JPH11144388A - ディジタル信号処理回路 - Google Patents

ディジタル信号処理回路

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JPH11144388A
JPH11144388A JP9301831A JP30183197A JPH11144388A JP H11144388 A JPH11144388 A JP H11144388A JP 9301831 A JP9301831 A JP 9301831A JP 30183197 A JP30183197 A JP 30183197A JP H11144388 A JPH11144388 A JP H11144388A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体から読み取られた1ビットシリアル
形式のデータに対しnビットにシリアル−パラレル変換
を行い、そのnビットデータ中に含まれて伝送される同
期パターンを正しく検出すると共に、正しいデータ復調
を行うこと。 【解決手段】 少なくとも、伝送されるnビットデータ
に対しデータシフトを行うn個のシフトレジスタと、同
期パターンのデコードを行うn個のデコード手段と、n
個のデコード手段からの検出状況から同期パターン検出
を判定する判定手段と、データ復調を行うビット列の組
み合せを選択する選択手段と、復調データのラッチタイ
ミング生成手段と、データ復調手段とを有し、選択手段
は、n個のデコーダのデコード状態から復調データビッ
トの選択を行い、タイミング生成手段は、判定手段から
の同期パターン検出毎にラッチタイミングを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル信号処理
回路に関し、特に、記録媒体から読み取られ、ディジタ
ル化された1ビットシリアルデータに含まれて連続的に
伝送される同期信号などの特定パターンを検出し、同期
パターン以降に連続的に伝送されるディジタルデータに
対してデータ復調を行い、元のディジタルデータを再生
するディジタル信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この類のディジタル信号処理回路
の一例としてCD(Compact Disk)が挙げられる。この
CDは、「CD−オーディオからパソコンへ」;真利藤
雄監修,林謙二編著,コロナ社;p13〜p15、p6
2〜p63に記載の技術のように、ディスクに記録する
時系列的に並んだディジタルデータに対し、8ビット単
位のデータで1フレームを構成し、誤り訂正符号の付
加、フレーム間のインターリーブ、サブコード付加を行
った後、8ビット単位のデータを14ビット単位に変調
するEFM(Eight to Fourteen Modulation)と呼ばれ
る変調が行われ、マージン3ビットを付加する。マージ
ンビット付加後の17ビット単位のデータ複数で構成さ
れるフレーム単位で、同期信号に相当するパターンを付
加し、その後、1ビットシリアルデータとしてディスク
上の記録ピットとして記録する。
【0003】ディスク再生時には、ピックアップによっ
て読み取られたディスク再生信号が、PLL(Phase Lo
cked Loop )を介しビットクロックに同期した“0”、
“1”の1ビットシリアル形式のデータとして伝送され
てくる。このシリアルデータ列に対しシリアル−パラレ
ル変換を行い、リードデータ列中に含まれる同期パター
ンを検出する。また、同期パターン検出後のシリアルデ
ータ列に対し、14ビットのパラレルデータへ変換し、
復調処理を介して元の8ビット単位のデータに復調し
て、メモリ(RAM:Random Access Memory)に書込ま
れる。この後、メモリのリード、ライトを制御し、訂正
符号の復号による誤り訂正、デインターリーブ処理が実
行され、元の時系列データが再生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術は、
同期信号の検出を行い復調データを得るため、シリアル
−パラレル変換を行うシフトレジスタと、同期パターン
をデコードするデコーダと、復調処理を行う復調手段
と、復調後のデータを一旦ラッチするデータラッチと、
復調データのラッチタイミングを生成するタイミング生
成手段と、メモリへの復調データの書込み、読み出し制
御を行うメモリ制御手段とが必要である。
【0005】また、近年開発が進んでいるコンピュータ
用の記録メディア用途のCD−ROM装置やDVD装置
は、再生データの高転送レート化の競争が激化してお
り、これに伴い、CD−ROMディスクやDVDディス
クの再生に必要なディジタル信号処理を行う半導体チッ
プは、動作クロック周波数の増加のため消費電力が増加
傾向にある。
【0006】この半導体チップの消費電力増加を押さえ
ると同時に、データの高転送レートを確保するため、例
えば図2に示すように、ディスクから再生された1ビッ
トシリアル形式のビットデータとそれに同期した周期f
(fは自然数)のビットクロックに対し、2ビットのシ
フトレジスタでシリアル−パラレル変換を行い、変換後
の2ビットのリードデータを、ビットクロックの(2×
f)周期のリードクロックの立上がり、立ち下がりそれ
ぞれに同期させて伝送し、この2ビットリードデータに
対して同期パターンの検出、データ復調を行う。この場
合、(2×f)周期のリードクロック1クロックにつき
2ビットのデータ伝送を行うことができる。よって、上
記同期パターンの検出、復調処理を行う回路を含む半導
体チップの消費電力を低減することができ、データの転
送レートを維持することができる。
【0007】しかしながら、この(2×f)周期のリー
ドクロックに同期した2ビットシリアルデータの伝送に
対し、同期パターンの検出、データ復調を上記従来技術
で行おうとすると、例えば、ディスクからの再生信号に
含まれる同期パターンの先頭ビットが、2ビットデータ
のどちらのビットから伝送されてくるのかが不明で、同
期パターンのデコードを行う際に必要なシフトレジスタ
に対し、どのビットからどのビットまでをデコードすれ
ばよいのかがわからず、パターンの検出ができないとい
う問題がある。この場合、同期パターンが検出できない
のでデータ復調が不可能となる。また、一旦同期パター
ンの検出ができたとしても、次の同期パターンの先頭ビ
ットは前と同じリードデータビットから伝送されてくる
とは限らず、異なるビットから伝送されてくる可能性も
あるため、この場合も同期パターンの検出が途中ででき
ないので、正しい復調データが得られないという問題が
ある。
【0008】従って本発明の目的は、1ビットシリアル
形式のビットデータをnビットにシリアル−パラレル変
換した後のnビットリードデータを、周期fのビットク
ロックをn分周して得られる(f×n)周期のリードク
ロックに同期させて伝送したものに対して、そのnビッ
トリードデータに含まれて伝送される同期パターン等の
特定のパターンを正しく検出できると共に、正しい復調
データを得ることができるディジタル信号処理回路を提
供することにある。また、本発明の目的とするところ
は、半導体チップにディジタル信号処理回路を内蔵した
際の、動作クロック周波数の低減、消費電力の低減を実
現すると共に、データの転送レートを維持することが可
能な、半導体チップ上のディジタル信号処理回路を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるディジタル信号処理回路は、(f×
n)周期のリードクロックに同期して伝送されるnビッ
トのリードデータに含まれて伝送される同期パターンを
正しく検出すると共に、正しい復調データを得るために
必要な手段として、少なくとも、nビットのリードデー
タそれぞれに対しデータシフトを行うn個のシフトレジ
スタと、シフトレジスタのビット列から同期パターンの
デコードを行うn個のデコード手段と、n個のデコード
手段からの検出状況から同期パターン検出を判定する判
定手段と、シフトレジスタのビット列からデータ復調を
行うビット列の組み合せを選択する選択手段と、復調後
のデータのラッチタイミング生成手段と、選択されたビ
ット列に対し復調を行う手段とを具備し、選択手段は、
判定手段におけるデコード手段n個の内1つから得られ
る同期パターンの検出に従い、復調データのビット列の
組み合せを選択し、タイミング生成手段は、判定手段か
らの同期パターン検出判定毎にラッチタイミングを更新
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に
係るディジタル信号処理回路の構成を示すブロック図で
ある。
【0011】図1において、1は、記録するディジタル
データに対し、誤り訂正符号の付加、データ変調、同期
パターンの付加など所定のフォーマットでエンコードを
行った後のディジタル信号を記録した再生専用の光ディ
スク、2は光ディスク1に記録された信号を読み取るピ
ックアップ、3は、ピックアップ2から読み取られた1
ビットシリアル形式のビットデータに対し、PLLを通
じてそれに同期した周期f(fは自然数)のビットクロ
ックを生成した後、ビットデータに対しシリアル−パラ
レル変換を行い、2ビットのリードデータ0、1とそれ
に同期した(2×f)周期のリードクロックを出力する
リードチャネル回路である。
【0012】4は、リードデータ0、1とリードクロッ
クのエッジ位相関係をそろえる位相合せ回路、5はリー
ドデータ0に対してデータシフトを行うシフトレジスタ
A、6はリードデータ1に対してデータシフトを行うシ
フトレジスタB、7は、シフトレジスタA5、B6に伝
送される同期パターンのデコードを行う同期パターン下
位デコーダA、8は、同期パターン下位デコーダA7と
は異なるデコードビットの組み合わせで、同期パターン
のデコードを行う同期パターン下位デコーダBである。
【0013】9は、同期パターン下位デコーダA7、B
8のデコード状態から同期パターンの検出判定と、同期
パターン上位ビットデコードに対するビット組み合せ選
択の判定と、復調ビットの組み合わせ選択の判定とを行
う同期検出判定回路、10は、同期パターン検出用のウ
インドゥを生成するウインドゥ生成回路、11は、同期
パターンの検出判定に従い復調データのラッチタイミン
グを生成するラッチタイミング生成回路である。
【0014】12は、同期検出判定回路9における選択
判定に従い、復調ビットの組み合わせを選択する復調デ
ータビット選択回路、13は、同期検出判定回路9にお
ける選択判定に従い、同期パターン上位ビットの組み合
せを選択する上位デコードビット選択回路、14は、同
期パターン上位ビットのデコードを行い、数種類存在す
る同期パターンのコード検出を行う同期パターン上位デ
コーダである。
【0015】15はデータ復調回路、16は、復調後の
データをラッチタイミングに従いラッチするデータラッ
チ、17は、光ディスク1上のデータの記録単位である
セクタの先頭同期パターン直後に記録されており、ディ
スク上の物理アドレスを示すセクタIDを検出するセク
タID検出回路、18は、システムコントローラから指
定されるアクセスを行う目標セクタIDと検出セクタI
Dの比較結果に従い、RAM制御回路19に対して復調
データのRAMへの書込み開始を制御するアクセス制御
回路、19は、ラッチされた復調データのRAMへの書
込みを制御、実行するRAM制御回路である。
【0016】ここで、図5により、光ディスク1に記憶
されるディジタル信号の処理単位であるセクタの構造の
一例についてを、また図6により、同期パターンの構造
の一例についてを、それぞれ説明する。
【0017】図5に示すように、変調前のデータの単位
である1データセクタ5Dは、172バイト×12を1
単位とし、その中に1データセクタ毎に付加されディス
ク上の物理アドレスを示す5BのセクタID(4バイ
ト)と、5CのセクタID訂正符号(2バイト)と、メ
インデータ1〜12と、付加データとで構成される。
【0018】このデータセクタ複数で構成され、誤り訂
正を行う単位である訂正ブロック5Aは、行方向のデー
タに対して訂正を行う5EのPI訂正符号と、誤り訂正
の単位であるデータセクタ16個分をならべた後の、列
方向のセクタデータに対して訂正を行う5FのPO訂正
符号で、1訂正ブロック5Aを構成する。
【0019】ディスクにこのような構成のディジタルデ
ータを記録する前には、訂正ブロック内で行単位のイン
ターリーブ処理を行った後、1データセクタ単位毎に1
バイト(8ビット)単位のデータを16ビットに変調す
る8−16変調処理、同期パターンの付加を行い、5G
に示す構成の1記録セクタ単位でディスクに記録する。
変調後のデータは、1456ビット単位で32ビットの
同期パターン(SY0〜SY7)が付加されて1同期フ
レームを構成した後、SY0を含む同期フレームを先頭
にSY5、SY1、SY5、SY2、……を含む同期フ
レームの順で、シリアルデータ形式でディスク上の記録
ピットとして刻まれる。
【0020】この1記録セクタに含まれる同期パターン
の構成は、図6に示すように、32ビット中、SY0〜
SY7にわたり共通の同期パターン下位ビットが22ビ
ット、同期パターンの種別コードを示す同期パターン上
位ビット(B0〜B9)が10ビットで構成される。
【0021】図1において、光ディスク1に刻まれてい
る記録ピットはピックアップ2で読み取られ、1ビット
シリアル形式のビットデータとして伝送される。リード
チャネル回路3においては、ビットデータに対して同期
した周期fのビットクロックを生成した後、ビットデー
タに対してシリアル−パラレル変換を行い、リードデー
タ0、1とそれに同期した(2×f)周期のリードクロ
ックが出力される。このリードデータ0、1とリードク
ロックは、位相合せ回路4においてデータとクロックの
位相がそろえられ、シフトレジスタA5、B6に伝送さ
れる。
【0022】ここで、図2に、リードデータ0、1とリ
ードクロックのタイミング関係、および位相合せ回路4
におけるタイミングの一例を、また、図3に位相合せ回
路4の構成の一例を、それぞれ示す。
【0023】図2において、ディスクから読み取られデ
ィジタル化されたビットデータとそれに同期した周期f
のビットクロックに対し、シリアル−パラレル変換を行
い、リードデータ0、1と(2×f)周期のリードクロ
ックを得る。リードデータ0はリードクロックの立ち下
がりエッジ、リードデータ1は立上がりエッジにそれぞ
れ同期して、リードチャネル回路3から出力される。こ
のリードデータ0、1とリードクロックの位相をそろえ
る経過を示したタイミングが、図2の(a)〜(e)で
あり、位相合せ回路4とシフトレジスタA5、B6の内
部構成の一例を示す図3に対応している。
【0024】図3の位相合せ回路4において、リードデ
ータ0に対しては、リードクロックの立下がりエッジで
フィリップフロップを通し(図3の(b))、リードデ
ータ1に対しては、リードクロックの立上がりエッジで
フィリップフロップを通し(図3の(a))、リードデ
ータを位相合せ回路4の内部で一時的に確定する。次
に、図3の(a)のデータに対しては、リードクロック
の立ち下がりエッジでフィリップフロップを通す(図2
の(c))。これでリードチャネル回路からのリードデ
ータ0、1は、リードクロックの立ち下がりエッジにそ
れぞれ同期し、位相がそろえられたことになる。この図
3の(b)、(c)のタイミングで、シフトレジスタA
5、B6にそれぞれ伝送され、シフトレジスタA5、B
6では、リードクロックの立上がりエッジに同期してデ
ータを取り込み、リードデータ0、1に対するデータシ
フトを行う(図3の(d)、(e))。
【0025】図1において、位相合せ回路4から出力さ
れた2ビットのリードデータは、それぞれシフトレジス
タA5、B6においてリードクロックに同期してシフト
され、シフトレジスタA5、B6に格納されたデータ列
より、同期パターン下位22ビットのデコードを行う。
【0026】しかしながら、シフトレジスタA5、B6
に格納された同期パターン下位の先頭ビット(図6のB
0)は、どちらのシフトレジスタに格納されているのか
この時点では不明である。ここで、図6で説明した構成
の同期パターンがシフトレジスタA5、B6にどのよう
に格納され、同期パターンのデコードが行われるのか
と、同期パターン以降に連続してシフトレジスタA5、
B6に格納される復調データの伝送の様子を、図4を用
いて説明する。
【0027】図4において、例えばシフトレジスタAは
18ビット、シフトレジスタBは17ビットで構成さ
れ、それぞれのシフトレジスタの各ビットに、シフトレ
ジスタ番号0から34までが付けられている。シフトレ
ジスタA、Bに格納される同期パターンは、先頭ビット
B0がシフトレジスタAへ伝送されるデータ伝送状態
(4−1)と、先頭B0がシフトレジスタBへ伝送され
るデータ伝送状態(4−2)とに分けられる。
【0028】データ伝送状態(4−1)において、同期
パターン下位のデコード範囲は、レジスタ番号1から2
2までの範囲であり、同期パターン上位ビットのデコー
ド範囲は、下位ビットパターンのデコードにリードクロ
ック1クロックを要する場合、レジスタ番号25から3
4までの範囲である。また、同期パターン以降に連続し
て格納される復調データは、復調処理を行う16ビット
のデータ(D0〜Df)と、復調ルールに必要な例えば
次の復調データ16ビットの内0ビット目と12ビット
目のデータビットがシフトレジスタに格納される。同期
パターン下位ビットが格納されてから15クロック後
に、レジスタ番号15〜30のビットに対しデータ復調
が行われ、復調ルールに必要なレジスタ番号14と2に
格納されるデータは、次のデータ復調の際に用いられ
る。この後のデータ復調は、8クロックデータシフトさ
れる毎に行われる。
【0029】データ伝送状態(4−2)においては、同
期パターン下位のデコード範囲は、レジスタ番号0から
21までの範囲であり、同期パターン上位ビットのデコ
ード範囲は、同様に、1クロック遅れのレジスタ番号2
4から33までの範囲である。また、データ復調に必要
なデータ(D0〜Dfと次の復調データの0、12ビッ
ト目)がシフトレジスタに格納されるまで15クロック
要し、データ復調はレジスタ番号14から29までの範
囲のビットに対して行われ、レジスタ番号13と1に格
納されるデータは、次のデータの復調の際に用いられ
る。この後のデータ復調は、8クロックシフトされる毎
に行われる。
【0030】以上のように、リードデータ0、1に含ま
れて伝送される同期パターンの検出を行う場合、2通り
のデータ伝送状態が存在し、それに応じてシフトレジス
タのデコードビットが異なる同期パターンのデコーダが
必要で、上位同期パターンのデコードやデータ復調の際
には、伝送状態に応じたシフトレジスタのビット選択が
必要となる。
【0031】図1における同期パターン下位デコーダA
7に接続されるシフトレジスタのデコードビットは、レ
ジスタ番号1から22の範囲であり、データ転送状態
(4−1)における下位パターンのデコードを行う。同
期パターン下位デコーダB8に接続されるシフトレジス
タのデコードビットは、レジスタ番号0から21の範囲
であり、データ転送状態(4−2)における下位パター
ンのデコードを行う。
【0032】シフトレジスタA7、B8に格納されるデ
ータに対して同期パターン下位22ビットのデコード
を、同期パターン下位デコーダA7、B8で同時に行
い、同期検出判定回路9において、デコーダA7、B8
それぞれのデコード出力とウインドゥ生成回路10で生
成された同期検出ウインドゥから、同期パターンの検出
の判定を行う。また、2つのデコード出力からデータ伝
送状態(4−1)あるいは(4−2)を判定し、シフト
レジスタに対し同期パターン上位のデコードビット、デ
ータの復調ビットの選択を判定する。
【0033】ラッチタイミング生成回路11では、同期
パターンの検出判定に従い、データ伝送状態(4−1)
と(4−2)に応じた復調データのラッチタイミングを
生成する。上位デコードビット選択回路13では、デコ
ードビットの選択判定に従い上位ビットのデコード範囲
を選択し、選択ビットを同期パターン上位デコーダ14
に出力する。同期パターン上位デコーダ14では、上位
ビットB0〜B9のデコードを行い、同期パターンコー
ド(SY0〜SY7)を出力する。
【0034】また、復調データビット選択回路12も復
調ビットの選択判定に従い、復調ビットの範囲、次のデ
ータ復調に必要なビットを選択し、選択ビットをデータ
復調回路15に出力する。データ復調回路15では、選
択されたビットに従い復調処理を実行し、復調データ
は、データラッチ16においてラッチタイミングでラッ
チされる。
【0035】同期パターン上位デコーダ14から出力さ
れる同期パターンコード(SY0〜SY7)は、記録セ
クタの先頭を示すSY0から順に、SY5、SY1、…
…、SY4、SY7の順番でデコードされ、出力され
る。ウインドゥ生成回路10において、例えばSY3、
SY7、SY4、SY7の順番でコードが検出された場
合、次の同期パターンはSY0のはずであり、この場合
SY0検出用のウインドゥを生成する。このSY0検出
用のウインドゥが生成された場合、同期検出判定回路9
は、このウインドゥ内で同期パターンの下位ビットが検
出されたと判定されたなら、セクタID検出回路17に
対してSY0の直後に付加されているセクタIDの検出
を行わせる。
【0036】検出されたセクタIDは、アクセス制御回
路18においてマイコンなどから指定された目標セクタ
IDと比較され、セクタIDが一致したのであれば、R
AM制御回路19においてRAMへの復調データ書込み
が開始される。また、同期パターンコードのデコード結
果に従い、RAMアドレスの生成も行う。
【0037】以上のように、本第1実施形態において
は、2ビットのリードデータ0、1に含まれ伝送される
同期パターンを検出する際、同期パターンの先頭ビット
B0が2ビットデータのどちらのビットから伝送されて
くるのかが不明でも、同期パターンの検出を正しく行う
ことができ、同期パターン以降に連続して伝送されるデ
ータに対して正しいデータ復調を行うことができる。ま
た、同期パターンの検出毎に、復調データのレジスタビ
ットの選択、ラッチタイミングの更新が行われるので、
データ伝送途中で先頭ビットB0のずれが生じた場合で
も、新たに同期パターンの検出を行うことができ、正し
いデータ復調を行うことができる。
【0038】上述した第1実施形態において、ディスク
から読み取られた1ビットシリアル形式のビットデータ
に同期したビットクロックの周期をfとすると、2ビッ
トのリードデータ0、1は、(2×f)の周期のリード
クロックで伝送され位相合せ回路4に入力される。同期
パターンの検出は、図5に示した1同期フレーム(32
+1456)ビットの伝送に必要なリードクロック数7
44クロック毎に1回検出され、また、データ復調が1
6ビットデータを8ビットに復調する方式であるため、
リードクロック数8クロックで1回の復調データが得ら
れ、RAMに転送される。
【0039】つまり、データ復調手段15への単位時間
当たりのデータ転送量を示す(2×f)周期のリードク
ロック数と、RAMへのデータ転送量を示す復調データ
の単位時間当たりの転送回数の関係は、RAMへのデー
タ転送単位が1回につき8ビットである場合、8:1の
関係である。また、データ復調手段15への単位時間当
たりのデータ転送量を示す(2×f)周期のリードクロ
ック数と、RAMに書込まれた1データセクタ中のメイ
ンデータに対して読み出しを行う際のデータ転送量を示
すRAMからの単位時間当たりの転送回数の関係は、R
AMからのデータ転送単位が1回につき8ビットであ
り、誤り訂正符号などのメインデータ以外の冗長なデー
タ量が全体のデータ量に対し50%以下であるとする
と、8:1〜16:1の範囲の関係である。
【0040】これに対して、ディスクから読み取られた
1ビットシリアルデータとそれに同期した周期fのビッ
トクロックそのままで、同期パターンの検出、復調を行
おうとすると、同期パターンの検出は1同期フレームの
伝送に必要なビットクロック数1488クロック毎に1
回検出され、また、ビットクロック数16クロックで1
回の復調データが得られRAMに転送される。つまり、
単位時間当たりの周期fのビットクロック数と復調デー
タのRAMへの転送回数との関係は、上記条件と同じ場
合16:1であり、RAMからのメインデータ転送量と
の関係は、16:1〜32:1の範囲の関係である。
【0041】従って、第1実施形態の適用例として、位
相合せ回路以降のディジタル信号処理を行う回路を、半
導体チップに集積した際には、(2×f)のクロック周
期で同期パターンの検出、データ復調処理が行えるた
め、データ転送レートを維持したまま、半導体チップ全
体の消費電力の上昇を押さえることができる。
【0042】図7は、本発明の第1実施形態に係るディ
ジタル信号処理回路の構成を示すブロック図であり、同
図において、図1の第1実施形態と均等なものには同一
符号を付し、その説明は重複を避けるため割愛する。
【0043】図7において、3はリードチャネル回路
で、先に説明されたフォーマットのデータが記録された
光ディスク1から、ピックアップ2によって読み取られ
た1ビットシリアルデータに対し、PLLを通じてデー
タに同期した周期fのビットクロックを生成した後、シ
リアルデータに対しシリアル−パラレル変換を行い、4
ビットのリードデータ0、1、2、3と(4×f)周期
のリードクロックを出力する。20は、リードデータ0
〜3とリードクロックの位相をそろえた後のリードデー
タ2に対してデータシフトを行うシフトレジスタC、2
8は、リードデータ3に対してデータシフトを行うシフ
トレジスタD、21は同期パターン下位デコーダC、2
9は同期パターン下位デコーダDである。
【0044】図7において、光ディスク1に刻まれてい
る記録ピットはピックアップ2で読み取られ、1ビット
シリアル形式のビットデータとして伝送される。リード
チャネル回路3においては、ビットデータに対して同期
した周期fのビットクロックを生成した後、ビットデー
タに対してシリアル−パラレル変換を行い、4ビットの
リードデータ0、1、2、3とそれに同期した(4×
f)周期のリードクロックが出力される。このリードデ
ータ0、1、2、3とリードクロックは、位相合せ回路
4においてデータとクロックの位相がそろえられ、シフ
トレジスタA5、B6、C20、D28に伝送される。
【0045】しかしながら、シフトレジスタA、B、
C、Dに伝送される同期パターンの先頭ビット(図6の
B0)は、どのシフトレジスタに格納されているのかこ
の時点では不明である。ここで、図6で説明した構成の
同期パターンがシフトレジスタA、B、C、Dにどのよ
うに格納され、同期パターンのデコードが行われるのか
と、また、同期パターン以降に連続してシフトレジスタ
A、B、C、Dに格納される復調データの伝送の様子
を、図8、図9を用いて説明する。
【0046】図8、図9において、例えばシフトレジス
タA5、B6、C20はそれぞれ10ビット、シフトレ
ジスタD28は9ビットで構成され、それぞれのシフト
レジスタの各ビットにシフトレジスタ番号0から38ま
でが付けられている。シフトレジスタA、B、C、Dに
格納される同期パターンは、同期パターンの先頭ビット
B0がシフトレジスタA5へ伝送されるデータ伝送状態
(8−1)と、シフトレジスタB6へ伝送されるデータ
伝送状態(8−2)と、シフトレジスタC20へ伝送さ
れるデータ伝送状態(8−3)と、シフトレジスタD2
8へ伝送されるデータ伝送状態(8−4)とに分けられ
る。
【0047】データ伝送状態(8−1)において、同期
パターン下位のデコード範囲は、レジスタ番号1から2
2までの範囲であり、同期パターン上位のデコード範囲
は、下位ビットパターンのデコードにリードクロック1
クロックを要する場合、レジスタビット番号27から3
6までの範囲である。また、同期パターン以降に連続し
て格納される復調データは、復調処理を行う16ビット
のデータと、データの復調ルールに必要な、例えば次の
復調データ16ビットの内0ビット目と12ビット目の
データビットが、シフトレジスタに格納される。同期パ
ターン下位ビットが格納されてから7クロック後に、レ
ジスタ番号13から28のビットに対しデータ復調が行
われ、復調ルールに必要なレジスタ番号12と0に格納
されるデータは、次のデータ復調の際に用いられる。こ
の後のデータ復調は、4クロックデータシフトされる毎
に行われる。
【0048】データ伝送状態(8−2)においては、同
期パターン下位のデコード範囲は、レジスタ番号2から
23までの範囲であり、同期パターン上位ビットのデコ
ード範囲は、同様に1クロック遅れのレジスタビット番
号28から37までの範囲である。また、データ復調に
必要なデータがシフトレジスタに格納されるまで7クロ
ック要し、データ復調はレジスタ番号14から29まで
の範囲のビットに対して行われ、復調ルールに必要なレ
ジスタ番号13と1に格納されるデータは、次のデータ
の復調の際に用いられる。この後のデータ復調は、4ク
ロックシフトされる毎に行われる。
【0049】データ伝送状態(8−3)においては、同
期パターン下位のデコード範囲は、レジスタ番号3から
24までの範囲であり、同期パターン上位のデコード範
囲は、同様に1クロック遅れのレジスタビット番号29
から38までの範囲である。また、データ復調に必要な
データがシフトレジスタに格納されるまで7クロック要
し、データ復調はレジスタビット番号15から30まで
の範囲のビットに対して行われ、復調ルールに必要なレ
ジスタ番号14と2に格納されるデータは、次のデータ
の復調の際に用いられる。この後のデータ復調は、4ク
ロックシフトされる毎に行われる。
【0050】データ伝送状態(8−4)においては、同
期パターン下位のデコード範囲は、レジスタ番号0から
21までの範囲であり、同期パターン上位ビットのデコ
ード範囲は、同様に1クロック遅れのレジスタビット番
号26から35までの範囲である。また、データ復調に
必要なデータがシフトレジスタに格納されるまで、この
場合8クロック要し、データ復調はレジスタビット番号
16から31までの範囲のビットに対して行われ、復調
ルールに必要なレジスタ番号15と3に格納されるデー
タは、次のデータの復調の際に用いられる。この後のデ
ータ復調は、4クロックシフトされる毎に行われる。
【0051】以上のように、リードデータ0、1に含ま
れる同期パターンの検出を行う場合、4通りのデータ伝
送状態が存在し、それに応じてシフトレジスタのデコー
ドビットが異なる同期パターン下位のデコーダが必要
で、上位同期パターンのデコードやデータ復調の際に
は、伝送状態に応じたシフトレジスタのビット選択が必
要となる。また、同期パターン下位ビットがシフトレジ
スタに格納されてから復調データが格納されるまでに必
要なリードクロック数が、データ転送状態により異なる
ため、復調データのラッチタイミングの生成を、それに
従い調整する必要がある。
【0052】図7における同期パターン下位デコーダA
7に接続されるシフトレジスタのデコードビットは、レ
ジスタ番号1から22の範囲であり、データ転送状態
(8−1)における下位パターンのデコードを行う。同
期パターン下位デコーダB8に接続されるシフトレジス
タのデコードビットは、レジスタ番号2から23の範囲
であり、データ転送状態(8−2)における下位パター
ンのデコードを行う。同期パターン下位デコーダC21
に接続されるシフトレジスタのデコードビットは、レジ
スタ番号3から24の範囲であり、データ転送状態(8
−3)における下位パターンのデコードを行う。同期パ
ターン下位デコーダD29に接続されるシフトレジスタ
のデコードビットは、レジスタ番号0から21の範囲で
あり、データ転送状態(8−4)における下位パターン
のデコードを行う。
【0053】シフトレジスタA5、B6、C20、D2
8に格納されるデータに対して、同期パターン下位22
ビットのデコードを、同期パターン下位デコーダA7、
B8、C21、D29で同時に行い、同期検出判定回路
9において、それぞれのデコード出力とウインドゥ生成
回路10で生成された同期検出ウインドゥから、同期パ
ターンの検出を判定を行う。また、4つのデコード出力
からデータ伝送状態(8−1)〜(8−4)を判定し、
シフトレジスタに対し同期パターン上位のデコードビッ
ト、データの復調ビットの選択を判定する。
【0054】ラッチタイミング生成回路11では、同期
パターンの検出判定に従い、データ伝送状態(8−1)
〜(8−4)に応じた復調データのラッチタイミングを
生成する。上位デコードビット選択回路13では、デコ
ードビットの選択判定に従い上位ビットのデコード範囲
を選択し、選択ビットを同期パターン上位デコーダ14
に出力する。同期パターン上位デコーダ14では、同期
パターン上位ビットB0〜B9のデコードを行い、同期
パターンのコード(SY0〜SY7)を出力する。
【0055】また、復調データビット選択回路12も復
調ビットの選択判定に従い、復調ビットの範囲、次のデ
ータ復調に必要なビットを選択し、選択ビットをデータ
復調回路15に出力する。データ復調回路15では、選
択されたビットに従い復調処理を実行し、復調データ
は、データラッチ回路16においてラッチタイミングで
ラッチされる。
【0056】それ以降のSY0検出用のウインドゥ生
成、セクタIDの検出、目標セクタに対するアクセス、
RAM制御の動作は、前述した第1実施形態と同様であ
る。
【0057】以上のように、本第2実施形態において
は、4ビットのリードデータ0、1、2、3に含まれ伝
送される同期パターンを検出する際、同期パターンの先
頭ビットB0が4ビットデータのどのビットから伝送さ
れてくるのかが不明でも、同期パターンの検出を正しく
行うことができ、同期パターン以降に連続して伝送され
るデータに対して正しいデータ復調を行うことができ
る。また、同期パターンの検出毎に、復調データのレジ
スタビットの選択、ラッチタイミングの更新を行うの
で、データ伝送途中で同期パターンの先頭ビットのずれ
が生じた場合でも、新たに同期パターンの検出を行うこ
とができ、正しいデータ復調を行うことができる。
【0058】上述した第2実施形態において、ディスク
から読み取られた1ビットシリアル形式のビットデータ
に同期したビットクロックの周期をfとすると、4ビッ
トのリードデータ0、1、2、3は、(4×f)の周期
のリードクロックで伝送され位相合せ回路4に入力され
る。同期パターンの検出は、図5で説明した1同期フレ
ーム(32+1456)ビットの伝送に必要なリードク
ロック数372クロック毎に1回検出され、また、デー
タ復調が16ビットデータを8ビットに復調する方式で
あるため、リードクロック数4クロックで1回の復調デ
ータが得られRAMに転送される。
【0059】つまり、データ復調手段15への単位時間
当たりのデータ転送量を示す(4×f)周期のリードク
ロック数と、RAMへのデータ転送量を示す復調データ
の単位時間当たりの転送回数の関係は、RAMへのデー
タ転送単位が1回につき8ビットである場合、4:1の
関係である。また、データ復調手段15への単位時間当
たりのデータ転送量を示す(4×f)周期のリードクロ
ック数と、RAMに書込まれた1データセクタ中のメイ
ンデータに対して読み出しを行う際のデータ転送量を示
す単位時間当たりの転送回数の関係は、RAMからのデ
ータ転送単位が1回につき8ビットであり、誤り訂正符
号などのメインデータ以外の冗長なデータ量が全体のデ
ータ量に対し50%以下であるとすると、4:1〜8:
1の範囲の関係である。
【0060】これに対して、ディスクから読み取られた
1ビットシリアルデータとそれに同期した周期fのビッ
トクロックそのままで、同期パターンの検出、復調を行
おうとすると、同期パターンの検出は1同期フレームの
伝送に必要なビットクロック数1488クロック毎に1
回検出され、また、ビットクロック数16クロックで1
回の復調データが得られRAMに転送される。つまり、
単位時間当たりの周期fのビットクロック数と復調デー
タのRAMへの転送回数との関係は、上記条件と同じ場
合16:1であり、RAMからのメインデータ転送量と
の関係は16:1〜32:1の範囲の関係である。
【0061】従って、本第2実施形態の適用例として、
位相合せ回路以降のディジタル信号処理を行う回路を、
半導体チップに集積した際には、(4×f)のクロック
周期で同期パターンの検出、データ復調処理が行えるた
め、データ転送レートを維持したまま、半導体チップ全
体の消費電力の上昇を更に押さえることができる。
【0062】図10は、本発明の第3実施形態に係るデ
ィジタル信号処理回路の構成を示すブロック図であり、
同図において、図1の第1実施形態と均等なものには同
一符号を付し、その説明は重複を避けるため割愛する。
【0063】図10において、1はデータの書込みが可
能な光ディスク、22は、光ディスク1上にあらかじめ
刻まれた物理アドレスの先頭を示すAM(アドレスマー
ク)パターンのデコードを行うAMパターンデコーダ
A、23は、同じくAMパターンのデコードを行うAM
パターンデコーダB、24は、光ディスク1上のデータ
の書込みが可能な記録領域において記録セクタの先頭を
示すPS(プリシンク)パターンのデコードを行うPS
パターンデコーダA、25は、同じくPSパターンのデ
コードを行うPSパターンデコーダBである。
【0064】ここで、図11により、データの書込みが
可能な光ディスク1に記憶されるディジタル信号の処理
単位であるセクタの構造について説明する。
【0065】図11に示すように、光ディスク1に記録
する単位である1セクタは、あらかじめディスク上に記
録されているプリフォーマット部(Header:ヘッダ部と
Mirror:ミラー部)と、データの書込みが可能な記録部
とに大きく分けられ、プリフォーマット部のヘッダ部
は、更にヘッダ1からヘッダ4で構成される。
【0066】ヘッダ1から4の内部構成は、ディスク回
転数の変動時においてもディスクからの読み取り信号を
PLLに追従させるための連続的な繰返しパターンが記
録されているVFO1(36バイト)、VFO2(8バ
イト)と、ディスク上の物理アドレスの先頭を示すパタ
ーンが記録される48ビット(3バイト)のAM(アド
レスマーク)11Aと、ディスク上の物理アドレスが記
録された11BのPID1〜4(4バイト)と、PID
に対するエラー訂正を行う11CのIED1〜4(2バ
イト)と、PID、IEDデータを変調する際の変調法
則のつじつまを合わせるためのPA(ポスト・アンブ
ル)1、2(1バイト)とで、構成されている。
【0067】記録部は、書込む記録データ領域を保護す
る目的のGap(ギャップ)、Guard1、2(ガー
ド1、2)、Buffer(バッファ)領域と、記録領
域におけるディスクからの読み出し信号をPLLに追従
させるためのVFO3と、記録データ領域の先頭を示す
48ビット(3バイト)のPS(プリシンク)11D
と、図5で説明した構成の1記録セクタがそのまま記録
される2418バイトのデータ部11Eと、記録データ
部最後に記録される変調データに対して変調法則のつじ
つまを合わせるための1バイトのPA3(ポスト・アン
ブル)とで、構成される。
【0068】図10において、光ディスク1からピック
アップ2によって読み取られた再生信号は、1ビットシ
リアル形式のビットデータとして伝送される。第1実施
形態と同様に、リードチャネル回路3においては、ビッ
トデータに対して同期した周期fのビットクロックを生
成した後、ビットデータに対して2ビットにシリアル−
パラレル変換を行い、得られるリードデータ0、1とそ
れに同期した(2×f)周期のリードクロックが出力さ
れる。このリードデータ0、1とリードクロックは、位
相合せ回路4においてデータとクロックの位相がそろえ
られた後、シフトレジスタA5、B6に伝送され、リー
ドクロックに同期してリードデータ0、1に対するデー
タシフトを行い、シフトレジスタA5、B6に格納され
たデータ列より同期パターン下位のデコードを行う。
【0069】本第3実施形態におけるデータ転送状態
は、2ビットリードデータのため2通りのデータ伝送状
態が存在し、伝送されるデータに含まれ検出を行う特定
パターンの最大ビット長がAMあるいはPSパターンの
48ビットのため、例えばシフトレジスタA5は25ビ
ット、シフトレジスタB6は24ビットで構成し、シフ
トレジスタ番号0から48が付けられる。
【0070】データ転送状態についてはAMパターン、
PSパターンに対してレジスタ番号1から48の範囲
で、同期パターン下位ビットに対してはレジスタ番号1
から22の範囲で、同期パターン上位に対してはレジス
タ番号25から34の範囲で、それぞれデコードを行
い、データ復調の際は、レジスタ番号15から30の範
囲と、レジスタ番号14、2のデータに対して復調を行
うデータ転送状態と、AMパターン、PSパターンに対
してレジスタ番号0から47の範囲で、同期パターン下
位ビットに対してはレジスタ番号0から21の範囲で、
同期パターン上位に対してはレジスタ番号24から33
の範囲で、それぞれデコードを行い、データ復調の際
は、レジスタ番号14から29の範囲と、レジスタ番号
13、1のデータに対して復調を行うデータ伝送状態と
に分けらる。
【0071】図10において、AMパターンデコーダA
22とPSパターンデコーダA24に接続されるシフト
レジスタA、Bのデコード範囲は、レジスタ番号1から
48の範囲であり、また、同期パターン下位デコーダA
7に接続されるシフトレジスタのデコード範囲は、レジ
スタ番号1から22の範囲であり、検出を行う各パター
ンの先頭ビットがシフトレジスタA5より伝送されるデ
ータ伝送状態における各パターンのデコードを行う。A
MパターンデコーダB23とPSパターンデコーダB2
5に接続されるシフトレジスタA、Bのデコード範囲
は、レジスタ番号0から47の範囲であり、また、同期
パターン下位デコーダB8に接続されるシフトレジスタ
のデコード範囲は、レジスタ番号0から21の範囲であ
り、検出を行う各パターンの先頭ビットがシフトレジス
タB6より伝送されるデータ伝送状態における各パター
ンのデコードを行う。
【0072】プリフォーマット部が再生され、シフトレ
ジスタA5、B6にAMパターンが伝送されると、AM
パターンデコーダA22、B23で平行してデコードが
行われ、そのデコード結果より、AM検出判定回路26
においてAMパターンの検出を判定する。また、2つの
デコード出力からデータ伝送状態を判定し、シフトレジ
スタに対しAMパターン以降に伝送される物理ID(P
ID)、訂正符号(IED)に対するデータ復調を行う
ための復調ビットの選択を判定する。
【0073】ラッチタイミング生成回路11では、AM
パターンの検出判定に従い、データ伝送状態に応じた復
調データのラッチタイミングを生成する。復調データビ
ット選択回路12は、復調ビットの選択判定に従いシフ
トレジスタビットを選択し、選択ビットをデータ復調回
路15に出力する。
【0074】データ復調回路15では、選択されたレジ
スタビットに対する復調処理を実行し、復調データは、
データラッチ16においてラッチタイミングでラッチさ
れる。セクタID検出回路17ではAMパターンの検出
判定に従い、復調されラッチされたデータに対して物理
IDの検出、誤り訂正を行う。この後、AMパターンは
3回伝送されるが、その都度AMパターンのデコードが
平行して行われ、パターンの検出の度に、物理ID、I
EDに対するデータ復調のビット選択、ラッチタイミン
グの更新、物理IDの検出、誤り訂正が行われる。
【0075】プリフォーマット部の再生に続き記録部の
再生が開始され、シフトレジスタA5、B6に記録デー
タの先頭を示すPSパターンが伝送されると、PSパタ
ーンデコーダA24、B25で平行してデコードが行わ
れ、そのデコード結果により、PS検出判定回路27に
おいてPSパターンの検出を判定する。
【0076】ここで、PSパターンデコーダA24、B
25のそれぞれにおいて行われる、PSパターンデコー
ドの過程を、図12を用いて説明する。
【0077】PSパターンは、AMパターンと同じ48
ビットで構成されるが、書き換えが可能な記録領域に存
在するため、データ再生の信頼性はディスク上にあらか
じめ刻まれているプリフォーマット部のAMパターンに
比べ低く、48ビット全てのビットが正しく再生される
とは限らない。この多数ビットで構成されるPSパター
ンに対し48ビットそのままをデコードする構成をとる
と、PSパターンの検出確率が下がり、最悪の場合には
まったく検出できず、PS以降に連続する記録データの
再生が最悪の場合不可能となる。
【0078】図12は、本実施形態によるPS検出デコ
ーダの構成の一例を示しており、48ビットのPSパタ
ーンを12分割し、それぞれ分割した4ビットに対しデ
コードを行う専用デコーダを設け、それぞれのデコード
結果を、2ビット加算器、4ビット加算器を用いて加算
を行い、結果として4ビットの加算結果を得るようにし
ている。この結果を、システムコントローラ等を介して
設定される4ビットのPS検出レベルと比較し、その検
出レベルと等しい或いはそれよりも大きければPSパタ
ーンが検出されたとして判定され、デコード結果を出力
する。このようなレベル設定によるPSパターンの検出
を行うことにより、ディスク毎のばらつきが吸収され、
ディスク再生の信頼性が向上する。
【0079】PS検出判定回路27からのPSパターン
検出判定に従い、ウインドゥ生成回路10において、記
録データの先頭を示すSY0の検出用ウインドゥを生成
する。また、データの再生信頼性が低い記録領域内でS
Y0未検出の場合でも、データ復調が行えるように、P
S検出時点でデータ復調を行うビットの選択を行い、復
調データのラッチタイミングの生成を開始する。
【0080】続いて、同期パターン下位デコーダA7、
B8で同期パターン下位22ビットのデコードを平行し
て行い、そのデコード結果とPS検出で生成されたウイ
ンドゥから、同期検出判定回路9において、1記録セク
タ先頭の同期パターンSY0の検出を判定し、2つのデ
コード結果からデータ転送状態を新たに判定し、復調デ
ータビットの選択、同期パターン上位のビットの選択、
復調データのラッチタイミングの生成を新たに行う。
【0081】この後、順次伝送される同期パターンの検
出の度に、復調データ、同期パターン上位のビット選択
が行われ、ラッチタイミングも新たに更新される。これ
と平行して、アクセス制御回路18において、検出され
た物理IDとアクセスを行う目標IDが一致すると判断
されたのであれば、復調データはRAM制御回路19を
通じてRAMに書込まれる。
【0082】以上のように、本第3実施形態において
は、2ビットのリードデータ0、1に含まれ伝送される
AMパターン、PSパターン、同期パターンを検出する
際、各パターンの先頭ビットが2ビットデータのどのビ
ットから伝送されてくるのかが不明でも、各パターンの
検出を正しく行うことができ、各パターン以降に連続し
て伝送されるデータに対して正しいデータ復調を行うこ
とができる。また、各パターンの検出毎に、復調データ
のビット選択、ラッチタイミングの更新を行うので、デ
ータ伝送途中で各パターンに対するビットずれが生じた
場合でも、新たにパターン検出を行うことができ、正し
いデータ復調を行うことができる。
【0083】上述した第3実施形態において、ディスク
から読み取られた1ビットシリアル形式のビットデータ
に同期したビットクロックの周期をfとすると、2ビッ
トのリードデータ0、1は、(2×f)の周期のリード
クロックで伝送され位相合せ回路4に入力される。記録
領域の記録データに含まれる同期パターンの検出は、図
5で説明した1同期フレーム(32+1456)ビット
の伝送に必要なリードクロック数744クロック毎に1
回検出され、また、データ復調が16ビットデータを8
ビットに復調する方式であるため、リードクロック数8
クロックで1回の復調データが得られRAMに転送され
る。
【0084】つまり、データ復調手段15への単位時間
当たりのデータ転送量を示す(2×f)周期のリードク
ロック数と、RAMへのデータ転送量を示す復調データ
の単位時間当たりの転送回数の関係は、RAMへのデー
タ転送単位が1回につき8ビットである場合、8:1の
関係である。また、データ復調手段への単位時間当たり
のデータ転送量を示す(2×f)周期のリードクロック
数と、RAMに書込まれた記録データ中のメインデータ
に対して読み出しを行う際のデータ転送量を示す単位時
間当たりの転送回数の関係は、RAMからのデータ転送
単位が1回につき8ビットであり、誤り訂正符号などの
メインデータ以外の冗長なデータ量が全体のデータ量に
対し50%以下であるとすると、8:1〜16:1の範
囲の関係である。
【0085】これに対して、ディスクから読み取られた
1ビットシリアルデータとそれに同期した周期fのビッ
トクロックそのままで、同期パターンの検出、復調を行
おうとすると、同期パターンの検出は1同期フレームの
伝送に必要なリードクロック数1488クロック毎に1
回検出され、また、ビットクロック数16クロックで1
回の復調データが得られRAMに転送される。つまり、
単位時間当たりの周期fのビットクロック数と復調デー
タのRAMへの転送回数との関係は、16:1であり、
RAMからのメインデータ転送量との関係は、16:1
〜32:1の範囲の関係である。
【0086】従って、第3実施形態の適用例として、位
相合せ回路以降のディジタル信号処理を行う回路を、半
導体チップに集積した際には、(2×f)のクロック周
期でAMパターン、PSパターン、同期パターンそれぞ
れの検出、データ復調処理が行えるため、データ転送レ
ートを維持したまま、半導体チップ全体の消費電力の上
昇を押さえることができる。
【0087】なお、図4、図8、図9に示したデータ転
送状態における、シフトレジスタのビット数、パターン
のデコードビット、復調の対象になるデータビットは、
前述した実施形態に限られるものではなく、リードデー
タ中に伝送されるパターン長、復調ルールに従って、必
要なシフトレジスタのビット数、デコード範囲、データ
ビットが決定される。
【0088】また、図4の伝送状態(4−2)や図9の
伝送状態(8−4)における下位パターンのデコード範
囲は、図に示すよりも1リードクロック後のビット列を
デコードしても構わない。
【0089】また、リードチャネル回路から伝送される
リードデータとリードクロックの位相関係は、前述した
実施形態に限られるものではなく、複数ビット全てのリ
ードデータを、リードクロックの立上がり或いは立ち下
がりエッジに同期させて伝送しても構わない。この場
合、リードデータを一旦フィリップフロップ等を通して
データを確定させ、シフトレジスタに伝送すればよい。
更に、位相合せ回路以降のディジタル信号処理回路を半
導体チップに集積した場合でも、同様に半導体チップ内
で一旦データを確定し、シフトレジスタに伝送すればよ
い。
【0090】また、リードチャネル回路から出力される
リードクロックに同期したリードデータのビット数は、
前述した実施形態に限られるものではなく、3ビット、
5ビット、6ビットそれ以上でも構わない。その場合、
データ伝送状態は3通り、5通り、6通り、それ以上に
増え、シフトレジスタ、特定パターンのデコーダも3系
統、5系統、6系統、それ以上に増えることになる。復
調を行うデータのシフトレジスタビットの選択も3つ、
5つ、6つ、それ以上の場合で選択される。
【0091】また、位相合せ回路以降のディジタル信号
処理システムを半導体チップ上に集積した場合、半導体
チップの入力ピンは、リードチャネル回路からのリード
データのビット数の分だけ存在し、それに同期したリー
ドクロックの入力ピンが1本存在することになる。この
ことは、半導体チップのユーザーズマニュアルに記載さ
れている入力、出力、入出力ピン一覧を参照することに
より明らかになる。
【0092】また、PSパターン等、パターン長の長い
パターンデコーダにおける分割ビット数、分割ビットに
対するデコーダの数、加算器の段数、PSパターン検出
レベルのビット数も、前述した実施形態に限定されるも
のではない。
【0093】また、PSパターン検出レベルの設定は、
直接マイコンから設定するものに限らず、半導体チップ
で本発明のシステムを構築した場合、半導体チップの入
力ピン、あるいは半導体チップ上に設けられるインター
フェイスレジスタを介して設定しても構わない。この場
合、パターン検出レベルのビット数は、半導体チップの
ユーザーズマニュアルに記載されている入力、出力、入
出力ピン一覧や、マイコンインターフェイスのレジスタ
マップを参照することにより明らかになる。
【0094】また、ディジタルデータを貯える記録媒体
は、前述した実施形態の光ディスクに限定されるもので
なく、取り扱うディジタルデータを1ビットシリアル形
式で読み出し、そのビットデータに同期したビットクロ
ックを生成、伝送されるビットデータに含まれる同期パ
ターンなど特定のパターンの検出、特定パターン以降の
伝送データに対して復調を行う形態のディジタル信号処
理システム、例えばテープ状の記録媒体の記録再生装
置、磁気ディスク記録媒体の記録再生装置において、ビ
ットデータに対しシリアル−パラレル変換を行った後の
リードデータをビットクロックを分周して得られるリー
ドクロックで伝送し、そのリードデータ中に含まれる同
期パターンなど特定のパターンの検出、特定パターン以
降の伝送データに対して復調を行う場合にも適用され
る。この場合も、位相合せ回路以降のディジタル信号処
理以降の回路を、半導体チップ上に設け実現した場合に
も、適用できる。
【0095】また、リードチャネル回路から伝送される
nビットリードデータに対するリードクロックの本数
は、前述した実施形態に限られるものではなく、nビッ
トリードデータをリードクロックの本数分に分割後、分
割後のリードデータに対応したリードクロックに同期さ
せて伝送しても構わない。例えば、4ビットリードデー
タを2ビット毎に分割し、リードクロックの立ち上が
り、立ち下がりエッジに同期して、分割した2ビットリ
ードデータを伝送する場合もある。また極端な場合、n
ビットリードデータをn分割し、1ビットリードデータ
を1本のリードクロックの片エッジに同期させ、伝送す
る場合もある。この場合、位相合わせ回路において、各
リードデータはそれに対応するリードクロックにより、
フィリップフロップで一旦確定後、1本のリードクロッ
クの片エッジに同期させられ、シフトレジスタに伝送さ
れる。n個のシフトレジスタは、各リードデータに対し
データシフトを実行し、シフトレジスタビットの組み合
わせで同期パターンなど特定パターンのデコードを行
う。さらに、位相合わせ回路以降のディジタル信号処理
回路を半導体チップに集積した場合は、n本のリードデ
ータ入力ピンと、分割したリードデータの本数分のリー
ドクロック入力ピンが存在することになる。このこと
も、半導体チップのユーザーズマニュアルに記載されて
いる入力、出力、入出力ピン一覧を参照することにより
明らかになる。
【0096】また、半導体チップに集積される回路は、
位相合わせ回路以降のディジタル信号処理回路の範囲に
限定されるものではなく、ディスクからピックアップを
介して読み取られた1本の信号に対し、符号間干渉を防
ぐ波形等化処理後のアナログ信号を半導体チップに直接
入力し、それ以降の2値化処理(波形整形)、2値化デ
ータに対しビットデータと周期fのビットクロックを生
成するPLL処理、それをシリアルパラレル変換したn
ビットのリードデータと(n×f)周期のリードクロッ
クを生成する伝送処理、同期信号の検出とデータ復調を
行うディジタル信号処理を、同一の半導体チップで行う
場合にも、本発明が適用できる。この場合、iビットの
同期パターンとjビットの復調単位データh個で構成さ
れる(i+j×h)ビットのフレームデータに対して、
同期信号の検出、データ復調を行う場合は、波形等化処
理後のアナログ信号に対する入力ビットレートf(fは
ディスクフォーマットで規定されており、ディスク回転
数の2倍、3倍、4倍、……と倍速の回転数で再生する
場合は、fも2倍、3倍、4倍、……となる)に対し、
(n×f)周期のリードクロックが出力され、(i+j
×h)/n個分のリードクロックで1回の同期検出が行
われることになる。また、jビットをkビットに復調す
る方法である場合、(n×f)周期のリードクロック1
個につきkビットの復調データを得ることになる。この
リードクロックと同期検出信号、復調データは、半導体
チップのピンから出力される。このことも、半導体チッ
プのユーザーズマニュアルに記載されている入力、出
力、入出力ピン一覧を参照することにより明らかにな
る。
【0097】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記録媒体
から読み取られた1ビットシリアル形式のビットデータ
に対し、それに同期した周期fのビットクロックを生成
し、シリアル−パラレル変換した後の例えば2ビットの
リードデータ0、1を(2×f)周期のリードクロック
に同期して伝送し、そのリードデータ内に含まれて伝送
される同期パターンの検出、データ復調を行う際、同期
パターンの先頭ビットが2ビットデータのどちらのビッ
トから伝送されてくるのかが不明でも、同期パターンの
検出を正しく行うことができ、同期パターン以降に連続
して伝送されるデータに対して正しいデータ復調を行う
ことができる。また、同期パターンの検出毎に復調デー
タビットの選択、ラッチタイミングの更新を行うので、
データ伝送途中で同期パターンのビットずれが生じた場
合でも、新たに同期パターンの検出を行うことができ、
正しいデータ復調を行うことができる。従って、位相合
せ回路以降のディジタル信号処理を行う回路を半導体チ
ップに集積した際には、(2×f)のクロック周期で同
期パターンの検出、データ復調処理が行えるため、デー
タ転送レートを維持したまま、半導体チップ全体の消費
電力の上昇を押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るディジタル信号処
理回路の構成を示すブロック図である。
【図2】リードデータ0、1の伝送手法の一例を示すタ
イミングチャート図である。
【図3】本発明の第1実施形態における、位相合せ回路
とシフトレジスタA、Bの構成の一例を示すブロック図
である。
【図4】本発明の第1実施形態における、リードデータ
0、1で伝送される同期パターンおよび復調データの伝
送状態の一例を示す説明図である。
【図5】本発明の第1、第2実施形態に適用される、光
ディスクに記録される記録セクタの構成を示す説明図で
ある。
【図6】図5の記録セクタ中に含まれる同期パターンの
構成を示す説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るディジタル信号処
理回路の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2実施形態における、リードデータ
0、1、2、3で伝送される同期パターンおよび復調デ
ータの伝送状態の一例を示す説明図である。
【図9】本発明の第2実施形態における、リードデータ
0、1、2、3で伝送される同期パターンおよび復調デ
ータの伝送状態の一例を示す説明図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係るディジタル信号
処理回路の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第3実施形態に適用される、光ディ
スクに記録されるセクタの構成の一例を示す説明図であ
る。
【図12】本発明の第3実施形態における、PSパター
ンのデコード手法の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 ピックアップ 3 リードチャネル回路 4 位相合せ回路 5 シフトレジスタA 6 シフトレジスタB 7 同期パターン下位デコーダA 8 同期パターン下位デコーダB 9 同期検出判定回路 10 ウインドゥ生成回路 11 ラッチタイミング生成回路 12 復調データビット選択回路 13 上位デコードビット選択回路 14 同期パターン上位デコーダ 15 データ復調回路 16 データラッチ 17 セクタID検出回路 18 アクセス制御回路 19 RAM制御回路 20 シフトレジスタC 21 同期パターン下位デコーダC 22 AMパターンデコーダA 23 AMパターンデコーダB 24 PSパターンデコーダA 25 PSパターンデコーダB 26 AM検出判定回路 27 PS検出判定回路 28 シフトレジスタD 29 同期パターン下位デコーダD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 郡司 浩行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から読み取られディジタル化さ
    れた1ビットシリアル形式のビットデータとそのデータ
    に同期した周期f(fは自然数)のビットクロックに対
    し、ビットデータをnビット(nは自然数)にシリアル
    −パラレル変換した後のリードデータを(f×n)周期
    のリードクロックで伝送し、そのnビットリードデータ
    に含まれて伝送されるiビット(iは自然数)の同期パ
    ターンと、復調処理の単位jビット(jは自然数)のデ
    ータh個(hは自然数)とで構成される1フレームデー
    タに対して、同期パターンの検出、復調処理を行うディ
    ジタル信号処理回路であって、 (f×n)周期のクロック(i+j×h)/n個分の周
    期で同期パターンの検出が1回行われることを特徴とす
    るディジタル信号処理回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 復調処理の方式がjビットをkビット(j、kは自然
    数)に復調する方式であり、復調後のkビット単位のデ
    ータを一時的に記憶するメモリ手段への転送単位が(k
    ×t)ビット(tは自然数)であるとき、データの復調
    手段へのデータ転送量を示すビットクロックの単位時間
    当たりのクロック数と、復調後のデータを記憶するメモ
    リ手段へのデータ転送量を示す単位時間当たりの転送回
    数との比率関係が、j:n/tの関係であることを特徴
    とするディジタル信号処理回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、 復調処理の方式がjビットをkビット(j、kは自然
    数)に復調する方式であり、復調後のkビット単位のデ
    ータを一時的に記憶するメモリ手段への転送単位が(k
    ×t)ビットであるとき、データ復調手段へのデータ転
    送量を示すビットクロックの単位時間当たりのクロック
    数と、復調後のデータを記憶したメモリ手段からのデー
    タ転送量を示す単位時間当たりの転送回数との比率関係
    が、j:n/t〜j:n/(2×t)の範囲の関係であ
    ることを特徴とするディジタル信号処理回路。
  4. 【請求項4】 記録媒体から読み取られディジタル化さ
    れた1ビットシリアル形式のビットデータとそのデータ
    に同期した周期f(fは自然数)のビットクロックに対
    し、ビットデータをnビット(nは自然数)にシリアル
    −パラレル変換した後のリードデータを(f×n)周期
    のリードクロックで伝送し、そのnビットリードデータ
    に含まれて伝送されるiビット(iは自然数)の同期パ
    ターンと、復調処理の単位jビット(jは自然数)のデ
    ータh個(hは自然数)とで構成される1フレームデー
    タに対して、同期パターンの検出、復調処理を行うディ
    ジタル信号処理回路であって、少なくとも、 nビットのリードデータそれぞれに対しデータシフトを
    行うn個のシフトレジスタと、 iビットの同期パターンデコードを行うn個のデコード
    手段と、 n個のデコード手段からの検出状況から同期パターン検
    出を判定する手段と、 復調を行うjビット(jは自然数)のシフトレジスタビ
    ットを選択する手段と、 復調データのラッチタイミング生成手段と、 選択されたjビットデータに対しデータ復調を行う手段
    とを有し、 前記選択手段は、前記判定手段におけるデコード手段n
    個の内1つから得られる同期パターンの検出に従い、復
    調データjビットのレジスタビットを選択し、 前記タイミング生成手段は、前記判定手段からの同期パ
    ターン検出判定毎にラッチタイミングを更新することを
    特徴とするディジタル信号処理回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載において、 少なくとも、前記したn個のシフトレジスタと、n個の
    同期パターンデコード手段と、同期パターンの検出を判
    定する判定手段と、復調データjビットの選択手段と、
    ラッチタイミング生成手段と、復調手段とを、同一の半
    導体チップ上に設けることを特徴とするディジタル信号
    処理回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載において、 前記半導体チップ上のn個のシフトレジスタに入力され
    るnビットデータは(f×n)の周期のビットクロック
    で伝送され、(f×n)周期のクロック(i+j×h)
    /n個分の周期に1回の割合で同期パターンの検出出力
    が得られることを特徴とするディジタル信号処理回路。
  7. 【請求項7】 請求項5記載において、 復調処理の方式がjビットをkビット(j、kは自然
    数)に復調する方式であり、復調後のkビット単位のデ
    ータを一時的に記憶するメモリ手段への転送単位が(k
    ×t)ビット(tは自然数)であるとき、データの復調
    手段へのデータ転送量を示すビットクロックの単位時間
    当たりのクロック数と、復調後のデータを記憶するメモ
    リ手段へのデータ転送量を示す単位時間当たりの転送回
    数との比率関係が、j:n/tの関係であることを特徴
    とするディジタル信号処理回路。
  8. 【請求項8】 請求項5記載において、 復調処理の方式がjビットをkビット(j、kは自然
    数)に復調する方式であり、復調後のkビット単位のデ
    ータを一時的に記憶するメモリ手段への転送単位が(k
    ×t)ビットであるとき、データ復調手段へのデータ転
    送量を示すビットクロックの単位時間当たりのクロック
    数と、復調後のデータを記憶したメモリ手段からのデー
    タ転送量を示す単位時間当たりの転送回数との比率関係
    が、j:n/t〜j:n/(2×t)の範囲の関係であ
    ることを特徴とするディジタル信号処理回路。
  9. 【請求項9】 記録媒体から読み取られディジタル化さ
    れた1ビットシリアル形式のビットデータとそのデータ
    に同期した周期f(fは自然数)のビットクロックに対
    し、ビットデータをnビット(nは自然数)にシリアル
    −パラレル変換した後のリードデータを(f×n)周期
    のリードクロックで伝送し、そのnビットリードデータ
    に含まれて伝送される上位lビット(lは自然数)と全
    ての同期パターンに共通の下位mビット(mは自然数)
    で構成される同期パターンと、復調処理の単位jビット
    (jは自然数)のデータh個(hは自然数)とで構成さ
    れる1フレームデータに対して、同期パターンの検出、
    復調処理を行うディジタル信号処理回路であって、少な
    くとも、 nビットのリードデータに対しデータシフトを行うn個
    のシフトレジスタと、 mビットの下位同期パターンのデコードを行うn個のデ
    コード手段と、 lビットの上位同期パターンのデコードを行うデコード
    手段と、 n個のデコード手段からの検出状況から下位同期パター
    ン検出を判定する手段と、 lビットの上位同期パターンデコードを行うシフトレジ
    スタビットを選択する手段と、 jビットのデータ復調を行うシフトレジスタビットを選
    択する手段と、 復調データのラッチタイミング生成手段と、 選択されたjビットデータに対し復調を行う手段とを有
    し、 前記選択手段は、前記判定手段における下位デコード手
    段n個の内1つから得られる下位同期パターンの検出に
    従い、上位同期パターンlビットと、復調データjビッ
    トのレジスタビットを選択し、 前記タイミング生成手段は、前記判定手段からの下位同
    期パターン検出判定毎にラッチタイミングを更新するこ
    とを特徴とするディジタル信号処理回路。
  10. 【請求項10】 請求項9記載において、 少なくとも、前記したn個のシフトレジスタと、n個の
    下位同期パターンデコード手段と、上位同期パターンデ
    コード手段と、下位同期パターンの検出を判定する判定
    手段と、上位同期パターンlビットの選択手段と、復調
    データjビットの選択手段と、ラッチタイミング生成手
    段と、復調手段とを、同一の半導体チップ上に設けるこ
    とを特徴とするディジタル信号処理回路。
  11. 【請求項11】 請求項10記載において、 前記半導体チップ上のn個のシフトレジスタに入力され
    るnビットデータは(f×n)の周期のビットクロック
    で伝送され、(f×n)周期のクロック((l+m)+
    j×h)/n個分の周期に1回の割合で同期パターンの
    検出出力が得られることを特徴とするディジタル信号処
    理回路。
  12. 【請求項12】 請求項10記載において、 復調処理の方式がjビットをkビット(j、kは自然
    数)に復調する方式であり、復調後のkビット単位のデ
    ータを一時的に記憶するメモリ手段への転送単位が(k
    ×t)ビット(tは自然数)であるとき、データの復調
    手段へのデータ転送量を示すビットクロックの単位時間
    当たりのクロック数と、復調後のデータを記憶するメモ
    リ手段へのデータ転送量を示す単位時間当たりの転送回
    数との比率関係が、j:n/tの関係であることを特徴
    とするディジタル信号処理回路。
  13. 【請求項13】 請求項10記載において、 復調処理の方式がjビットをkビット(j、kは自然
    数)に復調する方式であり、復調後のkビット単位のデ
    ータを一時的に記憶するメモリ手段への転送単位が(k
    ×t)ビットであるとき、データ復調手段へのデータ転
    送量を示すビットクロックの単位時間当たりのクロック
    数と、復調後のデータを記憶したメモリ手段からのデー
    タ転送量を示す単位時間当たりの転送回数との比率関係
    が、j:n/t〜j:n/(2×t)の範囲の関係であ
    ることを特徴とするディジタル信号処理回路。
  14. 【請求項14】 データの書込みが可能な記録媒体にお
    いて、少なくともプリフォーマットされた物理アドレス
    の先頭を示しwビット(wは自然数)で構成される複数
    のアドレスマークと、複数の物理アドレスと、データの
    書込みが可能な領域内でデータブロックの先頭を示すr
    ビット(rは自然数)のブロック同期パターンと、デー
    タブロックとで構成される、合計sビット(sは自然
    数)のセクタ単位のデータが記録された記録媒体から信
    号を読み取り、ディジタル化された1ビットシリアル形
    式のビットデータとそのデータに同期した周期f(fは
    自然数)のビットクロックに対して、ビットデータをn
    ビット(nは自然数)にシリアル−パラレル変換した後
    のリードデータを(f×n)の周期のビットクロックで
    伝送し、そのnビットリードデータにに含まれて伝送さ
    れるwビットのアドレスマークと、rビットのブロック
    同期パターンに対して検出を行い、物理アドレス、デー
    タブロックに対してjビット単位でデータ復調を行うデ
    ィジタル信号処理回路であって、少なくとも、 nビットリードデータに対しデータシフトを行うn個の
    シフトレジスタと、 wビットのアドレスマークのデコードを行うn個のデコ
    ード手段と、 n個のデコード手段からの検出状況からアドレスマーク
    検出を判定する判定手段と、 rビットからブロック同期パターンのデコードを行うn
    個のデコード手段と、 n個のデコード手段からの検出状況からブロック同期パ
    ターン検出を判定する判定手段と、 jビットのデータ復調を行うシフトレジスタビットを選
    択する手段と、 復調データのラッチタイミング生成手段と、 選択されたjビットデータに対し復調を行う手段とを有
    し、 前記選択手段は、前記アドレスマーク検出の判定手段に
    おいてデコード手段n個の内1つから得られるアドレス
    マークの検出に従い、或いは前記ブロック同期パターン
    検出の判定手段においてデコード手段n個の内1つから
    得られるブロック同期パターンの検出に従い、復調デー
    タjビットのレジスタビットを選択し、 前記タイミング生成手段は、前記2つの判定手段からの
    パターン検出判定毎にラッチタイミングを更新すること
    を特徴とするディジタル信号処理回路。
  15. 【請求項15】 請求項14記載において、 少なくとも、前記したn個のシフトレジスタと、n個の
    アドレスマークデコード手段と、アドレスマーク検出判
    定手段と、n個のブロック同期パターンデコード手段
    と、ブロック同期パターン検出判定手段と、復調データ
    jビットの選択手段と、ラッチタイミング生成手段と、
    復調手段とを、同一の半導体チップ上に設けることを特
    徴とするディジタル信号処理回路。
  16. 【請求項16】 請求項15記載において、 前記半導体チップ上のn個のシフトレジスタに入力され
    るnビットデータは(f×n)の周期のビットクロック
    で伝送され、(f×n)周期のクロックs/n個分の周
    期に、1セクタに複数含まれるアドレスマークが少なく
    とも1回の割合で検出され出力されることを特徴とする
    ディジタル信号処理回路。
  17. 【請求項17】 請求項15記載において、 前記半導体チップ上のn個のシフトレジスタに入力され
    るnビットデータは(f×n)の周期のビットクロック
    で伝送され、(f×n)周期のクロックs/n個分の周
    期に1回の割合でブロック同期パターンの検出出力が得
    られることを特徴とするディジタル信号処理回路。
  18. 【請求項18】 請求項15記載において、 復調処理の方式がjビットをkビット(j、kは自然
    数)に復調する方式であり、データブロックに対して復
    調を行った後のkビット単位のデータを一時的に記憶す
    るメモリ手段への転送単位が(k×t)ビット(tは自
    然数)であるとき、データの復調手段へのデータ転送量
    を示すビットクロックの単位時間当たりのクロック数
    と、復調後のデータを記憶するメモリ手段へのデータ転
    送量を示す単位時間当たりの転送回数との比率関係が、
    j:n/tの関係であることを特徴とするディジタル信
    号処理回路。
  19. 【請求項19】 請求項15記載において、 復調処理の方式がjビットをkビット(j、kは自然
    数)に復調する方式であり、データブロックに対して復
    調を行った後のkビット単位のデータを一時的に記憶す
    るメモリ手段への転送単位が(k×t)ビットであると
    き、データ復調手段へのデータ転送量を示すビットクロ
    ックの単位時間当たりのクロック数と、復調後のデータ
    を記憶したメモリ手段からのデータ転送量を示す単位時
    間当たりの転送回数との比率関係が、j:n/t〜j:
    n/(2×t)の範囲の関係であることを特徴とするデ
    ィジタル信号処理回路。
  20. 【請求項20】 請求項14記載において、 記録媒体上の記録領域に含まれるブロック同期パターン
    のデコードを行うデコード手段であって、少なくともr
    ビットのブロック同期パターンに対しpビット(pは自
    然数でp≦r)毎に分割を行い、その分割したパターン
    に対してデコードを行うデコード手段r/p個と、r/
    p個のデコード手段からのデコード出力を加算しqビッ
    ト(qは自然数でq≦r/p)の加算結果を出力する加
    算手段と、あらかじめ設定されるqビットの検出レベル
    と加算結果の比較を行いブロック同期パターンのデコー
    ド結果を出力する比較手段とを有することを特徴とする
    ディジタル信号処理回路。
  21. 【請求項21】 請求項20記載において、 少なくとも、前記したr/p個のデコード手段と、加算
    手段と、比較手段とで構成されるブロック同期パターン
    のデコード手段を半導体チップに設けた際の、qビット
    のブロック同期パターン検出レベルの設定は、半導体チ
    ップの動作を制御するシステムコントローラとのインタ
    ーフェイス手段、或いは半導体チップ上に設けられるイ
    ンターフェイスレジスタを介して設定されることを特徴
    とするディジタル信号処理回路。
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