JPH11145090A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH11145090A JPH11145090A JP30769197A JP30769197A JPH11145090A JP H11145090 A JPH11145090 A JP H11145090A JP 30769197 A JP30769197 A JP 30769197A JP 30769197 A JP30769197 A JP 30769197A JP H11145090 A JPH11145090 A JP H11145090A
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- insulating film
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 溝分離部に埋込まれた絶縁膜を研磨により平
坦化する際、溝分離部の密集度により絶縁膜厚が異なら
ないように、溝分離部への絶縁膜の埋込み性を悪化させ
ることなく、溝内絶縁膜の膜厚がパターン間で変動する
のを防止し、また同一パターン間のSi基板全域での膜
厚差を解消できる半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 CeO2を主体にする研磨剤でSiO2
絶縁膜9を研磨し、ポリSi膜からなる研磨ストッパ上
層膜8を露出させる。その際上記研磨剤ではポリSi膜
の研磨速度はは低く、研磨ストッパとして働く。さらに
シリカ主体のアルカリ性研磨剤を用いて、ポリSi膜及
びSiO2膜を研磨するが、その研磨剤ではポリSi膜
の研磨速度が最高で、SiNからなる研磨ストッパ下層
膜7の研磨速度が最低である。従って研磨の第1段階に
ストッパとして用いたポリSi膜8を選択的に研磨でき
るので、研磨のパターン依存性を打消して全面を平坦化
することができる。
坦化する際、溝分離部の密集度により絶縁膜厚が異なら
ないように、溝分離部への絶縁膜の埋込み性を悪化させ
ることなく、溝内絶縁膜の膜厚がパターン間で変動する
のを防止し、また同一パターン間のSi基板全域での膜
厚差を解消できる半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 CeO2を主体にする研磨剤でSiO2
絶縁膜9を研磨し、ポリSi膜からなる研磨ストッパ上
層膜8を露出させる。その際上記研磨剤ではポリSi膜
の研磨速度はは低く、研磨ストッパとして働く。さらに
シリカ主体のアルカリ性研磨剤を用いて、ポリSi膜及
びSiO2膜を研磨するが、その研磨剤ではポリSi膜
の研磨速度が最高で、SiNからなる研磨ストッパ下層
膜7の研磨速度が最低である。従って研磨の第1段階に
ストッパとして用いたポリSi膜8を選択的に研磨でき
るので、研磨のパターン依存性を打消して全面を平坦化
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に素子分離部の埋め込み膜の平坦化方法
を改善した半導体装置の製造方法に関する。
方法に関し、特に素子分離部の埋め込み膜の平坦化方法
を改善した半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の微細化に伴い個々の
半導体素子を電気的に分離する素子分離部の幅が狭くな
ってきている。従来はLOCOS法といわれるシリコン
基板を局所的に酸化する手段が採られていた。例えば、
シリコン基板上に酸化膜を形成し、更に窒化膜を形成し
た後、リソグラフィー法及びドライエッチング法によっ
て所定の位置に窒化膜の開口部を設け、その部分を選択
的に酸化することにより、素子分離領域を形成するもの
である。この方法では窒素膜開口部付近のシリコン基板
との界面にも酸化が進行し、バーズビークといわれる素
子分離領域の変化が生じる。従って、素子分離幅が50
0nm以下となると、LOCOS法では狭い素子分離領
域を形成することが困難となってきている。
半導体素子を電気的に分離する素子分離部の幅が狭くな
ってきている。従来はLOCOS法といわれるシリコン
基板を局所的に酸化する手段が採られていた。例えば、
シリコン基板上に酸化膜を形成し、更に窒化膜を形成し
た後、リソグラフィー法及びドライエッチング法によっ
て所定の位置に窒化膜の開口部を設け、その部分を選択
的に酸化することにより、素子分離領域を形成するもの
である。この方法では窒素膜開口部付近のシリコン基板
との界面にも酸化が進行し、バーズビークといわれる素
子分離領域の変化が生じる。従って、素子分離幅が50
0nm以下となると、LOCOS法では狭い素子分離領
域を形成することが困難となってきている。
【0003】そこで、最近では溝分離法が採用されてき
ている。この方法はリソグラフィー法及びドライエッチ
ング法により直接シリコン基板に溝を掘り、この溝内部
にシリコン酸化膜を埋め込み、続いて不要なシリコン酸
化膜を除去する工程からなる。図5(a)、(b)は従
来の溝分離部の形成方法を工程順に示す断面図である。
ている。この方法はリソグラフィー法及びドライエッチ
ング法により直接シリコン基板に溝を掘り、この溝内部
にシリコン酸化膜を埋め込み、続いて不要なシリコン酸
化膜を除去する工程からなる。図5(a)、(b)は従
来の溝分離部の形成方法を工程順に示す断面図である。
【0004】先ず、図5(a)に示すように、シリコン
基板1の表面に薄いシリコン酸化膜2を形成した後、シ
リコン窒化膜3を成膜し、リソグラフィー法によって所
望の領域を被覆し、ドライエッチング法によりシリコン
窒化膜3、シリコン酸化膜2、続いてシリコン基板1の
一部をエッチング除去して溝11を形成する。
基板1の表面に薄いシリコン酸化膜2を形成した後、シ
リコン窒化膜3を成膜し、リソグラフィー法によって所
望の領域を被覆し、ドライエッチング法によりシリコン
窒化膜3、シリコン酸化膜2、続いてシリコン基板1の
一部をエッチング除去して溝11を形成する。
【0005】更に、シリコン基板1を酸化して、溝11
内部に薄いシリコン酸化膜2を形成した後、厚いシリコ
ン酸化膜2’を形成して溝11内部を埋め込む。
内部に薄いシリコン酸化膜2を形成した後、厚いシリコ
ン酸化膜2’を形成して溝11内部を埋め込む。
【0006】続いて、機械化学研磨法(以下、CMP法
という)を用いて、シリコン窒化膜3上に形成された凸
状のシリコン酸化膜2’を選択的に研磨する。シリコン
窒化膜3の研磨速度は、一般的な酸化膜用に用いられて
いる研磨材で研磨した場合、酸化膜の研磨速度の1/3
から1/5程度になる。従って、シリコン窒化膜3が露
出すると、その部分での研磨速度は低下する。しかしな
がら、凸部の占める割合が低い部分では、研磨速度を抑
える作用が少ないため、図5(b)に示すように、表面
平坦性が悪い形状が得られる。ここで問題となるのは幅
の広い溝11の酸化膜が幅の狭い溝の酸化膜よりも薄く
なってしまうという現象が生じることである。このよう
な形状では、以降の製造工程にてシリコン窒化膜3を除
去し、シリコン基板1表面のシリコン酸化膜を除去し、
ゲート絶縁膜、更にはゲート電極膜を形成した時点で、
ゲート電極膜の表面に凹凸形状が残存し、高い寸法精度
が要求されるゲート電極の加工に支障をきたしてしま
う。
という)を用いて、シリコン窒化膜3上に形成された凸
状のシリコン酸化膜2’を選択的に研磨する。シリコン
窒化膜3の研磨速度は、一般的な酸化膜用に用いられて
いる研磨材で研磨した場合、酸化膜の研磨速度の1/3
から1/5程度になる。従って、シリコン窒化膜3が露
出すると、その部分での研磨速度は低下する。しかしな
がら、凸部の占める割合が低い部分では、研磨速度を抑
える作用が少ないため、図5(b)に示すように、表面
平坦性が悪い形状が得られる。ここで問題となるのは幅
の広い溝11の酸化膜が幅の狭い溝の酸化膜よりも薄く
なってしまうという現象が生じることである。このよう
な形状では、以降の製造工程にてシリコン窒化膜3を除
去し、シリコン基板1表面のシリコン酸化膜を除去し、
ゲート絶縁膜、更にはゲート電極膜を形成した時点で、
ゲート電極膜の表面に凹凸形状が残存し、高い寸法精度
が要求されるゲート電極の加工に支障をきたしてしま
う。
【0007】なお、研磨材を選択することにより、酸化
膜とシリコン窒化膜との研磨速度の比を上げて、膜厚差
を生じ難くくする方法もあるが、研磨表面にスクラッチ
が入ったり、研磨材の洗浄性が悪くなるなどの問題点が
あった。このような問題点に対して、特開平9−360
73では次のような製造方法を提案している。
膜とシリコン窒化膜との研磨速度の比を上げて、膜厚差
を生じ難くくする方法もあるが、研磨表面にスクラッチ
が入ったり、研磨材の洗浄性が悪くなるなどの問題点が
あった。このような問題点に対して、特開平9−360
73では次のような製造方法を提案している。
【0008】図6はこの公報に記載された従来方法を工
程順に示す断面図である。図6(a)に示すように、シ
リコン基板1に熱酸化膜4を形成し、その上にシリコン
窒化膜3及びポリシリコン膜6を形成し、所望位置にレ
ジストをパターン加工し、ポリシリコン膜6、シリコン
窒化膜3、熱酸化膜4及びシリコン基板1の一部を順次
エッチング除去し、溝11を形成する。その後、厚いシ
リコン酸化膜2′を形成して溝11内を埋め込む。
程順に示す断面図である。図6(a)に示すように、シ
リコン基板1に熱酸化膜4を形成し、その上にシリコン
窒化膜3及びポリシリコン膜6を形成し、所望位置にレ
ジストをパターン加工し、ポリシリコン膜6、シリコン
窒化膜3、熱酸化膜4及びシリコン基板1の一部を順次
エッチング除去し、溝11を形成する。その後、厚いシ
リコン酸化膜2′を形成して溝11内を埋め込む。
【0009】この場合に、シリコン窒化膜3は後の工程
の研磨に対してのストッパ層、ポリシリコン膜6はシリ
コン酸化膜等の被研磨膜より研磨速度の速い中間層とし
て機能する。このように、シリコン酸化膜等の被研磨膜
より研磨速度が速い膜と遅い膜とを溝以外の領域に形成
することにより、図6(b)に示すように、幅が広い溝
の絶縁膜が薄くなることを抑制しようとするものであ
る。
の研磨に対してのストッパ層、ポリシリコン膜6はシリ
コン酸化膜等の被研磨膜より研磨速度の速い中間層とし
て機能する。このように、シリコン酸化膜等の被研磨膜
より研磨速度が速い膜と遅い膜とを溝以外の領域に形成
することにより、図6(b)に示すように、幅が広い溝
の絶縁膜が薄くなることを抑制しようとするものであ
る。
【0010】CMPでは凸部の面積の大小により研磨速
度が異なり、面積が大きい凸部ほど研磨速度が遅くなる
性質がある。従って、この従来の製造方法においては、
凸部の所定の部位に研磨速度が速い膜を設けることによ
り、中間層が露出した状態からは、逆に研磨速度が速い
膜の占める面積が大きい部位ほど研磨速度が速くなる。
この従来方法は、凸部を研磨しているときの凸部面積依
存性の関係を逆転させ、平坦な面を得ようとするもので
ある。
度が異なり、面積が大きい凸部ほど研磨速度が遅くなる
性質がある。従って、この従来の製造方法においては、
凸部の所定の部位に研磨速度が速い膜を設けることによ
り、中間層が露出した状態からは、逆に研磨速度が速い
膜の占める面積が大きい部位ほど研磨速度が速くなる。
この従来方法は、凸部を研磨しているときの凸部面積依
存性の関係を逆転させ、平坦な面を得ようとするもので
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術は、以下に示す問題点がある。先ず、ストッパ
層が一層のみであり、CMP法での研磨速度の面内均一
性が悪い場合に、その悪影響を低減する効果が少ないた
めに、溝内の絶縁膜の厚さのばらつきが大きいという問
題点がある。
従来技術は、以下に示す問題点がある。先ず、ストッパ
層が一層のみであり、CMP法での研磨速度の面内均一
性が悪い場合に、その悪影響を低減する効果が少ないた
めに、溝内の絶縁膜の厚さのばらつきが大きいという問
題点がある。
【0012】第2の問題点は、研磨速度が高い膜をかな
り厚く成膜しないと、研磨初期の凸部の研磨レートの面
内依存性の関係を逆転させることが難しいため、溝内に
絶縁膜を埋め込む際、アスペクト比が高くなるので、微
細な幅の溝分離には適用が難しい。
り厚く成膜しないと、研磨初期の凸部の研磨レートの面
内依存性の関係を逆転させることが難しいため、溝内に
絶縁膜を埋め込む際、アスペクト比が高くなるので、微
細な幅の溝分離には適用が難しい。
【0013】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、溝分離部への絶縁膜の埋め込み性を悪化さ
せることなく、溝分離部の絶縁膜の膜厚がパターン間で
変動することを防止し、また同一パターン間のシリコン
基板全域での膜厚差を解消することができる半導体装置
の製造方法を提供することを目的とする。
のであって、溝分離部への絶縁膜の埋め込み性を悪化さ
せることなく、溝分離部の絶縁膜の膜厚がパターン間で
変動することを防止し、また同一パターン間のシリコン
基板全域での膜厚差を解消することができる半導体装置
の製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、半導体基板上の凸部となる部分に研磨の
ストッパ層を少なくとも下層膜及び上層膜の2層形成す
る工程と、溝部を形成する工程と、この溝部埋めるよう
に絶縁膜を形成する工程と、前記ストッパ層を利用して
異なる研磨条件にて2段階の研磨を行う研磨工程とを有
することを特徴とする。
の製造方法は、半導体基板上の凸部となる部分に研磨の
ストッパ層を少なくとも下層膜及び上層膜の2層形成す
る工程と、溝部を形成する工程と、この溝部埋めるよう
に絶縁膜を形成する工程と、前記ストッパ層を利用して
異なる研磨条件にて2段階の研磨を行う研磨工程とを有
することを特徴とする。
【0015】この半導体装置の製造方法において、前記
研磨工程は、前記絶縁膜、上層膜の研磨ストッパ層の順
に研磨速度が高い条件下で研磨し、前記上層膜の研磨の
ストッパ層を露出させる第1段階の研磨工程と、前記上
層膜の研磨ストッパ層、前記絶縁膜、前記下層膜の研磨
ストッパ層の順に研磨速度が高い条件下で研磨し、前記
下層膜の研磨ストッパ層を露出させる第2段階の研磨工
程とを有するようにこうせいすることができる。
研磨工程は、前記絶縁膜、上層膜の研磨ストッパ層の順
に研磨速度が高い条件下で研磨し、前記上層膜の研磨の
ストッパ層を露出させる第1段階の研磨工程と、前記上
層膜の研磨ストッパ層、前記絶縁膜、前記下層膜の研磨
ストッパ層の順に研磨速度が高い条件下で研磨し、前記
下層膜の研磨ストッパ層を露出させる第2段階の研磨工
程とを有するようにこうせいすることができる。
【0016】また、前記下層膜及び上層膜は、シリコン
窒化膜、ポリシリコン膜、有機又は無機のシリカ塗布膜
及び金属膜からなる群から選択されたものであり、相互
に異なるものであるとすることができる。更に、前記下
層膜及び上層膜の厚さは50乃至300nmであること
が好ましい。そして、前記溝部は、溝分離部又は多層配
線の層間絶縁膜とすることができる。
窒化膜、ポリシリコン膜、有機又は無機のシリカ塗布膜
及び金属膜からなる群から選択されたものであり、相互
に異なるものであるとすることができる。更に、前記下
層膜及び上層膜の厚さは50乃至300nmであること
が好ましい。そして、前記溝部は、溝分離部又は多層配
線の層間絶縁膜とすることができる。
【0017】本発明においては、絶縁膜、上層膜の研磨
ストッパ層の順に研磨速度が速い条件下で半導体基板表
面の絶縁膜を研磨していくと、絶縁膜の凸部が選択的に
研磨されていく。この凸部の研磨速度は各領域での凸部
の占める割合で異なり、凸部の占める割合が低い部分程
高くなる傾向がある。従って、研磨を続けていくと、先
ず凸部の占める割合が低い部分で上層の研磨ストッパ層
が露出する。この上層の研磨ストッパ層は絶縁膜よりも
研磨速度が遅いため、凸部での研磨速度は低下する。こ
の研磨のストッパ層による研磨速度の変化もストッパ層
の占める割合で異なり、凸部の占める割合の低い部分、
即ちストッパ層の占める割合の低い部分ほど、研磨速度
の低下する割合は少なくなる。研磨を進行していくと、
凸部の占める割合が多い部分と凸部の占める割合が低い
部分との膜厚差は減少していくが、凸部の占める割合が
高い部分、即ち最も絶縁膜が研磨されにくい領域の絶縁
膜が除去された時点からは、逆に凸部の占める割合が高
い部分と凸部の占める割合が低い部分で膜厚差、即ち上
層膜のストッパ層の膜厚が拡大し始める。従って、凸部
上の絶縁膜が除去された階段にて研磨の第1段階を終え
ることが望ましい。
ストッパ層の順に研磨速度が速い条件下で半導体基板表
面の絶縁膜を研磨していくと、絶縁膜の凸部が選択的に
研磨されていく。この凸部の研磨速度は各領域での凸部
の占める割合で異なり、凸部の占める割合が低い部分程
高くなる傾向がある。従って、研磨を続けていくと、先
ず凸部の占める割合が低い部分で上層の研磨ストッパ層
が露出する。この上層の研磨ストッパ層は絶縁膜よりも
研磨速度が遅いため、凸部での研磨速度は低下する。こ
の研磨のストッパ層による研磨速度の変化もストッパ層
の占める割合で異なり、凸部の占める割合の低い部分、
即ちストッパ層の占める割合の低い部分ほど、研磨速度
の低下する割合は少なくなる。研磨を進行していくと、
凸部の占める割合が多い部分と凸部の占める割合が低い
部分との膜厚差は減少していくが、凸部の占める割合が
高い部分、即ち最も絶縁膜が研磨されにくい領域の絶縁
膜が除去された時点からは、逆に凸部の占める割合が高
い部分と凸部の占める割合が低い部分で膜厚差、即ち上
層膜のストッパ層の膜厚が拡大し始める。従って、凸部
上の絶縁膜が除去された階段にて研磨の第1段階を終え
ることが望ましい。
【0018】続いて、上層膜のストッパ層、絶縁膜、下
層膜のストッパ層の順に研磨速度が速い条件で半導体基
板表面を研磨する。研磨の第1段階で生じた半導体基板
の表面の凹凸は、パターン依存性、即ち上層のストッパ
層の占める割合が高い程、ストッパ層及びその周辺が厚
くなったことにより生じたものであるから、研磨の第2
段階では上層のストッパ層を最も速く研磨することで、
研磨の第1段階で生じた凸部の研磨速度を逆に高めて、
研磨の第1段階のパターン間での膜厚差を縮小させる。
研磨を継続して行くと、上層膜又は下層膜のストッパ層
の占める割合が高い部分で下層膜のストッパ層が早く露
出する場合があるが、下層膜のストッパ層の研磨速度は
最も低いため、平坦性は改善される方向に働く。以上の
ように研磨のストッパ層と絶縁膜との研磨速度の相対関
係を入れ替えることで、凸部となる部分を選択に研磨す
ることができるために、平坦な面を得ることができる。
層膜のストッパ層の順に研磨速度が速い条件で半導体基
板表面を研磨する。研磨の第1段階で生じた半導体基板
の表面の凹凸は、パターン依存性、即ち上層のストッパ
層の占める割合が高い程、ストッパ層及びその周辺が厚
くなったことにより生じたものであるから、研磨の第2
段階では上層のストッパ層を最も速く研磨することで、
研磨の第1段階で生じた凸部の研磨速度を逆に高めて、
研磨の第1段階のパターン間での膜厚差を縮小させる。
研磨を継続して行くと、上層膜又は下層膜のストッパ層
の占める割合が高い部分で下層膜のストッパ層が早く露
出する場合があるが、下層膜のストッパ層の研磨速度は
最も低いため、平坦性は改善される方向に働く。以上の
ように研磨のストッパ層と絶縁膜との研磨速度の相対関
係を入れ替えることで、凸部となる部分を選択に研磨す
ることができるために、平坦な面を得ることができる。
【0019】また、研磨のストッパ層は、主研磨膜、例
えば絶縁膜に対して、研磨速度が低いために、研磨量の
ばらつきが大きくなったとしても、これによる影響を少
なくすることができる。従来では、研磨のストッパ層を
1層のみとし、ストッパ機能による改善が1回のみであ
るのに対して、本発明ではストッパ機能を2回適用でき
るため、更に研磨量のばらつきによる影響を少なくする
ことができ、膜厚の均一性を向上させることができる。
えば絶縁膜に対して、研磨速度が低いために、研磨量の
ばらつきが大きくなったとしても、これによる影響を少
なくすることができる。従来では、研磨のストッパ層を
1層のみとし、ストッパ機能による改善が1回のみであ
るのに対して、本発明ではストッパ機能を2回適用でき
るため、更に研磨量のばらつきによる影響を少なくする
ことができ、膜厚の均一性を向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について添
付の図面を参照して具体的に説明する。図1(a)乃至
(c)は、本発明の実施例方法を工程順に示す断面図で
ある。先ず、図1(a)に示すように、シリコン基板1
上に熱酸化膜4を10乃至40nmの厚さで成膜し、続
いて性質が異なる膜を2層(下層膜7及び上層膜8)成
膜する。これらの下層膜7及び上層膜8の材料として
は、シリコン窒化膜、ポリシリコン膜、有機又は無機の
シリカ塗布膜、金属膜が好ましい。下層膜7及び上層膜
8は、これらの材料のいずれかを選択したものであり、
相互に異なるものである。上層膜8及び下層膜7の膜厚
としては、いずれも50乃至300nm程度とする。
付の図面を参照して具体的に説明する。図1(a)乃至
(c)は、本発明の実施例方法を工程順に示す断面図で
ある。先ず、図1(a)に示すように、シリコン基板1
上に熱酸化膜4を10乃至40nmの厚さで成膜し、続
いて性質が異なる膜を2層(下層膜7及び上層膜8)成
膜する。これらの下層膜7及び上層膜8の材料として
は、シリコン窒化膜、ポリシリコン膜、有機又は無機の
シリカ塗布膜、金属膜が好ましい。下層膜7及び上層膜
8は、これらの材料のいずれかを選択したものであり、
相互に異なるものである。上層膜8及び下層膜7の膜厚
としては、いずれも50乃至300nm程度とする。
【0021】続いて、リソグラフィー法によりマスクで
所望の位置を被覆し、ドライエッチング法により、上層
膜8、下層膜7及び熱酸化膜4を局所的に順次除去し、
更にシリコン基板1を150乃至700nm程度の深さ
でエッチング除去する。これにより、溝11を形成す
る。その後、シリコン基板1を覆うように絶縁膜9を成
膜する。絶縁膜9の厚さはシリコン基板1の溝の深さと
同程度か、又はそれより100乃至300nm厚い程度
とする。
所望の位置を被覆し、ドライエッチング法により、上層
膜8、下層膜7及び熱酸化膜4を局所的に順次除去し、
更にシリコン基板1を150乃至700nm程度の深さ
でエッチング除去する。これにより、溝11を形成す
る。その後、シリコン基板1を覆うように絶縁膜9を成
膜する。絶縁膜9の厚さはシリコン基板1の溝の深さと
同程度か、又はそれより100乃至300nm厚い程度
とする。
【0022】次に、シリコン基板1の表面を2段階に分
けて研磨する。図2は一般的な研磨装置の要部側面図で
ある。この研磨装置においては、円盤状の剛体であるプ
ラテン16がその中心を回転中心として回転可能に配置
されており、このプラテン16上には、研磨パッド15
が貼付されるようになっている、この研磨パッド15の
回転域には、研磨パッド15に向けて荷重を印加するス
ピンドル12が配設されており、このスピンドル12の
下端には、シリコン基板1を保持するためのキャリア1
3が設けられている。キャリア13はスピンドル12の
回転によりその中心を回転軸として回転駆動される。ま
た、プラテン16の上方には、プラテン16の中心部に
研磨材18を供給する研磨材供給装置17が配設されて
いる。
けて研磨する。図2は一般的な研磨装置の要部側面図で
ある。この研磨装置においては、円盤状の剛体であるプ
ラテン16がその中心を回転中心として回転可能に配置
されており、このプラテン16上には、研磨パッド15
が貼付されるようになっている、この研磨パッド15の
回転域には、研磨パッド15に向けて荷重を印加するス
ピンドル12が配設されており、このスピンドル12の
下端には、シリコン基板1を保持するためのキャリア1
3が設けられている。キャリア13はスピンドル12の
回転によりその中心を回転軸として回転駆動される。ま
た、プラテン16の上方には、プラテン16の中心部に
研磨材18を供給する研磨材供給装置17が配設されて
いる。
【0023】研磨パット15としては一般的に用いられ
ている2層構成のものを用いる。上層には硬質ポリウレ
タン、下層にはポリウレタン含浸不織布又は発泡ポリウ
レタンなどの軟質材料を使用する。研磨材18は、上層
膜8、下層膜7及び絶縁膜9の種類に応じて選定する。
ている2層構成のものを用いる。上層には硬質ポリウレ
タン、下層にはポリウレタン含浸不織布又は発泡ポリウ
レタンなどの軟質材料を使用する。研磨材18は、上層
膜8、下層膜7及び絶縁膜9の種類に応じて選定する。
【0024】シリコン基板1を研磨する際にはシリコン
基板1の主面をプラテン16側に向けてキャリア13に
保持し、スピンドル12を下降させてプラテン16上に
押し付け、同時にキャリア13とプラテン16を回転さ
せながら研磨材18を供給する。研磨条件としては荷重
が200〜700g/cm2程度、キャリア13及びプ
ラテン16の回転数10〜100回転/分、研磨材18
の流量が50〜500ml/分程度である。
基板1の主面をプラテン16側に向けてキャリア13に
保持し、スピンドル12を下降させてプラテン16上に
押し付け、同時にキャリア13とプラテン16を回転さ
せながら研磨材18を供給する。研磨条件としては荷重
が200〜700g/cm2程度、キャリア13及びプ
ラテン16の回転数10〜100回転/分、研磨材18
の流量が50〜500ml/分程度である。
【0025】具体的な研磨方法については、先ず、絶縁
膜9及び上層膜8の順に研磨速度が速い研磨材18を使
用して上記研磨条件にてシリコン基板1を研磨し、上層
膜8が露出した段階を見極める。一般的には研磨速度を
算出し、時間管理で行う場合と、異種膜が露出するとき
の研磨装置への負荷の変動を読み取って、終点検知する
場合とがある。本実施例ではこの上層膜8の検知方法は
特に限定するものではない。続いて、上層膜8、絶縁膜
9及び下層膜7の順に研磨速度が速い研磨材18を使用
して、下層膜7が露出するまで研磨を行う。
膜9及び上層膜8の順に研磨速度が速い研磨材18を使
用して上記研磨条件にてシリコン基板1を研磨し、上層
膜8が露出した段階を見極める。一般的には研磨速度を
算出し、時間管理で行う場合と、異種膜が露出するとき
の研磨装置への負荷の変動を読み取って、終点検知する
場合とがある。本実施例ではこの上層膜8の検知方法は
特に限定するものではない。続いて、上層膜8、絶縁膜
9及び下層膜7の順に研磨速度が速い研磨材18を使用
して、下層膜7が露出するまで研磨を行う。
【0026】次に、本発明の実施例方法におけるシリコ
ン基板1の表面の研磨方法について更に詳細に説明す
る。図1(a)に示すように、シリコン基板1の表面の
凹凸は絶縁膜9により被覆されている。そこで、研磨速
度が絶縁膜9、上層膜8の順に速くなるような研磨材1
8、即ち絶縁膜9に対する研磨速度の方が上層膜8に対
する研磨速度よりも速い研磨材18を使用して研磨する
と、絶縁膜9の凸部が選択的に研磨されて行く。しかし
ながら、凸部の研磨速度は、各々の領域での凸部の占め
る割合で異なり、凸部の占める割合が低いほど、上層膜
8が露出する時点が速い。上層膜8の研磨速度は絶縁膜
9の研磨速度より低いため、凸部の占める割合が高く、
絶縁膜9が残存している部分の絶縁膜の研磨速度より
も、上層膜8の露出した凸部の占める割合が少なかった
部分の上層膜8の研磨速度が低くなる。従って、凸部の
占める割合により研磨速度が異なる現象をある程度は抑
制できる。
ン基板1の表面の研磨方法について更に詳細に説明す
る。図1(a)に示すように、シリコン基板1の表面の
凹凸は絶縁膜9により被覆されている。そこで、研磨速
度が絶縁膜9、上層膜8の順に速くなるような研磨材1
8、即ち絶縁膜9に対する研磨速度の方が上層膜8に対
する研磨速度よりも速い研磨材18を使用して研磨する
と、絶縁膜9の凸部が選択的に研磨されて行く。しかし
ながら、凸部の研磨速度は、各々の領域での凸部の占め
る割合で異なり、凸部の占める割合が低いほど、上層膜
8が露出する時点が速い。上層膜8の研磨速度は絶縁膜
9の研磨速度より低いため、凸部の占める割合が高く、
絶縁膜9が残存している部分の絶縁膜の研磨速度より
も、上層膜8の露出した凸部の占める割合が少なかった
部分の上層膜8の研磨速度が低くなる。従って、凸部の
占める割合により研磨速度が異なる現象をある程度は抑
制できる。
【0027】しかし、図1(b)に示すように、上層膜
8がシリコン基板1のほぼ全域に亘って露出した時点で
のシリコン基板1の表面には、上層膜8の膜厚のパター
ンによる差と、上層膜8がない領域での絶縁膜9の薄膜
化が生じている。このようなシリコン基板1表面の凹凸
は100〜200nm程度残存している。研磨を更に継
続すると、表面の凹凸の幅が拡大していくので、本実施
例においては、一旦この研磨を終える。この場合に、終
点技術を使用しても良い。例えば、終点技術としては、
研磨時のキャリアの回転への負荷の変化を利用する方
法、研磨時の研磨パッドの温度の変化を利用する方法、
及び半導体基板表面の反射率の変化を利用する方法等が
ある。
8がシリコン基板1のほぼ全域に亘って露出した時点で
のシリコン基板1の表面には、上層膜8の膜厚のパター
ンによる差と、上層膜8がない領域での絶縁膜9の薄膜
化が生じている。このようなシリコン基板1表面の凹凸
は100〜200nm程度残存している。研磨を更に継
続すると、表面の凹凸の幅が拡大していくので、本実施
例においては、一旦この研磨を終える。この場合に、終
点技術を使用しても良い。例えば、終点技術としては、
研磨時のキャリアの回転への負荷の変化を利用する方
法、研磨時の研磨パッドの温度の変化を利用する方法、
及び半導体基板表面の反射率の変化を利用する方法等が
ある。
【0028】次に、上層膜8、絶縁膜9、下層膜7の順
に研磨速度が速い研磨材18、即ち、上層膜8に対する
研磨速度が最も速い研磨材18に切り替える。この工程
では、前工程の研磨工程における上層膜8と絶縁膜9の
研磨速度の相対関係を逆転させたので、シリコン基板1
の表面の凸部、即ち上層膜8が選択的に研磨されるた
め、シリコン基板1の表面の平坦度が改善されていく。
上層膜8の研磨速度に対して下層膜7の研磨速度は低い
ため、下層膜7が露出した部分の研磨速度は低下する。
絶縁膜9の研磨速度は下層膜の研磨速度よりも高いの
で、シリコン基板1の表面が平坦になる方向に作用す
る。なお、研磨を終えるタイミングは終点検知により決
定しても良い。
に研磨速度が速い研磨材18、即ち、上層膜8に対する
研磨速度が最も速い研磨材18に切り替える。この工程
では、前工程の研磨工程における上層膜8と絶縁膜9の
研磨速度の相対関係を逆転させたので、シリコン基板1
の表面の凸部、即ち上層膜8が選択的に研磨されるた
め、シリコン基板1の表面の平坦度が改善されていく。
上層膜8の研磨速度に対して下層膜7の研磨速度は低い
ため、下層膜7が露出した部分の研磨速度は低下する。
絶縁膜9の研磨速度は下層膜の研磨速度よりも高いの
で、シリコン基板1の表面が平坦になる方向に作用す
る。なお、研磨を終えるタイミングは終点検知により決
定しても良い。
【0029】以上のように、シリコン基板1の凸部に異
なる性質の膜を複数層成膜し、研磨のストッパとなる部
分を切り換えることにより、シリコン基板1の表面の凹
凸の平坦度を改善することができると共に、ストッパを
複数回使用することができるので、面内均一性も改善す
ることができる。
なる性質の膜を複数層成膜し、研磨のストッパとなる部
分を切り換えることにより、シリコン基板1の表面の凹
凸の平坦度を改善することができると共に、ストッパを
複数回使用することができるので、面内均一性も改善す
ることができる。
【0030】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図3(a)乃至(c)は本発明の第2実施例方法
を工程順に示す断面図である。前述の第1実施例は、本
発明を溝分離部の製造工程に適用した場合のものである
が、本第2実施例は、本発明を多層配線の層間絶縁膜の
平坦化へ適用した場合のものである。
する。図3(a)乃至(c)は本発明の第2実施例方法
を工程順に示す断面図である。前述の第1実施例は、本
発明を溝分離部の製造工程に適用した場合のものである
が、本第2実施例は、本発明を多層配線の層間絶縁膜の
平坦化へ適用した場合のものである。
【0031】図3(a)に示すように、シリコン基板1
上に半導体素子形成領域5が形成されており、この素子
形成領域5上に金属配線10が形成されている。この金
属配線10上に、性質が異なる膜(下層膜7及び上層膜
8)を2層成膜する。リソグラフィー法により所定の位
置をレジスト膜により被覆し、ドライエッチング法によ
り上層膜8、下層膜7、金属配線10を局所的に順次除
去して溝11を形成する。次いで、絶縁膜9を、上層膜
8、下層膜7及び金属配線11の膜厚を加えた程度の膜
厚分だけ成膜する。この絶縁膜9の形成はバイアスCV
D法により行うことができる。これにより、絶縁膜9の
表面に凹凸が形成される。
上に半導体素子形成領域5が形成されており、この素子
形成領域5上に金属配線10が形成されている。この金
属配線10上に、性質が異なる膜(下層膜7及び上層膜
8)を2層成膜する。リソグラフィー法により所定の位
置をレジスト膜により被覆し、ドライエッチング法によ
り上層膜8、下層膜7、金属配線10を局所的に順次除
去して溝11を形成する。次いで、絶縁膜9を、上層膜
8、下層膜7及び金属配線11の膜厚を加えた程度の膜
厚分だけ成膜する。この絶縁膜9の形成はバイアスCV
D法により行うことができる。これにより、絶縁膜9の
表面に凹凸が形成される。
【0032】続いて、図3(b)に示すように、シリコ
ン基板1の表面を2段階に分けて研磨する。研磨方法及
び研磨条件等は本発明の第1実施例と同様である。研磨
の第1段階では、絶縁膜9及び上層膜8の順に研磨速度
が高い条件、即ち絶縁膜9に対する研磨速度の方が上層
膜8に対する研磨速度より速い条件で研磨する。上層膜
8が露出した時点で、研磨材18を切り替えて、上層膜
8、絶縁膜9、下層膜7の順に研磨速度が高い条件下
で、即ち上層膜8に対する研磨速度が最も速く下層膜7
に対する研磨速度が最も遅い条件で、シリコン基板1表
面の研磨を行い、下層膜7が露出した段階にて研磨を終
了する。この研磨工程の後に、プラズマCVD法等によ
り絶縁膜を追加成長させて、所望の絶縁容量が得られる
ように調整する。
ン基板1の表面を2段階に分けて研磨する。研磨方法及
び研磨条件等は本発明の第1実施例と同様である。研磨
の第1段階では、絶縁膜9及び上層膜8の順に研磨速度
が高い条件、即ち絶縁膜9に対する研磨速度の方が上層
膜8に対する研磨速度より速い条件で研磨する。上層膜
8が露出した時点で、研磨材18を切り替えて、上層膜
8、絶縁膜9、下層膜7の順に研磨速度が高い条件下
で、即ち上層膜8に対する研磨速度が最も速く下層膜7
に対する研磨速度が最も遅い条件で、シリコン基板1表
面の研磨を行い、下層膜7が露出した段階にて研磨を終
了する。この研磨工程の後に、プラズマCVD法等によ
り絶縁膜を追加成長させて、所望の絶縁容量が得られる
ように調整する。
【0033】なお、上層膜8及び下層膜7としてはプラ
ズマシリコン窒化膜、有機又は無シリカ膜、金属膜又は
常圧CVD膜が好ましい。上層膜8及び下層膜7は、こ
れらの材料の中から相互に異なるように選択して上層膜
8及び下層膜7として割り当てれば良い。
ズマシリコン窒化膜、有機又は無シリカ膜、金属膜又は
常圧CVD膜が好ましい。上層膜8及び下層膜7は、こ
れらの材料の中から相互に異なるように選択して上層膜
8及び下層膜7として割り当てれば良い。
【0034】
【実施例】次に、本発明の実施例方法により実際に図1
に示す溝分離部を形成した結果について、従来方法によ
る比較例と比較して説明する。本発明の実施例方法にお
いては、図1に示すように、シリコン基板1上に熱酸化
膜4を20nm、下層膜7としてシリコン窒化膜を50
nm、更に上層膜8としてポリシリコン膜を150nm
形成した。リソグラフィー法により所定の領域をレジス
トで被覆し、ドライエッチング法により、ポリシリコン
膜上層膜8、シリコン窒化膜下層膜7、熱酸化膜4を局
所的に順次エッチングし、更にシリコン基板1を400
nmだけエッチングして溝11を形成した。その後、シ
リコン基板1の表面にバイアスCVD法により絶縁膜9
としてシリコン酸化膜を750nmだけ成膜した。
に示す溝分離部を形成した結果について、従来方法によ
る比較例と比較して説明する。本発明の実施例方法にお
いては、図1に示すように、シリコン基板1上に熱酸化
膜4を20nm、下層膜7としてシリコン窒化膜を50
nm、更に上層膜8としてポリシリコン膜を150nm
形成した。リソグラフィー法により所定の領域をレジス
トで被覆し、ドライエッチング法により、ポリシリコン
膜上層膜8、シリコン窒化膜下層膜7、熱酸化膜4を局
所的に順次エッチングし、更にシリコン基板1を400
nmだけエッチングして溝11を形成した。その後、シ
リコン基板1の表面にバイアスCVD法により絶縁膜9
としてシリコン酸化膜を750nmだけ成膜した。
【0035】続いて、シリコン基板1の表面を2段階に
分けて研磨した。研磨の第1段階では、平均粒子径が5
00nm程度の酸化セシウムを5%程度含み、pHを7
程度に調整された研磨材18を使用した。研磨パッド1
5としては、上層には硬質ポリウレタン、下層にはポリ
ウレタンからなる軟質材料が設けられた一般的な2層構
成のものを使用した。研磨条件としては、荷重を300
g/cm2にし、キャリア13の回転数及びプラテン1
6の回転数をいずれも25回転/分にし、研磨材18の
流量を150ml/分とした。この条件下でのシリコン
酸化膜からなる絶縁膜9の研磨速度は300nm/分程
度であり、ポリシリコン膜からなる上層膜8の研磨速度
は30nm/分以下となった。
分けて研磨した。研磨の第1段階では、平均粒子径が5
00nm程度の酸化セシウムを5%程度含み、pHを7
程度に調整された研磨材18を使用した。研磨パッド1
5としては、上層には硬質ポリウレタン、下層にはポリ
ウレタンからなる軟質材料が設けられた一般的な2層構
成のものを使用した。研磨条件としては、荷重を300
g/cm2にし、キャリア13の回転数及びプラテン1
6の回転数をいずれも25回転/分にし、研磨材18の
流量を150ml/分とした。この条件下でのシリコン
酸化膜からなる絶縁膜9の研磨速度は300nm/分程
度であり、ポリシリコン膜からなる上層膜8の研磨速度
は30nm/分以下となった。
【0036】この条件下でシリコン基板1の研磨を行
い、ポリシリコン膜上層膜8が全ての領域にて露出する
ようにした。所要時間は2〜3分であった。続いて、研
磨材18を、平均粒子径が0.15μm程度のシリカ粒
子を12%程度含み、pHを11程度に調整されたもの
に切り替えて研磨した。研磨パッド及び研磨条件を変更
しない場合では、この条件下でのシリコン酸化膜絶縁膜
9の研磨速度は150nm/分程度、ポリシリコン膜上
層膜8の研磨速度は600nm/分程度であり、シリコ
ン窒化膜下層膜7が露出するまで、ポリシリコン膜上層
膜8及びシリコン酸化膜絶縁膜9を研磨した。この所要
時間は30秒程度であった。
い、ポリシリコン膜上層膜8が全ての領域にて露出する
ようにした。所要時間は2〜3分であった。続いて、研
磨材18を、平均粒子径が0.15μm程度のシリカ粒
子を12%程度含み、pHを11程度に調整されたもの
に切り替えて研磨した。研磨パッド及び研磨条件を変更
しない場合では、この条件下でのシリコン酸化膜絶縁膜
9の研磨速度は150nm/分程度、ポリシリコン膜上
層膜8の研磨速度は600nm/分程度であり、シリコ
ン窒化膜下層膜7が露出するまで、ポリシリコン膜上層
膜8及びシリコン酸化膜絶縁膜9を研磨した。この所要
時間は30秒程度であった。
【0037】なお、研磨条件の切り替え及び最終的に研
磨を終えるタイミングは終点検知技術を利用して決定し
た。複数の層を同時に研磨する場合においては、最も一
般的なキャリアの回転への負荷の変化を利用したものを
使用した。研磨速度が異なる異種膜が露出した場合に
は、キャリアの回転への負荷が急激に変化するため容易
に終点検知が可能である。
磨を終えるタイミングは終点検知技術を利用して決定し
た。複数の層を同時に研磨する場合においては、最も一
般的なキャリアの回転への負荷の変化を利用したものを
使用した。研磨速度が異なる異種膜が露出した場合に
は、キャリアの回転への負荷が急激に変化するため容易
に終点検知が可能である。
【0038】上述の酸化セリウムを含む研磨材による第
1段階の研磨においては、研磨速度は絶縁膜9の方がポ
リシリコン膜上層膜8よりも10倍程度速い。硬質な研
磨パッドを用いているので、シリコン酸化膜絶縁膜9の
凸部が選択的に研磨されていく。凸部の占める割合が低
い部分ほど早くポリシリコン膜上層膜8が露出する。ポ
リシリコン膜上層膜8の研磨速度はシリコン酸化膜絶縁
膜9よりも低いので、露出したポリシリコン膜上層膜8
及びその近傍のシリコン膜絶縁膜9での研磨速度は低下
する。凸部の占める割合が高い領域にてポリシリコン膜
上層膜8が露出するまで研磨を継続する。早い段階でポ
リシリコン膜上層膜8が露出した部分は研磨のストッパ
としてポリシリコン膜上層膜8が作用するものの、ある
程度研磨が進行し、ポリシリコン膜上層膜8及びポリシ
リコン膜上層膜8の近傍のシリコン酸化膜絶縁膜9の薄
膜化が生じている。この薄膜化の度合いはパターンによ
って異なり、100〜200nm程度である。
1段階の研磨においては、研磨速度は絶縁膜9の方がポ
リシリコン膜上層膜8よりも10倍程度速い。硬質な研
磨パッドを用いているので、シリコン酸化膜絶縁膜9の
凸部が選択的に研磨されていく。凸部の占める割合が低
い部分ほど早くポリシリコン膜上層膜8が露出する。ポ
リシリコン膜上層膜8の研磨速度はシリコン酸化膜絶縁
膜9よりも低いので、露出したポリシリコン膜上層膜8
及びその近傍のシリコン膜絶縁膜9での研磨速度は低下
する。凸部の占める割合が高い領域にてポリシリコン膜
上層膜8が露出するまで研磨を継続する。早い段階でポ
リシリコン膜上層膜8が露出した部分は研磨のストッパ
としてポリシリコン膜上層膜8が作用するものの、ある
程度研磨が進行し、ポリシリコン膜上層膜8及びポリシ
リコン膜上層膜8の近傍のシリコン酸化膜絶縁膜9の薄
膜化が生じている。この薄膜化の度合いはパターンによ
って異なり、100〜200nm程度である。
【0039】続いてシリカ粒子を含み、pH11程度に
調整された研磨材による第2段階の研磨では、研磨速度
がポリシリコン膜上層膜8、シリコン酸化膜絶縁膜9、
シリコン窒化膜下層膜7の順に高く、夫々600nm/
分、150nm/分、40nm/分である。従って、酸
化セリウム粒子により研磨した際、研磨のストッパとし
て作用したポリシリコン膜上層膜8、即ち凸部を逆に選
択的に研磨することが可能である。ポリシリコン膜上層
膜8の下には研磨速度が高いシリコン窒化膜下層膜7を
設けているため、研磨速度が高いポリシリコン膜上層膜
8が除去された部分の研磨速度は低下する。従って研磨
の第1段階で生じた凸部を選択的に研磨することが可能
となるため、シリコン基板表面の凹凸を減らすことがで
きる。
調整された研磨材による第2段階の研磨では、研磨速度
がポリシリコン膜上層膜8、シリコン酸化膜絶縁膜9、
シリコン窒化膜下層膜7の順に高く、夫々600nm/
分、150nm/分、40nm/分である。従って、酸
化セリウム粒子により研磨した際、研磨のストッパとし
て作用したポリシリコン膜上層膜8、即ち凸部を逆に選
択的に研磨することが可能である。ポリシリコン膜上層
膜8の下には研磨速度が高いシリコン窒化膜下層膜7を
設けているため、研磨速度が高いポリシリコン膜上層膜
8が除去された部分の研磨速度は低下する。従って研磨
の第1段階で生じた凸部を選択的に研磨することが可能
となるため、シリコン基板表面の凹凸を減らすことがで
きる。
【0040】図4は本発明の効果を示すグラフ図であ
る。図4(a)はシリコン基板上の膜厚のパターン間差
と面内のばらつきを加えたものを平坦度と定義して、こ
の平坦度を従来例と本発明とで比較したものである。従
来例1はシリコン窒化膜のみを成膜したもの、従来例2
はシリコン窒化膜上にポリシリコン膜を加えたものであ
る。従来例2は従来例1と比べてパターン間の膜厚差は
改善できるが、面内ばらつきに関しては従来例1と同等
であるため、本発明ほどには改善することができない。
これに対し、上述の条件で研磨した本発明の実施例方法
においては、平坦度が極めて高い。
る。図4(a)はシリコン基板上の膜厚のパターン間差
と面内のばらつきを加えたものを平坦度と定義して、こ
の平坦度を従来例と本発明とで比較したものである。従
来例1はシリコン窒化膜のみを成膜したもの、従来例2
はシリコン窒化膜上にポリシリコン膜を加えたものであ
る。従来例2は従来例1と比べてパターン間の膜厚差は
改善できるが、面内ばらつきに関しては従来例1と同等
であるため、本発明ほどには改善することができない。
これに対し、上述の条件で研磨した本発明の実施例方法
においては、平坦度が極めて高い。
【0041】また、図4(b)は、研磨のストッパ層の
相違による溝部のアスペクト比への影響を示すものであ
る。溝の幅を400nm、溝の深さを400nmとし
た。従来例1では、シリコン窒化膜を150nm、その
下の熱酸化膜を20nm程度とした。従来例2では研磨
のストッパは下層のシリコン窒化膜のみであるから、シ
リコン窒化膜をあまり薄くすることができない。また、
上層の中間層、例えばポリシリコン膜についても研磨の
パターン依存性を相殺するには厚くする必要がある。従
って、例えば、シリコン窒化膜を100nm、ポリシリ
コン膜を200nmとなり、従来例1よりも150nm
も厚くなる。それに対して、本発明では上層膜及び下層
膜の双方が研磨のストッパとして作用するので、これら
を薄くすることができる。また、本発明においては、上
層膜を研磨のストッパとし研磨した後、逆に上層膜を選
択的に研磨することで、研磨のパターン依存性の影響を
最小限としているため、特に下層膜は薄くても良い。従
って、前述したように、シリコン窒化膜を50nm、ポ
リシリコン膜を150nmとすると、従来例1に対する
増加分は50nm程度となり、微増である。従来例1は
平坦度が悪く実用的ではないため、本発明の場合は、溝
部の埋め込み性を犠牲にすることなく、平坦度を改善で
きることがわかる。
相違による溝部のアスペクト比への影響を示すものであ
る。溝の幅を400nm、溝の深さを400nmとし
た。従来例1では、シリコン窒化膜を150nm、その
下の熱酸化膜を20nm程度とした。従来例2では研磨
のストッパは下層のシリコン窒化膜のみであるから、シ
リコン窒化膜をあまり薄くすることができない。また、
上層の中間層、例えばポリシリコン膜についても研磨の
パターン依存性を相殺するには厚くする必要がある。従
って、例えば、シリコン窒化膜を100nm、ポリシリ
コン膜を200nmとなり、従来例1よりも150nm
も厚くなる。それに対して、本発明では上層膜及び下層
膜の双方が研磨のストッパとして作用するので、これら
を薄くすることができる。また、本発明においては、上
層膜を研磨のストッパとし研磨した後、逆に上層膜を選
択的に研磨することで、研磨のパターン依存性の影響を
最小限としているため、特に下層膜は薄くても良い。従
って、前述したように、シリコン窒化膜を50nm、ポ
リシリコン膜を150nmとすると、従来例1に対する
増加分は50nm程度となり、微増である。従来例1は
平坦度が悪く実用的ではないため、本発明の場合は、溝
部の埋め込み性を犠牲にすることなく、平坦度を改善で
きることがわかる。
【0042】また、本発明では研磨を2段階に分けたた
め、研磨材等の選択範囲が拡がるという利点を有する。
従来技術の項にて記載したが、研磨速度の選択比が高い
研磨材ではスクラッチの発生及び除去性の問題が生じる
場合があるが、本発明では研磨を2段階に分けているた
めに、研磨の第1段階でのスクラッチ及び除去性は問題
とならない。即ち、研磨の第2段階にてこれを除去して
しまえば良い。
め、研磨材等の選択範囲が拡がるという利点を有する。
従来技術の項にて記載したが、研磨速度の選択比が高い
研磨材ではスクラッチの発生及び除去性の問題が生じる
場合があるが、本発明では研磨を2段階に分けているた
めに、研磨の第1段階でのスクラッチ及び除去性は問題
とならない。即ち、研磨の第2段階にてこれを除去して
しまえば良い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
研磨のパターン依存性を異種膜の研磨速度比を利用して
相殺することができ、且つ、研磨のストッパを2層化し
たことにより面内均一性を改善することができる。この
ため、本発明によれば、溝分離部の絶縁膜の厚さをパタ
ーン間、基板面内に拘らず一様にすることができ、これ
により、以降の工程でのゲート電極等の微細配線の加工
を容易にすることができる。
研磨のパターン依存性を異種膜の研磨速度比を利用して
相殺することができ、且つ、研磨のストッパを2層化し
たことにより面内均一性を改善することができる。この
ため、本発明によれば、溝分離部の絶縁膜の厚さをパタ
ーン間、基板面内に拘らず一様にすることができ、これ
により、以降の工程でのゲート電極等の微細配線の加工
を容易にすることができる。
【0044】また、本発明によれば、凸部の2層膜をい
ずれもストッパとして機能させることができるので、上
層膜を追加した分、下層膜の膜厚を減らすことができる
ため、ストッパ全体としての膜厚を増大させる必要がな
い。このため、上述の平坦度を向上させるために、溝分
離部の絶縁膜の埋め込み性を悪化させることがない。
ずれもストッパとして機能させることができるので、上
層膜を追加した分、下層膜の膜厚を減らすことができる
ため、ストッパ全体としての膜厚を増大させる必要がな
い。このため、上述の平坦度を向上させるために、溝分
離部の絶縁膜の埋め込み性を悪化させることがない。
【図1】(a)乃至(c)は本発明の第1実施例に係る
半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
【図2】研磨装置の要部を示す模式図である。
【図3】(a)乃至(c)は本発明の第2実施例に係る
半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
【図4】(a)及び(b)は本発明方法の効果を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図5】従来の半導体装置の製造方法を工程順に示す断
面図である。
面図である。
【図6】従来の他の半導体装置の製造方法を工程順に示
す断面図である。
す断面図である。
1;シリコン基板 2、2’;シリコン酸化膜 3;シリコン窒化膜 4;熱酸化膜 5;半導体素子形成領域 6;ポリシリコン膜 7;下層膜 8;上層膜 9;絶縁膜 10;金属配線 11;溝 12;スピンドル 13;キャリア 15;研磨パッド 16;プラテン 17;研磨材供給装置 18;研磨材
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体基板上の凸部となる部分に研磨の
ストッパ層を少なくとも下層膜及び上層膜の2層形成す
る工程と、溝部を形成する工程と、この溝部埋めるよう
に絶縁膜を形成する工程と、前記ストッパ層を利用して
異なる研磨条件にて2段階の研磨を行う研磨工程とを有
することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記研磨工程は、前記絶縁膜、上層膜の
研磨ストッパ層の順に研磨速度が高い条件下で研磨し、
前記上層膜の研磨のストッパ層を露出させる第1段階の
研磨工程と、前記上層膜の研磨ストッパ層、前記絶縁
膜、前記下層膜の研磨ストッパ層の順に研磨速度が高い
条件下で研磨し、前記下層膜の研磨ストッパ層を露出さ
せる第2段階の研磨工程とを有することを特徴とする請
求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記下層膜及び上層膜は、シリコン窒化
膜、ポリシリコン膜、有機又は無機のシリカ塗布膜及び
金属膜からなる群から選択されたものであり、相互に異
なるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記下層膜及び上層膜の厚さは50乃至
300nmであることを特徴とする請求項3に記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記溝部は、溝分離部となることを特徴
とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装
置の製造方法。 - 【請求項6】 前記溝部は、多層配線の層間絶縁膜とな
ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記
載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09307691A JP3116879B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09307691A JP3116879B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11145090A true JPH11145090A (ja) | 1999-05-28 |
JP3116879B2 JP3116879B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=17972071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09307691A Expired - Fee Related JP3116879B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3116879B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6503804B2 (en) | 2001-01-11 | 2003-01-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing a semiconductor device |
KR20030054782A (ko) * | 2001-12-26 | 2003-07-02 | 동부전자 주식회사 | 반도체 소자의 금속 배선 형성 방법 |
KR100400768B1 (ko) * | 2000-12-18 | 2003-10-08 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 장치의 금속 배선 형성 방법 |
US7176145B2 (en) | 2003-01-27 | 2007-02-13 | Elpida Memory, Inc. | Manufacturing method of semiconductor device |
JP2011223018A (ja) * | 2005-11-11 | 2011-11-04 | Hitachi Chem Co Ltd | 酸化ケイ素用研磨剤、添加液および研磨方法 |
-
1997
- 1997-11-10 JP JP09307691A patent/JP3116879B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100400768B1 (ko) * | 2000-12-18 | 2003-10-08 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 장치의 금속 배선 형성 방법 |
US6503804B2 (en) | 2001-01-11 | 2003-01-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing a semiconductor device |
KR20030054782A (ko) * | 2001-12-26 | 2003-07-02 | 동부전자 주식회사 | 반도체 소자의 금속 배선 형성 방법 |
US7176145B2 (en) | 2003-01-27 | 2007-02-13 | Elpida Memory, Inc. | Manufacturing method of semiconductor device |
JP2011223018A (ja) * | 2005-11-11 | 2011-11-04 | Hitachi Chem Co Ltd | 酸化ケイ素用研磨剤、添加液および研磨方法 |
JP2012044197A (ja) * | 2005-11-11 | 2012-03-01 | Hitachi Chem Co Ltd | 酸化ケイ素用研磨剤、添加液および研磨方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3116879B2 (ja) | 2000-12-11 |
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