JP3277496B2 - 記録媒体及びその再生装置 - Google Patents

記録媒体及びその再生装置

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JP3277496B2
JP3277496B2 JP02357793A JP2357793A JP3277496B2 JP 3277496 B2 JP3277496 B2 JP 3277496B2 JP 02357793 A JP02357793 A JP 02357793A JP 2357793 A JP2357793 A JP 2357793A JP 3277496 B2 JP3277496 B2 JP 3277496B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1周または1セクタの
各セグメントに全て同一の方式で、データが記録されて
いるサンプルサーボ方式のディスクに用いて好適な記録
媒体に係わり、特に、1つの特定のデータエリアに、サ
ーボパターンと異なるパターンのみが記録されている記
録媒体及びその再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスクは、1トラックを複
数のセクタに分割し、各セクタを複数のセグメントに分
割し、データの記録/再生を行っている。
【0003】図16は、光ディスクにける1セクタのセ
グメント配列の基本的な構成を示す概念図である。通
常、1トラックは、42セクタに分割される。1セクタ
内の各セグメントは、サーボエリアとデータエリアから
構成されており、先頭のセグメントがヘッダH1、次の
セグメントがヘッダH2、さらに次のセグメントがデー
タセグメントD1、以下同様に、データセグメントD2
からデータセグメントD30まで続く。従って、1セク
タは、合計32セグメントから構成される。
【0004】そして従来、上記の配列構成を基本とし
て、データセグメントに垂直磁化膜の磁化の配向方向を
変化させることでデータが記録され、記録/再生を可能
とするMO(光磁気)ディスクが開発されている。
【0005】図17は、MOディスクにおける1セクタ
のセグメント配列の構成を示す概念図である。各セグメ
ントにおける、即ちヘッダH11 、ヘッダH21 、デー
タセグメントD11 乃至D301 における各サーボエリ
アH11a,H21a,D11a乃至D301aには、アクセス
コード11、クロック再生用のクロックピット12、ト
ラッキング用のウォブルピット13a ,13b が、エン
ボスピットとして予め形成されている(図19参照)。
【0006】ヘッダH11 のデータエリアH11bには、
エンボスピットによるアドレス情報14が記録され、ヘ
ッダH21 のデータエリアH21bには、MOパターンに
よる参照データ(MO参照パターン)15が記録されて
いる(図19参照)。データセグメントD11 乃至D3
1 のデータエリアD11b乃至D301bには、エンボス
ピットは存在せず、垂直磁化膜の磁化の配向のピットの
形態でデータが記録される。
【0007】この他、全てのデータがエンボスピット
(プリピット)の形態で記録された再生専用のROMデ
ィスクが開発されている。
【0008】図18は、ROMディスクにおける1セク
タのセグメント配列の構成を示す概念図である。各セグ
メントのヘッダH12 、ヘッダH22 、データセグメン
トD12 乃至D302 における各サーボエリアH12a
H22a,D12a乃至D302aには、MOディスクと同様
に、アクセスコード11、クロック再生用のクロックピ
ット12、トラッキング用のウォブルピット13a ,1
b が設けられている(図19参照)。
【0009】ヘッダH12 のデータエリアH12bには、
エンボスピットによるアドレス情報14が記録され(図
19参照)、ヘッダH22 のデータエリアH22bには、
エンボスピットの記録はされていない。データセグメン
トD12 乃至D302 のデータエリアD12b乃至D30
2bには、エンボスピットによるデータ16等が記録され
ている(図19参照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、MO
ディスクの場合、サーボエリアH11a,H21a,D11a
乃至D301aのデータ(プリピット)と、データエリア
H21b,D11b乃至D301bのデータ(MOピット)と
で記録方式が異なるので、両者データの区別が容易であ
り、クロック再生、ディスクの回転同期、再生信号の振
幅ゲインコントロール、及び再生クロックの位相最適化
等を得ることが容易である。
【0011】しかしながら、ROMディスクの場合、サ
ーボエリアH12a,H22a,D12aH121乃至D3021
のデータ(プリピット)と、データエリアH12b,H1
2b,D12b乃至D302bのデータ(プリピット)とで記
録方式が同一であるので、両者のデータの区別が困難で
ある。このため、ヘッダH22 のデータエリアH2
2bに、エンボスピットを記録せず、これを検出すること
で、クロック再生、セクタ先頭の検出等を可能としてい
るが、データの再生信号の振幅ゲインコントロール、及
びデータ再生クロックの位相最適化等を行うには不十分
であった。
【0012】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、各サーボエリアとデータエリアに、同一
の方式でデータを記録した記録媒体にあって、空白のデ
ータエリアを無くして、全データエリアの有効利用を図
り、もって、再生信号の振幅ゲインコントロール、及び
データ再生クロックの位相最適化等を可能にする記録媒
体を提供する。
【0013】また、各サーボエリアとデータエリアに、
同一の方式でデータを記録した記録媒体にあって、空白
のデータエリアを無くして、全データエリアの有効利用
を図り、もって、再生信号の振幅ゲインコントロール、
及びデータ再生クロックの位相最適化等を可能にする記
録媒体の再生装置を提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の記録媒体は、セ
グメントのうち、1周のうちの少なくとも1つの第1の
セグメントのデータエリアには、サーボパターンと異な
る、0と1を繰り返す参照パターンを記録し、セグメン
トのうち、1周のうちの少なくとも1つの第2のセグメ
ントのデータエリアには、サーボパターンと異なるよう
に、トラックとセクタを指定するアドレス情報が記録さ
れたことを特徴とする。
【0015】本発明の記録媒体再生装置は、セグメント
のうち、1周または1セクタのうちの少なくとも1つの
第1のセグメントのデータエリアには、サーボパターン
と異なる、0と1を繰り返す参照パターンが記録され、
セグメントのうち、1周または1セクタのうちの少なく
とも1つの第2のセグメントのデータエリアには、サー
ボパターンと異なるように、トラックとセクタを指定す
るアドレス情報が記録された記録媒体から、サーボパタ
ーンを検出するサーボパターン検出手段と、1セグメン
トの期間に1つだけ所定のタイミングで発生する参照パ
ターンを検出する参照パターン検出手段と、記録媒体の
再生信号からクロックを生成するクロック生成手段と、
特定のセグメントのデータエリアに記録されている参照
パターンに対応して、記録媒体からの再生信号を制御す
る制御手段とを備えることを特徴とする。 サーボパター
ン検出手段は、記録媒体からの再生信号を微分した信号
のゼロクロスを検出する微分ゼロクロス検出手段を含
み、微分ゼロクロス検出手段の出力から前記サーボパタ
ーンを検出するようにすることができる。 制御手段は、
クロック生成手段により生成されたクロックを遅延する
遅延手段と、遅延手段により遅延されたクロックを利用
して、記録媒体からの再生信号のレベルを検出するレベ
ル検出手段と、記録媒体からの再生信号のレベルの変化
が最大となるように、遅延手段の遅延時間を制御する遅
延時間制御手段とを備えるようにすることができる。
ーボパターン検出手段は、記録媒体からの再生信号を所
定のタイミングでサンプリングするサンプリング手段
と、サンプリング手段によりサンプリングされた値の差
を演算する演算手段とを備えるようにすることができ
る。
【0016】
【作用】本発明の記録媒体においては、セグメントのう
ち、1周のうちの少なくとも1つの第1のセグメントの
データエリアには、サーボパターンと異なる、0と1を
繰り返す参照パターンが記録され、セグメントのうち、
1周のうちの少なくとも1つの第2のセグメントのデー
タエリアには、サーボパターンと異なるように、トラッ
クとセクタを指定するアドレス情報が記録される。
【0017】本発明の記録媒体再生装置においては、セ
グメントのうち、1周または1セクタのうちの少なくと
も1つの第1のセグメントのデータエリアには、サーボ
パターンと異なる、0と1を繰り返す参照パターンが記
録され、セグメントのうち、1周または1セクタのうち
の少なくとも1つの第2のセグメントのデータエリアに
は、サーボパターンと異なるように、トラックとセクタ
を指定するアドレス情報が記録された記録媒体から、サ
ーボパターンが検出され、1セグメントの期間に1つだ
け所定のタイミングで発生する参照パターンが検出され
る。また、記録媒体の再生信号からクロックが生成さ
れ、特定のセグメントのデータエリアに記録されている
参照パターンに対応して、記録媒体からの再生信号が制
御される。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の記録媒体であるROMディ
スクの一実施例の構成(セグメント配列)を示す概念図
である。図18における場合と対応する部分には同一の
符号が付してある。ヘッダH22 のデータエリアH22b
には、エンボスピット(プリピット)によるROM参照
パターンが記録されている。ROM参照パターンには、
サーボパターンとは異なるパターンが適用される。
【0019】ROM参照パターンには、図17に示した
MOディスクのMO参照パターンと同様に、再生信号の
振幅ゲインコントロール、及び再生クロックの位相最適
化等の制御を可能にする0,1の繰り返しである参照パ
ターンを用いることが可能である。これを再生して得ら
れるパターン(図2(b))は、サーボパターンである
クロックピット12、ウォブルピット13a 、13b
配列パターン(図19)を再生して得られるパターン
(図2(a))とは、明らかに相違する。
【0020】この他、例えば、アドレス情報を、図3に
示すような、1 out of 4のエンボスピット
(グレイコード)で記録する場合、前のピット(1 o
utof 4)と、後のピット(1 out of
4)の間を区切って表現し、中間を含む両サイドに、2
ビットの常に1つのギャップ(ピット無し部)を設ける
(図3参照)。
【0021】グレイコードのフォーマットをこのように
設定すると、任意の2つのグレイコードを再生しても、
その再生パターンは、サーボパターンを再生した場合
(図2(a))とは、明らかに相違する。即ち、“10
0010001”のパターンは発生しない(図4参
照)。
【0022】図5は、本発明のディスク再生装置の第1
実施例の主要部の構成を示すブロック図である。微分ゼ
ロクロス回路31は、ディスクのRF再生信号(プリピ
ットの再生RF信号PPRF)を微分し、再生信号PP
RFのピーク位置を検出し、パターン検出部32、及び
後述するPLL回路70のアンドゲート71に出力す
る。パターン検出部32は、ゼロクロス検出信号からサ
ーボパターン(図2(a))を検出し、検出信号PDを
カウンタ33に出力すると共に、PLLLOCK保護回
路50の状態制御部51に出力する。
【0023】カウンタ33は、検出信号PDの入力によ
りイニシャライズされ、クロックのカウント動作を開始
する。タイミングデコーダ34は、カウンタ33からカ
ウント値の入力を受け、サーボパターン検出時から次の
サーボパターン検出時までの時間(1セグメント長)毎
のタイミングを知らせる窓信号(WINDOW)1を生
成し、PLLLOCK保護回路50の状態制御部51に
出力する。
【0024】カウンタ33はパターン検出部32が検出
信号PDを出力する毎にリセット(イニシャライズ)さ
れ、タイミングデコーダ34は、略1セグメントの長さ
に対応するカウント値になったとき窓信号1を出力す
る。従って、1セグメントより短い長さのタイミングで
検出信号PDが発生されると、窓信号1は発生されな
い。
【0025】PLLLOCK保護回路50は、状態制御
部51、カウンタ52、及び2つのフリップフロップ
(JKFF)53、54から構成されている。状態制御
部51は、第1に、窓信号1の入力時に検出信号PDの
入力の有無を確認し、入力有りの確認時にカウンタ61
に所定の値ロードし、カウント動作を開始させると共
に、フリップフロップ53の状態を非HUNTING状
態に切換える。第2に、カウンタ61のカウント値に対
応してタイミングデコーダ62から出力された窓信号2
の入力時に検出信号PDの入力の有無を確認し、入力有
りの確認時にカウンタ52に第1の動作を指令する指令
信号ENを出力する。そして以後は、カウンタ52に検
出信号PDの入力を通知する。
【0026】第3に、カウンタ52の第1の動作による
カウント結果に応じて、フリップフロップ53,54の
状態を切換える。第4に、フリップフロップ54の出力
状態(LOCK状態)の有無を確認し、LOCK状態の
確認時にカウンタ52に第2の動作を指令する指令信号
LDを出力する。そして以後は、カウンタ52に検出信
号PDの入力を通知する。第5に、カウンタ52の第2
の動作によるカウント結果に応じて、フリップフロップ
53,54の状態を切換える。
【0027】一方、カウンタ61は、セグメント内のカ
ウンタであり、1セグメント長に対応する時間、クロッ
クをカウントし、カウント値をタイミングデコーダ62
に通知する。タイミングデコーダ62は、カウンタ61
のカウント値に対応して所定のタイミングで1セグメン
ト長毎のタイミングを知らせる窓信号(WINDOW)
2,3を生成し、窓信号2を状態制御部51に出力する
と共に、窓信号3を後述するPLL回路70のアンドゲ
ート71に出力する。
【0028】また、PLLLOCK保護回路50のカウ
ンタ52は、指令信号ENの入力により第1の動作、即
ち窓信号2の入力時毎に検出信号PDが入力された回数
を例えば連続m回までカウントし、指令信号LDの入力
により第2の動作、即ち窓信号2の入力時毎に検出信号
PDが入力されない回数を例えば連続n回までカウント
する。そして、カウント結果、即ち、窓信号2の入力時
毎の検出信号PDの入力有りが連続m回以上、あるいは
連続m回未満、または窓信号2の入力時毎の検出信号P
Dの入力無しが連続n回以上、あるいは連続n回未満で
あることを状態制御部51に通知する。
【0029】PLLLOCK保護回路50のフリップフ
ロップ(JKFF)53は、状態制御部51からのJ信
号(0or1)、K信号(0or1)に応じて、Q出力
の状態を切換える。Q出力が1の時はHUNTING状
態である。そして、Q出力の状態をCPU(図示せず)
及び状態制御部51に通知する。
【0030】PLLLOCK保護回路50のフリップフ
ロップ(JKFF)54は、状態制御部51からのJ信
号(0or1)、K信号(0or1)に応じて、Q出力
の状態を切換える。Q出力が1の時はLOCK状態であ
る。そして、Q出力の状態をCPU(図示せず)及び状
態制御部51に通知する。
【0031】図6は、本発明のディスク再生装置が出力
するサーボパターンの再生信号PPRF、検出信号P
D、カウンタ33のカウント値、窓信号1、カウンタ6
1のカウント値、窓信号2のタイムチャートである。
【0032】再生信号PPRFは、アナログ信号であ
り、一定周期毎にクロックピット12、ウォブルピット
13a ,13b の再生波形が表われる。微分ゼロクロス
回路31は、この信号のゼロクロスを検出する。パター
ン検出部32はこのゼロクロス検出信号からサーボパタ
ーンを検出したとき、検出信号PDを出力する。
【0033】カウンタ33は、最初の検出信号PDの出
力時から次の検出信号PDの出力時までカウント動作を
行い、そのカウント値をタイミングデコーダ34に出力
する。そのカウント値が所定の値に達したとき、タイミ
ングデコーダ34は窓信号1を発生する。
【0034】状態制御部51は、窓信号1の発生タイミ
ングにおいて検出信号PDが入力されたとき、カウンタ
61にカウント動作を開始させる。タイミングデコーダ
62は、カウンタ61のカウント値が所定の値に達した
とき、窓信号2を発生する。
【0035】図7は、PLLLOCK保護回路50の状
態遷移図である。まず初めに、UNLOCK状態、即
ち、LOCKフラグが0、HUNTINGフラグが1の
状態である初期状態にセットされる。この状態で、パタ
ーン検出部32から検出信号PDが出力され、タイミン
グデコーダ34から窓信号1が出力された場合、次回に
おいて、窓信号1の出力と共に検出信号PDが出力され
るか否かを確認する。窓信号1の出力と共に検出信号P
Dの出力を確認した場合、HUNTINGフラグが0と
される。すなわち、フリップフロップ53に信号が出力
され、その出力が0とされ、非HUNTING状態とな
る。また同時に、カウンタ52に指令信号ENが出力さ
れ、カウンタ52が第1の動作を開始する。
【0036】この後、カウンタ52が窓信号2の入力毎
に検出信号PDの入力有りを連続m回未満カウントした
場合(連続してm回以上カウントできなかった場合)、
LOCKフラグが0、HUNTINGフラグが1の状態
である初期状態に戻る。カウンタ52が窓信号2の入力
毎に検出信号PDの入力有りを連続m回以上カウウント
した場合、LOCKフラグが1とされる。すなわち、フ
リップフロップ54に信号が出力され、その出力が1と
され、LOCK状態となる。また同時に、カウンタ52
に指令信号LDが出力され、カウンタ52が第2の動作
を開始する。
【0037】このLOCK状態において、カウンタ52
が窓信号2の入力毎に検出信号PDの入力無しを連続n
回未満カウウントした場合(連続してn回以上カウント
できなかった場合)、LOCKフラグが1、HUNTI
NGフラグが0の状態を継続する。カウンタ52が窓信
号2の入力毎に検出信号PDの入力無しを連続n回以上
カウントした場合、LOCKフラグが0、HUNTIN
Gフラグが1の状態である初期状態に戻る。
【0038】図8は、本発明のディスク再生装置に関係
するPLL回路、及びクロック位相補正回路の一実施例
の構成を示すブロック図である。PLL回路70のアン
ドゲート71は、微分ゼロクロス回路31からのゼロク
ロス信号、及びタイミングデコーダ62からの窓信号3
(この窓信号はクロックピットに対応するゼロクロス信
号が発生するタイミングで発生される)の入力によりク
ロックピットに対応するゼロクロス信号を検出し、検出
信号RCKPとしてPC(phase comparator)72に出
力する。
【0039】PC72は、上記アンドゲート71(微分
ゼロクロス回路31)から出力された検出信号RCKP
と、カウンタ75から出力されたシステムクックSCK
の1/n分周信号CCKPの位相を比較し、その誤差信
号を生成し、LPF(low pass filter )73に出力す
る。LPF73は、PC72から出力された位相誤差信
号の高周波成分を除去し、残りの周波数成分をVCO
(voltage controlled oscillator )74に出力する。
VCO74は、LPF73から出力された出力信号を基
にシステムクロック(マスタークロック)SCKを生成
し、カウンタ75、及びクロック位相補正回路80の遅
延回路81に出力する。カウンタ75は、VCO74か
ら出力されたシステムクロックSCKを1/nに分周
し、1/n分周信号CCKPをPC72に出力する。
【0040】クロック位相補正回路80の遅延回路81
は、VCO74から出力されたシステムクロックSCK
に対して、信号処理回路83からの選択指令信号SEL
に基づく遅延時間を与えてクロックDCKを生成し、A
/D変換器82に出力する。このA/D変換器82に
は、また、ディスクのデータエリアからの再生信号が入
力されている。従って、この信号は、再生しているのが
MOディスクであればMORF信号となり、ROMディ
スクであればROMRF信号となる。
【0041】A/D変換器82は、ディスクにおけるデ
ータエリア(例えば図1におけるH22b)の再生信号を
ディジタル信号に変換し、クロックDCKと共に信号処
理回路83に転送する。信号処理回路83は、例えば再
生信号のエラー訂正等を施して復調回路(図示せず)等
に出力する。また、信号処理回路83は、A/D変換器
82に、図1のデータエリアH22bに記録されているR
OM参照パターン(または図17のデータエリアH21b
に記録されているMO参照パターン)に対応する信号が
入力されているタイミングのとき、再生信号のクロック
DCKとの位相差を検出し、遅延量を決定する選択指令
信号SELを生成し、遅延回路81に出力する。これに
より、データ再生用のクロック(データエリアの期間に
おけるクロック)DCKの位相が適切な値に設定され
る。この位相は、次のセクタのヘッダH2まで固定され
る。
【0042】尚、本実施例の遅延回路81は、内部に複
数の遅延設定量が設定されており、選択指令信号SEL
に基づいて特定の遅延量を選択し、システムクロックS
CKに遅延処理を施すものと考えても良い。
【0043】図9は、上記PLL回路70に関係する再
生信号PPRF、検出信号RCKP、1/n分周信号C
CKP、システムクロックSCKのタイムチャートであ
る。再生信号PPRFは、アナログ信号であり、一定周
期毎にクロックピット13、ウォブルピット14,15
に対応してその再生波形が変化する。アンドゲート71
が出力する検出信号RCKPは、パルス信号であり、そ
の立ち下がりエッジが再生信号PPRFにおけるクロッ
クピット12の再生波形のピーク位置にタイミングが一
致している。VCO74が出力するシステムクロックS
CKを、1/nに分周してカウンタ75が出力する1/
n分周信号CCKPは、その立ち下がりエッジが、検出
信号RCKPの立ち下がりエッジと一致するように、そ
の位相が制御される。
【0044】図10は、上記クロック位相補正回路80
に関係する再生信号PPRF(ROMRF)(MOR
F)、クロックDCK1,DCK2,DCK3、システ
ムクロックSCKのタイムチャートである。再生信号P
PRF(図2(b)の信号に対応する)は、ヘッダH2
2 のデータエリアH22b(ROMディスクの参照エリア
に相当する)のアナログ信号であり、一定周期毎にピー
ク位置が存在する。
【0045】クロックDCK1は、システムクロックS
CKに対して、遅延量φ1 を与えた時のクロック信号で
あり、その1周期前と後の立ち上がりエッジのタイミン
グにおける再生信号PPRFのレベルの差はd1 とな
る。クロックDCK2は、システムクロックSCKに対
して、遅延量φ2 を与えた時のクロック信号であり、1
周期前と後の立ち上がりエッジのタイミングにおける再
生信号PPRFのレベルの差分値はd2 となる。クロッ
クDCK3は、システムクロックSCKに対して、遅延
量φ3 を与えた時のクロック信号であり、1周期前と後
の立ち上がりエッジのタイミングにおける再生信号PP
RFのレベルの差分値はd3 となる。図より明らかなよ
うに、差分値d1 ,d2 ,d3 の関係は、d2 >d1
3 となる。
【0046】各差分値d1 ,d2 ,d3 は、クロックD
CK1,DCK2,DCK3で、再生信号PPRFをサ
ンプリングした時の、例えば電位差であるから、最大で
ある時、再生信号PPRFの論理(1(H)または0
(L))を正確に読むことが可能になる。従って、最大
の差分値d2 が得られるクロックDCK2が、最適な遅
延処理を施された信号であることになる。
【0047】上記PLL回路70、及びクロック位相補
正回路80の動作について説明する。PLL回路70の
アンドゲート71に対して、微分ゼロクロス回路31か
らのピーク値に対応するゼロクロス信号、及びタイミン
グデコーダ62からの窓信号3が入力された場合、アン
ドゲート71において、両者のアンドが取られ、検出信
号RCKPがPC72に出力される。PC72におい
て、アンドゲート71から出力された検出信号RCKP
と、カウンタ75から出力された1/n分周信号CCK
Pとが位相比較され、位相誤差信号が生成され、LPF
73に出力される。
【0048】LPF73において、PC72から出力さ
れた誤差信号の高周波成分が除去され、残りの出力信号
がVCO74に出力される。VCO74において、LP
F73から出力された出力信号に基づいたシステムクロ
ックSCKが生成され、カウンタ75、及びクロック位
相補正回路80の遅延回路81に出力される。ここで、
カウンタ75において、VCO74から出力されたシス
テムクロックSCKが1/nに分周され、1/n分周信
号CCKPがPC72に出力される。
【0049】一方、クロック位相補正回路80の遅延回
路81において、VCO74から出力されたシステムク
ロックSCKに対して、信号処理回路83からの選択指
令信号SELに基づく遅延時間が与えられる。そして、
クロックDCKが生成され、A/D変換器82に出力さ
れる。A/D変換器82において、ROMディスクにお
けるデータエリアH22bの再生信号PPRF、または、
MOディスクのデータエリアH22bの再生信号MORF
が、ディジタル信号に変換され、信号処理回路83に転
送される。信号処理回路83において、システムクロッ
クSCKをデータ再生用のクロックDCKにするための
遅延量が決定される。そして、その遅延量を示す選択指
令信号SELが遅延回路81に出力される。
【0050】この時、信号処理回路83において、シス
テムクロックSCKの最適な遅延量が、例えば、図10
のタイムチャートに従って認識され、クロックDCK2
を生成する(PPRFの最大のレベル変化が得られるよ
うにシステムクロックの遅延量が決定される)。これに
より、このセクタ内の後続する各セグメントのデータエ
リアからの再生信号PPRFまたはMORFに対応する
適切な読取処理が可能となる。
【0051】図11は、再生信号PPRFの波形の一例
を示す概念図である。サーボエリアH22aからはサーボ
パターンが検出されるが、これは上記PLLLOCK保
護回路50、PLL回路70、クロック位相補正回路8
0により処理される。ところが、例えば、記録時におけ
る変調方式によっては、図11に示すように、データエ
リアD12bに記録されたROMデータからサーボパター
ンに等しいパターンが検出される場合が有り得る。しか
しながら、1セクタに少なくとも1回、ヘッダH2
2に、1セグメントの期間に1回だけサーボパターンが
検出されるようにしておけば、このサーボパターンに対
応して生成される窓信号により、データエリア中に発生
されるサーボパターンは検出されなくなり、正しいサー
ボパターンのみを確実に検出することが可能になる。
【0052】以上説明したように、本実施例において
は、窓信号2の入力毎に検出信号PDの入力無しの連続
回数を確認して、フリップフロップ53のHUNTIN
G状態の有無を決定し、窓信号2の入力毎に検出信号P
Dの入力有りの連続回数を確認して、フリップフロップ
54のLOCK状態の有無を決定し、CPU等に通知す
る。LOCK状態になれば、サーボ情報、アドレス情報
が得られ、記録または再生が可能になる。
【0053】また、窓信号3をPLL回路70に出力す
ることで、クロック生成の基準となるクロックピット1
2を正確に選択することができる。
【0054】次に、第2実施例について説明する。第2
実施例は、第1実施例と殆ど同じである。異なる点は、
第1実施例における窓信号1及び窓信号3の生成手段で
あり、その他は第1実施例と同様であるので、異なる点
のみ説明し、同一の構成に対しては同じ符号を付け説明
を省略する。
【0055】図12は、本発明のディスク再生装置の第
2実施例の主要部の構成を示すブロック図である。A/
D変換器100は、後述するVCO107が出力するシ
ステムクロックSCK’に同期してディスクのRF再生
信号(PPRF)をA/D変換し、サーボパターン検出
回路102及び第1実施例のPLL回路70に相当する
PLL回路101の位相誤差信号生成回路103に出力
する。サーボパターン検出回路102は、A/D変換さ
れたサーボパターン(図2(a))を検出し、検出信号
PD’をカウンタ104に出力すると共に、PLLLO
CK保護回路50の状態制御部51に出力する。
【0056】カウンタ104は、検出信号PD’の入力
によりイニシャライズされ、システムクロックSCK’
のカウント動作を開始する。タイミングデコーダ105
は、カウンタ104からカウント値の入力を受け、第1
実施例と同様に、サーボパターン検出時から次のサーボ
パターン検出時までの時間(1セグメント長)毎のタイ
ミングを知らせる窓信号(WINDOW)1を生成し、
PLLLOCK保護回路50の状態制御部51に出力す
る。
【0057】タイミングデコーダ105は、略1セグメ
ントの長さに対応するカウント値になったとき窓信号1
を出力する。従って、1セグメントより短い長さのタイ
ミングで検出信号PD’が発生されると、窓信号1は発
生されない。
【0058】また、PLL回路101の位相誤差信号生
成回路103は、A/D変換器100によってA/D変
換されたディスクのRF再生信号より、後述する演算に
より位相誤差信号PE(Phase error)を生成し、LP
F(Low Pass Filter)106に出力する。LPF10
6は、位相誤差信号生成回路103から出力された位相
誤差信号PEの高周波成分を除去し、残りの周波数成分
をVCO(Voltage Controlled Oscillator)107に
出力する。VCO107は、LPF106から出力され
た出力信号を基にシステムクロックSCK’を生成し、
前記A/D変換器100、前記カウンタ104、カウン
タ108及び第1実施例におけるクロック位相補正回路
80の遅延回路81に出力する。
【0059】カウンタ108は、セグメント内のカウン
タであり、1セグメント長に対応する時間、クロックを
カウントし、カウント値をタイミングデコーダ109に
通知する。タイミングデコーダ109は、カウンタ10
8のカウント値に対応して所定のタイミングで1セグメ
ント長毎のタイミングを知らせる窓信号(WINDO
W)3を生成し、この窓信号3が位相誤差信号生成回路
103に入力され、位相誤差信号生成回路103におい
て前記位相誤差信号PEが生成される。
【0060】位相誤差信号生成回路103における演算
による位相誤差信号PEの生成を図13を用いて説明す
る。図13は再生信号PPRFの波形の状態を示す波形
図である。
【0061】トラッキングON状態でのサーボピットに
おける再生信号PPRF波形は、図13に示すようにな
り、この再生信号PPRFをA/D変換器100によっ
てA/D変換して、システムクロックSCK’に基づい
て所定の時刻でのデジタル値a1、a2、c1、c2をサン
プリングし、差分(a1− a2)、(c1−c2)を算出
し、差分の和である位相誤差信号PE PE=(a1−a2)+(c1−c2) を演算し、この位相誤差信号PEを最小(ゼロ)にする
ようにVCO107を制御し、PLLを構成する。
【0062】その他の構成は第1実施例と同じである。
【0063】尚、再生信号PPRFよりデータを再生す
る方式が、データピットのエッジ位置の振幅値を用い
る、例えば、パーシャルレスポンス方式の場合、図14
(a)に示すように、DCKの立ち上がりエッジのタイ
ミングにおけるPPRFの値An,Bnを、A/D変換
器82でサンプリングし、信号処理回路83で、その差
分(An−Bn)を演算する。そして、差分(An−B
n)が最小になるように、遅延回路81でクロックDC
Kの位相を補正することにより、エッジ位置にクロック
DCKを同期させることができるが、実際にパーシャル
レスポンス方式を用いたデータ検出においては、高密度
に情報を記録するために、ピット間の干渉を積極的に利
用する必要がある。従って、再生信号PPRFのアイ・
パターンは、図14(b)に示すようになり、実際の高
密度記録における1Tの繰り返しでは、再生信号PPR
Fは、図14(c)のように、なだらかな信号となっ
て、殆どアイ・パターンの中心値となり、差分値がとれ
ず、十分な感度を得ることができない。
【0064】そこで、実際上は、図15に示すように、
再生信号PPRF(MORF)の差分量が十分得られる
ように、参照パターン(Write REF)の記録周
期2T(またはそれ以上の期間)を用い、A/D変換器
82でAn,Cnをサンプリングし、さらに、その差分
(An−Cn)を信号処理回路83で演算し、この差分
(An−Cn)が最小になるように、遅延回路81でク
ロックDCKの位相を補正する。
【0065】
【発明の効果】本発明の記録媒体によれば、セグメント
のうち、1周のうちの少なくとも1つの第1のセグメン
トのデータエリアには、サーボパターンと異なる、0と
1を繰り返す参照パターンを記録し、セグメントのう
ち、1周のうちの少なくとも1つの第2のセグメントの
データエリアには、サーボパターンと異なるように、ト
ラックとセクタを指定するアドレス情報を記録するよう
にしたので、空白のデータエリアを無くして、全データ
エリアの有効利用を図ることができ、もって、再生信号
の振幅ゲインコントロール、及び再生クロックの位相最
適化等を可能とすることができる。
【0066】本発明の記録媒体再生装置によれば、セグ
メントのうち、1周または1セクタのうちの少なくとも
1つの第1のセグメントのデータエリアには、サーボパ
ターンと異なる、0と1を繰り返す参照パターンが記録
され、セグメントのうち、1周または1セクタのうちの
少なくとも1つの第2のセグメントのデータエリアに
は、サーボパターンと異なるように、トラックとセクタ
を指定するアドレス情報が記録された記録媒体から、サ
ーボパターンを検出し、1セグメントの期間に1つだけ
所定のタイミングで発生する参照パターンを検出する。
また、記録媒体の再生信号からクロックを生成し、特定
のセグメントのデータエリアに記録されている参照パタ
ーンに対応して、記録媒体からの再生信号を制御するよ
うにしたので、再生信号の振幅ゲインコントロールや再
生クロックの位相最適化等を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録媒体であるROMディスクの第1
実施例の構成(セグメント配列)を示す概念図である。
【図2】サーボパターンと参照パターンの再生信号の比
較を示す概念図である。
【図3】図1に示すROMディスクのヘッダH12 のデ
ータエリアH12bに記録されるアドレス情報のパターン
の一例を示す概念図である。
【図4】図3に示すパターンの任意の組み合わせの再生
時の状態を示す概念図である。
【図5】本発明のディスク再生装置の第1実施例の主要
部の構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示すPLLLOCK保護回路50に関係
するサーボパターンの再生信号PPRF、検出信号P
D、カウンタ33のカウント値、窓信号1、カウンタ6
1のカウント値、窓信号2のタイムチャートである。
【図7】図6に示すPLLLOCK保護回路50の状態
遷移図である。
【図8】第1実施例のディスク再生装置に関係するPL
L回路70、及びクロック位相補正回路80の構成を示
すブロック図である。
【図9】図8に示すPLL回路70に関係する再生信号
PPRF、検出信号RCKP、1/n分周信号CCK
P、システムクロックSCKのタイムチヤートである。
【図10】図8に示すクロック位相補正回路80に関係
する再生信号PPRF(MORF)、クロックDCK
1、DCK2、DCK3、システムクロックSCKのタ
イムチャートである。
【図11】再生信号PPRFの波形の一例を示す概念図
である。
【図12】本発明のディスク再生装置の第2実施例の主
要部の構成を示すブロック図である。
【図13】図12における位相誤差信号PEの生成を説
明するための再生信号PPRFの波形の状態を示す波形
図である。
【図14】第2実施例でのクロック位相補正回路におけ
る、パーシャルレスポンス方式の記録の、参照パターン
(Write REF)周期に対する、再生信号PPR
F(MORF)、クロックDCKのタイムチャートであ
る。
【図15】第2実施例でのクロック位相補正回路におけ
る、パーシャルレスポンスの、参照パターン(Writ
e REF)の2倍周期に対する、再生信号PPRF
(MORF)、クロックDCKのタイムチャートであ
る。
【図16】従来の光ディスクにける1セクタのセグメン
ト配列の基本的な構成を示す概念図である。
【図17】従来のMOディスクにおける1セクタのセグ
メント配列の構成を示す概念図である。
【図18】従来のROMディスクにおける1セクタのセ
グメント配列の構成を示す概念図である。
【図19】従来のMOディスク、及びROMディスクの
サーボエリア、データエリアに記録されるデータの配列
を示す概念図である。
【符号の説明】
H12 、H22 ヘッダ D12 乃至D302 データセグメント H12a、H22a、D12a乃至D302a サーボエリア H12b、H22b、D12b乃至D302b データエリア 31 微分ゼロクロス回路 32 パターン検出部 33 カウンタ 34 タイミングデコーダ 50 PLLLOCK保護回路 51 状態制御部 52 カウンタ 53、54 フリップフロップ 61 カウンタ 62 タイミングデコーダ 70 PLL回路 71 ANDゲート 72 PC(フェーズ・コンパレータ) 73 LPF(ロー・パス・フィルタ) 74 VCO(ボルテージ・コントロール・オシレー
タ) 75 カウンタ 80 クロック位相補正回路 81 遅延回路 82 A/D変換器 83 信号処理回路 100 A/D変換器 102 サーボパターン検出回路 103 位相誤差信号生成回路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1周を複数のセグメントに分割し、 各セグメントをサーボエリアとデータエリアに区分し、 前記サーボエリアにはサーボに必要なサーボパターンを
    記録し、 前記データエリアには、前記サーボパターンと同一の方
    式でデータを記録した記録媒体において、前記セグメントのうち、1周のうちの少なくとも1つの
    第1のセグメントの前記データエリアには、前記サーボ
    パターンと異なる、0と1を繰り返す参照パターンを記
    録し、 前記セグメントのうち、1周のうちの少なくとも1つの
    第2のセグメントの前記データエリアには、前記サーボ
    パターンと異なるように、トラックとセクタを指定する
    アドレス情報を記録した ことを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 1周または1セクタが複数のセグメント
    に分割され、 各セグメントがサーボエリアとデータエリアに区分さ
    れ、 前記サーボエリアにはサーボに必要なサーボパターンが
    記録され、 前記データエリアには、前記サーボパターンと同一の方
    式でデータが記録された記録媒体であって、 前記セグメントのうち、1周または1セクタのうちの少
    なくとも1つの第1のセグメントの前記データエリアに
    は、前記サーボパターンと異なる、0と1を繰り返す参
    照パターンが記録され、 前記セグメントのうち、1周または1セクタのうちの少
    なくとも1つの第2のセグメントの前記データエリアに
    は、前記サーボパターンと異なるように、トラックとセ
    クタを指定するアドレス情報が記録された記録媒体を再
    生する再生装置において、 前記サーボパターンを検出するサーボパターン検出手段
    と、 前記1セグメントの期間に1つだけ所定のタイミングで
    発生する前記参照パターンを検出する参照パターン検出
    手段と、 前記記録媒体の再生信号からクロックを生成するクロッ
    ク生成手段と、 特定の前記セグメントの前記データエリアに記録されて
    いる参照パターンに対応して、前記記録媒体からの再生
    信号を制御する制御手段とを備えることを特徴とする記
    録媒体再生装置。
  3. 【請求項3】 前記サーボパターン検出手段は、 前記記録媒体からの再生信号を微分した信号のゼロクロ
    スを検出する微分ゼロクロス検出手段を含み、前記微分
    ゼロクロス検出手段の出力から前記サーボパターンを検
    出することを特徴とする請求項2に記載の記録媒体再生
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、 前記クロック生成手段により生成された前記クロックを
    遅延する遅延手段と、 前記遅延手段により遅延されたクロックを利用して、前
    記記録媒体からの再生信号のレベルを検出するレベル検
    出手段と、 前記記録媒体からの再生信号のレベルの変化が最大とな
    るように、前記遅延手段の遅延時間を制御する遅延時間
    制御手段とを備えることを特徴とする請求項2または3
    に記載の記録媒体再生装置。
  5. 【請求項5】 前記サーボパターン検出手段は、 前記記録媒体からの再生信号を所定のタイミングでサン
    プリングするサンプリング手段と、 前記サンプリング手段によりサンプリングされた値の差
    を演算する演算手段とを備えたことを特徴とする請求項
    2に記載の記録媒体再生装置。
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