JP2000251484A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP2000251484A
JP2000251484A JP5159799A JP5159799A JP2000251484A JP 2000251484 A JP2000251484 A JP 2000251484A JP 5159799 A JP5159799 A JP 5159799A JP 5159799 A JP5159799 A JP 5159799A JP 2000251484 A JP2000251484 A JP 2000251484A
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Masabumi Endo
正文 遠藤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数ページのページデータの連続書き込みま
たは連続読み出しを行う場合に、データ入力またはデー
タ出力に要する時間の短縮を図ることができる不揮発性
半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 誤り訂正機能を有し、多値型のフラッシ
ュメモリセルアレイ7を有するフラッシュメモリ装置に
おいて、データ入出力回路1と、誤り訂正エンコーダ4
および誤り訂正デコーダ5との間に、第1ページデータ
バッファ2および第2ページデータバッファ3を設け、
第1ページデータバッファ2および第2ページデータバ
ッファ3を交互に動作させることにより、ページ書き込
み動作時には、データ入出力回路1と誤り訂正エンコー
ダ4との間でのページデータの記憶、転送を交互に行
い、ページ読み出し動作時には、誤り訂正デコーダ5と
データ入出力回路1との間でのページデータの記憶、転
送を交互に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は不揮発性半導体記
憶装置に関し、特に、ページ単位でデータの書き込み/
読み出しを行うようにした不揮発性半導体記憶装置、そ
の中でも、1つのメモリセルに2ビット以上の多値デー
タを記憶する多値型の不揮発性半導体記憶装置に適用し
て好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種記録装置やハードディスク装
置に比べて電気的特性に優れたフラッシュメモリが映像
・音声機器や携帯用情報機器等における記録媒体として
普及しつつある。フラッシュメモリは、電気的書き換え
可能な不揮発性半導体記憶装置であり、大別してそのメ
モリセルの接続関係および構造からNOR型とNAND
型とに分けられる。
【0003】NOR型フラッシュメモリにおいては、各
々のメモリセルがビット線に接続されているのに対し
て、NAND型フラッシュメモリにおいては、NAND
ストリングと称される直列接続された所定数のメモリセ
ル毎に選択トランジスタを介してビット線に接続されて
いる。このため、NAND型フラッシュメモリは、NO
R型フラッシュメモリに比べて、ビット当たりの占有面
積が小さく、ビット当たりのコストが低いという利点を
有し、記憶容量の大容量化に適している。
【0004】図12に、NAND型フラッシュメモリの
メモリセルアレイの等価回路を示す。図12に示す例で
は、選択トランジスタSGT1と8個のメモリセルM1
〜M8 と選択トランジスタSGT2とが直列に接続さ
れ、1つのNANDストリングが構成されている。この
NANDストリングにおいて、メモリセルM1 〜M
8 は、それぞれコントロールゲートおよびフローティン
グゲートを有するMOSトランジスタからなり、これら
の直列接続されたメモリセルM1 〜M8 の一端(メモリ
セルM1 のドレイン)が選択トランジスタSGT1を介
してビット線BLと接続され、他端(メモリセルM8
ソース)が選択トランジスタSGT2を介してソース線
SLと接続されている。メモリセルM1 〜M8 のコント
ロールゲートは、それぞれワード線WL1〜WL8と接
続され、ビット線側の選択トランジスタSGT1のゲー
トは選択ゲート線SGL1と接続され、ソース線側の選
択トランジスタSGT2のゲートは選択ゲート線SGL
2と接続されている。
【0005】NAND型フラッシュメモリのメモリセル
アレイにおいては、上述のNANDストリングが行方向
および列方向にマトリクス状に配列されている。行方向
に配列された所定数のNANDストリングは、ワード線
WL1〜WL8および選択ゲート線SGL1,SGL2
を共有し、1つのブロックを構成している。そして、メ
モリセルアレイは、列方向に複数のブロックに分割され
ている。このメモリセルアレイの各ブロックにおいて
は、同一ワード線上(同一行)のメモリセルによって1
つのページが構成されており、図12に示す例では、1
ブロック当たり8ページの構成となっている。
【0006】上述のように構成されたNAND型フラッ
シュメモリにおいて、メモリセルアレイへのデータの書
き込みおよび読み出しは、上述のページ単位で行われ
る。
【0007】ところで、上述のように、ページ単位でデ
ータの書き込みおよび読み出しを行うようにしたNAN
D型フラッシュメモリにおいては、1個のメモリセルに
対して”0”,”1”の2つの値をとるデータを記憶す
る2値型のものが通常であるが、最近では、記憶容量の
大容量化の要求に伴い、1個のメモリセルに少なくとも
2ビット以上の多値データを記憶するようにした、いわ
ゆる多値型のものが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術による多値型のフラッシュメモリにおいては、ページ
読み出し時間およびページ書き込み時間が2値型のフラ
ッシュメモリに比べて増加するために、外部装置のとの
間のページデータ転送(データ入出力)がスムーズに行
えなくなるという問題があった。以下に、この問題点に
ついて具体的に説明する。
【0009】すなわち、従来の2値型のフラッシュメモ
リでは、メモリセルアレイからページ単位でデータを読
み出す際に、外部装置へのページデータの転送時間と同
程度またはそれ以上の処理時間を必要とする。したがっ
て、一つのメモリセルに多値データを記憶する多値型の
フラッシュメモリでは、メモリセルアレイからページ単
位でデータを読み出す際に、2値型のフラッシュメモリ
の場合のさらに数倍の処理時間が必要となる。
【0010】さらに、多値型のフラッシュメモリでは、
データの保持性能が2値型のフラッシュメモリに比べて
劣るため、誤り訂正(ECC)回路を付加して、ページ
データに対して誤り訂正処理を行う必要がある。しかし
ながら、この誤り訂正回路における訂正能力を大きくす
ると、ハードウェア回路の増大と共に誤り訂正に要する
処理時間が増加する。その処理時間は、一般的な方式で
は、ページデータを構成する符号数に1符号当たりの転
送時間を掛けた値の数倍となる。
【0011】以上の理由により、従来技術による多値型
のフラッシュメモリにおいては、複数のページデータを
連続的に読み出す場合、メモリセルアレイからページ単
位でデータを読み出す読み出し処理時間と、誤り訂正処
理時間と、外部装置へのページデータ転送時間との合計
の時間が、ページ毎に必要となる。このように、従来技
術による誤り訂正機能を備えた多値型のフラッシュメモ
リでは、2値型のフラッシュメモリに比べて、ページ読
み出し時間(ページデータの出力に要する時間)が極め
て増大するという問題がある。
【0012】ページ書き込み動作時においても同様なこ
とが言える。すなわち、複数ページのページデータを連
続的に書き込む場合、外部装置からのページデータ転送
時間と、誤り訂正符号作成時間と、メモリセルアレイに
ページ単位でデータを書き込む書き込み処理時間との合
計の時間が、ページ毎に必要となる。特に、ページ書き
込み動作時には、メモリセルアレイへの書き込み処理時
間が、外部装置からのページデータ転送時間または誤り
訂正符号作成時間に比べて約1桁大きいので、メモリセ
ルアレイへの書き込み処理時間をシステム的にどのよう
に小さくするかが問題となる。
【0013】したがって、この発明の目的は、複数ペー
ジのページデータの連続書き込みまたは連続読み出しを
行う場合に、データ入力またはデータ出力に要する時間
の短縮を図ることができる不揮発性半導体記憶装置を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の発明は、複数のメモリセルにより
構成されたメモリセルアレイにページ単位でデータを書
き込むようにした不揮発性半導体記憶装置において、外
部から連続的にページデータを入力させるためのデータ
入力回路と、データ入力回路と交互に接続され、データ
入力回路から転送されるページデータを交互に記憶する
ための第1のページデータバッファおよび第2のページ
データバッファと、第1のページデータバッファおよび
第2のページデータバッファと交互に接続され、第1の
ページデータバッファおよび第2のページデータバッフ
ァから交互に転送されるページデータをメモリセルアレ
イに転送すると共に、ページデータに基づいて誤り訂正
符号を生成するための誤り訂正エンコーダとを有するこ
とを特徴とするものである。
【0015】この発明の第2の発明は、複数のメモリセ
ルにより構成されたメモリセルアレイからページ単位で
データを読み出すようにした不揮発性半導体記憶装置に
おいて、メモリセルアレイから読み出されたページデー
タに対して同時に読み出された誤り訂正符号を用いて誤
り訂正処理を行うための誤り訂正デコーダと、誤り訂正
デコーダと交互に接続され、誤り訂正デコーダから転送
されるページデータを交互に記憶するための第1のペー
ジデータバッファおよび第2のページデータバッファ
と、第1のページデータバッファおよび第2のページデ
ータバッファと交互に接続され、第1のページデータバ
ッファおよび第2のページデータバッファから交互に転
送されるページデータを外部に連続的に出力するための
データ出力回路とを有することを特徴とするものであ
る。
【0016】この発明の第1の発明および第2の発明に
おいて、ページデータは、典型的には、データ符号単位
の複数列により構成される。また、誤り訂正符号として
は、例えば、リード・ソロモン(Reed-Solomon)符号な
どが用いられる。
【0017】この発明の第1の発明および第2の発明に
おいて、メモリセルは、典型的には、2ビット以上の多
値データを記憶するものである。このメモリセルは、そ
のしきい値電圧に応じた2n −1個(nはビット数)の
書き込み状態および1個の消去状態を有する。
【0018】この発明の第1の発明および第2の発明に
おいて、第1のページデータバッファおよび第2のペー
ジデータバッファには、好適には、互いにほぼ等しい記
憶容量を有するものが用いられる。また、これらの第1
のページデータバッファおよび第2のページデータバッ
ファは、好適には、単一のメモリ手段により構成され
る。このメモリ手段としては、例えばSRAM、DRA
Mなどが用いられる。第1のページデータバッファおよ
び第2のページデータバッファを単一のメモリ手段によ
り構成する場合、第1のページデータバッファおよび第
2のページデータバッファの切り替えは、メモリ手段上
のアドレス選択によって行う。
【0019】この発明の第1の発明において、不揮発性
半導体記憶装置は、好適には、誤り訂正エンコーダとメ
モリセルアレイとの間に、メモリセルアレイに書き込む
べきページデータを格納するためのページデータラッチ
回路を有する。この発明の第2の発明において、不揮発
性半導体記憶装置は、好適には、メモリセルアレイと誤
り訂正デコーダとの間に、メモリセルアレイから読み出
されたページデータを格納するためのページデータラッ
チ回路を有する。
【0020】この発明の第1の発明および第2の発明に
おいては、典型的には、所定数のメモリセルが直列に接
続されてNANDストリングを構成していると共に、メ
モリセルアレイは、同一行のメモリセルが共通のワード
線によって接続された複数のNANDストリングを有す
る。このようなメモリセルアレイにページ単位でデータ
を書き込む場合は、選択されたワード線上のメモリセル
にデータが書き込まれ、ページ単位でデータを読み出す
場合は、選択されたワード線上のメモリセルからデータ
が読み出される。
【0021】この発明の第1の発明および第2の発明に
おいて、不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルアレイ
を複数有するものであってもよい。
【0022】上述のように構成されたこの発明の第1の
発明によれば、データ入力回路と誤り訂正エンコーダと
の間に、ページデータの記憶および転送を交互に行う第
1のページデータバッファおよび第2のページデータバ
ッファを有することにより、複数ページのページデータ
を連続的に書き込む場合に、第1のページデータバッフ
ァおよび第2のページデータバッファを交互に使用する
ことで、外部からのページデータ転送処理、誤り訂正符
号作成処理およびメモリセルアレイへの書き込み処理を
多重化(パイプライン処理)することができる。これに
より、ページ書き込み動作時に、外部からこの不揮発性
半導体記憶装置に対して、複数ページのページデータを
連続的に入力することが可能である。
【0023】上述のように構成されたこの発明の第2の
発明によれば、誤り訂正デコーダとデータ出力回路との
間に、ページデータの記憶および転送を交互に行う第1
のページデータバッファおよび第2のページデータバッ
ファを有することにより、複数のページデータを連続的
に読み出す場合に、第1のページデータバッファおよび
第2のページデータバッファを交互に使用することで、
メモリセルアレイからの読み出し処理、誤り訂正処理お
よび外部へのページデータ転送処理を多重化(パイプラ
イン処理)することができる。これにより、ページ読み
出し動作時に、この不揮発性半導体記憶装置から外部
に、複数ページのページデータを連続的に出力すること
が可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図
において、同一または対応する部分には同一の符号を付
す。
【0025】まず、この発明の第1の実施形態について
説明する。図1に、この第1の実施形態によるフラッシ
ュメモリ装置の構成例を示す。
【0026】図1に示すように、このフラッシュメモリ
装置は、データ入出力回路1、第1ページデータバッフ
ァ2、第2ページデータバッファ3、誤り訂正(EC
C)エンコーダ4、誤り訂正デコーダ5、ページデータ
ラッチ回路6およびフラッシュメモリセルアレイ7の各
機能ブロックを有している。
【0027】このフラッシュメモリ装置の内部におい
て、上述の各機能ブロックは、パラレルの双方向性デー
タバス線により相互接続されている。スイッチSW1〜
SW4は、相互接続された各機能ブロック間のデータバ
スの転送方向を切り換えるためのものである。スイッチ
SW1,SW2は、ページ書き込み動作時およびページ
読み出し動作時に、第1ページデータバッファ2および
第2ページデータバッファ3を交互に切り換えて動作さ
せるためのものであり、スイッチSW1が端子a、スイ
ッチSW2が端子dに設定された状態と、スイッチSW
1が端子b、スイッチSW2が端子cに設定された状態
とが交互に切り換えられる。スイッチSW3,SW4
は、ページ書き込み動作時に誤り訂正エンコーダ4を動
作させ、ページ読み出し動作時に誤り訂正デコーダ5を
動作させるためのものであり、ページ書き込み動作時に
は、スイッチSW3が端子e、スイッチSW4が端子g
に設定され、ページ読み出し動作時には、スイッチSW
3が端子f、スイッチSW4が端子hに設定される。
【0028】データ入出力回路1、第1ページデータバ
ッファ2、第2ページデータバッファ3、誤り訂正エン
コーダ4、誤り訂正デコーダ5およびページデータラッ
チ回路6におけるページデータの転送タイミングは、転
送タイミング制御回路8によって制御される。また、フ
ラッシュメモリアレイ7におけるデータの書き込みおよ
び読み出しは、書き込み/読み出し電圧制御回路9によ
って制御される。なお、図1においては、転送タイミン
グ制御回路8からデータ入出力回路1、第1ページデー
タバッファ2、第2ページデータバッファ3、誤り訂正
エンコーダ4、誤り訂正デコーダ5およびページデータ
ラッチ回路6に対して制御信号を供給するための信号線
が図示省略されている。
【0029】以下に、このフラッシュメモリ装置におけ
る各機能ブロックの機能について説明する。
【0030】データ入出力回路1は、このフラッシュメ
モリ装置と外部装置との間でデータ(ページデータ)の
転送を行うための入出力装置である。外部装置との間の
ページデータの入出力は、シリアル転送方式またはパラ
レル転送方式で行い、その転送速度は、内部のデータ転
送速度に比して低速とする。このデータ入出力回路1に
おいては、上述のページデータ転送処理以外に、ページ
データの転送フォーマット変換や転送エラーの検出など
の処理も行われる。
【0031】第1ページデータバッファ2および第2ペ
ージデータバッファ3は、データ入出力回路1と、誤り
訂正エンコーダ4および誤り訂正デコーダ5との間で、
2つのページデータを一時的に記憶するためランダムア
クセスメモリ(RAM)であり、例えばSRAMやDR
AMにより構成される。これらの第1ページデータバッ
ファ2および第2ページデータバッファ3は、ページ書
き込み動作時には、データ入出力回路1と誤り訂正エン
コーダ4との間で交互にページデータの記憶/転送を行
い、ページ読み出し動作時には、誤り訂正デコーダ5と
データ入出力回路1との間で交互にページデータの記憶
/転送を行うように構成されている。これらの第1ペー
ジデータバッファ2および第2ページデータバッファ3
は、例えば互いに等しい記憶容量を有する。これらの第
1ページデータバッファ2および第2ページデータバッ
ファ3の具体的な構成については、後に詳細に説明す
る。
【0032】誤り訂正エンコーダ4は、ページ書き込み
動作時に、第1ページデータバッファ2または第2ペー
ジデータバッファ3からページデータラッチ回路6にペ
ージデータを転送し、同時にそのページデータに基づい
て誤り訂正符号を生成する。この誤り訂正符号は、ペー
ジデータの後ろに付加されページデータラッチ回路6に
転送される。図2に、そのデータ構造を示す。この場
合、ページデータは、データ符号単位の複数列により構
成されており、例えば512バイトである。また、ペー
ジデータに続く誤り訂正符号は、例えば5バイトの2訂
正リード・ソロモン符号からなる。
【0033】誤り訂正デコーダ5は、ページ読み出し動
作時にページデータラッチ回路6から第1ページデータ
バッファ2または第2ページデータバッファ3にページ
データを転送すると共に、同時に読み出した誤り訂正符
号により誤り訂正処理を行う。
【0034】ページデータラッチ回路6は、フラッシュ
メモリセルアレイ7の内部のビット線に対応して設けら
れており、ページデータおよび誤り訂正符号を格納す
る、メモリセルの書き込み/読み出しのためのデータラ
ッチ回路である。このページデータラッチ回路6は、誤
り訂正エンコーダ4または誤り訂正デコーダ5との間で
ページデータおよび誤り訂正符号の転送を行う。
【0035】フラッシュメモリセルアレイ7は、NAN
D型フラッシュメモリのメモリセルアレイ構造を有し、
ページ単位(ワード線単位)で書き込み、読み出しが可
能である。図3に、このフラッシュメモリセルアレイ7
の構成例を示す。
【0036】このフラッシュメモリセルアレイ7は、行
方向および列方向にマトリクス状に配列された複数のN
ANDストリング、ビット線、ソース線、ワード線、選
択ゲート線などにより構成されている。このフラッシュ
メモリセルアレイ7は、列方向に複数のブロックに分割
されており、各ブロックにおいては、ワード線および選
択ゲート線を共有する所定数のNANDストリングが行
方向に並列に配列されている。図3は、このフラッシュ
メモリセルアレイ7を構成する1つのブロックを示す。
【0037】図3に示すように、このフラッシュメモリ
セルアレイ7の1つのブロックにおいては、行方向に複
数のNANDストリングA1〜ANが並列に配列されて
いる。なお、図3においては、NANDストリングA3
以降が図示省略されている。
【0038】NANDストリングA1は、選択トランジ
スタSGT11、メモリセルM1-1〜M1-16、選択トラ
ンジスタSGT12が直列に接続されたものからなり、
NANDストリングA2は、選択トランジスタSGT2
1、メモリセルM2-1 〜M2-16、選択トランジスタSG
T22が直列に接続されたものからなる。メモリセルM
1-1 〜M1-16およびメモリセルM2-1 〜M2-16は、それ
ぞれ、コントロールゲートおよびフローティングゲート
を有するMOSトランジスタからなり、各々例えば2ビ
ットのメモリセルとして機能する。
【0039】NANDストリングA1においては、直列
接続されたメモリセルM1-1 〜M1- 16の一端(メモリセ
ルM1-1 のドレイン側)が、選択トランジスタSGT1
1を介してビット線BL1と接続され、他端(メモリセ
ルM1-16のソース)が選択トランジスタSGT12を介
してソース線SLと接続されている。また、メモリセル
1-1 〜M1-16のコントロールゲートが、それぞれワー
ド線WL1〜WL16と接続され、ビット線側の選択ト
ランジスタSGT11のゲートが選択ゲート線SGL1
と接続され、ソース線側の選択トランジスタSGT12
のゲートが選択ゲート線SGL2と接続されている。他
のNANDストリングA2〜ANにおいても同様の接続
関係とされている。すなわち、同一ブロック内のNAN
DストリングA1〜ANは、ワード線WL1〜WL16
および選択ゲート線SGL1,SGL2を共有してお
り、同一行のメモリセルが共通のワード線によって接続
されている。また、同一ワード線上のメモリセルによっ
て1つのページが構成されており、図3に示す例では、
1ブロック当たり16ページの構成となっている。
【0040】このフラッシュメモリセルアレイ7におい
ては、上述のページ単位でデータの書き込みおよび読み
出しが行われる。この際、フラッシュメモリセルアレイ
7の各メモリセルには、2ビットからなり4値をとるデ
ータが記憶される。図4に、1つのメモリセルに2ビッ
トからなり4値をとるデータを記憶する場合の、メモリ
セルのしきい値電圧の分布とデータ内容との関係を示
す。
【0041】図4に示すようにメモリセルのしきい値電
圧Vthは、データ”00”、”01”、”10”、”1
1”に対応した4状態をとる。すなわち、図4におい
て、分布3はデータ”00”が書き込まれて第3の正の
しきい値電圧のプログラム状態とされるメモリセルの分
布であり、分布2はデータ”01”が書き込まれて第2
の正のしきい値電圧のプログラム状態とされるメモリセ
ルの分布であり、分布1はデータ”10”が書き込まれ
て第1の正のしきい値電圧のプログラム状態とされるメ
モリセルの分布である。また、分布0はデータ”11”
が書き込まれて負のしきい値電圧の消去状態とされるメ
モリセルの分布である。なお、図4においては、書き込
みベリファイ動作時の各状態に対応する選択ワード線電
圧がVVF1,VVF2,VVF3 で示され、読み出し動作時の各
状態に対応する選択ワード線電圧がVRD1,VRD2,VRD3
で示されている。その大小関係は、VVF3 >VRD3 >V
VF2>VRD2 >VVF1 >VRD1 である。
【0042】メモリセルへのデータの書き込みおよびメ
モリセルからのデータの読み出しは、上述のしきい値電
圧とデータ内容との対応関係に基づいて行われる。書き
込み動作は、例えば、書き込みデータに応じてビット線
電圧を変化させて多値データを一括に(並列に)書き込
む、いわゆる多値並列書き込みにより行う。また、書き
込み動作には、好適には、この多値並列書き込みに、セ
ルフブースト動作またはローカルセルフブースト動作が
併用される。
【0043】上述のように構成されたこのフラッシュメ
モリ装置においては、2つのページデータバッファ、す
なわち、第1ページデータバッファ2および第2ページ
データバッファ3を備え、ページ書き込み動作時および
ページ読み出し動作時に、これらの第1ページデータバ
ッファ2および第2ページデータバッファ3を交互に動
作させるのが特徴である。
【0044】図5に、これらの第1ページデータバッフ
ァ2および第2ページデータバッファ3の具体的な構成
例を示す。図5に示すように、これらの2つのページデ
ータバッファは、例えば単一のSRAMセルアレイ11
により構成される。SRAMセルアレイ11は、二進ア
ドレス(ワード線選択)の最上位ビット(MSB)によ
り2分割され、例えば、MSB=0の場合に第1ページ
データバッファが選択され、MSB=1の場合に第2ペ
ージデータバッファが選択される。また、このSRAM
セルアレイ11は、アドレスデコーダ12、入力データ
ポート13および出力データポート14を有している。
【0045】このSRAMセルアレイ11における第1
ページデータバッファおよび第2ページデータバッファ
へのアクセス(読み書き)は、2つの制御ポートにより
時分割動作で行う。ここで、2つの制御ポートのうち、
一方をA側制御ポート、他方をB側制御ポートとする。
A側およびB側の各制御ポートは、それぞれ、ページ単
位のアドレスカウンタ、すなわちA側アドレスカウンタ
15およびB側アドレスカウンタ16を有する。これら
のA側アドレスカウンタ15およびB側アドレスカウン
タ16は、それぞれバッファ選択信号に応じて、アドレ
スの最上位ビット(MSB)により第1ページデータバ
ッファと第2ページデータバッファとを選択する。
【0046】A側アドレスカウンタ15においては、A
側カウントクリア信号によってページデータ転送の最初
にカウント値が0クリアーされ、A側カウントアップ信
号によって1符号転送毎にカウント値が1づつ加算され
る。同様に、B側アドレスカウンタ16においては、B
側カウントクリア信号によってページデータ転送の最初
にカウント値が0クリアーされ、B側カウントアップ信
号によって1符号転送毎にカウント値が1づつ加算され
る。
【0047】A側アドレスカウンタ15およびB側アド
レスカウンタ16からのアドレス信号は、B側/A側ア
ドレス選択クロック信号によって制御されるトライステ
ートバスドライバU1,U2によって切り換えられ、い
ずれか一方がSRAMメモリセルアレイ11のアドレス
デコーダ12に入力される。この場合、B側/A側アド
レス選択クロックがローレベルのときA側アドレスカウ
ンタ15が選択され、ハイレベルのときB側アドレスカ
ウンタ16が選択される。
【0048】入力データポート13においては、A側デ
ータバスからの入力とB側データバスからの入力とが、
トライステートバスドライバU3,U4によりB側/A
側入力選択信号で切り換えられる。この場合、B側/A
側入力選択信号がローレベルのときA側データバスから
の入力が選択され、ハイレベルのときB側データバスか
らの入力が選択される。
【0049】出力データポート14においては、A側デ
ータバスへの出力とB側データバスへの出力とが、トラ
イステートバスドライバU5,U6によりB側/A側出
力選択信号で切り換えられる。この場合、B側/A側出
力選択信号がローレベルのときA側データバスへの出力
が選択され、ハイレベルのときB側データバスへの出力
が選択される。
【0050】以下に、上述のように第1ページデータバ
ッファ2および第2ページデータバッファ3を単一のS
RAMセルアレイ11により構成した場合のページデー
タ転送タイミングについて、図6を参照して説明する。
ここでは、まず、B側/A側入力選択信号がローレベル
に、B側/A側出力選択信号がハイレベルに設定され、
A側データバスからデータを入力し、B側データバスに
データを出力する場合について説明する。
【0051】図6に示すように、最初に、パルス状のカ
ウンタクリア信号によって、A側アドレスカウンタ15
およびB側アドレスカウンタ16がクリアされる。この
状態で、B側/A側アドレス選択クロック信号がローレ
ベルに設定されると、アドレスカウンタ12の入力とし
てA側アドレスカウンタ15が選択される。このA側ア
ドレスカウンタ15においては、バッファ選択信号によ
り第1ページデータバッファ(MSB=0)が選択さ
れ、この第1ページデータバッファのアドレス0がセッ
トされる。そして、A側の最初の書き込みデータがA側
データバスを通じて入力ポート13にセットされ、パル
ス状のデータライト信号によってSRAMセルアレイ1
1にデータが書き込まれる。
【0052】次に、B側/A側アドレス選択クロック信
号がハイレベルに設定されると、アドレスカウンタ12
の入力としてB側アドレスカウンタ16が選択される。
このB側アドレスカウンタ16においては、バッファ選
択信号により第2ページデータバッファ(MSB=1)
が選択され、この第2ページデータバッファのアドレス
0がセットされる。B側の最初の読み出しデータが、パ
ルス状のデータリード信号によってSRAMセルアレイ
11から読み出され、出力データポート14からB側デ
ータバスを通じて出力される。
【0053】B側アドレスカウンタ16の選択中に、A
側アドレスカウンタ15においては、A側カウントアッ
プ信号によりカウント値が+1カウントアップされる。
以後、B側/A側アドレスカウンタ選択クロックが交互
に反転し、全てのページデータの転送が終了するまで同
様の動作が繰り返される。なお、図6に示す例では、転
送速度の同期をとるために、B側アドレスカウンタ16
の選択時にアイドル(待ち)状態が挿入される。このと
き、アドレスデコーダ12に入力されるB側アドレスカ
ウンタ16からのアドレス信号は無効とされる。
【0054】次のページデータ転送では、A側アドレス
カウンタ15においては、バッファ選択信号により第2
ページデータバッファ(MSB=1)が選択され、B側
アドレスカウンタ16においては、バッファ選択信号に
より第1ページデータバッファ(MSB=0)が選択さ
れる。また、ページデータの転送方向が逆の場合、すな
わち、B側データバスからデータを入力し、A側データ
バスにデータを出力する場合は、B側/A側入力選択信
号がハイレベルに、B側/A側出力選択信号がローレベ
ルに設定される。
【0055】図1に示すこのフラッシュメモリ装置にお
いては、例えば、図5に示すように単一のSRAMセル
アレイ11により構成されたページデータバッファのA
側データバスをデータ入出力回路1との間のページデー
タ転送に用い、B側データバスを誤り訂正エンコーダ4
/誤り訂正デコーダ5との間のページデータ転送に用い
る。
【0056】次に、上述のように構成されたこのフラッ
シュメモリ装置のページ書き込み動作について説明す
る。図7に、このフラッシュメモリ装置のページ書き込
み動作時におけるページデータの転送方向を示す。
【0057】ページ書き込み動作時には、図7に示すよ
うに、スイッチSW3が端子eに設定され、スイッチS
W4が端子gに設定される。この状態で、さらに、スイ
ッチSW1が端子a、スイッチSW2が端子dに設定さ
れた状態と、スイッチSW1が端子b、スイッチSW2
が端子cに設定された状態とが交互に切り換えらる。こ
のとき、第1ページデータバッファ2および第2ページ
データバッファ3を構成する単一のSRAMセルアレイ
11(図5参照)においては、A側データバスからペー
ジデータが入力され、B側データバスからページデータ
が出力される。また、スイッチSW1が端子a、スイッ
チSW2が端子dに設定された状態は、A側アドレスカ
ウンタ15において第1ページデータバッファ(MSB
=0)が選択され、かつ、B側アドレスカウンタ16に
おいて第2ページデータバッファ(MSB=1)が選択
された状態に対応する。一方、スイッチSW1が端子
b、スイッチSW2が端子cに設定された状態は、A側
アドレスカウンタ15において第2ページデータバッフ
ァ(MSB=1)が選択され、かつ、B側アドレスカウ
ンタ16において第1ページデータバッファ(MSB=
0)が選択された状態に対応する。
【0058】以下、このフラッシュメモリ装置のページ
書き込み動作について、複数ページのページデータを連
続的に書き込む場合(連続ページ書き込み動作)を例
に、図8を参照して具体的に説明する。なお、初期状態
では、スイッチSW1は端子aに設定され、スイッチS
W2は端子dに設定されているものとする。
【0059】図8に示すように、ページ書き込み動作が
起動されると、時刻T1に、外部装置からこのフラッシ
ュメモリ装置のデータ入出力回路1に、第1のページデ
ータ(512バイト)が入力される。これと同時に、こ
の第1のページデータは、データ入出力回路1およびス
イッチSW1の端子aを経由して、第1ページデータバ
ッファ2に転送され、記憶される。第1のページデータ
の入力および第1ページデータバッファ2への転送は、
時刻T3に終了する。フラッシュメモリセルアレイ7に
おいては、第1のページデータを書き込むための書き込
みページアドレスの設定および書き込みコマンドの設定
が、この第1のページデータの第1ページデータバッフ
ァ2への転送期間中、すなわち、時刻T1〜時刻T3の
間の時刻T2に行われる。この処理は、時刻T3までに
終了する。
【0060】時刻T3に、第1ページデータバッファ2
への第1のページデータの転送が終了すると、スイッチ
SW1が端子bに設定されると共に、スイッチSW2が
端子cに設定される。これにより、第1のページデータ
は、第1のページデータバッファ2から、スイッチSW
2の端子cおよびスイッチSW3の端子eを経由して、
誤り訂正エンコーダ4に転送される。誤り訂正エンコー
ダ4は、この第1のページデータをスイッチSW4の端
子gを経由してデータラッチ回路6に転送すると同時
に、第1のページデータに基づいて誤り訂正符号(5バ
イト)を生成する。この誤り訂正符号は、第1のページ
データの最後に付加され、データラッチ回路6に転送さ
れる。ページデータラッチ回路6には、書き込みデータ
として、512バイトの第1のページデータ+5バイト
の誤り訂正符号が格納される。誤り訂正エンコーダ4で
の第1のページデータに対する誤り訂正符号作成処理
は、誤り訂正エンコーダ4における第1のページデータ
の読み込み終了時点、すなわち時刻T5で完了する。こ
の誤り訂正符号作成処理時間は、例えば25μs程度で
ある。
【0061】誤り訂正エンコーダ4にて、第1のページ
データに対する誤り訂正符号作成処理が行われている期
間中、すなわち、時刻T3〜時刻T5の間の時刻T4
に、外部装置からデータ入出力回路1に第2のページデ
ータ(512バイト)が入力され、同時に、この第2の
ページデータが、データ入出力回路1およびスイッチS
W1の端子bを経由して第2ページデータバッファ3に
転送され、記憶される。この処理は、時刻T8に終了す
る。
【0062】その間、時刻T5に、誤り訂正エンコーダ
4において、第1のページデータに対する誤り訂正符号
の作成処理が終了すると、時刻T5〜時刻T6の間に、
フラッシュメモリセルアレイ7において、第1のページ
データの書き込みおよびベリファイが実行される。この
とき、フラッシュメモリセルアレイ7においては、選択
されたメモリセルに、データラッチ回路6に格納されて
いる書き込みデータ(第1のページデータ+誤り訂正符
号)がページ単位(ワード線単位)で書き込まれる。こ
の第1のページデータの書き込みおよびベリファイに要
する処理時間は、例えば200μs程度である。この
後、時刻T7〜時刻T8の間に、フラッシュメモリセル
アレイ7においては、第2のページデータの書き込みを
行うための書き込みアドレスおよびコマンドが設定され
る。このように、フラッシュメモリセルアレイ7への第
1のページデータの書き込みおよび第2のページデータ
の書き込み準備(アドレス、コマンド設定)は、第2ペ
ージデータバッファ3への第2のページデータの転送期
間中、すなわち、時刻T4〜時刻T8の間に行われる。
【0063】時刻T8に、第2ページデータバッファ3
への第2のページデータの転送が終了すると、スイッチ
SW1が端子aに設定されると共に、スイッチSW2が
端子dに設定される。これにより、第2のページデータ
は、第2のページデータバッファ3から、スイッチSW
2の端子dおよびスイッチSW3の端子eを経由して、
誤り訂正エンコーダ4に転送される。誤り訂正エンコー
ダ4は、この第2のページデータをスイッチSW4の端
子gを経由してデータラッチ回路6に転送すると同時
に、第2のページデータに基づいて誤り訂正符号(5バ
イト)を生成する。この誤り訂正符号は、第2のページ
データの最後に付加され、データラッチ回路6に転送さ
れる。誤り訂正エンコーダ4での第2のページデータに
対する誤り訂正符号作成処理は、誤り訂正エンコーダ4
における第2のページデータの読み込み終了時点、すな
わち時刻T10で完了する。
【0064】誤り訂正エンコーダ4にて、第2のページ
データに対する誤り訂正符号作成処理が行われている期
間中、すなわち、時刻T8〜時刻T10の間の時刻T9
に、外部装置からデータ入出力回路1に第3のページデ
ータ(512バイト)が入力され、同時に、この第3の
ページデータが、データ入出力回路1およびスイッチS
W1の端子aを経由して第1ページデータバッファ2に
転送され、記憶される。この処理は、時刻T13に終了
する。
【0065】その間、時刻T10に、誤り訂正エンコー
ダ4において、第2のページデータに対する誤り訂正符
号作成処理が終了すると、時刻T10〜時刻T11の期
間中に、フラッシュメモリセルアレイ7において、第2
のページデータの書き込みおよびベリファイが実行され
る。このとき、フラッシュメモリセルアレイ7の選択さ
れたメモリセルに対して、データラッチ回路6に格納さ
れている書き込みデータ(第2のページデータ+誤り訂
正符号)がページ単位(ワード線単位)で書き込まれ
る。この後、時刻T12〜時刻T13の間に、フラッシ
ュメモリセルアレイ7においては、第3のページデータ
のページ書き込みを行うための書き込みアドレスおよび
コマンドが設定される。このように、フラッシュメモリ
セルアレイ7への第2のページデータの書き込みおよび
第3のページデータの書き込み準備(アドレス、コマン
ド設定)は、第1ページデータバッファ2への第3のペ
ージデータの転送期間中、すなわち、時刻T9〜時刻T
13の期間中に行われる。
【0066】以後、同様にして、第1ページデータバッ
ファ2および第2ページデータバッファ3が交互に動作
することで、連続ページ書き込み動作が実行される。
【0067】上述のように構成されたこの第1の実施形
態によるフラッシュメモリ装置のページ書き込み動作
と、従来技術によるフラッシュメモリ装置のページ書き
込み動作とを比較する。すなわち、従来技術では、複数
ページのページデータを連続的に書き込む場合は、外部
装置からのページデータ転送時間と、誤り訂正符号作成
時間と、フラッシュメモリセルアレイへの書き込み処理
時間との合計の時間がページ毎に必要であった。これに
対して、この第1の実施形態では、第1ページデータバ
ッファ2および第2ページデータバッファ3を交互に動
作させることにより、外部装置から見ると、最終ページ
のページデータを書き込むときにのみ、外部装置からの
ページデータ転送時間と、誤り訂正符号作成時間と、フ
ラッシュメモリセルアレイ7への書き込み処理時間との
合計の時間が必要で、それ以外のページのページデータ
を書き込むときには、外部装置からのページデータ転送
時間だけで済む。したがって、外部装置からフラッシュ
メモリ装置に複数ページのページデータを連続的に入力
することが可能であり、従来技術に比べて、連続ページ
書き込み動作時のデータ入力時間が大幅に短縮される。
【0068】次に、上述のように構成されたこのフラッ
シュメモリ装置のページ読み出し動作について説明す
る。図9に、このフラッシュメモリ装置のページ読み出
し動作時におけるページデータの転送方向を示す。
【0069】ページ読み出し動作時には、図9に示すよ
うに、スイッチSW3が端子fに設定され、スイッチS
W4が端子hに設定される。この状態で、さらに、スイ
ッチSW1が端子a、スイッチSW2が端子dに設定さ
れた状態と、スイッチSW1が端子b、スイッチSW2
が端子cに設定された状態とが交互に切り換えらる。こ
のとき、図5に示す単一のSRAMセルアレイ11から
なるデータバッファにおいては、B側データバスからペ
ージデータが入力され、A側データバスからページデー
タが出力される。また、スイッチSW1が端子a、スイ
ッチSW2が端子dに設定された状態は、A側アドレス
カウンタ15において第1ページデータバッファ(MS
B=0)が選択され、かつ、B側アドレスカウンタ16
において第2ページデータバッファ(MSB=1)が選
択された状態に対応する。一方、スイッチSW1が端子
b、スイッチSW2が端子cに設定された状態は、A側
アドレスカウンタ15において第2ページデータバッフ
ァ(MSB=1)が選択され、かつ、B側アドレスカウ
ンタ16において第1ページデータバッファ(MSB=
0)が選択された状態に対応する。
【0070】以下、このフラッシュメモリ装置のページ
読み出し動作について、複数ページのページデータを連
続的に読み出す場合(連続ページ読み出し動作)を例
に、図10を参照して具体的に説明する。なお、初期状
態では、スイッチSW1が端子bに設定され、スイッチ
SW2が端子cに設定されているものとする。
【0071】図10に示すように、ページ読み出し動作
が起動されると、時刻T1に、フラッシュメモリセルア
レイ7においてアドレスおよびコマンドがセットされ、
ページ読み出し動作が実行される。このとき、フラッシ
ュメモリセルアレイ7においては、選択されたメモリセ
ルからページ単位(ワード線単位)でデータが読み出さ
れる。このようにして読み出されたページデータは、第
1のページデータ(512バイト+5バイト)としてデ
ータラッチ回路6に格納される。
【0072】時刻T2に、フラッシュメモリセルアレイ
7において第1のページデータの読み出しが終了する
と、この第1のページデータは、ページデータラッチ回
路6からスイッチSW4の端子hを経由して、誤り訂正
デコーダ5に転送される。同時に、この誤り訂正デコー
ダ5に転送された第1のページデータは、スイッチSW
3の端子fおよびスイッチSW2の端子cを経由して、
第1ページデータバッファ2に転送され、記憶される。
このとき、誤り訂正デコーダ5は、フラッシュメモリセ
ルアレイ7から読み出されたページデータをページデー
タバッファに転送すると共に、同時に読み出された誤り
訂正符号に基づいてページデータの誤り訂正処理を行
う。この場合、誤り訂正デコーダ5から第1ページデー
タバッファへのページデータ転送時間は例えば20μs
程度であり、誤り訂正デコーダ5における誤り訂正処理
(計算処理)時間は例えば40μs程度であるため、ペ
ージデータを転送する時点で誤り訂正処理が終了しない
ため、訂正データの位置と対応する誤り訂正符号とを記
憶しておき、後にページデータを外部装置に出力する時
点でページデータのデータ符号を訂正する方式を採用す
る。
【0073】時刻T3に、第1のページデータの誤り訂
正処理が終了すると、スイッチSW1が端子aに設定さ
れると共に、スイッチSW2が端子dに設定され、第1
ページデータバッファ2に記憶されている第1のページ
データが、スイッチSW1の端子aを経由してデータ入
出力回路1から外部装置に出力される。この第1のペー
ジデータの出力は、時刻T6に終了する。このデータ入
出力回路1から外部装置へのページデータ転送(出力)
時間は、例えば60μs程度である。また、この転送に
同期して、データ符号の誤り訂正が行われる。
【0074】第1のページデータがデータ入出力回路1
から外部装置に出力されると同時に、時刻T3に、フラ
ッシュメモリセルアレイ7において、次のページ読み出
しが実行され、読み出されたデータが、第2のページデ
ータとしてデータラッチ回路6に格納される。時刻T4
に、フラッシュメモリセルアレイ7における第2のペー
ジデータの読み出しが終了すると、この第2のページデ
ータが、ページデータラッチ回路6からスイッチSW4
の端子hを経由して、誤り訂正デコーダ5に転送され
る。同時に、誤り訂正デコーダ5に転送された第2のペ
ージデータは、スイッチSW3の端子fおよびスイッチ
SW2の端子dを経由して、第2ページデータバッファ
3に転送され、記憶される。このとき、誤り訂正デコー
ダ5においては、第2のページデータに対して、同時に
読み出された誤り訂正符号に基づいて誤り訂正処理が行
われる。この誤り訂正デーコダ5における第2のページ
データの誤り訂正処理は、時刻T5に終了する。このよ
うに、フラッシュメモリセルアレイ7からの第2のペー
ジデータの読み出し、第2ページデータバッファ3への
第2のページデータの転送および第2のページデータの
誤り訂正処理は、第1のページデータの出力期間中、す
なわち、時刻T3〜時刻T6の間に行われる。
【0075】時刻T6に、第1のページデータの出力が
終了すると、続く、時刻T7に、スイッチSW1が端子
bに設定されると共に、スイッチSW2が端子cに設定
され、第2ページデータバッファ3に記憶されている第
2のページデータが、スイッチSW1の端子bを経由し
てデータ入出力回路1から外部装置に出力される。この
第2のページデータの出力は、時刻T10に終了する。
【0076】第2のページデータがデータ入出力回路1
から外部装置に出力されると同時に、時刻T7に、フラ
ッシュメモリセルアレイ7において、次のページ読み出
しが実行され、読み出されたデータが、第3のページデ
ータとしてデータラッチ回路6に格納される。時刻T8
に、フラッシュメモリセルアレイ7における第3のペー
ジデータの読み出しが終了すると、この第2のページデ
ータが、ページデータラッチ回路6からスイッチSW4
の端子hを経由して、誤り訂正デコーダ5に転送され
る。同時に、誤り訂正デコーダ5に転送された第3のペ
ージデータは、スイッチSW3の端子fおよびスイッチ
SW2の端子cを経由して、第1ページデータバッファ
2に転送され、記憶される。このとき、誤り訂正デコー
ダ5においては、第3のページデータに対して、同時に
読み出された誤り訂正符号に基づいて誤り訂正処理が行
われる。この誤り訂正デーコダ5における第3のページ
データの誤り訂正処理は、時刻T9に終了する。このよ
うに、フラッシュメモリセルアレイ7からの第3のペー
ジデータの読み出し、第1ページデータバッファ2への
第3のページデータの転送および第3のページデータの
誤り訂正処理は、第2のページデータの出力期間中、す
なわち、時刻T7〜時刻T10の間に行われる。
【0077】時刻T10に、第2のページデータの出力
が終了すると、続く、時刻T11に、スイッチSW1が
端子aに設定されると共に、スイッチSW2が端子dに
設定され、第1ページデータバッファ2に記憶されてい
る第3のページデータが、スイッチSW1の端子aを経
由してデータ入出力回路1から外部装置に出力される。
以後同様に、第1ページデータバッファ2および第2ペ
ージデータバッファ3が交互に動作することで、連続ペ
ージ読み出しが実行される。
【0078】上述のように構成されたこの第1の実施形
態によるフラッシュメモリ装置のページ読み出し動作
と、従来技術によるフラッシュメモリ装置のページ読み
出し動作とを比較する。すなわち、従来技術では、複数
ページのページデータを連続的に読み出す場合は、フラ
ッシュメモリセルアレイからの読み出し処理時間と、誤
り訂正処理時間と、外部装置へのページデータ転送時間
との合計の時間がページ毎に必要であった。これに対し
て、この第1の実施形態では、第1ページデータバッフ
ァ2および第2ページデータバッファ3を交互に動作さ
せることにより、外部装置から見ると、最初のページの
ページデータを読み出すときにのみ、フラッシュメモリ
セルアレイ7からの読み出し処理時間と、誤り訂正処理
時間と、外部装置へのページデータ転送時間との合計の
時間が必要であり、それ以外のページのページデータを
読み出すときには、外部装置へのページデータ転送時間
だけで済む。したがって、フラッシュメモリ装置から外
部装置に複数ページのページデータを連続的に出力する
ことが可能であり、従来に比べて連続ページ読み出し動
作時のデータ出力時間が大幅に短縮される。
【0079】以上のように、この第1の実施形態による
フラッシュメモリ装置によれば、第1ページデータバッ
ファ2および第2ページデータバッファ3を備え、ペー
ジ書き込み動作時およびページ読み出し動作時に、これ
らの第1ページデータバッファ2および第2ページデー
タバッファ3を交互に動作させるようにしていることに
より、連続ページ書き込み動作および連続ページ読み出
し動作を行う場合に、データ入力およびデータ出力を高
速に行うことができるという利点を得ることができる。
【0080】また、フラッシュメモリ装置と外部装置と
の間のデータ転送速度と、フラッシュメモリ装置の内部
のデータ転送速度とが大きく異なっていても、2つのペ
ージデータバッファでページデータを交互に転送する方
式により、外部転送ページデータバッファ、内部転送ペ
ージデータバッファとして各々転送速度を一致させるこ
とができる。
【0081】また、外部装置とのページデータ転送で転
送エラーが発生したときの再転送処理において、ページ
データバッファのデータのみを更新または再送信するだ
けで、誤り訂正回路およびフラッシュメモリセルアレイ
を動作させなくともよいので、再転送処理が高速化さ
れ、消費電力が低減されるという利点を得ることもでき
る。
【0082】次に、この発明の第2の実施形態について
説明する。図11に、この第2の実施形態によるフラッ
シュメモリ装置の構成例を示す。
【0083】図11に示すように、このフラッシュメモ
リ装置は、2つのフラッシュメモリセルアレイ7を有す
る。そして、これらの2つのフラッシュメモリセルアレ
イ7のそれぞれに、ページデータラッチ回路6および書
き込み/読み出し電圧制御回路9が接続されている。こ
の場合、これらの2つのフラッシュメモリセルアレイ7
には、互いにほぼ等しい記憶容量を有するものが用いら
れる。個々のフラッシュメモリセルアレイ7には、例え
ば、第1の実施形態によるフラッシュメモリ装置におけ
るフラッシュメモリセルアレイ7と同等の記憶容量を有
するものを用いることができる。
【0084】これらの2つのフラッシュメモリセルアレ
イ7は、スイッチSW5の設定状態により選択される。
この場合、スイッチSW5が端子iに設定されていると
きは、図11中、上側のフラッシュメモリセルアレイ7
が選択され、スイッチSW5が端子jに設定されている
ときは、図11中、下側のフラッシュメモリセルアレイ
7が選択される。
【0085】このフラッシュメモリ装置の上記以外の構
成は、第1の実施形態によるフラッシュメモリ装置と同
様であるので、説明を省略する。また、このフラッシュ
メモリ装置は、第1の実施形態によるフラッシュメモリ
装置と同様のページ書き込み動作およびページ読み出し
動作を行うことが可能である。
【0086】この第2の実施形態によるフラッシュメモ
リ装置によれば、第1の実施形態によるフラッシュメモ
リ装置と同様の利点を得ることができる。さらに、この
第2の実施形態によるフラッシュメモリ装置によれば、
複数のフラッシュメモリセルアレイ7を有することによ
り、ページ書き込み動作時に、これらの複数のフラッシ
ュメモリセルアレイ7に順にデータを書き込むようにす
ることにより、1つのフラッシュメモリセルアレイ7へ
のページデータの書き込み処理が、ページデータの入力
期間中(第1ページデータバッファ2または第2ページ
データバッファ3への転送期間中)に終了しない場合で
あっても、外部装置からのページデータ転送(データ入
力)のタイミングを遅らせることなく、連続ページ書き
込み動作を実行することができる。
【0087】以上この発明の実施形態について具体的に
説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定される
ものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変
形が可能である。例えば、上述の第1および第2の実施
形態において挙げた構成、ページ書き込み動作時および
ページ読み出し動作時におけるページデータ転送タイミ
ング、誤り訂正方式、数値などは一例に過ぎず、必要に
応じて、これらと異なる構成、ページデータ転送タイミ
ング、誤り訂正方式、数値などを用いてもよい。
【0088】具体的には、上述の第1および第2の実施
形態において、図3に示したフラッシュメモリセルアレ
イ7は一例に過ぎず、必要に応じて、これと異なる構成
のフラッシュメモリセルアレイを用いてもよい。また、
メモリセルとしては、3ビット以上のデータを記憶する
ものを用いることも可能である。また、第1ページデー
タバッファ2および第2ページデータバッファ3を構成
する単一のSRAMセルアレイ11は、例えばDRAM
セルアレイに置き換えてもよい。
【0089】また、上述の第2の実施形態において、フ
ラッシュメモリ装置は、3つ以上のフラッシュメモリセ
ルアレイ7を有するものであってもよい。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の第1の
発明による不揮発性半導体記憶装置によれば、第1のペ
ージデータバッファおよび第2のページデータバッファ
を交互に使用することにより、複数のページデータを連
続的に書き込む場合に、外部からのページデータ転送処
理、誤り訂正符号作成処理およびメモリセルアレイへの
ページデータ書き込み処理を多重化(パイプライン処
理)することができるので、複数ページのページデータ
を連続的に書き込む場合のデータ入力を高速に行うこと
ができる。
【0091】この発明の第2の発明による不揮発性半導
体記憶装置によれば、第1のページデータバッファおよ
び第2のページデータバッファを交互に使用することに
より、複数のページデータを連続的に読み出す場合に、
メモリセルアレイからのページデータ読み出し処理、誤
り訂正処理および外部へのページデータ転送処理を多重
化(パイプライン処理)することができるので、複数ペ
ージのページデータを連続的に読み出す場合のデータ出
力を高速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態によるフラッシュメ
モリ装置の構成例を示す略線図である。
【図2】この発明の第1の実施形態によるフラッシュメ
モリ装置において扱うページデータのデータ構造を説明
するための略線図である。
【図3】この発明の第1の実施形態によるフラッシュメ
モリ装置のフラッシュメモリセルアレイの構成例を示す
等価回路図である。
【図4】この発明の第1の実施形態によるフラッシュメ
モリ装置において、1つのメモリセルに2ビットからな
り4値をとるデータを記憶する場合の、メモリセルのし
きい値電圧分布とデータ内容との対応関係を説明するた
めの略線図である。
【図5】この発明の第1の実施形態によるフラッシュメ
モリ装置の第1ページデータバッファおよび第2ページ
データバッファの構成例を示す略線図である。
【図6】この発明の第1の実施形態によるフラッシュメ
モリ装置の第1ページデータバッファおよび第2ページ
データバッファにおけるページデータの転送タイミング
を説明するための略線図である。
【図7】この発明の第1の実施形態によるフラッシュメ
モリ装置のページ書き込み動作時におけるページデータ
の転送方向を説明するための略線図である。
【図8】この発明の第1の実施形態によるフラッシュメ
モリ装置のページ書き込み動作を説明するための略線図
である。
【図9】この発明の第1の実施形態によるフラッシュメ
モリ装置のページ読み出し動作時におけるページデータ
の転送方向を説明するための略線図である。
【図10】この発明の第1の実施形態によるフラッシュ
メモリ装置のページ読み出し動作を説明するための略線
図である。
【図11】この発明の第2の実施形態によるフラッシュ
メモリ装置の構成例を示す略線図である。
【図12】NAND型フラッシュメモリにおけるメモリ
セルアレイ構造を説明するための等価回路図である。
【符号の説明】
1・・・データ入出力回路、2・・・第1ページデータ
バッファ、3・・・第2ページデータバッファ、4・・
・誤り訂正エンコーダ、5・・・誤り訂正デコーダ、6
・・・ページデータラッチ回路、7・・・フラッシュメ
モリセルアレイ、8・・・転送タイミング制御回路、9
・・・書き込み/読み出し電圧制御回路、11・・・S
RAMセルアレイ、12・・・アドレスデコーダ、13
・・・入力データポート、14・・・出力データポー
ト、15・・・A側アドレスカウンタ、16・・・B側
アドレスカウンタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリセルにより構成されたメモ
    リセルアレイにページ単位でデータを書き込むようにし
    た不揮発性半導体記憶装置において、 外部から連続的にページデータを入力させるためのデー
    タ入力回路と、 上記データ入力回路と交互に接続され、上記データ入力
    回路から転送されるページデータを交互に記憶するため
    の第1のページデータバッファおよび第2のページデー
    タバッファと、 上記第1のページデータバッファおよび上記第2のペー
    ジデータバッファと交互に接続され、上記第1のページ
    データバッファおよび上記第2のページデータバッファ
    から交互に転送されるページデータを上記メモリセルア
    レイに転送すると共に、上記ページデータに基づいて誤
    り訂正符号を生成するための誤り訂正エンコーダとを有
    することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記メモリセルは2ビット以上の多値デ
    ータを記憶するものであることを特徴とする請求項1記
    載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記第1のページデータバッファおよび
    上記第2のページデータバッファは単一のメモリ手段に
    より構成され、上記第1のページデータバッファおよび
    上記第2のページデータバッファは、上記メモリ手段上
    のアドレス選択によって切り換えられることを特徴とす
    る請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記誤り訂正エンコーダと上記メモリセ
    ルアレイとの間に、上記メモリセルアレイに書き込むべ
    きページデータを格納するためのページデータラッチ回
    路を有することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 上記メモリセルが所定数、直列に接続さ
    れてNANDストリングを構成していると共に、上記メ
    モリセルアレイは、同一行のメモリセルが共通のワード
    線によって接続された複数の上記NANDストリングを
    有し、上記メモリセルアレイにページ単位でデータを書
    き込む場合には、選択されたワード線上のメモリセルに
    データが書き込まれることを特徴とする請求項1記載の
    不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 上記不揮発性半導体記憶装置は、複数の
    上記メモリセルアレイを有することを特徴とする請求項
    1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 複数のメモリセルにより構成されたメモ
    リセルアレイからページ単位でデータを読み出すように
    した不揮発性半導体記憶装置において、 上記メモリセルアレイから読み出されたページデータに
    対して同時に読み出された誤り訂正符号を用いて誤り訂
    正処理を行うための誤り訂正デコーダと、 上記誤り訂正デコーダと交互に接続され、上記誤り訂正
    デコーダから転送されるページデータを交互に記憶する
    ための第1のページデータバッファおよび第2のページ
    データバッファと、 上記第1のページデータバッファおよび上記第2のペー
    ジデータバッファと交互に接続され、上記第1のページ
    データバッファおよび上記第2のページデータバッファ
    から交互に転送されるページデータを外部に連続的に出
    力するためのデータ出力回路とを有することを特徴とす
    る不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 上記メモリセルは、2ビット以上の多値
    データを記憶するものであることを特徴とする請求項7
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 上記第1のページデータバッファおよび
    上記第2のページデータバッファは単一のメモリ手段に
    より構成され、上記第1のページデータバッファおよび
    上記第2のページデータバッファは、上記メモリ手段上
    のアドレス選択によって切り換えられることを特徴とす
    る請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 上記メモリセルアレイと上記誤り訂正
    エンコーダとの間に、上記メモリセルアレイから読み出
    されたページデータを格納するためのページデータラッ
    チ回路を有することを特徴とする請求項7記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 上記メモリセルが所定数、直列に接続
    されてNANDストリングを構成していると共に、上記
    メモリセルアレイは、同一行のメモリセルが共通のワー
    ド線によって接続された複数の上記NANDストリング
    を有し、上記メモリセルアレイからページ単位でデータ
    を読み出す場合には、選択されたワード線上のメモリセ
    ルからデータが読み出されることを特徴とする請求項7
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 上記不揮発性半導体記憶装置は、複数
    の上記メモリセルアレイを有することを特徴とする請求
    項7記載の不揮発性半導体記憶装置。
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