JPH1114422A - 空気流量測定装置及び自動車用電子回路装置 - Google Patents

空気流量測定装置及び自動車用電子回路装置

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JPH1114422A
JPH1114422A JP9170629A JP17062997A JPH1114422A JP H1114422 A JPH1114422 A JP H1114422A JP 9170629 A JP9170629 A JP 9170629A JP 17062997 A JP17062997 A JP 17062997A JP H1114422 A JPH1114422 A JP H1114422A
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Kaoru Uchiyama
内山  薫
Takayuki Itsuji
貴之 井辻
Hiroshi Yoneda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用電子回路装置のコストアップを抑え
つつ侵入する電磁波の影響を少なくする。 【解決手段】 自動車用電子回路装置は、内蔵する制御
回路基板5aの各配線導体として、 入力信号ライン7a,
中間信号ライン7b,出力信号ライン7c,電源ライン7dおよ
びグランドライン7eを有し、これらの信号ラインの所定
の上層部位に、クロスオーバ印刷技術を用いて、配線間
を交差接続するクロスオーバ配線としてのワタリ線導体
20と、絶縁膜11を介してシールド配線としての上層
導体10とを形成し、その上層導体10をグランドライ
ン7eに接続して接地する構成のものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷技術を用いて
作製した回路基板を備える自動車用電子回路装置に係
り、特にエンジンの吸入空気流量を計測する空気流量測
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載される各種センサ装置等の
ような電子回路装置には、エンジンルーム内で発生する
スパークノイズはもとより、エンジンルームの外部から
侵入する種々の電磁波が混在する環境下においても、電
子回路装置が誤動作しないように耐電波障害対策を該装
置に施す必要がある。そして、上記電磁波としては、電
子回路装置の電源或いは出力信号を得るためのワイヤー
ハーネスから侵入するものと直接回路基板に侵入するも
のがある。前者の対策としては、従来から、EMIフィ
ルター等を入出力端子に接続し、電磁波を遮断するもの
が一般的な技術として知られている。また、後者に関し
ては、特願平5-255451号公報に開示されているような、
回路基板全体を金属製のケース内に埋設し、金属製のケ
ースを接地することで、直接回路基板に侵入しようとす
る電磁波を回避させる技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、EMI
フィルター等による対策は比較的簡易であるが、直接回
路基板に侵入する電磁波の対策として金属製のケースの
ような遮蔽部品を設けることは、電子回路装置の構成部
品数が多くなり、また、組立作業が煩雑化して、コスト
アップに繋がると云った問題があった。
【0004】従って、本発明の目的は、電子回路装置の
コストアップを抑えつつ回路基板に侵入する電磁波を遮
蔽することのできる空気流量計測装置及び自動車用電子
回路装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明による空気流量計測装置の特徴は、吸入空気の流量を
電気信号として検出するセンシング部と該電気信号を入
力し流量信号に変換して出力する制御部とを備えた空気
流量測定装置において、前記制御部を構成する電子回路
部品と該電子回路部品間を接続する配線導体とを基板上
に形成してなる回路基板を有し、該回路基板は、絶縁膜
を介してクロスオーバ印刷技術を用いて形成されて所定
の前記配線導体の上層部位を被覆し、かつ、接地させら
れるシールド配線を有することにある。
【0006】また、他の特徴は、吸入空気の流量を電気
信号として検出するセンシング部と該電気信号を入力し
流量信号に変換して出力する制御部とを備え、前記制御
部は基板上に電子回路部品を搭載し該搭載部品間を接続
する配線導体を形成してなる回路基板を有し、該回路基
板は、所定の前記配線導体の下層部位及び上層部位に位
置するよう絶縁膜を介してクロスオーバ印刷技術を用い
て形成され、かつ接地させられるよう形成された下層及
び上層のシールド配線を有するところにある。
【0007】さらに、別の特徴は、吸入空気の流量を電
気信号として検出するセンシング部と該電気信号を入力
し流量信号に変換して出力する制御部とを備え、前記制
御部は、基板上に電子回路部品を搭載し、該搭載部品間
を接続するための少なくとも信号配線と電源配線と接地
配線とを含む配線導体を形成してなる回路基板を有し該
回路基板は、クロスオーバ印刷技術を用いて形成されて
所定の前記配線間を交差接続するクロスオーバ配線と、
絶縁膜を介してクロスオーバ印刷技術を用いて形成され
て所定の前記配線の上層部位を被覆するシールド配線と
のうち、少なくともシールド配線を有し、かつ、該シー
ルド配線が、前記接地配線に接続されている点にある。
【0008】そして、前記所定上層部位は、前記配線導
体の信号配線の部位または電源配線の部位の少なくとも
一方であることが好ましい。また、前記電子回路部品
は、その一部が集積回路であり、前記シールド配線は、
前記集積回路の周りにある前記配線導体の上層部位を囲
んで形成されることが望ましい。
【0009】一方、上記目的は、電気絶縁性基板上に印
刷技術を用いて配線導体や抵抗体などの電子回路部品を
形成した回路基板を備える自動車用電子回路装置におい
て、前記回路基板は、絶縁膜を介してクロスオーバ印刷
技術を用いて形成されて、所定の前記配線導体の上層部
位を被覆し、かつ接地させられるシールド配線を有する
ことによって達成される。
【0010】本発明によれば、簡便なクロスオーバ印刷
技術を用いて形成したシールド配線によって侵入する電
磁波の影響が取り除かれるので、低価格性と耐電波障害
性の両立が図られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明によ
る一実施例の空気流量測定装置を示す断面図である。図
において、本実施例の空気流量計測装置は、自動車のエ
ンジンに供給される空気が流れる主空気通路1を内部に
形成するボディ14に装着されて、該主空気通路1を流
れる吸入空気の流量を測定する測定部15から構成され
る。
【0012】そして、測定部15は、流量計測用の空気
を流すための副空気通路2を形成する通路部3と、副空
気通路2内に設置されて吸入空気流量を測定するための
電気信号を検出するセンシング部4と、一体に形成した
通路部3と共にボディ14の外周部に取り付けられて該
センシング部4で検出された電気信号を空気流量に対応
した流量信号として出力するための制御回路基板5aを
内蔵している制御部5とを含み構成される。尚、空気流
量計測装置は、前記のボディ14と測定部15とを含み
構成されていると解釈するも可である。また、本明細書
にて記述する自動車用電子回路装置は、広義には空気流
量計測装置等の組製品を指し、狭義には制御回路基板5
a等の単品を指すものとする。
【0013】図2は、本発明による一実施例の制御回路
基板を示す平面図である。図3は、本発明による第1実
施例の制御回路基板を示す鳥瞰図である。要部を一部断
面して示している。図4は、本発明による一実施例の制
御回路基板の製造工程を示す図である。図2〜図4を同
時に参照しながら、空気流量計測装置が有する回路基板
としての制御回路基板5aの構成について説明する。
【0014】図2,図3に示すように、制御回路基板5
aは、電気絶縁性材からなる基板6と、各種印刷技術を
用いて基板6上に制御回路の配線として形成した配線導
体7(7a,7b,7c,7d,7e)と、これらの配線導体7の所定の
上層部位にクロスオーバ印刷技術を用いて形成したシー
ルド配線としての上層導体10(10a,10b,10c)と、 配線
導体7と上層導体10とを電気的に絶縁するためのガラス
等からなる絶縁膜11と、制御回路基板5a全体を保護
するためのガラス等からなる保護膜12と、電子回路部
品8(即ち、半導体8a,集積回路8b,抵抗8c等のチップ部
品8)と、各種印刷技術により形成した抵抗体9と、配
線導体7の所定の上層部位にて所望の配線同士を交差接
続するためにクロスオーバ印刷技術を用いて形成したク
ロスオーバ配線としてのワタリ線導体20と、各接続端
子21とを含み構成される。
【0015】なお、配線導体7は、信号配線としての入
力信号ライン7aおよび中間信号ライン7bおよび出力信号
ライン7cと、電源配線としての電源ライン7dと、接地配
線としてのグランドライン7eとを含み構成される。ま
た、図中では、上層導体10は斜線範囲で示されてお
り、 上層導体10aは電源配線(電源ライン7d)の上層部位
に上層導体10bは入力側の信号配線(入力信号ライン7a)
の上層部位に、 そして、上層導体10cは集積回路8bの周
囲の上層部位に、 上層導体10のそれぞれが配線導体
7の所定の上層部位に形成されている。ところで、上記
した各種印刷技術は、クロスオーバ印刷技術と同一であ
っても可である。各種印刷技術としては、厚膜印刷技術
としてのスクリーン印刷やオフセット印刷などがある。
【0016】次に、図4に示す各工程から制御回路基板
5aの製造方法について説明する。まず、図3(a)に示
す下層導体印刷工程において、アルミナ等の基板6に、
例えば、銀−白金ペーストを厚膜印刷−焼成することに
より配線導体7を形成する。次に、図3(b)に示す絶縁
膜印刷工程において、配線導体7の上層に、ガラスぺ−
ストを厚膜印刷−焼成することにより絶縁膜11を形成
する。更に、図3(c)に示す上層導体印刷工程におい
て、絶縁膜11の上層に、銀−白金ペースト等をクロス
オーバ印刷−焼成することにより上層導体10を形成す
る。その後、図3(d)に示すオーバコートガラス印刷工
程において、ガラス印刷により保護膜12を形成するこ
とによって、図2に示す制御回路基板5aが完成する。
【0017】なお、上記工程の途中において、 上層導
体10(10a,10b)は、配線導体7の中の接地配線として
のグランドライン7eの接点7gにて電気的に接続されて、
最終的には、空気流量測定装置や自動車用電子回路装置
が接地させられる構成である。しかしながら、グランド
ライン7eに接続しないで、装置外において接地するため
の独立して設けた接地端子(図2に示した接続端子21a )
が上層導体10に接続する構成であっても可である。即
ち「接地端子を有し接地させられるシールド配線」と「シ
ールド配線が接地配線に接続されていること」とは均等
である。また更にワタリ線導体20が 一つも形成され
ていない制御回路基板5a(を有する自動車用電子回路
装置)であっても、本発明の適用範囲である。
【0018】即ち、本発明による空気流量測定装置の特
徴は、従来より回路基板の配線導体を交差させる場合に
一般的に用いられているクロスオーバー印刷技術を応用
してワタリ線導体20と上層導体10とのうち少なくと
も上層導体10を形成するところにある。換言すれば、
電磁波を遮蔽するためのシールド配線としての上層導体
10(または下層導体13)は、接地されて制御回路基板5a
などを電磁シールドする構成として、クロスオーバ印刷
技術を用いて形成されるものである。
【0019】前述のように、空気流量測定装置を誤動作
させる電磁波は、空気流量計測装置の入出力信号を得る
ためのワイヤーハーネスを伝って侵入するものと、直
接、制御回路基板に特に配線導体7に侵入するものとが
ある。そして制御回路基板5aを上記構成とすることに
よって、制御回路基板5aの配線導体7に侵入する後者
の電磁波は、配線導体7の上層部位を覆って形成したシ
ールド配線としての上層導体10により一部は反射し、
一部はグランドに吸収されるため、電磁波の影響を少な
く抑えることができる。したがって、空気流量測定装置
の大幅な耐電波障害性の改善が望める。
【0020】次に、本実施例の電磁波影響抑制効果を実
験的に確認するために、空気流量計測装置の電界強度に
関して 上層導体10が有るもの(本発明品)と、無いも
の(従来品)とで比較した。 図5は、図1の空気流量測
定装置の耐電波障害特性を示す図である。図5に示す結
果から、本発明品の空気流量計測装置は、全周波数域に
亘り、従来品よりも電界強度は高くなり、耐電波障害性
が向上することが判明した。
【0021】以上のように、本発明による制御回路基板
5aの製造方法は、クロスオーバー印刷技術を利用する
ので、特に、既にクロスオーバー印刷技術を採用して製
造する工程にあっては、1工程のみの追加であるので、
制御回路基板5aに対して簡便にシールド配線を作製す
ることができる。これに対して、例えば、従来技術の多
層基板においてシールド配線を作製する場合のような、
絶縁基板に上層配線と下層配線を接続するためのスルー
ホール形成工程などといった製造コストを大きく上昇さ
せるような工程の追加がなく、一方、シールド用の金属
製ケースなどといった別体の部品も採用しないので、良
好な耐電波障害性が得られ、かつ、安価なる制御回路基
板5aが提供される。即ち、本発明による制御回路基板
5aを用いることで、簡易な構造で安価、且つ耐電波障
害性の良好な空気流量計測装置ならびに自動車用電子回
路装置が提供される。
【0022】なお、従来技術の多層基板の場合、基板上
に積層される1層目と2層目の導体間の絶縁層には、材
料としてガラス含有のアルミナ絶縁材が使用され、該絶
縁層は基板全面に形成されている。ここに、スルーホー
ルが形成される理由があると言える。これに対して、ク
ロスオーバ印刷技術を用いて形成された本実施例のガラ
ス絶縁材からなる絶縁膜11は、図3,図4に示すよう
に、基板全面ではなく部分的に形成されている絶縁層で
ある。従って、シールド配線としての上層導体10は、該
部分的な絶縁層上(絶縁膜11上)に形成されていて、基
板上における絶縁膜11が切れている絶縁膜端部にて、
図2に示すように、上層導体10a,10bとグランドライン
7eとが接点7gを介して接続され、スルーホールを使わず
に接地することができると言える。
【0023】次に、本発明による第2実施例の制御回路
基板5aについて説明する。図6は、本発明による第2
実施例の制御回路基板を示す鳥瞰図である。その要部を
一部断面して示している。図において、第1実施例の項
で説明したように、上層導体10cが、集積回路8bの
近傍で該集積回路8bの全周を囲むように形成されてお
り、上層導体10cは、配線導体7の中のグランドライ
ン7eと電気的に接続することで、最終的に接地される構
造となっている。
【0024】即ち、電磁波が配線導体7に乗って伝わっ
た場合に、最も電磁波の影響を受けやすい部品として、
増幅器等を構成している集積回路8bがある。従って、
この集積回路8bの近傍に周囲シールド配線としての上
層導体10cを形成し、侵入する電磁波を回避すること
で、耐電波障害性を向上することができる。なお、この
場合に、周囲シールド配線以外に、信号配線用及び電源
配線用のシールド配線をそれぞれ形成することが望まし
いと言える。即ち、本実施例の構成により、耐電波障害
性に優れた空気流量測定装置が提供される。
【0025】次に、本発明による第3実施例の制御回路
基板5aについて説明する。図7は、本発明による第3
実施例の制御回路基板を示す鳥瞰(要部断面)図である。
図8は、図7の第3実施例に係る制御回路基板を示す部
分断面図である。第3実施例の制御回路基板5aの構成
は、配線導体7の下層に絶縁膜11を介して下層導体1
3を先に印刷形成し、後から印刷形成した配線導体7の
上層に絶縁膜11を介して、更に上層導体10をクロス
オーバ印刷技術を用いて形成し、そして、下層導体13
及び上層導体10を共に、グランドライン7eに電気的に
接続して接地するものである。即ち、配線導体7の所定
の部位(一部分の部位)を、接地された上層導体10と下
層導体13とで上下方向に挟んだ構造としている。
【0026】本構成とすることにより、配線導体7,上
層導体10及び下層導体13との間に絶縁膜11の厚さ
のギャップ11a,11bが生じる。 これにより、それ
ぞれのギャップ11a,11b間には、構造的に、図8
に示すような絶縁膜11を誘電体としたコンデンサが形
成される。一般的に、コンデンサは直流電圧下では電気
的に絶縁体であるが、高周波的には擬似的に良導体の作
用を為すものである。従って、高周波の電磁波が配線導
体7に乗った場合には、電磁波は上記コンデンサの作用
により、接地されている上層導体10と下層導体13を
介してグランドに逃げることになる。
【0027】即ち、本実施例の制御回路基板5aの構成
とすれば、侵入しようとする電磁波が反射されあるいは
吸収され、さらには、上層導体10と下層導体13とで
形成されたコンデンサの作用によって、反射または吸収
されずに配線導体7に残った電磁波も回避することがで
きるので、耐電波障害性に大きな効果がある。本発明に
よる制御回路基板5aを用いれば、耐電波障害性の良好
な空気流量測定装置が提供される。
【0028】以上のように、自動車用電子回路装置の一
つとしての空気流量測定装置について説明したが、本発
明による回路基板としての制御回路基板5aを、例え
ば、エンジン制御用コントロールユニットや自動車用セ
ンサ装置などと言った他の自動車用電子回路装置に適用
しても、上記同様の効果が得られることは云うまでもな
い。特に、種々の電磁波が外部から侵入し混在する自動
車のエンジンルーム環境下に置かれる自動車用電子回路
装置においては、上記効果が十分に期待される。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、自動車用電子回路装置
の回路基板に浸入しようとする電磁波が、クロスオーバ
印刷技術を用いて形成された上層導体、または上層導体
と下層導体によって反射または吸収されるので、耐電波
障害性が向上し、一方、電磁遮蔽構造としての上層導
体、または上層導体と下層導体の製造工程が簡素化され
るので、強電界中での自動車用電子回路装置の動作を安
定化し、かつ低コスト化を図れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の空気流量測定装置を示
す断面図である。
【図2】本発明による一実施例の制御回路基板を示す平
面図である。
【図3】本発明による第1実施例の制御回路基板を示す
鳥瞰図である。
【図4】本発明による一実施例の制御回路基板の製造工
程を示す図である。
【図5】図1の空気流量測定装置の耐電波障害特性を示
す図である。
【図6】本発明による第2実施例の制御回路基板を示す
鳥瞰(要部断面)図である。
【図7】本発明による第3実施例の制御回路基板を示す
鳥瞰(要部断面)図である。
【図8】図7の第3実施例に係る制御回路基板を示す部
分断面図である。
【符号の説明】
1…主空気通路、2…副空気通路、3…通路部、4…セ
ンシング部、5…制御部、5a…制御回路基板、6…基
板、7…配線導体、8…電子回路部品、9…抵抗体、1
0…上層導体、11…絶縁膜、12…保護膜、13…下
層導体、14…ボディ、15…測定部、20…ワタリ線
導体、21…接続端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井辻 貴之 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 (72)発明者 米田 浩志 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸入空気の流量を電気信号として検出する
    センシング部と該電気信号を入力し流量信号に変換して
    出力する制御部とを備えた空気流量測定装置において、 前記制御部を構成する電子回路部品と該電子回路部品間
    を接続する配線導体とを基板上に形成してなる回路基板
    を有し、該回路基板は、絶縁膜を介してクロスオーバ印
    刷技術を用いて形成されて所定の前記配線導体の上層部
    位を被覆し、かつ、接地させられるシールド配線を有す
    ることを特徴とする空気流量測定装置。
  2. 【請求項2】吸入空気の流量を電気信号として検出する
    センシング部と該電気信号を入力し流量信号に変換して
    出力する制御部とを備え、 前記制御部は、基板上に電子回路部品を搭載し該搭載部
    品間を接続する配線導体を形成してなる回路基板を有
    し、該回路基板は、所定の前記配線導体の下層部位及び
    上層部位に位置するよう絶縁膜を介してクロスオーバ印
    刷技術を用いて形成され、かつ、接地させられるよう形
    成された下層及び上層のシールド配線を有することを特
    徴とする空気流量測定装置。
  3. 【請求項3】吸入空気の流量を電気信号として検出する
    センシング部と該電気信号を入力し流量信号に変換して
    出力する制御部とを備え、 前記制御部は、基板上に電子回路部品を搭載し、該搭載
    部品間を接続するための少なくとも信号配線と電源配線
    と接地配線とを含む配線導体を形成してなる回路基板を
    有し、 該回路基板は、クロスオーバ印刷技術を用いて形成され
    て所定の前記配線間を交差接続するクロスオーバ配線
    と、絶縁膜を介してクロスオーバ印刷技術を用いて形成
    されて所定の前記配線の上層部位を被覆するシールド配
    線とのうち、少なくともシールド配線を有し、かつ、該
    シールド配線が、前記接地配線に接続されていることを
    特徴とする空気流量測定装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
    おいて、前記所定上層部位は、前記配線導体の信号配線
    の部位または電源配線の部位の少なくとも一方であるこ
    とを特徴とする空気流量測定装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
    おいて、前記電子回路部品は、その一部が集積回路であ
    り、前記シールド配線は、前記集積回路の周りにある前
    記配線導体の上層部位を囲んで形成されたことを特徴と
    する空気流量測定装置。
  6. 【請求項6】電気絶縁性基板上に印刷技術を用いて配線
    導体や抵抗体などの電子回路部品を形成した回路基板を
    備える自動車用電子回路装置において、 前記回路基板は、絶縁膜を介してクロスオーバ印刷技術
    を用いて形成されて、所定の前記配線導体の上層部位を
    被覆し、かつ接地させられるシールド配線を有すること
    を特徴とする自動車用電子回路装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010107315A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Denso Corp 熱式流量センサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010107315A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Denso Corp 熱式流量センサ

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