JPH11146613A - 単相誘導電動機用遠心力スイッチの可動部の構成 - Google Patents

単相誘導電動機用遠心力スイッチの可動部の構成

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JPH11146613A
JPH11146613A JP9320296A JP32029697A JPH11146613A JP H11146613 A JPH11146613 A JP H11146613A JP 9320296 A JP9320296 A JP 9320296A JP 32029697 A JP32029697 A JP 32029697A JP H11146613 A JPH11146613 A JP H11146613A
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JP
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collar
die
shaft
cylindrical portion
pair
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JP9320296A
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English (en)
Inventor
Takeo Iseya
勢 谷 岳 男 伊
Masataka Fujino
野 正 隆 藤
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Kitashiba Electric Co Ltd
Original Assignee
Kitashiba Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 減速時のカラーの傾きを抑えることができ、
遠心力スイッチ可動部単体でもカラーが抜けて外れず、
部品精度のバラツキによるカラーの移動ストロークが略
一定であり、シャフトへの溝加工やEリング又はカラー
ストッパー挿入等の余分な作業工数や部品点数を必要と
しない単相誘導電動機用遠心力スイッチの可動部を提供
する。 【解決手段】 筒部とこの筒部の一端に設けられた鍔部
とを有するとともに筒部外周面の少なくとも2箇所に案
内突起が形成されたカラーと、カラーの筒部をシャフト
の軸方向に出没可能に勘合するとともにカラーの案内突
起を勘合する案内溝と、シャフトに圧入固定するための
孔部を有するダイ部と、カラーの筒部及びダイ部に対向
して配置されるとともに、相互に弾性部材にて連結さ
れ、回転による遠心力により相互に拡開してカラーをダ
イ部方向に移動させる一対の連結ウエイト部材からなる
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、単相誘導電動機
用遠心力スイッチの可動部の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】単相誘導電動機(以下、単相モータと称
する)は、始動時に疑似二相モータとして回転磁界を発
生させて回転トルクを得るための補助回路が設けられて
いる。遠心力スイッチは、単相モータの起動時に前記補
助回路の起動接点をONとし、回転が始まるとOFFと
するためのスイッチであり、当該単相モータ内部に設け
られている。図5はこの遠心力スイッチ付近の半断面の
概略図であり、回転中の状態を示している。図におい
て、この遠心力スイッチ100は、シャフトSに取り付
けられてシャフトSと共に回転する遠心力スイッチ可動
部110と、エンドブラケットBに取り付けられた遠心
力スイッチ固定部150とから概略構成されている。
【0003】先ず、単相モータが回転すると、遠心力ス
イッチ可動部110のカラー111が、遠心力により、
後述するように、図面右手方向に移動する。単相モータ
の回転が停止すると、カラー111は、後述するバネ1
15〔図6(a)等参照〕の弾性力により図面左方に移
動突出し、シャフトSの図示しない溝に勘合されたEリ
ングに当接してこの位置にて停止する。これによりカラ
ー111の鍔部111aが、遠心力スイッチ固定部15
0のレバー151を押圧し、図示しない接点が接触す
る。この状態において起動のために電源が投入される
と、前記補助回路と主回路による回転磁界が発生し、当
該単相モータの起動が可能となる。なお、図5におい
て、符号112は遠心力スイッチ可動部110をシャフ
トSに勘合圧入し固着するためのダイ部であり、符号1
52はボールベアリングである。なお、前記Eリングの
代わりにカラーストッパー153を設けることもでき
る。
【0004】図6(a)は前記遠心力スイッチ可動部1
10の平面図であり、図6(b),(c)はその右側面
図である。特に図6(b)は単相モータの停止時(遠心
力が作用しない場合)の状態を示し、図6(c)は回転
時(図5の状態)を示している。図において、この遠心
力スイッチ可動部110は、シャフトS(図5参照)に
圧入固着するための孔112aが形成されて断面コ字状
の板状部材にて形成された前記ダイ部112と、このダ
イ部112の上下折曲げ部112b,112bの各両端
(図面手前と向こう側)に回動可能に係合する係合突起
113a,113aを有して板状部材にて形成される連
結部材113,113と、この連結部材113,113
の幅方向他端側に回動可能に係合するとともに、カラー
111の筒部111bを保持するための保持突起114
a,114aをその各両端(図面手前と向側)を備える
カラー保持ウエイト部114,114と、このカラー保
持ウエイト部114,114に保持される前記カラー1
11とを有している。
【0005】そして、図6の例においては、ダイ部11
2の下側に位置する折曲げ部112bの手前端が上方に
折曲げられた第2の折曲げ部112cを有するとともに
上側に位置する前記連結部材113の手前端が下方に折
り曲げられた折曲げ部113bを有し、各折曲げ部11
2b,113a間にバネ115が掛合されて相互に引き
付け合っている。また、図面向こう側においては、逆
に、上方に位置するダイ部112の折曲げ部112bが
下方に折り曲げられて第2の折り曲げ部を形成してお
り、同様に下方に位置する前記連結部材113が上方に
折り曲げられて折り曲げ部を構成して同様にバネ115
が掛合されて相互に引き付け合っている。このバネ11
5,115により、カラー111は押し出されて、図6
(b)に示す位置に突出する。この位置が単相モータの
停止時におけるカラー111の位置である。回転時にお
いては、カラー保持ウエイト部114,114が回転に
よる遠心力によりバネ115の弾性力に抗して互いに外
方に拡開し、保持するカラー111を、図6(c)に示
すようにダイ部112方向にに引き付ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来における遠心力ス
イッチの可動部は以上のような構成となっている。しか
しながら、 (1)シャフトSに貫通するカラー111の筒部111
bは、シャフトSとは若干の空隙G(図7参照)を有し
ていることから、単相モータの減速時において、前記バ
ネ115,115〔図6(a)(b)等参照〕によって
押し出されて突出するカラー111が、レバー151と
接触して回転する際に、図7に示すように前記空隙Gの
分だけ傾いて、カタカタと異音を発することがある。
【0007】(2)また、カラー111は、前記のよう
に、遠心力スイッチ可動部110のカラー保持ウエイト
部114,114から延出する保持突起114a,11
4aにバネ115,115の弾性力によって保持されて
いるだけであることから、部品としての遠心力スイッチ
可動部110単体の状態では、カラー111部分が抜け
て外れてしまうという不都合がある。 (3)また、これと関連して、部品精度のバラツキによ
り、回転時におけるカラー111の移動ストロークに差
異がでる、という不都合がある。 (4)さらに、前記(1)ないし(3)の問題点を解決
するために、シャフトSに溝加工を施し、この溝部に前
記Eリング(図5参照)を勘合させ、またはカラースト
ッパー153を挿入する等の余分な作業工数及び部品点
数を必要としている。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みて創案
されたものであり、減速時におけるカタカタ音等の異音
発生の原因となっていたカラー111の傾きを抑えるこ
とができるとともに、遠心力スイッチ可動部110単体
の状態でもカラー111が抜けて外れることがなく、ま
た、部品精度のバラツキによるカラー部分のストローク
が略一定であり、さらに、シャフトSへの溝加工やEリ
ング又はカラーストッパー挿入等の余分な作業工数や部
品点数を必要としない単相誘導電動機用遠心力スイッチ
の可動部の提供をその目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、シャフトが貫
通する筒部とこの筒部の一端に設けられた鍔部とを有す
るとともに筒部外周面の少なくとも2か所に案内突起が
形成されたカラーと、このカラーの前記筒部を前記シャ
フトの軸方向に出没可能に勘合するとともにこのカラー
の前記案内突起を勘合する案内溝と前記シャフトに圧入
固定するための孔部を有するダイ部と、前記カラーの筒
部及びダイ部に対向して配置されるとともに、相互に弾
性部材にて連結され、回転による遠心力により相互に拡
開して前記カラーを前記ダイ部方向に移動させる一対の
連結ウエイト部材からなる構成とするものである。
【0010】また、シャフトが貫通する筒部及びこの筒
部の一端側に鍔状に設けられた鍔部とを有するカラー
と、このカラーの筒部他端側に位置して前記シャフトに
圧入固定するための孔部を有するダイ部と、このカラー
を前記シャフトの軸方向に移動可能に前記ダイ部と連結
するとともに、接点のON,OFFを行うために、回転
による遠心力により相互に拡開して前記カラーを前記ダ
イ部方向に移動させるとともに回転の停止時には相互に
掛合された弾性部材の弾性力にて前記カラーを前記ダイ
部から離隔する移動させるための一対の連結ウエイト部
材からなる単相誘導電動機用遠心力スイッチの可動部の
構成であって、前記カラーには、筒部外周面の少なくと
も2か所に案内突起を形成し、前記ダイ部は、前記カラ
ーの筒部が嵌入可能な筐体状に形成されるとともに前記
カラーに形成された案内突起を係合して当該カラーの前
記シャフトの軸方向への移動を案内するための案内溝
と、前記連結ウエイト部材が拡開する際に当該連結ウエ
イト部材と係合して前記カラーを前記ダイ部方向に移動
させる一対の係合羽根を相対する位置に備え、前記一対
の連結ウエイト部材は、くの字状に曲折されて前記カラ
ーの筒部及びダイ部を中心として相対して配置されると
ともに相互に弾性部材にて連結され、それぞれの連結ウ
エイト部材の一端は、二股状に延出するアーム先端が前
記カラーの鍔部と筒部の接合部近傍にて筒部を狭持する
ように回動可能に取り付けられ、その他端は、前記ダイ
部を抱持するように箱状に形成されるとともに、回転に
よる遠心力にて相互に拡開する際に、前記カラーを前記
ダイ部方向に移動せしめるように前記ダイ部の係合羽根
を係合してなる構成とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。図1(a)は本発明に係る遠心力スイ
ッチ可動部1の停止時における正面図であり、図1
(b)は回転時における正面図である。図2(a)はカ
ラー2の平面図であり、図2(b)はその正面図,図2
(c)は図1(a)の背面図,図2(d)は図2(a)
のA−O−A断面部,図2(e)は側面図である。図3
(a)は前記ダイ部3の平面図であり、図3(b)はそ
の正面図,図3(c)は側面図,図3(d)は図1
(a)の背面図である。図4(a)は前記連結ウエイト
部材の平面図であり、図4(b)はその正面図,図4
(c)は右側面図,図4(d)は底面図,図4(e)は
図1(b)の背面図である。以下、説明する。
【0012】この単相モータ用の遠心力スイッチ可動部
1は、図1(a)(b)に示すように、単相モータのシ
ャフトSを貫通して当該シャフトSの軸方向に移動可能
に配置されるカラー2と、シャフトSに勘合圧入して固
着されるダイ部3と、このダイ部3と前記カラー2とを
連結するとともに回転時における遠心力により相互に拡
開し、これにより図1(b)に示すように前記カラー2
をダイ部3方向に移動させる一対の連結ウエイト部4,
4と、この一対の連結ウエイト部4,4間に掛合され
て、回転の停止時において連結ウエイト部4,4を相互
に引き付け、図1(a)に示すようにカラー2をダイ部
3から離隔する方向に押し出すための一対のバネ5,5
〔図面手前と図示しない図面向こう側に一対、なお、図
1(b)ではバネ5の図示は省略されている〕とから概
略構成されている。
【0013】先ず、カラー2は、図2(b)等に示すよ
うに、筒部2bの一端に鍔部2aが接続されており、こ
の鍔部2aには、シャフト貫通孔2cの相対する位置に
2個ずつ計4個の孔2a1 〜が形成されている。この孔
2a1 〜は、台座部2b2 をモールド型で成形する際の
ピンの抜穴である。
【0014】筒部2bは、その内周面が略円形に形成さ
れ、また、その外周面には、後述するように連結ウエイ
ト部4,4を筒部2bに装着するための台座となる一対
の台座部2b1 ,2b1 が、所定の厚みを有して相対す
る位置に設けられている。この台座部2b1 ,2b1 に
は、前記連結ウエイト部4のアーム部4a,4aを係合
するための案内面2b2 〜が形成されている。また、こ
の台座部2b1 ,2b1 の他端側には、ダイ部3を案内
するための案内突起2b3 ,2b3 が設けられている。
【0015】次に、図3(a)等に示すダイ部3は、シ
ャフトS〔図1(a)等参照〕を圧入固着するための取
付部3aをその中心部に有する底面部3bと、前記カラ
ー2の筒部2bを出没可能に勘合するための四面の側面
部3c〜とからなる筐体状に形成されて、この筐体内
に、図1に示すように前記カラー2の筒部2bが同軸的
に配置される。なお、カラー2は、軸方向に移動可能な
ように筒部2bとシャフトS間には若干の空隙をもたせ
てある(図5参照)。また、このカラー2の筒部2bに
形成された前記一対の案内突起2b3 ,2b3 〔図2
(b)(c)等参照〕と相対するダイ部3の側面部、例
えば3c1 ,3c3 には、前記案内突起2b1 ,2b1
を係合して、カラー2の前記出没を案内するための一対
の長孔3d,3dが形成されている。さらに、この長孔
3d,3dが形成された一対の側面部以外の一対の側面
部、例えば3c2 ,3c4 には、後述する連結ウエイト
部4と係合する一対の係合羽根3e,3eが形成されて
いる。
【0016】図4(a)〜図4(e)は、同一に構成さ
れる前記一対の連結ウエイト部4,4の片方のみ図示し
たものであるが、この連結ウエイト部4は、図4(c)
に示すようにその中間部近傍にて、くの字状に曲折され
るとともに、その一端は、二股状に延出するアーム部4
a,4aとして形成され、その他端は、ダイ部3を外方
から覆うように抱持する箱状に形成されてシャフトSの
回転時において遠心力を作用させるためのウエイト部4
bとなっている。また、両端には、バネ5を掛合するた
めの掛合突起4c,4cと、前記ダイ部3の係合羽根3
eを係合する係合部4dが形成されている。
【0017】この連結ウエイト部4は、係合部4dが、
ダイ部3の係合羽根3e〔図3(a)(b)等参照)を
係合しつつ、アーム部4a,4aが、カラー2の筒部2
bに形成された案内面2b2 〔図2(b)等参照〕に案
内され、かつ、その先端部を鍔部2aに形成された抜
穴、例えば2a12,2a13〔図2(a)参照〕に係合し
た状態にて筒部2bを挟持し、そのウエイト部4bが前
記ダイ部3を覆うように配置される。他方の連結ウエイ
ト部4も、カラー2の筒部2bの相対する逆位置に同様
に配置される。そして、相互の連結ウエイト部4,4の
掛合突起4c,4c間にバネ5が掛合される。
【0018】以上のような構成において、先ず、シャフ
トS、すなわち、図示しない単相モータが回転しない場
合には遠心力が働かないことから、連結ウエイト部4,
4はバネ5,5により相互に引き付けられ、連結ウエイ
ト部4,4のアーム部4a,4aは、図1(a)に示す
ように、カラー2をダイ部3から離隔する方向に押し出
す。これにより、カラー2の鍔部2aが、図5に示すレ
バー151を押圧し、図示しない接点がONとなる。こ
の場合、前記のように、カラー2の筒部2bに形成され
た案内突起2b3 ,2b3 が、ダイ部3に設けられた長
孔3d,3dに係合していることから、カラー2の突出
量は長孔3d,3dの長さに規制されて、そのストロー
クすなわち、移動量は常に一定となる。また、従来のよ
うにカラー2の突出量を規制するためのEリングや、カ
ラーストッパー153(図5参照)を必要としない。
【0019】また、連結ウエイト部4,4は、バネ5,
5の弾性力により相互に引き付け合い、ダイ部3を両側
から覆い包んで抱持する形となり、前記カラー2の筒部
2bに形成された案内突起2b3 ,2b3 と、ダイ部3
に設けられた長孔3d,3dとが係合していることと相
まって、減速時において、カラー2の鍔部2aが、遠心
力スイッチ固定部150のレバー151(図7参照)に
当接して傾くことがない。
【0020】さらに、カラー2をダイ部3に連結する一
対の連結ウエイト部4,4は、前記のように断面くの字
に曲折されて、二股状に延出するアーム部4a,4a
は、カラー2の筒部2bに所定の厚みをもって形成され
た台座部2b1 ,2b1 の案内面2b2 ,2b2 と鍔部
2aとで形成される溝に差し込まれるように取り付けら
れ〔図1(a),(b)参照〕かつ、バネ5,5にて相
互の連結ウエイト部4,4の両側から引き付け合ってい
ることから、この遠心力スイッチ可動部1の部品単体の
状態、すなわち遠心力が作用していない状態〔図1
(a)の状態〕では、カラー2に、軸方向へ引き抜く力
が働いても、連結ウエイト部4,4からカラー2が外れ
ることがない。連結ウエイト部4,4を拡開して、それ
それに軸方向と直行する方向に引き抜かない限り、連結
ウエイト部4,4からカラー2は外れないようになって
いる。
【0021】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、減速
時におけるカラーの傾きを抑えることができることか
ら、カタカタ音等の異音が発生することがない。また、
遠心力スイッチ可動部単体の状態でもカラーが抜けて外
れることがなく、また、カラーの移動ストロークが常に
一定であり、部品精度のバラツキによって異なるという
ことがない。さらに、従来のように、シャフトSへの溝
加工やEリング又はカラーストッパー挿入等の余分な作
業工数や部品点数を必要としない等の優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、図示しない単相モータのシャフ
トSに取り付けられた遠心力スイッチ可動部1の停止時
における側面図であり、図1(b)は、回転時における
側面図である。
【図2】図2(a)は前記カラー2の平面図,図2
(b)はその正面図,図2(c)は図1(a)の背面
図,図2(d)は図2(a)のA−O−A断面部,図2
(e)は側面図である。
【図3】図3(a)は前記ダイ部3の平面図,図3
(b)はその正面図,図3(c)は側面図,図3(d)
は図1(a)の背面図である。
【図4】図4(a)は前記連結ウエイト部材の平面図,
図4(b)はその正面図,図4(c)は右側面図,図4
(d)は底面図,図4(e)は図1(b)の背面図であ
る。
【図5】従来例における遠心力スイッチ付近の半断面の
概略図であり、回転中の状態を示す図である。
【図6】図6(a)は前記遠心力スイッチ可動部110
の平面図であり、図6(b),(c)はその右側面図で
ある。特に図6(b)は単相モータの停止時(遠心力が
作用しない場合)の状態を示し、図6(c)は回転時
(図5の状態)を示している。
【図7】従来例における、異音発生の原因となるカラー
111が傾く状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 遠心力スイッチ可動部 2 カラー 2a 鍔部 2b 筒部 2b1 台座部 2b2 案内面 2b3 案内突起 2c シャフト貫通孔 3 ダイ部 3a 取付け部 3b 底面部 3c 側面部 3d 長孔 3e 係合羽根 4 連結ウエイト部 4a アーム部 4b ウエイト部 4c 掛合突起 4d 係合部 5 バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトが貫通する筒部とこの筒部の一
    端に設けられた鍔部とを有するとともに、筒部外周面の
    少なくとも2か所に案内突起が形成されたカラーと、 このカラーの前記筒部を前記シャフトの軸方向に出没可
    能に勘合する筐体に形成されるとともに、前記カラーの
    筒部に形成された前記案内突起を勘合する案内溝と、前
    記シャフトに圧入固定するための孔部を有するダイ部
    と、 前汽カラーの筒部及びダイ部に対向して肺置されるとと
    もに、相互に弾性部材にて連結され、回転による遠心力
    により相互に拡開して前記カラーを前記ダイ部方向に移
    動させる一対の連結ウエイト部材からなる単相誘導電動
    機用遠心力スイッチの可動部の構成。
  2. 【請求項2】 シャフトが貫通する筒部及びこの筒部の
    一端側に鍔状に設けられた鍔部とを有するカラーと、こ
    のカラーの筒部他端側に位置して前記シャフトに圧入固
    定するための孔部を有するダイ部と、このカラーを前記
    シャフトの軸方向に移動可能に前記ダイ部と連結すると
    ともに、接点のON,OFFを行うために、回転による
    遠心力により相互に拡開して前記カラーを前記ダイ部方
    向に移動させるとともに回転の停止時には相互に掛合さ
    れた弾性部材の弾性力にて前記カラーを前記ダイ部から
    離隔する移動させるための一対の連結ウエイト部材から
    なる単相誘導電動機用遠心力スイッチの可動部の構成で
    あって、 前記カラーには、筒部外周面の少なくとも2か所に案内
    突起を形成し、 前記ダイ部は、前記カラーの筒部が嵌入可能な筐体状に
    形成されるとともに前記カラーに形成された案内突起を
    係合して当該カラーの前記シャフトの軸方向への移動を
    案内するための案内溝と、前記連結ウエイト部材が拡開
    する際に当該連結ウエイト部材と係合して前記カラーを
    前記ダイ部方向に移動させる一対の係合羽根を相対する
    位置に備え、 前記一対の連結ウエイト部材は、くの字状に曲折されて
    前記カラーの筒部及びダイ部を中心として相対して配置
    されるとともに相互に弾性部材にて連結され、それぞれ
    の連結ウエイト部材の一端は、二股状に延出するアーム
    先端が前記カラーの鍔部と筒部の接合部近傍にて筒部を
    狭持するように回動可能に取り付けられ、その他端は、
    前記ダイ部を抱持するように箱状に形成されるととも
    に、回転による遠心力にて相互に拡開する際に、前記カ
    ラーを前記ダイ部方向に移動せしめるように前記ダイ部
    の係合羽根を係合して成ることを特徴とする単相誘導電
    動機用遠心力スイッチの可動部の構成。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020023979A (ko) * 2002-01-02 2002-03-29 이학진 배력장치
KR20020041792A (ko) * 2002-02-27 2002-06-03 이학진 배력회전기
KR20040042044A (ko) * 2002-11-12 2004-05-20 엘지전자 주식회사 단상유도전동기의 원심스위치용 슬라이더의 원심추 복원가이드 구조
KR100480119B1 (ko) * 2002-10-15 2005-04-07 엘지전자 주식회사 원심스위치

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