JPH11144479A - 不揮発性半導体多値メモリ装置 - Google Patents

不揮発性半導体多値メモリ装置

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JPH11144479A
JPH11144479A JP30718397A JP30718397A JPH11144479A JP H11144479 A JPH11144479 A JP H11144479A JP 30718397 A JP30718397 A JP 30718397A JP 30718397 A JP30718397 A JP 30718397A JP H11144479 A JPH11144479 A JP H11144479A
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memory
input data
valued
buffer
memory device
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JP30718397A
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Fumitaka Okamoto
文孝 岡本
Takaji Kitagawa
崇二 北川
Toshihiro Sasai
俊博 笹井
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NEW KOA TECHNOLOGY KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的少ないバッファメモリ数で多値情報を
高速に書き込み可能とする。 【解決手段】 入力データ1を複数(M個)同時に書き
込み可能なメモリブロック41〜4Nごとに、各メモリ
ブロックへの書き込みデータを保持するバッファメモリ
21A〜2NMを、それぞれ同時書き込み数分(M個ず
つ)設けるとともに、各メモリブロックの書き込み所要
時間内に到達する入力データを各バッファメモリで十分
保持できる数分だけメモリブロックを設けて、入力デー
タを各バッファメモリ21A〜2NMへ順次格納すると
ともに、各メモリブロックに対応するM個のバッファメ
モリへの入力データの格納が終了した時点で、これらバ
ッファメモリに保持されている書き込みデータのメモリ
ブロックへの書き込みを順次開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体多
値メモリ装置に関し、特に多値情報を高速で書き込む不
揮発性半導体多値メモリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、任意の情報量を多段階で表現し
た多値情報を半導体メモリ装置に記憶させる場合、これ
ら多値情報を2値情報に変換(2値化)した後に記憶さ
せる方法が考えられる。なお、多値情報の表現に用いる
段階数を増加させ、例えば任意の情報量の分解能まで増
加させた場合には、その情報量を連続的に表現するアナ
ログ情報と同等となることから、本発明でいう多値情報
には、アナログ情報も含まれるものとする。
【0003】このような多値情報を2値情報に変換した
場合には桁数(ビット数)が増大するため、従来のよう
に、1セル当たりで1ビットの情報を記憶するメモリで
は、膨大な記憶容量が必要となる。また、記憶密度を上
げるために、情報を間引き(圧縮)して記憶する方法も
考えられる。
【0004】しかし、これらの2値化や圧縮には、ある
程度の処理時間を要するため、画像データや音声データ
など多量の多値情報を高速で書き込み/読み出しを行う
場合には、あまり有効な方法ではない。特に、フラッシ
ュメモリなどの半導体不揮発性メモリセルに記憶させる
場合には、その書き込み速度自体も遅く、さらに高速書
き込みが難しくなる。
【0005】このような多値情報を高速で不揮発性半導
体メモリセルに記憶する不揮発性半導体多値メモリ装置
として、図13に示すように、多値情報を記憶する多数
のメモリセルからなるメモリブロック140を用いると
ともに、その入力段に対となる多数のバッファメモリ1
21A〜12JBを設けた構成が考えられる。この場
合、制御部50は、制御信号111A〜11JBを出力
することにより、各バッファメモリ121A〜12JB
を制御する。
【0006】バッファメモリ121A(〜12JA)と
バッファメモリ121B(〜12JB)は対をなしてお
り、一方のバッファへの書き込み中に、他方のバッファ
に保持されているデータを読み出し可能な構成とする。
図14に示すように、期間T1 では、高速で入力される
多値情報からなる入力データ1を、各期間T11〜T1J
サンプリングし、一方の各バッファメモリ121A〜1
2JAに順次格納する。
【0007】各バッファメモリ121A〜12JAへの
格納が終了した時点、すなわち期間T2 開始時点におい
て、期間T1 で格納した入力データを各バッファメモリ
121A〜12JAから書込データ131〜13Jとし
て出力する。そして、アドレス2に基づいてローデコー
ダ50により選択されたメモリブロック140内のJ個
のメモリセルに対して書き込みを行う。
【0008】また期間T2 では、メモリブロック140
への書き込み動作と並行して、順次入力される入力デー
タ1を各期間T21〜T2Jでサンプリングし、他方の各バ
ッファメモリ121B〜12JBに順次格納する。メモ
リブロック140への書き込み動作が終了した時点、す
なわち期間T3 開始時点において、期間T2 で格納した
入力データを各バッファメモリ121B〜12JBから
書込データ131〜13Jとして出力する。
【0009】そして、期間T3 で更新されたアドレス2
に基づきローデコーダ50により新たに選択されたメモ
リブロック140内のJ個のメモリセルに対して書き込
みを行う。また期間T3 では、メモリブロック140へ
の書き込み動作と並行して、順次入力される入力データ
1を各期間T31〜T3Jでサンプリングし、一方の各バッ
ファメモリ121A〜12JAに順次格納する。
【0010】このようにして、各期間T1 ,T2 ,…ご
とに、バッファメモリ121A〜12JAとバッファメ
モリ121B〜12JBとで、入力データ1の格納とメ
モリブロック140への書き込みデータ131〜13J
の出力とを、交互に行うことにより、メモリプロック1
40への書き込み中に高速で入力される入力データ1を
失うことなく、メモリブロック140へ書き込むことが
可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の不揮発性半導体多値メモリ装置では、対をな
すバッファメモリを多数設けて、入力データ1の格納と
メモリブロック140への書き込みデータ131〜13
Jの出力とを、交互に行うものとなっているため、メモ
リブロック140への書き込み中に到着する入力データ
をすべて格納できる分の2倍の数だけ、バッファメモリ
121A〜12JBが必要となり、メモリ装置内におい
て、これらバッファおよびその周辺回路のチップ占有面
積が増大するという問題点があった。本発明はこのよう
な課題を解決するためのものであり、比較的少ないバッ
ファメモリ数で多値情報を高速に書き込み可能な不揮発
性半導体多値メモリ装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、不揮発性半導体多値メモ
リ装置において、複数のメモリセルからなり、そのうち
選択されたM(Mは正整数)個のメモリセルに対して同
時に書き込み可能なN(Nは3以上の正整数)個のメモ
リブロックと、各メモリブロックに対応してM個ずつ設
けられ、各メモリブロックに書き込む書き込みデータを
一時的に保持するバッファメモリと、所定サンプリング
間隔ごとに入力データをサンプリングし、任意のメモリ
ブロックに対応するM個のバッファメモリに順次格納
し、これらM個のバッファメモリすべてへの格納が終了
した時点で、これらバッファメモリに格納されているM
個の入力データを書き込みデータとして対応するメモリ
ブロックに同時に書き込むとともに、この書き込みと並
列して後続の入力データを新たなメモリブロックに対応
するM個のバッファメモリに順次格納し、以降、メモリ
ブロックへの書き込みデータの書き込みと、バッファメ
モリへの入力データの格納とを並列して繰り返し実行す
る制御部とを備えるものである。
【0013】したがって、外部から連続入力される入力
データが、所定サンプリング間隔ごとにサンプリングさ
れて、任意のメモリブロックに対応するM個のバッファ
メモリに順次格納され、これらM個のバッファメモリす
べてへの格納が終了した時点で、これらバッファメモリ
に格納されているM個の入力データが書き込みデータと
して対応するメモリブロックに同時に書き込まれるとと
もに、この書き込みと並列して後続の入力データが新た
なメモリブロックに対応するM個のバッファメモリに順
次格納され、以降、メモリブロックへの書き込みデータ
の書き込みと、バッファメモリへの入力データの格納と
が並列して繰り返し実行される。
【0014】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
不揮発性半導体多値メモリ装置において、各メモリブロ
ックへの書き込み所要時間がtW であって、かつ入力デ
ータをサンプリング周波数fS でサンプリングする場
合、M(N−1)≧fS ×tWを満たすM,Nだけ、M
個のバッファメモリをN個のメモリブロックごとに備え
るものである。また、請求項3の発明は、請求項2記載
の不揮発性半導体多値メモリ装置において、M×Nが最
も小さくなるM,Nだけ、M個のバッファメモリをN個
のメモリブロックごとに備えるものである。
【0015】また、請求項4の発明は、請求項2記載の
不揮発性半導体多値メモリ装置において、1つのメモリ
ブロックに対して1つだけバッファメモリを増やした場
合にチップ占有面積がaだけ増加し、1つのメモリブロ
ックを増やした場合にチップ占有面積がbだけ増加する
場合、fS ×tW ×b/aの平方根より大きい最小の整
数で求められるM個のバッファメモリをN個のメモリブ
ロックごとに備えるものである。また、請求項5の発明
は、請求項1記載の不揮発性半導体多値メモリ装置にお
いて、メモリセルとして、所望電位を保持する容量素子
と、この容量素子に対して所望電位より高い書き込み電
圧で充電を行う書き込み手段と、充電中の容量素子の両
端電位を監視し、その両端電位が所望電位になった時点
で書き込み手段による充電を停止する書き込み停止手段
とを備えるものである。
【0016】また、請求項6の発明は、請求項1記載の
不揮発性半導体多値メモリ装置において、制御部とし
て、各バッファメモリごとに設けられ、所定サンプリン
グ周波数で前段出力を後段に出力するリング状に接続さ
れたラッチを備え、各ラッチの出力タイミングで入力デ
ータをサンプリングして対応するバッファメモリに格納
するようにしたものである。また、請求項7の発明は、
請求項1記載の不揮発性半導体多値メモリ装置におい
て、メモリブロックとして、多値情報を記憶する多数の
メモリセルと、所定アドレス信号に応じて出力される選
択信号を書き込み開始前に保持出力するラッチ回路と、
このラッチ回路から保持出力される選択信号により選択
されたM個のメモリセルに対して同時に書き込みを行う
M個の書き込み回路とを備えるものである。
【0017】また、請求項8の発明は、請求項1記載の
不揮発性半導体多値メモリ装置において、K(Kは正整
数)個ずつ並列して連続入力される入力データに対応し
て、各メモリブロックごとにK個のバッファメモリ群を
M個ずつ備え、制御部により、所定サンプリング間隔ご
とにK個の入力データを同時にサンプリングし、各メモ
リブロックに対応するM個のバッファメモリ群に順次K
個づづ同時に格納し、これらM個のバッファメモリ群す
べてへの格納が終了した時点で、これらバッファメモリ
群に格納されているM×K個の入力データを書き込みデ
ータとして対応するメモリブロックに同時に書き込むと
ともに、この書き込みと並列して後続の入力データを新
たなメモリブロックに対応するM個のバッファメモリ群
に順次格納し、以降、メモリブロックへの書き込みデー
タの書き込みと、バッファメモリ群への入力データの格
納とを並列して繰り返し実行するものである。
【0018】また、請求項9の発明は、請求項1記載の
不揮発性半導体多値メモリ装置において、外部から入力
される複数の2値情報を、順次、多値情報に変換し、各
メモリブロックへ書き込む入力データとして出力するデ
ータ変換部を備えるものである。また、請求項10の発
明は、請求項9記載の不揮発性半導体多値メモリ装置に
おいて、外部から連続入力される多値情報からなる入力
データと、データ変換部から出力される入力データとの
いずれかを切換選択し、各メモリブロックへ書き込む入
力データとして出力する信号切換部を備えるものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明による第1の実施の形態で
ある不揮発性半導体多値メモリ装置のブロック図であ
る。同図において、41〜4NはそれぞれM(Mは正整
数)個の多値情報を同時に書き込み可能なメモリブロッ
クであり、全部でN(Nは3以上の正整数)個設けられ
ている。
【0020】21A〜2NMは各メモリブロック41〜
4NごとにM個ずつ、全部でM×N個設けられ、高速で
入力される多値情報からなる入力データ1を順次サンプ
リングし、それぞれ対応するメモリブロックへの書き込
みデータ31A〜3NMを出力するバッファメモリであ
る。
【0021】10は制御信号11A〜1NMを出力する
ことにより、各バッファメモリ21A〜2NMでのサン
プリング動作を制御するとともに、各メモリブロック4
1〜4Nへの書き込み動作を制御する制御部である。制
御部10には、サンプリング期間に対応したクロック
(CLK)信号3、動作開始設定(SET)信号4およ
び動作初期化(RESET)信号5が入力されている。
【0022】50は外部から入力されるアドレス2に基
づいて、各メモリブロックのうち所定列のM個のメモリ
セルを選択する選択信号51を出力するローデコーダで
ある。以下の説明において、アドレス2は、入力データ
1がM×N個分入力された時点で、順次更新されるもの
とする。
【0023】次に、図2を参照して、第1の実施の形態
の動作について説明する。図2は本発明の第1の実施の
形態の動作を示すタイミングチャートであり、期間T
1 ,T2 ,…TN は、各メモリブロック41〜4Nに対
応するバッファメモリ21A〜21M,…2NA〜2N
Mへの入力データ格納期間を示している。まず、期間T
1 では、サンプリング期間T1A〜T1Mごとに、制御部1
0から制御信号11A〜11Mが出力され、バッファメ
モリ21A〜21Mにより入力データ1がサンプリング
されて格納され、それぞれ書き込みデータ31A〜31
Mが保持出力される。
【0024】図3は制御部の内部構成例を示すブロック
図であり、100〜10NMは、各バッファメモリ21
A〜2MNごとに設けられたラッチであり、それぞれカ
スケード接続されてリングカウンタを構成している。動
作開始設定信号4に入力があった場合、クロック信号3
ごとに各ラッチ100A〜10NMの出力Qすなわち制
御信号11A〜1NMが順に出力される。最後のラッチ
10NMの出力Qすなわち制御信号1NMは、最初のラ
ッチ100Aの入力Inに接続されており、制御信号1
NMの出力終了後、制御信号11Aが出力される。
【0025】なお、初期設定信号5の入力に応じて、各
ラッチ100A〜10NMの出力Qすなわち制御信号1
1A〜1NMがリセットされる。動作開始設定信号4お
よび最後のラッチ10NMの出力(制御信号1NM)
は、ORゲート101に入力されており、これら信号の
論理和出力が、選択信号51の取り込みを制御する制御
信号10Mとして、最初のメモリブロック41に供給さ
れる。
【0026】また、図4はバッファメモリの内部構成例
を示すブロック図であり、202は多値情報からなる入
力データ1(電圧値)を保持する容量素子、203は容
量素子202の保持内容を書き込みデータ31Aとして
出力するバッファ、201は制御信号11Aの出力に応
じてオン/オフ動作し、入力データ1を容量素子201
へ供給するスイッチ(FET)である。なお、ここでは
バッファメモリ21Aについて説明したが、各バッファ
メモリ21A〜2NMは図4と同一構成をなしている。
【0027】このようにして、制御部10からの各制御
信号11A〜11Mに基づいて、メモリブロック41に
対応する各バッファメモリ21でのサンプリング動作が
行われる。続く期間T2 では、メモリブロック41に対
応する各バッファメモリ21A〜21Mでのサンプリン
グ動作が終了したことから、メモリブロック41への書
き込みが開始される。
【0028】図5はメモリブロックの内部構成例を示す
ブロック図であり、各メモリブロック41〜4Nで同一
構成をなしている。メモリブロック41を例にした場
合、401は制御信号11Mに基づいて、書き込みデー
タ31A〜31Mを一括して書き込む書き込み回路であ
る。
【0029】また、403はローデコーダ50からの選
択信号51を制御信号10Mの後端により取り込んでラ
ッチ出力するラッチ回路、402はマトリクス状に配置
された多値情報を記憶するメモリセルである。この場
合、メモリセル402は、ラッチ回路403からの選択
信号52のうちのいずれかが有効(アクティブ)となっ
た場合、メモリブロックでの同時書き込み数M個だけ選
択され、書き込み回路401により多値情報が書き込ま
れる。
【0030】図6はラッチ回路の内部構成例を示すブロ
ック図であり、各メモリブロック41〜4Nで同一構成
をなしている。メモリブロック41を例にした場合、4
04は各選択信号51ごとに設けられたラッチであり、
制御信号10Mの後端に同期して、選択信号51を取り
込み、選択信号52として保持出力する。なお、動作初
期化信号5に応じて、各ラッチ404が初期化される。
【0031】したがって、メモリブロック41では、メ
モリブロック41に対応する各バッファメモリ21A〜
21Mのうち、最後にサンプリングするバッファメモリ
21Mへの制御信号11Mの後端に基づいて、書き込み
動作を開始する。また、期間T2 では、メモリブロック
41での書き込み動作と並行して、サンプリング期間T
2A〜T2Mごとに、制御部10から制御信号12A〜12
Mが出力され、バッファメモリ22A〜22Mにより入
力データ1がサンプリングされて格納され、それぞれ書
き込みデータ32A〜32Mが保持出力される。
【0032】また、書き込み対象となるメモリセルを選
択する選択信号51は、メモリブロック41に対応する
各バッファメモリ21A〜21Mへの入力データ1の格
納が終了した時点、すなわち制御信号11Mの後端に基
づいて、次段のメモリブロック42へ選択信号52とし
て取り込まれる。これと同様にして、以降の各メモリブ
ロック42〜4Nまで、各メモリブロックに対応するバ
ッファメモリへの入力データ格納終了に同期して、順に
選択信号52〜5Nが転送される。
【0033】このようにして、各期間T1 〜TN では、
高速で入力される入力データ1がクロック信号3に同期
して、各メモリブロックごとに各バッファメモリ21A
〜2NMでサンプリングされるとともに、対応するバッ
ファメモリへの入力データ格納が終了したメモリブロッ
クに対して、これらバッファメモリに保持されている書
き込みデータの書き込みが開始される。
【0034】また、期間TN では、メモリブロック4N
に対応するバッファメモリ2NA〜2NMへの入力デー
タ1の格納と、メモリブロック41〜4N−1への書き
込みとが並列して実施されるものとなる。ここで、メモ
リブロック41への書き込み動作が終了するまでに、入
力される入力データ1を保持するのに十分な数だけバッ
ファメモリ21A〜2NMが設けられているため、期間
N の終了時点では、メモリブロック41への書き込み
が終了しており、以降、前述した期間T1 〜TN が繰り
返され、新たなアドレスに対応するメモリセルに入力デ
ータ1が順次書き込まれる。
【0035】このように、本発明は、多値情報からなる
入力データ1を複数(M個)同時に書き込み可能なメモ
リブロック41〜4Nごとに、各メモリブロックへの書
き込みデータを保持するバッファメモリ21A〜2NM
を、それぞれ同時書き込み数分(M個ずつ)設けるとと
もに、各メモリブロックの書き込み所要時間内に到達す
る入力データを各バッファメモリで十分保持できる数分
だけメモリブロックを設けたものである。
【0036】そして、高速で入力される入力データを各
バッファメモリ21A〜2NMへ順次格納するととも
に、各メモリブロックに対応するM個のバッファメモリ
への入力データの格納が終了した時点で、これらバッフ
ァメモリに保持されている書き込みデータのメモリブロ
ックへの書き込みを開始するようにしたものである。
【0037】したがって、従来のように、対となるバッ
ファメモリを多数設けて、入力データの格納とメモリブ
ロックへの書き込みデータの出力とを、各バッファメモ
リで交互に行うものとし、メモリブロックへの書き込み
中に到着する入力データをすべて格納できる分の2倍の
数だけ、バッファメモリを設けるものと比較して、バッ
ファメモリ数を大幅に削減できる。
【0038】例えば、入力データのサンプリング周波数
をfS 、メモリブロックへの書き込み所要時間をtW
すると、従来の構成によれば、少なくともバッファメモ
リ数Bは、それぞれ対を構成することから、 B’=2×fS ×tW となる。
【0039】ここで、画素数640×480(VGA)
の画像データを1000ms程度で記憶させる場合、各
画素をサンプリングするサンプリング周波数fS は、 fS =(640×480)/1000ms ≒307.2KHz となる。
【0040】したがって、不揮発性半導体多値メモリ装
置の書き込み所要時間tW を100μsとした場合、従
来の構成によれば、実際のバッファおよびその周辺回路
の数は、 B’=2×fS ×tW =2×307.2KHz×100μs ≒62個 必要となる。
【0041】これに対して、本発明では、少なくとも書
き込み所要時間tW の間に到達する入力データを保持す
る分だけバッファメモリが必要となり、メモリブロック
数をN、各メモリブロックに対応して設けるバッファメ
モリ数をNとすると、数1に示す条件を満たす必要があ
る。
【0042】
【数1】
【0043】ここで、前述の書き込み所要時間tW =1
00μs,サンプリング周波数fS=307.2KHz
を適用した場合、 M(N−1)≧fS ×tW ≒30.72 となり、M(N−1)がfS ×tW 以上であって、かつ
M(N−1)の値が最小となる整数M,Nの組み合わせ
は、図7のように示される。
【0044】この場合、N=2のとき、全バッファメモ
リ数B=M×Nは、従来構成の全バッファメモリ数と同
数となり、N≧3の場合には、従来構成より小さくな
り、M=1のとき全バッファメモリ数が最小となる。例
えば、図7の例では、メモリブロック数Nを5個とした
場合、1メモリブロック当たりのバッファメモリ数Mは
8個で済み、全バッファメモリ数Bは、 B=M×N=40個 となる。
【0045】したがって、本発明の構成によれば、従来
構成以下のバッファメモリ数で実現することができ、1
メモリブロック当たりのバッファメモリ数Mとメモリブ
ロック数Nとして適当な値を選択することにより、全バ
ッファメモリ数を大幅に削減できる。特に、M,Nの値
として、M(N−1)がfS ×tW 以上であって、かつ
M×Nの値が最小となる整数M,Nの組み合わせを選択
することにより、従来構成と比較して、全バッファメモ
リ数を大幅に削減できる。
【0046】図8はメモリブロック数およびバッファメ
モリ数によるチップ占有面積の変化を示す説明図であ
る。前述の説明(図7参照)では、1メモリブロック当
たりのバッファメモリ数Mとメモリブロック数Nとして
適当な値を選択することにより、全バッファメモリ数を
大幅に削減できる。
【0047】ここで、1バッファメモリの占有面積をa
とし、1メモリブロック当たりに必要な周辺回路の占有
面積をbとした場合、1メモリブロック当たりのバッフ
ァメモリ数Mとメモリブロック数Nとにより変動するチ
ップ占有面積A(M,N)は、数2のように表すことが
でき、さらにNをMで置き換えた場合、チップ占有面積
A(M)は数3のように表すことができる。
【0048】
【数2】
【0049】
【数3】
【0050】したがって、チップ占有面積A(M)を最
小とするには、図8に示すように、傾きA’(M)がゼ
ロとなるMを選択すればよく、数4により求められる。
これにより、図7で選択されたM,Nの組み合わせのう
ち、最もチップ占有面積の小さい組み合わせを選択で
き、不揮発性半導体多値メモリ装置の小型化を実現でき
る。
【0051】
【数4】
【0052】なお、以上の説明において、メモリブロッ
ク内のメモリセルについては、多値情報を記憶できるメ
モリセルであれば、各種構成のメモリセルを用いること
ができ、F−N法やホットエレクトロン注入法などを利
用したメモリセルを用いることができる。特に、書き込
み動作中に容量素子への書き込み電圧を常時監視し、所
望の電圧値に到達した時点で、書き込み電圧の印加を遮
断して書き込み動作を停止する手段を有するメモリセル
構成を用いることにより、さらに高速で多値情報を記憶
することが可能となる(例えば、特開平7−21208
4号公報,特開平8−195091号公報,あるいは国
際公開番号WO96/30948の公報など参照)。
【0053】また、以上の説明において、制御部10、
バッファメモリ21A〜2NM、メモリブロック41〜
4N、さらにはラッチ回路403の構成について、図3
〜6を用いて説明したが、これら構成に限定されるもの
ではなく、他の構成により、同等な機能を実現してもよ
い。また、以上の説明において、入力データ1を書き込
むアドレス値を入力データ1に同期して外部から更新入
力する場合を例に説明したが、装置内部で自動的に更新
するようにしてもよい。
【0054】図9はラッチ回路の他の内部構成例を示す
ブロック図であり、ローデコーダ50からの選択信号5
1を入力とするメモリブロック41に適用され、他のメ
モリブロック42〜4Nについては、前述と同様であ
る。同図では、前述のラッチ回路(図6参照)と比較し
て、各ラッチ404の入力In前段にORゲート405
が設けられている点が異なる。
【0055】特に、このORゲート405は、最下位桁
を除いたすべてのラッチ404の入力段に設けられてい
る。各ORゲート405には、ローデコーダ50からの
選択信号51と、その桁より1桁下位のラッチ404の
出力Qが入力されている。
【0056】この場合、動作初期化信号5の入力に応じ
て、各ラッチ404の出力Qがリセットされ、選択信号
51がORゲート405を介して、各ラッチ404の入
力Inにセットされる。また、前述の制御信号10Mを
クロックとして、各ラッチ404の出力Qが最上位桁側
に向かって順にシフトする。
【0057】したがって、外部から所望の書き込み開始
アドレスを示すアドレス信号2を入力するとともに、動
作設定信号5を入力することにより、ローデコーダ50
から書き込み開始アドレスを示す選択信号51が出力さ
れて、各ラッチ404に入力され、以後、制御信号10
Mが変化するごとに、次のアドレスを示す選択信号52
が自動的に出力される。これにより、入力データ1に同
期してアドレス信号2を変化させる必要がなくなり、外
部の回路構成を簡略化できる。
【0058】次に、図10を参照して、本発明の第2の
実施の形態について説明する。図10は本発明の第2の
実施の形態による不揮発性半導体多値メモリ装置を示す
ブロック図であり、前述(図1)と同じまたは同等部分
には同一符号を付してある。ここでは、多値情報からな
る入力データ1が並列して複数入力される場合について
説明する。
【0059】第2の実施の形態では、図10に示すよう
に、各入力データ1ごとに並列的にバッファメモリを設
けて、各制御信号11A〜1NMに基づき、各バッファ
メモリで一括してサンプリングするようにしたものであ
る。例えば、入力データ1がK本並列して入力される場
合、図1のバッファメモリ(バッファメモリ群)21A
に対応して、K個のバッファメモリが各入力データ1ご
とに設けられている。
【0060】これらK個のバッファメモリには、制御信
号11Aが並列して入力されており、各バッファメモリ
で一括してサンプリングされる。したがって、メモリブ
ロック41では、制御信号11Mの後端に同期して、M
×K個の書き込みデータ31A〜31Mが、同時に書き
込まれることになり、これが、前述した図2と同様のタ
イミングで、各バッファメモリへの格納と各メモリブロ
ックへの書き込みとが並列して実行される。
【0061】また、前述した1メモリブロック当たりの
バッファメモリ数Mとメモリブロック数Nとの条件を示
す数1、チップ占有面積A(M)を示す数3、およびチ
ップ占有面積が最小となるバッファメモリ数Mを示す数
4については、これら数式内のMをM×Kで置換するこ
とにより、それぞれ前述と同様にして最適なM,Nを選
択できる。
【0062】このように、並列入力される入力データ1
に対応して、並列的にバッファメモリを設け、同一タイ
ミングで各入力データをサンプリングするようにしたの
で、入力データが並列入力される場合でも、前述と同様
に、高速入力される入力データを、比較的少ないバッフ
ァメモリ数で記憶できる。
【0063】次に、図11を参照して、本発明の第3の
実施の形態について説明する。図11は本発明の第3の
実施の形態による不揮発性半導体多値メモリ装置を示す
ブロック図であり、前述(図1)と同じまたは同等部分
には同一符号を付してある。ここでは、2値情報からな
る入力データを記憶する場合について説明する。
【0064】第3の実施の形態では、図11に示すよう
に、外部から入力される並列複数ビットの2値情報1D
A〜1DHを多値情報1A’に変換するD−A変換部9
を設けて、この多値情報1A’をメモリブロック41〜
4Nに順次記憶するようにしたものである。これによ
り、前述の第1の実施の形態と同様に、並列複数ビット
の2値情報を高速で書き込むことができる。
【0065】また、D−A変換器9から出力される多値
情報1A’と外部から入力される多値情報1Aとのいず
れかを選択し、入力データとして出力する信号切換部8
を設けてもよい。図12は信号切換部の内部構成例を示
すブロック図であり、801は制御信号1Bによりオン
して外部からの多値情報1Aを入力データ1として出力
するスイッチ(FET)である。
【0066】一方、802はインバータ803の出力す
なわち制御信号1Bの反転論理によりオンしてD−A変
換部9からの多値情報1A’を入力データ1として出力
するスイッチ(FET)である。これにより、D−A変
換器9から出力される多値情報1A’と外部から入力さ
れる多値情報1Aとのいずれかが、外部からの切換信号
1Bにより選択され、メモリブロック41〜4Nに記憶
される。
【0067】したがって、切換信号1Bを制御すること
により、多値情報1Aと並列複数ビットの2値情報1D
A〜1DHを混在させて記憶できる。特に、画像情報で
は、各画素の色や階調を示す多値情報と、2値情報から
なる制御情報とが混在しており、前述のように、信号切
換部8を設けることにより、2値情報部分だけを分離す
ることなく、1つの画像情報すべてを同一の記憶装置に
効率よく記録できる。
【0068】なお、第3の実施の形態では、2値情報を
多値情報に変換した後に、各メモリブロックに書き込む
ようにした場合について説明したが、2値情報を多値情
報と見なして、直接メモリブロックに書き込むようにし
てもよい。この場合、2値情報の「High」レベルお
よび「Low」レベルを示す電圧値が多値情報として見
なされて書き込まれる。
【0069】また、2値情報が複数ビット並列して入力
される場合には、前述の第2の実施の形態(図10参
照)を応用して、各入力データに並列複数ビットの2値
情報を並列して入力すればよい。これにより、D−A変
換部9を用いることなく、並列複数ビットの2値情報を
書き込むことができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、N(N
は3以上の正整数)個のメモリブロックに対応してM
(Mは正整数)個ずつ設けられ、各メモリブロックに書
き込む書き込みデータを一時的に保持するバッファメモ
リとを設けて、所定間隔ごとにサンプリングした入力デ
ータを任意のメモリブロックに対応するM個のバッファ
メモリに順次格納し、これらM個のバッファメモリすべ
てへの格納が終了した時点で、これらバッファメモリ内
のM個の入力データを対応するメモリブロックに同時に
書き込むとともに、この書き込みと並列して後続の入力
データを新たなメモリブロックに対応するM個のバッフ
ァメモリに順次格納し、以降、メモリブロックへの書き
込みデータの書き込みと、メモリバッファへの入力デー
タの格納とを並列して繰り返し実行するようにしたもの
である。したがって、従来のように、対となるバッファ
メモリを多数設けて、入力データの格納とメモリブロッ
クへの書き込みデータの出力とを、各バッファメモリで
交互に行うものとし、メモリブロックへの書き込み中に
到着する入力データをすべて格納できる分の2倍の数だ
け、バッファメモリを設けるものと比較して、適切な
M,Nを選択することにより、バッファメモリ数を大幅
に削減できる。
【0071】また、各メモリブロックへの書き込み所要
時間がtW であって、かつ入力データをサンプリング周
波数fS でサンプリングする場合、M(N−1)≧fS
×tW を満たすM,Nだけ、M個のバッファメモリをN
個のメモリブロックごとに設け、さらには、M×Nが最
も小さくなるM,Nだけ、M個のバッファメモリをN個
のメモリブロックごとに設けるようにしたので、所定の
条件下で最適なバッファメモリ数Mおよびメモリブロッ
ク数Nを選択できる。
【0072】また、1つのメモリブロックに対して1つ
だけバッファメモリを増やした場合にチップ占有面積が
aだけ増加し、1つのメモリブロックを増やした場合に
チップ占有面積がbだけ増加する場合、fS ×tW ×b
/aの平方根より大きい最小の整数で求められるM個の
バッファメモリをN個のメモリブロックごとに設けるよ
うにしたので、所定の条件下で最小のチップ占有面積と
なるバッファメモリ数Mおよびメモリブロック数Nを選
択できる。
【0073】また、メモリセルとして、所望電位を保持
する容量素子と、この容量素子に対して所望電位より高
い書き込み電圧で充電を行う書き込み手段と、充電中の
容量素子の両端電位を監視し、その両端電位が所望電位
になった時点で書き込み手段による充電を停止する書き
込み停止手段とを備えるものを用いたので、所望電位よ
り低い書き込み電位を用いた容量素子への充電と、その
容量素子の両端電位のモニタとを繰り返し実施するメモ
リセルと比較して、書き込み所要時間を大幅に短縮で
き、その分、必要となるバッファメモリ数を削減でき
る。
【0074】また、制御部として、各バッファメモリご
とに設けられ、所定サンプリング周波数で前段出力を後
段に出力するリング状に接続されたラッチを備え、各ラ
ッチの出力タイミングで入力データをサンプリングして
対応するバッファメモリに格納するようにしたものであ
る。また、メモリブロックとして、多値情報を記憶する
多数のメモリセルと、所定アドレス信号に応じて出力さ
れる選択信号を書き込み開始前に保持出力するラッチ回
路と、このラッチ回路から保持出力される選択信号によ
り選択されたM個のメモリセルに対して同時に書き込み
を行うM個の書き込み回路とを備えるものである。した
がって、簡単な回路構成により各部を実現できる。
【0075】また、各メモリブロックごとにK(Kは正
整数)個のバッファメモリ群をM個ずつ備え、所定サン
プリング間隔ごとに同時にサンプリングしたK個の並列
入力データを、各メモリブロックに対応するM個のバッ
ファメモリ群に順次K個づづ同時に格納し、これらM個
のバッファメモリ群すべてへの格納が終了した時点で、
これらバッファメモリ群に格納されているM×K個の入
力データを書き込みデータとして対応するメモリブロッ
クに同時に書き込むとともに、この書き込みと並列して
後続の入力データを新たなメモリブロックに対応するM
個のバッファメモリ群に順次格納し、以降、メモリブロ
ックへの書き込みデータの書き込みと、バッファメモリ
群への入力データの格納とを並列して繰り返し実行する
ようにしたので、入力データが複数並列して入力される
場合であっても、比較的少ないバッファメモリで、多値
情報を高速に書き込みできる。
【0076】また、データ変換部を設けて、外部から入
力される複数の2値情報を、順次、多値情報に変換し、
各メモリブロックへ書き込む入力データとして出力する
ようにしたので、複数並列入力される2値情報を比較的
少ない数のメモリセルで記憶できる。また、信号切換部
を設けて、外部から連続入力される多値情報からなる入
力データと、データ変換部から出力される入力データと
のいずれかを切換選択し、各メモリブロックへ書き込む
入力データとして出力するようにしたので、多値情報と
2値情報とが混在するようなデータ、例えば画像データ
などを同一記憶媒体に記憶することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による不揮発性半
導体多値メモリ装置を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図3】 制御部の内部構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】 バッファメモリの内部構成例を示すブロック
図である。
【図5】 メモリブロックの内部構成例を示すブロック
図である。
【図6】 ラッチ回路の内部構成例を示すブロック図で
ある。
【図7】 メモリブロック数とバッファメモリ数との関
係を示す説明図である。
【図8】 チップ占有面積の変化を示す説明図である。
【図9】 ラッチ回路の他の内部構成例を示すブロック
図である。
【図10】 本発明の第2の実施の形態による不揮発性
半導体多値メモリ装置を示すブロック図である。
【図11】 本発明の第3の実施の形態による不揮発性
半導体多値メモリ装置を示すブロック図であ
【図12】 信号切換部の内部構成例を示すブロック図
である。
【図13】 従来の不揮発性半導体多値メモリ装置例を
示すブロック図である。
【図14】 従来の不揮発性半導体多値メモリ装置の動
作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1,1A…入力データ(多値情報)、1DA〜1DH…
入力データ(並列2値データ)、1A’…多値情報、1
B…切換信号、10…制御部、10M,11A〜1NM
…制御信号、100A〜10NM…ラッチ、101…O
Rゲート、2…アドレス信号、21A〜2NM…バッフ
ァメモリ、201…スイッチ、202…容量素子、20
3…バッファ、3…クロック信号(CLK)、31A〜
3NM…書き込みデータ、4…動作開始設定信号(SE
T)、41〜4N…メモリブロック、401…書き込み
回路、402…メモリセル、403…ラッチ回路、40
4…ラッチ、405…ORゲート、5…動作初期化信号
(RESET)、50…ローデコーダ、51〜5N…選
択信号、8…信号切換部、801,802…スイッチ、
803…インバータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 文孝 茨城県つくば市大字市之台155番地34 ニ ューコアテクノロジー株式会社内 (72)発明者 北川 崇二 茨城県つくば市大字市之台155番地34 ニ ューコアテクノロジー株式会社内 (72)発明者 笹井 俊博 京都府宇治市宇治妙薬173−1

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値情報を記憶するメモリセルであっ
    て、かつ比較的長い書き込み所要時間を必要とする多数
    のメモリセルを有し、外部から連続入力される多値情報
    からなる入力データをサンプリングして順次記憶する不
    揮発性半導体多値メモリ装置において、 複数のメモリセルからなり、そのうち選択されたM(M
    は正整数)個のメモリセルに対して同時に書き込み可能
    なN(Nは3以上の正整数)個のメモリブロックと、 各メモリブロックに対応してM個ずつ設けられ、各メモ
    リブロックに書き込む書き込みデータを一時的に保持す
    るバッファメモリと、 所定サンプリング間隔ごとに入力データをサンプリング
    し、任意のメモリブロックに対応するM個のバッファメ
    モリに順次格納し、これらM個のバッファメモリすべて
    への格納が終了した時点で、これらバッファメモリに格
    納されているM個の入力データを書き込みデータとして
    対応するメモリブロックに同時に書き込むとともに、こ
    の書き込みと並列して後続の入力データを新たなメモリ
    ブロックに対応するM個のバッファメモリに順次格納
    し、以降、メモリブロックへの書き込みデータの書き込
    みと、バッファメモリへの入力データの格納とを並列し
    て繰り返し実行する制御部とを備えることを特徴とする
    不揮発性半導体多値メモリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の不揮発性半導体多値メモ
    リ装置において、 各メモリブロックへの書き込み所要時間がtW であっ
    て、かつ入力データをサンプリング周波数fS でサンプ
    リングする場合、M(N−1)≧fS ×tW を満たす
    M,Nだけ、M個のバッファメモリをN個のメモリブロ
    ックごとに備えることを特徴とする不揮発性半導体多値
    メモリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の不揮発性半導体多値メモ
    リ装置において、 M×Nが最も小さくなるM,Nだけ、M個のバッファメ
    モリをN個のメモリブロックごとに備えることを特徴と
    する不揮発性半導体多値メモリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の不揮発性半導体多値メモ
    リ装置において、 1つのメモリブロックに対して1つだけバッファメモリ
    を増やした場合にチップ占有面積がaだけ増加し、1つ
    のメモリブロックを増やした場合にチップ占有面積がb
    だけ増加する場合、fS ×tW ×b/aの平方根より大
    きい最小の整数で求められるM個のバッファメモリをN
    個のメモリブロックごとに備えることを特徴とする不揮
    発性半導体多値メモリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の不揮発性半導体多値メモ
    リ装置において、 メモリセルは、 所望電位を保持する容量素子と、 この容量素子に対して所望電位より高い書き込み電圧で
    充電を行う書き込み手段と、 充電中の容量素子の両端電位を監視し、その両端電位が
    所望電位になった時点で書き込み手段による充電を停止
    する書き込み停止手段とを備えることを特徴とする不揮
    発性半導体多値メモリ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の不揮発性半導体多値メモ
    リ装置において、 制御部は、 各バッファメモリごとに設けられ、所定サンプリング周
    波数で前段出力を後段に出力するリング状に接続された
    ラッチを備え、各ラッチの出力タイミングで入力データ
    をサンプリングして対応するバッファメモリに格納する
    ことを特徴とする不揮発性半導体多値メモリ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の不揮発性半導体多値メモ
    リ装置において、 メモリブロックは、 多値情報を記憶する多数のメモリセルと、 所定アドレス信号に応じて出力される選択信号を書き込
    み開始前に保持出力するラッチ回路と、 このラッチ回路から保持出力される選択信号により選択
    されたM個のメモリセルに対して同時に書き込みを行う
    M個の書き込み回路とを備えることを特徴とする不揮発
    性半導体多値メモリ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の不揮発性半導体多値メモ
    リ装置において、 K(Kは正整数)個ずつ並列して連続入力される入力デ
    ータに対応して、各メモリブロックごとにK個のバッフ
    ァメモリ群をM個ずつ備え、 制御部は、 所定サンプリング間隔ごとにK個の入力データを同時に
    サンプリングし、各メモリブロックに対応するM個のバ
    ッファメモリ群に順次K個づづ同時に格納し、これらM
    個のバッファメモリ群すべてへの格納が終了した時点
    で、これらバッファメモリ群に格納されているM×K個
    の入力データを書き込みデータとして対応するメモリブ
    ロックに同時に書き込むとともに、この書き込みと並列
    して後続の入力データを新たなメモリブロックに対応す
    るM個のバッファメモリ群に順次格納し、以降、メモリ
    ブロックへの書き込みデータの書き込みと、バッファメ
    モリ群への入力データの格納とを並列して繰り返し実行
    することを特徴とする不揮発性半導体多値メモリ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の不揮発性半導体多値メモ
    リ装置において、 外部から入力される複数の2値情報を順次多値情報に変
    換し、各メモリブロックへ書き込む入力データとして出
    力するデータ変換部を備えることを特徴とする不揮発性
    半導体多値メモリ装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の不揮発性半導体多値メ
    モリ装置において、 外部から連続入力される多値情報からなる入力データ
    と、データ変換部から出力される入力データとのいずれ
    かを切換選択し、各メモリブロックへ書き込む入力デー
    タとして出力する信号切換部を備えることを特徴とする
    不揮発性半導体多値メモリ装置。
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