JPH11143032A - 映画用カラー写真プリント要素 - Google Patents

映画用カラー写真プリント要素

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JPH11143032A
JPH11143032A JP10261487A JP26148798A JPH11143032A JP H11143032 A JPH11143032 A JP H11143032A JP 10261487 A JP10261487 A JP 10261487A JP 26148798 A JP26148798 A JP 26148798A JP H11143032 A JPH11143032 A JP H11143032A
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JP
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green
color
image
point
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JP10261487A
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John C Brewer
チャールズ ブリューワー ジョン
James P Merrill
パーカー メリル ジェームズ
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3041Materials with specific sensitometric characteristics, e.g. gamma, density
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
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    • G03C2200/26Gamma
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル像に適した階調及び色再現が得られ
るプリント材料の提供。 【解決手段】 支持体の片面上に、少なくとも一層の青
感性ハロゲン化銀乳剤イエロー画像形成層を含む青色感
性記録部と、少なくとも一層の赤感性ハロゲン化銀乳剤
シアン画像形成層を含む赤色感性記録部と、少なくとも
一層の緑感性ハロゲン化銀乳剤マゼンタ画像形成層を含
む緑色感性記録部とを有して成り、前記緑記録部の全体
のコントラスト(OC)が1.9を上回り、そして前記
緑記録部の中間スケールコントラスト(MSC)が3.
2以上であるハロゲン化銀系感光性写真プリント要素。
OC及びMSCの各パラメーターの定義については明細
書に記載の通り。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映画用のハロゲン
化銀系カラー写真フィルムに、より詳細には、デジタル
フィルム出力装置に直接使用するか、又は電子的に得ら
れるフィルム中間体若しくはプリンティングマスターの
ためのプリント材料として使用するのに好適なフィルム
に関する。本発明によると、コンピューター発生画像
(CGI)、走査フィルム試料のデジタル操作物又はデ
ジタル装置で捉えた画像の操作物で実現可能な階調再現
及び色再現の範囲が拡大される。
【0002】
【従来の技術】カラーネガの原ハロゲン化銀写真フィル
ムは、場面の輝度(中性)及びクロミナンス(色)の情
報をネガフィルムにおいて相補的に正反対の階調及び色
相として記録する種類の感光材料である。かかるフィル
ムを露光、現像してそれに内蔵されている写真カプラー
から色素像を形成させた場合、場面の明るい領域はカラ
ーネガフィルム内では暗い領域として記録され、また場
面の暗い領域はカラーネガフィルム内では明るい領域と
して記録される。場面の着色領域は、赤はシアンとし
て、緑はマゼンタとして、青はイエローとして記録され
る等、カラーネガフィルム内では補色として記録される
のが典型的である。場面を正確に再現するためには、輝
度及びクロミナンスの情報を元の場面の情報へ戻すため
の後処理を施す必要がある。映画産業界では、このよう
な後処理の一つに、当該カラーネガフィルムを、映画用
ハロゲン化銀プリントフィルムのような露光及び現像後
に色素像を生ぜしめる別のネガ型感光性ハロゲン化銀材
料へ光学的に焼付け(接触式又は光学素子により)、映
写に適したカラーポジ画像を得る方法がある。
【0003】沿革的には、EASTMAN EXR カラープリント
フィルム5386(商標)のようなカラープリント用ハロゲ
ン化銀系写真材料は、上記のカラーネガの原ハロゲン化
銀系写真材料と共に使用した場合に好ましい投影プリン
トが得られるように最適化が図られてきた。すなわち、
KODAK VISION 500T カラーネガフィルム5279(商標)の
場合のようなプリントすべき代表的なカラーネガのトー
ンスケールの性質及び使用すべき焼付け装置の特性を考
慮することによって、プリント材料のセンシトメトリー
特性を同時に最適化する。映画用カラーネガを映画用カ
ラープリント素材へ焼付けた場合、これら二種の材料の
センシトメトリー特性が組み合わされて、劇場のスクリ
ーンに映写された時にプリントフィルム内の場面再現が
許容できるものとなる。再現の最適化を図り易くするた
め、カメラの最初のネガの露光(例えば、American Cin
ematographer Manual, Dr. Rod Ryan Ed., 7th Editio
n,The ASC Press, Hollywood, California, 1993, pp.
128-141 を参照されたい)、プリント素材の露光(LAD-
Laboratory Aim Density KODAK Publication No. H-61
)、及び映写機/スクリーンの輝度水準(Society of
Motion Picture andTelevision Engineers (SMPTE) Sta
ndard 196M-1995)に関するガイドラインが存在する。
【0004】光学写真プリント内に高品位視覚像を得る
ため、従来より、光学プリントを得るために設計された
ネガフィルム及びプリントフィルムの各色記録のコント
ラストを、ある特定の範囲内(例えば、ネガフィルムの
場合は約0.45〜0.7の中間スケールコントラス
ト、プリントフィルムの場合は約2.5〜3.1)に維
持している。というのは、コントラストが低すぎると、
黒のトーンが煙色的なグレーになり且つ白のトーンが明
るいグレーとなるフラットに見えるポジプリント像が得
られ、反対に、コントラストが高すぎると、肌色トーン
の再現が乏しくなり、陰影の詳細部が消失することにな
る恐れがあるからである。このような映像は、見るに好
ましいものとはならず、当業界では質の低いものとみな
されるであろう。
【0005】カメラのネガのオリジナルを正確に露光す
ることが長年強調されているが、これは重要な場面情報
を適切に記録することを確保するのみならず、取引の慣
習に従い当該ネガを写真プリントフィルムに焼付けた場
合に、得られる投影プリントにおける場面の黒色が十分
に濃度の高いものとなるようにするためでもある。実質
的に黒い濃度を得る重要性は、映画撮影者が良好な黒色
を得る手段としてカメラネガを過剰露光することが多い
ことにある。高濃度のカメラのオリジナルは、焼付け工
程において一層高いレベルの光を使用することが必要と
なる。焼付け光量を増加させると、カメラフィルムのD
min 領域から写真プリントフィルムへ送られる露光量が
増大するため、写真処理時の色素生成量が増加し、黒濃
度も一層高くなる。この効果は当業界では周知である
(American Cinematographer Manual, p. 281)。しかし
ながら、過剰露光法による場合でも、常用のハロゲン化
銀系写真プリントフィルムで得られる最高等価中性(す
なわち、視覚)濃度は一般的に約3.8に限られる。こ
こで、ある特定の色素による色記録の等価中性濃度と
は、その他の色素をちょうど中性のグレーを生ぜしめる
のに十分な量で添加した時に得られる視覚濃度として定
義される(例えば、Albert J. Sant、「Procedures for
Equivalent-Neutral-Density(END) Calibration of Co
lor Densitometers Using a Digital Computer」、Phot
ographic Science and Engineering, Vol.14, Number
5, September-October 1970, p. 356 を参照された
い)。さらに、過剰露光は、得られるプリントにおいて
陽光部のディテールを消失させかねない。常用のハロゲ
ン化銀系写真プリント材料における黒濃度を高めるため
に特殊な画像処理法を追加することも知られており、例
えば、通常のプリント処理に含まれる漂白工程をバイパ
スすることにより現像銀を残す方法がある(例えば、B.
Bergery, "Reflections: The Lab, Part II", American
Cinematographer, May 1993, pp. 74-78 を参照された
い)。残存する銀はプリントの不透明度を高めることに
より黒濃度を一層高めるが、色飽和度の低下を伴うこと
になる。さらに、劇場上映用プリントの製作において大
量の処理量が必要となる場合には、標準化されていない
処理法は負担が大きく実用的ではない。
【0006】ハロゲン化銀系写真プリントフィルムに代
わるものとして、プリントの黒濃度レベルを望ましい高
さにするものが知られている。色素膨潤転写プリント
は、例えば、市販の発色(color-coupled) ハロゲン化銀
写真フィルムよりもはるかに高いダイナミックレンジを
実現することができる。5.0程度の高い視覚濃度を得
ることが可能であるが、上述したように現在の発色プリ
ントフィルムでは約3.8が濃度の上限となっている。
しかしながら、膨潤プリント法は、色素を受容用ブラン
クへ転写してプリントフィルムを得る際に3枚の分離マ
トリックスフィルムの形成及び複雑なレジストレーショ
ン工程が必要となる点で不利である。
【0007】投影されたプリントにおける黒濃度を高く
したい場合、フィルムの銀塗布量及び/若しくはカプラ
ー量を変更するか又はフィルム処理条件を変更すること
により、フィルムのDmax を高めるべく発色ハロゲン化
銀写真プリント材料のコントラストを全体的に高めるこ
とが有利であるかもしれない。残念ながら、そのように
すると、上述したような常用の焼付け時に、肌色再現の
コントラストも望ましくないことではあるが高くなり、
また画像陰影部のディテールが消失する(陰影部が閉じ
込められる)恐れもある。このように、写真プリント素
材の最適なコントラストレベルを確立することには矛盾
があるように見え、黒濃度を高めるためにはコントラス
トを最高にすべきであるが、コントラストレベルが高い
と肌色や陰影部のディテールの再現には有害であること
がわかる。良好な黒色と十分な陰影部ディテールとを同
時に満たす必要がある。従って、常用の焼付けの場合、
コントラストの高いプリント素材は一般に許容できない
ものとなる。
【0008】当該技術分野では、最終的な画像プリント
を作成する前に、常用の写真画像発生過程においてデジ
タル画像データ操作工程を挿入するための方法が知られ
ている。デジタルフィルムスキャナーで光学(アナロ
グ)画像を走査することにより又は直接に得られたデジ
タル画像データを、フィルムに記録し戻す前に、コンピ
ューター処理及びルックアップテーブルマッピングを用
いて、広範囲にわたって操作することができる(例え
ば、米国特許第5,574,659号及びJ.E. Boyd,
J. Appl. Photo. Eng., Vol. 8, 1982, pp. 15-22を参
照されたい)。映画産業界では、このようなデジタル画
像データを、CINEON LIGHTING Digital Film Recorder
のようなデジタルフィルムレコーダーによって、EASTMA
N Color Intermediate Film 2244, 5244及び7244のよう
な映画用中間ネガフィルムに記録すると便利な場合があ
る。Boydの文献にあるように、所望のいかなるガンマ、
相対フィルム感度及び/又は足部/肩部応答でもシミュ
レートできる特別なフィルム再現曲線を作りだすことが
でき、またこのような曲線をフィルムレコーダーにおい
てカスタムルックアップテーブルを用いて使用すること
ができる。デジタル的に露光されたフィルムの再現応答
は、現像時間及び現像温度の変動により若干しか変更し
得ないセンシトメトリー応答を有する従来の露光済フィ
ルムとは異なり、完全に可変性である。フィルムの特性
曲線及びカメラフィルムの露光により、最終画像の全体
濃度が決まり、現像の際に起こり得るコントラスト及び
フィルム感度の変化は限定される。
【0009】デジタルフィルムレコーダー(例、CINEON
LIGHTING Digital Film Recorder)、特にその露光源
としてレーザーを用いるものは、焼付け濃度2.0のダ
イナミックレンジを有するデジタル改変ネガを(例、EA
STMAN Color Intermediate Film 2244, 5244及び7244の
上に)作りだすことができる。しかしながら、映画産業
界では、デジタル的に作りだされた又は改変された出力
用材料と共に用いられるハロゲン化銀系カラー写真プリ
ントフィルムは、典型的にはハロゲン化銀系カラー写真
ネガフィルムの直接又はレリース光学焼付け用に最適化
されたものと同一である。従って、このような映画用の
ハロゲン化銀系写真プリント素材は、典型的なカラーネ
ガ写真フィルムのダイナミックレンジでの使用に釣り合
うラチチュードを有するように設計される(典型的に
は、プリント濃度1.5以下)。後者の用途による設計
上の制限のため、これらのプリント材料は、デジタル出
力用材料との使用には最適とはならない。その結果、フ
ィルム/デジタルレコーダーの組合せから得られる固有
のダイナミックレンジは、投影プリントにおいて完全に
は実現可能とならない。常用のハロゲン化銀系写真プリ
ント素材のスケール上部のコントラストは、記録された
ネガ上の明るい方の濃度がプリント素材におけるコント
ラストの低い領域に対応し、場面の黒色に望まれる高い
焼付け濃度の達成が妨げられるようなものである。その
結果、焼付け工程前に有利なデジタル処理工程を挿入す
るにもかかわらず、達成可能な黒色濃度に明確な制限が
存在している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、デジタル的に
作りだした若しくは改変したネガと共に使用した場合又
はレーザーフィルム記録装置において直接露光した場合
に、黒濃度を一段と高められると共に色飽和度を向上さ
せることができ、投影写真プリントにおいて、デジタル
処理に固有の十分なフレキシビリティ及びダイナミック
レンジを実現可能にするハロゲン化銀系発色写真プリン
トフィルムを提供することが望まれる。さらには、標準
的な露光、現像プロセスに何ら変更を加える必要なく現
在のプリンター及び処理装置において使用することがで
きる、丈夫で製造し易い要素を提供することも望まれ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施態様は、
支持体の片面上に、少なくとも一層の青感性ハロゲン化
銀乳剤イエロー画像形成層を含む青色感性記録部と、少
なくとも一層の赤感性ハロゲン化銀乳剤シアン画像形成
層を含む赤色感性記録部と、少なくとも一層の緑感性ハ
ロゲン化銀乳剤マゼンタ画像形成層を含む緑色感性記録
部とを有して成り、前記緑記録部の全体のコントラスト
(OC)が1.9を上回り、好ましくは2.0以上であ
り、そして最も好ましくは2.2以上であり、そして前
記緑記録部の中間スケールコントラスト(MSC)が
3.2以上であるハロゲン化銀系感光性写真プリント要
素であって、当該色記録部の各々についてのパラメータ
ーOCは、当該色記録部についての等価中性濃度対lo
g露光量の特性曲線上のB点とC点とを結ぶ直線の傾き
として定義され、B点とC点は、濃度レベル1.0を得
るのに必要なlog露光量における特性曲線上のA点を
定義することにより特定され且つ、B点及びC点は、特
性曲線上、A点を基準としてそれぞれ−1.1log露
光量及び+0.9log露光量に相当する露光値におけ
る点であり、そしてパラメーターMSCは、当該色記録
部についての当該特性曲線上のD点とE点とを結ぶ直線
の傾きとして定義され、D点及びE点は、A点を基準と
してそれぞれ−0.2log露光量及び+0.2log
露光量に相当する露光値における点である、そのような
ハロゲン化銀系感光性写真プリント要素を構成とするも
のである。
【0012】本発明のさらなる実施態様は、(a)デジ
タルフィルム記録装置を用いてデジタル画像データに従
い写真感光要素をデジタル的に露光してカラーネガフィ
ルム記録部を形成し、そして当該ネガフィルム記録部を
ハロゲン化銀系感光性写真プリント要素に焼付けて露光
済プリント要素を形成させ、又は(b)デジタルフィル
ム記録装置を用いてデジタル画像データに従いハロゲン
化銀系感光性写真プリント要素を直接露光し、そして
(a)又は(b)より得られた露光済写真プリント要素
を処理して現像画像を形成させる工程を含んで成る、映
画用のハロゲン化銀系感光性写真プリント要素において
画像を形成させる方法であって、当該プリント要素が、
支持体の片面上に、少なくとも一層の青感性ハロゲン化
銀乳剤イエロー画像形成層を含む青色感性記録部と、少
なくとも一層の赤感性ハロゲン化銀乳剤シアン画像形成
層を含む赤色感性記録部と、少なくとも一層の緑感性ハ
ロゲン化銀乳剤マゼンタ画像形成層を含む緑色感性記録
部とを有して成り、前記緑記録部の全体のコントラスト
(OC)が1.9を上回り、好ましくは2.0以上であ
り、そして最も好ましくは2.2以上であり、当該色記
録部の各々についてのパラメーターOCは、当該色記録
部についての等価中性濃度対log露光量の特性曲線上
のB点とC点とを結ぶ直線の傾きとして定義され、B点
とC点は、濃度レベル1.0を得るのに必要なlog露
光量における特性曲線上のA点を定義することにより特
定され且つ、B点及びC点は、特性曲線上、A点を基準
としてそれぞれ−1.1log露光量及び+0.9lo
g露光量に相当する露光値における点である、映画用の
ハロゲン化銀系感光性写真プリント要素において画像を
形成させる方法を構成とするものである。
【0013】本発明の要素及び本発明の方法に用いられ
る要素は、対応する赤色及び青色のOC値及びUSC値
が当該緑色値の90%以上であり且つMSC値が当該緑
色値の±10%の範囲内にあることにより、従来の設計
によるカラープリントフィルムでは容易には同時に得る
ことができない黒色濃度とデジタルの助けによる最適な
中間スケールコントラストとを有する顕著な投影画像が
得られることが好ましい。
【0014】本発明者らは、常用のカラープリントフィ
ルムよりも全体のコントラスト(OC)が高いカラープ
リントフィルム用ハロゲン化銀系写真要素をデジタルレ
コーダーの出力と共に使用することができ、従来得られ
なかった利益を示すことができることを見い出した。本
発明者らは、緑色記録部の全体のコントラスト(OC)
が1.9よりも高く、より好ましくは2.0以上であ
り、そして最も好ましくは2.2よりも高く且つ、好ま
しくはさらに対応する赤色及び青色の値が当該緑色値の
90%以上であるカラープリントフィルムにより、従来
の設計によるカラープリントフィルムでは得ることがで
きない黒色濃度と最適な中間スケールコントラストとを
有する顕著な投影画像が得られることを見い出した。さ
らに、OC値が高く中間スケールコントラスト(MS
C)値も比較的高い慣例のS字形特性曲線をもたらすフ
ィルムが、その簡単な配合から追加の利益を有する。し
かしながら、本発明のプリント要素による中間スケール
コントラストが比較的高いため、デジタル処理工程を介
在させないと好ましい投影プリントは一般に得ることが
できない。センシトメトリーの欠点は、デジタルルック
アップテーブル(LUT)によって補償することができ
る。この結果、製造が容易であるという利点が追加され
る。これは、S字形曲線は一つの色記録部につき一又は
二種の乳剤で得ることができるが、高度な非直線性のセ
ンシトメトリー曲線は、典型的にはより多種類の複雑な
フィルム構造を要するからである。本発明によると、感
光性ハロゲン化銀系映画用写真プリント材料において電
子的に改変又は発生された画像に対してダイナミックレ
ンジの高い表示性能が得られる。
【0015】本発明の写真プリントフィルム要素はカラ
ー要素であって、スペクトルの三つの主領域の各々に感
光する色素像形成ユニット、すなわち青感性(約400
〜500nm)、緑感性(約500〜600nm)及び
赤感性(約600〜700nm)の画像色素生成ユニッ
トを含有する。各ユニットは、スペクトルの特定の領域
に感光する単一乳剤層又は多重乳剤層を含むことができ
る。要素の層は、画像形成ユニットの層をはじめとし、
当該技術分野で周知の各種順序で配置することができ
る。別法となる(好適さは落ちるが)フォーマットとし
て、スペクトルの三つの主領域の各々に感光する乳剤を
セグメント化された単一層として配置することもでき
る。
【0016】典型的な多色写真プリント要素は、支持体
上に、少なくとも一種のイエロー色素生成性カプラーが
組み合わされている少なくとも一つの青感性ハロゲン化
銀乳剤層を含むイエロー色素像形成ユニットと、少なく
とも一種のシアン色素生成性カプラーが組み合わされて
いる少なくとも一つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含む
シアン色素像形成ユニットと、少なくとも一種のマゼン
タ色素生成性カプラーが組み合わされている少なくとも
一つの緑感性ハロゲン化銀乳剤層を含むマゼンタ色素像
形成ユニットとを有して成る。シアン、マゼンタ及びイ
エローの各画像形成ユニットは、単一の感光層を含むも
の、感光性が一方は高く他方は低い二層の感光層をパッ
クにしたものを含むもの、又は感光性が異なる三層以上
の感光層をパックにしたものを含むものであることがで
きる。これらの層は、写真要素において設計される個別
具体的な特徴に応じて任意の順序で組み合わせることが
できる。当該要素は、フィルター層、中間層、オーバー
コート層、下塗層、ハレーション防止層、帯電防止層、
等のようなさらに別の層を含有することもできる。
【0017】本発明者らは、従来の光学映写可能なカラ
ープリントフィルムよりも全体のコントラスト(OC)
値及び中間スケールコントラスト(MSC)値を高くし
たフィルムを設計することにより、従前では得られなか
った利益が得られることを見い出した。これらの変更に
伴う中間スケール及び上部スケールのコントラストの増
加により、従来の露光を受けたカラーネガフィルムと共
に使用した場合には好ましい投影プリントを得ることが
一般に不可能なプリント素材となる(肌色階調がコント
ラストの高い水準において再現され、陰影部のディテー
ルが消失又は閉じ込められるであろう)が、デジタル的
に作りだされたネガと共に使用した場合又は直接デジタ
ル的に露光された場合には、本発明のフィルムは、従来
のいずれのハロゲン化銀系映画用写真フィルムよりも幅
広い範囲のプリント濃度を得ることができる。
【0018】プリント要素の各色記録部についてのパラ
メーターOCは、当該記録部の特性曲線上の等価中性濃
度1.0に対応するlog露光量値を定め(通常露光さ
れた18%グレーカードに相当する特性曲線上の点
A)、そして当該曲線上の1.1logE低い点Bと、
露光量が0.9logE高い点Cとを確立することによ
って求められる。(このlogE範囲は、市販のレーザ
ー式フィルムレコーダーで現在可能な焼付け濃度範囲
2.0に相当する。)OCはBCの2点間を結ぶコント
ラストである。中間スケールコントラスト値のMSC
は、従来の焼付けに対する素材の適性を評価する値であ
るが、当該特性曲線上でA点よりも値が0.2logE
低い点Dと、A点よりも露光量が0.2logE高い点
Fとを確立することにより求められる。MSCは単にD
Eの2点間を結ぶコントラストである。D点及びE点
は、通常露光された18%グレーよりも1ストップ分高
いグレー及び1ストップ分低いグレーの焼付け濃度にほ
ぼ相当する。
【0019】一般に、従来の露光済ネガ及び映写観察用
に設計されたカラープリントフィルムは、カラーネガ原
フィルムから好ましい投影プリントを得るために、各色
記録部のOC値として約1.8以下、典型的には約1.
7を、また緑色MSCとして約3.15以下、典型的に
は約2.85を示す(赤及び青のMSC値は緑MSC値
の±10%の範囲にあることが典型的である)。標準的
な映写条件下では、3.5を超える黒色等価中性濃度
(すなわち、視覚濃度)は顕著なものとして知覚される
が、これらは、常用の処理では、カメラ原ネガのコント
ラストレベルや発色プリント素材のセンシトメトリー特
性が原因で、どのような実用目的のためにも得ることは
できない。
【0020】本発明によるフィルムの構築に当たって、
その必要なパラメーターは様々な技法により達成するこ
とができ、以下、その具体例について説明する。これら
の技法は、すべての色記録部が本発明の要件を満たすこ
とができるよう、ハロゲン化銀写真要素の各色記録部に
適用することが好ましい。例えば、本発明によるフィル
ムにおいて示されるコントラストのポジションは、銀又
は画像カプラーの塗布量の増加、高感度乳剤と低感度乳
剤との配合比の変更、現像抑制剤放出型(DIR)カプ
ラー又は現像抑制剤隣接基関与放出型(DIAR)カプ
ラーのような画像調節剤の塗布量の減少、高活性画像カ
プラーと低活性画像カプラーとの配合比の変更、等のよ
うに配合の変更をどのように組み合わせても実現するこ
とができる。このようなフィルム設計手段については、
いずれも周知の事項である。
【0021】従来より他に認識されているデジタルトー
ンスケールの操作の固有の多様性は、OCコントラスト
レベルの高い本発明のプリントフィルムで実現可能であ
る。これは、最適な中間スケールコントラスト及び高い
黒色濃度レベルを有する再現を得るために各種のルック
アップテーブル(look-up table: LUT)を介して操作され
た場面で観察された。
【0022】本発明との組合せにおいて使用可能な乳剤
及び要素における使用に適した材料についての以下の説
明では、リサーチ・ディスクロージャー(Research Disc
losure; September 1994, Item 36544) を参照する。こ
の文献を以降「リサーチ・ディスクロージャー」と称す
る。リサーチ・ディスクロージャーの内容は、その中に
引用されている特許及び刊行物の内容と共に、これを参
照することにより本明細書の一部とする。以下の「セク
ション」とは、リサーチ・ディスクロージャー(Item 36
544)のセクションを意味する。
【0023】本発明の要素に用いられるハロゲン化銀乳
剤はネガ型乳剤である。好適なハロゲン化銀乳剤及びそ
の調製法並びに化学増感及び分光増感の方法については
セクションI及びIII〜IVに記載されている。ベヒ
クル及びベヒクル関連添加剤についてはセクションII
に記載されている。色素像形成剤及び調節剤については
セクションXに記載されている。UV色素、蛍光増白
剤、発光色素、カブリ防止剤、安定剤、光吸収材料、光
散乱材料、塗布助剤、可塑剤、減摩剤、帯電防止剤及び
艶消剤については、例えば、セクションVI〜IXに記
載されている。層及び層配置、カラーネガ及びカラーポ
ジの特徴、走査促進特性、支持体、露光条件及び処理条
件についてはセクションXI〜XXに記載されている。
【0024】また、本発明の要素と共に、「Typical an
d Preferred Color Paper, Color Negative, and Color
Reversal Photographic Elements and Processing」(R
esearch Disclosure, February 1995, Item 37038)と題
する文献に記載されている材料及び処理を使用すると有
利な場合も考えられる。さらに、個別具体的には、本発
明のプリント要素が米国特許第5,723,272号、
同第5,650,265号及び同第5,679,505
号明細書に記載されているハレーション防止層及び帯電
防止層並びに関連する組成物を含んでもよいことが考え
られる。
【0025】本発明の感光性写真プリント要素は、塩化
物、臭化物及び/若しくはヨウ化物が単独で又は二種以
上のハロゲン化物の混合物若しくは組合せとして存在す
るハロゲン化銀乳剤画像形成層を使用することができ
る。この組合せは、ハロゲン化銀乳剤の性能特性に顕著
な影響を与える。典型的には、プリント要素は、臭化物
をまったく含まないか又は少量(典型的には10〜40
モル%)でしか含まない高塩化物(例、塩化物が50モ
ル%を超える)ハロゲン化銀乳剤であって、さらにヨウ
化物についても典型的には実質的に含まないものを使用
する点で、カメラ用ネガ要素とは区別される。Atwellの
米国特許第4,269,927号明細書に記載されてい
るように、塩化物含有量の高いハロゲン化銀は非常に有
利な特性をいくつか示す。例えば、高塩化物ハロゲン化
銀は高臭化物ハロゲン化銀よりも溶解性が高いため、現
像時間の短縮が可能である。さらに、現像液中への塩化
物の放出が現像に及ぼす抑制作用は臭化物やヨウ化物に
比べて小さいので、現像液の廃液量が削減されるように
現像液を使用することが可能となる。プリントフィルム
は制御された光源による露光が意図されているので、高
臭化物乳剤及び/又はヨウ化物の導入に伴う画像化感度
の上昇がもたらす利益は、当該プリントフィルムの場合
にはほとんど無い。
【0026】写真プリント要素は、平均等価円直径(E
CD)が約1μm未満の粒子を含む微細なハロゲン化銀
乳剤のみを含んで成ることが典型的である点において
も、カメラ用ネガ要素とは区別される。ここで、粒子の
ECDとは、粒子の投影面積に等しい面積を有する円の
直径をさす。ハロゲン化銀乳剤粒子のECDは、カラー
写真プリント要素の赤増感層及び緑増感層においては
0.60μm未満であり、また青増感層においては0.
90μm未満であることが普通である。プリント要素に
おいて用いられるこのような微粒子乳剤のアスペクト比
は、一般に1.3未満であるが、より高いアスペクト比
の粒子を使用することもできる。ここで、アスペクト比
とは、粒子のECDのその厚さに対する比をさす。この
ような粒子は、立方体粒子、八面体粒子又は立方−八面
体(すなわち、十四面体)粒子のような何らかの規則的
な形状をとることができ、また熟成、双晶化、スクリュ
ーディスロケーション、等に起因し得る別の形状をとる
こともできる。典型的には、プリント要素用の乳剤粒子
は、主に{100}結晶面で画定されている。これは、
{100}粒子面が格別に安定なためである。写真プリ
ントの製造に高塩化物乳剤を使用した具体例が、米国特
許第4,865,962号、同第5,252,454号
及び同第5,252,456号明細書に記載されてい
る。
【0027】プリントの画質を最適化し且つ迅速処理を
可能ならしめるために上記のような比較的小さい粒子の
高塩化物乳剤(例、平均粒径等価円直径が約1μm未満
で且つハロゲン化物のうち塩化物含有率が50モル%よ
りも高い乳剤)を含む写真プリントフィルムは、典型的
には、カメラ用のネガ原フィルムに比べて感度の低い写
真要素になる。感度の低さは、当該プリント要素を露光
する際に比較的強度の高い焼付けランプ又はレーザーを
使用することによって補償される。比較のために挙げる
と、映画用のカラープリントフィルムは、例えば、カメ
ラ用ネガフィルムの等級付けに用いられる基準と同じ国
際標準を使用して等級付けした場合、典型的には10未
満のISOスピード等級を有するであろうことに留意さ
れたい。この等級は、現在使用されている最低感度のカ
メラ用ネガフィルムよりも数段階低い感度を示すもので
ある。
【0028】本発明の要素において使用することができ
るカプラーは、1モルの色素を生成させるのに必要なA
+ の原子数によって4当量又は2当量として定義する
ことができる。一般に、4当量カプラーは、当該カップ
リング部位における水素を別のカップリング離脱基に置
換することによって、2当量カプラーへ転換させること
ができる。カップリング離脱基については当該技術分野
では周知である。カップリング離脱基が当該カプラーの
反応性を変更することができる。このような基が、当該
カプラーから放出された後に色素生成、色素の色相調
節、現像促進、現像抑制、漂白促進、漂白抑制、電子移
動促進、色補正、等の機能を発揮することにより、当該
カプラーが塗布されている層に、又は写真記録材料にお
ける他の層に、有利な影響を与えることができる。この
ようなカップリング離脱基の代表的な種類として、例え
ば、クロロ、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロ−オ
キシ、スルホニルオキシ、アシルオキシ、アシル、ヘテ
ロ環式、スルホンアミド、メルカプトテトラゾール、ベ
ンゾチアゾール、アルキルチオ(例、メルカプトプロピ
オン酸)、アリールチオ、ホスホニルオキシ及びアリー
ルアゾが挙げられる。これらのカップリング離脱基につ
いては、例えば、米国特許第2,455,169号、同
第3,227,551号、同第3,432,521号、
同第3,476,563号、同第3,617,291
号、同第3,880,661号、同第4,052,21
2号及び同第4,134,766号並びに英国特許及び
出願公開公報第1,466,728号、同第1,53
1,927号、同第1,533,039号、同第2,0
06,755A号及び同第2,017,704A号に記
載されている。
【0029】本発明の要素には、発色現像主薬酸化体と
の反応によりシアン色素を生成するカプラーのような画
像色素生成カプラーを含めることができ、米国特許第
2,367,531号、同第2,423,730号、同
第2,474,293号、同第2,772,162号、
同第2,895,826号、同第3,002,836
号、同第3,034,892号、同第3,041,23
6号及び同第4,883,746号並びに「Farbkupple
r-Eine Literature Ubersicht 」(Agfa Mitteilungen,
Band III, pp. 156-175 (1961)) のような代表的な特許
明細書並びに刊行物に記載されている。当該カプラー
は、発色現像主薬酸化体との反応によりシアン色素を生
成するフェノール又はナフトールであることが好まし
い。さらに好ましいものとして、例えば、欧州特許出願
第544,322号、同第556,700号、同第55
6,777号、同第565,096号、同第570,0
06号及び同第574,948号に記載されているシア
ンカプラーが挙げられる。
【0030】発色現像主薬酸化体との反応によりマゼン
タ色素を生成するカプラーであって本発明の要素に導入
することができるものが、米国特許第2,600,78
8号、同第2,369,489号、同第2,343,7
03号、同第2,311,082号、同第2,908,
573号、同第3,062,653号、同第3,15
2,896号及び同第3,519,429号並びに「Fa
rbkuppler-Eine Literature Ubersicht 」(Agfa Mittei
lungen, Band III, pp. 126-156 (1961)) のような代表
的な特許明細書並びに刊行物に記載されている。このよ
うなカプラーは、発色現像主薬酸化体との反応によりマ
ゼンタ色素を生成するピラゾロン、ピラゾロトリアゾー
ル又はピラゾロベンズイミダゾールであることが好まし
い。特に好適なカプラーは、1H−ピラゾロ〔5,1−
c〕−1,2,4−トリアゾール及び1H−ピラゾロ
〔5,1−b〕−1,2,4−トリアゾールである。1
H−ピラゾロ〔5,1−c〕−1,2,4−トリアゾー
ル系カプラーの例が、英国特許第1,247,493
号、同第1,252,418号、同第1,398,97
9号、米国特許第4,443,536号、同第4,51
4,490号、同第4,540,654号、同第4,5
90,153号、同第4,665,015号、同第4,
822,730号、同第4,945,034号、同第
5,017,465号及び同第5,023,170号に
記載されている。1H−ピラゾロ〔5,1−b〕−1,
2,4−トリアゾールの例が、欧州特許出願第176,
804号、同第177,765号、米国特許第4,65
9,652号、同第5,066,575号及び同第5,
250,400号に記載されている。
【0031】発色現像主薬酸化体との反応によりイエロ
ー色素を生成するカプラーであって本発明の要素におい
て有用となるものが、米国特許第2,875,057
号、同第2,407,210号、同第3,265,50
6号、同第2,298,443号、同第3,048,1
94号及び同第3,447,928号並びに「Farbkupp
ler-Eine Literature Ubersicht 」(Agfa Mitteilunge
n, Band III, pp. 112-126 (1961)) のような代表的な
特許明細書並びに刊行物に記載されている。このような
カプラーは開鎖ケトメチレン系化合物であることが典型
的である。さらに、例えば、欧州特許出願第482,5
52号、同第510,535号、同第524,540号
及び同第543,367号並びに米国特許第5,23
8,803号に記載されているようなイエローカプラー
も好適である。
【0032】カプラーをはじめ、写真層に塗布された各
種成分の移行を制御するために、当該成分分子に高分子
量の疎水性種、すなわち「バラスト」基を導入すること
が望ましい場合もある。代表的なバラスト基として、炭
素原子数8〜40個の置換されていてもいなくてもよい
アルキル基又はアリール基が挙げられる。このような基
への代表的な置換基として、アルキル、アリール、アル
コキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、ヒドロキシ、
ハロゲン、アルコキシカルボニル、アリールオキシカル
ボニル、カルボキシ、アシル、アシルオキシ、アミノ、
アニリノ、カルボンアミド(アシルアミノとしても周
知)、カルバモイル、アルキルスルホニル、アリールス
ルホニル、スルホンアミド及びスルファモイルの各基が
挙げられ、当該置換基には1〜40個の炭素原子が含ま
れることが典型的である。これらの置換基がさらに置換
されていてもよい。別法として、当該分子を高分子骨格
に結合させることにより不動性にすることもできる。
【0033】カプラーの組合せであって、そのいずれか
が、米国特許第4,301,235号、同第4,85
3,319号及び同第4,351,897号に記載され
ているもののように公知のバラスト基又はカップリング
離脱基を含有し得るものを使用することが有用となる場
合もある。所望であれば、本発明の写真要素に磁性層を
適用して使用することができる。このような磁性層につ
いては、リサーチ・ディスクロージャー(November 199
2,Item 34390, Kenneth Mason Publications, Ltd., Du
dley House, 12 North Street, Emsworth, Hampshire P
O10 7DQ, ENGLAND) に記載されている。
【0034】本発明の写真要素は映画用プリントフィル
ム要素である。このようなフィルムは、典型的には、幅
が最大で100ミリメートル(最大で70又は50ミリ
メートルしかないものもある)で、長さが30メートル
以上(必要に応じて100又は200メートル以上のも
のもある)である。映画用の焼付けの場合、プリントフ
ィルムの画像領域のフレーム領域に通常三種類の記録、
すなわち、赤、緑及び青を記録する。再現すべき最初の
記録は、スペクトルの異なる領域にある輻射線パターン
を有する二次記録からなる画像であることが好ましい。
典型的には、それはシアン、マゼンタ及びイエローの色
素から形成される二次記録からなる多色記録である。こ
のような材料がカラー画像を形成する原理については、
James, The Theory of the Photographic Process, Cha
pter 12, Principles and Chemistry of Color Photogr
aphy, pp. 335-372, 1977, Macmillan Publishing Co.
New Yorkに記載されている。このような画像が形成され
る材料は、カメラ内で原シーンに露出されること、或い
はこのようなカメラの原材料から形成された複製物、例
えば、商品名 Eastman Color Intermediate Films 224
4, 5244及び7244で識別されているもののようなカラー
ネガ中間フィルムにおいて形成された記録であることが
できる。別法として、原記録を電子画像データの形態に
し、これを使用してレーザープリンターのようなプリン
ター装置を制御することで、本発明によるプリントフィ
ルムの選択的像様露光を行うことも可能である。
【0035】本発明の方法によると、プリントフィルム
は、デジタル的に発生又は改変した電子画像データによ
り直接露光されるか、又はデジタル的に発生又は改変し
た電子画像データにより露光されたネガ写真記録を介し
て露光される。後者の場合、本発明の要素は、当該フィ
ルムその他製造業者による推奨事項に表示されている場
合もある通常の焼付け条件下で露光されることができ、
そしていずれの場合も露光済プリントフィルムは、当該
フィルム又はその包装体に表示されている標準的な処理
条件に従い処理されることができる。このことは、フィ
ルムのユーザーが所望のコントラストポジションを得る
ために様々な現像条件又は焼付け露光条件で実験するこ
とを必要としない点で有利である。というのは、得られ
るプリントフィルムにおける最終的なコントラストは、
ネガ写真記録の露光をデジタル的に制御することにより
調節することができるからである。本発明のフィルム
は、標準的方法によりプリントして処理するだけでフィ
ルムの利点が得られるので好ましい。しかしながら、所
望であれば、本発明によるフィルムに別の処理方法を適
用してもよい。
【0036】フィルムの焼付けや処理の条件に関し「表
示されている」とは、何らかの表示がフィルム若しくは
その包装体になされているか、又は一方若しくはその他
方に組み合わされており、ユーザーが、製造業者推奨の
焼付け条件及び/又はフィルム処理条件を確認できるよ
うにされていることを意味する。このような表示は、推
奨される焼付け又は処理の条件を実際に説明したもので
あっても、周知の標準法(例えば、映画用プリントフィ
ルムのための Kodak ECP-2B プロセス)を参照するもの
であってよい。別法として、このような表示を、ユーザ
ーが当該フィルムを(カタログ、パンフレットその他に
あるような)製造業者推奨の焼付け又は処理の条件に一
致させることができるフィルム識別表示(例、番号又は
フィルム名)とすることもできる。
【0037】
【実施例】以下の実施例は、本発明の写真要素の製造法
及び有益な特性について説明するものである。実施例1 :レムジェットカーボンブラック含有裏層を具
備するポリエチレンテレフタレート系支持体にゼラチン
を下塗りしたものの上に下記の層を塗布することによっ
て、従来法によるOC値及びMSC値が比較的低い比較
用のプリント要素のための多層組成物を調製した(要素
101)。さらに、銀及びカプラーの塗布量を表示のよ
うに増加させることによりOC値及びMSC値が比較的
高い本発明の一実施態様による多層写真プリント要素も
調製した(要素102)。特に断らない限り、単位はす
べてmg/m2 とする。
【0038】第6層:保護オーバーコート層 ポリ(ジメチルシロキサン)200−CS〔要素10
1;26/要素102;26〕、ポリ(メチルメタクリ
レート)ビーズ〔要素101;5.3/要素102;
5.3〕、ゼラチン〔要素101;976/要素10
2;976〕、展開助剤第5層:緑増感層 AgClBr立方体粒子乳剤、25%Br、0.15μ
m、Ag1モル当たり0.5273ミリモルの緑色素化
合物1及びAg1モル当たり1.1212ミリモルの超
増感剤化合物2で分光増感〔要素101;236/要素
102;335〕、AgClBr立方体粒子乳剤、25
%Br、0.15μm、Ag1モル当たり0.5273
ミリモルの緑色素化合物1及びAg1モル当たり1.1
770ミリモルの超増感剤化合物2で分光増感〔要素1
01;174/要素102;247〕、AgClBr立
方体粒子乳剤、25%Br、0.24μm、Ag1モル
当たり0.4785ミリモルの緑色素化合物1及びAg
1モル当たり1.3902ミリモルの超増感剤化合物2
で分光増感〔要素101;25/要素102;35〕、
マゼンタ色素生成カプラーM−1〔要素101;700
/要素102;994〕、現像主薬酸化体掃去剤化合物
3〔要素101;56/要素102;80〕、可溶性緑
フィルター色素1〔要素101;40/要素102;5
7〕、可溶性緑フィルター色素2〔要素101;2.9
/要素102;4.1〕、ゼラチン〔要素101;19
65/要素102;2791〕第4層:中間層 現像主薬酸化体掃去剤化合物3〔要素101;79/要
素102;79〕、ゼラチン〔要素101;610/要
素102;610〕、展開助剤第3層:赤増感層 AgClBr立方体粒子乳剤、25%Br、0.15μ
m、Ag1モル当たり0.1808ミリモルの赤色素化
合物4及びAg1モル当たり0.6327ミリモルの超
増感剤化合物2で分光増感〔要素101;415/要素
102;569〕、AgClBr立方体粒子乳剤、25
%Br、0.24μm、Ag1モル当たり0.1356
ミリモルの赤色素化合物4及びAg1モル当たり0.7
444ミリモルの超増感剤化合物2で分光増感〔要素1
01;24/要素102;33〕、シアン色素生成カプ
ラーC−1〔要素101;958/要素102;131
3〕、現像主薬酸化体掃去剤化合物3〔要素101;1
2/要素102;15〕、可溶性赤フィルター色素3
〔要素101;105/要素102;135〕、ゼラチ
ン〔要素101;3580/要素102;4905〕第2層:中間層 現像主薬酸化体掃去剤化合物3〔要素101;79/要
素102;158〕、ゼラチン〔要素101;610/
要素102;1220〕、展開助剤第1層:青増感層 AgCl立方体粒子乳剤、0.58μm、Ag1モル当
たり0.3336ミリモルの青色素化合物7で分光増感
〔要素101;676/要素102;1171〕、Ag
Cl立方体粒子乳剤、0.76μm、Ag1モル当たり
0.2669ミリモルの青色素化合物7で分光増感〔要
素101;225/要素102;−0−〕、イエロー色
素生成カプラーY−1〔要素101;1884/要素1
02;2449〕、イエロー色素化合物8〔要素10
1;22/要素102;−0−〕、可溶性青フィルター
色素4〔要素101;16/要素102;21〕、金属
イオン封鎖剤化合物9〔要素101;323/要素10
2;420〕、金属イオン封鎖剤化合物10〔要素10
1;36/要素102;46〕、ゼラチン〔要素10
1;3546/要素102;4610〕支持体 フィルムベースの裏側にハレーション防止特性及び帯電
防止特性を付与するレムジェットカーボンブラック着色
非ゼラチン層を有する透明なポリエチレンテレフタレー
ト系支持体
【0039】ゼラチンを下塗りしたポリエチレンテレフ
タレート系支持体の上に下記の層を塗布することによっ
て、本発明による処理に使用することができるOC値が
比較的高い第二の多層写真プリント要素(要素103)
を調製した。しかしながら、要素103は、デジタル操
作を何ら必要とすることなくネガフィルム記録から好ま
しいプリントを得ることができるようにMSC値を比較
的低く維持するように色記録の各々における三種類の乳
剤配合物により設計した。
【0040】第7層:保護オーバーコート層 ポリ(ジメチルシロキサン)200−CS〔16.
5〕、ポリ(メチルメタクリレート)ビーズ〔16.
0〕、ゼラチン〔975.9〕、展開助剤第6層:緑感光層 AgClBr立方体粒子乳剤、1.35%Br、0.1
1μm、Ag1モル当たり0.650ミリモルの緑色素
化合物11及びAg1モル当たり0.014ミリモルの
緑色素化合物12で分光増感〔395.2〕、AgCl
Br立方体粒子乳剤、2.1%Br、0.14μm、A
g1モル当たり0.505ミリモルの緑色素化合物11
及びAg1モル当たり0.009ミリモルの緑色素化合
物12で分光増感〔119.8〕、AgClBr立方体
粒子乳剤、1.9%Br、0.21μm、Ag1モル当
たり0.340ミリモルの緑色素化合物11及びAg1
モル当たり0.006ミリモルの緑色素化合物12で分
光増感〔83.8〕、マゼンタ色素生成カプラーM−1
〔904.8〕、可溶性緑フィルター色素1〔90.
4〕、ゼラチン〔2033.6〕第5層:中間層 現像主薬酸化体掃去剤化合物3〔86.1〕、ゼラチン
〔610.0〕、展開助剤第4層:赤感性層 AgClBr立方体粒子乳剤、1%Br、0.11μ
m、Ag1モル当たり0.042ミリモルの赤色素化合
物13で分光増感〔420.3〕、AgClBr立方体
粒子乳剤、0.9%Br、0.14μm、Ag1モル当
たり0.051ミリモルの赤色素化合物13で分光増感
〔155.9〕、AgClBr立方体粒子乳剤、0.6
%Br、0.21μm、Ag1モル当たり0.043ミ
リモルの赤色素化合物13で分光増感〔101.7〕、
シアン色素生成カプラーC−2〔1242.8〕、可溶
性赤フィルター色素Pina(商標)フィルター色素青緑(R
iedel-de Haen 社) 〔90.4〕、ゼラチン〔427
0.6〕第3層:中間層 現像主薬酸化体掃去剤化合物3〔86.1〕、ゼラチン
〔610.0〕第2層:青増感層 AgCl立方体粒子乳剤、0.28μm、Ag1モル当
たり0.078ミリモルの青色素化合物14で分光増
感、Ag1モル当たり0.079ミリモルの青色素化合
物15で分光増感〔159.3〕、AgCl立方体粒子
乳剤、0.56μm、Ag1モル当たり0.111ミリ
モルの青色素化合物14で分光増感、Ag1モル当たり
0.113ミリモルの青色素化合物15で分光増感〔5
31.0〕、AgCl立方体粒子乳剤、0.73μm、
Ag1モル当たり0.122ミリモルの青色素化合物1
4で分光増感、Ag1モル当たり0.124ミリモルの
青色素化合物15で分光増感〔371.7〕、イエロー
色素生成カプラーY−2〔1468.7〕、可溶性青フ
ィルター色素4〔48.0〕、金属イオン封鎖剤化合物
9〔321.1〕、金属イオン封鎖剤化合物10〔10
5.0〕、ゼラチン〔2599.0〕第一層:ハレーション防止層 ハレーション防止フィルター色素化合物16〔43.
0〕、ハレーション防止フィルター色素17〔172.
2〕、ゼラチン〔758.6〕、展開助剤支持体 透明なポリエチレンテレフタレート系支持体
【0041】さらに、各要素にはゼラチン硬膜剤として
ビス−ビニルスルホニルメタン(BVSM)を含有させ
た。当該技術分野の常用方法に従いカプラーは高沸点カ
プラー溶剤及び/又は補助溶剤に分散させた。
【0042】上記のフィルム試料101、102及び1
03並びにその他二種類の市販の映画用カラープリント
要素(要素104及び105)に、3200K光源を有
するKodak 1Bセンシトメーターで濃度0〜3の21段階
タブレットを介して露光を施し、そしてKodak H-24 Man
ual, "Manual for Processing Eastman Motion Picture
Films", Eastman Kodak Company, Rochester NY(参照
することにより本明細書の一部とする)に記載されてい
るKodak ECP-2B Color Print Development Processに従
い処理したが、但し、サウンドトラック現像に特異的な
工程は省略した。露光工程は、標準的な処理後に、中間
(例、第11番の)ステップで赤、緑、青の等価中性濃
度が1.0、1.0、1.0となるように調整した。当
該処理は前浴(10秒)、水リンス(20秒)、発色現
像(3分)、停止浴(40秒)、第一水洗(40秒)、
第一定着(40秒)、第二水洗(40秒)、漂白(1
分)、第三水洗(40秒)、第二定着(40秒)、第四
水洗(1分)、最終リンス(10秒)及びその後の高温
空気による乾燥の各工程から成るものとした。
【0043】ECP-2Bの前浴は、水(800mL)、ボラ
ックス(10水和物;20.0g)、硫酸ナトリウム
(無水物;100.0g)、水酸化ナトリウム(1.0
g)、全体を1リットルにするための水、から成るもの
とし、pHは26.7℃で9.25±0.10にした。
ECP-2Bの発色現像液は、水(900mL)、Kodak Anti
-Calcium No. 4(ニトリロ−トリ(メチレンホスホン
酸)の五ナトリウム塩の40%溶液)(1.00m
L)、亜硫酸ナトリウム(無水物;4.35g)、臭化
ナトリウム(無水物;1.72g)、炭酸ナトリウム
(無水物;17.1g)、Kodak 発色現像主薬CD-2
(2.95g)、硫酸(7.0N;0.62mL)、全
体を1リットルにするための水、から成るものとし、p
Hは26.7℃で10.53±0.05にした。ECP-2B
の停止浴は、水(900mL)、硫酸(7.0N;50
mL)、全体を1リットルにするための水、から成るも
のとし、pHは26.7℃で0.90にした。
【0044】ECP-2Bの定着液は、水(800mL)、チ
オ硫酸アンモニウム(58%溶液;100mL)、重硫
酸ナトリウム(無水物;13.0g)、全体を1リット
ルにするための水、から成るものとし、pHは26.7
℃で5.00±0.15にした。ECP-2Bのフェリシアン
化物系漂白液は、水(900mL)、フェリシアン化カ
リウム(30.0g)、臭化ナトリウム(無水物;1
7.0g)、全体を1リットルにするための水、から成
るものとし、pHは26.7℃で6.50±0.05に
した。最終リンス液は、水(900mL)、Kodak Phot
o-Flo 200 (商標)溶液(3.0mL)、全体を1リッ
トルにするための水、から成るものとした。
【0045】露光済要素の処理は、36.7℃に調整し
た発色現像液で行った。停止、定着、漂白、水洗及び最
終リンスの各溶液温度は26.7℃に調整した。次い
で、フィルムのステータスA濃度を読み取り、Albert
J. Santの論文「Procedures for Equivalent-Neutral-D
ensity (END) Calibration of Color Densitometers Us
ing a Digital Computer 」(Photographic Science and
Engineering, Vol. 14, Number 5, September-October
1970, pp. 356-362)に記載されている方法によって等
価中性デンシトメトリーに変換した。この等価中性濃度
をlog(露光量) に対してプロットしたグラフを作成する
ことにより各要素の赤、緑及び青のD−logE特性曲
線を得、各色記録について全体コントラスト(OC)及
び中間スケールコントラスト(MSC)の各値を求め
た。
【0046】表1に、プリント材料の全体コントラスト
をまとめた。全体コントラスト(OC)の定義は以下の
通り:OC=(1.0ENDから+0.9logEにお
ける等価中性濃度)−(1.0ENDから−1.1lo
gEにおける等価中性濃度)/2.0logE。また、
各色記録について、1.0ENDに必要な露光量よりも
0.9logE高い露光量における等価中性濃度(EN
D)を表示した。
【0047】
【表1】
【0048】要素102及び103の場合、OC値が高
く、しかも対応する1.0ENDより0.9logE高
い地点でのEND値も高いので、当該フィルムはデジタ
ル的に発生又は改変した画像データと共に使用するのに
特に適したものとなる。というのは、当該フィルムを使
用すると、本発明の処理によりデジタルフィルムレコー
ダーで発生させたネガフィルムを用いて可能な焼付け濃
度のダイナミックレンジ2.0を完全に利用することが
できるからである。要素101、104及び105は、
カメラネガの慣例の焼付け用に最適化された常用のハロ
ゲン化銀系写真プリントフィルムの代表例である。1.
0ENDより0.9logE高い地点でのEND値及び
OC値が比較的低いと、焼付け濃度のダイナミックレン
ジ2.0を完全に利用することができないフィルムとな
る。
【0049】表2に、各プリント要素の中間スケールコ
ントラスト(MSC)をまとめた。中間スケールコント
ラストの定義は以下の通り:MSC=(1.0ENDか
ら0.2logEにおける等価中性濃度)−(1.0E
NDから−0.2logEにおける等価中性濃度)/
0.4logE。
【0050】
【表2】
【0051】要素102は、本発明の一実施態様によ
り、高いOC値に加え、比較的高いMSC値を示す。こ
のようなフィルムは製造し易く丈夫である点で有利とな
り得るが、一般に、常用の露光、処理済カラーネガフィ
ルム記録と組み合わせた慣用のプリント素材として用い
た場合には所望の再現性が得られない。これは、中間ス
ケールコントラストが高いために肌色階調があまりに目
ざわりとなるためである。しかしながら、本発明による
デジタル操作を受けた画像の焼付けの場合には、このよ
うなフィルムを用いて好ましいプリント画像を得ること
ができる。このような画像のデジタルデータをルックア
ップテーブルの使用により改変して比較的高い中間スケ
ールコントラストを補償することができるからである。
【0052】要素103は、本発明による処理において
使用した場合に必要なOC基準を満たすものであるが、
カメラネガの慣用的な焼付け用に最適化された常用のフ
ィルム要素101、104及び105と同等な比較的低
い中間スケールコントラストが維持されるように配合さ
れている。非デジタル的に発生又は改変されたカラーネ
ガ記録の常用の光学焼付けの場合に有益ではあるが、こ
のようなフィルムの高い全体コントラスト及び比較的低
い中間スケールコントラストにより画定された曲線形状
は、デジタル操作を受けた画像の焼付けには必要ではな
い。というのは、このようなデジタルデータは、ルック
アップテーブルの使用により改変し、比較的高い中間ス
ケールコントラストを補償することにより、好ましいプ
リント画像を得ることができるからである。実際、この
ような曲線形状は、このようなコントラストの組合せを
得るために一つの色記録について三種類以上の乳剤を使
用しなければならない場合があり、本願の場合には不必
要に複雑となる。以下の構造式は、上記写真要素に用い
た化合物を表すものである。
【0053】緑増感色素化合物1
【化1】
【0054】超増感剤化合物2
【化2】
【0055】マゼンタカプラーM−1
【化3】
【0056】掃去剤化合物3
【化4】
【0057】可溶性緑フィルター色素#1
【化5】
【0058】可溶性緑フィルター色素#2
【化6】
【0059】赤増感色素化合物4
【化7】
【0060】シアンカプラーC−1
【化8】
【0061】可溶性赤フィルター色素#3
【化9】
【0062】青増感色素化合物7
【化10】
【0063】イエローカプラーY−1
【化11】
【0064】イエロー色素化合物8
【化12】
【0065】可溶性青フィルター色素4
【化13】
【0066】金属イオン封鎖剤化合物9
【化14】
【0067】金属イオン封鎖剤化合物10
【化15】
【0068】緑増感色素化合物11
【化16】
【0069】緑増感色素化合物12
【化17】
【0070】赤増感色素化合物13
【化18】
【0071】シアンカプラーC−2
【化19】
【0072】青増感色素化合物14
【化20】
【0073】青増感色素化合物15
【化21】
【0074】イエローカプラーY−2
【化22】
【0075】ハレーション防止フィルター色素化合物1
【化23】
【0076】ハレーション防止フィルター色素化合物1
【化24】
【0077】以下、本発明の好ましい実施態様を列挙す
る。 〔1〕支持体の片面上に、少なくとも一層の青感性ハロ
ゲン化銀乳剤イエロー画像形成層を含む青色感性記録部
と、少なくとも一層の赤感性ハロゲン化銀乳剤シアン画
像形成層を含む赤色感性記録部と、少なくとも一層の緑
感性ハロゲン化銀乳剤マゼンタ画像形成層を含む緑色感
性記録部とを有して成り、前記緑記録部の全体のコント
ラスト(OC)が1.9を上回り、そして前記緑記録部
の中間スケールコントラスト(MSC)が3.2以上で
あるハロゲン化銀系感光性写真プリント要素であって、
当該色記録部の各々についてのパラメーターOCは、当
該色記録部についての等価中性濃度対log露光量の特
性曲線上のB点とC点とを結ぶ直線の傾きとして定義さ
れ、B点とC点は、濃度レベル1.0を得るのに必要な
log露光量における特性曲線上のA点を定義すること
により特定され且つ、B点及びC点は、特性曲線上、A
点を基準としてそれぞれ−1.1log露光量及び+
0.9log露光量に相当する露光値における点であ
り、そしてパラメーターMSCは、当該色記録部につい
ての当該特性曲線上のD点とE点とを結ぶ直線の傾きと
して定義され、D点及びE点は、A点を基準としてそれ
ぞれ−0.2log露光量及び+0.2log露光量に
相当する露光値における点である、ハロゲン化銀系感光
性写真プリント要素。
【0078】〔2〕前記緑記録部のOC値が2.0以上
である、〔1〕項に記載の写真プリント要素。 〔3〕前記緑記録部のOC値が2.2以上である、
〔1〕項に記載の写真プリント要素。 〔4〕前記赤記録部、緑記録部及び青記録部の各々が
1.9以上のOC値を有する、〔1〕〜〔3〕項のいず
れか一項に記載の写真プリント要素。 〔5〕前記赤記録部、緑記録部及び青記録部の各々が
2.0以上のOC値を有する、〔1〕〜〔3〕項のいず
れか一項に記載の写真プリント要素。 〔6〕前記赤記録部、緑記録部及び青記録部の各々が
2.1以上のOC値を有する、〔1〕〜〔3〕項のいず
れか一項に記載の写真プリント要素。
【0079】〔7〕(a)デジタルフィルム記録装置を
用いてデジタル画像データに従い写真感光要素をデジタ
ル的に露光してカラーネガフィルム記録部を形成し、そ
して当該ネガフィルム記録部をハロゲン化銀系感光性写
真プリント要素に焼付けて露光済プリント要素を形成さ
せ、又は(b)デジタルフィルム記録装置を用いてデジ
タル画像データに従いハロゲン化銀系感光性写真プリン
ト要素を直接露光し、そして(a)又は(b)より得ら
れた露光済写真プリント要素を処理して現像画像を形成
させる工程を含んで成る、映画用のハロゲン化銀系感光
性写真プリント要素において画像を形成させる方法であ
って、当該プリント要素が、支持体の片面上に、少なく
とも一層の青感性ハロゲン化銀乳剤イエロー画像形成層
を含む青色感性記録部と、少なくとも一層の赤感性ハロ
ゲン化銀乳剤シアン画像形成層を含む赤色感性記録部
と、少なくとも一層の緑感性ハロゲン化銀乳剤マゼンタ
画像形成層を含む緑色感性記録部とを有して成り、前記
緑記録部の全体のコントラスト(OC)が1.9を上回
り、当該色記録部の各々についてのパラメーターOC
は、当該色記録部についての等価中性濃度対log露光
量の特性曲線上のB点とC点とを結ぶ直線の傾きとして
定義され、B点とC点は、濃度レベル1.0を得るのに
必要なlog露光量における特性曲線上のA点を定義す
ることにより特定され且つ、B点及びC点は、特性曲線
上、A点を基準としてそれぞれ−1.1log露光量及
び+0.9log露光量に相当する露光値における点で
ある、映画用のハロゲン化銀系感光性写真プリント要素
において画像を形成させる方法。 〔8〕前記プリント要素の前記緑記録部のOC値が2.
0以上である、〔7〕項に記載の方法。
〔9〕前記プリント要素の前記緑記録部のOC値が2.
2以上である、〔7〕項に記載の方法。 〔10〕前記プリント要素が〔1〕〜〔6〕項のいずれ
か一項による、〔7〕項に記載の方法。
【0080】
【発明の効果】本発明者らは、常用のカラープリントフ
ィルムよりも全体のコントラスト(OC)が高いカラー
プリントフィルム用ハロゲン化銀系写真要素をデジタル
レコーダーの出力と共に使用することができ、従来得ら
れなかった利益を示すことができることを見い出した。
本発明者らは、緑色記録部の全体のコントラスト(O
C)が1.9よりも高く、より好ましくは2.0以上で
あり、そして最も好ましくは2.2よりも高く且つ、好
ましくはさらに対応する赤色及び青色の値が当該緑色値
の90%以上であるカラープリントフィルムにより、従
来の設計によるカラープリントフィルムでは得ることが
できない黒色濃度と最適な中間スケールコントラストと
を有する顕著な投影画像が得られることを見い出した。
さらに、OC値が高く中間スケールコントラスト(MS
C)値も比較的高い慣例のS字形特性曲線をもたらすフ
ィルムが、その簡単な配合から追加の利益を有する。し
かしながら、本発明のプリント要素による中間スケール
コントラストが比較的高いため、デジタル処理工程を介
在させないと好ましい投影プリントは一般に得ることが
できない。センシトメトリーの欠点は、デジタルルック
アップテーブル(LUT)によって補償することができ
る。この結果、製造が容易であるという利点が追加され
る。これは、S字形曲線は一つの色記録部につき一又は
二種の乳剤で得ることができるが、高度な非直線性のセ
ンシトメトリー曲線は、典型的にはより多種類の複雑な
フィルム構造を要するからである。本発明によると、感
光性ハロゲン化銀系映画用写真プリント材料において電
子的に改変又は発生された画像に対してダイナミックレ
ンジの高い表示性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリントフィルムの標準的0〜3
センシトメトリー露光の濃度対log露光量のプロット
を示し、OC及びMSCの求め方を説明するものであ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の片面上に、少なくとも一層の青
    感性ハロゲン化銀乳剤イエロー画像形成層を含む青色感
    性記録部と、少なくとも一層の赤感性ハロゲン化銀乳剤
    シアン画像形成層を含む赤色感性記録部と、少なくとも
    一層の緑感性ハロゲン化銀乳剤マゼンタ画像形成層を含
    む緑色感性記録部とを有して成り、前記緑記録部の全体
    のコントラスト(OC)が1.9を上回り、そして前記
    緑記録部の中間スケールコントラスト(MSC)が3.
    2以上であるハロゲン化銀系感光性写真プリント要素で
    あって、当該色記録部の各々についてのパラメーターO
    Cは、当該色記録部についての等価中性濃度対log露
    光量の特性曲線上のB点とC点とを結ぶ直線の傾きとし
    て定義され、B点とC点は、濃度レベル1.0を得るの
    に必要なlog露光量における特性曲線上のA点を定義
    することにより特定され且つ、B点及びC点は、特性曲
    線上、A点を基準としてそれぞれ−1.1log露光量
    及び+0.9log露光量に相当する露光値における点
    であり、そしてパラメーターMSCは、当該色記録部に
    ついての当該特性曲線上のD点とE点とを結ぶ直線の傾
    きとして定義され、D点及びE点は、A点を基準として
    それぞれ−0.2log露光量及び+0.2log露光
    量に相当する露光値における点である、ハロゲン化銀系
    感光性写真プリント要素。
  2. 【請求項2】 前記赤記録部、緑記録部及び青記録部の
    各々が1.9以上のOC値を有する、請求項1に記載の
    写真プリント要素。
  3. 【請求項3】 (a)デジタルフィルム記録装置を用い
    てデジタル画像データに従い写真感光要素をデジタル的
    に露光してカラーネガフィルム記録部を形成し、そして
    当該ネガフィルム記録部をハロゲン化銀系感光性写真プ
    リント要素に焼付けて露光済プリント要素を形成させ、
    又は(b)デジタルフィルム記録装置を用いてデジタル
    画像データに従いハロゲン化銀系感光性写真プリント要
    素を直接露光し、そして(a)又は(b)より得られた
    露光済写真プリント要素を処理して現像画像を形成させ
    る工程を含んで成る、映画用のハロゲン化銀系感光性写
    真プリント要素において画像を形成させる方法であっ
    て、 当該プリント要素が、支持体の片面上に、少なくとも一
    層の青感性ハロゲン化銀乳剤イエロー画像形成層を含む
    青色感性記録部と、少なくとも一層の赤感性ハロゲン化
    銀乳剤シアン画像形成層を含む赤色感性記録部と、少な
    くとも一層の緑感性ハロゲン化銀乳剤マゼンタ画像形成
    層を含む緑色感性記録部とを有して成り、前記緑記録部
    の全体のコントラスト(OC)が1.9を上回り、当該
    色記録部の各々についてのパラメーターOCは、当該色
    記録部についての等価中性濃度対log露光量の特性曲
    線上のB点とC点とを結ぶ直線の傾きとして定義され、
    B点とC点は、濃度レベル1.0を得るのに必要なlo
    g露光量における特性曲線上のA点を定義することによ
    り特定され且つ、B点及びC点は、特性曲線上、A点を
    基準としてそれぞれ−1.1log露光量及び+0.9
    log露光量に相当する露光値における点である、映画
    用のハロゲン化銀系感光性写真プリント要素において画
    像を形成させる方法。
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