子ガラス2bとからなる。
可能に支持され、回動変移することによって開口部1a
を開閉するもので、窓枠1の開口部1aにパッキングを
介して密着可能な障子枠2aと、この障子枠2a内に気
密に装着された障子ガラス2bとからなる。
【0023】付勢手段4は、一辺が窓枠1に固定され、
他辺が障子枠2aに固定された伸縮体で、内部に配置さ
れた圧縮コイルバネ(図示しない)の作用で、障子枠2
aを窓枠1から離れる方向に付勢するものである。この
付勢手段4の作用は、窓用ワイヤ6の張力が解除された
際に、障子枠2aを窓枠1から離れる方向に押し出し、
障子2を開かせるものである。
他辺が障子枠2aに固定された伸縮体で、内部に配置さ
れた圧縮コイルバネ(図示しない)の作用で、障子枠2
aを窓枠1から離れる方向に付勢するものである。この
付勢手段4の作用は、窓用ワイヤ6の張力が解除された
際に、障子枠2aを窓枠1から離れる方向に押し出し、
障子2を開かせるものである。
【0024】スライダー5は、各障子2に対応して設け
られるものであり、窓枠1の下辺1bに沿って往復移動
可能なもので、窓枠1の下辺1bには、各スライダー5
を横方向へ自在にスライドさせるためのレール5aが取
り付けられている。
られるものであり、窓枠1の下辺1bに沿って往復移動
可能なもので、窓枠1の下辺1bには、各スライダー5
を横方向へ自在にスライドさせるためのレール5aが取
り付けられている。
【0025】窓用ワイヤ6は、両端が障子2に固定され
た細い金属性ロープで、スライダー5に取り付けられた
移動滑車6a、および窓枠1の下辺1bおよび障子2の
下辺2cに取り付けられた障子駆動滑車6bに掛け渡さ
れ、スライダー5を一方から他方(図1の左側から右
側)へ移動することによって窓用ワイヤ6が引っ張られ
て障子2を開方向から閉方向へ引き寄せ、スライダー5
を他方から一方へ移動することによって窓用ワイヤ6が
弛み、障子2が付勢手段4の付勢力によって開方向へ移
動する。
た細い金属性ロープで、スライダー5に取り付けられた
移動滑車6a、および窓枠1の下辺1bおよび障子2の
下辺2cに取り付けられた障子駆動滑車6bに掛け渡さ
れ、スライダー5を一方から他方(図1の左側から右
側)へ移動することによって窓用ワイヤ6が引っ張られ
て障子2を開方向から閉方向へ引き寄せ、スライダー5
を他方から一方へ移動することによって窓用ワイヤ6が
弛み、障子2が付勢手段4の付勢力によって開方向へ移
動する。
【0026】連結ワイヤ7は、各スライダー5間を連結
し、操作手段8によって移動操作されるスライダー5が
一方から他方へ移動する移動力を、他のスライダー5へ
伝えるもので、この実施例では細い金属性ロープが用い
られている。なお、窓用ワイヤ6および連結ワイヤ7の
端には、それぞれ調節ネジ(図示しない)が設けられて
おり、窓用ワイヤ6および連結ワイヤ7の長さを容易に
調節できるように設けられている。
し、操作手段8によって移動操作されるスライダー5が
一方から他方へ移動する移動力を、他のスライダー5へ
伝えるもので、この実施例では細い金属性ロープが用い
られている。なお、窓用ワイヤ6および連結ワイヤ7の
端には、それぞれ調節ネジ(図示しない)が設けられて
おり、窓用ワイヤ6および連結ワイヤ7の長さを容易に
調節できるように設けられている。
【0027】駆動ワイヤ9は、一端が窓枠1に固定さ
れ、途中、操作ボックス10に近い側のスライダー5に
取り付けられた駆動滑車9aに掛け渡され、他端が操作
ボックス10に巻取り可能に設けられた細い金属性ロー
プで、この駆動ワイヤ9の張力が1つのスライダー5お
よび連結ワイヤ7を介して全てのスライダー5に伝わ
り、全てのスライダー5のスライドにより窓用ワイヤ6
の張力が変化するように設けられている。
れ、途中、操作ボックス10に近い側のスライダー5に
取り付けられた駆動滑車9aに掛け渡され、他端が操作
ボックス10に巻取り可能に設けられた細い金属性ロー
プで、この駆動ワイヤ9の張力が1つのスライダー5お
よび連結ワイヤ7を介して全てのスライダー5に伝わ
り、全てのスライダー5のスライドにより窓用ワイヤ6
の張力が変化するように設けられている。
【0028】このように、各障子枠2aには、窓用ワイ
ヤ6等を介して駆動ワイヤ9の張力が作用するように設
けられているため、操作ボックス10が駆動ワイヤ9を
巻取り、駆動ワイヤ9に張力が与えられると、この与え
られた張力によって各障子2の障子枠2aを窓枠1側に
引き寄せて障子2を回動変移させ、開口部1aを閉鎖す
るように作用する。
ヤ6等を介して駆動ワイヤ9の張力が作用するように設
けられているため、操作ボックス10が駆動ワイヤ9を
巻取り、駆動ワイヤ9に張力が与えられると、この与え
られた張力によって各障子2の障子枠2aを窓枠1側に
引き寄せて障子2を回動変移させ、開口部1aを閉鎖す
るように作用する。
【0029】操作ボックス10は、駆動ワイヤ9の他端
が固定された巻取りプーリ(図示しない)と、この巻取
りプーリを一方向のみへ回転させる一方向クラッチ(図
示しない)と、巻取りプーリを操作者の操作力によって
回転させる巻取りハンドル10aと、一方向クラッチに
おける巻取りプーリの他方向への回転を所定量(各障子
が約15°開く程度の量)解除する換気ボタン10b
と、一方向クラッチにおける巻取りプーリの他方向への
回転を全開(各障子が約80°開く程度の量)解除する
排煙ボタン10cとを備える。
が固定された巻取りプーリ(図示しない)と、この巻取
りプーリを一方向のみへ回転させる一方向クラッチ(図
示しない)と、巻取りプーリを操作者の操作力によって
回転させる巻取りハンドル10aと、一方向クラッチに
おける巻取りプーリの他方向への回転を所定量(各障子
が約15°開く程度の量)解除する換気ボタン10b
と、一方向クラッチにおける巻取りプーリの他方向への
回転を全開(各障子が約80°開く程度の量)解除する
排煙ボタン10cとを備える。
【0030】〔実施例の作動〕次に、上記実施例の作動
を説明する。連窓を閉める際は、操作ボックス10の巻
取りハンドル10aを回転させることで、駆動ワイヤ9
が巻取りプーリに巻き取られ、駆動ワイヤ9に張力が発
生する。駆動ワイヤ9の張力によって、1つのスライダ
ー5が一方から他方へ移動する際、そのスライダー5に
伝えられる移動力は連結ワイヤ7を介して各スライダー
5に伝達され、複数のスライダー5全てが同時に一方か
ら他方へ移動する。このように、各スライダー5が一方
から他方へ移動することによって、各窓用ワイヤ6の張
力が増し、各障子が開方向から閉方向へ同時に引き寄せ
られ、全ての窓3が閉じる。この閉鎖途中に操作手段8
によるスライダー5の移動操作を停止すると、全ての障
子2が同開度で停止し、各障子2の開口開度が揃う。
を説明する。連窓を閉める際は、操作ボックス10の巻
取りハンドル10aを回転させることで、駆動ワイヤ9
が巻取りプーリに巻き取られ、駆動ワイヤ9に張力が発
生する。駆動ワイヤ9の張力によって、1つのスライダ
ー5が一方から他方へ移動する際、そのスライダー5に
伝えられる移動力は連結ワイヤ7を介して各スライダー
5に伝達され、複数のスライダー5全てが同時に一方か
ら他方へ移動する。このように、各スライダー5が一方
から他方へ移動することによって、各窓用ワイヤ6の張
力が増し、各障子が開方向から閉方向へ同時に引き寄せ
られ、全ての窓3が閉じる。この閉鎖途中に操作手段8
によるスライダー5の移動操作を停止すると、全ての障
子2が同開度で停止し、各障子2の開口開度が揃う。
【0031】連窓を開く場合は、操作ボックス10の換
気ボタン10bか、排煙ボタン10cを押圧操作する。
換気ボタン10bが押圧操作されると、操作ボックス1
0内の巻取りプーリが所定位置まで弛み、結果的に駆動
ワイヤ9が所定量弛む。すると、各付勢手段4の付勢力
によって各スライダー5が所定量だけ他方から一方へ移
動し、各障子2が揃って所定量だけ開く(半開15
°)。排煙ボタン10cが押圧操作されると、操作ボッ
クス10内に巻き取られた駆動ワイヤ9を完全に弛め
る。すると、各付勢手段4の付勢力によって各スライダ
ー5が他方から一方へ移動し、全ての障子2が完全に開
く(全開80°)。
気ボタン10bか、排煙ボタン10cを押圧操作する。
換気ボタン10bが押圧操作されると、操作ボックス1
0内の巻取りプーリが所定位置まで弛み、結果的に駆動
ワイヤ9が所定量弛む。すると、各付勢手段4の付勢力
によって各スライダー5が所定量だけ他方から一方へ移
動し、各障子2が揃って所定量だけ開く(半開15
°)。排煙ボタン10cが押圧操作されると、操作ボッ
クス10内に巻き取られた駆動ワイヤ9を完全に弛め
る。すると、各付勢手段4の付勢力によって各スライダ
ー5が他方から一方へ移動し、全ての障子2が完全に開
く(全開80°)。
【0032】〔実施例の効果〕本実施例では、複数のス
ライダー5内の1つのスライダー5を駆動ワイヤ9およ
び操作ボックス10で移動操作することで、連結ワイヤ
7を介して複数のスライダー5を同時にスライド操作し
て各窓3を同時開閉できる。このため、従来技術のよう
な隣合う障子2同士を結合する結合部材を使用しなくて
も、各障子2の不揃いを無くすことができ、外観が損な
われる不具合もない。また、従来技術で示したような、
固定滑車や移動滑車を用いることがないため、取付現場
でのワイヤの掛け渡し作業が容易になり、取付工事が簡
便になる。さらに、駆動ワイヤ9が掛け渡される駆動滑
車9aの働きにより、駆動ワイヤ9の倍の張力を窓用ワ
イヤ6に与えることができ、従来よりも強い保持力で各
障子2を閉鎖できる。
ライダー5内の1つのスライダー5を駆動ワイヤ9およ
び操作ボックス10で移動操作することで、連結ワイヤ
7を介して複数のスライダー5を同時にスライド操作し
て各窓3を同時開閉できる。このため、従来技術のよう
な隣合う障子2同士を結合する結合部材を使用しなくて
も、各障子2の不揃いを無くすことができ、外観が損な
われる不具合もない。また、従来技術で示したような、
固定滑車や移動滑車を用いることがないため、取付現場
でのワイヤの掛け渡し作業が容易になり、取付工事が簡
便になる。さらに、駆動ワイヤ9が掛け渡される駆動滑
車9aの働きにより、駆動ワイヤ9の倍の張力を窓用ワ
イヤ6に与えることができ、従来よりも強い保持力で各
障子2を閉鎖できる。
【0033】〔第2実施例〕図3および図4は第2実施
例を示すもので、図3は連窓の開閉装置の斜視図、図4
は連結棒の斜視図である。上記の第1実施例では、連結
手段の一例として、連結ワイヤ7を例に示したが、この
第2実施例では、連結ワイヤ7に代わって金属棒よりな
る連結棒11を用いたものである。なお、この連結棒1
1の端には、逆ネジ11a、11bが形成されており、
連結棒11を回転することでスライダー5間の長さが調
節可能に設けられている。
例を示すもので、図3は連窓の開閉装置の斜視図、図4
は連結棒の斜視図である。上記の第1実施例では、連結
手段の一例として、連結ワイヤ7を例に示したが、この
第2実施例では、連結ワイヤ7に代わって金属棒よりな
る連結棒11を用いたものである。なお、この連結棒1
1の端には、逆ネジ11a、11bが形成されており、
連結棒11を回転することでスライダー5間の長さが調
節可能に設けられている。
【0034】〔第3実施例〕図5ないし図8は第3実施
例を示すもので、図5は連窓の開閉装置の斜視図、図6
は連窓の開閉装置の概略図、図7は連結棒の斜視図であ
る。上記の第2実施例では、連結棒11を回転すること
でスライダー5間の長さを調節して各障子2を同時に開
閉できるようにした。しかるに、施工時にスライダー5
間の長さを調節しても、使用中に窓用ワイヤ6が延び
て、各窓用ワイヤ6の長さにバラツキが生じた場合、複
数の障子2のうちの1つが閉じると、他の障子2の閉鎖
が停止して気密性や水密性が低下する。このような場
合、上記第2実施例では、再び連結棒11を回転してス
ライダー5間の長さを調節することで上記不具合が解決
できるが、メンテナンスフリーであることが望まれる。
また、施工時においても、施工性の向上のため、スライ
ダー5間の長さ調節が不要なものが望ましい。
例を示すもので、図5は連窓の開閉装置の斜視図、図6
は連窓の開閉装置の概略図、図7は連結棒の斜視図であ
る。上記の第2実施例では、連結棒11を回転すること
でスライダー5間の長さを調節して各障子2を同時に開
閉できるようにした。しかるに、施工時にスライダー5
間の長さを調節しても、使用中に窓用ワイヤ6が延び
て、各窓用ワイヤ6の長さにバラツキが生じた場合、複
数の障子2のうちの1つが閉じると、他の障子2の閉鎖
が停止して気密性や水密性が低下する。このような場
合、上記第2実施例では、再び連結棒11を回転してス
ライダー5間の長さを調節することで上記不具合が解決
できるが、メンテナンスフリーであることが望まれる。
また、施工時においても、施工性の向上のため、スライ
ダー5間の長さ調節が不要なものが望ましい。
【0035】この目的を達成するために、スライダー5
に対して連結棒11を所定量だけ移動可能にする変位手
段12を設けた。この第3実施例の変位手段12は、図
7に示すように、連結棒11の両端に設けられたスライ
ド方向に伸びるルーズ穴12aと、このルーズ穴12a
内に挿通され、スライダー5に固定されたピン(この実
施例ではネジによるピン)12bとからなり、スライダ
ー5に対して連結棒11を所定量Aだけ移動可能にす
る。なお、この第3実施例では、連結棒11の両端に変
位手段12を設けた例を示したが、連結棒11の一端の
みに変位手段12を設けても良い。また、連結棒11の
途中に所定量だけ伸縮可能な変位手段12を設けても良
い。
に対して連結棒11を所定量だけ移動可能にする変位手
段12を設けた。この第3実施例の変位手段12は、図
7に示すように、連結棒11の両端に設けられたスライ
ド方向に伸びるルーズ穴12aと、このルーズ穴12a
内に挿通され、スライダー5に固定されたピン(この実
施例ではネジによるピン)12bとからなり、スライダ
ー5に対して連結棒11を所定量Aだけ移動可能にす
る。なお、この第3実施例では、連結棒11の両端に変
位手段12を設けた例を示したが、連結棒11の一端の
みに変位手段12を設けても良い。また、連結棒11の
途中に所定量だけ伸縮可能な変位手段12を設けても良
い。
【0036】また、上記の実施例では、複数のスライダ
ー5のうちの1つのスライダー5のみを駆動ワイヤ9で
移動操作した例を示した。しかるに、この第3実施例で
は、各スライダー5に駆動ワイヤ9を掛け渡して、全て
のスライダー5を駆動ワイヤ9が移動操作するように設
けた。このように、駆動ワイヤ9が各スライダー5を移
動操作するように設けたため、各スライダー5を閉鎖方
向に移動する際に駆動ワイヤ9に加わる負荷を滑車の掛
け渡しによって低減できる。つまり、障子2の数が多い
場合や付勢手段4の付勢力が大きい場合などでも、比較
的小さな巻取力で駆動ワイヤ9を巻き取ることができ
る。
ー5のうちの1つのスライダー5のみを駆動ワイヤ9で
移動操作した例を示した。しかるに、この第3実施例で
は、各スライダー5に駆動ワイヤ9を掛け渡して、全て
のスライダー5を駆動ワイヤ9が移動操作するように設
けた。このように、駆動ワイヤ9が各スライダー5を移
動操作するように設けたため、各スライダー5を閉鎖方
向に移動する際に駆動ワイヤ9に加わる負荷を滑車の掛
け渡しによって低減できる。つまり、障子2の数が多い
場合や付勢手段4の付勢力が大きい場合などでも、比較
的小さな巻取力で駆動ワイヤ9を巻き取ることができ
る。
【0037】さらに、この第3実施例では、各窓用ワイ
ヤ6の長さを簡単に調節する調節手段13を設けた。こ
の調節手段13は、窓用ワイヤ6の固定端側に設けられ
るもので、図8に示すように、窓用ワイヤ6の端に固定
された棒状のネジ13aと、このネジ13aの約半分を
覆う筒体13bと、ネジ13aに螺合するナット13c
とから構成され、ネジ13aの根元部分の窓用ワイヤ6
が窓枠1に固定された挿通部材13d(この実施例では
障子駆動滑車6bの台座)に挿通されている。そして、
ナット13cをねじ込むと窓用ワイヤ6が引っ張られ、
逆にナット13cを弛めると窓用ワイヤ6も弛むもので
ある。このように、ナット13cのねじ込み量で窓用ワ
イヤ6の長さが容易に調節できるため、施工性が向上す
る。
ヤ6の長さを簡単に調節する調節手段13を設けた。こ
の調節手段13は、窓用ワイヤ6の固定端側に設けられ
るもので、図8に示すように、窓用ワイヤ6の端に固定
された棒状のネジ13aと、このネジ13aの約半分を
覆う筒体13bと、ネジ13aに螺合するナット13c
とから構成され、ネジ13aの根元部分の窓用ワイヤ6
が窓枠1に固定された挿通部材13d(この実施例では
障子駆動滑車6bの台座)に挿通されている。そして、
ナット13cをねじ込むと窓用ワイヤ6が引っ張られ、
逆にナット13cを弛めると窓用ワイヤ6も弛むもので
ある。このように、ナット13cのねじ込み量で窓用ワ
イヤ6の長さが容易に調節できるため、施工性が向上す
る。
【0038】(第3実施例の効果)各障子2を開閉する
各スライダー5が連結棒11で連結されているため、各
障子2を同時開閉できる。このため、従来技術のような
隣合う障子2同士を結合する結合部材を使用しなくて
も、各障子2の不揃いを無くすことができ、外観が損な
われる不具合がない。また、施工時や使用中において、
各窓用ワイヤ6の長さにバラツキが生じても、変位手段
12によって長さのバラツキが吸収されて複数の障子2
を確実に閉鎖させることができる。つまり、各障子2を
閉鎖した際、変位手段12によって各窓用ワイヤ6の長
さのバラツキが吸収されるため、低い施工精度で確実に
複数の障子2を閉鎖できるとともに、長期に亘ってメン
テナンスフリーにできる。
各スライダー5が連結棒11で連結されているため、各
障子2を同時開閉できる。このため、従来技術のような
隣合う障子2同士を結合する結合部材を使用しなくて
も、各障子2の不揃いを無くすことができ、外観が損な
われる不具合がない。また、施工時や使用中において、
各窓用ワイヤ6の長さにバラツキが生じても、変位手段
12によって長さのバラツキが吸収されて複数の障子2
を確実に閉鎖させることができる。つまり、各障子2を
閉鎖した際、変位手段12によって各窓用ワイヤ6の長
さのバラツキが吸収されるため、低い施工精度で確実に
複数の障子2を閉鎖できるとともに、長期に亘ってメン
テナンスフリーにできる。
【0039】〔第4実施例〕図9は第4実施例を示すも
ので、連窓の開閉装置の概略図である。上記の第3実施
例では、駆動ワイヤ9の張力を各スライダー5に与える
滑車の掛渡手段として1重の掛け渡し例を示したが、こ
の第4実施例は2重の掛け渡し例を示す。この結果、各
スライダー5を閉鎖方向に移動する際に駆動ワイヤ9に
加わる負荷を第3実施例よりさらに低減でき、障子2の
数が多い場合や付勢手段4の付勢力が大きい場合などで
も、比較的小さな巻取力で駆動ワイヤ9を巻き取ること
ができる。
ので、連窓の開閉装置の概略図である。上記の第3実施
例では、駆動ワイヤ9の張力を各スライダー5に与える
滑車の掛渡手段として1重の掛け渡し例を示したが、こ
の第4実施例は2重の掛け渡し例を示す。この結果、各
スライダー5を閉鎖方向に移動する際に駆動ワイヤ9に
加わる負荷を第3実施例よりさらに低減でき、障子2の
数が多い場合や付勢手段4の付勢力が大きい場合などで
も、比較的小さな巻取力で駆動ワイヤ9を巻き取ること
ができる。
【0040】〔変形例〕上記の実施例では、操作手段の
一例として、駆動ワイヤ9を用いた操作手段8を例に示
したが、ギヤードケーブルやシャフトを利用した操作手
段など、他の操作手段を用いても良い。上記の実施例の
操作手段8では、巻取りハンドル10aを回動させるこ
とによって連窓を開閉操作する例を示したが、電動モー
タなどの電動アクチュエータの発生する力によって、連
窓を操作するように設けても良い。上記の実施例では、
連窓の一例として、障子2が2つおよび3つの連窓を例
に示したが、障子2が4つ以上設けられた連窓に本発明
を適用しても良い。また、開閉する窓と窓の間に嵌め殺
し窓が配置されても良い。
一例として、駆動ワイヤ9を用いた操作手段8を例に示
したが、ギヤードケーブルやシャフトを利用した操作手
段など、他の操作手段を用いても良い。上記の実施例の
操作手段8では、巻取りハンドル10aを回動させるこ
とによって連窓を開閉操作する例を示したが、電動モー
タなどの電動アクチュエータの発生する力によって、連
窓を操作するように設けても良い。上記の実施例では、
連窓の一例として、障子2が2つおよび3つの連窓を例
に示したが、障子2が4つ以上設けられた連窓に本発明
を適用しても良い。また、開閉する窓と窓の間に嵌め殺
し窓が配置されても良い。
【図1】連窓の開閉装置の斜視図である。
【図2】連窓の開閉装置の要部斜視図である。
【図3】連窓の開閉装置の斜視図である。
【図4】連結棒の斜視図である。
【図5】連窓の開閉装置の斜視図である。
【図6】連窓の開閉装置の概略図である。
【図7】連結棒の斜視図である。
【図8】窓用ワイヤの調節手段の斜視図である。
【図9】連窓の開閉装置の概略図である。
1 窓枠 1a 開口部 2 障子 3 窓 4 付勢手段 5 スライダー 6 窓用ワイヤ 7 連結ワイヤ(連結手段) 8 操作手段 9 駆動ワイヤ 10 操作ボックス 11 連結棒(連結手段) 12 変位手段 12a ルーズ穴 12b ピン
Claims (5)
- 【請求項1】内側に開口部を有する窓枠、およびこの窓
枠に対して移動可能に支持され、移動することによって
前記開口部を開閉する障子を具備する窓が複数設けられ
る連窓を開閉する連窓の開閉装置であって、 (a)前記複数の障子を開方向へ付勢する付勢手段と、 (b)前記複数の障子に対応して前記窓枠のそれぞれに
設けられ、前記窓枠の一辺に沿って往復移動可能なスラ
イダーと、 (c)各スライダーと各障子とをそれぞれ連結し、前記
スライダーを一方から他方へ移動することによって前記
障子を開方向から閉方向へ引き寄せ、前記スライダーを
他方から一方へ移動することによって前記障子が前記付
勢手段の付勢力によって開方向へ移動するのを許す窓用
ワイヤと、 (d)隣合う前記スライダー間を連結し、少なくとも前
記スライダーが一方から他方へ移動する移動力を伝える
連結手段と、 (e)複数のスライダーのうちの1つのスライダーを移
動操作させる操作手段と、を備える連窓の開閉装置。 - 【請求項2】請求項1の連窓の開閉装置において、 前記連結手段は、前記スライダー間を連結する連結ワイ
ヤであることを特徴とする連窓の開閉装置。 - 【請求項3】請求項1の連窓の開閉装置において、 前記連結手段は、前記スライダー間を連結する連結棒で
あることを特徴とする連窓の開閉装置。 - 【請求項4】内側に開口部を有する窓枠、およびこの窓
枠に対して移動可能に支持され、移動することによって
前記開口部を開閉する障子を具備する窓が複数設けられ
る連窓を開閉する連窓の開閉装置であって、 (a)前記複数の障子を開方向へ付勢する付勢手段と、 (b)前記複数の障子に対応して前記窓枠のそれぞれに
設けられ、前記窓枠の一辺に沿って往復移動可能なスラ
イダーと、 (c)各スライダーと各障子とをそれぞれ連結し、前記
スライダーを一方から他方へ移動することによって前記
障子を開方向から閉方向へ引き寄せ、前記スライダーを
他方から一方へ移動することによって前記障子が前記付
勢手段の付勢力によって開方向へ移動するのを許す窓用
ワイヤと、 (d)隣合う前記スライダー同士を連結する連結棒と、 (e)複数のスライダーを移動操作させる操作手段と、 (f)前記スライダーに対して前記連結棒を所定量移動
可能にする変位手段と、を備える連窓の開閉装置。 - 【請求項5】請求項4の連窓の開閉装置において、 前記変位手段は、前記連結棒に設けられたルーズ穴と、
前記スライダに設けられ、前記ルーズ穴内に挿通された
ピンとからなることを特徴とする連窓の開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3147098A JPH11148271A (ja) | 1997-09-12 | 1998-02-13 | 連窓の開閉装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-249029 | 1997-09-12 | ||
JP24902997 | 1997-09-12 | ||
JP3147098A JPH11148271A (ja) | 1997-09-12 | 1998-02-13 | 連窓の開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11148271A true JPH11148271A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=26369945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3147098A Pending JPH11148271A (ja) | 1997-09-12 | 1998-02-13 | 連窓の開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11148271A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104879018A (zh) * | 2015-06-05 | 2015-09-02 | 太原轨道交通装备有限责任公司 | 双门联动结构 |
-
1998
- 1998-02-13 JP JP3147098A patent/JPH11148271A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104879018A (zh) * | 2015-06-05 | 2015-09-02 | 太原轨道交通装备有限责任公司 | 双门联动结构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040817 |
|
A977 | Report on retrieval |
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|
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Effective date: 20060418 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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Effective date: 20060822 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |