JPH11145858A - 無線受信機と無線選択呼出受信機 - Google Patents

無線受信機と無線選択呼出受信機

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JPH11145858A
JPH11145858A JP30190997A JP30190997A JPH11145858A JP H11145858 A JPH11145858 A JP H11145858A JP 30190997 A JP30190997 A JP 30190997A JP 30190997 A JP30190997 A JP 30190997A JP H11145858 A JPH11145858 A JP H11145858A
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JP
Japan
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channel
electric field
agc
radio
receiver
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JP30190997A
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Inventor
Masaki Suzuki
雅樹 鈴木
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NEC Platforms Ltd
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NEC AccessTechnica Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 AGC回路の動作中は、無線部の利得を減少
させてしまうため、受信感度が劣化する。そのため、相
互変調妨害による感度劣化が起きている時以外は、AG
C回路を動作しないようにし、常に最適な受信感度が得
られるようにすることを課題とする。 【解決手段】 受信周波数をチャンネル毎に受信可能な
自動利得制御機能(以下、AGCと称する)を有する無
線受信機において、自己の受信チャンネル近傍の任意の
チャンネル数をサーチするチャンネルサーチ手段と、前
記任意のチャンネル毎の電界の強さを記憶するチャンネ
ルデータ記憶部と、前記チャンネルサーチ手段にチャン
ネルを指示し且つ前記AGCを制御する制御部とを備
え、前記チャンネルデータ記憶部に記憶されたチャンネ
ルデータが予め設定された相互変調妨害を起こす条件と
一致した場合に、前記制御部を介して前記AGCを動作
させるAGC動作手段を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AGC機能を有す
る無線選択呼出受信機や無線受信機に関し、特にページ
ャやポケットベル、GSM(Group Special Mobile)、
FPLMTS(Future Public Land Mobile Telecommun
ication System)R3,UPT(UniversalPersonal Tel
ecommunication)等に有効なチャンネルサーチ時のAG
Cの制御方法に特徴を有する無線受信機や無線選択呼出
受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】相互変調妨害は、トランジスタなどの非
線形素子により発生する現象で、例えば3次の相互変調
では、回線周波数からΔf及び2×Δf離れた2つの周
波数により、自己の回線と同じ周波数が発生して受信妨
害が起きる。回線周波数からΔf及び2×Δf離れた2
つの周波数をf1,f2とすると、周波数f1,f2に
よって発生する妨害波のレベルは、周波数f1,f2の
信号レベルが1dB増加すると、発生する妨害波は3d
B増加する関係にある。つまり、周波数f1,f2の信
号レベルを1dB減少させれば、発生する妨害波は3d
B減少する。これを利用して、AGC機能によりアンテ
ナ利得や高周波増幅器の利得を減少させ、混合回路への
入力レベルを低くすることで、相互変調妨害による感度
劣化を抑えるという技術は一般に知られている。
【0003】従来のAGC回路の例を、特開昭60−1
48237号公報を示して説明する。該公報には、マイ
クロ波AMテレビ中継装置等で、フェージングによる受
信妨害を防止するため、2台のアンテナを所定距離離れ
た位置に配置し、該2台のアンテナによって受信された
信号をそれぞれの受信機によって周波数を逓減した後に
合成するスペースダイバシティ制御方式において、スペ
ースダイバシティによって受信された信号をそれぞれ別
個に増幅・逓減する受信装置と、該受信装置によってそ
れぞれ増幅・逓減されたされた信号の利得を制御するそ
れぞれのAGCと、該AGCによって利得制御された信
号を合成する信号合成器とを備え、受信された信号強度
が所定値以上になった場合にAGCを動作させることを
特徴としている。
【0004】また、従来のAGC回路の他の例を、図6
を用いて説明する。アンテナ1で受信した受信信号は、
高周波増幅器10で増幅され、バンドパスフィルタ11
で必要周波数が取り出された後、PLL発振回路16の
発信周波数と混合回路12で周波数変換される。周波数
変換された信号は、バンドパスフィルタ13と、第2の
局部発振器17の第2の局部発振周波数と混合されてさ
らに低い周波数に周波数変換するダブルスーパーヘテロ
ダイン方式を標榜する第2の混合回路14と、バンドパ
スフィルタ15とを介して、中間周波数増幅部を含む検
波IC3へ入力された後、制御部4で処理される。
【0005】検波IC3への入力信号レベルが高くなる
と、出力電圧が変化する検波IC3の端子にAGC回路
5が接続される。AGC回路5では、入力信号レベルが
高くなると、トランジスタ26がオンする。トランジス
タ26がONすると抵抗19,20,21、及びダイオ
ード25に電流が流れ、インピーダンスが変化すること
により、アンテナ1の同調がずれ、アンテナ利得が減少
する。この作用により、アンテナ1への受信信号が所定
値より大きい場合には、非同調によりアンテナ利得を低
下させて、高周波増幅器10の非直線性特性の動作領域
を避けて直線性動作領域で動作させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
AGC回路は、実際に相互変調妨害が起きていない場合
でも、AGCが動作する場合がある。すなわち、従来の
AGCは、検波ICに入力される信号レベルによりAG
CのON,OFFを行っているため、例えば高周波増幅
器や第1、第2の混合回路等の無線部の利得のばらつき
や、自己の回線周波数の信号レベルの高さによって、検
波ICへの入力信号レベルが高くなれば、AGC回路が
動作してしまう。
【0007】この不必要なAGCの動作は、無線部の利
得を減少させるため、受信感度が劣化するという問題が
ある。
【0008】特開昭60−148237号公報において
も、自己の回線周波数の入力信号レベルによってAGC
を動作させている。 [発明の目的]本発明は、相互変調妨害を起こす妨害波
の有無を検出することで、希望周波数の受信時と、相互
変調妨害が起きている時のみAGC回路を動作させ、不
要なAGC回路の動作をなくし、常に最適な受信感度が
得られる無線選択呼出受信機を提供する事を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、受信周波数
をチャンネル毎に受信可能な自動利得制御機能(以下、
AGCと称する)を有する無線受信機において、自己の
受信チャンネル近傍の任意のチャンネル数をサーチする
チャンネルサーチ手段と、前記任意のチャンネル毎の電
界の強さを記憶するチャンネルデータ記憶部と、前記チ
ャンネルサーチ手段にチャンネルを指示し且つ前記AG
Cを制御する制御部とを備え、前記チャンネルデータ記
憶部に記憶されたチャンネルデータが予め設定された相
互変調妨害を起こす条件と一致した場合に、前記制御部
を介して前記AGCを動作させるAGC動作手段を有す
ることを特徴とする。
【0010】また、本発明は、上記無線受信機におい
て、前記チャンネルサーチ手段は前記受信チャンネルが
同期状態から非同期状態に移行した際に動作し、前記サ
ーチ中のチャンネル毎の電界の強さを前記チャンネルデ
ータ記憶部に記憶する手段を有することを特徴とする。
【0011】さらに、本発明は、上記無線受信機におい
て、前記各チャンネル毎の電界の強さを示すアナログ信
号をデジタルデータに変換するA/D変換手段と、前記
A/D変換手段の出力を前記チャンネルデータ記憶部へ
記憶する手段を有することを特徴とする。
【0012】さらにまた、上記無線受信機を用いる無線
選択呼出受信機において、前記相互変調妨害を起こす条
件とは、前記自己の受信チャンネルをMとし、その隣接
チャネルをM±1、M±2、M±3、M±4とした場
合、(1)チャンネルM−1と、チャンネルM−2、又
は、(2)チャンネルM−2と、チャンネルM−4、又
は、(3)チャンネルM+1と、チャンネルM+2、又
は、(4)チャンネルM+2と、チャンネルM+4にお
いてそれぞれ強電界と判断される場合であることを特徴
とする。
【0013】また、上記無線選択呼出受信機において、
前記任意のチャンネル毎の電界の強さはダブルスーパー
ヘテロダイン方式の第2中間周波数増幅段から検出する
ことを特徴とする。また、無線選択呼出受信機におい
て、無線部と検波ICとを有し、該検波ICから前記制
御部にAGC動作信号を出力することを特徴とする。
【0014】[作用]相互変調妨害が発生する場合に
は、自己の回線周波数に対してΔf及び2×Δf離れた
チャンネルに妨害波が存在する。本発明では、受信機が
同期状態から非同期状態へ移行した際に、自己のチャン
ネルの近傍の任意のチャンネル数をサーチし、電界検出
を行うことで、相互変調妨害を起こす原因となる妨害波
の有無が判別出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態] [1]構成の説明 AGC機能を有する無線選択呼出受信機において、自己
のチャンネルの近傍の任意のチャンネル数をサーチする
チャンネルサーチ手段と、前記チャンネルの電界の強さ
を示すアナログ信号をデジタルデータに変換する手段
と、デジタルデータに変換された各チャンネルの電界の
強さを記憶するチャンネルデータ記憶部を備える。
【0016】具体的に説明すれば、本発明の実施形態に
よる無線選択呼出受信機の構成について、図1を用いて
説明する。図1は、本発明の実施形態の構成を示すブロ
ック図である。図において、ロッドアンテナや簡易ルー
プアンテナ等のアンテナ1と、高周波増幅部や第1混合
回路、第1混合回路に第1の局部発振周波数を供給する
第1の局部発振器、第1の混合回路の出力から選択的に
周波数領域を選別するバンドパスフィルタ、該バンドパ
スフィルタの出力を周波数変換する第2の混合回路、第
2の混合回路に第2の局部発振周波数を供給する第2の
局部発振器、第2の混合回路の出力から選択的に周波数
領域を選別するバンドパスフィルタ、該バンドパスフィ
ルタの出力を高利得で増幅する中間周波数増幅回路とか
ら構成される無線部2と、該無線部2の出力を受けて受
信信号を復調する検波IC3と、該検波IC3の受信信
号レベルと復調された受信信号とを受けて各部へ制御信
号を出力すると共に、受信信号を出力する制御部4と、
アンテナ1への受信信号のレベルを制御するAGC回路
5とから本無線選択呼出受信機は構成される。
【0017】なお、上記構成では、無線部2はダブルス
ーパーヘテロダイン方式の受信について説明したが、シ
ングルスーパーヘテロダイン方式でもよいことは勿論で
ある。また、検波IC3からAGC回路へ制御信号を出
力する例を示したが、受信信号レベルがリニアに変化す
る部分で有れば、例えば中間周波数増幅回路から制御信
号を出力してもよく、さらに、検波IC3に一部の中間
周波数増幅回路を含めてもよい。
【0018】またさらに、本無線選択呼出受信機は、上
記中間周波数増幅回路の受信信号がリニアに動作するI
F段からダイオード等の受信信号レベルを検出して電界
強度をモニターする電界強度モニター部7と、受信周波
数に応じて電界強度や受信データを記憶するチャンネル
データ記憶部6が付加される。
【0019】アンテナ1で受信した信号は、電界強度モ
ニター部7で検出され、信号レベルに応じた電圧が制御
部4へ出力される。制御部4は、入力された電圧をデジ
タルデータに変換し、チャンネルデータ記憶部6に記憶
する。更に、制御部4はチャンネルデータ記憶部6の情
報を判定し、AGC回路5を制御する。
【0020】[2]動作の説明 チャンネルサーチ手段は受信機が同期から非同期状態に
移行した際に動作し、サーチしたチャンネルと、そのチ
ャンネルの電界の強さを示すアナログ信号を、デジタル
データに変換して、チャンネルデータ記憶部6に記憶す
る。チャンネルデータ記憶部6に記憶された電界の強い
チャンネルが、予め設定された相互変調妨害を起こす条
件と一致した場合に、AGCが動作する。
【0021】本発明の実施形態の動作について、図2を
用いて更に詳細に説明する。図2は、本発明の実施形態
の動作を示すフローチャート図である。待ち受け状態の
受信機の同期が外れた場合、原因は受信機が電波の弱い
場所にあるか、妨害波の影響で受信感度が劣化したかの
2つが考えられる。後者の妨害波の影響で受信感度が劣
化した場合、相互変調妨害による感度劣化であれば、A
GC回路を動作させることで、改善が可能である。しか
し、相互変調妨害以外であれば、AGC回路の動作によ
る無線部の利得の減少は単に無線特性を劣化させる事に
なってしまう。そこで、本発明では以下の手法により、
相互変調妨害により受信感度が劣化している場合のみA
GC回路を動作させる。
【0022】図2のフローチャート図において、待ち受
け状態(ステップ101)の無線選択呼出受信機が同期
判定(ステップ102)において、非同期状態となる
と、無線選択呼出受信機はチャンネルサーチ(ステップ
103)を行う。チャンネルサーチは、局部発振回路に
シンセサイザー方式を用いた受信機においては、制御部
からの周波数データを変化させて無線部2の第1の局部
発振器の発振周波数を制御することで容易に可能であ
る。例えば、サーチするチャンネルをチャンネルXと
し、自己の回線をチャンネルMとすると、チャンネルサ
ーチは、チャンネルM−4からチャンネルM+4まで+
1チャンネルステップで行う。チャンネルサーチ中は、
各チャンネルにおいて電界検出(ステップ112)を行
う。
【0023】ここでまず、チャンネルM−4について説
明すると、制御部4からの周波数データの変更により、
局部発信周波数がチャンネルM−4に設定される。電界
強度モニター部7により、そのチャンネルの電界強度に
応じた電圧が制御部4へ出力される。前記出力電圧と、
制御部4の持つシュレッシュホールドレベルにより、そ
のチャンネルの電界の強弱が判定され(ステップ10
5)、電界強度をYX とすると強電界であればYM-4
1(ステップ106)が、弱電界であればYM-4=0
(ステップ107)がチャンネルデータ記憶部に記憶さ
れる(ステップ108)。
【0024】同様に、チャンネル部M−3,M−2,…
と+1チャンネルステップで、チャンネルM+4まで繰
り返し行う(ステップ109)。このチャネルXとその
チャネルXの電界強度の関係例を、図上*1で示す例示
を、表1に示す。
【0025】
【表1】 その結果、チャンネルデータ記憶部のデータの内、YX
=1となる強電界と判定されたチャンネルが予め設定さ
れた相互変調妨害を起こす条件と一致している場合(ス
テップ111)、AGCを動作させる(ステップ11
2)。また、相互変調妨害を起こす条件と一致していな
い場合(ステップ111)、AGCの動作をオフとして
通常動作に移る(ステップ112)。
【0026】ここで、ステップ111の判断時に、図上
*2で示す相互変調妨害を起こす条件は、下記チャンネ
ルの関係が共に強電界(YX=1)で有る場合をいう。
【0027】(1)チャンネルM−1と、チャンネルM
−2、又は、(2)チャンネルM−2と、チャンネルM
−4、又は、(3)チャンネルM+1と、チャンネルM
+2、又は、(4)チャンネルM+2と、チャンネルM
+4前述の本発明の動作の説明において、サーチするチ
ャンネル数は、自己のチャンネルに対し±4チャンネル
としたが、サーチするチャンネル数に制限はない。サー
チチャンネル数を増やすことで、より多くの妨害波に対
して対応が可能となる。
【0028】[第2の実施形態]本発明の第2の実施形
態について、図3及び,図4,図5を用いて説明する。
図3は本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック
図、図4は受信機の自己のチャンネルMと周囲のチャン
ネルの信号レベルの一例、図5は第2の実施の形態の動
作を示すフローチャート図である。
【0029】本発明の第2の実施形態の構成は、第1の
実施形態と比較して、図3に示すように電界強度モニタ
ー部7と制御部4の間に、アナログ信号をデジタルデー
タに変換するA/D変換回路8が付加される。A/D変
換回路8は、図4に示すように数段階のスレッシュホー
ルドレベルを持ち、電界強度モニター部7から出力され
たアナログ信号は、A/D変換回路8で数段階のデジタ
ルデータに変換される。デジタルデータに変換された各
チャンネルの電界強度は、チャンネルデータ記憶部6に
記憶され、AGC回路5のON,OFFの判定が行われ
る。
【0030】図4において、例えば受信チャンネルM−
2,M−1,M,M+1,M+2に対して、それぞれレ
ベルDの00,00,レベルCの01,レベルBの1
0,10というデジタル値を制御部4に出力している例
を示している。
【0031】本発明の第2の実施形態の動作を図5のフ
ローチャート図に沿って説明すると、無線選択呼出受信
機が待ち受け状態(ステップ201)で、同期状態から
非同期状態に移行(ステップ202)すると、受信機は
自己のチャンネルの近傍のチャンネルサーチを行う(ス
テップ203)。チャンネルサーチのスタートとしてチ
ャンネルX=M−4を設定して(ステップ204)、チ
ャンネルサーチ中に、各チャンネルの電界強度はA/D
変換回路8で例えば図4に示すレベルA〜Dのレベルに
分類され(ステップ205)、各レベルに対応したデジ
タルデータに変換後(ステップ206)、チャンネルデ
ータ記憶部6に記憶される(ステップ207)。チャン
ネルサーチがチャンネルM−4からチャンネルM+4ま
で行われると(ステップ208,209)、チャンネル
と電界強度の関係はチャンネルデータ記憶部6に記憶さ
れ、その関係図は、例えば第1の実施形態で説明した表
1と同様になる。
【0032】つぎに、自己のチャンネルの電界強度と、
近傍のチャンネルの電界強度の比較を行い(ステップ2
10)、自己のチャンネルの電界強度に対し、+1以上
の電界強度を持つチャンネルが相互変調妨害を起こす条
件と一致したとき(ステップ211)、AGCを動作さ
せる(ステップ212)。また、相互変調妨害を起こす
条件と一致しないとき(ステップ211)、AGCをO
FF動作させる(ステップ213)。
【0033】ここで、ステップ211の判断時に、図上
*2で示す相互変調妨害を起こす条件は、下記チャンネ
ルの関係が共に強電界(YX=1)で有る場合をいう。
【0034】(1)チャンネルM−1と、チャンネルM
−2、又は、(2)チャンネルM−2と、チャンネルM
−4、又は、(3)チャンネルM+1と、チャンネルM
+2、又は、(4)チャンネルM+2と、チャンネルM
+4前述の本発明の動作の説明において、サーチするチ
ャンネル数は、自己のチャンネルに対し±4チャンネル
としたが、サーチするチャンネル数に制限はない。サー
チチャンネル数を増やすことで、より多くの妨害波に対
して対応が可能となる。
【0035】ただし、以上の動作は自己のチャンネルの
電界強度に対し、近傍のチャンネルの電界強度が+1以
上となったとき相互変調妨害が起きると仮定した場合で
あり、受信機の特性に合わせて自己のチャンネルの電界
強度と近傍のチャンネルの電界強度の差は変更が可能で
ある。
【0036】以上の動作により、自己のチャンネルの電
界強度が低い場合には、妨害波のレベルが低いが、相互
変調妨害が起きるといった状況でもAGCを動作させる
ことができ、又、自己のチャンネルの電界強度が高い場
合には、妨害波のレベルが高いが相互変調妨害は起きて
いないといった状況でAGCを動作させないようにする
ことが出来る。このように、自己のチャンネルの電界強
度と妨害波の電界強度のレベル比較を行うことにより、
より正確なAGC制御が可能となる。
【0037】また、自己のチャンネルの電界強度が低い
場合には、妨害波のレベルが低いし、相互変調妨害が起
きていないといった状況ではAGCを動作することはな
く、また、自己のチャンネルの電界強度が高い場合に、
妨害波のレベルが高いが相互変調妨害は起きていないと
いった状況でも、特にページャとしての無線選択呼出受
信機の場合には、AGCを動作させなくとも受信状態に
悪影響はないので、AGC動作を要求されることもな
い。
【0038】通常の無線受信機の場合には、自己のチャ
ンネルの電界強度が高い場合には、例えば自己の受信チ
ャンネルの電界強度に対応する場合にだけAGCを動作
するもう一つのAGC回路を設けておくことにより、制
御部からの制御信号によって該相互変調妨害用のAGC
回路ともう一つのAGC回路を切り換えて動作させるこ
とで種々の電波状態に応じて対応できる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、チャンネルサーチによ
って近傍のチャンネルの妨害波の検出を行い、制御部に
よりAGCを制御することで、周囲の電波状況を把握
し、効果的にAGCを動作させる事が出来るので、常に
最良の受信感度を得ることが出来る。
【0040】又、相互変調妨害について、チャンネルサ
ーチによって近傍のチャンネルの妨害波の検出を行い、
妨害チャンネルの関係から容易に検出でき、AGC動作
で簡単に妨害除去を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すフローチャート
図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の具体例を示す図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施形態の動作を示すフローチ
ャート図である。
【図6】従来の技術を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 無線部 3 検波IC 4 制御部 5 AGC回路 6 チャンネルデータ記憶部 7 電界強度モニター部 8 A/D変換回路 9 アンテナ同調回路 10 高周波増幅器 11,13,15 バンドパスフィルタ 12,14 混合回路 16 PLL発振回路 17 2’ndローカル発振回路 18 定電圧源 19,20,21,22 抵抗 23,24 コンデンサ 25 ダイオード 26 トランジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信周波数をチャンネル毎に受信可能な
    自動利得制御機能(以下、AGCと称する)を有する無
    線受信機において、 自己の受信チャンネル近傍の任意のチャンネル数をサー
    チするチャンネルサーチ手段と、前記任意のチャンネル
    毎の電界の強さを記憶するチャンネルデータ記憶部と、
    前記チャンネルサーチ手段にチャンネルを指示し且つ前
    記AGCを制御する制御部とを備え、前記チャンネルデ
    ータ記憶部に記憶されたチャンネルデータが予め設定さ
    れた相互変調妨害を起こす条件と一致した場合に、前記
    制御部を介して前記AGCを動作させるAGC動作手段
    を有することを特徴とする無線受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線受信機において、
    前記チャンネルサーチ手段は前記受信チャンネルが同期
    状態から非同期状態に移行した際に動作し、前記サーチ
    中のチャンネル毎の電界の強さを前記チャンネルデータ
    記憶部に記憶する手段を有することを特徴とする無線受
    信機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の無線受信機にお
    いて、前記各チャンネル毎の電界の強さを示すアナログ
    信号をデジタルデータに変換するA/D変換手段と、前
    記A/D変換手段の出力を前記チャンネルデータ記憶部
    へ記憶する手段を有することを特徴とする無線受信機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の無線受信機を用
    いる無線選択呼出受信機において、前記相互変調妨害を
    起こす条件とは、前記自己の受信チャンネルをMとし、
    その隣接チャネルをM±1、M±2、M±3、M±4と
    した場合、 (1)チャンネルM−1と、チャンネルM−2、又は、 (2)チャンネルM−2と、チャンネルM−4、又は、 (3)チャンネルM+1と、チャンネルM+2、又は、 (4)チャンネルM+2と、チャンネルM+4において
    それぞれ強電界と判断される場合であることを特徴とす
    る無線選択呼出受信機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の無線選択呼出受信機に
    おいて、前記任意のチャンネル毎の電界の強さはダブル
    スーパーヘテロダイン方式の第2中間周波数増幅段から
    検出することを特徴とする無線選択呼出受信機。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の無線選択呼出受信機に
    おいて、無線部と検波ICとを有し、該検波ICから前
    記制御部にAGC動作信号を出力することを特徴とする
    無線選択呼出受信機。
JP30190997A 1997-11-04 1997-11-04 無線受信機と無線選択呼出受信機 Pending JPH11145858A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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