JPH1114239A - 冷蔵庫の扉ユニット - Google Patents
冷蔵庫の扉ユニットInfo
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- JPH1114239A JPH1114239A JP16736397A JP16736397A JPH1114239A JP H1114239 A JPH1114239 A JP H1114239A JP 16736397 A JP16736397 A JP 16736397A JP 16736397 A JP16736397 A JP 16736397A JP H1114239 A JPH1114239 A JP H1114239A
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- JP
- Japan
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- door
- refrigerator
- frame
- door unit
- unit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷蔵庫の組立工数の削減や組立作業の簡素化
が可能であるとともに冷蔵庫の背面を壁に密着させて設
置でき、必要設置面積を狭くすることが可能な冷蔵庫の
扉ユニットを提供する。 【解決手段】 扉ユニット3は、一対の左支柱枠4、右
支柱枠5、上枠6A及び下枠6Bから構成される方形状
の枠構造体を有する。左支柱枠4及び右支柱枠5の上端
には滑車支持部材7、7が固定されており、この各滑車
支持部材7、7は、その前後の2箇所にて滑車8A、8
Bを回転可能に支持している。前記枠構造体内には、上
扉10及び下扉11が上下方向に引き違い可能に配設さ
れている。上扉10及び下扉11の左右両側において、
一対の各ワイヤ12、14の一端が固定されている。ま
た、各ワイヤ12、14は、上枠6Aに形成されたワイ
ヤ挿通孔9A、9Bに挿通されるとともに滑車8A、8
Bに掛けられ、その他端には錘13、15が連結されて
いる。
が可能であるとともに冷蔵庫の背面を壁に密着させて設
置でき、必要設置面積を狭くすることが可能な冷蔵庫の
扉ユニットを提供する。 【解決手段】 扉ユニット3は、一対の左支柱枠4、右
支柱枠5、上枠6A及び下枠6Bから構成される方形状
の枠構造体を有する。左支柱枠4及び右支柱枠5の上端
には滑車支持部材7、7が固定されており、この各滑車
支持部材7、7は、その前後の2箇所にて滑車8A、8
Bを回転可能に支持している。前記枠構造体内には、上
扉10及び下扉11が上下方向に引き違い可能に配設さ
れている。上扉10及び下扉11の左右両側において、
一対の各ワイヤ12、14の一端が固定されている。ま
た、各ワイヤ12、14は、上枠6Aに形成されたワイ
ヤ挿通孔9A、9Bに挿通されるとともに滑車8A、8
Bに掛けられ、その他端には錘13、15が連結されて
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫本体の前面
に取り付けられる冷蔵庫の扉ユニットに関し、特に、扉
枠体に引き違い可能に取り付けられた一対の扉と各扉に
バランスするように取り付けた錘を扉枠体内に収納する
ことにより、冷蔵庫の組立工数の削減や組立作業の簡素
化が可能であるとともに、冷蔵庫の背面を壁に密着させ
て設置でき、必要設置面積を狭くすることが可能な冷蔵
庫の扉ユニットに関するものである。
に取り付けられる冷蔵庫の扉ユニットに関し、特に、扉
枠体に引き違い可能に取り付けられた一対の扉と各扉に
バランスするように取り付けた錘を扉枠体内に収納する
ことにより、冷蔵庫の組立工数の削減や組立作業の簡素
化が可能であるとともに、冷蔵庫の背面を壁に密着させ
て設置でき、必要設置面積を狭くすることが可能な冷蔵
庫の扉ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の冷蔵庫が提案されてい
る。この種の冷蔵庫では、冷蔵庫本体の前面に開閉扉が
取り付けられており、その開閉扉は、一般に、左右開閉
式又は観音扉式であることが多い。このように、開閉扉
が左右開閉式や観音扉式である場合には、当然に、開閉
扉が開放される方向にスペースが必要となる。従って、
冷蔵庫を狭い場所に設置することは困難なものである。
かかる困難を解消すべく実開平3−124184号公報
には、庫内の前方開口を開閉自在の閉塞する透明の扉部
材を具備し、各扉部材がそれぞれ所定の錘にてバランス
された状態で上下引き違い移動自在に支持されたショー
ケースの扉装置が記載されている。かかるショーケース
の扉装置によれば、各扉部材はそれぞれ錘によってバラ
ンスされているので、上下の移動を楽に行うことが可能
となるものである。
る。この種の冷蔵庫では、冷蔵庫本体の前面に開閉扉が
取り付けられており、その開閉扉は、一般に、左右開閉
式又は観音扉式であることが多い。このように、開閉扉
が左右開閉式や観音扉式である場合には、当然に、開閉
扉が開放される方向にスペースが必要となる。従って、
冷蔵庫を狭い場所に設置することは困難なものである。
かかる困難を解消すべく実開平3−124184号公報
には、庫内の前方開口を開閉自在の閉塞する透明の扉部
材を具備し、各扉部材がそれぞれ所定の錘にてバランス
された状態で上下引き違い移動自在に支持されたショー
ケースの扉装置が記載されている。かかるショーケース
の扉装置によれば、各扉部材はそれぞれ錘によってバラ
ンスされているので、上下の移動を楽に行うことが可能
となるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開平3−124184号公報に記載されたショーケース
の扉装置では、ショーケースの箱体上端面の前後端縁部
に回転可能に支持された複数の滑車が取り付けられてお
り、各扉部材の上端面に一端を固定されたワイヤは、前
記滑車に掛けられてショーケースの箱体の背面において
上下動可能に配置された錘に他端を固定されている。従
って、箱体前面に各扉部材を配設後、長いワイヤや錘等
を取り付ける必要があるため、組立工数が多くなるとい
う問題がある。また、ショーケース背面に錘を上下動可
能に配置するため、ショーケース背面を壁に密着させて
設置できないため、必要設置面積が広くなるという問題
がある。さらに、箱体前面に各扉部材を配設後、長いワ
イヤや錘等を取り付けるため、取付作業ミスが発生する
という問題がある。
開平3−124184号公報に記載されたショーケース
の扉装置では、ショーケースの箱体上端面の前後端縁部
に回転可能に支持された複数の滑車が取り付けられてお
り、各扉部材の上端面に一端を固定されたワイヤは、前
記滑車に掛けられてショーケースの箱体の背面において
上下動可能に配置された錘に他端を固定されている。従
って、箱体前面に各扉部材を配設後、長いワイヤや錘等
を取り付ける必要があるため、組立工数が多くなるとい
う問題がある。また、ショーケース背面に錘を上下動可
能に配置するため、ショーケース背面を壁に密着させて
設置できないため、必要設置面積が広くなるという問題
がある。さらに、箱体前面に各扉部材を配設後、長いワ
イヤや錘等を取り付けるため、取付作業ミスが発生する
という問題がある。
【0004】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、扉枠体に引き違い可能
に取り付けられた一対の扉と各扉にバランスするように
取り付けた錘を扉枠体内に収納することにより、冷蔵庫
の組立工数の削減や組立作業の簡素化が可能であるとと
もに冷蔵庫の背面を壁に密着させて設置でき、必要設置
面積を狭くすることが可能な冷蔵庫の扉ユニットを提供
することを目的とする。また、冷蔵庫前面に扉ユニット
取り付け後、ワイヤや錘を配設する必要がないため、取
付作業ミスを低減でき、製品品質の向上及び製造コスト
の削減が可能な冷蔵庫の扉ユニットを提供することを目
的とする。
するためになされたものであり、扉枠体に引き違い可能
に取り付けられた一対の扉と各扉にバランスするように
取り付けた錘を扉枠体内に収納することにより、冷蔵庫
の組立工数の削減や組立作業の簡素化が可能であるとと
もに冷蔵庫の背面を壁に密着させて設置でき、必要設置
面積を狭くすることが可能な冷蔵庫の扉ユニットを提供
することを目的とする。また、冷蔵庫前面に扉ユニット
取り付け後、ワイヤや錘を配設する必要がないため、取
付作業ミスを低減でき、製品品質の向上及び製造コスト
の削減が可能な冷蔵庫の扉ユニットを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る冷蔵庫の扉ユニットは、冷蔵庫本体の前
面に取り付けられる扉枠体と、前記扉枠体にて引き違い
可能に取り付けられた一対の扉と、前記各扉に対してバ
ランスするように連結された錘とを有し、前記錘は上下
動可能に扉枠体内に収納されていることを特徴とする。
請求項1に係る冷蔵庫の扉ユニットは、冷蔵庫本体の前
面に取り付けられる扉枠体と、前記扉枠体にて引き違い
可能に取り付けられた一対の扉と、前記各扉に対してバ
ランスするように連結された錘とを有し、前記錘は上下
動可能に扉枠体内に収納されていることを特徴とする。
【0006】このような特徴を有する請求項1に係る冷
蔵庫の扉ユニットにおいては、冷蔵庫本体の前面に取り
付けられる扉枠体に、一対の扉が引き違い可能に取り付
けられ、各扉に対してバランスするように連結される錘
が該扉枠体内に上下動可能に収納されている。これによ
り、錘とこの錘に一端を固定されるワイヤが冷蔵庫の扉
ユニット内に収納されるため、冷蔵庫本体の上端面に滑
車等を設ける必要が無く、又、冷蔵庫背面に錘を配置す
る必要が無くなるため、冷蔵庫の組立工数の削減や組立
作業の簡素化が可能になるとともに、冷蔵庫の背面を壁
に密着させて設置でき、必要設置面積を狭くすることが
可能になる。また、冷蔵庫前面に扉ユニット取り付け
後、ワイヤや錘を配設する必要がないため、取付作業ミ
スを防止でき、製品品質の向上及び製造コストの削減が
可能になる。
蔵庫の扉ユニットにおいては、冷蔵庫本体の前面に取り
付けられる扉枠体に、一対の扉が引き違い可能に取り付
けられ、各扉に対してバランスするように連結される錘
が該扉枠体内に上下動可能に収納されている。これによ
り、錘とこの錘に一端を固定されるワイヤが冷蔵庫の扉
ユニット内に収納されるため、冷蔵庫本体の上端面に滑
車等を設ける必要が無く、又、冷蔵庫背面に錘を配置す
る必要が無くなるため、冷蔵庫の組立工数の削減や組立
作業の簡素化が可能になるとともに、冷蔵庫の背面を壁
に密着させて設置でき、必要設置面積を狭くすることが
可能になる。また、冷蔵庫前面に扉ユニット取り付け
後、ワイヤや錘を配設する必要がないため、取付作業ミ
スを防止でき、製品品質の向上及び製造コストの削減が
可能になる。
【0007】また、請求項2に係る冷蔵庫の扉ユニット
は、請求項1の冷蔵庫の扉ユニットにおいて、前記扉ユ
ニットは、各扉が上下方向に引き違い可能となるように
冷蔵庫本体の前面に取り付けられることを特徴とする。
は、請求項1の冷蔵庫の扉ユニットにおいて、前記扉ユ
ニットは、各扉が上下方向に引き違い可能となるように
冷蔵庫本体の前面に取り付けられることを特徴とする。
【0008】このような特徴を有する請求項2に係る冷
蔵庫の扉ユニットにおいては、前記扉ユニットの各扉が
上下方向に引き違い可能となるように冷蔵庫本体の前面
に取り付けられている。これにより、冷蔵庫前面の上又
は下の約半分を容易に開放できるため、冷蔵庫前面から
庫内の幅寸法とほぼ同じ幅寸法の品物を棚に載せること
が可能になるとともに、各棚の掃除や取り外しが容易に
できる。
蔵庫の扉ユニットにおいては、前記扉ユニットの各扉が
上下方向に引き違い可能となるように冷蔵庫本体の前面
に取り付けられている。これにより、冷蔵庫前面の上又
は下の約半分を容易に開放できるため、冷蔵庫前面から
庫内の幅寸法とほぼ同じ幅寸法の品物を棚に載せること
が可能になるとともに、各棚の掃除や取り外しが容易に
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る冷蔵庫の扉ユ
ニットについて、本発明を具体化した第1乃至第3の実
施形態に基づき図1乃至図8を参照しつつ詳細に説明す
る。先ず、第1実施形態に係る冷蔵庫及び冷蔵庫の扉ユ
ニットの概略構成について図1乃至図5に基づき説明す
る。図1は第1実施形態に係る冷蔵庫の斜視図である。
図2は第1実施形態に係る冷蔵庫の扉ユニットの斜視図
である。図3は第1実施形態に係る冷蔵庫の前面を閉塞
した場合の側断面図である。図4は第1実施形態に係る
冷蔵庫の上段を全開した場合の側断面図である。図5は
第1実施形態に係る冷蔵庫の下段を全開した場合の側断
面図である。
ニットについて、本発明を具体化した第1乃至第3の実
施形態に基づき図1乃至図8を参照しつつ詳細に説明す
る。先ず、第1実施形態に係る冷蔵庫及び冷蔵庫の扉ユ
ニットの概略構成について図1乃至図5に基づき説明す
る。図1は第1実施形態に係る冷蔵庫の斜視図である。
図2は第1実施形態に係る冷蔵庫の扉ユニットの斜視図
である。図3は第1実施形態に係る冷蔵庫の前面を閉塞
した場合の側断面図である。図4は第1実施形態に係る
冷蔵庫の上段を全開した場合の側断面図である。図5は
第1実施形態に係る冷蔵庫の下段を全開した場合の側断
面図である。
【0010】図1において、冷蔵庫1は、基本的に、前
面(図1中、左手前側面)が開放された冷蔵庫本体2
と、その開放面を閉塞するように開放面左右端面の各3
カ所においてネジ孔26(図2参照)に挿通されたネジ
25により取り付けられた扉ユニット3とから構成され
ている。
面(図1中、左手前側面)が開放された冷蔵庫本体2
と、その開放面を閉塞するように開放面左右端面の各3
カ所においてネジ孔26(図2参照)に挿通されたネジ
25により取り付けられた扉ユニット3とから構成され
ている。
【0011】次に、冷蔵庫1の扉ユニット3について図
2に基づき詳細に説明する。図2に示すように、扉ユニ
ット3は、一対の左支柱枠4、右支柱枠5、上枠6A及
び下枠6Bから構成される方形状の枠構造体を有する。
かかる枠構造体において、左支柱枠4の上端には滑車支
持部材7が固定されており、この滑車支持部材7は、そ
の前後の2箇所にて滑車8A、8Bを回転可能に支持し
ている。また、右支柱枠5の上端にも、同様の滑車支持
部材7が固定されており、この滑車支持部材7は、その
前後の2箇所にて滑車8A、8Bを回転可能に支持して
いる。更に、上枠6Aの左右両側には、その前後の2箇
所において、ワイヤ挿通孔9A、9Bが形成されてい
る。前記枠構造体内には、上扉10及び下扉11が上下
方向に引き違い可能に配設されている。上扉10の左右
両側において、一対の各ワイヤ12の一端が固定されて
いる。また、各ワイヤ12は、上枠6Aに形成されたワ
イヤ挿通孔9Bに挿通されるとともに滑車8Bに掛けら
れ、その他端には錘13が連結されている。また、前記
と同様に、下扉11の左右両側において、一対の各ワイ
ヤ14の一端が固定されている。各ワイヤ14は、上枠
6Aに形成されたワイヤ挿通孔9Aに挿通されるととも
に滑車8Aに掛けられ、その他端には錘15が連結され
ている。
2に基づき詳細に説明する。図2に示すように、扉ユニ
ット3は、一対の左支柱枠4、右支柱枠5、上枠6A及
び下枠6Bから構成される方形状の枠構造体を有する。
かかる枠構造体において、左支柱枠4の上端には滑車支
持部材7が固定されており、この滑車支持部材7は、そ
の前後の2箇所にて滑車8A、8Bを回転可能に支持し
ている。また、右支柱枠5の上端にも、同様の滑車支持
部材7が固定されており、この滑車支持部材7は、その
前後の2箇所にて滑車8A、8Bを回転可能に支持して
いる。更に、上枠6Aの左右両側には、その前後の2箇
所において、ワイヤ挿通孔9A、9Bが形成されてい
る。前記枠構造体内には、上扉10及び下扉11が上下
方向に引き違い可能に配設されている。上扉10の左右
両側において、一対の各ワイヤ12の一端が固定されて
いる。また、各ワイヤ12は、上枠6Aに形成されたワ
イヤ挿通孔9Bに挿通されるとともに滑車8Bに掛けら
れ、その他端には錘13が連結されている。また、前記
と同様に、下扉11の左右両側において、一対の各ワイ
ヤ14の一端が固定されている。各ワイヤ14は、上枠
6Aに形成されたワイヤ挿通孔9Aに挿通されるととも
に滑車8Aに掛けられ、その他端には錘15が連結され
ている。
【0012】尚、上扉10両側の上方位置にて2つの操
作部10Aが設けられており、また、同様に、下扉11
両側の上方位置にて2つの操作部11Aが設けられてい
る。これらの各操作部10A、11Aは、それぞれ上扉
10、下扉11を上下方向に移動させる際に使用され
る。ここに、各上扉10、下扉11は、共に断熱材を充
填した断熱扉から構成されている。また、各ワイヤ12
の他端に連結される錘13の重量は、上扉10の重量の
1/2の重量にされており、同様に、各ワイヤ14の他
端に連結された錘15の重量は、下扉11の重量の1/
2の重量にされている。このように、各錘13、15は
それぞれ上扉10、下扉11に対してバランスしている
ので、各上扉10、下扉11を上下方向に引き違いさせ
て移動させる際に、軽い操作力をもって開閉することが
できる。また、各錘13、15は、左支柱枠4及び右支
柱枠5の凹部16(図1、図2中には、右側の凹部16
のみを示す)内で上下動可能に収納されている。また、
各凹部16の後側壁(図2中、奥側の壁)にはネジ孔2
6が各々3カ所において穿設されている。
作部10Aが設けられており、また、同様に、下扉11
両側の上方位置にて2つの操作部11Aが設けられてい
る。これらの各操作部10A、11Aは、それぞれ上扉
10、下扉11を上下方向に移動させる際に使用され
る。ここに、各上扉10、下扉11は、共に断熱材を充
填した断熱扉から構成されている。また、各ワイヤ12
の他端に連結される錘13の重量は、上扉10の重量の
1/2の重量にされており、同様に、各ワイヤ14の他
端に連結された錘15の重量は、下扉11の重量の1/
2の重量にされている。このように、各錘13、15は
それぞれ上扉10、下扉11に対してバランスしている
ので、各上扉10、下扉11を上下方向に引き違いさせ
て移動させる際に、軽い操作力をもって開閉することが
できる。また、各錘13、15は、左支柱枠4及び右支
柱枠5の凹部16(図1、図2中には、右側の凹部16
のみを示す)内で上下動可能に収納されている。また、
各凹部16の後側壁(図2中、奥側の壁)にはネジ孔2
6が各々3カ所において穿設されている。
【0013】次に、冷蔵庫1の内部構造について図3に
基づき説明する。図3は冷蔵庫1の側断面図である。図
3において、冷蔵庫本体2における上壁近傍にて後方位
置(図3中、右方位置)には第1庫内ファン17が配置
されており、かかる第1庫内ファン17は、冷蔵庫本体
2の庫内側壁面に沿って冷気を循環させる作用を行う。
また、庫内ファン17の前方位置(図3中、左方位置)
には、公知の冷凍サイクルの一部を構成する蒸発器18
が配置されている。蒸発器18は、冷凍サイクルを循環
する冷媒を蒸発させて、その気化熱により庫内を冷却す
るものである。また、冷蔵庫本体2の底壁近傍にて前方
位置には第2庫内ファン19が配置されており、第2庫
内ファン19は、冷蔵庫本体2の側壁面に沿って冷気を
循環させる作用を行う。尚、冷蔵庫本体2内には、被冷
却物を載置する棚20a〜20fが配置されている。ま
た、上枠6Aの下面、及び、下枠6Bの上面には、上扉
10、下扉11の上端及び下端に当接して庫内からの冷
気の漏出を遮断すべく、パッキン材21が取り付けられ
ている。更に、上扉10と下扉11との間にも、各扉を
上下動させた際に冷気の漏出を防止するパッキン材22
が上扉10の外側面下端部に形成された角溝部に嵌着さ
れている。
基づき説明する。図3は冷蔵庫1の側断面図である。図
3において、冷蔵庫本体2における上壁近傍にて後方位
置(図3中、右方位置)には第1庫内ファン17が配置
されており、かかる第1庫内ファン17は、冷蔵庫本体
2の庫内側壁面に沿って冷気を循環させる作用を行う。
また、庫内ファン17の前方位置(図3中、左方位置)
には、公知の冷凍サイクルの一部を構成する蒸発器18
が配置されている。蒸発器18は、冷凍サイクルを循環
する冷媒を蒸発させて、その気化熱により庫内を冷却す
るものである。また、冷蔵庫本体2の底壁近傍にて前方
位置には第2庫内ファン19が配置されており、第2庫
内ファン19は、冷蔵庫本体2の側壁面に沿って冷気を
循環させる作用を行う。尚、冷蔵庫本体2内には、被冷
却物を載置する棚20a〜20fが配置されている。ま
た、上枠6Aの下面、及び、下枠6Bの上面には、上扉
10、下扉11の上端及び下端に当接して庫内からの冷
気の漏出を遮断すべく、パッキン材21が取り付けられ
ている。更に、上扉10と下扉11との間にも、各扉を
上下動させた際に冷気の漏出を防止するパッキン材22
が上扉10の外側面下端部に形成された角溝部に嵌着さ
れている。
【0014】次に、冷蔵庫1の上段を全開した場合の品
物の出し入れについて図4に基づき詳細に説明する。図
4に示すように、各扉10、11を下端まで押し下げ、
上段を全開した場合、棚20cの下端面は、上扉11の
上端面とほぼ同じ高さに配置されているため、上段を全
開したときに、棚20c上に置かれている品物28は、
水平に前方へ取り出される。また、棚20c上に品物2
8を載せる場合も、段差等の障害物が無く、品物28は
水平に挿入され、棚20c上に載置される。また、棚2
0a〜20cは、上扉11に接触することなく、前方に
水平に取り出され、また、水平に挿入され、所定位置に
配置される。
物の出し入れについて図4に基づき詳細に説明する。図
4に示すように、各扉10、11を下端まで押し下げ、
上段を全開した場合、棚20cの下端面は、上扉11の
上端面とほぼ同じ高さに配置されているため、上段を全
開したときに、棚20c上に置かれている品物28は、
水平に前方へ取り出される。また、棚20c上に品物2
8を載せる場合も、段差等の障害物が無く、品物28は
水平に挿入され、棚20c上に載置される。また、棚2
0a〜20cは、上扉11に接触することなく、前方に
水平に取り出され、また、水平に挿入され、所定位置に
配置される。
【0015】次に、冷蔵庫1の下段を全開した場合の品
物の出し入れについて図5に基づき詳細に説明する。図
5に示すように、上扉10を上端まで押し上げ、下扉1
1の下端面が上扉10の下端面とほぼ同じ高さになるま
で下扉11を押し上げて、冷蔵庫1の下段を全開した場
合、棚20dと各扉10、11の下端面とは十分な高さ
寸法を有しているため、棚20d上に置かれている品物
29は、水平に前方に取り出される。また、棚20d上
に品物29を載せる場合も、段差等の障害物が無く、品
物29は水平に挿入され、棚20d上に載置される。ま
た、棚20d〜20fは、各扉10、11に接触するこ
となく、前方に水平に取り出され、また、水平に挿入さ
れ、所定位置に配置される。
物の出し入れについて図5に基づき詳細に説明する。図
5に示すように、上扉10を上端まで押し上げ、下扉1
1の下端面が上扉10の下端面とほぼ同じ高さになるま
で下扉11を押し上げて、冷蔵庫1の下段を全開した場
合、棚20dと各扉10、11の下端面とは十分な高さ
寸法を有しているため、棚20d上に置かれている品物
29は、水平に前方に取り出される。また、棚20d上
に品物29を載せる場合も、段差等の障害物が無く、品
物29は水平に挿入され、棚20d上に載置される。ま
た、棚20d〜20fは、各扉10、11に接触するこ
となく、前方に水平に取り出され、また、水平に挿入さ
れ、所定位置に配置される。
【0016】以上詳細に説明した通り第1実施形態に係
る冷蔵庫1の扉ユニット3では、冷蔵庫本体2の前面に
ネジ25により取り付けられる左支柱枠4及び右支柱枠
5に、一対の扉10、11が引き違い可能に取り付けら
れ、各扉10、11に対してバランスするように連結さ
れる各錘13、13、15、15が該左支柱枠4及び右
支柱枠5の凹部16内に上下動可能に収納されている。
したがって、各錘13、13、15、15とこの錘に一
端を固定される各ワイヤ12、12、14、14が扉ユ
ニット3内に収納されるため、冷蔵庫本体2の上端面に
滑車等を設ける必要が無く、又、冷蔵庫本体2の背面に
錘等を配置する必要が無くなるため、冷蔵庫1の組立工
数の削減や組立作業の簡素化が可能になるとともに、冷
蔵庫1の背面を壁に密着させて設置でき、必要設置面積
を狭くすることが可能になる。また、冷蔵庫本体2の前
面に扉ユニット3を取り付け後、ワイヤや錘を配設する
必要がないため、取付作業ミスを防止でき、製品品質の
向上及び製造コストの削減が可能になる。さらに、冷蔵
庫1前面の上又は下の約半分を容易に開放できるととも
に、上段又は下段を全開した場合、各棚20a〜20f
上の品物をスムーズに水平方向に出し入れし、また、各
棚20a〜20fの取り外しや掃除を容易に行うことが
できる。また、冷蔵庫1前面から庫内の幅寸法とほぼ同
じ幅寸法の品物を各棚20a〜20fに載せることが可
能になる。しかも、前記のように構成される扉ユニット
3は、それ自体で1つの製品ユニットとして製造され、
また、搬送等が可能である。従って、冷蔵庫本体2が規
格化されている場合には、左右開閉式扉用に設けられた
取付穴を利用して扉ユニット3を冷蔵庫本体2の開放面
に対してネジ25等を介して取り付けることにより、上
下開閉式扉の冷蔵庫に容易に変更することができる。
る冷蔵庫1の扉ユニット3では、冷蔵庫本体2の前面に
ネジ25により取り付けられる左支柱枠4及び右支柱枠
5に、一対の扉10、11が引き違い可能に取り付けら
れ、各扉10、11に対してバランスするように連結さ
れる各錘13、13、15、15が該左支柱枠4及び右
支柱枠5の凹部16内に上下動可能に収納されている。
したがって、各錘13、13、15、15とこの錘に一
端を固定される各ワイヤ12、12、14、14が扉ユ
ニット3内に収納されるため、冷蔵庫本体2の上端面に
滑車等を設ける必要が無く、又、冷蔵庫本体2の背面に
錘等を配置する必要が無くなるため、冷蔵庫1の組立工
数の削減や組立作業の簡素化が可能になるとともに、冷
蔵庫1の背面を壁に密着させて設置でき、必要設置面積
を狭くすることが可能になる。また、冷蔵庫本体2の前
面に扉ユニット3を取り付け後、ワイヤや錘を配設する
必要がないため、取付作業ミスを防止でき、製品品質の
向上及び製造コストの削減が可能になる。さらに、冷蔵
庫1前面の上又は下の約半分を容易に開放できるととも
に、上段又は下段を全開した場合、各棚20a〜20f
上の品物をスムーズに水平方向に出し入れし、また、各
棚20a〜20fの取り外しや掃除を容易に行うことが
できる。また、冷蔵庫1前面から庫内の幅寸法とほぼ同
じ幅寸法の品物を各棚20a〜20fに載せることが可
能になる。しかも、前記のように構成される扉ユニット
3は、それ自体で1つの製品ユニットとして製造され、
また、搬送等が可能である。従って、冷蔵庫本体2が規
格化されている場合には、左右開閉式扉用に設けられた
取付穴を利用して扉ユニット3を冷蔵庫本体2の開放面
に対してネジ25等を介して取り付けることにより、上
下開閉式扉の冷蔵庫に容易に変更することができる。
【0017】次に、第2実施形態の冷蔵庫の扉ユニット
を図6に基づいて説明する。図6は第2実施形態に係る
冷蔵庫の前面を閉塞した場合の側断面図である。図6に
示すように、冷蔵庫30の構成は、第1実施形態に係る
冷蔵庫1の構成とほぼ同じであるが、ゴム、合成樹脂、
又は薄い鋼板等で形成された上掛け部32が、扉ユニッ
ト31の上扉10の前面上部に設けられている。該上掛
け部32の下端面は、操作部10Aの下端面とほぼ同じ
高さに位置し、且つ、下扉11の前面とほぼ同じ高さ
(図4中、左右方向)まで突き出して固着されている。
また、上枠6Aの下面には、上扉10が当接するパッキ
ン材21が取り付けられている。また、扉ユニット31
の下扉11の下端面には、合成樹脂又は薄い鋼板等で形
成された下掛け部33が固着されている。該下掛け部3
3は上扉10の後面端部が当接する位置にて上側に折り
曲げられている。また、下枠6Bの上面には該下掛け部
33の下面が当接するパッキン材21が取り付けられて
いる。
を図6に基づいて説明する。図6は第2実施形態に係る
冷蔵庫の前面を閉塞した場合の側断面図である。図6に
示すように、冷蔵庫30の構成は、第1実施形態に係る
冷蔵庫1の構成とほぼ同じであるが、ゴム、合成樹脂、
又は薄い鋼板等で形成された上掛け部32が、扉ユニッ
ト31の上扉10の前面上部に設けられている。該上掛
け部32の下端面は、操作部10Aの下端面とほぼ同じ
高さに位置し、且つ、下扉11の前面とほぼ同じ高さ
(図4中、左右方向)まで突き出して固着されている。
また、上枠6Aの下面には、上扉10が当接するパッキ
ン材21が取り付けられている。また、扉ユニット31
の下扉11の下端面には、合成樹脂又は薄い鋼板等で形
成された下掛け部33が固着されている。該下掛け部3
3は上扉10の後面端部が当接する位置にて上側に折り
曲げられている。また、下枠6Bの上面には該下掛け部
33の下面が当接するパッキン材21が取り付けられて
いる。
【0018】このように構成された扉ユニット31にお
いては、上扉10を下端まで押し下げると、上扉10の
下端面は破線で示すように下掛け部33に当接し、冷蔵
庫本体2の前面の約上半分が全開される。次に、下扉1
1の操作部11Aを持って、下扉11を上方に持ち上げ
ると、上扉10は下掛け部33を介して上方に同時に持
ち上げられる。次に、下扉11を上端まで持ち上げる
と、冷蔵庫本体2の前面の約下半分が全開される。そし
て、下扉11の操作部11A又は下扉11の上端面を下
方に押さえて押し下げることにより、下扉11の下端面
を下側のパッキン材21に当接させることにより、冷蔵
庫本体2の前面は閉塞される。また、下扉11を上端ま
で持ち上げ、冷蔵庫本体2の前面の約下半分を全開後、
上扉10の操作部10Aを持って、下方に押し下げる
と、下扉11は上掛け部32を介して下方に同時に押し
下げられ、冷蔵庫本体2の前面の約上半分が全開され
る。そして、上扉10の操作部10Aを持って、上扉1
0を上方に持ち上げ、上扉10の上端面を上側のパッキ
ン材21に当接させることにより、冷蔵庫本体2の前面
は閉塞される。
いては、上扉10を下端まで押し下げると、上扉10の
下端面は破線で示すように下掛け部33に当接し、冷蔵
庫本体2の前面の約上半分が全開される。次に、下扉1
1の操作部11Aを持って、下扉11を上方に持ち上げ
ると、上扉10は下掛け部33を介して上方に同時に持
ち上げられる。次に、下扉11を上端まで持ち上げる
と、冷蔵庫本体2の前面の約下半分が全開される。そし
て、下扉11の操作部11A又は下扉11の上端面を下
方に押さえて押し下げることにより、下扉11の下端面
を下側のパッキン材21に当接させることにより、冷蔵
庫本体2の前面は閉塞される。また、下扉11を上端ま
で持ち上げ、冷蔵庫本体2の前面の約下半分を全開後、
上扉10の操作部10Aを持って、下方に押し下げる
と、下扉11は上掛け部32を介して下方に同時に押し
下げられ、冷蔵庫本体2の前面の約上半分が全開され
る。そして、上扉10の操作部10Aを持って、上扉1
0を上方に持ち上げ、上扉10の上端面を上側のパッキ
ン材21に当接させることにより、冷蔵庫本体2の前面
は閉塞される。
【0019】以上詳細に説明した通り第2実施形態に係
る冷蔵庫30の扉ユニット31では、上掛け部32の下
端面が上扉10の操作部10Aの下端面とほぼ同じ高さ
に固着され、また、下掛け部33が下扉11の下端面に
固着されることにより、上扉10を下端まで押し下げた
後、両扉10、11を同時に上方に持ち上げることがで
き、また、下扉11を上端まで持ち上げた後、両扉1
0、11を同時に下方に押し下げることができる。した
がって、冷蔵庫30の前面の上下を連続して交互に開放
する場合、上下の扉10、11をスムーズに同時に上下
させることができ、操作性の向上を図ることが可能にな
る。また、下扉11の上端面と上枠6Aとの間に隙間を
形成することができ、手指を挟むことを防止することが
できる。
る冷蔵庫30の扉ユニット31では、上掛け部32の下
端面が上扉10の操作部10Aの下端面とほぼ同じ高さ
に固着され、また、下掛け部33が下扉11の下端面に
固着されることにより、上扉10を下端まで押し下げた
後、両扉10、11を同時に上方に持ち上げることがで
き、また、下扉11を上端まで持ち上げた後、両扉1
0、11を同時に下方に押し下げることができる。した
がって、冷蔵庫30の前面の上下を連続して交互に開放
する場合、上下の扉10、11をスムーズに同時に上下
させることができ、操作性の向上を図ることが可能にな
る。また、下扉11の上端面と上枠6Aとの間に隙間を
形成することができ、手指を挟むことを防止することが
できる。
【0020】次に、第3実施形態の冷蔵庫の扉ユニット
を図7及び図8に基づいて説明する。図7は第3実施形
態に係る冷蔵庫の下段を全開した場合の側断面図であ
る。図8は第3実施形態に係る冷蔵庫の扉ユニットを上
端まで持ち上げた後、前扉を押し下げる動作を示す斜視
図である。図7に示すように、冷蔵庫40の構成は、第
1実施形態に係る冷蔵庫1の構成とほぼ同じであるが、
扉ユニット41の上扉42の高さ寸法(図7中、上下方
向)は、下扉43の高さ寸法(図7中、上下方向)より
も所定寸法大きく形成されており、各扉42、43の前
面上方位置には、両側に2つの操作部42A、43Aが
設けられている。また、冷蔵庫40の下段を全開した場
合、下扉43の上端面は、上扉42の操作部42Aの下
端縁部の高さに位置している。よって、上枠6Aの下面
と下扉43の上端面との間には、手を挿入できる隙間が
形成されている。また、扉ユニット41の下枠44の上
端部は、前後(図7中、左右方向)に段差部が同一幅で
形成され、前側の段が所定寸法高く形成されている。ま
た、各段差部の上端面には、各扉42、43の下端面が
当接するパッキン材21が取り付けられている。
を図7及び図8に基づいて説明する。図7は第3実施形
態に係る冷蔵庫の下段を全開した場合の側断面図であ
る。図8は第3実施形態に係る冷蔵庫の扉ユニットを上
端まで持ち上げた後、前扉を押し下げる動作を示す斜視
図である。図7に示すように、冷蔵庫40の構成は、第
1実施形態に係る冷蔵庫1の構成とほぼ同じであるが、
扉ユニット41の上扉42の高さ寸法(図7中、上下方
向)は、下扉43の高さ寸法(図7中、上下方向)より
も所定寸法大きく形成されており、各扉42、43の前
面上方位置には、両側に2つの操作部42A、43Aが
設けられている。また、冷蔵庫40の下段を全開した場
合、下扉43の上端面は、上扉42の操作部42Aの下
端縁部の高さに位置している。よって、上枠6Aの下面
と下扉43の上端面との間には、手を挿入できる隙間が
形成されている。また、扉ユニット41の下枠44の上
端部は、前後(図7中、左右方向)に段差部が同一幅で
形成され、前側の段が所定寸法高く形成されている。ま
た、各段差部の上端面には、各扉42、43の下端面が
当接するパッキン材21が取り付けられている。
【0021】次に、下扉43を、下側に押し下げて、冷
蔵庫40の前面を閉塞する方法について図8に基づいて
説明する。図8に示すように、作業者は、下扉43の上
端面に手50を掛けて、下方に押し下げるか、操作部4
3Aに手50を掛けて、下方に押し下げることによっ
て、下扉43を下枠44の上端面に取り付けられたパッ
キン材21に当接するまで押し下げ、冷蔵庫40の前面
を閉塞する。
蔵庫40の前面を閉塞する方法について図8に基づいて
説明する。図8に示すように、作業者は、下扉43の上
端面に手50を掛けて、下方に押し下げるか、操作部4
3Aに手50を掛けて、下方に押し下げることによっ
て、下扉43を下枠44の上端面に取り付けられたパッ
キン材21に当接するまで押し下げ、冷蔵庫40の前面
を閉塞する。
【0022】以上詳細に説明した通り第3実施形態に係
る冷蔵庫40の扉ユニット41では、下扉43の高さ寸
法を上扉42の高さ寸法よりも短く形成することによっ
て、下段を全開後、冷蔵庫40の前面を閉塞する場合、
下扉43の操作部43Aに手を掛けて押し下げる方法
と、下扉43の上端面に手を掛けて押し下げる方法とが
ある。したがって、上枠6Aの下面と下扉43の上端面
との間には、手を挿入できる隙間が形成されるため、手
を挟むことを防止することができる。また、上扉42と
下扉43を瞬間的に見分けることができ、作業効率を向
上させることが可能になる。さらに、下扉43を押し下
げる場合において、容易に手を掛けることができ、より
作業効率を向上させ、製造コストの削減が可能になる。
る冷蔵庫40の扉ユニット41では、下扉43の高さ寸
法を上扉42の高さ寸法よりも短く形成することによっ
て、下段を全開後、冷蔵庫40の前面を閉塞する場合、
下扉43の操作部43Aに手を掛けて押し下げる方法
と、下扉43の上端面に手を掛けて押し下げる方法とが
ある。したがって、上枠6Aの下面と下扉43の上端面
との間には、手を挿入できる隙間が形成されるため、手
を挟むことを防止することができる。また、上扉42と
下扉43を瞬間的に見分けることができ、作業効率を向
上させることが可能になる。さらに、下扉43を押し下
げる場合において、容易に手を掛けることができ、より
作業効率を向上させ、製造コストの削減が可能になる。
【0023】尚、本発明は前記第1乃至第3の実施形態
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論であ
る。
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論であ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1の冷蔵庫の扉
ユニットでは、冷蔵庫本体の前面に取り付けられる扉枠
体に、一対の扉が引き違い可能に取り付けられ、各扉に
対してバランスするように連結される錘が該扉枠体内に
上下動可能に収納されている。これにより、錘とこの錘
に一端を固定されるワイヤが冷蔵庫の扉ユニット内に収
納されるため、冷蔵庫本体の上端面に滑車等を設ける必
要が無く、又、冷蔵庫背面に錘を配置する必要が無くな
るため、冷蔵庫の組立工数の削減や組立作業の簡素化が
可能になるとともに、冷蔵庫の背面を壁に密着させて設
置でき、必要設置面積を狭くすることが可能な冷蔵庫の
扉ユニットを提供することができる。また、冷蔵庫前面
に扉ユニット取り付け後、ワイヤや錘を配設する必要が
ないため、取付作業ミスを防止でき、製品品質の向上及
び製造コストの削減が可能な冷蔵庫の扉ユニットを提供
することができる。
ユニットでは、冷蔵庫本体の前面に取り付けられる扉枠
体に、一対の扉が引き違い可能に取り付けられ、各扉に
対してバランスするように連結される錘が該扉枠体内に
上下動可能に収納されている。これにより、錘とこの錘
に一端を固定されるワイヤが冷蔵庫の扉ユニット内に収
納されるため、冷蔵庫本体の上端面に滑車等を設ける必
要が無く、又、冷蔵庫背面に錘を配置する必要が無くな
るため、冷蔵庫の組立工数の削減や組立作業の簡素化が
可能になるとともに、冷蔵庫の背面を壁に密着させて設
置でき、必要設置面積を狭くすることが可能な冷蔵庫の
扉ユニットを提供することができる。また、冷蔵庫前面
に扉ユニット取り付け後、ワイヤや錘を配設する必要が
ないため、取付作業ミスを防止でき、製品品質の向上及
び製造コストの削減が可能な冷蔵庫の扉ユニットを提供
することができる。
【0025】また、請求項2に係る冷蔵庫の扉ユニット
では、前記扉ユニットの各扉が上下方向に引き違い可能
となるように冷蔵庫本体の前面に取り付けられている。
これにより、冷蔵庫前面の上又は下の約半分を容易に開
放できるため、冷蔵庫前面から庫内の幅寸法とほぼ同じ
幅寸法の品物を棚に載せることが可能になるとともに、
各棚の掃除や取り外しが容易にできる冷蔵庫の扉ユニッ
トを提供することができる。
では、前記扉ユニットの各扉が上下方向に引き違い可能
となるように冷蔵庫本体の前面に取り付けられている。
これにより、冷蔵庫前面の上又は下の約半分を容易に開
放できるため、冷蔵庫前面から庫内の幅寸法とほぼ同じ
幅寸法の品物を棚に載せることが可能になるとともに、
各棚の掃除や取り外しが容易にできる冷蔵庫の扉ユニッ
トを提供することができる。
【図1】 第1実施形態に係る冷蔵庫の斜視図である。
【図2】 第1実施形態に係る扉ユニットの斜視図であ
る
る
【図3】 第1実施形態に係る冷蔵庫の前面を閉塞した
場合の側断面図である。
場合の側断面図である。
【図4】 第1実施形態に係る冷蔵庫の上段を全開した
場合の側断面図である。
場合の側断面図である。
【図5】 第1実施形態に係る冷蔵庫の下段を全開した
場合の側断面図である。
場合の側断面図である。
【図6】 第2実施形態に係る冷蔵庫の前面を閉塞した
場合の側断面図である。
場合の側断面図である。
【図7】 第3実施形態に係る冷蔵庫の下段を全開した
場合の側断面図である。
場合の側断面図である。
【図8】 第3実施形態に係る冷蔵庫の扉ユニットを上
端まで持ち上げた後、前扉を押し下げる動作を示す斜視
図である。
端まで持ち上げた後、前扉を押し下げる動作を示す斜視
図である。
1、30、40・・・冷蔵庫、2・・・冷蔵庫本体、
3、31、41・・・扉ユニット、4・・・右支柱枠、
5・・・左支柱枠、6A・・・上枠、6B、44・・・
下枠、7・・・滑車支持部材、8A、8B・・・滑車、
9A、9B・・・ワイヤ挿通孔、10、42・・・上
扉、10A、11A、42A、43A・・・操作部、1
1、43・・・下扉、12、14・・・ワイヤ、13、
15・・・錘、16・・・凹部、17・・・第1庫内フ
ァン、18・・・蒸発器、19・・・第2庫内ファン、
20a〜20f・・・棚、21、22・・・パッキン
材、32・・・上掛け部、33・・・下掛け部
3、31、41・・・扉ユニット、4・・・右支柱枠、
5・・・左支柱枠、6A・・・上枠、6B、44・・・
下枠、7・・・滑車支持部材、8A、8B・・・滑車、
9A、9B・・・ワイヤ挿通孔、10、42・・・上
扉、10A、11A、42A、43A・・・操作部、1
1、43・・・下扉、12、14・・・ワイヤ、13、
15・・・錘、16・・・凹部、17・・・第1庫内フ
ァン、18・・・蒸発器、19・・・第2庫内ファン、
20a〜20f・・・棚、21、22・・・パッキン
材、32・・・上掛け部、33・・・下掛け部
Claims (2)
- 【請求項1】 冷蔵庫本体の前面に取り付けられる扉枠
体と、 前記扉枠体にて引き違い可能に取り付けられた一対の扉
と、 前記各扉に対してバランスするように連結された錘とを
有し、 前記錘は上下動可能に扉枠体内に収納されていることを
特徴とする冷蔵庫の扉ユニット。 - 【請求項2】 前記扉ユニットは、各扉が上下方向に引
き違い可能となるように冷蔵庫本体の前面に取り付けら
れることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の扉ユニッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16736397A JPH1114239A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 冷蔵庫の扉ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16736397A JPH1114239A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 冷蔵庫の扉ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1114239A true JPH1114239A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15848338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16736397A Pending JPH1114239A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 冷蔵庫の扉ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1114239A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015014418A (ja) * | 2013-07-04 | 2015-01-22 | ホシザキ電機株式会社 | 貯蔵庫の扉開閉構造 |
CN105157329A (zh) * | 2015-09-25 | 2015-12-16 | 青岛海尔股份有限公司 | 冰箱 |
-
1997
- 1997-06-24 JP JP16736397A patent/JPH1114239A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015014418A (ja) * | 2013-07-04 | 2015-01-22 | ホシザキ電機株式会社 | 貯蔵庫の扉開閉構造 |
CN105157329A (zh) * | 2015-09-25 | 2015-12-16 | 青岛海尔股份有限公司 | 冰箱 |
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