JPH11144555A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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JPH11144555A
JPH11144555A JP9306147A JP30614797A JPH11144555A JP H11144555 A JPH11144555 A JP H11144555A JP 9306147 A JP9306147 A JP 9306147A JP 30614797 A JP30614797 A JP 30614797A JP H11144555 A JPH11144555 A JP H11144555A
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JP
Japan
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steering
steering wheel
horn
pad
steering pad
Prior art date
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Application number
JP9306147A
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English (en)
Inventor
Masaru Hattori
賢 服部
Teruhiko Koide
輝彦 小出
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグを収納したステアリングパッドが
撓んでホーンを作動させる加圧力が変化することを防止
する。 【解決手段】 バッグホルダー34に固定された撓み防
止部材36は、突当部38が収納部22内におけるエア
バッグ袋体26の収納深さを制限するので、蛇腹状に折
り畳まれたエアバッグ袋体26の生地間に遊びとなる空
間が生じない。ドライバがホーンを作動させるためにホ
ーン操作部Mを加圧した場合、ホーン操作部Mはエアバ
ッグ袋体26及び突当部38により一定量以上撓むこと
が制限され、ホーン接点46,48を閉成させる操作力
が一定になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングパッ
ド内にエアバッグを内蔵したステアリングホイールに係
り、特に、ホーンを作動させるための機構を有するステ
アリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグ袋体を内蔵したステアリング
パットを押圧してホーンを作動させるために、ステアリ
ングパッド全体をステアリングホイールのボス部に対し
て軸方向で移動できるように支持し、ステアリングパッ
ド側に可動接点を設け、かつボス部側に固定接点を設け
たものがある。
【0003】上記のようなステアリングホイールでは、
ドライバがステアリングホイールの前面側からステアリ
ングパッドを加圧してステアリングパッドをボス部の方
向に移動させることにより、可動接点が固定接点に接触
してホーンを作動させる。また、ドライバがステアリン
グパッドに対する加圧を停止すると、コイルスプリング
等の弾性部材がステアリングパッドをボス部側から離間
する方向に移動させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
弾性部材に作用する荷重を軽減して良好な操作感を得る
ため、エアバッグのインフレータをボス部側に固定し、
かつエアバッグ袋体が内蔵されたステアリングパッドを
軽いものとする構造とした場合には、ドライバがホーン
を作動させるためにステアリングパッドを加圧した際
に、ステアリングパッドにおいて加圧力を受けている部
分がエアバッグ袋体の収納空間内に落ち込むように撓み
変形する現象が発生しやすくなる。ドライバによる加圧
時にステアリングパッドに撓み変形が発生すると、加圧
力が撓み変形により吸収されてステアリングパッドの移
動量が変化することから、ホーンを作動させるために必
要となるステアリングパッドに対する加圧力が不均一に
なる。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するため、エ
アバッグインフレータをステアリングパッドではなく、
ステアリングホイールのボス部側に取り付けた場合であ
っても、ステアリングパッドにおける撓み変形の影響に
よりホーンを作動させるために必要となる加圧力が変化
することが防止されるステアリングホイールを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のステア
リングホイールは、エアバッグ袋体を収納する収納空間
を形成すると共に、ステアリングホイールのボス部へ接
離可能とされたステアリングパッドと、前記収納空間内
に配置され、前記ステアリングパッドに対するステアリ
ングホイール前面側からの加圧時にステアリングパッド
の弾性変形を制限する撓み防止部材と、ステアリングホ
イール前面側からの加圧力を受けて移動する前記ステア
リングパッドにより作動するホーン作動用のスイッチ部
材と、を有するものである。
【0007】従って、請求項1に記載のステアリングホ
イールによれば、ドライバがホーンを作動させるためス
テアリングパッドを加圧した時に、撓み防止部材によっ
てステアリングパッドの弾性変形が制限されることによ
り、ステアリングパッドに対する加圧力が弾性変形によ
り吸収されることを防止でき、加圧力の大きさとステア
リングパッドの移動距離との関係を一定に保つことがで
きるので、ドライバがホーンを作動させるために必要と
なるステアリングパッドに対する加圧力がステアリング
パッドの弾性変形の影響により変化することを防止でき
る。この場合に、撓み防止部材は、折り畳まれたれエア
バッグ袋体を介して、又は直接的にステアリングパッド
におけるドライバ加圧部の裏面へと当たってドライバに
よるホーン作動操作時の加圧力を支持する。
【0008】また、請求項2に記載のステアリングホイ
ールは、請求項1記載のステアリングホイールにおい
て、撓み防止部材が、エアバッグ袋体の内部に挿入され
てステアリングパッドの裏面に対向する板状の突当部
と、前記突当部と一体に形成され、前記袋体外部に延出
してステアリングパッドに対して固定される脚部とを有
するものである。
【0009】従って、請求項2に記載のステアリングホ
イールによれば、エアバッグ袋体内の突当部が脚部を介
してステアリングパッドに固定されることから、エアバ
ッグ袋体の内部においてステアリングパッドの裏面と突
当部との距離が一定に保たれる。これにより、ステアリ
ングパッドを介してドライバによる加圧力がエアバッグ
袋体に作用した場合、この加圧力によりエアバッグ袋体
が移動できる可動範囲が、突当部により制限されるの
で、ステアリングパッドに対する加圧時に、エアバッグ
袋体によりステアリングパッドの弾性変形量が一定以上
にならないように制限できる。
【0010】また、請求項3に記載のステアリングホイ
ールは、請求項2に記載のステアリングホイールにおい
て、突当部は、エアバッグ袋体の先端部と膨張用気体発
生用のインフレータとの間に配置され、膨張用気体の通
過用開口を形成したものである。
【0011】従って、請求項3に記載のステアリングホ
イールによれば、インフレータから噴出した膨張用気体
は、エアバッグ袋体内において突当部の開口を通過して
エアバッグ袋体の延出方向における先端部を含む内部空
間に流れ込み、インフレータからの膨張用気体を迅速に
エアバッグ袋体の内部空間に充填することができる。
【0012】また、請求項4に記載のステアリングホイ
ールは、請求項1に記載のステアリングホイールにおい
て、ステアリングパッド移動方向における撓み防止部材
とボス部に配置された膨張用気体発生用のインフレータ
との間の距離を、ステアリングホイール前面側からの加
圧力を受けた前記ステアリングパッドがボス部側へ移動
してスイッチ部材を作動させるまでのステアリングパッ
ドの移動量より大きくしたものである。
【0013】従って、請求項4に記載のステアリングホ
イールによれば、加圧力を受けてボス部の方向へ移動す
るステアリングパッド内の撓み防止部材がインフレータ
に当たってスイッチ部材を作動できなくなることがな
い。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施形態の構成)以下、本発明
の実施形態について図面を参照して説明する。
【0015】図1及び図2には、本発明の実施形態に係
るステアリングホイール10が示されている。このステ
アリングホイール10は、軸心Sが図示を省略した車両
側のステアリングシャフトに同軸的に連結されるボス部
12を備えている。このボス部12には、4 方向に突出
したスポーク14が一体に設けられており、このスポー
ク14の先端には、各スポーク14を連結したリング状
のホイールリム16が形成されている。このホイールリ
ム16とスポーク14の先端部は樹脂カバー18により
覆われている。
【0016】ステアリングホイール10の中央部に配置
されたステアリングパッド20は、樹脂材料で成形され
た略台形状の箱体からなる収納部22と、この収納部2
2の各コーナ部から樹脂カバー18の端面と対向するよ
うに延出したアーム部24とを備えている。また、収納
部22内の底板部分と側壁部分との接続部には全周に亘
って、長手直角方向がU字状の溝22Aが形成されてお
り、エアバッグ袋体26膨張時における底板部分の展開
用のヒンジ部となっている。この展開用の扉を構成する
筐体底板部分は、ホーン操作部Mとなっている。
【0017】一方、ボス部12と一体に設けられたスポ
ーク14には支持プレート28が固定されている。この
支持プレート28はステアリングホイール10の軸心S
と直交して配置され、屈曲周縁部がスポーク14へ固定
されている。エアバッグ袋体26膨張時において高圧ガ
スを発生するガス発生装置であるインフレータ30は、
フランジ部30Aがネジ32により支持プレート28に
締結されることにより軸心Sと同軸的に固定されてお
り、ガス噴出孔30Bのあるフランジ部30Aを介した
片側部分を支持プレート28の中央部に形成された開口
28Aからステアリングパッド20の方向に突出させて
いる。このインフレータ30へは加速度センサーを含む
エアバッグ制御装置が連結されており、車両衝突時等の
緊急時にインフレータ30内の火薬を点火しエアバッグ
袋体26膨脹用のガスを発生させる。
【0018】また、収納部22のボス部12の方向に面
した開口側の端部には、箱状のバッグホルダー34の側
壁部がリベット35により固定されている。このバッグ
ホルダー34の底板部分には、図4に示すように挿通口
34Aが開口し、かつ挿通口34Aの周囲にボルト挿通
用の孔34Bが形成されている。ここで、バッグホルダ
ー34は、ステアリングパッド20の収納部22と共に
エアバッグ袋体26の収納空間を形成しており、そこに
折り畳まれたエアバッグ袋体26を収納するようになっ
ている。このエアバッグ袋体26は、インフレータ30
からの高圧ガスの供給を受けるため、図3に示すように
入口開口26Aを有しており、この入口開口26A付近
がバッグホルダー34の挿通口34Aを通して支持プレ
ート28上に配置されている。そして、エアバッグ袋体
26は、入口開口26Aの周縁部がインフレータ30を
支持プレート28に固定したネジ32と支持プレート2
8とにより挟み込まれることにより、支持プレート28
上に固定されるとともに、入口開口26Aが支持プレー
ト28及びインフレータ30によって封止されている。
【0019】バッグホルダー34には、撓み防止部材3
6が挿通孔34Aを跨いで取り付けられている。この撓
み防止部材36は、図3及び図4に示すように1枚の板
材を折り曲げたものであり、軸心Sと略直交して配置さ
れる円板状の突当部38と、この突当部38の外周端か
ら延出した4本の脚部40とにより構成されている。突
当部38には、突当部38の中心に対して略90°間隔
で配置され扇状に広がった4個の開口38Aが形成され
ている。従って、インフレータ30から噴出した高圧ガ
スの一部は、突当部38の開口38Aを通過してエアバ
ッグ袋体26の延出方向先端部となるエアバッグ袋体2
6の底部を含む内部空間に流れ込む。また、4本の脚部
40も、突当部38の中心に対して略90°間隔で配置
され、先端部にかけて突当部38の半径方向外側へか
つ、ボス部12へ接近する方向に突出し、軸心Sに対し
て対称となっている。さらに、脚部40は先端部分が突
当部38と略平行となるように折り曲げられ、その部分
にはボルト挿通用の孔40Aが形成されている。
【0020】撓み防止部材36をバックホルダー34に
取り付ける際には、突当部38を入口開口26Aからエ
アバッグ袋体26内に挿入し、4本の脚部40をそれぞ
れ入口開口26Aの周縁部に形成された4個の孔26B
からエアバッグ袋体26の外部に突出させる。この後、
エアバッグ袋体26から突出した脚部40の先端部分を
バックホルダー34の孔34Bと一致させ、ボルト42
及びナット44によりバックホルダー34上に固定す
る。これにより、撓み防止部材36は、バッグホルダー
34を介してステアリングパッド20に固定される。
【0021】突当部38は、収納部22内において脚部
40によりホーン操作部Mとインフレータ30との間に
支持されホーン操作部Mの裏面に対向する。この際、蛇
腹状やロール状等に折り重ねられたエアバッグ袋体26
の展開部分は、突当部38とホーン操作部Mとの間でス
テアリングシャフトの軸方向(以下、単に軸方向とい
う)において移動できる可動範囲が突当部38により制
限される。従って、ドライバが軸方向においてホーン操
作部Mをボス部12に向かって加圧した場合、ホーン操
作部Mはボス部12に向かって凹状に撓むが、軸方向で
の移動が制限されたエアバッグ袋体26により一定量以
上撓むことが制限される。従って、加圧時におけるホー
ン操作部Mの最大撓み量は、ホーン操作部Mの裏面から
突当部38までの軸心Sに沿った距離に応じて調整する
ことができる。ホーン操作部Mの撓み量を小さくしよう
とする場合には、例えば、突当部38とホーン操作部M
とを共にエアバッグ袋体26に当接させ、かつ突当部3
8とホーン操作部Mとの間で折り重ねられたエアバッグ
袋体26の生地間に遊びとなる空間が生じないようにす
ればよく、この際、組立時にホーン操作部Mの裏面と突
当部38とにより予めエアバッグ袋体26を軸方向で圧
縮することにより、ホーン操作部Mの撓み量を更に小さ
くすることも可能である。
【0022】また、支持プレート28及びバッグホルダ
ー34は、複数の連結ピン46(図2では1本の連結ピ
ン46のみが示されている)によりに連結されており、
バックホルダー34は、連結ピン46に沿って軸方向で
移動可能に支持されるとともに、連結ピン46に嵌挿し
たコイルスプリング48により支持プレート28から離
間する方向に常に付勢されている。従って、バックホル
ダー34に対して固定されたステアリングパッド20
も、バッグホルダー34と共に支持プレート28から離
間する方向に常に付勢されている。
【0023】さらに、バッグホルダー34には可動接点
50が、支持プレート28には固定接点52が相対向す
るように、それぞれ取り付けられている。それらの接点
50,52は警告用のホーン(図示省略)を作動させる
ための作動スイッチの一部として構成され、可動接点5
0が固定接点52に接することにより、ホーンが作動し
て車両の外部に警告音を発生するように配線(図示省
略)が取り付けられている。ここで、可動接点50が取
り付けられたバックホルダー34が、コイルスプリング
48により支持プレート28から離間する方向に付勢さ
れていることにより、操作部Mへの非加圧時には、可動
接点50は、図2に示すように固定接点52から離れた
オフ位置に保持される。また、ドライバがホーン操作部
Mを加圧し、コイルスプリング48の付勢力に抗してス
テアリングパッド20を支持プレート28に近接させる
ことにより、可動接点50が図5に示すオン位置に移動
して固定接点52に接触する。 (実施形態の作用)次に、上記のように構成された本実
施形態のステアリングホイール10の作用について説明
する。
【0024】ドライバがホーンを鳴らす場合には、ステ
アリングパッド20の前面側からホーン操作部Mを加圧
することにより、図5に示すように、ステアリングパッ
ド20及びバッグホルダー34がコイルスプリング48
の付勢力に抗して支持プレート28に近接し、可動接点
50が固定接点52に接触する。これにより、作動スイ
ッチが作動してホーンが鳴る。この後、操作部Mに対す
る加圧を停止することにより、ステアリングパッド20
及びバッグホルダー34がコイルスプリング48の付勢
力によってオフ位置に復帰して可動接点50が固定接点
52から離れるので、ホーンからの警告音が停止する。
【0025】また、車両衝突時の衝撃を検出するセンサ
ーの作動によりインフレータ30ヘ通電されると、ガス
噴出孔30Bから膨脹用気体である高圧ガスが噴出して
エアバッグ袋体26を膨張させることにより、エアバッ
グ袋体26は、展開用の扉として構成された収納部22
の底板部分を押し破って展開し、ドライバに向けて膨出
するようになっている。
【0026】以上説明した本実施形態のステアリングホ
イール10では、ステアリングホイール10に対するチ
ルト操作時や悪路走行時に誤ってホーンを鳴らすことを
防止するため、ステアリングパッド20に作用するコイ
ルスプリング46のバネ荷重をある程度を大きくする必
要がある。さらに、ステアリングパッド20は、一般的
に弾性を有する樹脂材料により成形されており、このよ
うなステアリングパッド20において収納部22の底板
部分からなるホーン操作部Mは、その厚さに対して比較
的広い面積を有している。このため、ホーン操作部Mの
中央部が加圧された場合には、ホーン操作部Mはドライ
バからの加圧力により撓み変形し易い。
【0027】そこで、本実施形態のステアリングホイー
ル10においては、ドライバからの加圧力によりホーン
操作部Mが撓み変形することを、エアバッグ袋体26を
介在させて操作部Mに対向した突当部38によって制限
している。これにより、ホーン操作部Mに対する加圧力
が弾性変形により吸収されることを防止できるので、ド
ライバからの加圧力の大きさと、この加圧力によるステ
アリングパッド20の移動距離との関係を一定に保つこ
とができる。従って、ドライバがホーンを作動させるた
めに必要となるステアリングパッド20に対する加圧力
が操作部Mの弾性変形の影響により変化することを防止
でき、ドライバがホーンを作動させる際に確実な操作を
行うことができる。さらに撓み防止部材38とインフレ
ータ30との軸心Sに沿った距離を可動接点50と固定
接点52との距離より大きく設定することにより、ステ
アリングパッド20のボス部12方向への移動がインフ
レータ30により制限され、ステアリングパッド20を
加圧してもホーンを作動させることができなくなること
を防止できる。
【0028】ここで、撓み防止部材36は、加圧力が作
用したホーン操作部の撓み変形を防止するとともに、操
作部Mへの加圧力によりステアリングパッド20と共に
支持プレート28の方向に移動するものであればよく、
例えば、ホーン操作部Mの少なくとも一部に直接密着し
て操作部Mの弾性変形を制限するものでも、ブロック状
のスペーサ等のエアバッグ袋体26以外の部材を介して
ホーン操作部Mに対向し、その弾性変形を制限するもの
でもよく、さらにバックホルダー34又はステアリング
パッド20と一体に成形したものでもよい。また、撓み
防止部材36は、1枚の金属板を屈曲して形成すること
も、樹脂等により一体成形することも可能であり、突当
部38と脚部40とを別部品とし、それらを一体に組み
立てる構造のものでもよい。また、撓み防止部材36の
形状についても、必ずしもプレート状である必要はな
く、円筒状やブロック状であってもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
ステアリングホイールによれば、ステアリングパッドに
対する加圧力が弾性変形により吸収されることを防止で
き、加圧力の大きさとステアリングパッドの移動距離と
の関係を一定に保つことができるので、ドライバがホー
ンを作動させるために必要となるステアリングパッドに
対する加圧力がステアリングパッドの弾性変形の影響に
より変化することを防止できる。
【0030】また、請求項2に記載のステアリングホイ
ールによれば、撓み防止部材が板状の突当部と、これと
一体に形成された脚部とからなるので、例えば、1枚の
板状材料を折り曲げて突当部を成形し、かつ撓み防止部
材を軽量化することが可能になる。
【0031】また、請求項3に記載のステアリングホイ
ールによれば、インフレータから噴出した膨張用気体
は、エアバッグ袋体内において突当部の開口を通過して
先端部を含む内部空間に流れ込み、インフレータからの
膨張用気体を略最短距離となるような流線に沿って先端
部を含むエアバッグ袋体の内部空間に充填することがで
きるので、エアバッグ袋体が迅速に展開する。
【0032】また、請求項4に記載のステアリングホイ
ールによれば、ボス部の方向に移動するステアリングパ
ッド内の撓み防止部材がインフレータに当たってホーン
が作動不能になることを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るステアリングホイー
ルの正面図である。
【図2】 図1におけるII−II線によるステアリングホ
イールの横断面図である。
【図3】 本発明の実施形態に係るステアリングホイー
ルにおける撓み防止部材及びエアバッグ袋体の分解斜視
図である。
【図4】 本発明の実施形態に係るステアリングホイー
ルにおける要部の分解斜視図である。
【図5】 本発明の実施形態に係る図2の作動状態を示
す横断面図である。
【符号の説明】
10 ステアリングホイール 20 ステアリングパッド 22 収納部 26 エアバッグ袋体 28 支持プレート 30 インフレータ 34 バッグホルダー 36 撓み防止部材 38 突当部 40 脚部 50 可動接点 52 固定接点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグ袋体を収納する収納空間を形
    成すると共に、ステアリングホイールのボス部へ接離可
    能とされたステアリングパッドと、 前記収納空間内に配置され、前記ステアリングパッドに
    対するステアリングホイール前面側からの加圧時にステ
    アリングパッドの弾性変形を制限する撓み防止部材と、 ステアリングホイール前面側からの加圧力を受けて移動
    する前記ステアリングパッドにより作動するホーン用の
    スイッチ部材と、 を有することを特徴とするステアリングホイール。
  2. 【請求項2】 撓み防止部材が、エアバッグ袋体の内部
    に挿入されてステアリングパッドの裏面に対向する板状
    の突当部と、前記突当部と一体に形成され、前記袋体外
    部に延出してステアリングパッドに対して固定される脚
    部とを有することを特徴とする請求項1に記載のステア
    リングホイール。
  3. 【請求項3】 突当部は、エアバッグ袋体の先端部と膨
    張用気体発生用のインフレータとの間に配置され、膨張
    用気体の通過用開口を形成したことを特徴とする請求項
    2に記載のステアリングホイール。
  4. 【請求項4】 ステアリングパッド移動方向における撓
    み防止部材とボス部に配置された膨張用気体発生用のイ
    ンフレータとの間の距離を、ステアリングホイール前面
    側からの加圧力を受けた前記ステアリングパッドがボス
    部側へ移動してスイッチ部材を作動させるまでのステア
    リングパッドの移動量より大きくしたことを特徴とする
    請求項1に記載のステアリングホイール。
JP9306147A 1997-11-07 1997-11-07 ステアリングホイール Pending JPH11144555A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1074435A3 (en) * 1999-08-06 2001-09-26 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Air bag apparatus and steering wheel
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