JPH11146473A - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

Info

Publication number
JPH11146473A
JPH11146473A JP30885797A JP30885797A JPH11146473A JP H11146473 A JPH11146473 A JP H11146473A JP 30885797 A JP30885797 A JP 30885797A JP 30885797 A JP30885797 A JP 30885797A JP H11146473 A JPH11146473 A JP H11146473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
speaker
connection opening
duct
volume
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30885797A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Fujihira
正男 藤平
Akira Yamagishi
亮 山岸
Akihiro Akiyama
明広 秋山
Naoki Watanabe
直樹 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP30885797A priority Critical patent/JPH11146473A/ja
Publication of JPH11146473A publication Critical patent/JPH11146473A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型且つ軽量な装置で高品質の低音を再生す
ることができるスピーカ装置を提供する。 【解決手段】 スピーカユニット2を有したスピーカボ
ックス3と、蛇行状のダクト構造を有したダクトボック
ス4とを備え、スピーカボックス3の第1の連結開口部
34とダクトボックス4の第2の連結開口部48とを連
結して、スピーカボックス3内部とダクトボックス4の
ダクト構造とを連通した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小形軽量のスピ
ーカ装置に適用して好適なスピーカ装置にに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスピーカ装置としては、
図29に示すような装置が提案されている。同図におい
て、スピーカボックス100は合成樹脂等の小形軽量に
より形成され、このスピーカボックス100の前面に固
定されたバッフル板120の上側に穿設したスピーカ取
付孔120aに、スピーカユニット300が固定されて
いる。
【0003】このスピーカユニット300は例えば次の
ように構成されたものである。プレート305及びヨー
ク306がリング状マグネット304を挟むように取り
付けられており、プレート305の内周側とヨーク30
6のセンターポール306aと間に磁気空隙307が形
成されている。また、このプレート305にはスピーカ
のフレーム308が取付けられ、このフレーム308の
外周部にはエッジ309が設けられ、このエッジ309
によってコーン型の振動板310の外周部が保持されて
いる。
【0004】一方、振動板310の内周部にはボイスコ
イルボビン311が取り付けられており、このボイスコ
イルボビン311にはボイスコイル312が巻装されて
いる。そして、このボイスコイル312がプレート30
5及びヨーク306のセンターポール306aによって
形成された磁気空隙307内に挿入されている。なお、
ダンパー317はこのボイスコイル312をこの磁気空
隙307内に保持する。
【0005】また、スピーカボックス100の外部の所
定位置には入力端子313が取り付けられており、この
入力端子313からの音声信号を接続線314を介して
スピーカユニット300の端子315に供給し、この端
子315からの音声信号を錦糸線316を介してボイス
コイル312に供給するようになっている。
【0006】また、バッフル板120とは、スピーカ取
付孔120aと同一面に開口318aを有するバスレフ
用ダクト318が設けられ、スピーカユニット300の
振動板310の背面から出た音の位相を反転して、この
バスレフ用ダクト318からスピーカボックス100の
外に放射し、この振動板310の前面から出る音の低音
域を広げる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のスピーカ装置では、次のような問題があった。上記ス
ピーカ装置は小形軽量であるという特徴がある。しかし
ながら、スピーカユニット300の振動板310が音を
放射するために振動すれば、その振動の力Fはスピーカ
ユニット300の振動系の実効質量mとこの振動系の動
く加速度αの積(F=mα)となる。そして、物体が動
けば、作用と反作用があり、このスピーカ装置の場合、
反作用の力をスピーカボックス100が受けることにな
るが、この小形軽量のスピーカ装置では、このスピーカ
ボックス100の重量が小さいので、この反作用の力を
このスピーカボックス100では支えることができな
い。このため、従来の小形軽量のスピーカ装置では、ス
ピーカユニット300の振動板310が音の放射のため
に振動すると、スピーカボックス100がそのスピーカ
ユニット300の振動系の振動の力Fを支えるほどの重
量が無いので、音の放射の力は弱くなり音質を劣化させ
るという不都合があった。さらに、バスレフ用ダクト3
18においても、音を放射したときの反作用の力をスピ
ーカボックス100に与え、このスピーカボックス10
0が軽量であるため、この音の放射の力が弱まり、低音
の音質を劣化させる不都合があった。
【0008】この発明は、上述した課題を解決するため
になされたもので、小型且つ軽量な装置で高品質の低音
を再生することができるスピーカ装置の提供を目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明に係るスピーカ装置は、低音用のスピー
カユニットを備え、一面に第1の連結開口部を有するス
ピーカボックスと、内部に蛇行状のダクト構造を備え、
且つ当該ダクト構造の基端部側に連通しスピーカボック
スの第1の連結開口部に連結された第2の連結開口部を
有する薄型状のダクトボックスとを具備する構成とし
た。かかる構成により、スピーカユニットから低音を放
射すると、これに対応して、ダクトボックスから音放射
が行われる。このとき、ダクトボックスが蛇行状のダク
ト構造となっているので、ダクトボックスがない場合に
比べて、最低共振周波数が大きく低下する。
【0010】また、第2の発明に係るスピーカ装置は、
低音用のスピーカユニットを備え、一面に第1の連結開
口部を有するスピーカボックスと、内部に空洞部を備
え、且つ当該空洞部に連通しスピーカボックスの第1の
連結開口部と直接又は間接的に連結された第2の連結開
口部を有する容積ボックスとを具備する構成とした。か
かる構成により、スピーカユニットの低音を放射時にお
いて、容積ボックスの作用により、容積ボックスがない
場合に比べて、最低共振周波数が大きく低下する。
【0011】さらに、第3の発明に係るスピーカ装置
は、低音用のスピーカユニットを備え、一面に第1の連
結開口部を有するスピーカボックスと、内部に所定容積
の空洞部と直状のダクト部とを備え、且つ空洞部に連通
しスピーカボックスの第1の連結開口部に連結された第
2の連結開口部を有する薄型状の容積ダクトボックスと
を具備する構成とした。かかる構成により、スピーカユ
ニットから低音を放射すると、これに対応して、容積ダ
クトボックスのダクト部から音放射が行われる。このと
き、容積ダクトボックスが所定容積の空洞部と直状のダ
クト部とを備えているので、これら空洞部とダクト部と
の協働作用によって、容積ダクトボックスがない場合に
比べて、最低共振周波数が大きく低下する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、この発明の第1の実施形態
に係るスピーカ装置を示す斜視図である。このスピーカ
装置1は、図1に示すように、低音用のスピーカユニッ
ト2を備えたスピーカボックス3と、薄型状のダクトボ
ックス4とで構成されている。
【0013】スピーカボックス3は、合成樹脂等により
小型軽量の箱形に形成されており、ダクトボックス4の
左前端部に載置されている。図2は、このスピーカボッ
クス3の断面図である。図2に示すように、スピーカボ
ックス3の前面板30の中央部にはスピーカ取付孔30
aが形成され、このスピーカ取付孔30aの内側にスピ
ーカユニット2が固定されている。図3は、スピーカユ
ニット2の断面図である。図3に示すように、磁気回路
22と振動系24とから構成され、音声信号が入力され
ると、この音声信号に応じた音を放射する。
【0014】磁気回路22は、中央にセンターポール部
22a1を有するヨーク22aと、同センターポール部
22a1に開口を挿通させて同芯状態で同ヨーク22a
の上面に接着固定されたリング型のマグネット22b
と、同様にセンターポール部22a1と同芯状態で同マ
グネット22bの上面に装着されたプレート22cと、
同ヨーク22aの下面にこのマグネット22bと同じ極
を対面させた状態で接着固定されたキャンセルマグネッ
ト22dとから構成されている。なお、同磁気回路22
は、シールドカバー22eで覆われ、外部から磁気遮断
されている。
【0015】一方、振動系24は、センターポール部2
2a1の外径よりも僅かに大きな径の筒体で形成される
と共に外周壁面にボイスコイル24b1を有したボイス
コイルボビン24bと、内周部分をボイスコイルボビン
24bの外周壁面に固定されると共に外周部分をフレー
ム24aの底面に固定されたダンバー24cと、外周部
分をフレーム24aの周縁部分にガスケット24d1を
介して接着されると共に内周部分をボイスコイルボビン
24bの外周壁面に接着されたコーン型の振動板24d
と、ボイスコイルボビン24bの先端に装着されたキャ
ップ24eとを備えている。なお、上記フレーム24a
には、入力端子24fが備えられており、錦糸線24g
を介してボイスコイル24b1の引き出し線と電気的に
接続されている。
【0016】かかる構成により、入力端子24fから所
定の音声信号を入力すると、ボイスコイル24b1の周
囲に磁場が発生する。この磁場とマグネット22bの磁
場との磁気的相互作用により、振動板24dが振動し、
入力された音声信号に応じた音が外方に放射される。勿
論、スピーカユニット20は、必ずしも上記のような構
成に限定されることはなく、種々の形態のものを適用可
能である。また、図2に示すスピーカボックス3の後面
板31の中央部には、バスレフ用ダクト32が取り付け
られている。さらに、スピーカボックス3の下面板33
には、第1の連結開口部34が突設されている。
【0017】一方ダクトボックス4は、図1に示すよう
に、前及び後面板40,41と、両側面板42,43と
上及び下面板44,45とで形成された薄型箱状体であ
り、その内部には、蛇行状のダクト構造が形成されてい
る。具体的には、7枚の仕切板46a〜46gをスピー
カボックス3の左右方向に一定間隔で取り付けると共
に、仕切板46a〜46gの上,下端面を上面板44,
下面板45に固着している。そして、仕切板46a〜4
6gは交互に前面板40及び後面板41側にずれてお
り、仕切板46a,46c,46e,46gの前端面が
前面板40に固着され、仕切板46b,46d,46f
の後端面が後面板41に固着されている。このようにし
て、蛇行状の通路が画成され、音放射口47が前面板4
0の右端部に穿設されて、基端部としての前方左端部か
ら前方右端部に至る長状のダクトがダクトボックス4内
部に形成されている。このようなダクトボックス4の上
面板44には、第2の連結開口部48が穿設されてい
る。すなわち、第2の連結開口部48が上面板44の左
前端部に穿設され、ダクト構造の基端部に連結されてい
る。
【0018】スピーカボックス3は、スピーカユニット
2を前方に向け、その第1の連結開口部34を第2の連
結開口部48に気密に嵌め込んだ状態で、ダクトボック
ス4上に載置固定されている。これにより、第1の連結
開口部34と第2の連結開口部48とが連結され、スピ
ーカボックス3の内部とダクトボックス4のダクト構造
とが音響的に連通された状態となっている。
【0019】次に、この実施形態のスピーカ装置が示す
動作について説明する。図4は、動作時の力の釣合関係
を説明するための概略図である。図4に示すように、ス
ピーカユニット2の音放射によって前方に力F1が生
じ、その反作用力−F1がスピーカユニット2の後方に
生じる。これと連動して、バスレフ用ダクト32では力
F2の音放射が行われ、その反作用力−F2が前方が生
じる。また、スピーカボックス3内部とダクトボックス
4のダクト構造とが第1の連結開口部34と第2の連結
開口部48の連結によって連通しているので、力F3の
音放射が行われ、その反作用力−F3が発生する。した
がって、ダクトボックス4のダクト構造のダクト長さを
下記(1)式が成立するように設定しておくことで、ス
ピーカ装置1の前方に働く力と後方に働く力とが釣り合
い、スピーカ装置1の前後への移動が防止される。 −F2=−F1+(−F3)・・・・(1)
【0020】ところで、スピーカユニットの振動系の最
低共振周波数f0とダクトの最低共振周波数f1とは、振
動系の実効質量とスティフネスとをm0及びS0とし、ダ
クト長さをLとし、内部空気のスティフネスをScとす
ると、一般に、下記(2)及び(3)式で近似される。
【数1】 図5は、最低共振周波数とインピーダンスとの関係及び
最低共振周波数と音圧レベルとの関係を示す線図であ
る。ダクトを有したスピーカ装置では、図5の実線で示
すように、最低共振周波数f0,f1のときにインピーダ
ンスが急激に上昇するインピーダンス曲線Aとなり、最
低共振周波数f0,f1の間の周波数fxでインピーダン
スが最低になる。そして、実線で示す音圧レベル曲線B
がインピーダンス曲線Aに対応し、周波数fxの近傍の
周波数で高い良好な音圧レベルを得る。したがって、最
低共振周波数f0,f1が下がると、破線で示すように、
インピーダンス曲線Aと音圧レベル曲線Bとが図5の左
側に寄り、小さな周波数fxで高い良好な音圧レベルを
得る。この実施形態のスピーカ装置は、かかる点に着目
し、ダクトボックス4のダクト構造を蛇行状にすること
で、ダクト長さLを大きくした。これにより、内部空気
のスティフネスScも下がり、上記(2)及び(3)式
から、最低共振周波数f0,f1が低くなり、低い周波数
fx近傍で高い良好な音圧レベルを得ることができた。
【0021】このように、この実施形態によれば、スピ
ーカユニット2の音放射時に生じる力の釣合によってス
ピーカボックス3を静止させて、低音の劣化を防止する
ことができ、しかも、ダクトボックス4を取り付けるこ
とで高い音圧レベルを得ることができるので、小型かつ
軽量なスピーカボックス3においても高品質の低音を再
生することができる。
【0022】図6は、この実施形態の使用例を示す前面
図である。図6に示すように、左右対称なスピーカ装置
1−1,1−2を並べ、ダクトボックス4−1,4−2
上にステレオアンプとCDプレーヤ等を載せることで、
小型のセパレート型ステレオシステムをとして使用する
ことができ、臨場感湧れる音場を得ることができる。な
お、この実施形態では、バスレフ用ダクト32が後面板
31に取り付けられたスピーカボックス3を適用した
が、図7に示すように、バスレフ用ダクト32が前面板
30に取り付けられたスピーカボックス又はバスレフ用
ダクト32がないスピーカボックスをも適用することが
できることは勿論である。また、この実施形態では第2
の連結開口部48をダクトボックス4の上面板44の左
前端部に穿設したが、第2の連結開口部48の穿設位置
は任意である。例えば、図8に示すように、第2の連結
開口部48を上面板44の左後端部に穿設し、ダクトボ
ックス4のダクト構造を音放射口47が後面板41の右
端部で開いた構造とすることもできる。
【0023】(第2の実施形態)図9は、この発明の第
2の実施形態に係るスピーカ装置を示す斜視図である。
この実施形態のスピーカ装置は、スピーカボックス3を
ダクトボックス4の側面に取り付けた点が上記第1の実
施形態と異なる。図10は、この実施形態に適用される
スピーカボックス3を一部破断して示す側面図である。
図10に示すように、このスピーカボックス3の側面板
35に第1の連結開口部34が突設されており、一方第
2の連結開口部48は、図9に示すように、側面板42
の前端部に穿設されている。そして、スピーカボックス
3の第1の連結開口部34をダクトボックス4の第2の
連結開口部48に気密に嵌め込んで、スピーカボックス
3をダクトボックス4に隣接させて固定した。かかる構
成により、ダクトボックス4の面積を大きくすることが
でき、多少大きめのCDプレーヤやステレオアンプ等で
も十分に載置することができる。その他の構成,作用効
果及び変形例は、上記第1の実施形態と同様であるの
で、その記載は省略する。
【0024】(第3の実施形態)図11は、この発明の
第3の実施形態に係るスピーカ装置を示す斜視図であ
る。この実施形態のスピーカ装置は、ダクトボックス4
をスピーカボックス3の後面板に取り付けた点が上記第
1及び第2の実施形態と異なる。図12は、この実施形
態に適用されるスピーカボックス3を示す断面図であ
る。図12に示すように、このスピーカボックス3にお
いては、バスレフ用ダクト32が前面板30の下部に取
り付けられ、第1の連結開口部34が後面板31の下部
に突設されている。一方、ダクトボックス4は、図11
に示すように、上面板44が前方を向くように起立さ
れ、音放射口47が上面板44の右上端部に穿設され、
第2の連結開口部48が左下端部に穿設されている。そ
して、スピーカボックス3の第1の連結開口部34をダ
クトボックス4の第2の連結開口部48に気密に嵌め込
んで、スピーカボックス3がダクトボックス4の前に位
置するように固定した。かかる構成により、スピーカ装
置全体の奥行きを小さくすることができ、この結果、狭
い場所でも使用することができる。その他の構成,作用
効果及び変形例は、上記第1及び第2の実施形態と同様
であるので、その記載は省略する。
【0025】(第4の実施形態)図13は、この発明の
第4の実施形態に係るスピーカ装置を示す斜視図であ
る。この実施形態のスピーカ装置は、ダクトボックスを
ステレオ用のダクトボックス4′にした点が上記第1〜
第3の実施形態と異なる。すなわち、ダクトボックス
4′は、図1等に示したダクトボックス4を音放射口4
7同士を隣接させて、左右対称に並べ、音放射口47の
隣接部分を1枚の分離板49で分離した構造となってい
る。そして、2つの第2の連結開口部48に2つのスピ
ーカボックス3の第1の連結開口部34をそれぞれ気密
に嵌め込むことで、ステレオシステムとしてのスピーカ
装置を構成した。このように、ダクトボックス4が一体
型なので、その持ち運びが容易となる。その他の構成,
作用効果及び変形例は上記第1〜第3の実施形態と同様
であるので、その記載は省略する。
【0026】(第5の実施形態)図14は、この発明の
第5の実施形態に係るスピーカ装置を示す斜視図であ
り、図15は容積ボックスの斜視図である。このスピー
カ装置1′は、図14に示すように、スピーカボックス
3と薄箱形状の容積ボックス5とを備えている。容積ボ
ックス5は、その内部が空洞になっており、その上面板
54の左前端部に第2の連結開口部58が穿設されてい
る。スピーカボックス3は、第1の連結開口部34を第
2の連結開口部58に気密に嵌め込んだ状態で、上面板
54上に載置固定されている。かかる構成により、高音
圧レベルの低音放射を行うことができる。すなわち、バ
スレフ用ダクト32の長さLはさ程長くないので、上記
(3)式において、ダクト長さLによる影響はほとんど
生じない。しかし、スピーカボックス3の内部と容積ボ
ックス5の内部とが第1の連結開口部34と第2の連結
開口部58の連結によって連通しているので、スピーカ
装置1′全体の容積が非常に大きくなっている。これに
対して、スピーカ装置1′の内部の空気のスティフネス
Scは容積に反比例する性質を有している。したがっ
て、スピーカ装置1′の容積が大きくなるにつれて、ス
ティフネスScが小さくなり、上記(2)及び(3)式
で示すスピーカユニットの最低共振周波数f0とダクト
の最低共振周波数f1とが下がることとなる。この実施
形態のスピーカ装置はこの点に着目して、大容積の容積
ボックス5をスピーカボックス3に取り付けることで、
最低共振周波数f0,f1を低下させることにより、低音
放射時に高い良好な音圧レベルを得る構造とした。その
他の構成,作用効果は上記第1〜第4の実施形態と同様
であるので、その記載は省略する。
【0027】なお、この実施形態では、バスレフ用ダク
ト32を前面板30に取り付けたスピーカボックス3を
適用したが、バスレフ用ダクト32を取り付けたものを
適用してもよい。また、図14の2点鎖線で示すよう
に、第2の連結開口部58を上面板54の左後部に穿設
してもよい。その他の構成,作用効果及び変形例は上記
第1の実施形態と同様であるので、その記載は省略す
る。
【0028】(第6の実施形態)図16は、この発明の
第6の実施形態に係るスピーカ装置を示す斜視図であ
る。この実施形態のスピーカ装置は、スピーカボックス
3を容積ボックス5の側面に取り付けた点が上記第5の
実施形態と異なる。すなわち、上記第2の実施形態と同
様に、側面板35に第1の連結開口部34を突設したス
ピーカボックス3を用い、この第1の連結開口部34を
容積ボックス5の側面板52に穿設された第2の連結開
口部58に気密に嵌め込んで、スピーカボックス3を容
積ボックス5に隣接固定した。その他の構成,作用効果
及び変形例は、上記第5の実施形態と同様であるので、
その記載は省略する。
【0029】(第7の実施形態)図17は、この発明の
第7の実施形態に係るスピーカ装置を示す斜視図であ
る。この実施形態のスピーカ装置は、容積ボックス5を
スピーカボックス3の後面側に取り付けた点が上記第5
及び第6の実施形態と異なる。すなわち、上面板54が
前方を向くように起立させ、上面板54の左下端部に穿
設された第2の連結開口部58に、スピーカボックス3
の後面板31に突設された第1の連結開口部34を気密
に嵌め込んで、スピーカボックス3が容積ボックス5の
前に位置するように固定した。その他の構成,作用効果
及び変形例は、上記第5及び第6の実施形態と同様であ
るので、その記載は省略する。
【0030】(第8の実施形態)図18は、この発明の
第8の実施形態に係るスピーカ装置を示す斜視図であ
る。この実施形態のスピーカ装置は、スピーカボックス
3と箱形状の容積ボックス5′とをフレキシブルホース
6を介して間接的に連結した点が上記第5〜第7の実施
形態と異なる。図19はスピーカボックス3と容積ボッ
クス5′との連結状態を示す断面図である。図19に示
すように、スピーカボックス3の前面板30の下部には
バスレフ用ダクト32が取り付けられ、後面板31のほ
ぼ中央部には筒状の第1の連結開口部34が突設されて
いる。一方、容積ボックス5′においては、その前面板
50に第1の連結開口部34と同径の第2の連結開口部
58が突設されている。そして、これら第1の連結開口
部34と第2の連結開口部58とに、フレキシブルホー
ス6の両端部が圧入され、スピーカボックス3内部と容
積ボックス5′内部とがこのフレキシブルホース6を介
して連通されている。かかる構成により、図18に示す
ように2台のスピーカ装置でステレオシステムを構築
し、容積ボックス5′のみを机の下等の見えない場所に
隠しておくことができる。図20は、上記第8の実施形
態の変形例を示す斜視図であり、図21はこの変形例に
適用されるスピーカボックス3の断面図である。すなわ
ち、図21に示すように、バスレフ用ダクト32を後面
板31のほぼ中央部に有するスピーカボックス3の後面
板31下部に筒状の第1の連結開口部34を突設すると
共に、容積ボックス5′の前面板50下部に、同径の第
2の連結開口部58を突設して、これら第1の連結開口
部34と第2の連結開口部58とをフレキシブルホース
6で連結した構成としてもよい。その他の構成,作用効
果及び変形例は上記第5〜第7の実施形態と同様である
ので、記載は省略する。
【0031】(第9の実施形態)図22は、この発明の
第9の実施形態に係るスピーカ装置を示す斜視図であ
る。この実施形態のスピーカ装置は、容積ボックスをス
テレオ用の容積ボックス5″にした点が上記第5〜第8
の実施形態と異なる。すなわち、図15に示した容積ボ
ックス5の幅を倍増し、その中央部分を1枚の分離板5
9で分離して、第2の連結開口部58を上面板54の左
右前端部に穿設し、両第2の連結開口部58にスピーカ
ボックス3を載置して、ステレオシステムとしてのスピ
ーカ装置を構成した。図23は、この実施形態の変形例
を示す斜視図である。すなわち、容積ボックス5″を起
立させ、その上面板54の下部両端に第2の連結開口部
58(図示省略)をそれぞれ突設し、これらの第2の連
結開口部58に、2台のスピーカボックス3の各第1の
連結開口部34をフレキシブルホース6を介して連結す
ることで、ステレオシステムとしてのスピーカ装置を構
成することもできる。その他の構成,作用効果及び変形
例は上記第5〜第8の実施形態と同様であるので、その
記載は省略する。
【0032】(第10の実施形態)図24は、この発明
の第10の実施形態に係るスピーカ装置を示す斜視図で
ある。このスピーカ装置1″は、図24に示すように、
スピーカボックス3と薄箱形状の容積ダクトボックス7
とを備えている。図25は、スピーカボックス3の断面
図である。図25に示すように、このスピーカボックス
3は第1の連結開口部34を下面板33に有している。
なお、バスレフ用ダクト32は有していないが、その前
面板30又は後面板31にバスレフ用ダクト32を設け
てもよい。容積ダクトボックス7は、図24に示すよう
に、その内部に空洞部Cとこの空洞部Cと連通した直状
のダクトDとを有している。具体的には、容積ダクトボ
ックス7の右端部が仕切板76で仕切られ、前面板70
の右端部に音放射口77が穿設されて、ダクトDが形成
されている。また、上面板74の左前端部には第2の連
結開口部78が穿設されて、スピーカボックス3の第1
の連結開口部34と連結されている。すなわち、このス
ピーカ装置1″は、スピーカボックス3内部と容積ダク
トボックス7の空洞部Cとで容積を大きく確保すると共
に、ダクトDで大きなダクト長さを確保した構成となっ
ている。かかる構成により、上記(2)及び(3)式に
おいて、ダクト長さLが大きくなり、内部空気のスティ
フネスScが小さくなるので、高い良好な音圧レベルの
低音を再生することができる。その他の構成,作用効果
及び変形例は上記第1及び第6の実施形態と同様である
ので、その記載は省略する。
【0033】(第11の実施形態)図26は、この発明
の第11の実施形態に係るスピーカ装置を示す斜視図で
ある。この実施形態のスピーカ装置は、スピーカボック
ス3の側面板35に第1の連結開口部34を突設すると
共に、容積ダクトボックス7の側面板72に第2の連結
開口部78を穿設し、これら第1の連結開口部34と第
2の連結開口部78とを気密に連結した構成となってい
る。その他の構成,作用効果及び変形例は上記第10の
実施形態と同様であるので、その記載は省略する。
【0034】(第12の実施形態)図27は、この発明
の第12の実施形態に係るスピーカ装置を示す斜視図で
ある。この実施形態のスピーカ装置は、容積ダクトボッ
クス7を起立させ、その上面板74の左下端部に穿設さ
れた第2の連結開口部78に、スピーカボックス3の第
1の連結開口部34を連結し、ダクトDの音放射口77
を上面板74の右下端部に設けた構成となっている。そ
の他の構成,作用効果及び変形例は上記第10及び第1
1の実施形態と同様であるので、その記載は省略する。
【0035】(第13の実施形態)図28は、この発明
の第13の実施形態に係るスピーカ装置を示す斜視図で
ある。この実施形態における容積ダクトボックス7′
は、音放射口77同士を隣接させた状態で分離板79に
よって中央部分が仕切られており、2台のスピーカボッ
クス3が、上面板74の前左右端部の第2の連結開口部
78に第1の連結開口部34を連結させた状態で、載置
固定されている。その他の構成,作用効果及び変形例は
上記第10〜12の実施形態と同様であるので、その記
載は省略する。
【0036】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、第1の発明
に係るスピーカ装置によれば、ダクトボックスが蛇行状
のダクト構造となっているので、最低共振周波数を大き
く低下させることができ、この結果、高品質且つ高音圧
の低音を再生することができるという効果がある。ま
た、請求項2のスピーカ装置によれば、スピーカボック
スを薄型状のダクトボックスの上面に載置した構成とな
っているので、2台のスピーカ装置を左右対称に並べ、
ダクトボックス上にステレオアンプとCDプレーヤ等を
載せることで、小型のセパレート型ステレオシステムと
して使用することができる。また、請求項3のスピーカ
装置によれば、スピーカボックスをダクトボックスとを
隣接させた構成になっているので、CDプレーヤやステ
レオアンプ等の載置面積を大きくすることができる。ま
た、請求項4のスピーカ装置によれば、ダクトボックス
を起立させ、その前方にスピーカボックスを取り付けた
構成としたので、スピーカ装置全体の奥行きを小さくす
ることができる。さらに、請求項5のスピーカ装置によ
れば、一対のダクトボックスを左右対称に隣接させ、そ
の隣接部を一枚の分離板で分離して、一のステレオ用の
ダクトボックスを構成したので、ダクトボックスの持ち
運びが容易となる。
【0037】また、第2の発明に係るスピーカ装置よれ
ば、容積ボックスの作用により、最低共振周波数を大き
く低下させることができるので、高品質且つ高音圧の低
音を再生することができるという効果がある。
【0038】さらに、第3の発明に係るスピーカ装置に
よれば、容積ダクトボックスの空洞部とダクト部との協
働作用によって、最低共振周波数を大きく低下させるの
で、高品質且つ高音圧の低音を再生することができると
いう効果がある。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るスピーカ装置
を示す斜視図である。
【図2】図1のスピーカボックスの断面図である。
【図3】図1のスピーカユニットの断面図である。
【図4】図1のスピーカ装置の動作時の力の釣合関係を
説明するための概略図である。
【図5】最低共振周波数とインピーダンスとの関係及び
最低共振周波数と音圧レベルとの関係を示す線図であ
る。
【図6】図1の実施形態の使用例を示す前面図である。
【図7】第1の実施形態の変形例に係るスピーカボック
スの断面図である。
【図8】第1の実施形態の他の変形例に係るダクトボッ
クスを示す斜視図である。
【図9】この発明の第2の実施形態に係るスピーカ装置
を示す斜視図である。
【図10】第2の実施形態に適用されるスピーカボック
スを一部破断して示す側面図である。
【図11】この発明の第3の実施形態に係るスピーカ装
置を示す斜視図である。
【図12】第3の実施形態に適用されるスピーカボック
スを示す断面図である。
【図13】この発明の第4の実施形態に係るスピーカ装
置を示す斜視図である。
【図14】この発明の第5の実施形態に係るスピーカ装
置を示す斜視図である。
【図15】第5の実施形態に適用される容積ボックスの
斜視図である。
【図16】この発明の第6の実施形態に係るスピーカ装
置を示す斜視図である。
【図17】この発明の第7の実施形態に係るスピーカ装
置を示す斜視図である。
【図18】この発明の第8の実施形態に係るスピーカ装
置を示す斜視図である。
【図19】第8の実施形態に適用されるスピーカボック
スと容積ボックスとの連結状態を示す断面図である。
【図20】上記第8の実施形態の変形例を示す斜視図で
ある。
【図21】図20の変形例に適用されるスピーカボック
スの断面図である。
【図22】この発明の第9の実施形態に係るスピーカ装
置を示す斜視図である。
【図23】第9の実施形態の変形例を示す斜視図であ
る。
【図24】この発明の第10の実施形態に係るスピーカ
装置を示す斜視図である。
【図25】第10の実施形態に適用されるスピーカボッ
クスの断面図である。
【図26】この発明の第11の実施形態に係るスピーカ
装置を示す斜視図である。
【図27】この発明の第12の実施形態に係るスピーカ
装置を示す斜視図である。
【図28】この発明の第13の実施形態に係るスピーカ
装置を示す斜視図である。
【図29】従来例に係るスピーカ装置の鉛直断面図であ
る。
【符号の説明】
1…スピーカ装置、 2…スピーカユニット、 3…ス
ピーカボックス、 4…ダクトボックス、 34…第1
の連結開口部、 46a〜46g…仕切板、47…音放
射口、 48…第2の連結開口部。
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 直樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低音用のスピーカユニットを備え、一面
    に第1の連結開口部を有するスピーカボックスと、 内部に蛇行状のダクト構造を備え、且つ当該ダクト構造
    の基端部側に連通し上記スピーカボックスの第1の連結
    開口部に連結された第2の連結開口部を有する薄型状の
    ダクトボックスとを具備することを特徴とするスピーカ
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスピーカ装置におい
    て、 上記第1の連結開口部をスピーカボックスの下面に形成
    すると共に上記第2の連結開口部を上記ダクトボックス
    の上面に形成し、 上記スピーカボックスを上記ダクトボックスの上面に載
    置して、上記第1の連結開口部と第2の連結開口部とを
    連通し、 上記ダクト構造の音放射口を、ダクトボックスの前面又
    は後面のいずれかに形成した、 ことを特徴とするスピーカ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のスピーカ装置におい
    て、 上記第1の連結開口部をスピーカボックスの側面に形成
    すると共に上記第2の連結開口部を上記ダクトボックス
    の側面に形成し、 上記スピーカボックスを上記ダクトボックスとを隣接さ
    せて、上記第1の連結開口部と第2の連結開口部とを連
    通し、 上記ダクト構造の音放射口を、ダクトボックスの前面又
    は後面のいずれかに形成した、 ことを特徴とするスピーカ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のスピーカ装置におい
    て、 上記第1の連結開口部をスピーカボックスの後面に形成
    すると共に上記第2の連結開口部を上記ダクトボックス
    の上面に形成し、 上記ダクトボックスを、上記上面が上記スピーカボック
    スの後面側に位置するように起立させて、上記第1の連
    結開口部と第2の連結開口部とを連通し、 上記ダクト構造の音放射口を、ダクトボックスの上面の
    上部又は下部のいずれかに形成した、 ことを特徴とするスピーカ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のスピーカ装置におい
    て、 一対の上記ダクトボックスを左右対称に隣接させ、その
    隣接部を一枚の分離板で分離して、一のステレオ用のダ
    クトボックスを構成し、 上記ステレオ用のダクトボックスの各第2の連結開口部
    に一対の上記スピーカボックスの各第1の連結開口部を
    それぞれ連結した、 ことを特徴とするスピーカ装置。
  6. 【請求項6】 低音用のスピーカユニットを備え、一面
    に第1の連結開口部を有するスピーカボックスと、 内部に空洞部を備え、且つ当該空洞部に連通し上記スピ
    ーカボックスの第1の連結開口部と直接又は間接的に連
    結された第2の連結開口部を有する容積ボックスと を具備することを特徴とするスピーカ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のスピーカ装置におい
    て、 上記第1の連結開口部をスピーカボックスの下面に形成
    すると共に上記第2の連結開口部を上記容積ボックスの
    上面に形成し、 上記スピーカボックスを上記容積ボックスの上面に載置
    して、上記第1の連結開口部と第2の連結開口部とを連
    通した、 ことを特徴とするスピーカ装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のスピーカ装置におい
    て、 上記第1の連結開口部をスピーカボックスの側面に形成
    すると共に上記第2の連結開口部を上記容積ボックスの
    側面に形成し、 上記スピーカボックスを上記容積ボックスとを隣接させ
    て、上記第1の連結開口部と第2の連結開口部とを連通
    した、 ことを特徴とするスピーカ装置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のスピーカ装置におい
    て、 上記第1の連結開口部をスピーカボックスの後面に形成
    すると共に上記第2の連結開口部を上記容積ボックスの
    上面に形成し、 上記容積ボックスを、上記上面が上記スピーカボックス
    の後面側に位置するように起立させて、上記第1の連結
    開口部と第2の連結開口部とを連通した、 ことを特徴とするスピーカ装置。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載のスピーカ装置におい
    て、 上記第1の連結開口部及び第2の連結開口部を可撓性有
    する管体で間接的に連結した、 ことを特徴とするスピーカ装置。
  11. 【請求項11】 請求項6に記載のスピーカ装置におい
    て、 一対の上記容積ボックスを左右対称に隣接させ、その隣
    接部を一枚の分離板で分離して、一のステレオ用の容積
    ボックスを構成し、 上記ステレオ用の容積ボックスの各第2の連結開口部に
    一対の上記スピーカボックスの各第1の連結開口部をそ
    れぞれ直接又は間接的に連結した、 ことを特徴とするスピーカ装置。
  12. 【請求項12】 低音用のスピーカユニットを備え、一
    面に第1の連結開口部を有するスピーカボックスと、 内部に所定容積の空洞部と直状のダクト部とを備え、且
    つ上記空洞部に連通し上記スピーカボックスの第1の連
    結開口部に連結された第2の連結開口部を有する薄型状
    の容積ダクトボックスとを具備することを特徴とするス
    ピーカ装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のスピーカ装置にお
    いて、 上記第1の連結開口部をスピーカボックスの下面に形成
    すると共に上記第2の連結開口部を上記容積ダクトボッ
    クスの上面に形成し、 上記スピーカボックスを上記容積ダクトボックスの上面
    に載置して、上記第1の連結開口部と第2の連結開口部
    とを連通し、 上記ダクト部の音放射口を、容積ダクトボックスの前面
    又は後面のいずれかに形成した、 ことを特徴とするスピーカ装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載のスピーカ装置にお
    いて、 上記第1の連結開口部をスピーカボックスの側面に形成
    すると共に上記第2の連結開口部を上記容積ダクトボッ
    クスの側面に形成し、 上記スピーカボックスを上記容積ダクトボックスとを隣
    接させて、上記第1の連結開口部と第2の連結開口部と
    を連通し、 上記ダクト部の音放射口を、容積ダクトボックスの前面
    又は後面のいずれかに形成した、 ことを特徴とするスピーカ装置。
  15. 【請求項15】 請求項12に記載のスピーカ装置にお
    いて、 上記第1の連結開口部をスピーカボックスの後面に形成
    すると共に上記第2の連結開口部を上記容積ダクトボッ
    クスの上面に形成し、 上記容積ダクトボックスを、上記上面が上記スピーカボ
    ックスの後面側に位置するように起立させて、上記第1
    の連結開口部と第2の連結開口部とを連通し、 上記ダクト部の音放射口を、容積ボックス部の上面の上
    部又は下部のいずれかに形成した、 ことを特徴とするスピーカ装置。
  16. 【請求項16】 請求項12に記載のスピーカ装置にお
    いて、 一対の上記容積ダクトボックスを左右対称に隣接させ、
    隣接するダクト部を一枚の分離板で分離して、一のステ
    レオ用の容積ダクトボックスを構成し、 上記ステレオ用の容積ダクトボックスの各第2の連結開
    口部に一対の上記スピーカボックスの各第1の連結開口
    部をそれぞれ連結した、 ことを特徴とするスピーカ装置。
JP30885797A 1997-11-11 1997-11-11 スピーカ装置 Pending JPH11146473A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30885797A JPH11146473A (ja) 1997-11-11 1997-11-11 スピーカ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30885797A JPH11146473A (ja) 1997-11-11 1997-11-11 スピーカ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11146473A true JPH11146473A (ja) 1999-05-28

Family

ID=17986103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30885797A Pending JPH11146473A (ja) 1997-11-11 1997-11-11 スピーカ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11146473A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003153358A (ja) * 2001-11-16 2003-05-23 Kokuyo Co Ltd 音響空間創出装置
JP2005323725A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2007096653A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Nidec Pigeon Corp スピーカー
JP2017163515A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 高橋 正彦 スピーカー用箱
JP2019092128A (ja) * 2017-11-17 2019-06-13 真司 前田 マルチバックロードホーン型スピーカー装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003153358A (ja) * 2001-11-16 2003-05-23 Kokuyo Co Ltd 音響空間創出装置
JP2005323725A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2007096653A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Nidec Pigeon Corp スピーカー
JP2017163515A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 高橋 正彦 スピーカー用箱
JP2019092128A (ja) * 2017-11-17 2019-06-13 真司 前田 マルチバックロードホーン型スピーカー装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0147992B1 (en) Multi-driver loudspeaker
US4756382A (en) Loudspeaker having enhanced response at bass frequencies
JP3144230B2 (ja) 低音再生スピーカ
US5815589A (en) Push-pull transmission line loudspeaker
JP4662508B1 (ja) イヤホン
JPH11146473A (ja) スピーカ装置
CA1204498A (en) Multi-driver loudspeaker
JPS6117663Y2 (ja)
JP2553514B2 (ja) ヘッドホン
JP2000078689A (ja) 電気・音響変換装置
JP2867898B2 (ja) インナーイヤー型ヘッドホン
JPH09187090A (ja) スピーカ装置
JP7415129B2 (ja) スピーカー取付部材、および、これを備えるスピーカー、電子楽器
JPH11150782A (ja) スピーカ装置
JPH11136786A (ja) スピーカ装置
JPH09187091A (ja) スピーカ装置
JPH1127784A (ja) スピーカ及びスピーカ装置
JPH1198588A (ja) スピーカ装置
JPH1066193A (ja) スピーカおよびそれを用いたスピーカ装置
JP3380439B2 (ja) 反発磁気回路型スピーカシステム
JPH11178083A (ja) スピーカ装置
KR860001871Y1 (ko) 차재용(車載用)스피이커 유닛
JPH11298985A (ja) スピーカ装置
WO2024045282A1 (zh) 具有发声功能的电子设备
JPH1188981A (ja) スピーカ装置