JPH11145324A - 光ic部品 - Google Patents

光ic部品

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JPH11145324A
JPH11145324A JP30391897A JP30391897A JPH11145324A JP H11145324 A JPH11145324 A JP H11145324A JP 30391897 A JP30391897 A JP 30391897A JP 30391897 A JP30391897 A JP 30391897A JP H11145324 A JPH11145324 A JP H11145324A
Authority
JP
Japan
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substrate
optical
support base
linear expansion
expansion coefficient
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30391897A
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English (en)
Inventor
Yuichi Yamada
勇一 山田
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP30391897A priority Critical patent/JPH11145324A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度特性に優れ、かつ安価に構成できる光I
C部品を提供する。 【解決手段】 支持台31の基板取付け面33に2本の
溝34,35を形成し、それら溝間に構成される細長い
接着部36に基板11の幅方向中央部を接着して取付け
る。異方性を有する基板11のY軸方向の線膨張率と、
その方向における支持台31の線膨張率とはほぼ等しく
される。熱応力による歪は基板11にはほとんど発生せ
ず、また例えば基板11が一般的なニオブ酸リチウムよ
りなる場合に、支持台31を安価なステンレス材によっ
て形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光集積回路が形成
された基板が支持台に接着支持されてなる光IC部品に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の光IC部品の構造の一例
を図4に示す。細長い形状とされた基板11は光変調器
や光増幅器等の機能素子と光導波路等とによって構成さ
れた光集積回路が形成されているもので、図において
は、その光導波路12及び電極13のみ示している。
【0003】基板11は大形の支持台14に接着固定さ
れて支持されており、これにより取扱い易く、かつ強度
上の補強がされたものとなっている。図中、15は表面
に電極膜16が形成されたターミナルであり、基板11
に沿って支持台14上に搭載されている。基板11の各
電極13と、ターミナル15の各電極膜16とはワイヤ
ボンディングされ、ワイヤ17によって接続されてい
る。
【0004】上記のような構成を有する光IC部品18
は各電極膜16に配線が施され、また図4に示したよう
に基板11の接続両端面に光ファイバ19を保持した光
ファイバキャリア21がそれぞれ取付けられて使用され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光集積回路
を形成する基板11に適した材料としては例えばニオブ
酸リチウムが挙げられ、このニオブ酸リチウムが基板1
1の構成材料として一般に使用されている。ニオブ酸リ
チウムは線膨張率に異方性を有するものであり、図4の
ような用い方においてはX軸方向及びY軸方向の線膨張
率は15.4×10-6[1/℃]となり、Z軸方向の線
膨張率は7.5×10-6[1/℃]となっている。
【0006】一方、基板11に反り等により歪が生じる
と、光損失が増大するため、低損失な光IC部品18を
得るためには極力歪が生じないようにする必要があり、
従って従来においては例えば基板11を支持する支持台
14も基板11と同じ材料で形成して線膨張率を合わ
せ、温度変化により熱応力が生じないようにしていた。
しかるに、ニオブ酸リチウムは機械的強度が比較的弱い
ため、基板11に対する補強材としては充分なものとは
言えず、また高価なため、光IC部品18を安価に構成
することができないという問題があった。
【0007】これに対し、例えば支持台14を、強度に
優れ、かつ安価なステンレス材で形成するといったこと
も考えられているが、例えばSUS303を使用した場
合、その線膨張率が16.1×10-6[1/℃]と、ニ
オブ酸リチウムの大きい方の線膨張率15.4×10-6
[1/℃]とほぼ等しいものの、他方向(図4における
Z軸方向)の線膨張率は一致せず、よってこのようなス
テンレス材で支持台14を形成した場合には光IC部品
18の使用温度範囲が極めて狭いものとなり、つまり基
板11と支持台14との接着温度条件が使用温度条件と
なり、損失の少ない良好な性能を得るためにはそのよう
な一定温度下での使用に限定されるものとなっていた。
【0008】この発明の目的は上述した問題点に鑑み、
使用可能温度範囲が広く、つまり広い温度範囲で損失の
少ない優れた性能を得ることができ、かつ安価に構成す
ることができる光IC部品を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、光集積回路が形成された基板が支持台に接着支持さ
れてなり、その基板は線膨張率に異方性を有する光IC
部品において、支持台の基板取付け面に互いに平行な2
本の溝が形成されて、それら溝間に細長い接着部が構成
され、その接着部に基板の幅方向中央部が接着されて、
基板の幅方向両端部が2本の溝の互いの外側における取
付け面にほぼ接する構造とされ、基板の長手方向の線膨
張率と、その長手方向における支持台の線膨張率とがほ
ぼ等しくされる。
【0010】請求項2の発明では請求項1の発明におい
て、基板がニオブ酸リチウムよりなり、支持台がステン
レス材によって構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照して実施例により説明する。なお、図4と対応する部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。図1はこ
の発明の一実施例を示したものであり、図2はその支持
台31の構成を示したものである。まず、図2を参照し
て支持台31の構成を説明する。
【0012】支持台31はその上面に長手方向(Y軸方
向)に伸長する凹部32を有しており、この凹部32の
底面が基板11の取付け面33とされる。取付け面33
にはY軸方向に伸長する互いに平行な2本の溝34,3
5が形成されており、これら溝34,35間の細長い部
分が基板11接着用の接着部36とされる。Y軸方向に
伸長するこの幅狭の接着部36の高さは、その幅方向両
側にそれぞれ溝34,35を介して位置する取付け面3
3の高さよりわずかに低くされている。なお、取付け面
33の両隅部には逃げ37がそれぞれ形成されている。
【0013】この支持台31に対し、基板11は図1に
示すように凹部32に収容され、その幅方向中央部が接
着部36に接着されて取付けられる。この際、基板11
の幅方向両端部は図1Bに示すように溝34,35の互
いの外側に位置する取付け面33にほぼ接する状態とさ
れる。なお、図1Bにおける38は接着部36上の接着
層を示す。接着剤としては例えばシリコン系接着剤が使
用される。接着部36の幅は接着強度が得られる限り、
極力狭くされる。
【0014】支持台31に接着支持される基板11は線
膨張率に異方性を有するものとされ、その長手方向(Y
軸方向)の線膨張率と、支持台31のY軸方向の線膨張
率とがほぼ等しくなるように、支持台31の構成材料が
選定される。上記のような構成とされた、この発明によ
る光IC部品39によれば、温度変化により基板11及
び支持台31が膨張・収縮してもY軸方向の線膨張率は
ほぼ等しいため、この方向において熱応力はほとんど発
生せず、つまり基板11に歪がほとんど生じないものと
なっている。
【0015】一方、Z軸方向においては基板11の線膨
張率と支持台31の線膨張率とに差があっても、基板1
1と支持台31とは接着部36のわずかな幅のみしか接
着結合されておらず、この接着部36以外は互いにフリ
ーとなっているため、基板11は支持台31の影響をほ
とんど受けることなく、温度変化によってほぼ自由に膨
張・収縮できるものとなっており、よってこのZ軸方向
においても基板11に歪はほとんど生じないものとなっ
ている。
【0016】基板11がニオブ酸リチウムで形成され、
そのY軸方向の線膨張率が15.4×10-6[1/
℃]、Z軸方向の線膨張率が7.5×10-6[1/℃]
とされている時、支持台31の構成材料にはステンレス
材(例えばSUS303)を用いることができる。SU
S303の線膨張率は16.1×10-6[1/℃]であ
り、ニオブ酸リチウムよりなる基板11のY軸方向の線
膨張率とほぼ等しい値を有している。
【0017】なお、支持台31上には図1に示したよう
に、ターミナル15が例えば接着されて搭載され、ター
ミナル15上の各電極膜16と、基板11の各電極13
とがワイヤ17によりそれぞれ接続されている。図3は
基板11の長手方向接続両端面に光ファイバキャリア2
1を用いて接続される光ファイバ19を固定保護できる
構造とした、この発明の変形実施例を示したものであ
る。
【0018】この例では支持台31の接着部36上に、
基板11とほぼ同一の幅で、基板11より長さの長い基
台41をまず接着固定し、その上に基板11を接着固定
したものとなっており、さらに基板11に接続される光
ファイバ19と対向する基台41の両端部上に架台42
をそれぞれ取付けたものとなっている。これら基台41
及び架台42は基板11と同一材料で形成され、また組
み立てられた状態で、その結晶方位も基板11の方位に
揃うように形成される。架台42の高さ(厚さ)は基板
11に接続される光ファイバ19の高さ位置にほぼ対応
する高さとされ、この架台42の上面に、図3Bに示し
たように光ファイバ19が接着固定されて保護される。
なお、図中、43は接着剤を示す。接着剤43には例え
ばシリコン系接着剤が使用される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
温度が変化しても基板11には熱応力による歪がほとん
ど生じない構造とされているため、広い温度範囲で光損
失の少ない良好な性能を得ることができ、例えば使用温
度条件が−30℃〜+70℃という極めて使い勝手のよ
い汎用性のある光IC部品を実現することができる。
【0020】さらに、異方性を有する基板11を補強・
支持する支持台31にはその基板11との各方向におけ
る線膨張率の一致は要求されず、一方向(図1における
Y軸方向)のみ同等であればよいため、この点から基板
11がニオブ酸リチウムよりなる場合にはステンレス材
によって支持台31を形成することができ、つまり強度
に優れ、かつ安価な材料を用いることができる。従っ
て、例えば従来のように支持台にもニオブ酸リチウムを
用いるものに比し、光IC部品を安価に構成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aはこの発明の一実施例を示す平面図、Bはそ
の断面図。
【図2】Aは図1における支持台の斜視図、Bはその側
面図。
【図3】Aはこの発明の変形実施例を説明するための分
解斜視図、Bは光ファイバの架台への固定状態を説明す
るための図。
【図4】従来の光IC部品を説明するための図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光集積回路が形成された基板が支持台に
    接着支持されてなり、上記基板は線膨張率に異方性を有
    する光IC部品において、 上記支持台の上記基板取付け面に互いに平行な2本の溝
    が形成されて、それら溝間に細長い接着部が構成され、 その接着部に上記基板の幅方向中央部が接着されて、上
    記基板の幅方向両端部が上記2本の溝の互いの外側にお
    ける上記取付け面にほぼ接する構造とされ、 上記基板の長手方向の線膨張率と、その長手方向におけ
    る上記支持台の線膨張率とがほぼ等しくされていること
    を特徴とする光IC部品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光IC部品において、 上記基板がニオブ酸リチウムよりなり、上記支持台がス
    テンレス材よりなることを特徴とする光IC部品。
JP30391897A 1997-11-06 1997-11-06 光ic部品 Withdrawn JPH11145324A (ja)

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JP30391897A JPH11145324A (ja) 1997-11-06 1997-11-06 光ic部品

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JPH11145324A true JPH11145324A (ja) 1999-05-28

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JP30391897A Withdrawn JPH11145324A (ja) 1997-11-06 1997-11-06 光ic部品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012109431A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Kyocera Corp 電子部品収納用パッケージおよび実装構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012109431A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Kyocera Corp 電子部品収納用パッケージおよび実装構造体

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Effective date: 20050201