JPH0951034A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0951034A
JPH0951034A JP13545496A JP13545496A JPH0951034A JP H0951034 A JPH0951034 A JP H0951034A JP 13545496 A JP13545496 A JP 13545496A JP 13545496 A JP13545496 A JP 13545496A JP H0951034 A JPH0951034 A JP H0951034A
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layer
polishing
insulating layer
film
forming
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JP13545496A
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Inventor
Akio Ito
昭男 伊藤
Hiroshi Horie
博 堀江
Masahiko Imai
雅彦 今井
Yasuhiro Sanbonsugi
安弘 三本杉
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板中に埋め込まれた絶縁層よりなる素子分
離構造を備えた半導体基板構造の表面を平坦化する。 【解決手段】 基板上に、基板表面に形成された溝を埋
めるようにSiO2 よりなる絶縁層を堆積する工程と、
前記絶縁層上にポリシリコン層を堆積する工程と、前記
ポリシリコン層を、前記絶縁層表面から、前記絶縁層上
に前記溝に対応して形成された凹部を覆う部分を除き、
除去する工程と、前記絶縁層を、前記SiO2 に対して
強い選択性を有する研磨剤により、前記基板表面が露出
し、同時に前記凹部を覆うポリシリコン層の作用により
停止するまで研磨し、除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に半導体装置の
製造に関し、特に半導体装置中における素子間分離構造
の形成に関する。半導体集積回路では、一般に隣接する
半導体装置相互を電気的に分離するために、素子間分離
構造が形成される。
【0002】
【従来の技術】従来のSi半導体装置では、かかる素子
間分離構造は、一般に、いわゆるLOCOS 法により、活性
領域に隣接する素子分離領域に、厚いフィールド酸化膜
を形成することにより行われていた。しかし、LOCOS 法
では、特に素子領域の大きさが0.2μm以下に減少し
た場合、素子表面が、フィールド酸化膜領域から延在す
るいわゆるバーズビークと呼ばれる薄い酸化膜で覆われ
てしまう問題が生じる。また、かかるLOCOS 法による素
子間分離構造では、微細化に伴って素子領域間の距離が
減少した場合、フィールド酸化膜の厚さが必然的に薄く
なってしまい、所望の素子分離効果が得られない問題点
が生じる。
【0003】このような、LOCOS 法による素子分離構造
の問題点を回避するため、従来より、隣接する素子間に
溝を形成した、いわゆるシャロートレンチ法が、微細化
した半導体装置の素子分離方法として提案されている。
かかるシャロートレンチ法では、素子間に形成した溝を
絶縁層で埋め込むことにより、所期の素子分離効果を得
る。
【0004】一方、このような従来のシャロートレンチ
法では、基板表面に溝を形成するため、必然的に凹凸が
生じ、このためかかる分離構造を形成された基板表面上
に半導体装置あるいは多層配線構造を形成するために
は、基板表面を平坦化する必要がある。
【0005】図15(A)〜(B)はかかるシャロート
レンチ法による素子分離領域を形成した半導体基板表面
を平坦化する従来の方法を示す。図15(A)を参照す
るに、素子領域1c,1dに隣接して形成された素子分
離領域に対応して、溝1a,1bを形成された半導体基
板1上に、SiO2 等の絶縁層2が、例えばCVD法に
より堆積される。かかる絶縁層2上には、前記溝1a,
1bに対応して凹部2a,2bが形成される。
【0006】次に、図15(A)の構造の表面を、基板
表面に画成された素子領域1 c,1dが露出するまで化
学機械研磨し、図15(B)に示す、表面が平坦化され
た基板構造を得る。図15(B)に示す構造では、素子
領域1cと1dに隣接して、SiO2 で埋められた素子
分離領域2A,2Bが形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような工程で得ら
れた図15(B)の構造では、基板表面はおおよそ平坦
化されるものの、化学機械研磨の際にSiO2 で埋めら
れた素子分離領域2A,2Bが過剰に研磨されてしま
い、基板表面に、素子分離領域2A,2Bに対応して深
さがDの凹部が形成されてしまう。深さDは0.3μm
に達することがある。
【0008】素子分離領域2A,2B上には一般に配線
パターンが延在するが、0.2μmを越える凹みが存在
すると、配線パターンの露光の際に開口数が大きく焦点
深度の浅い高解像度の光学系を有する露光装置を使うこ
とができない。その結果、かかる素子分離構造では、半
導体装置の十分な微細化が達成できない。また、このよ
うな研磨により基板を平坦化する方法では、メモリセル
等の微細なパターンが密集した領域を研磨した場合に
は、研磨する必要のある絶縁層の総面積が大きいため実
効的な研磨圧力が低下してしまい、研磨速度の低下に伴
って研磨不足が生じる一方、パターンが疎な領域では研
磨過多になってしまう等の問題が生じる。
【0009】かかる研磨に伴う問題点を解決するため、
図16(A),(B),図17(C)に示される別の工
程によりシャロートレンチ分離構造を形成する方法も提
案されている(例えば IEDM Tech. Dig. 1987, 732, Ap
pl. Phys. Lett., 61, 1344,1992, IEDM Tech. Dig. 19
89, 61) 。ただし、図16,図17において、図15と
共通する部分には同一の参照符号を付し、その説明を省
略する。
【0010】図16(A)を参照するに、基板1上に形
成された絶縁層2上に、前記凹部2aに対応してレジス
トパターンよりなるブロックレジスト3が形成され、図
16(B)の工程において前記ブロックレジスト3およ
び絶縁層2を覆うようにレジスト等の平坦化膜4が堆積
される。平坦化膜4は、引き続く図17(C)の工程に
おいて、ドライエッチングによりエッチバックあるいは
化学機械研磨され、平坦な平面を有する基板構造が得ら
れる。
【0011】かかる工程では、確かに素子分離構造を備
え平坦な表面を有する基板構造が得られるが、絶縁層上
の凹部全てにブロックレジスト3が設けられるわけでは
なく、所望の効果を得るためにはどの凹部に設けてどの
凹部に設けないかの選択を行う必要がある。例えば図1
6の例では、ブロックレジスト3は、大きな凹部2aに
は設けても、小さな凹部2bには設けられていない。か
かるブロックレジストの選択的な配置は素子分離構造、
従って基板上における半導体装置の配置をもとに決定す
る必要があるが、かかる配置の決定は困難である。ま
た、ブロックレジスト3の形成には、余計な露光工程が
必要になる。
【0012】そこで、本発明は上記の課題を解決した、
新規で有用な半導体装置の製造方法を提供することを目
的とする。本発明のより具体的な目的は、平坦な素子分
離構造を形成する工程を含む半導体装置の製造方法を提
供することを目的とする。
【0013】本発明のその他の目的は、パターンの疎密
に依存しない平坦な研磨面を形成できる研磨工程を含む
半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。本
発明のその他の目的は、凹凸面を、その上にブロックレ
ジストを形成することなく平坦化できる平坦化工程を含
む半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、請求項1に記載したように、半導体基板上に、研磨
ストッパ層を形成した後、溝を形成する工程と;前記半
導体基板上に、前記溝を埋めるように、絶縁層を形成す
る工程と;前記絶縁層表面上にSi膜を堆積する工程
と;前記Si膜を、前記絶縁層表面のうち、前記溝に対
応して形成された凹部を覆う部分を除いて、研磨により
除去する工程と;前記絶縁層を、前記絶縁層を構成する
材料をSiに対するよりも大きな研磨速度で選択的に研
磨する研磨剤により、前記研磨ストッパ層が露出するま
で、化学機械研磨する工程とを含むことを特徴とする半
導体装置の製造方法により、または請求項2に記載した
ように、前記絶縁層はSiO2 よりなることを特徴とす
る請求項1記載の半導体装置の製造方法により、または
請求項3に記載したように、前記研磨剤はCeO2 また
はZrO2 を含むことを特徴とする請求項1または2記
載の半導体装置の製造方法により、または請求項4に記
載したように、前記研磨ストッパ層がSi膜であること
を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法によ
り、または請求項5に記載したように、半導体基板上に
研磨ストッパ層を形成した後、溝を形成する工程と;前
記半導体基板上に、前記溝を埋めるように、絶縁層を形
成する工程と;前記絶縁層表面上にエッチングストッパ
膜を堆積する工程と;前記エッチングストッパ膜上に、
平坦化犠牲膜を堆積する工程と;前記平坦化犠牲膜上
に、エッチングマスク層を堆積する工程と;前記エッチ
ングマスク層を、前記平坦化犠牲膜表面のうち前記溝に
対応して形成された凹部を覆う部分を除いて除去し、前
記凹部を覆うエッチングマスクを形成する工程と;前記
平坦化犠牲膜を、前記エッチングマスクを使って、前記
エッチングストッパ層が露出するまでエッチングし、前
記エッチングストッパ層上の、前記溝に対応して形成さ
れた凹部上に平坦化犠牲パターンを形成する工程と;前
記平坦化犠牲パターンと前記絶縁層とを同時に研磨する
工程とを含み;前記研磨工程を、前記研磨ストッパ層が
露出するまで継続することを特徴とする半導体装置の製
造方法により、または請求項6に記載したように、前記
研磨ストッパ層はSiNまたはSiよりなることを特徴
とする請求項5記載の半導体装置の製造方法により、ま
たは請求項7に記載したように、前記エッチングストッ
パ膜はSiNまたはSiよりなり、前記絶縁層および平
坦化犠牲膜はSiO2 よりなることを特徴とする請求項
5記載の半導体装置の製造方法により、または請求項8
に記載したように、前記平坦化犠牲パターンと前記絶縁
層とを研磨する工程は、CeO2 を含む研磨剤により実
行されることを特徴とする請求項7記載の半導体装置の
製造方法により、または請求項9に記載したように、半
導体基板上に、第1のエッチングストッパ層を形成した
後、溝を形成する工程と;前記半導体基板上に、前記溝
を埋めるように、絶縁層を形成する工程と;前記絶縁層
表面上に第2のエッチングストッパ膜を堆積する工程
と;前記第2のエッチングストッパ膜上に、第1の平坦
化犠牲膜を堆積する工程と;前記第1の平坦化犠牲膜上
に、エッチングマスク層を形成する工程と;前記エッチ
ングマスク層を、前記第1の平坦化犠牲膜表面のうち前
記溝に対応して形成された凹部を覆う部分を除いて除去
し、前記凹部を覆うエッチングマスクを形成する工程
と;前記第1の平坦化犠牲膜を、前記エッチングマスク
を使って、前記第2のエッチングストッパ膜が露出する
までエッチングし、前記エッチングストッパ層上の、前
記溝に対応して形成された凹部上に平坦化犠牲パターン
を形成する工程と;前記エッチングマスクを除去して、
前記絶縁層表面および前記平坦化犠牲パターンを露出す
る工程と;前記露出された絶縁層上に、前記平坦化犠牲
パターンを埋め込むように、平坦な表面を有する第2の
平坦化犠牲膜を堆積する工程と;前記第2の平坦化犠牲
膜と、前記平坦化犠牲パターンと、前記絶縁層とを、同
時に、ドライエッチングによりエッチングする工程とを
含み;前記エッチング工程を、素子領域上の第1のエッ
チングストッパ膜が露出するまで継続することを特徴と
する半導体装置の製造方法により、または請求項10に
記載したように、半導体基板上に研磨ストッパ層を形成
する工程と;前記研磨ストッパ層を形成された半導体基
板表面に素子分離溝を形成し、前記素子分離溝により、
半導体基板表面の素子形成領域を分離する工程と;前記
素子分離溝および前記素子形成領域を覆うように、第1
の絶縁層を堆積する工程と;前記第1の絶縁層上に、エ
ッチングストッパ層を形成する工程と;前記エッチング
ストッパ層のうち、前記素子形成領域を覆う部分を研磨
して除去し、前記第1の絶縁層を露出する開口部を形成
する工程と;前記開口部を介して前記第1の絶縁層をエ
ッチングし、前記素子形成領域の周囲から前記第1の絶
縁層を除去する工程と;前記エッチングストッパ層を除
去し、前記第1の絶縁層上に、前記素子形成領域をも埋
めるように第2の絶縁層を形成する工程と;前記第2の
絶縁層を、前記研磨ストッパ層が露出するまで研磨する
工程と;よりなることを特徴とする半導体装置の製造方
法により、または請求項11に記載したように、前記研
磨ストッパ層はポリシリコン層またはSiN層であるこ
とを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法
により、または請求項12に記載したように、エッチン
グストッパ層はポリシリコン層またはSiN層またはレ
ジスト層であることを特徴とする請求項10記載の半導
体装置の製造方法により、解決する。
【0015】請求項1記載の本発明の特徴によれば、前
記絶縁層を、前記絶縁層を構成する材料に対する研磨速
度がSiに対する研磨速度よりも大きい研磨剤により研
磨することにより、前記絶縁層の研磨が、前記基板表面
が露出した時点で、前記基板中の溝に対応して形成され
た絶縁層表面の凹部を覆うSi膜により、自動的に停止
する。その結果、前記凹部を埋める絶縁層が過剰に研磨
されることがなく、基板表面に一致した平坦な表面が得
られる。
【0016】請求項2記載の本発明の特徴によれば、前
記基板上に形成された溝をSiO2により埋めることに
より、いわゆるシャロートレンチ分離構造を有する平坦
な表面の半導体基板が得られる。かかる基板では、基板
表面が平坦であるため、開口数の大きい高解像度光学系
を有する露光装置により、基板表面上に、非常に微細な
配線パターンを形成することができる。また、シャロー
トレンチ分離構造の採用により、素子領域が微細化して
も、フィールド酸化膜を LOCOS 法を使って形成した場
合に生じるような、素子領域表面がバーズビークを形成
する酸化膜で覆われてしまう問題を回避することができ
る。
【0017】請求項3記載の本発明の特徴によれば、C
eO2 あるいはZrO2 を含む研磨剤を使うことによ
り、研磨剤とSiO2 との間の固相反応により、SiO
2 絶縁層を、研磨ストッパとして作用するSi膜に対し
て高い選択比で研磨することができ、前記基板中の溝に
対応するSi膜が露出した時点で、SiO2 絶縁層の研
磨を確実に停止させることができる。
【0018】請求項4記載の本発明の特徴によれば、前
記基板表面に、前記溝が形成される領域を除いて研磨ス
トッパ層としてSiパターンを形成しておくことによ
り、前記絶縁層の研磨が、前記溝を埋める領域において
前記Si膜の露出に伴って停止する際に、基板上の他の
領域においても、前記Siパターンの露出によって停止
し、これに伴い、基板表面全体が確実に平坦化される。
【0019】請求項5記載の本発明の特徴によれば、前
記絶縁層上に形成された平坦化犠牲膜を、前記基板中の
溝に対応する凹部に対応して形成されたエッチングマス
ク層をマスクにしてエッチングすることにより、前記絶
縁層上に、前記溝に対応した凹部を部分的に埋めるよう
に、平坦化犠牲パターンが形成される。かかる平坦化犠
牲パターンは、前記絶縁層の表面と一致するレベルに表
面を有し、前記絶縁層と前記平坦化犠牲パターンとを同
時に研磨することにより、前記基板中の溝を埋める絶縁
層の表面が前記基板表面と一致した、平坦化された基板
構造を得ることができる。かかる基板構造では、前記溝
を埋める絶縁層はシャロートレンチ分離構造を形成す
る。本発明による方法では、かかる平坦化犠牲パターン
を形成する際に露光工程が必要なく、また、あらかじめ
どの凹部にかかる平坦化犠牲パターンを形成し、どの凹
部にはしないかを決定する必要がない。このため、半導
体装置の製造工程が実質的に簡素化される。
【0020】請求項6記載の本発明の特徴によれば、通
常使われるSiNもしくはポリシリコンを研磨ストッパ
として使うことができ、余計な工程が必要とされない。
請求項7および8記載の本発明の特徴によれば、エッチ
ングストッパ層としてSiを使い、平坦化犠牲膜をSi
2 により構成することにより、CeO2 を使った研磨
工程において、研磨がエッチングストッパ層の露出と同
時に確実に停止できる。
【0021】請求項9記載の本発明の特徴によれば、請
求項5記載の発明と同様に、特別な露光工程を行うこと
なく平坦化犠牲パターンを形成することができ、かかる
平坦化犠牲パターンを、SOGやレジスト等の別の平坦
化膜中に埋め込み、これを一様にエッチバックすること
により、シャロートレンチ分離構造を形成されていなが
ら、かつ平坦な表面を有する基板構造が得られる。
【0022】請求項10〜12記載の本発明の特徴によ
れば、第1の絶縁層をエッチングマスクを使ってエッチ
ングした後、素子形成領域の両側に形成された凹部を第
2の絶縁層により埋めることにより、素子分離溝等の広
い凹部を、絶縁層で完全に、しかも余計なマスク工程を
行なうことなく自己整合的に埋めることができる。さら
に、凸部を形成する素子形成領域に、あらかじめ研磨ス
トッパ層を形成しておくことにより、かかる凹部を絶縁
層で埋めた構造を、研磨により、確実に平坦化すること
ができる。すなわち、研磨は、平坦化が達成された時点
で自動的に停止する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例による
半導体装置の製造方法、とくに半導体基板中へのシャロ
ートレンチ分離構造の形成工程を、図1(A)〜
(D),図2(E)〜(G)を参照しながら説明する。
【0024】図1(A)の工程において、Si基板11
上に、まずパッド酸化膜11aを、Si基板表面を10
00°Cの温度で熱酸化させることにより形成し、その
上に研磨ストッパ層としてポリシリコン層12を、約1
50nmの厚さに堆積する。さらに、前記ポリシリコン
層12上にSiO2 層13を約100nmの厚さに堆積
し、これをパターニングしてポリシリコン層12表面の
うち、基板11中に形成される素子分離構造に対応する
領域を露出させる。さらに、前記SiO2 パターン13
をマスクにポリシリコン層12をパターニングして図1
(A)に示す構造を得る。
【0025】次に、図1(B)の工程において、前記S
iO2 パターンをマスクにSi基板11をエッチング
し、素子分離に必要な深さが0.2μm以上の溝11
A,11B,11C,・・・を形成する。次に、図1
(C)の工程において、図1(B)の構造上にSiO2
層14を、CVD法により、溝11Aの深さに対応した
厚さで堆積する。その結果、SiO 2 層14上には前記
凹部11Aに対応して凹部14aが形成される。一方、
溝11B,11Cは幅が小さいため、SiO2 層14上
に実質的な大きさの凹部が形成されることはない。さら
に、図1(D)の工程において、前記SiO2 層14上
にポリシリコン層15が、約100nmの厚さに堆積さ
れる。その結果、ポリシリコン層15上には、その結果
前記溝11Aに対応して凹部15aが形成される。Si
2 層14の厚さは溝11Aの厚さに等しくなるように
設定されるため、前記ポリシリコン層15のうち、前記
溝11Aに対応する領域15aは、基板11表面を覆う
ポリシリコン層12と実質的に同一のレベルに形成され
る。
【0026】次に、図2(E)の工程において、前記S
iO2 層14上のポリシリコン層15が、コロイダルシ
リカ等、通常のシリカ系の研磨剤を使って研磨され、前
記溝11Aに対応する凹部領域15aを除いて除去され
る。さらに、図2(F)に示すように、SiO2 層14
の研磨を継続し、図2(G)に示すように、前記ポリシ
リコン層12が基板表面に露出した段階で研磨を停止す
る。その結果、図2(G)に示すような、基板11中に
形成された凹部11A,11B,11CをSiO2 によ
り埋めたシャロートレンチ分離構造を備え、平坦な表面
を有する基板構造が得られる。
【0027】図2(E)〜(G)までの研磨工程におい
て、図15(B)の構造に見られるような溝を埋めるS
iO2 層の過剰研磨の問題点を回避し、理想的に平坦な
基板表面を形成するためには、研磨剤として前記SiO
2 膜14には作用するがポリシリコンパターン15aに
は作用しない、選択性のある研磨作用を有する研磨剤を
使う必要がある。このような研磨剤を使った場合、図2
(G)の構造において、ポリシリコンパターン15aは
有効な研磨ストッパとして作用し、ポリシリコン層12
およびポリシリコンパターン15aが露出した時点で溝
11Aを埋めるSiO2 層の研磨は実質的に停止し、そ
の結果非常に平坦な基板構造が得られる。
【0028】本発明の出願人は、このような選択的に作
用する研磨剤を求めて実験を行った結果、酸化セリウム
(CeO2 )系の研磨剤がSiO2 とポリシリコンの組
み合わせに対して、非常に高い選択性を示すことを発見
した。下の表1は、コロイダルシリカ系研磨剤と酸化セ
リウム系研磨剤について、SiO2 層、SiN層および
ポリシリコン層を研磨する場合の研磨速度および研磨選
択比を求めた結果を示す。
【0029】
【表1】
【0030】この結果からわかるように、CeO2 系研
磨剤を使った場合、特にSiO2 層とポリシリコン層と
の間で250倍に達する研磨速度の選択比が得られ、S
iO 2 は非常に大きな研磨速度で研磨されるのに対し、
ポリシリコン層は殆ど研磨されないことが発見された。
また、コロイダルシリカ系およびCeO2 系研磨剤のい
ずれもが、SiO2 層とSiN層とでは、それぞれ3.
4および5と、比較的大きな選択比が得られ、SiO2
がSiNよりも大きい速度で研磨されることが確認され
た。
【0031】このような、CeO2 系研磨剤がSiO2
層に対して示す高い研磨速度は、研磨剤中のCeO2
粒がSiO2 と固相反応するためと考えられる。同様
な、SiO2 に対して固相反応を生じ、これに高い研磨
速度で選択的に作用する研磨剤として、ZrO2 を使用
することも可能である。さらに、前記CeO2 系研磨剤
あるいはZrO2 系研磨剤が示す研磨の選択性は、Si
2 層とポリシリコン層の組み合わせのみならず、Si
2 層とアモルファスシリコン層の組み合わせに対して
も有効である。すなわち、これらの研磨剤のアモルファ
スシリコン層に対する研磨速度は、SiO2 層に対する
研磨速度に比較して、非常に小さい。
【0032】このように、図1〜2の工程では、大面積
を有し、通常の研磨では表面が過剰に研磨されて凹部を
形成しやすい溝11Aを埋めるSiO2 層の表面が、研
磨に対して非常に高い耐性を示すポリシリコンパターン
15aで覆われるため、従来の構成におけるような分離
絶縁層の表面がくぼむ問題が生じない。また、より小さ
な面積を有する溝、例えば溝11B,11Cを埋めるS
iO2 層の表面にはかかるポリシリコンパターンは形成
されない。図2(G)を参照。その際、どの溝にポリシ
リコンパターンが形成されどれには形成されないかは、
溝の幅ないし面積によって自動的に決まり、特別な判定
や、かかる判定にもとづいたフォトリソグラフィ工程を
行う必要がない。
【0033】先にも説明したように、図2(G)の段階
で得られた基板構造は、シャロートレンチ分離構造を備
え、かつ平坦な平面を有しているために、その表面上
に、非常に微細なパターンを、大きな開口数を有し、高
い解像度の、ただし浅い焦点深度の光学系を備えた露光
装置により、精度よく露光することができる。このた
め、前記基板構造上に、非常に微細な半導体素子より構
成された高い集積密度の半導体集積回路を構成すること
ができる。
【0034】次に、本発明の第2実施例を、図3(A)
〜(C),図4(D)〜(F)および図5(G),
(H)を参照しながら説明する。ただし、先に説明した
部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、その説
明を省略する。まず、図3(A)の工程において、基板
11中に凹部11Aを形成し、図1(B)と同様な構造
を得る。ただし、図3(A)の構造では、SiO2 マス
クパターン13は除去されている。
【0035】次に、図3(B)の工程において、図3
(A)の構造上にSiO2 層14を堆積し、図1(C)
と同様な構造を得る。すなわち、層14上には、基板1
1中に形成された実質的な面積を有する溝11Aに対応
して凹部14aが形成される。次に、図3(C)の工程
において、前記SiO2 層14上にポリシリコンまたは
SiNよりなるエッチングストッパ層15が堆積され、
その上に別のSiO2層16が、前記層14の厚さと実
質的に同一の厚さに堆積される。その結果、SiO2
16上には、前記層14の凹部14aに対応して凹部が
形成される。さらに層16上に、ポリシリコンあるいは
SiNよりなる別の層17が、エッチングマスク層とし
て、約100nmの厚さに堆積される。その結果、図3
(C)に示したように、前記基板11中の溝11Aに対
応してポリシリコンあるいはSiNよりなる凹部領域1
7aが形成される。
【0036】次に、図4(D)の工程において、前記層
17を、前記SiO2 層16の表面が露出するまで研磨
して、図4(D)に示す、前記凹部領域17aがエッチ
ングマスクとして残された構造が得られ、引き続き前記
SiO2 層16を、前記凹部領域17aをマスクにウェ
ットエッチングすることにより、図4(E)に示すよう
に前記層15上の凹部領域15aを埋めるようにSiO
2 パターン16aが形成される。さらに、図4(F)の
工程において、前記SiO2 パターン16a上に残って
いるパターン17aが溶解・除去される。その際、Si
2 層14を覆う層15も、パターン16aの下の領域
15aを除き、同時に溶解・除去される。このために
は、層15および層17は同一の材料より構成しておく
のが望ましい。
【0037】さらに図5(G)の工程において、図4
(F)の構造を一様に研磨することにより、すなわち層
14およびパターン16aを同時に研磨することによ
り、図5(H)に示す構造が得られる。かかる研磨工程
では、、前記絶縁層14の凹部が前記SiO2 パターン
16aにより実質的に埋められているため、研磨は表面
全体に一様に行われ、図5(H)に示すような平坦な基
板表面が得られる。かかる工程では、SiO2 パターン
16aは平坦化犠牲パターンとして作用する。したがっ
て、かかる研磨工程では、前記パターン16aと絶縁層
14とは同一の材料、あるいは実質的に同一の研磨速度
を有する材料により構成するのが望ましい。
【0038】かかる研磨工程では、先にも説明したよう
に絶縁層14上の凹部14aがSiO2 パターンにより
埋められているため、研磨が基板表面全体で一様に進行
し、その結果、パターン15aを研磨に対して特別な耐
性を有する材料により構成する必要は、必ずしもない。
換言すると、図5(G)の研磨工程を、従来のコロイダ
ルシリカを使った、通常の研磨剤により実行することが
できる。勿論、この工程で、CeO2 のようなSiO2
に対して強い選択性のある研磨剤を使ってもよい。
【0039】本実施例による方法では、パターン16a
の形成を、特別な露光工程を行うことなく実行すること
ができる。また、基板上の溝のどれに対応してこのよう
な平坦化犠牲パターンを設け、どの溝には設けないかと
いう判定を行う必要がなく、かかる平坦化犠牲パターン
が必要な凹部には、図4(E)の段階で確実に、かつ自
動的に必要な平坦化犠牲パターンが形成される。
【0040】次に、本発明の第3実施例を、図6(A)
〜(C),図7(D)〜(F)および図8(G)〜
(I)を参照しながら説明する。ただし、図6(A)〜
(C)および図7(D)〜(F)の工程は、第2実施例
の対応する工程と同一であり、その説明を省略する。
【0041】図7(F)の工程の後、図8(G)の工程
において、前記SiO2 層14および平坦化犠牲パター
ン16aを埋めるように、SOGあるいはレジストより
なる平坦化層18が堆積される。さらに、図8(H)の
工程において、前記平坦化層18の表面をドライエッチ
ングによりエッチバックし、最終的に図8(I)に示す
構造を得る。ただし、図8(H)の工程において、ドラ
イエッチングは、エッチングが前記SiO2 層14、平
坦化犠牲パターン16aおよび平坦化層18において実
質的に同一の速度で進行するような速度に設定される。
【0042】かかる本発明の第3実施例においても、わ
ざわざ平坦化犠牲パターン16aをフォトリソグラフィ
により形成する必要がなく、工程が簡素化される。ま
た、平坦化犠牲パターン16aは、かかる平坦化犠牲パ
ターンの形成が必要な大面積の溝11Aに対応して自動
的に形成されるため、基板上に形成されるデバイスパタ
ーンをもとに、どの凹部に平坦化犠牲パターン16aを
形成しどの凹部には形成しないかを、あらかじめ決定し
ておく必要もない。
【0043】第2および第3実施例によっても、微細化
した半導体装置の素子分離構造として好適なシャロート
レンチ分離構造が半導体基板上に形成され、しかも平坦
な表面を有する半導体基板構造を、複雑な工程を用いる
ことなく得ることができる。以上、第2および第3実施
例において、溝の深さを埋め込み絶縁膜の膜厚を同一に
して説明してきたが、埋め込み絶縁膜厚が溝の深さより
も厚い場合でも同様の効果を得ることができる。
【0044】次に、本発明の第4実施例を、図9(A)
〜(D)および図10(E)〜(G)を参照しながら説
明する。ただし、先に説明した部分には同一の参照符号
を付し、説明を省略する。まず図9(A)の工程で、S
i基板11上に、先の工程と同様にして熱酸化膜11a
を約5nmの厚さに形成し、さらにその上に研磨ストッ
パ層として作用するポリシリコン層12を約100nm
の厚さに堆積する。
【0045】次に、レジストパターン(図示せず)を使
ったドライエッチングにより、図9(A)の構造上に、
深さが約300nm(半導体基板のエッチング深さ、ス
トッパ層を含むトータルは400nm))の溝11A,
11B,11Cを、図9(B)に示すように形成する。
溝11A,11B,11Cの形成の結果、溝と溝との間
には、頂部に熱酸化膜11aとポリシリコンパターン1
2Aとを担持するメサ構造11H、および頂部に熱酸化
膜11aとポリシリコンパターン12Bとを担持するメ
サ構造11Iが形成される。さらに、レジストパターン
を除去した後、かかるメサ構造11Hおよび11Iの側
壁面、および溝11A,11B,11Cの底部に、保護
膜11bを、Siの熱酸化により、約10nmの厚さに
形成する。図9(B)参照。
【0046】さらに、図9(C)の工程では、図9
(B)の構造上に、CVD法により、厚さが約400n
mのSiO2 膜14を堆積し、さらに前記膜14上に、
エッチングストッパとして使われるSiN膜15を、C
VD法により約100nmの厚さに堆積する。
【0047】次に、図9(D)の工程で、図9(C)の
構造を化学機械研磨して、前記SiN膜15のうち、メ
サ構造11Hおよび11Iを覆う部分に、それぞれ前記
SiO2 膜14を露出する開口部15A,15Bを形成
する。さらに、図10(E)の工程で、前記SiN膜1
5をマスクに、前記SiO2膜14を、前記開口部15
A,15Bを介してHF系のエッチャントによりウェッ
トエッチングし、ポリシリコンパターン12A,12B
を露出させる。その際、メサ11H,11Iの両側のS
iO2 膜14もエッチングされ、空隙14A,14Bが
それぞれメサ11H,11Iの両側に形成される。ま
た、その際、メサ11H,11Iを構成するSi突出部
の側壁に形成されていた熱酸化膜11bも除去される。
SiO2 のエッチングにドライエッチングを使ってもよ
い。
【0048】さらに、前記SiN膜15を熱燐酸等によ
り除去した後、図10(F)の工程で、まず前記メサ1
1H,11Iの側壁に熱酸化膜11bを再び形成した
後、前記SiO2 膜14上に、前記メサ11H,11I
を埋めるように、別のSiO2膜14’をCVD法によ
り、約200nmの厚さに堆積する。
【0049】さらに、図10(G)の工程で、前記Si
2 膜14’を、前記ポリシリコンパターン12A,1
2Bが露出するまで、CeO2 系の研磨材を使って化学
機械研磨する。その際、研磨はSiO2 膜に対して選択
的に作用するため、前記ポリシリコンパターン12A,
12Bが露出した段階で研磨は自動的に停止する。その
結果、図10(G)に示す、メサ11H,11Iの両側
がSiO2 膜により埋め込まれた平坦化構造が得られ
る。
【0050】図10(G)の構造では、メサ11H,1
1I上に半導体素子を形成した場合、素子間の距離が非
常に近い場合でも、前記溝11A,11B、11Cを埋
めるSiO2 膜14,14’により、非常に効果的な素
子分離が得られる。また、図10(G)の構造は平坦化
されているため、その上に容易に多層配線構造を形成す
ることができる。
【0051】次に、本発明の第5実施例を、図11
(A)〜(D)および図12(E)〜(G)を参照しな
がら説明する。ただし、先に説明した部分には同一の参
照符号を付し、説明を省略する。まず図11(A)の工
程で、Si基板11上に、先の工程と同様にして熱酸化
膜11aを約5nmの厚さに形成し、さらにその上に研
磨ストッパ層として作用するSiN膜12’を約100
nmの厚さに堆積する。
【0052】次に、レジストパターン(図示せず)を使
ったドライエッチングにより、図11(A)の構造上
に、深さが約300nm(半導体基板のエッチング深
さ、ストッパ層を含むトータルは400nm)の溝11
A,11B,11Cを、図11(B)に示すように形成
する。溝11A,11B,11Cの形成の結果、溝と溝
との間には、頂部に熱酸化膜11aとSiNパターン1
2A’とを担持するメサ構造11H、および頂部に熱酸
化膜11aとSiNパターン12B’とを担持するメサ
構造11Iが形成される。さらに、レジストパターンを
除去した後、かかるメサ構造11Hおよび11Iの側壁
面、および溝11A,11B,11Cの底部に、保護膜
11bを、Siの熱酸化により、約10nmの厚さに形
成する。図11(B)参照。
【0053】さらに、図11(C)の工程では、図11
(B)の構造上に、CVD法により、厚さが約400n
mのSiO2 膜14を堆積し、さらに前記膜14上に、
エッチングストッパとして使われるポリシリコン膜1
5’を、CVD法により約100nmの厚さに堆積す
る。
【0054】次に、図11(D)の工程で、図11
(C)の構造を化学機械研磨して、前記ポリシリコン膜
15’のうち、メサ構造11Hおよび11Iを覆う部分
に、それぞれ前記SiO2 膜14を露出する開口部15
A’,15B’を形成する。さらに、図12(E)の工
程で、前記SiN膜15’をマスクに、前記SiO 2
14を、前記開口部15A’,15B’を介してHF系
のエッチャントによりウェットエッチングし、SiNパ
ターン12A’,12B’を露出させる。その際、メサ
11H,11Iの両側のSiO2 膜14もエッチングさ
れ、空隙14A,14Bがそれぞれメサ11H,11I
の両側に形成される。また、その際、メサ11H,11
Iを構成するSi突出部の側壁に形成されていた熱酸化
膜11bも除去される。SiO2 のエッチングにはドラ
イエッチングを用いてもよい。
【0055】さらに、残存する前記ポリシリコン膜1
5’を研磨等により除去した後、図12(F)の工程
で、まず前記メサ11H,11Iの側壁に熱酸化膜11
bを再び形成した、さらに前記SiO2 膜14上に、前
記メサ11H,11Iを埋めるように、別のSiO2
14’をCVD法により、約200nmの厚さに堆積す
る。
【0056】さらに、図12(G)の工程で、前記Si
2 膜14’を、前記SiNパターン12A’,12
B’が露出するまで、シリカ系の研磨材を使って化学機
械研磨する。その際、研磨はSiO2 膜に対して選択的
に作用するため、前記SiNパターン12A’,12
B’が露出した段階で研磨は自動的に停止する。その結
果、図12(G)に示す、メサ11H,11Iの両側が
SiO2 膜により埋め込まれた平坦化構造が得られる。
【0057】図12(G)の構造では、図10(G)の
構造と同様に、メサ11H,11I上に半導体素子を形
成した場合、素子間の距離が非常に近い場合でも、前記
溝11A,11B、11Cを埋めるSiO2 膜14,1
4’により、非常に効果的な素子分離が得られる。ま
た、図12(G)の構造は平坦化されているため、その
上に容易に多層配線構造を形成することができる。
【0058】次に、本発明の第6実施例を、図13
(A)〜(D)および図14(E)〜(G)を参照しな
がら説明する。ただし、先に説明した部分には同一の参
照符号を付し、その説明を省略する。まず図13(A)
の工程で、Si基板11上に、先の工程と同様にして熱
酸化膜11aを約5nmの厚さに形成し、さらにその上
に研磨ストッパ層として作用するポリシリコン膜12を
約100nmの厚さに堆積する。次に、レジストパター
ン(図示せず)を使ったドライエッチングにより、図1
3(A)の構造上に、深さが約300nm(半導体基板
のエッチング深さ、ストッパ層を含むトータルは400
nm)の溝11A,11B,11Cを、図13(B)に
示すように形成する。溝11A,11B,11Cの形成
の結果、溝と溝との間には、頂部に熱酸化膜11aとポ
リシリコンパターン12Aとを担持するメサ構造11
H、および頂部に熱酸化膜11aとポリシリコンパター
ン12Bとを担持するメサ構造11Iが形成される。さ
らに、レジストパターンを除去した後、かかるメサ構造
11Hおよび11Iの側壁面、および溝11A,11
B,11Cの底部に、保護膜11bを、Siの熱酸化に
より、約10nmの厚さに形成する。図13(A)およ
び(B)の工程は、図9(A)および(B)の工程と実
質的に同一である。
【0059】さらに、図13(C)の工程では、図13
(B)の構造上に、CVD法により、厚さが約400n
mのSiO2 膜14を堆積し、さらに前記膜14上に、
レジスト層15”を、スピンコーティング法により堆積
する。次に、図13(D)の工程で、図13(C)のレ
ジスト層15”を化学機械研磨して、前記レジスト層1
5”のうち、メサ構造11Hおよび11Iを覆う部分
に、それぞれ前記SiO2 膜14を露出する開口部15
A”,15B”を形成する。レジスト層の研磨は、研磨
剤を使わず、水のみにより行なうことが可能である。
【0060】さらに、図14(E)の工程で、前記レジ
スト層15”をマスクに、前記SiO2 膜14を、前記
開口部15A”,15B”を介してHF系のエッチャン
トによりウェットエッチングし、ポリシリコンパターン
12A,12Bを露出させる。その際、メサ11H,1
1Iの両側のSiO2 膜14もエッチングされ、空隙1
4A,14Bがそれぞれメサ11H,11Iの両側に形
成される。また、その際、メサ11H,11Iを構成す
るSi突出部の側壁に形成されていた熱酸化膜11bも
除去される。SiO2 のエッチングには、ドライエッチ
ングを用いてもよい。
【0061】さらに、残存する前記レジスト層15”
を、H2 2 とH2 SO4 の混合液により除去した後、
図14(F)の工程で、まず前記メサ11H,11Iの
側壁に熱酸化膜11bを再び形成し、さらに前記SiO
2 膜14上に、前記メサ11H,11Iを埋めるよう
に、別のSiO2 膜14’をCVD法により、約200
nmの厚さに堆積する。
【0062】さらに、図14(G)の工程で、前記Si
2 膜14’を、前記ポリシリコンパターン12A,1
2Bが露出するまで、CeO2 系の研磨材を使って化学
機械研磨する。その際、研磨はSiO2 膜に対して選択
的に作用するため、前記ポリシリコンパターン12A,
12Bが露出した段階で研磨は自動的に停止する。その
結果、図14(G)に示す、メサ11H,11Iの両側
がSiO2 膜により埋め込まれた平坦化構造が得られ
る。
【0063】図14(G)の構造では、図10(G)あ
るいは図12(G)の構造と同様に、メサ11H,11
I上に半導体素子を形成した場合、素子間の距離が非常
に近い場合でも、前記溝11A,11B、11Cを埋め
るSiO2 膜14,14’により、非常に効果的な素子
分離が得られる。また、図12(G)の構造は平坦化さ
れているため、その上に容易に多層配線構造を形成する
ことができる。また、本実施例において、研磨ストッパ
としてポリシリコンパターン12A,12Bのかわり
に、先の実施例で説明したSiNパターン12A’,1
2B’を使うことも可能である。
【0064】以上、本発明を好ましい実施例について説
明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・
変更が可能である。
【0065】
【発明の効果】請求項1,2記載の本発明の特徴によれ
ば、基板中に形成された溝を埋める絶縁層が過剰に研磨
されることがなく、基板表面に一致した平坦な表面が得
られる。その結果、微細化した半導体装置の素子分離構
造として好適なシャロートレンチ分離構造を形成され、
しかも平坦な表面を有する半導体基板構造を、複雑な工
程を用いることなく得ることができる。基板表面が平坦
であるため、開口数の大きい高解像度光学系を有する露
光装置により、基板表面上に、非常に微細な配線パター
ンを形成することができる。また、シャロートレンチ分
離構造の採用により、素子領域が微細化しても、フィー
ルド酸化膜を LOCOS 法を使って形成した場合に生じる
ような、素子領域表面がバーズビークを形成する酸化膜
で覆われてしまう問題を回避することができる。
【0066】請求項3,4記載の本発明の特徴によれ
ば、CeO2 あるいはZrO2 を研磨剤として使うこと
によりSi層がSiO2 層の効果的な研磨ストッパとし
て作用し、その結果前記基板中の溝に対応するSi膜が
露出した時点、あるいは基板表面が露出した時点で、S
iO2 絶縁層の研磨を確実に停止させることができる。
その結果、基板表面全体が確実に平坦化される。
【0067】請求項5記載の本発明の特徴によれば、基
板中に形成された溝に対応した凹部を部分的に埋めるよ
うに、平坦化犠牲パターンが形成される。かかる平坦化
犠牲パターンを絶縁層と同時に研磨することにより、前
記基板中の溝を埋める絶縁層の表面が前記基板表面と一
致した、平坦化された基板構造を得ることができる。か
かる基板構造では、前記溝を埋める絶縁層はシャロート
レンチ分離構造を形成する。本発明による方法では、か
かる平坦化犠牲パターンを形成する際に露光工程が必要
なく、また、あらかじめどの凹部にかかる平坦化犠牲パ
ターンを形成し、どの凹部にはしないかを決定する必要
がない。このため、半導体装置の製造工程が実質的に簡
素化される。
【0068】請求項6記載の本発明の特徴によれば、通
常使われるSiNをエッチングストッパとして使うこと
ができ、余計な工程が必要とされない。請求項7および
8記載の本発明の特徴によれば、エッチングストッパ層
としてSiを使い、平坦化犠牲膜をSiO2 により構成
することにより、CeO2 を使った研磨工程において、
研磨がエッチングストッパ層の露出と同時に確実に停止
する。
【0069】請求項9記載の本発明の特徴によれば、請
求項6あるいは14記載の発明と同様に、特別な露光工
程を行うことなく平坦化犠牲パターンを形成することが
でき、かかる平坦化犠牲パターンを、SOGやレジスト
等の別の平坦化膜中に埋め込み、これを一様にエッチバ
ックすることにより、シャロートレンチ分離構造を形成
されていながら、かつ平坦な表面を有する基板構造が得
られる。
【0070】請求項10〜12記載の本発明の特徴によ
れば、素子分離溝等の広い凹部を、絶縁層で完全に、し
かも自己整合的に埋めることができる。さらに、かかる
凹部を絶縁層で埋めた構造を、研磨により、確実に平坦
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(D)は本発明の第1実施例による半
導体装置の製造工程を示す図(その一)である。
【図2】(E)〜(G)は本発明の第1実施例による半
導体装置の製造工程を示す図(その二)である。
【図3】(A)〜(C)は本発明の第2実施例による半
導体装置の製造工程を示す図(その一)である。
【図4】(D)〜(F)は本発明の第2実施例による半
導体装置の製造工程を示す図(その二)である。
【図5】(G)〜(H)は本発明の第2実施例による半
導体装置の製造工程を示す図(その三)である。
【図6】(A)〜(C)は本発明の第3実施例による半
導体装置の製造工程を示す図(その一)である。
【図7】(D)〜(F)は本発明の第3実施例による半
導体装置の製造工程を示す図(その二)である。
【図8】(G)〜(I)は本発明の第3実施例による半
導体装置の製造工程を示す図(その三)である。
【図9】(A)〜(D)は本発明の第4実施例による半
導体装置の製造工程を示す図(その一)である。
【図10】(E)〜(G)は本発明の第4実施例による
半導体装置の製造工程を示す図(その二)である。
【図11】(A)〜(D)は本発明の第5実施例による
半導体装置の製造工程を示す図(その一)である。
【図12】(E)〜(G)は本発明の第5実施例による
半導体装置の製造工程を示す図(その二)である。
【図13】(A)〜(D)は本発明の第6実施例による
半導体装置の製造工程を示す図(その一)である。
【図14】(E)〜(G)は本発明の第6実施例による
半導体装置の製造工程を示す図(その二)である。
【図15】(A),(B)は従来の半導体装置の製造工
程の一例を示す図である。
【図16】(A),(B)は従来の半導体装置の製造工
程の別の例(その一)を示す図である。
【図17】(C)は従来の半導体装置の製造工程の別の
例(その二)を示す図である。
【符号の説明】
1,11 半導体基板 1a,1b,11A,11B,11C 溝 1c,1d,11I,11H 素子領域 2,14,14’,16 絶縁層 2a,2b,14a,16a 凹部 2A,2B 素子分離酸化膜 3 ブロックレジスト 4 平坦化層 11a パッド酸化膜 12,12’ ポリシリコン層またはSiN層 13 SiO2 マスクパターン 15,15’,17 ポリシリコンまたはSiN層 14A,14B 空隙 15A,15A’,15A”,15B,15B’15
B” 開口部 15a,17a ポリシリコン領域(エッチングマス
ク) 15” レジスト層 16a SiO2 平坦化犠牲パターン 18 平坦化層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 雅彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 三本杉 安弘 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、研磨ストッパ層を形成
    した後、溝を形成する工程と;前記半導体基板上に、前
    記溝を埋めるように、絶縁層を形成する工程と;前記絶
    縁層表面上にSi膜を堆積する工程と;前記Si膜を、
    前記絶縁層表面のうち、前記溝に対応して形成された凹
    部を覆う部分を除いて、研磨により除去する工程と;前
    記絶縁層を、前記絶縁層を構成する材料をSiに対する
    よりも大きな研磨速度で選択的に研磨する研磨剤によ
    り、前記研磨ストッパ層が露出するまで、化学機械研磨
    する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記絶縁層はSiO2 よりなることを特
    徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記研磨剤はCeO2 またはZrO2
    含むことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装
    置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記研磨ストッパ層がSi膜であること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に研磨ストッパ層を形成し
    た後、溝を形成する工程と;前記半導体基板上に、前記
    溝を埋めるように、絶縁層を形成する工程と;前記絶縁
    層表面上にエッチングストッパ膜を堆積する工程と;前
    記エッチングストッパ膜上に、平坦化犠牲膜を堆積する
    工程と;前記平坦化犠牲膜上に、エッチングマスク層を
    堆積する工程と;前記エッチングマスク層を、前記平坦
    化犠牲膜表面のうち前記溝に対応して形成された凹部を
    覆う部分を除いて除去し、前記凹部を覆うエッチングマ
    スクを形成する工程と;前記平坦化犠牲膜を、前記エッ
    チングマスクを使って、前記エッチングストッパ層が露
    出するまでエッチングし、前記エッチングストッパ層上
    の、前記溝に対応して形成された凹部上に平坦化犠牲パ
    ターンを形成する工程と;前記平坦化犠牲パターンと前
    記絶縁層とを同時に研磨する工程とを含み;前記研磨工
    程を、前記研磨ストッパ層が露出するまで継続すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記研磨ストッパ層はSiNまたはSi
    よりなることを特徴とする請求項5記載の半導体装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記エッチングストッパ膜はSiNまた
    はSiよりなり、前記絶縁層および平坦化犠牲膜はSi
    2 よりなることを特徴とする請求項5記載の半導体装
    置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記平坦化犠牲パターンと前記絶縁層と
    を研磨する工程は、CeO2 を含む研磨剤により実行さ
    れることを特徴とする請求項7記載の半導体装置の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板上に、第1のエッチングスト
    ッパ層を形成した後、溝を形成する工程と;前記半導体
    基板上に、前記溝を埋めるように、絶縁層を形成する工
    程と;前記絶縁層表面上に第2のエッチングストッパ膜
    を堆積する工程と;前記第2のエッチングストッパ膜上
    に、第1の平坦化犠牲膜を堆積する工程と;前記第1の
    平坦化犠牲膜上に、エッチングマスク層を形成する工程
    と;前記エッチングマスク層を、前記第1の平坦化犠牲
    膜表面のうち前記溝に対応して形成された凹部を覆う部
    分を除いて除去し、前記凹部を覆うエッチングマスクを
    形成する工程と;前記第1の平坦化犠牲膜を、前記エッ
    チングマスクを使って、前記第2のエッチングストッパ
    膜が露出するまでエッチングし、前記エッチングストッ
    パ層上の、前記溝に対応して形成された凹部上に平坦化
    犠牲パターンを形成する工程と;前記エッチングマスク
    を除去して、前記絶縁層表面および前記平坦化犠牲パタ
    ーンを露出する工程と;前記露出された絶縁層上に、前
    記平坦化犠牲パターンを埋め込むように、平坦な表面を
    有する第2の平坦化犠牲膜を堆積する工程と;前記第2
    の平坦化犠牲膜と、前記平坦化犠牲パターンと、前記絶
    縁層とを、同時に、ドライエッチングによりエッチング
    する工程とを含み;前記エッチング工程を、素子領域上
    の第1のエッチングストッパ膜が露出するまで継続する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 半導体基板上に研磨ストッパ層を形成
    する工程と;前記研磨ストッパ層を形成された半導体基
    板表面に素子分離溝を形成し、前記素子分離溝により、
    半導体基板表面の素子形成領域を分離する工程と;前記
    素子分離溝および前記素子形成領域を覆うように、第1
    の絶縁層を堆積する工程と;前記第1の絶縁層上に、エ
    ッチングストッパ層を形成する工程と;前記エッチング
    ストッパ層のうち、前記素子形成領域を覆う部分を研磨
    して除去し、前記第1の絶縁層を露出する開口部を形成
    する工程と;前記開口部を介して前記第1の絶縁層をエ
    ッチングし、前記素子形成領域の周囲から前記第1の絶
    縁層を除去する工程と;前記エッチングストッパ層を除
    去し、前記第1の絶縁層上に、前記素子形成領域をも埋
    めるように第2の絶縁層を形成する工程と;前記第2の
    絶縁層を、前記研磨ストッパ層が露出するまで研磨する
    工程と;よりなることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記研磨ストッパ層はポリシリコン層
    またはSiN層であることを特徴とする請求項10記載
    の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 エッチングストッパ層はポリシリコン
    層またはSiN層またはレジスト層であることを特徴と
    する請求項10記載の半導体装置の製造方法。
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