JPH11148186A - 電磁遮蔽施設 - Google Patents
電磁遮蔽施設Info
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- JPH11148186A JPH11148186A JP31475797A JP31475797A JPH11148186A JP H11148186 A JPH11148186 A JP H11148186A JP 31475797 A JP31475797 A JP 31475797A JP 31475797 A JP31475797 A JP 31475797A JP H11148186 A JPH11148186 A JP H11148186A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁遮蔽性能と吸音性能を備えた空間を実現
する。 【解決手段】 電磁遮蔽材を用いて周囲の壁、天井及び
床面で電磁遮蔽を行い電磁遮蔽空間を構成する電磁遮蔽
施設において、壁４の内装基材３の上に吸音層２を設け
ると共に、該吸音層２の表面に保護層を兼ねた電磁遮蔽
層１を重ねて構成し、前記保護層を兼ねた電磁遮蔽層１
として、金属メッシュ、パンチングメタル又はエキスパ
ンドメタルを用いる。
する。 【解決手段】 電磁遮蔽材を用いて周囲の壁、天井及び
床面で電磁遮蔽を行い電磁遮蔽空間を構成する電磁遮蔽
施設において、壁４の内装基材３の上に吸音層２を設け
ると共に、該吸音層２の表面に保護層を兼ねた電磁遮蔽
層１を重ねて構成し、前記保護層を兼ねた電磁遮蔽層１
として、金属メッシュ、パンチングメタル又はエキスパ
ンドメタルを用いる。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁遮蔽材を用い
て周囲の壁、天井及び床面で電磁遮蔽を行い電磁遮蔽空
間を構成する電磁遮蔽施設に関する。
て周囲の壁、天井及び床面で電磁遮蔽を行い電磁遮蔽空
間を構成する電磁遮蔽施設に関する。
【従来の技術】最近建物内部で電波を用いる場合が増加
している。それに伴い、コンクリートやタイル、石膏ボ
ード等のような電波を透過する材料を用いた建物では、
外部への不法電波の漏洩や外部のノイズ電波による内部
機器への影響を防ぐことができず、その防止のための電
磁遮蔽の需要が増大している。本出願人は、ビル内で電
波を使って無線通信を行う場合、電波法上の規制を受け
ることなく自由に周波数帯域を選択できるようにするた
め、既にビル自体を電磁遮蔽構造にする電磁遮蔽ビルに
関し種々の提案をしている。例えば特公平６−９９９７
２号公報や特公平６−９９９７３号公報、特公平７−１
６１１８号公報、特公平６−７６７０６号公報では、ビ
ルの躯体や外壁の遮蔽構造について提案し、特公平６−
９９９７１号公報や特公平６−３３６９９号公報、特公
平６−１３８２２号公報では、ビルの出入口の遮蔽構造
について、特公平６−６３４０７号公報や特公平５−７
９７９０号公報、特公平３−５８５５７号公報では、窓
開口部の遮蔽構造について提案している。また、特公平
３−６２３２０号公報や特公平３−４５９７２号公報、
特公平３−６２３１８号公報、特公平５−３４１５９号
公報では、天井や階層別の遮蔽構造について提案してい
る。図２は電磁遮蔽ビルの構成概要を示す図であり、３
０は天井、４０は壁、５０は窓、６０は床を示す。図２
において、壁４０は、例えば躯体の内壁に金属メッシュ
や金属箔（フイルム）、不織布、その他導電性繊維を用
いたシート等を貼ったり、導電性塗料を塗って電磁遮蔽
層を形成したもの、或いはこのような電磁遮蔽層を片面
に形成したボードを用いたものである。天井３０、床６
０も、壁４０と同様の施工を行い、或いは電磁遮蔽材を
貼り合わせたパネルを用いたものである。窓５０は、窓
ガラスの片面又は両面に上記と同様に電磁遮蔽材を用い
て電磁遮蔽層を形成し、この電磁遮蔽層をサッシ枠に接
続することにより、壁４０と窓５０の電磁遮蔽層を電気
的に一体に接続したものである。電磁遮蔽ビルは、上記
のようにビルの躯体や床スラブ、壁構造体に電磁遮蔽材
を使用し、窓開口部や扉開口部にも、特殊の電磁遮蔽ガ
ラスや扉を使用して、ビルの外壁に沿って全面を電磁遮
蔽材で覆って所望の電磁遮蔽レベルを達成することによ
り、ビル内の空間を外部から独立した１つの電磁遮蔽空
間として構成している。その場合の電磁遮蔽層を形成す
るための電磁遮蔽材としては、金属製のメッシュや箔、
フイルム、導電性の不織布、導電性繊維を用いたシー
ト、導電性塗料などが用いられる。また、ビル内を１つ
の電磁遮蔽空間としてではなく、各フロア毎に上下の天
井や床において電磁遮蔽材で仕切り、或いは各フロアに
おいて部屋間の壁を電磁遮蔽材で仕切ることによって、
各フロア毎、或いは各部屋毎に独立した複数の電磁遮蔽
空間を構成することができる。
している。それに伴い、コンクリートやタイル、石膏ボ
ード等のような電波を透過する材料を用いた建物では、
外部への不法電波の漏洩や外部のノイズ電波による内部
機器への影響を防ぐことができず、その防止のための電
磁遮蔽の需要が増大している。本出願人は、ビル内で電
波を使って無線通信を行う場合、電波法上の規制を受け
ることなく自由に周波数帯域を選択できるようにするた
め、既にビル自体を電磁遮蔽構造にする電磁遮蔽ビルに
関し種々の提案をしている。例えば特公平６−９９９７
２号公報や特公平６−９９９７３号公報、特公平７−１
６１１８号公報、特公平６−７６７０６号公報では、ビ
ルの躯体や外壁の遮蔽構造について提案し、特公平６−
９９９７１号公報や特公平６−３３６９９号公報、特公
平６−１３８２２号公報では、ビルの出入口の遮蔽構造
について、特公平６−６３４０７号公報や特公平５−７
９７９０号公報、特公平３−５８５５７号公報では、窓
開口部の遮蔽構造について提案している。また、特公平
３−６２３２０号公報や特公平３−４５９７２号公報、
特公平３−６２３１８号公報、特公平５−３４１５９号
公報では、天井や階層別の遮蔽構造について提案してい
る。図２は電磁遮蔽ビルの構成概要を示す図であり、３
０は天井、４０は壁、５０は窓、６０は床を示す。図２
において、壁４０は、例えば躯体の内壁に金属メッシュ
や金属箔（フイルム）、不織布、その他導電性繊維を用
いたシート等を貼ったり、導電性塗料を塗って電磁遮蔽
層を形成したもの、或いはこのような電磁遮蔽層を片面
に形成したボードを用いたものである。天井３０、床６
０も、壁４０と同様の施工を行い、或いは電磁遮蔽材を
貼り合わせたパネルを用いたものである。窓５０は、窓
ガラスの片面又は両面に上記と同様に電磁遮蔽材を用い
て電磁遮蔽層を形成し、この電磁遮蔽層をサッシ枠に接
続することにより、壁４０と窓５０の電磁遮蔽層を電気
的に一体に接続したものである。電磁遮蔽ビルは、上記
のようにビルの躯体や床スラブ、壁構造体に電磁遮蔽材
を使用し、窓開口部や扉開口部にも、特殊の電磁遮蔽ガ
ラスや扉を使用して、ビルの外壁に沿って全面を電磁遮
蔽材で覆って所望の電磁遮蔽レベルを達成することによ
り、ビル内の空間を外部から独立した１つの電磁遮蔽空
間として構成している。その場合の電磁遮蔽層を形成す
るための電磁遮蔽材としては、金属製のメッシュや箔、
フイルム、導電性の不織布、導電性繊維を用いたシー
ト、導電性塗料などが用いられる。また、ビル内を１つ
の電磁遮蔽空間としてではなく、各フロア毎に上下の天
井や床において電磁遮蔽材で仕切り、或いは各フロアに
おいて部屋間の壁を電磁遮蔽材で仕切ることによって、
各フロア毎、或いは各部屋毎に独立した複数の電磁遮蔽
空間を構成することができる。
【発明が解決しようとする課題】演劇公演やコンサー
ト、録画等を行う劇場、ホール、ＴＶスタジオ等では、
上演中に携帯電話やＰＨＳの音声が入ると、雰囲気を壊
し他の観客に迷惑をかけることになる。また、これらの
施設では、ワイヤレスマイクや機器操作のためのリモコ
ンを使用したり、レーザ光線で照明を演出したりする場
合がある。したがって、携帯電話やＰＨＳその他の外部
電波が施設内の演出に対してノイズ等となって悪影響を
及ぼしたり、建物内の電波が外部空間に漏洩して公衆の
通信に悪影響を及ぼしたりするのを防ぐこと、つまり電
磁遮蔽構造とすることが要求される。さらに、上記の施
設では、音が反響して聞きにくくなったり、外部に騒音
を出さないような配慮も要求とされる。
ト、録画等を行う劇場、ホール、ＴＶスタジオ等では、
上演中に携帯電話やＰＨＳの音声が入ると、雰囲気を壊
し他の観客に迷惑をかけることになる。また、これらの
施設では、ワイヤレスマイクや機器操作のためのリモコ
ンを使用したり、レーザ光線で照明を演出したりする場
合がある。したがって、携帯電話やＰＨＳその他の外部
電波が施設内の演出に対してノイズ等となって悪影響を
及ぼしたり、建物内の電波が外部空間に漏洩して公衆の
通信に悪影響を及ぼしたりするのを防ぐこと、つまり電
磁遮蔽構造とすることが要求される。さらに、上記の施
設では、音が反響して聞きにくくなったり、外部に騒音
を出さないような配慮も要求とされる。
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、電磁遮蔽性能と吸音性能を備えた
空間を実現するものである。そのために本発明は、電磁
遮蔽材を用いて周囲の壁、天井及び床面で電磁遮蔽を行
い電磁遮蔽空間を構成する電磁遮蔽施設において、内装
基材の上に吸音層を設けると共に、該吸音層の表面に保
護層を兼ねた通気性の電磁遮蔽層を重ねて構成したこと
を特徴とし、前記保護層を兼ねた電磁遮蔽層として、金
属メッシュ、パンチングメタル又はエキスパンドメタル
を用いたことを特徴とするものである。
決するものであって、電磁遮蔽性能と吸音性能を備えた
空間を実現するものである。そのために本発明は、電磁
遮蔽材を用いて周囲の壁、天井及び床面で電磁遮蔽を行
い電磁遮蔽空間を構成する電磁遮蔽施設において、内装
基材の上に吸音層を設けると共に、該吸音層の表面に保
護層を兼ねた通気性の電磁遮蔽層を重ねて構成したこと
を特徴とし、前記保護層を兼ねた電磁遮蔽層として、金
属メッシュ、パンチングメタル又はエキスパンドメタル
を用いたことを特徴とするものである。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図１は本発明に係る電磁遮蔽施
設の実施の形態を示す図であり、１は金属メッシュ、２
はグラスウール、３は石膏ボード、４は構造壁を示す。
図１において、構造壁４は、ＴＶスタジオ等の間仕切り
壁となるコンクリート壁であり、金属メッシュ１、グラ
スウール２、石膏ボード３は、内装材として構造壁４の
内側に取り付け金具、ボルト締め等により取り付けるも
のである。石膏ボード３は、内装材の基材（内装基材）
であり、グラスウール２は、吸音層として石膏ボード３
の上に貼り付け、金属メッシュ１は、グラスウール２の
表面に電磁遮蔽層として、また吸音層の保護用として貼
り付けるものである。なお、電磁遮蔽層としての金属メ
ッシュ１は、例えば電磁波の１波長内に６０本以上のメ
ッシュがあるようにメッシュ間隔で、かつ空隙率が５０
％以下であれば金属板と同等の電磁遮蔽性能を有すると
される。本発明に係る電磁遮蔽施設は、上記のように内
装基材の上に電磁遮蔽層と吸音層を積層すると共に、表
面の電磁遮蔽層を吸音層の保護用としても兼用するの
で、吸音層が損壊されるのを防ぐことができスタジオ等
に好適な電磁遮蔽空間を構成するものである。すなわ
ち、ＴＶスタジオでは、番組製作のためのセットや大道
具等の移動が日常頻繁にあるため、これらの移動の際に
壁面にぶつかり壁面を損壊してしまうという問題が発生
する。しかし、本発明に係る電磁遮蔽施設では、壁面を
金属メッシュ１で覆うため、セットや大道具等がぶつか
って壁面、直接的にはグラスウール２からなる吸音層が
損壊するのを防ぐことができる。しかも、金属メッシュ
１は、電磁遮蔽性能を有するため、壁面の電磁遮蔽層を
構成することができ、その裏側の石膏ボード３との間に
グラスウール２からなる吸音層を設けることにより、電
磁遮蔽空間としてと同時に音響空間としても優れた空間
を提供することができる。この場合、音響面から見る
と、通常３０％異常の空隙率があれば、吸音材そのもの
の吸音特性は損なわれることなく、吸音層保護層と電磁
遮蔽層の機能は互いに障害となることなしに共存しう
る。なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば上記実施の
形態では、吸音層の表面に吸音層保護層兼用の電磁遮蔽
層として金属メッシュを用いたが、金属メッシュに代え
てパンチングメタル（有孔金属板）やエキスパンドメタ
ル等を用いてもよいし、通気性のある導電性の不織布を
用いてもよい。すなわち、導電性の金属を用いた吸音層
保護層兼用の電磁遮蔽層として同等の性能、つまり盲板
の金属板では、吸音層の性能を損なうので、そのような
ものではなく、しかも吸音層を保護しかつ電磁遮蔽性能
を有するものであればよい。また、壁の内装基材の上に
吸音層を設け、その表面に電磁遮蔽層を重ねて構成した
が、壁に限らず天井や床に同様に適用してもよいことは
いうまでもない。
を参照しつつ説明する。図１は本発明に係る電磁遮蔽施
設の実施の形態を示す図であり、１は金属メッシュ、２
はグラスウール、３は石膏ボード、４は構造壁を示す。
図１において、構造壁４は、ＴＶスタジオ等の間仕切り
壁となるコンクリート壁であり、金属メッシュ１、グラ
スウール２、石膏ボード３は、内装材として構造壁４の
内側に取り付け金具、ボルト締め等により取り付けるも
のである。石膏ボード３は、内装材の基材（内装基材）
であり、グラスウール２は、吸音層として石膏ボード３
の上に貼り付け、金属メッシュ１は、グラスウール２の
表面に電磁遮蔽層として、また吸音層の保護用として貼
り付けるものである。なお、電磁遮蔽層としての金属メ
ッシュ１は、例えば電磁波の１波長内に６０本以上のメ
ッシュがあるようにメッシュ間隔で、かつ空隙率が５０
％以下であれば金属板と同等の電磁遮蔽性能を有すると
される。本発明に係る電磁遮蔽施設は、上記のように内
装基材の上に電磁遮蔽層と吸音層を積層すると共に、表
面の電磁遮蔽層を吸音層の保護用としても兼用するの
で、吸音層が損壊されるのを防ぐことができスタジオ等
に好適な電磁遮蔽空間を構成するものである。すなわ
ち、ＴＶスタジオでは、番組製作のためのセットや大道
具等の移動が日常頻繁にあるため、これらの移動の際に
壁面にぶつかり壁面を損壊してしまうという問題が発生
する。しかし、本発明に係る電磁遮蔽施設では、壁面を
金属メッシュ１で覆うため、セットや大道具等がぶつか
って壁面、直接的にはグラスウール２からなる吸音層が
損壊するのを防ぐことができる。しかも、金属メッシュ
１は、電磁遮蔽性能を有するため、壁面の電磁遮蔽層を
構成することができ、その裏側の石膏ボード３との間に
グラスウール２からなる吸音層を設けることにより、電
磁遮蔽空間としてと同時に音響空間としても優れた空間
を提供することができる。この場合、音響面から見る
と、通常３０％異常の空隙率があれば、吸音材そのもの
の吸音特性は損なわれることなく、吸音層保護層と電磁
遮蔽層の機能は互いに障害となることなしに共存しう
る。なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば上記実施の
形態では、吸音層の表面に吸音層保護層兼用の電磁遮蔽
層として金属メッシュを用いたが、金属メッシュに代え
てパンチングメタル（有孔金属板）やエキスパンドメタ
ル等を用いてもよいし、通気性のある導電性の不織布を
用いてもよい。すなわち、導電性の金属を用いた吸音層
保護層兼用の電磁遮蔽層として同等の性能、つまり盲板
の金属板では、吸音層の性能を損なうので、そのような
ものではなく、しかも吸音層を保護しかつ電磁遮蔽性能
を有するものであればよい。また、壁の内装基材の上に
吸音層を設け、その表面に電磁遮蔽層を重ねて構成した
が、壁に限らず天井や床に同様に適用してもよいことは
いうまでもない。
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、内装基材の上に吸音層を設けると共に、該吸
音層の表面に保護層を兼ねた通気性の電磁遮蔽層を重ね
て構成したので、セットや大道具等がその移動の際にぶ
つかり損壊するのを防ぐことができ、しかも、電磁遮蔽
性能及び吸音性能を備えた空間を実現できる。しかも、
吸音層の保護層と電磁遮蔽層とを兼ねるので、材料及び
施工のコストを低減することができ、さらに電磁遮蔽層
が部屋内に露出するので、施工や保守を簡易化すること
ができる。
によれば、内装基材の上に吸音層を設けると共に、該吸
音層の表面に保護層を兼ねた通気性の電磁遮蔽層を重ね
て構成したので、セットや大道具等がその移動の際にぶ
つかり損壊するのを防ぐことができ、しかも、電磁遮蔽
性能及び吸音性能を備えた空間を実現できる。しかも、
吸音層の保護層と電磁遮蔽層とを兼ねるので、材料及び
施工のコストを低減することができ、さらに電磁遮蔽層
が部屋内に露出するので、施工や保守を簡易化すること
ができる。
【図１】 本発明に係る電磁遮蔽施設の実施の形態を示
す図である。
す図である。
【図２】 電磁遮蔽ビルの構成概要を示す図である。
１…金属メッシュ、２…グラスウール、３…石膏ボー
ド、４…構造壁
ド、４…構造壁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成９年１１月１７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電磁遮蔽施設
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁遮蔽材を用い
て周囲の壁、天井及び床面で電磁遮蔽を行い電磁遮蔽空
間を構成する電磁遮蔽施設に関する。
て周囲の壁、天井及び床面で電磁遮蔽を行い電磁遮蔽空
間を構成する電磁遮蔽施設に関する。
【０００２】
【従来の技術】最近建物内部で電波を用いる場合が増加
している。それに伴い、コンクリートやタイル、石膏ボ
ード等のような電波を透過する材料を用いた建物では、
外部への不法電波の漏洩や外部のノイズ電波による内部
機器への影響を防ぐことができず、その防止のための電
磁遮蔽の需要が増大している。本出願人は、ビル内で電
波を使って無線通信を行う場合、電波法上の規制を受け
ることなく自由に周波数帯域を選択できるようにするた
め、既にビル自体を電磁遮蔽構造にする電磁遮蔽ビルに
関し種々の提案をしている。例えば特公平６−９９９７
２号公報や特公平６−９９９７３号公報、特公平７−１
６１１８号公報、特公平６−７６７０６号公報では、ビ
ルの躯体や外壁の遮蔽構造について提案し、特公平６−
９９９７１号公報や特公平６−３３６９９号公報、特公
平６−１３８２２号公報では、ビルの出入口の遮蔽構造
について、特公平６−６３４０７号公報や特公平５−７
９７９０号公報、特公平３−５８５５７号公報では、窓
開口部の遮蔽構造について提案している。また、特公平
３−６２３２０号公報や特公平３−４５９７２号公報、
特公平３−６２３１８号公報、特公平５−３４１５９号
公報では、天井や階層別の遮蔽構造について提案してい
る。
している。それに伴い、コンクリートやタイル、石膏ボ
ード等のような電波を透過する材料を用いた建物では、
外部への不法電波の漏洩や外部のノイズ電波による内部
機器への影響を防ぐことができず、その防止のための電
磁遮蔽の需要が増大している。本出願人は、ビル内で電
波を使って無線通信を行う場合、電波法上の規制を受け
ることなく自由に周波数帯域を選択できるようにするた
め、既にビル自体を電磁遮蔽構造にする電磁遮蔽ビルに
関し種々の提案をしている。例えば特公平６−９９９７
２号公報や特公平６−９９９７３号公報、特公平７−１
６１１８号公報、特公平６−７６７０６号公報では、ビ
ルの躯体や外壁の遮蔽構造について提案し、特公平６−
９９９７１号公報や特公平６−３３６９９号公報、特公
平６−１３８２２号公報では、ビルの出入口の遮蔽構造
について、特公平６−６３４０７号公報や特公平５−７
９７９０号公報、特公平３−５８５５７号公報では、窓
開口部の遮蔽構造について提案している。また、特公平
３−６２３２０号公報や特公平３−４５９７２号公報、
特公平３−６２３１８号公報、特公平５−３４１５９号
公報では、天井や階層別の遮蔽構造について提案してい
る。
【０００３】図２は電磁遮蔽ビルの構成概要を示す図で
あり、３０は天井、４０は壁、５０は窓、６０は床を示
す。図２において、壁４０は、例えば躯体の内壁に金属
メッシュや金属箔（フイルム）、不織布、その他導電性
繊維を用いたシート等を貼ったり、導電性塗料を塗って
電磁遮蔽層を形成したもの、或いはこのような電磁遮蔽
層を片面に形成したボードを用いたものである。天井３
０、床６０も、壁４０と同様の施工を行い、或いは電磁
遮蔽材を貼り合わせたパネルを用いたものである。窓５
０は、窓ガラスの片面又は両面に上記と同様に電磁遮蔽
材を用いて電磁遮蔽層を形成し、この電磁遮蔽層をサッ
シ枠に接続することにより、壁４０と窓５０の電磁遮蔽
層を電気的に一体に接続したものである。
あり、３０は天井、４０は壁、５０は窓、６０は床を示
す。図２において、壁４０は、例えば躯体の内壁に金属
メッシュや金属箔（フイルム）、不織布、その他導電性
繊維を用いたシート等を貼ったり、導電性塗料を塗って
電磁遮蔽層を形成したもの、或いはこのような電磁遮蔽
層を片面に形成したボードを用いたものである。天井３
０、床６０も、壁４０と同様の施工を行い、或いは電磁
遮蔽材を貼り合わせたパネルを用いたものである。窓５
０は、窓ガラスの片面又は両面に上記と同様に電磁遮蔽
材を用いて電磁遮蔽層を形成し、この電磁遮蔽層をサッ
シ枠に接続することにより、壁４０と窓５０の電磁遮蔽
層を電気的に一体に接続したものである。
【０００４】電磁遮蔽ビルは、上記のようにビルの躯体
や床スラブ、壁構造体に電磁遮蔽材を使用し、窓開口部
や扉開口部にも、特殊の電磁遮蔽ガラスや扉を使用し
て、ビルの外壁に沿って全面を電磁遮蔽材で覆って所望
の電磁遮蔽レベルを達成することにより、ビル内の空間
を外部から独立した１つの電磁遮蔽空間として構成して
いる。その場合の電磁遮蔽層を形成するための電磁遮蔽
材としては、金属製のメッシュや箔、フイルム、導電性
の不織布、導電性繊維を用いたシート、導電性塗料など
が用いられる。また、ビル内を１つの電磁遮蔽空間とし
てではなく、各フロア毎に上下の天井や床において電磁
遮蔽材で仕切り、或いは各フロアにおいて部屋間の壁を
電磁遮蔽材で仕切ることによって、各フロア毎、或いは
各部屋毎に独立した複数の電磁遮蔽空間を構成すること
ができる。
や床スラブ、壁構造体に電磁遮蔽材を使用し、窓開口部
や扉開口部にも、特殊の電磁遮蔽ガラスや扉を使用し
て、ビルの外壁に沿って全面を電磁遮蔽材で覆って所望
の電磁遮蔽レベルを達成することにより、ビル内の空間
を外部から独立した１つの電磁遮蔽空間として構成して
いる。その場合の電磁遮蔽層を形成するための電磁遮蔽
材としては、金属製のメッシュや箔、フイルム、導電性
の不織布、導電性繊維を用いたシート、導電性塗料など
が用いられる。また、ビル内を１つの電磁遮蔽空間とし
てではなく、各フロア毎に上下の天井や床において電磁
遮蔽材で仕切り、或いは各フロアにおいて部屋間の壁を
電磁遮蔽材で仕切ることによって、各フロア毎、或いは
各部屋毎に独立した複数の電磁遮蔽空間を構成すること
ができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】演劇公演やコンサー
ト、録画等を行う劇場、ホール、ＴＶスタジオ等では、
上演中に携帯電話やＰＨＳの音声が入ると、雰囲気を壊
し他の観客に迷惑をかけることになる。また、これらの
施設では、ワイヤレスマイクや機器操作のためのリモコ
ンを使用したり、レーザ光線で照明を演出したりする場
合がある。したがって、携帯電話やＰＨＳその他の外部
電波が施設内の演出に対してノイズ等となって悪影響を
及ぼしたり、建物内の電波が外部空間に漏洩して公衆の
通信に悪影響を及ぼしたりするのを防ぐこと、つまり電
磁遮蔽構造とすることが要求される。さらに、上記の施
設では、音が反響して聞きにくくなったり、外部に騒音
を出さないような配慮も要求とされる。
ト、録画等を行う劇場、ホール、ＴＶスタジオ等では、
上演中に携帯電話やＰＨＳの音声が入ると、雰囲気を壊
し他の観客に迷惑をかけることになる。また、これらの
施設では、ワイヤレスマイクや機器操作のためのリモコ
ンを使用したり、レーザ光線で照明を演出したりする場
合がある。したがって、携帯電話やＰＨＳその他の外部
電波が施設内の演出に対してノイズ等となって悪影響を
及ぼしたり、建物内の電波が外部空間に漏洩して公衆の
通信に悪影響を及ぼしたりするのを防ぐこと、つまり電
磁遮蔽構造とすることが要求される。さらに、上記の施
設では、音が反響して聞きにくくなったり、外部に騒音
を出さないような配慮も要求とされる。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、電磁遮蔽性能と吸音性能を備えた
空間を実現するものである。
決するものであって、電磁遮蔽性能と吸音性能を備えた
空間を実現するものである。
【０００７】そのために本発明は、電磁遮蔽材を用いて
周囲の壁、天井及び床面で電磁遮蔽を行い電磁遮蔽空間
を構成する電磁遮蔽施設において、内装基材の上に吸音
層を設けると共に、該吸音層の表面に保護層を兼ねた通
気性の電磁遮蔽層を重ねて構成したことを特徴とし、前
記保護層を兼ねた電磁遮蔽層として、金属メッシュ、パ
ンチングメタル又はエキスパンドメタルを用いたことを
特徴とするものである。
周囲の壁、天井及び床面で電磁遮蔽を行い電磁遮蔽空間
を構成する電磁遮蔽施設において、内装基材の上に吸音
層を設けると共に、該吸音層の表面に保護層を兼ねた通
気性の電磁遮蔽層を重ねて構成したことを特徴とし、前
記保護層を兼ねた電磁遮蔽層として、金属メッシュ、パ
ンチングメタル又はエキスパンドメタルを用いたことを
特徴とするものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図１は本発明に係る電磁遮蔽施
設の実施の形態を示す図であり、１は金属メッシュ、２
はグラスウール、３は石膏ボード、４は構造壁を示す。
を参照しつつ説明する。図１は本発明に係る電磁遮蔽施
設の実施の形態を示す図であり、１は金属メッシュ、２
はグラスウール、３は石膏ボード、４は構造壁を示す。
【０００９】図１において、構造壁４は、ＴＶスタジオ
等の間仕切り壁となるコンクリート壁であり、金属メッ
シュ１、グラスウール２、石膏ボード３は、内装材とし
て構造壁４の内側に取り付け金具、ボルト締め等により
取り付けるものである。石膏ボード３は、内装材の基材
（内装基材）であり、グラスウール２は、吸音層として
石膏ボード３の上に貼り付け、金属メッシュ１は、グラ
スウール２の表面に電磁遮蔽層として、また吸音層の保
護用として貼り付けるものである。なお、電磁遮蔽層と
しての金属メッシュ１は、例えば電磁波の１波長内に６
０本以上のメッシュがあるようにメッシュ間隔で、かつ
空隙率が５０％以下であれば金属板と同等の電磁遮蔽性
能を有するとされる。
等の間仕切り壁となるコンクリート壁であり、金属メッ
シュ１、グラスウール２、石膏ボード３は、内装材とし
て構造壁４の内側に取り付け金具、ボルト締め等により
取り付けるものである。石膏ボード３は、内装材の基材
（内装基材）であり、グラスウール２は、吸音層として
石膏ボード３の上に貼り付け、金属メッシュ１は、グラ
スウール２の表面に電磁遮蔽層として、また吸音層の保
護用として貼り付けるものである。なお、電磁遮蔽層と
しての金属メッシュ１は、例えば電磁波の１波長内に６
０本以上のメッシュがあるようにメッシュ間隔で、かつ
空隙率が５０％以下であれば金属板と同等の電磁遮蔽性
能を有するとされる。
【００１０】本発明に係る電磁遮蔽施設は、上記のよう
に内装基材の上に電磁遮蔽層と吸音層を積層すると共
に、表面の電磁遮蔽層を吸音層の保護用としても兼用す
るので、吸音層が損壊されるのを防ぐことができスタジ
オ等に好適な電磁遮蔽空間を構成するものである。すな
わち、ＴＶスタジオでは、番組製作のためのセットや大
道具等の移動が日常頻繁にあるため、これらの移動の際
に壁面にぶつかり壁面を損壊してしまうという問題が発
生する。しかし、本発明に係る電磁遮蔽施設では、壁面
を金属メッシュ１で覆うため、セットや大道具等がぶつ
かって壁面、直接的にはグラスウール２からなる吸音層
が損壊するのを防ぐことができる。しかも、金属メッシ
ュ１は、電磁遮蔽性能を有するため、壁面の電磁遮蔽層
を構成することができ、その裏側の石膏ボード３との間
にグラスウール２からなる吸音層を設けることにより、
電磁遮蔽空間としてと同時に音響空間としても優れた空
間を提供することができる。この場合、音響面から見る
と、通常３０％異常の空隙率があれば、吸音材そのもの
の吸音特性は損なわれることなく、吸音層保護層と電磁
遮蔽層の機能は互いに障害となることなしに共存しう
る。
に内装基材の上に電磁遮蔽層と吸音層を積層すると共
に、表面の電磁遮蔽層を吸音層の保護用としても兼用す
るので、吸音層が損壊されるのを防ぐことができスタジ
オ等に好適な電磁遮蔽空間を構成するものである。すな
わち、ＴＶスタジオでは、番組製作のためのセットや大
道具等の移動が日常頻繁にあるため、これらの移動の際
に壁面にぶつかり壁面を損壊してしまうという問題が発
生する。しかし、本発明に係る電磁遮蔽施設では、壁面
を金属メッシュ１で覆うため、セットや大道具等がぶつ
かって壁面、直接的にはグラスウール２からなる吸音層
が損壊するのを防ぐことができる。しかも、金属メッシ
ュ１は、電磁遮蔽性能を有するため、壁面の電磁遮蔽層
を構成することができ、その裏側の石膏ボード３との間
にグラスウール２からなる吸音層を設けることにより、
電磁遮蔽空間としてと同時に音響空間としても優れた空
間を提供することができる。この場合、音響面から見る
と、通常３０％異常の空隙率があれば、吸音材そのもの
の吸音特性は損なわれることなく、吸音層保護層と電磁
遮蔽層の機能は互いに障害となることなしに共存しう
る。
【００１１】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、吸音層の表面に吸音層保護層兼用の
電磁遮蔽層として金属メッシュを用いたが、金属メッシ
ュに代えてパンチングメタル（有孔金属板）やエキスパ
ンドメタル等を用いてもよいし、通気性のある導電性の
不織布を用いてもよい。すなわち、導電性の金属を用い
た吸音層保護層兼用の電磁遮蔽層として同等の性能、つ
まり盲板の金属板では、吸音層の性能を損なうので、そ
のようなものではなく、しかも吸音層を保護しかつ電磁
遮蔽性能を有するものであればよい。また、壁の内装基
材の上に吸音層を設け、その表面に電磁遮蔽層を重ねて
構成したが、壁に限らず天井や床に同様に適用してもよ
いことはいうまでもない。
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、吸音層の表面に吸音層保護層兼用の
電磁遮蔽層として金属メッシュを用いたが、金属メッシ
ュに代えてパンチングメタル（有孔金属板）やエキスパ
ンドメタル等を用いてもよいし、通気性のある導電性の
不織布を用いてもよい。すなわち、導電性の金属を用い
た吸音層保護層兼用の電磁遮蔽層として同等の性能、つ
まり盲板の金属板では、吸音層の性能を損なうので、そ
のようなものではなく、しかも吸音層を保護しかつ電磁
遮蔽性能を有するものであればよい。また、壁の内装基
材の上に吸音層を設け、その表面に電磁遮蔽層を重ねて
構成したが、壁に限らず天井や床に同様に適用してもよ
いことはいうまでもない。
【００１２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、内装基材の上に吸音層を設けると共に、該吸
音層の表面に保護層を兼ねた通気性の電磁遮蔽層を重ね
て構成したので、セットや大道具等がその移動の際にぶ
つかり損壊するのを防ぐことができ、しかも、電磁遮蔽
性能及び吸音性能を備えた空間を実現できる。しかも、
吸音層の保護層と電磁遮蔽層とを兼ねるので、材料及び
施工のコストを低減することができ、さらに電磁遮蔽層
が部屋内に露出するので、施工や保守を簡易化すること
ができる。
によれば、内装基材の上に吸音層を設けると共に、該吸
音層の表面に保護層を兼ねた通気性の電磁遮蔽層を重ね
て構成したので、セットや大道具等がその移動の際にぶ
つかり損壊するのを防ぐことができ、しかも、電磁遮蔽
性能及び吸音性能を備えた空間を実現できる。しかも、
吸音層の保護層と電磁遮蔽層とを兼ねるので、材料及び
施工のコストを低減することができ、さらに電磁遮蔽層
が部屋内に露出するので、施工や保守を簡易化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係る電磁遮蔽施設の実施の形態を示
す図である。
す図である。
【図２】 電磁遮蔽ビルの構成概要を示す図である。
【符号の説明】 １…金属メッシュ、２…グラスウール、３…石膏ボー
ド、４…構造壁
ド、４…構造壁
Claims (2)
- 【請求項１】 電磁遮蔽材を用いて周囲の壁、天井及び
床面で電磁遮蔽を行い電磁遮蔽空間を構成する電磁遮蔽
施設において、内装基材の上に吸音層を設けると共に、
該吸音層の表面に保護層を兼ねた通気性の電磁遮蔽層を
重ねて構成したことを特徴とする電磁遮蔽施設。 - 【請求項２】 前記保護層を兼ねた電磁遮蔽層として、
金属メッシュ、パンチングメタル又はエキスパンドメタ
ルを用いたことを特徴とする請求項１記載の電磁遮蔽施
設。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31475797A JPH11148186A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 電磁遮蔽施設 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31475797A JPH11148186A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 電磁遮蔽施設 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11148186A true JPH11148186A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18057224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31475797A Pending JPH11148186A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | 電磁遮蔽施設 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11148186A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6669553B2 (en) * | 2000-02-21 | 2003-12-30 | Albert G. Adams | Noise suppression and sound proof chamber |
-
1997
- 1997-11-17 JP JP31475797A patent/JPH11148186A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6669553B2 (en) * | 2000-02-21 | 2003-12-30 | Albert G. Adams | Noise suppression and sound proof chamber |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040331 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040908 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050105 |