JPH11144397A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH11144397A
JPH11144397A JP32204197A JP32204197A JPH11144397A JP H11144397 A JPH11144397 A JP H11144397A JP 32204197 A JP32204197 A JP 32204197A JP 32204197 A JP32204197 A JP 32204197A JP H11144397 A JPH11144397 A JP H11144397A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アドレス情報が読み取れなかった際のデータ
の欠落を防止するとともに、読み取ったデータを格納す
るメモリの容量を少なくすることができるディスク再生
装置を提供すること。 【解決手段】 ディスク再生装置1は、デジタル信号処
理回路32、ショックプルーフメモリ34、ショックプ
ルーフメモリコントローラ36、システムコントローラ
50を含んで構成されている。システムコントローラ5
0は、コンパクトディスク10からデータとこれに対応
するアドレスを読み取る際に、信頼性のあるアドレスが
読み取れなかった場合にはアドレスを予測し、その後信
頼性のあるアドレスを読み取ったときにそれまでに予測
したアドレスの正誤を判定し、誤りであると判定した場
合には対応するデータを破棄して、データの再読み取り
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ショックプルーフ
メモリを備えることにより音切れや音飛びが生じないよ
うにしたディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(CD)には、音楽
データ(PCMデータ)と制御データがトラック(ピッ
ト列)に沿って内周側から外周側に向けてスパイラル状
に記録されている。また、コンパクトディスクに記録さ
れたデータの読み取りは、光ピックアップでトラックを
追跡することによりなされるが、芯振れに対する追跡は
主にトラッキングサーボによってなされ、トラックの進
行に対する追跡は主にスレッドサーボによってなされ
る。
【0003】ところで、上述したコンパクトディスクの
再生を行うディスク再生装置に大きな振動や衝撃が加わ
った場合には、上述したトラッキングサーボでは対応し
きれずにトラックジャンプが生じるため、音切れや音飛
びの原因となる。このような音切れや音飛びは、ショッ
クプルーフメモリを備えてショックプルーフ機能を利用
することで低減することができる。
【0004】ショックプルーフメモリを有するディスク
再生装置においては、コンパクトディスクに記録された
データを高速に(例えば4倍速で)読み出して所定の信
号処理を行い、抽出した音楽データをショックプルーフ
メモリに書き込むとともに、このショックプルーフメモ
リから音楽データを読み出して音楽の再生を行ってい
る。一般には、ショックプルーフメモリに音楽データを
書き込む速度が音楽データを再生する速度よりも速く設
定されているため、ショックプルーフメモリに常に音楽
データが蓄積され、大きな振動等によってコンパクトデ
ィスクからデータが読み取れずにデータの欠損が生じて
も、ショックプルーフメモリからは一定速度で音楽デー
タの読み出しが行えるようになっている。
【0005】図11および図12は、ショックプルーフ
メモリの音楽データの格納状態を示す図であり、図11
にはトラックジャンプが生じない通常の状態が、図12
には衝撃等によってトラックジャンプが生じた場合の状
態がそれぞれ示されている。これらの図において、横軸
は経過時間を、縦軸は格納された読み出し前のデータ量
を示している。
【0006】図11に示すように、コンパクトディスク
の再生を開始した直後は、コンパクトディスクから高速
(例えば4倍速)でデータが読み取られてショックプル
ーフメモリに対して音楽データの書き込みが行われると
ともに、所定の速度(等倍速)でショックプルーフメモ
リからの音楽データの読み出しが行われるため、ショッ
クプルーフメモリに蓄積されるデータ量はほぼ直線状に
増加する。そして、時間T11でメモリ容量の上限に相当
する所定のデータ量A1 に達すると、ショックプルーフ
メモリに対するデータの書き込みが中断される。次に、
コンパクトディスクからのデータの読み取り位置を戻し
て(例えば数トラック分戻して)、データの読み取りが
再開され、前回読み取ったデータの次のデータに達する
と、この間に生じた空き容量を用いてショックプルーフ
メモリに対するデータの書き込み動作が再開される。
【0007】ところが、途中でディスク再生装置に大き
な振動や衝撃が加わると、例えば図12に示すように時
間T12に衝撃等が加わってトラックジャンプが発生する
と、一時的にコンパクトディスクからデータが読み取れ
なくなるが、音楽の再生はショックプルーフメモリに蓄
積された音楽データを読み出すことにより行われるた
め、音切れや音飛びの発生を防止することができる。ト
ラックジャンプ発生前のアドレスをサーチして時間T13
でコンパクトディスクからのデータの読み取りが再開さ
れると、以後、図11に示した場合と同様に、コンパク
トディスクからの高速データ読み取りおよびショックプ
ルーフメモリに対する音楽データ書き込みがデータ量に
応じて断続して行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したシ
ョックプルーフ機能を用いた場合には、振動等によって
トラックジャンプが生じると、トラックジャンプが生じ
る前の位置に戻ってデータの読み取り動作が継続され、
ショックプルーフメモリに対するデータの書き込み動作
が継続される。したがって、トラックジャンプが生じる
前の読み取り位置としてのアドレス情報を管理する必要
があった。
【0009】このため、コンパクトディスクの表面に傷
等があってアドレス情報が読み取れない場合には、対応
する音楽データが正常な、または訂正可能なものであっ
ても、その音楽データを使用することはできず、ショッ
クプルーフメモリに対する書き込み動作が行われないた
め、ショックプルーフメモリを用いても音飛びや音切れ
は防止できないという問題がある。
【0010】また、アドレスが読み取れなかった場合に
は、この読み取れなかったアドレスの読み取りを繰り返
すことになるが、リトライの回数が増えれば、その分シ
ョックプルーフメモリの容量も大きくする必要がある。
【0011】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、アドレス情報が読み取れな
かった際のデータの欠落を防止するとともに、読み取っ
たデータを格納するメモリの容量を少なくすることがで
きるディスク再生装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のディスク再生装置は、データ読み取り
手段によってディスク型記録媒体からデータとこのデー
タに対応するアドレス情報を読み取った際に、読み取っ
たアドレス情報に信頼性がなかった場合には、読み取り
が期待されるアドレス情報をアドレス予測制御手段によ
って予測し、この予測したアドレス情報を用いてデータ
の格納が行われる。また、この予測したアドレス情報が
正しいものであるか否かの判定は、その後に信頼性のあ
るアドレス情報が読み取られたときに、この信頼性のあ
るアドレス情報とそれ以前に予測されたアドレス情報と
が所定の関係にあるか否かを予測アドレス判定手段によ
って調べることによって行われ、アドレス情報の予測が
誤りであった場合には、対応するデータの再読み取りが
行われる。
【0013】このように、本発明によれば、アドレス情
報が正しく読み取れなかったときにアドレス情報の予測
を行い、この予測したアドレス情報を用いてデータの格
納が行われ、その後に信頼性のあるアドレス情報が読み
取られた場合にこれに基づいて先に予測したアドレスの
正誤が判断され、予測したアドレス情報が誤りであると
判定された場合にのみデータの再読み取りが行われる。
したがって、ディスク型記録媒体の傷等によってアドレ
ス情報が読み取れなかった場合であっても、代わりに予
測したアドレス情報を用いてデータの格納動作が行われ
るため、アドレス情報が読み取れなかったときのデータ
の欠落を防止することができる。また、アドレス情報が
読み取れなかったときには、直ちにこのアドレス情報と
これに対応するデータの再読み取りを行うのではなく、
予測したアドレス情報を用いてデータの格納を行ってい
るため、データの再読み取りの回数を減らすことができ
る。
【0014】また、データの格納動作と並行してデータ
格納手段から所定速度でデータの読み出しが行われる場
合には、データの再読み取り回数が減れば、その分だけ
読み出し前のデータが減少する度合いを減らすことがで
き、データ格納手段の容量を小さくすることができる。
【0015】また、データ格納手段に格納された読み出
し前のデータ量が所定量より少なくなった場合には、再
読み取りが必要なデータの連続数が所定値よりも少ない
ようであれば、その都度データの再読み取りを行わず
に、データの読み取りを行う一連の動作を継続すること
が好ましい。これにより、データ格納手段に格納された
読み出し前のデータが空になって、所定速度でのデータ
の読み出しが不可能になることを抑制することができ
る。
【0016】特に、上述したアドレス情報を読み取り順
に連続するようにすれば、アドレス情報が読み取れなか
った場合であっても、本来であれば次に読み取りが期待
されるアドレス情報を容易に予測することができ、次に
信頼性のあるアドレス情報が読み取られたときに、それ
以前のアドレス情報との連続性を調べて予測したアドレ
ス情報との連続性を調べることにより予測したアドレス
情報が正しいものであったか否かを容易に判定すること
ができる。
【0017】また、上述したディスク型記録媒体として
はコンパクトディスクが考えられ、記録されたサブコー
ドのQチャンネルデータに含まれる情報をアドレス情報
とすることによって、アドレス情報の予測や予測したア
ドレス情報の正誤の判定を容易に行うことが可能とな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明を適用した一実施形態のデ
ィスク再生装置は、コンパクトディスクからのデータの
読み取り時にアドレス情報が読み取れなかった際にその
アドレス情報を予測すること、および、予測したアドレ
ス情報の正誤を判定し、誤っていた場合には再度データ
の読み取りを行うことに特徴がある。以下、本発明を適
用した一実施形態のディスク再生装置について、図面を
参照しながら説明する。
【0019】図1は、本発明を適用した一の実施形態の
ディスク再生装置の構成を示す図である。同図に示す本
実施形態のディスク再生装置1は、ディスク型記録媒体
としてのコンパクトディスク10に記録された信号を読
み取るためにスピンドルモータ12、光ピックアップ1
4、送りモータ16およびサーボ回路18と、読み取っ
た信号に対して所定の処理を行った後に音楽の再生を行
うためにRFアンプ30、デジタル信号処理回路32、
ショックプルーフメモリ34、ショックプルーフメモリ
コントローラ36、デジタルフィルタ38およびデジタ
ル−アナログ(D/A)変換回路40と、ディスク再生
装置1の全体を制御するシステムコントローラ50と、
利用者が各種の指示を入力する操作部52と、利用者に
よってコンパクトディスク10が装てんされたことを検
出するディスク装てん検出部20とを含んで構成されて
いる。
【0020】スピンドルモータ12は、コンパクトディ
スク10を一定(例えば、音楽の再生速度の4倍)の線
速度で回転させる。光ピックアップ14は、コンパクト
ディスク10に記録されたデータを検出するものであ
り、通常は半導体レーザとホトダイオードとを組み合わ
せて用いている。送りモータ16は、光ピックアップ1
4をコンパクトディスク10の径方向に移動させるもの
である。
【0021】サーボ回路18は、上述したスピンドルモ
ータ12および送りモータ16を駆動するとともに、光
ピックアップ14に内蔵されたフォーカスレンズ(図示
せず)を動かすことにより半導体レーザの焦点位置をコ
ンパクトディスク10の記録面と垂直方向に移動させ
る。また、サーボ回路18は、コンパクトディスク10
からのデータの読み取りに必要な各種のサーボ(フォー
カスサーボ、トラッキングサーボ、回転サーボ)制御を
行う。
【0022】RFアンプ30は、光ピックアップ14の
検出信号に基づいて、EFM(Eight to Fourteen Modu
lation)信号、フォーカスエラー信号、CLV(Consta
nt Linear Velocity)制御信号等を作成するものであ
り、ディスク再生装置1に大きな振動や衝撃等が加わっ
てトラックジャンプが発生すると、トラックジャンプ検
出信号を出力する機能も有している。デジタル信号処理
回路部32は、RFアンプ30から出力されるEFM信
号に対して、同期検出およびEFM復調を行った後、C
IRC(Cross Interleaved Reed-Solomon Code )デコ
ード処理を行い、制御データやデジタルの音楽データを
出力する。
【0023】ショックプルーフメモリ34は、デジタル
信号処理回路32から出力されるデジタルの音楽データ
等を一時記憶するためのものであり、一般にはDRAM
が用いられる。ショックプルーフメモリコントローラ3
6は、ショックプルーフメモリ34に対するデータの読
み書きを制御するものであり、デジタル信号処理回路3
2から出力される音楽データ等をショックプルーフメモ
リ34に対して書き込む動作と、この書き込まれた音楽
データ等を一定速度で読み出す動作を並行して行ってい
る。また、ショックプルーフメモリコントローラ36
は、ショックプルーフメモリ34に格納された読み出し
前のデータ量が所定量以上になったときにデータフル通
知(例えばショックプルーフメモリ34の容量の上限値
に近い値以上になったとき)を出力し、データ量が所定
量以下になったときにデータエンプティ通知(例えばシ
ョックプルーフメモリ34の容量の1/3以下になった
とき)を出力する。
【0024】デジタルフィルタ38は、ショックプルー
フメモリコントローラ36の制御によってショックプル
ーフメモリ34から読み出された音楽データに対してオ
ーバーサンプリングを行って、信号外帯域の周波数成分
を減少させる。D/A変換回路40は、デジタルフィル
タ38を介して入力される音楽データをアナログ信号に
変換して音楽の再生を行う。再生されたアナログ信号
は、図示しないオーディオアンプを介してスピーカから
出力される。
【0025】システムコントローラ50は、サーボ回路
18に対して各種のサーボ指令を出力したり、デジタル
信号処理回路32から出力される制御データであるTO
C(Table of Contents )情報やQチャンネルデータ等
を受け取って解析することにより音楽再生に必要な各種
の制御を行う。また、システムコントローラ50は、デ
ジタル信号処理回路32から入力されたQチャンネルデ
ータに含まれるアドレス情報としての「絶対時間」デー
タと予測フラグを、対応する音楽データとともにショッ
クプルーフメモリ34に格納する。システムコントロー
ラ50は、RFアンプ30からトラックジャンプ検出信
号が入力されると、その時点で、デジタル信号処理回路
32から入力されたアドレス情報をショックプルーフメ
モリ34に記憶するとともに、ショックプルーフメモリ
コントローラ36に対してトラックジャンプ発生通知を
行い、その後、光ピックアップ14をジャンプ前の位置
に戻す復帰制御を行い、復帰完了後に復帰通知をショッ
クプルーフメモリコントローラ36に向けて出力する。
【0026】また、システムコントローラ50は、アド
レス情報の読み取り可否を判定する。その結果、アドレ
ス情報が読み取り不可である場合、すなわち、信頼性の
あるアドレス情報が読み取れなかった場合は、そのアド
レス情報を予測し、対応する音楽データをショックプル
ーフメモリ34に格納する。また、アドレス情報が読み
取り可能である場合は、アドレス情報の連続性を判定
し、連続性が欠如しているときは、直前の正しく読み取
ることができたアドレス情報以降のアドレス情報に対応
する音楽データを再度読み取ってショックプルーフメモ
リ34に格納する。
【0027】上述した光ピックアップ14、RFアンプ
30、デジタル信号処理回路32、システムコントロー
ラ50がデータ読み取り手段およびデータ再読み取り手
段に、ショックプルーフメモリ34、ショックプルーフ
メモリコントローラ36がデータ格納手段に、システム
コントローラ50がアドレス予測制御手段、予測アドレ
ス判定手段にそれぞれ対応している。
【0028】次に、Qチャンネルデータについて説明す
る。図2は、コンパクトディスク10の一般的なフレー
ムフォーマットを示す図である。同図に示すように、コ
ンパクトディスク10に記録されたデータの1フレーム
は588ビットで構成されており、この1フレームには
先頭から順に24ビットの同期パターン、1シンボル
(=14ビット)のサブコード、12シンボル(=12
×14ビット)のデータと4シンボル(=4×14)の
パリティとの組み合わせが2つ含まれている。ここで、
1シンボルのサブコードには、P、Q、R、S、T、
U、V、Wの8ビットが含まれており、この中のPおよ
びQの2ビットが曲の頭出しや各種の制御のために用い
られ、残りのR〜Wの6ビットが映像表示等の目的で用
いられている。
【0029】図3は、サブコードフレームのフォーマッ
トを示す図である。同図に示すように、各フレームに含
まれるサブコードが、98フレーム分集まって1つのブ
ロックを作っている。実際には、先頭の2フレームには
EFMの変換表にない同期パターンS0 とS1 (各14
ビット)が含まれており、サブコードとしては96×8
ビットで1つのブロックが構成される。ここで、サブコ
ードのPチャンネルは、例えば音楽用CDの場合には音
楽と音楽の間だけ“1”となるものであり、大まかな頭
出しのために用いられる。また、サブコードのQチャン
ネルは、細かな制御を行うためのものであり、コンパク
トディスク10に記録されたデータ種別等の各種情報が
含まれている。
【0030】図4は、サブコードの中のQチャンネルの
フレーム構造を示す図である。上述したように1ブロッ
クに含まれる96ビットのQチャンネルデータが1フレ
ームを構成しており、先頭の4ビット(Q1 〜Q4 )が
「コントロール部」に、次の4ビット(Q5 〜Q8 )が
「アドレス部」に、その次の72ビット(Q9 〜Q80)
が「データ」に、残りの16ビット(Q81〜Q96)がC
RC(Cyclic Redundancy Code)に割り当てられてい
る。
【0031】図5は、Qチャンネルデータの「データ」
部分の詳細構造を示す図である。同図において、楽章番
号(TNO)は、コンパクトディスク10に記録された
各楽章を特定するための番号であり、01〜99の値を
とる。インデックス(X)は、楽章をさらに細分化する
ための番号であり、01〜99の値をとる。楽章内の経
過時間は、分(MIN)、秒(SEC)、フレーム番号
(FRAME)から構成されており、フレーム番号(F
RAME)は1秒間に含まれている音楽データを特定す
るための番号である。ここで、分(MIN)は00〜7
4、秒(SEC)は00〜59、フレーム番号(FRA
ME)は00〜74の値をとる。すなわち、1秒間には
75個の音楽データが存在することになる。絶対時間
(アドレス)も楽章内の経過時間と同様に、分(AMI
N)、秒(ASEC)、フレーム番号(AFRAME)
から構成されており、それぞれ、分(AMIN)は00
〜74、秒(ASEC)は00〜59、フレーム番号
(AFRAME)は00〜74の値をとる。したがっ
て、システムコントローラ50は、このQチャンネルデ
ータを調べることによって音楽データを特定することが
できる。上述したように、本実施形態では、図5に示す
「絶対時間」をアドレス情報として用いている。
【0032】図6は、ショックプルーフメモリ34に格
納されるデータを示す図である。同図に示すように、シ
ョックプルーフメモリ34には、「音楽データ」の他
に、対応する絶対時間を示す「アドレス」と、このアド
レスが予測されたものであるか否かを示す「予測フラ
グ」とが格納されている。この予測フラグによって、各
々のアドレスが正しく読み取られた信頼性のあるもの
(例えば予測フラグは“0”)か、予測して得られた信
頼性のないもの(例えば予測フラグは“1”)かを判断
することができる。
【0033】次に、本実施形態のディスク再生装置1の
動作手順を説明する。図7は、ディスク再生装置1の動
作手順を示す流れ図であり、例えば、コンパクトディス
ク10が装てんされたことを自動的に検出して再生動作
を開始した場合の動作が示されている。なお、以下にお
いては、説明を簡単にするためにアドレスを「01」、
「02」等と表すこととする。
【0034】まず、システムコントローラ50は、コン
パクトディスク10からのデータの読み取りを行う(ス
テップ101)。具体的には、サーボ回路18によって
回転サーボ、フォーカスサーボおよびトラッキングサー
ボがかかった状態でコンパクトディスク10から所定速
度(例えば4倍速)でデータが読み取られると、デジタ
ル信号処理回路32は、所定の復調処理およびデコード
処理を行ってアドレスや音楽データ等を出力する。シス
テムコントローラ50は、このデジタル信号処理回路3
2から出力されるアドレス等を読み取る。
【0035】次に、システムコントローラ50は、デジ
タル信号処理回路32から出力されたデータをショック
プルーフメモリ34に格納することができるか否かを判
定する(ステップ102)。具体的には、システムコン
トローラ50は、ショックプルーフメモリコントローラ
36からデータフル通知が出力されたか否かを監視して
おり、データフル通知が出力されていなければ読み取っ
たデータの格納が可能であると判断して、次にアドレス
の読み取り可否判定(ステップ103)を行う。また、
データフル通知が出力された場合は、コンパクトディス
ク10からのデータの読み取りを中断し(ステップ11
1)、コンパクトディスク10のデータの読み取り位置
を数トラック戻す(ステップ112)。その後、システ
ムコントローラ50は、データの読み取りを再開し(ス
テップ113)、さらに、前回読み取ったデータの次の
データに達したか否かを判定する(ステップ114)。
前回読み取ったデータの次のデータに達するまでにはあ
る程度の時間がかかるため、ショックプルーフメモリコ
ントローラ36から出力されていたデータフル通知は解
除されており、次にアドレスの読み取り可否判定(ステ
ップ103)に移行する。
【0036】アドレス読み取り可否判定(ステップ10
3)の結果、アドレスを読み取ることができない場合、
例えばコンパクトディスク10の表面に傷があって信頼
性のあるアドレスの読み取りができない場合には、シス
テムコントローラ50は、この読み取ることができない
アドレスを予測する(ステップ104)。具体的には、
システムコントローラ50は、直前に読み取った、ある
いは直前に予測したアドレスの次のアドレスを、新たに
予測したアドレスとして設定する。なお、このようにし
て予測したアドレスは、その時点ではその正誤が判定さ
れていないため未確定アドレスとして扱われる。
【0037】次に、ショックプルーフメモリコントロー
ラ36は、この未確定アドレスと予測フラグ(ここでは
アドレスが未確定アドレスであることを示すフラグ
“1”)を対応する音楽データとともにショックプルー
フメモリ34に格納する(ステップ105)。例えば、
現在、ショックプルーフメモリ34にアドレス「0
1」、「02」が格納されているときに、次に読み取っ
たアドレスが読み取り不可であった場合は、そのアドレ
スを「03」と予測して、予測フラグには、未確定アド
レスであることを示す“1”を設定する。その後、再
び、システムコントローラ50は、コンパクトディスク
10からのデータの読み取り(ステップ101)を行
う。
【0038】また、信頼性のあるアドレスを読み取るこ
とができた場合(ステップ103で肯定判断の場合)
は、システムコントローラ50は、読み取ったアドレス
に連続性があるか否かを判定する(ステップ121)。
具体的には、システムコントローラ50は、読み取った
アドレスと、その前に読み取ったあるいはその前に予測
したアドレスとが連続しているか否かを調べることによ
り連続性の有無を判定する。例えば、現在、ショックプ
ルーフメモリ34にアドレス「01」、「02」が格納
されているときに、次に読み取ったアドレスが「03」
であった場合は「連続性あり」と判定されるが、「0
3」以外のアドレスであった場合は「連続性なし」と判
断される。
【0039】連続性がある場合(ステップ121で肯定
判断の場合)は、システムコントローラ50は、ショッ
クプルーフメモリ34に未確定アドレスが格納されてい
るか否かを判定する(ステップ122)。具体的には、
システムコントローラ50は、ショックプルーフメモリ
34に格納されている予測フラグを調べて、“1”の予
測フラグが存在すれば未確定アドレスが格納されている
と判断し、“1”の予測フラグが存在しなければ未確定
アドレスが格納されていないと判断する。
【0040】ショックプルーフメモリ34に未確定アド
レスが格納されていない場合は、システムコントローラ
50の指示に従って、ショックプルーフメモリコントロ
ーラ36は、読み取ったアドレスと予測フラグ(ここで
は確定アドレスであることを示すフラグ“0”)を対応
する音楽データとともにショックプルーフメモリ34に
格納する(ステップ105)。
【0041】また、ショックプルーフメモリ34に未確
定アドレスが格納されている場合は、システムコントロ
ーラ50は、その予測フラグを“1”から“0”に書き
換える(ステップ123)。すなわち、ショックプルー
フメモリ34に格納されている未確定アドレスを確定ア
ドレスに変更する。さらに、システムコントローラ50
の指示に従って、ショックプルーフメモリコントローラ
36は、読み取ったアドレスと予測フラグ(ここでは、
確定アドレスであることを示すフラグ“0”)を対応す
る音楽データとともにショックプルーフメモリ34に格
納する(ステップ105)。データ格納後、システムコ
ントローラ50は、再び、コンパクトディスク10から
のデータの読み取り(ステップ101)を行う。
【0042】また、読み取ったアドレスに連続性がない
場合(ステップ121で否定判断の場合)は、システム
コントローラ50は、ショックプルーフメモリ34に格
納されているアドレス、予測フラグ、音楽データに破棄
すべきデータがあるか否かを判定する(ステップ13
1)。具体的には、システムコントローラ50は、ショ
ックプルーフメモリ34に格納されているアドレスと予
測フラグを調べて、予測フラグに“1”が設定された未
確定アドレスが存在するか否かを判定する。例えば、現
在、ショックプルーフメモリ34にアドレス「01」〜
「03」が格納されており、「01」と「02」が確定
アドレス、「03」が未確定アドレスであるときは、予
測フラグに“1”が設定された未確定アドレス「03」
が存在するため、上述したステップ131において、肯
定判断がされる。該当する未確定アドレスが存在する場
合には、システムコントローラ50の指示に従って、シ
ョックプルーフメモリコントローラ36は、その未確定
アドレス、予測フラグ、対応する音楽データをショック
プルーフメモリ34から破棄する(ステップ132)。
【0043】次に、システムコントローラ50は、コン
パクトディスク10からのデータの読み取りを中断し
(ステップ133)、コンパクトディスク10のデータ
の読み取り位置を数トラック分戻した後に(ステップ1
34)、データの読み取りを再開し(ステップ13
5)、ショックプルーフメモリ34に格納されている最
大アドレスを有するデータの次のデータに達したか否か
を判定する(ステップ136)。最大アドレスを有する
データの次のデータに達すると、システムコントローラ
50は、再び、アドレス読み取り可否判定(ステップ1
03)を行う。
【0044】図8は、上述した動作手順によってショッ
クプルーフメモリ34に格納されるアドレスおよび予測
フラグの具体例を示す図である。図8(a)に示すよう
に、現在、アドレス「01」と「02」がショックプル
ーフメモリ34に格納されているものとする。ここで、
これらはいずれも確定アドレスである。3番目に読み取
ったデータのアドレスが読み取り不可であった場合は、
アドレス予測が行われる。すなわち、図8(b)に示す
ように、アドレス「03」とこのアドレスが未確定アド
レスであることを示す予測フラグ“1”が設定されてシ
ョックプルーフメモリ34に格納される。
【0045】次に、4番目に読み取ったデータのアドレ
スが「04」である場合は、アドレスに連続性があり、
かつ、未確定アドレス「03」が存在するため、未確定
アドレス「03」の予測フラグが書き換えられて、さら
に、アドレス「04」は確定アドレスとして設定され
る。すなわち、図8(c)に示すように、それぞれのア
ドレスと予測フラグが設定されてショックプルーフメモ
リ34に格納される。
【0046】また、4番目に読み取ったデータのアドレ
スが「04」以外(例えば「05」)である場合は、ア
ドレスに連続性がなく、かつ、未確定アドレス「03」
が存在するため、この未確定アドレス「03」、予測フ
ラグ、対応する音楽データが破棄される。すなわち、図
8(d)に示すように、未確定アドレス「03」と対応
する予測フラグが破棄される。その後、アドレス「0
3」以降のデータの再読み取りが行われる。
【0047】このように、本実施形態のディスク再生装
置1によれば、コンパクトディスク10から信頼性のあ
るアドレスを読み取ることができなかった場合は、直前
のアドレス(ショックプルーフメモリ34に格納されて
いる最大のアドレス)に基づいて、読み取ることが期待
されるアドレスを予測し、この予測したアドレスに対応
する音楽データをショックプルーフメモリ34に格納す
る。そして、その後信頼性のあるアドレスを読み取った
ときに、先に予測したアドレスの正誤を判定し、誤りで
あると判定された場合にのみデータの再読み取りを行っ
ている。したがって、アドレスが読み取れなかった場合
であっても予測したアドレスを用いてデータの格納が行
われるため、コンパクトディスク10表面の傷等によっ
て読み取り対象のアドレスが修復不可能な状態にあって
も、対応するデータの読み取りを行うことができ、従来
であればアドレスが読み取れなかったときに発生する音
飛びや音切れを防止することができる。
【0048】また、アドレスの予測が誤りであると判断
された場合にのみデータの再読み取りが行われるため、
データの再読み取り回数を減らすことができ、ショック
プルーフメモリ34の容量を小さくすることができる。
【0049】ところで、上述した動作手順においては、
予測したアドレスが誤りであった場合は、無条件にデー
タの再読み取りを行った。しかし、再読み取りを行って
いる間はショックプルーフメモリ34に対するデータの
格納は動作が中断された状態で、一定速度でのデータの
読み出しのみが行われるため、ショックプルーフメモリ
34に格納されているデータ量が少ないと、再読み取り
を行っているうちに格納データが全て読み出されて音声
の再生が中断されるおそれがある。そこで、ショックプ
ルーフメモリ34に格納されているデータ量が少ない場
合は、単発的なデータの欠落を許容して、データの再読
み取りを行わずに音声再生の中断を防止するようにして
もよい。
【0050】図9は、ディスク再生装置1の動作手順の
変形例を示す流れ図である。同図においては、データの
読み取り(ステップ101)から該当データの破棄(ス
テップ132)までの動作は、図7に示したデータの読
み取り(ステップ101)から該当データの破棄(ステ
ップ132)までの動作に対応しており、同じ内容の処
理が実施される。
【0051】システムコントローラ50は、破棄データ
の存在判定(ステップ131)で否定判断された場合、
または、データ破棄(ステップ132)がされた場合
は、ショックプルーフメモリ34に格納されたデータ量
が所定量以上(例えば、全容量の1/3以上)であるか
否かを判定する(ステップ132a)。具体的には、シ
ステムコントローラ50は、ショックプルーフメモリコ
ントローラ36からデータエンプティ通知が出力された
か否かを監視しており、データエンプティ通知が出力さ
れていればショックプルーフメモリ34の格納データ量
が全容量の1/3未満であると判断し、データエンプテ
ィ通知が出力されていなければ、ショックプルーフメモ
リ34の格納データ量が全容量の1/3以上であると判
断する。格納データ量が全容量の1/3以上の場合は、
データ読み取り中断(ステップ133)から最大アドレ
スを有するデータの次のデータに達したか否かの判定
(ステップ136)までの動作を行う。なお、これらの
動作は、図7に示したデータ読み取り中断(ステップ1
33)から最大アドレスを有するデータの次のデータに
達したか否かの判定(ステップ136)までの動作に対
応しており、同じ内容の処理が実施される。その後、シ
ステムコントローラ50は、再び、アドレス読み取り可
否判定(ステップ103)を行う。
【0052】また、格納データ量が全容量の1/3未満
の場合には、システムコントローラ50は、欠落データ
が存在するか否かを判定する(ステップ241)。例え
ば、現在、ショックプルーフメモリ34にアドレス「0
3」、「04」が格納されているときに、アドレス「0
5」を読み取った場合は欠落データは存在しないと判断
し、「06」以上のアドレスを読み取った場合は欠落デ
ータが存在すると判断する。
【0053】欠落データが存在しない場合は、システム
コントローラ50の指示に従って、ショックプルーフメ
モリコントローラ36は、読み取ったアドレスと予測フ
ラグ(確定アドレスであることを示すフラグ“0”)を
対応する音楽データとともにショックプルーフメモリ3
4に格納する(ステップ143)。
【0054】また、欠落データが存在する場合は、シス
テムコントローラ50は、その欠落データの読み取りが
必要か否かを判定する(ステップ142)。具体的に
は、システムコントローラ50は、例えば、利用者が聞
いてもそれ程違和感を感じないようなデータの欠落の場
合(例えば欠落データの連続数が2個以内の場合)は、
その欠落データを読み取る必要がないと判断し、そうで
ない場合(3個以上連続して欠落データが生じている場
合)は、その欠落データを読み取る必要があると判断す
る。欠落データの連続が2個以内であれば、欠落データ
の読み取りは行われず、システムコントローラ50の指
示に従って、ショックプルーフメモリコントローラ36
は、読み取ったアドレスと予測フラグ(確定アドレスで
あることを示すフラグ“0”)を対応する音楽データと
ともにショックプルーフメモリ34に格納する(ステッ
プ143)。次に、システムコントローラ50は、再
び、コンパクトディスク10からのデータの読み取り
(ステップ201)を行う。
【0055】また、欠落データが3個以上連続している
場合(ステップ142で肯定判断の場合)は、データ読
み取り中断(ステップ133)から最大アドレスを有す
るデータの次のデータに達したか否かの判定(ステップ
136)までの動作が行われれ、その後、システムコン
トローラ50は、再び、アドレス読み取り可否判定(ス
テップ103)を行う。
【0056】図10は、上述した動作手順の変形例によ
ってショックプルーフメモリ34に格納されるアドレス
および予測フラグの具体例を示す図である。図10
(a)に示すように、現在、アドレス「03」と「0
4」が格納されているものとする。ここで、アドレス
「03」は確定アドレスであり、アドレス「04」は未
確定アドレスである。3番目に読み取ったデータのアド
レスが「06」である場合は、アドレスに連続性がな
く、かつ、未確定アドレス「04」が存在するため、未
確定アドレス「04」、予測フラグ、対応する音楽デー
タが破棄される。すなわち、図10(b)に示すよう
に、未確定アドレス「04」と対応する予測フラグが破
棄される。さらに、ショックプルーフメモリの格納デー
タ量が全容量の1/3未満である場合は、欠落データの
アドレスは「04」と「05」、すなわち2個連続して
いるだけであるので、これらのデータの再読み取りは行
われずに、図10(c)に示すように読み取り済みのア
ドレス「06」が確定アドレスとして設定されてショッ
クプルーフメモリ34に格納される。
【0057】また、3番目に読み取ったデータのアドレ
スが「07」である場合は、「06」の場合と同様に、
図10(d)に示すように、未確定アドレス「04」、
予測フラグ、対応する音楽データが破棄される。さら
に、欠落データのアドレスは「04」から「06」ま
で、すなわち3個連続しているので、図10(e)に示
すように、ショックプルーフメモリ34の格納データ量
にかかわらずアドレス「04」以降のデータが読み取ら
れる。
【0058】このように、利用者が聴いてもそれ程違和
感を感じないようなデータの欠落であれば、データの再
読み取りを行わないようにすることにより、ショックプ
ルーフメモリ34に格納された全てのデータが読み出さ
れて音声再生が中断してしまうことを防止することがで
きる。
【0059】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。たとえば、上述したディスク再生装置は
コンパクトディスク10に記録された音楽を再生するよ
うにしたが、ミニディスク(MD)やデジタルビデオデ
ィスク(DVD)などを再生するディスク再生装置に適
用することもできる。
【0060】また、上述した実施形態のディスク再生装
置1では、データフル通知が出力されるまでは、4倍速
で記録信号の読み取りおよびショックプルーフメモリ3
4に対するデータの書き込みを行うようにしたが、ショ
ックプルーフメモリ34からのデータの読み出し速度よ
りも速い速度であれば4倍速以外の速度であってもよ
い。
【0061】また、上述した実施形態では、コンパクト
ディスク10として音楽が記録されている音楽用CDを
用いた場合を説明したが、ナビゲーションシステム等で
用いる各種のデータが記録されたCD−ROMからデー
タの読み取りを行う場合に適用することもできる。
【0062】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、ディ
スク型記録媒体の傷等によってアドレス情報が読み取れ
なかった場合であっても、代わりに予測したアドレス情
報を用いてデータの格納動作が行われるため、アドレス
情報が読み取れなかったときのデータの欠落を防止する
ことができる。また、アドレス情報が読み取れなかった
ときに、直ちにこのアドレス情報とこれに対応するデー
タの再読み取りを行うのではなく、予測したアドレス情
報を用いてデータの格納を行っているため、データの再
読み取りの回数を減らすことができる。
【0063】また、データの格納動作と並行してデータ
格納手段から所定速度でデータの読み出しが行われる場
合には、データの再読み取り回数が減れば、その分だけ
読み出し前のデータが減少する度合いを減らすことがで
き、データ格納手段の容量を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態のディスク再生装
置の構成を示す図である。
【図2】コンパクトディスクの一般的なフレームフォー
マットを示す図である。
【図3】サブコードフレームのフォーマットを示す図で
ある。
【図4】サブコードのQチャンネルのフレーム構造を示
す図である。
【図5】Qチャンネルに含まれるデータの詳細構造を示
す図である。
【図6】ショックプルーフメモリに格納されるデータを
示す図である。
【図7】ディスク再生装置の動作手順を示す流れ図であ
る。
【図8】ディスク再生装置の動作手順によってショック
プルーフメモリに格納されるアドレスおよび予測フラグ
の具体例を示す図である。
【図9】ディスク再生装置の動作手順の変形例を示す流
れ図である。
【図10】ディスク再生装置の動作手順の変形例によっ
てショックプルーフメモリに格納されるアドレスおよび
予測フラグの具体例を示す図である。
【図11】従来のディスク再生装置に用いられているシ
ョックプルーフメモリに格納された読み出し前のデータ
量を示す図である。
【図12】従来のディスク再生装置に用いられているシ
ョックプルーフメモリに格納された読み出し前のデータ
量を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスク再生装置 10 コンパクトディスク 12 スピンドルモータ 14 光ピックアップ 16 送りモータ 18 サーボ回路 20 ディスク装てん検出部 30 RFアンプ 32 デジタル信号処理回路 34 ショックプルーフメモリ 36 ショックプルーフメモリコントローラ 38 デジタルフィルタ 40 D/A変換回路 50 システムコントローラ 52 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 3/06 305 G06F 3/06 305K G11B 20/10 321 G11B 20/10 321Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク型記録媒体からデータおよびこ
    のデータに対応するアドレス情報の読み取りを行うデー
    タ読み取り手段と、 前記データ読み取り手段によって読み取られた前記デー
    タを格納するデータ格納手段と、 前記データ読み取り手段によって読み取られたアドレス
    情報に信頼性がない場合に、それまでに読み取ったアド
    レス情報に基づいて、読み取りが期待されるアドレス情
    報を予測し、この予測したアドレス情報に対応する前記
    データを前記データ格納手段に格納する制御を行うアド
    レス予測制御手段と、 前記アドレス予測制御手段によって、アドレス情報の予
    測が行われた後に、前記データ読み取り手段によって信
    頼性のある前記アドレス情報が読み取られたときに、こ
    の信頼性のあるアドレス情報に基づいて前記予測したア
    ドレス情報の正誤を判定する予測アドレス判定手段と、 前記予測アドレス判定手段によって、前記予測したアド
    レス情報が誤りであると判定されたときに、この誤りで
    あったアドレス情報に対応して読み取った前記データの
    再読み取りを前記データ読み取り手段に指示するデータ
    再読み取り指示手段と、 を備えることを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記データ格納手段からは、所定の読み出し速度でデー
    タが読み出されることを特徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記データ再読み取り指示手段は、前記データ格納手段
    に格納された読み出し前のデータ量が所定量より少ない
    場合であって、再読み取りが必要なデータの連続数が所
    定値よりも少ない場合には、前記データ読み取り手段に
    データの再読み取りの指示を出さないことを特徴とする
    ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記アドレス予測制御手段は、それまでに読み取った前
    記アドレス情報に連続するアドレス情報を前記予測した
    アドレス情報とすることを特徴とするディスク再生装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記予測アドレス判定手段は、前記予測したアドレス情
    報とその後に読み取った信頼性のある前記アドレス情報
    とが連続しているか否かに基づいて、前記予測したアド
    レス情報の正誤を判定することを特徴とするディスク再
    生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記アドレス情報は、前記ディスク型記録媒体としての
    コンパクトディスクに記録されたサブコードのQチャン
    ネルデータに含まれることを特徴とするディスク再生装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005057576A1 (ja) * 2003-12-11 2005-06-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 信号処理回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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