JPH09134313A - メモリ装置 - Google Patents

メモリ装置

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JPH09134313A
JPH09134313A JP29252495A JP29252495A JPH09134313A JP H09134313 A JPH09134313 A JP H09134313A JP 29252495 A JP29252495 A JP 29252495A JP 29252495 A JP29252495 A JP 29252495A JP H09134313 A JPH09134313 A JP H09134313A
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JP
Japan
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data
memory
reliability
circuit
capacity
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JP29252495A
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Michitaka Kubota
通孝 窪田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用途に応じて信頼性の程度を選択可能とす
る。 【解決手段】 「大容量・通常の信頼性」のモードの場
合は、3つのセルアレイ1a,1b,1cの総容量をメ
モリ容量とし、各セルアレイ1a,1b,1cに対して
順にデータの書込み/読出しを行うことによって1つの
データに対して1つのメモリ単位を割り当てる一方、
「小容量・高信頼性」のモードの場合は、セルアレイ1
a,1b,1cに対して同一のデータの書込み/読出し
を行うことによって1つのデータに対して3つのメモリ
単位を割り当てるとともに、バッファ回路14の出力バ
ッファ部16内の多数決回路を用いて3つのメモリ単位
で多数決を採ることによって誤り訂正機能を持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの書き換え
が可能なメモリ装置に関し、特に、光ディスク、光磁気
(MO)ディスク、ミニディスク(MD)、ハードディ
スク(HD)等の外部メモリ装置や、EEPROM、フ
ラッシュメモリ、SRAM、DRAM等の半導体メモリ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データ書き換え可能なメモリ装置は、現
代の情報化社会を支えるのにはなくてはならないもので
ある。このデータ書き換え可能なメモリ装置に求められ
る性能としては、用途によって異なるが、一般的に言っ
て高速、大容量、高信頼性、低価格等が挙げられる。し
かしながら、これらの性能は必ずしも同時に満たされる
訳ではない。例えば、磁気テープは大容量のメモリ装置
の1つではあるが、データにランダムにアクセスできな
いので、高速性が必須な用途には使用することができな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、信頼性に関
しては、それぞれのメモリ装置で信頼性の確保の手法が
異なるものの、基本的に、用途によって信頼性の程度を
変えることができないのが現状である。すなわち、ある
用途では信頼性が一番重要なので、他の機能を犠牲にし
てでも信頼性を確保するが、それ以外の用途では信頼性
は普通で他の機能を犠牲にすることがないようにすると
いうような、フレキシブルな使い方ができない。
【0004】そのような使い方の一例として、8mmV
TRにおけるSPモードとLPモードがある。すなわ
ち、SPモードでは録画時間は短いが、画質はLPモー
ドに比べて優れている。この場合は、画質を重視して録
画時間を犠牲にしている訳である。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、用途に応じて信頼性
の程度を選択することが可能なメモリ装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、データの書
き換えが可能なメモリ装置において、データの多重度を
切り換え、誤り訂正の度合い又はデータの信頼度を変更
可能な多重度切換手段を備えた構成となっている。
【0007】上記構成のメモリ装置において、メモリ容
量を切り換えたり、多値メモリにおいて多値度を切り換
えることによってデータの多重度を切り換える。特に、
メモリ容量を切り換える場合において、メモリ容量を小
さくしたときはデータ演算を行うことで誤り訂正の度合
いが変わる。多値メモリにおいては、多値度を切り換え
ることでデータの信頼度が変わる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0009】図1は、例えばEEPROMに適用された
本発明の第1の実施形態を示す構成図である。この第1
の実施形態では、メモリ容量を例えば3等分し、1つの
データに対して3つのメモリ単位を割り当てる構成を採
っている。すなわち、図1において、全く同じ構成の3
個のセルアレイ1a,1b,1cを用いることでメモリ
容量を3等分している。セルアレイ1a,1b,1cの
各々には、複数個のメモリセル2がマトリクス状に配列
されている。これらのセルアレイ1a,1b,1cで
は、ワードラインを共有しているが、ビットラインにつ
いてはそれぞれ独立に所有している。そして、セルアレ
イ1a,1b,1cの各々に対応して、ビット線を選択
するYセレクタ3a,3b,3cが設けられている。
【0010】アドレス信号Ao〜Anは、ロウ(行)と
カラム(列)の選択信号に同期して時分割的に入力し、
それぞれロウアドレスバッファ4およびカラムアドレス
バッファ5にラッチされる。このラッチデータはロウデ
コーダ6でデコードされる。そして、ロウデコーダ6の
出力信号は、高電圧レベル変換回路8で高電圧のレベル
にレベル変換された後、ワード線を選択駆動することに
よってメモリセル2をアクセスする。一方、アドレスバ
ッファ5でラッチされたデータはカラムデコーダ7でデ
コードされる。カラムデコーダ7の出力信号は、高電圧
レベル変換回路9で高電圧のレベルにレベル変換された
後、Yセレクタ3a,3b,3cに与えられる。Yセレ
クタ3a,3b,3cは、与えられたアドレス情報に基
づいてビット線を選択する。
【0011】Yセレクタ3a,3b,3cの各々に対し
て、センスアンプ・書込回路群10a,10b,10c
がそれぞれ設けられている。これらのセンスアンプ・書
込回路群10a,10b,10cにおいて、センスアン
プ11および書込回路12は各ビット線に対応して1個
ずつ設けられている。そして、センスアンプ11および
書込回路12の各々は、スイッチ群13a,13b,1
3cを介してバッファ回路14に接続されている。
【0012】スイッチ群13a,13b,13cは、制
御回路17によって以下のようにオン(閉)/オフ
(開)制御される。すなわち、セルアレイ1a,1b,
1cを1つのメモリ容量として使用する場合には、先ず
スイッチ群13aの全スイッチがオン、スイッチ群13
b,13cの全スイッチがオフ状態となり、セルアレイ
1aに対するデータの書込み/読出しが完了したら、次
にスイッチ群13bの全スイッチがオン、スイッチ群1
3a,13cの全スイッチがオフ状態となり、セルアレ
イ1bに対するデータの書込み/読出しが完了したら、
次にスイッチ群13cの全スイッチがオン、スイッチ群
13a,13bの全スイッチがオフ状態となるように順
に開閉制御される。また、1つのデータに3つのメモリ
単位を割り当てる場合には、スイッチ群13a,13
b,13cの全スイッチがオン状態に維持される。
【0013】バッファ回路14には、入力バッファ部1
5と出力バッファ部16との組み合わせが8組ある。各
入力バッファ部15はセンスアンプ・書込回路群10
a,10b,10cに対して入力データ信号を伝送す
る。また、各出力バッファ部16は、制御回路17によ
って出力形態が次のように切り換えられる。すなわち、
セルアレイ1a,1b,1cを1つのメモリ容量として
使用する場合には、センスアンプ・書込回路群10a,
10b,10cの各センスアンプ11から順に伝送され
る出力データ信号をそのままデータとして出力する。
【0014】また、セルアレイ1a,1b,1cを1つ
のメモリ容量として使用する場合には、センスアンプ・
書込回路群10aの1つのセンスアンプからの出力デー
タ信号と、センスアンプ・書込回路群10bの上記1つ
のセンスアンプに対応するセンスアンプからの出力デー
タ信号と、センスアンプ・書込回路群10cの上記1つ
のセンスアンプに対応するセンスアンプからの出力デー
タ信号とを受けてそれらの多数決をとり、その結果をデ
ータとして出力する。この多数決をとる多数決回路の具
体的な構成およびその作用については、後で詳細に説明
する。
【0015】制御回路17は、チップイネーブル信号、
出力イネーブル信号およびライトイネーブル信号に基づ
いてEEPROM全体の制御を行うとともに、外部から
与えられる信頼性切換え信号に基づいて上述したように
スイッチ群13a,13b,13cの開閉制御およびバ
ッファ回路14の出力形態の切換え制御を行う。タイマ
18は、書込みの開始および終了のタイミング制御を行
う。クロックジェネレータ(CG)19は、タイマ18
からの信号に応じてクロックを発生する。このクロック
ジェネレータ19から発生されたクロックパルスは昇圧
回路20で昇圧され、プログラム電圧Vppとしてセン
スアンプ/書込回路群10a,10b,10cおよび高
電圧レベル変換回路8,9に供給される。21は高電圧
制御回路である。
【0016】次に、バッファ回路14の各出力バッファ
部に内蔵されている先述した多数決回路について説明す
る。図2に、多数決回路の具体的な回路構成の一例を示
す。この多数決回路は、信号Aと信号Bとを2入力とす
る排他的論理和回路22と、この排他的論理和回路22
の出力信号と信号Cとを2入力とする第1の論理積回路
23と、信号Aと信号Bとを2入力とする第2の論理積
回路24と、第1,第2の論理積回路23,24の各出
力信号を2入力とする論理和回路25とから構成されて
いる。この多数決回路に対して、センスアンプ・書込回
路群10a,10b,10cの各センスアンプからの出
力データ信号が信号A,B,Cとして与えられる。
【0017】上記の多数決回路において、信号A,Bの
反転信号をAN ,BN とすると、論理演算の演算式は、
次式のようになる。
【数1】F(A,B,C)=(AN ・B+A・BN )・
C+A・B
【0018】ここで、信号A,B,Cが互いに等しい場
合を(1)、BとCが等しくAが異なる場合を(2)、
AとCが等しくBが異なる場合を(3)、AとBが等し
くCが異なる場合を(4)とすると、各場合における出
力Fと多数派とは表1に示す関係になる。
【0019】
【表1】
【0020】この表から明らかなように、演算結果と多
数派とが一致する。従って、3つのメモリセルの出力結
果の間の多数決をとって出力できることが明らかであ
り、論理“0”から論理“1”へ逆転する不良があって
も、論理“1”から論理“0”へ逆転する不良があって
も、不良の数が過半数とならない限り、ビットのデータ
が補償されることになる。
【0021】次に、上記構成の第1の実施形態に係るメ
モリ装置における書込み/読出し動作について説明す
る。先ず書込み時において、「大容量・通常の信頼性」
のモードの場合には、制御回路17は最初にスイッチ群
13aの全スイッチをオン、スイッチ群13b,13c
の全スイッチをオフ状態とする。この状態において、バ
ッファ回路14の各入力バッファ部15を介してデータ
信号が入力されると、この入力データ信号はスイッチ群
13aの各スイッチおよびセンスアンプ・書込回路群1
0aの各書込回路12を介してセルアレイ1a中の指定
されたアドレスのメモリセル2に順に書き込まれる。
【0022】セルアレイ1aに対するデータの書込みが
完了すると、これを受けて制御回路14は次にスイッチ
群13bの全スイッチをオン、スイッチ群13a,13
cの全スイッチをオフ状態とする。この状態において、
バッファ回路14の各入力バッファ部15を介してデー
タ信号が入力されると、この入力データ信号はスイッチ
群13bの各スイッチおよびセンスアンプ・書込回路群
10bの各書込回路12を介してセルアレイ1b中の指
定されたアドレスのメモリセル2に順に書き込まれる。
【0023】セルアレイ1bに対するデータの書込みが
完了すると、これを受けて制御回路14は次にスイッチ
群13cの全スイッチをオン、スイッチ群13a,13
bの全スイッチをオフ状態とする。この状態において、
バッファ回路14の各入力バッファ部15を介してデー
タ信号が入力されると、この入力データ信号はスイッチ
群13cの各スイッチおよびセンスアンプ・書込回路群
10cの各書込回路12を介してセルアレイ1c中の指
定されたアドレスのメモリセル2に順に書き込まれる。
【0024】上述した一連の書込み動作により、セルア
レイ1a,1b,1cに順にデータが書き込まれる。一
方、データ読出しの際には、制御回路17はスイッチ群
10a,10b,10cのうちの指定アドレスのメモリ
セル2が属するセルアレイに対応するスイッチ群の各ス
イッチのみをオン状態とし、他の全スイッチをオフ状態
とすることで、選択されたメモリセル2からビット線に
読み出された情報が、センスアンプ・書込回路群10
a,10b,10cの各センスアンプ11、スイッチ群
13a,13b,13cの各スイッチおよびバッファ回
路14の各出力バッファ回路16を介して出力データ信
号として外部へ送出される。
【0025】この「大容量・通常の信頼性」のモードの
場合は、3つのセルアレイ1a,1b,1cの総容量が
本EEPROMのメモリ容量となるため、この場合のE
EPROMは大容量のメモリとなる。また、信頼性につ
いては、通常のメモリと同じように、1つのデータに対
して1つのメモリ単位が割り当てられることになるた
め、通常の信頼性となる。
【0026】続いて、「小容量・高信頼性」のモードの
場合の動作について説明する。先ず書込み時において、
外部から信頼性切換え信号が与えられると、制御回路1
7はスイッチ群13a,13b,13cの全スイッチを
オン状態とする。この状態において、バッファ回路14
の各入力バッファ部15を介してデータ信号が入力され
ると、この入力データ信号はスイッチ群13a,13
b,13cの各スイッチおよびセンスアンプ・書込回路
群10a,10B,10Cの各書込回路12を介してセ
ルアレイ1a,1b,1c中の各指定アドレスのメモリ
セル2に順に書き込まれる。これにより、3つのセルア
レイ1a,1b,1cの各メモリセル2に対して同じ情
報が書き込まれる。
【0027】一方、読出し時においては、3つのセルア
レイ1a,1b,1cに書き込まれた同じ情報が、アド
レス指定によって同時にビット線に読み出され、センス
アンプ・書込回路10a,10b,10cの各センスア
ンプ11およびスイッチ群13a,13b,13cの各
スイッチを介してバッファ回路14に信号A,B,Cと
して供給される。バッファ回路14の出力バッファ部1
6内には図2の多数決回路が設けられており、この多数
決回路により、セルアレイ1a,1b,1cからの信号
A,B,Cの多数決をとり、これを出力データ信号とし
て外部へ送出する。
【0028】このように、メモリ容量を例えば3等分
し、1つのデータに対して3つのメモリ単位を割り当
て、その3つのメモリ単位で図2に示す多数決回路を用
いて多数決を採ることによって誤り訂正機能を持たせる
ことにより、メモリ容量は1/3に低下するものの、信
頼性を大幅に向上できる。すなわち、仮にセルアレイ1
aの1つのメモリセル2に不良が発生したとしても、そ
のメモリセル2の不良は他のセルアレイ1b,1cのそ
の不良セルと対応するメモリセル2によって多数決の原
理で補償され、不良セルの数が互いに補償し合うセルの
うちの過半数にならない限りデータを補償できるので、
信頼性が向上する。
【0029】上述したように、データ書き換え可能なメ
モリ装置(本実施形態では、EEPROM)に、メモリ
容量を切り換えることによってデータの多重度を変更可
能な機能を持たせるとともに、メモリ容量を小さくした
ときには誤り訂正機能(本実施形態では、多数決回路)
を持たせるようにしたことにより、使用者が「大容量・
通常の信頼性」と「小容量・高信頼性」とを用途に応じ
て選択することができる。
【0030】なお、本実施形態では、信頼性を向上(不
良率を低減)するためのデータの演算を多数決回路を用
いて実現するとしたが、これに限定されるものではな
く、一般によく知られているリードソロモン符号等の他
の方法を用いて実現することも可能である。また、メモ
リ容量の分割は3等分に限らず、4等分以上であっても
良い。例えば、EEPROM、フラッシュメモリ、SR
AM、DRAM等の半導体メモリ装置において、図3に
示すように、メモリ容量を4(=22 )等分し、そのう
ちの3つを用いて上記第1の実施形態の構成を採ること
も可能である。
【0031】また、上記第1の実施形態では、メモリ容
量を2段階に切り換える構成としたが、信頼性を重視す
る程度により、メモリ容量を何種類かに切り換えるよう
にしても良い。その一例として、図4に示すように、メ
モリ容量をnビット,n/3ビット,n/5ビットの3
種類に切り換えるようにする。この場合、nビットでは
冗長なし、n/3ビットでは3ビット中1ビット不良で
“OK”、n/5ビットでは5ビット中2ビット不良で
“OK”となる。このように、メモリ容量を何種類かに
切り換えるようにすることで、メモリ容量が小さくなる
につれて冗長度が上がり、誤り訂正の確率が上がるの
で、信頼性がより向上する。
【0032】また、上記第1の実施形態では、信頼性を
高めるに当たり、全く同じ構成の3個のセルアレイ1
a,1b,1cを用い、高信頼性を選択する場合には3
個のセルアレイ1a,1b,1cの対応するメモリセル
2に同じデータを書き込むことでメモリ容量を3等分
し、1つのデータに対して3つのメモリ単位を割り当て
る構成としたが、大容量のセルアレイを1つだけ用い、
「小容量・高信頼性」のモードを選択する場合には、例
えば連続する3つのアドレスずつ順に組にし、この組を
なす3つのアドレスに同じデータを書き込むことでメモ
リ容量を3等分し、1つのデータに対して3つのメモリ
単位を割り当てる構成とすることも可能である。
【0033】図5は、1つのセルアレイを3等分して使
用する場合の概念図である。図4において、例えば、0
番地、1番地、2番地を組、次に3番地、4番地、5番
地を組、次に6番地、7番地、8番地を組というよう
に、アドレス制御によって連続する3つのアドレスずつ
順に組にする。なお、書込み/読出しのための周辺回路
については、基本的に、図1の場合と同じような構成と
すれば良い。
【0034】そして、データを書き込む際には、0番
地、1番地、2番地にある1つのデータを、3番地、4
番地、5番地には次のデータを、6番地、7番地、8番
地にはさらに次のデータを、という具合に同じ組内の3
つの番地にそれぞれ同一のデータを書き込むようにす
る。一方、データ読出しの際には逆に、同じ組内の3つ
の番地のデータを同時に読み出し、これらをデータA,
B,Cとして例えば図2の多数決回路に与える。これに
より、誤り訂正機能を持たせることができるため、信頼
性を向上できる。
【0035】また、「大容量・通常の信頼性」のモード
を選択する場合には、通常通りのアドレス制御を行うこ
とにより、大容量のメモリを実現できる一方、信頼性に
ついては、通常のメモリと同じように、1つのデータに
対して1つのメモリ単位が割り当てられることになるた
め、通常の信頼性となる。
【0036】なお、1つのセルアレイのメモリ容量を3
等分するやり方としては、必ずしも連続する3つのアド
レスを順に組にする必要はなく、ある一定アドレスだけ
離れた3つのアドレスを組にするようにしても良い。た
だし、連続する3つのアドレスを組にする方がアドレス
を制御する上では容易に実現できる。また、アドレス制
御によってメモリ容量を3等分する以外にも、1つのセ
ルアレイのメモリ領域を3等分することによってメモリ
容量を3等分することも可能である。
【0037】次に、多値メモリに適用した本発明の第2
の実施形態について説明する。ここに、多値メモリと
は、1つの単位(セルトランジスタ)でn種類(nは3
以上の整数)の状態を記憶することが可能なメモリであ
る。また、このときのnを多値度と呼ぶこととする。こ
の多値メモリにおいて、多値度nを切り換えることによ
ってデータの多重度を切り換える機能を持たせる。
【0038】一例として、図6に示すように、1つの単
位で“00”,“01”,“10”,“11”の4種類
の状態を記憶するのが通常のメモリ装置の場合、“0
0”,“01”の2種類の状態を記憶するようにする。
すなわち、多値度4を多値度2に切り換える。こうする
ことにより、メモリ容量が1/2になるものの、ノイズ
等でデータが変化してしまう確率を多値度4の場合より
も小さくすることができるため、結果的に信頼性が向上
する。
【0039】ここで、多値度nの切換えについて説明す
る。多値度4のメモリ装置では、例えば、図6の3つの
閾値Vthに対応した4種類の波高値の書込みパルスを
用いることによって1つの単位で“00”,“01”,
“10”,“11”の4種類の状態を記憶する。この多
値度4により、「大容量・通常の信頼性」のモードが実
現される。この多値度4のメモリ装置を多値度2のメモ
リ装置、即ち「小容量・高信頼性」のモードに切り換え
る場合には、上記4種類の波高値の書込みパルスのうち
の最小波高値と最大波高値の2つの書込みパルスを用い
ることにより、1つの単位で“00”,“01”の2種
類の状態を記憶することができる。
【0040】次に、データ読出し時の状態判定の処理に
ついて、図7のアルゴリズムに沿って説明する。なお、
状態の判定は、図8に示すように、セルトランジスタの
ゲートにあるゲート電圧Vgを与え、このとき当該トラ
ンジスタに流れる電流Idを上記3つの閾値Vthに対
応した3つの判定電流Ic1,Ic2,Ic3(Ic1
>Ic2>Ic3)と比較することによって行われる。
この状態判定は、センスアンプにおいて行われる。
【0041】図7において、先ず2値(「小容量・高信
頼性」モード)であるか4値(「大容量・通常の信頼
性」モード)であるかを判断する(ステップS1)。2
値であると判定した場合には、電流Idが第1の判定電
流Ic1よりも大か否かを判断する(ステップS2)。
このとき、Id>Ic1であれば状態“00”、Id≦
Ic1であれば状態“01”と判定する。
【0042】ステップS1で4値であると判定した場合
には、電流Idが第2の判定電流Ic2よりも大か否か
を判断する(ステップS3)。Id>Ic2であれば、
状態が“00”又は“01”であることから、電流Id
が第1の判定電流Ic1よりも大か否かを判断する(ス
テップS4)。このとき、Id>Ic1であれば状態
“00”、Id≦Ic1であれば状態“01”と判定す
る。一方、ステップS3でId≦Ic2であると判定し
た場合は、状態が“10”又は“11”であることか
ら、電流Idが第3の判定電流Ic3よりも大か否かを
判断する(ステップS5)。このとき、Id>Ic3で
あれば状態“10”、Id≦Ic3であれば状態“1
1”と判定する。
【0043】上述したように、1つの単位でn種類(本
実施形態では、4種類)の状態を記憶することが可能な
多値メモリにおいて、多値度nを切り換えることによっ
てデータの多重度を切り換え、データの信頼度を変更可
能としたことにより、第1の実施形態の場合と同様に、
使用者が「大容量・通常の信頼性」と「小容量・高信頼
性」とを用途に応じて選択することができる。この場
合、多値度を切り換えるだけでなく、多値度を切り換え
てさらに誤り訂正を行うようにすることも可能である。
【0044】なお、上記各実施形態では、単体のメモリ
装置に適用した場合について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、メモリ装置を内蔵したASIC(App
lication Specific IC)等のシステムに対して適用す
ることも可能である。
【0045】また、上記各実施形態においては、メモリ
装置としてEEPROMに例に挙げて説明したが、光デ
ィスク、光磁気(MO)ディスク、ミニディスク(M
D)、ハードディスク(HD)等の外部メモリ装置や、
フラッシュメモリ、SRAM、DRAM等の他の半導体
メモリ装置であっても良いことは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データの書き換えが可能なメモリ装置において、データ
の多重度を切り換え、誤り訂正の度合い又はデータの信
頼度を変更可能な構成としたので、使用者は用途に応じ
て信頼性の程度を適宜選択できる。これにより、ある用
途では信頼性が一番重要なので、他の機能を犠牲にして
でも信頼性を確保するが、それ以外の用途では信頼性は
普通でかつ他の機能を犠牲にしないようにするというよ
うな、従来不可能だったフレキシブルな使い方が実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す構成図である。
【図2】多数決回路の回路構成の一例を示すブロック図
である。
【図3】4分割の場合の使用例を示す概念図である。
【図4】メモリ容量を3種類に切り換える場合の概念図
である。
【図5】メモリ容量の他の分割例を示す概念図である。
【図6】多値度切換えの概念図である。
【図7】多値度切換えの場合の状態判定アルゴリズムを
示すフローチャートである。
【図8】セルトランジスタの等価回路図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c セルアレイ 2 メモリセル 3a,3b,3c Yセレクタ 4,5 アドレスバッファ 6 ロウデコーダ 7 カラムデコーダ 10a,10b,10c センスアンプ・書込回路群 13a,13b,13c スイッチ群 14 バッファ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの書き換えが可能なメモリ装置で
    あって、 データの多重度を切り換え、誤り訂正の度合い又はデー
    タの信頼度を変更可能な多重度切換手段を備えたことを
    特徴とするメモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記多重度切換手段は、メモリ容量を切
    り換えるとともに、メモリ容量を小さくしたときはデー
    タ演算によって誤り訂正を行うことを特徴とする請求項
    1記載のメモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記多重度切換手段は、1つの単位で複
    数種類の状態を記憶することが可能な多値メモリにおい
    て、多値度を切り換えることを特徴とする請求項1記載
    のメモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記多重度切換手段はさらに、誤り訂正
    をも行うことを特徴とする請求項3記載のメモリ装置。
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