JPH11141897A - 放熱装置 - Google Patents

放熱装置

Info

Publication number
JPH11141897A
JPH11141897A JP9305435A JP30543597A JPH11141897A JP H11141897 A JPH11141897 A JP H11141897A JP 9305435 A JP9305435 A JP 9305435A JP 30543597 A JP30543597 A JP 30543597A JP H11141897 A JPH11141897 A JP H11141897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
room temperature
hot air
variable
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9305435A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3832054B2 (ja
Inventor
稔也 ▲ふじ▼戸
Toshiya Fujito
Yutaka Yoshida
豊 吉田
Shigeru Murakami
村上  茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP30543597A priority Critical patent/JP3832054B2/ja
Publication of JPH11141897A publication Critical patent/JPH11141897A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3832054B2 publication Critical patent/JP3832054B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温風ファンの送風量に略連動して可変翼を制
御するようにして、室温分布の改善を図ることを目的と
したものである。 【解決手段】 温風吹出口14に上下揺動自在に配設し
た可変翼15と、室温を検出する温度検出部20と、室
温を設定する室温設定部21と、室温と室温設定値の温
度差に応動して温風ファン12の送風量を変更させる送
風量制御部23と、この変更と略連動して可変翼15を
回動させる可変翼制御部24と、操作部26の信号に基
づき運転を制御する運転制御部25を備え、室温が上昇
した時、送風量制御部23は送風量を弱側に変更し、可
変翼制御部24は可変翼15を下向きに傾斜させて温風
の吹き出し方向を下向きに変えるようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温水を循環して室内
の暖房を行う放熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の放熱装置は図8に示すよ
うに室外に温水を加熱する熱源機1を設け、この温水を
熱源機1に内蔵した温水循環手段2により温水配管3を
介して室内に設置した熱交換器5と温風ファン6を内蔵
する放熱装置4に循環し、温風ファン6からの送風を熱
交換器5で熱交換して温風吹出口7から吹出し室内を暖
房するようになっている。そして、上記放熱装置4の温
風吹出口7には予め所定の角度で配設された多数の案内
板8があり、前記温風を略水平方向へ案内するようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記温
風吹出口7に設けられている案内板8は予め設定した所
定の角度で固定され、配設されているため温風の吹出方
向を変えることができず、強暖房時、中暖房時、弱暖房
時において室内の温度分布に大きな差異が生じるという
問題があった。すなわち強暖房時は温風ファンからの送
風が強いので温風が遠くまで吹出され使用者が通常使用
する居住空間はほぼ均一な温度分布となるが、暖房が
中、弱と弱くなるにしたがって温風ファンからの送風量
が弱くなり、温風温度は一定であるため、温風のドラフ
ト作用が相対的に強いものとなって温風の到達距離が短
くなり放熱装置付近のみが熱くなるという温度分布むら
が生じるなど強、中、弱においてその室内温度分布に大
きな差違が生じ使用者が不快感を覚えるという結果にな
っていた。そしてこの問題は従来からよく知られている
左あるいは右方向へ向きを変えられる縦ルーバーを設け
ても解決できなかった。すなわち、この縦ルーバーは温
風の水平方向への広がり角度を変えることができるので
水平方向の温度分布を少しはよくすることができるが、
強、中、弱の各暖房時における温風の到達距離を変える
ことができないので、結局強、中、弱暖房時における居
住空間の温度分布の差が大きいという問題は解決しなか
った。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなしたもの
で、温風吹出口に上下揺動自在な可変翼を配設して室温
と設定温度の差に応じて前記可変翼を制御することで室
内温度分布の改善を図るようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するため、温水を熱交換する熱交換器と、この熱
交換器を介して室内空気を吸引して温風を吹き出す温風
ファンと、温風吹出口に適所を支点として上下揺動自在
なる如く配設した可変翼と、被暖房空間の温度を検出す
る温度検出部と、同被暖房空間の暖房温度を設定する室
温設定部と、前記室温と設定温度の温度差に応動して前
記温風ファンの送風量を変更させる送風量制御部と、こ
の変更と略連動して前記可変翼を上下方向に回動させる
可変翼制御部と、操作部からの信号に基づき運転の開始
および停止を行う運転制御部を備え、前記被暖房空間の
温度が上昇した時、送風量制御部は送風量を弱側に変更
し、可変翼制御部は可変翼を下向きに傾斜させて温風の
吹き出し方向を下向きに変えるようにしている。
【0006】上記発明によれば、室温と設定温度の差に
応じて温風ファンの送風量を変更して必要暖房能力を確
保すると共に温風吹出口に設けた上下自在に回動する可
変翼を前記温風ファンの送風量に応じて制御することで
最適な温風吹出角度の設定が可能となり、強〜弱間の温
度分布の差と温風温度の差を極力少なくし、かつ弱暖房
時の温風感を少なくして、常に快適な暖房が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1の放熱装置は温水を熱交
換する熱交換器と、この熱交換器を介して室内空気を吸
引して温風を吹き出す温風ファンと、温風吹出口に適所
を支点として上下揺動自在なる如く配設した可変翼と、
被暖房空間の温度を検出する温度検出部と、同被暖房空
間の暖房温度を設定する室温設定部と、前記室温と設定
温度の温度差に応動して前記温風ファンの送風量を変更
させる送風量制御部と、この変更と略連動して前記可変
翼を上下方向に回動させる可変翼制御部と、操作部から
の信号に基づき運転の開始および停止を行う運転制御部
を備え、前記被暖房空間の温度が上昇した時、可変翼制
御部は送風量を弱側に変更し、可変翼制御部は可変翼を
下向きに傾斜させて温風の吹き出し方向を下向きに変え
るようにしている。
【0008】そして、被暖房空間の温度と設定温度との
差に基づいて温風ファンの送風量が設定され、かつ温風
吹出口に設けた可変翼の傾斜角度が変わって温風吹出角
度も変わるようになる。そのため弱送風になれば温風が
下向きに吹き出されると共に室温が上昇しているため温
風のドラフトも相対的に弱いものとなって、居住空間に
おける温風の到達距離は温風ファンの送風量の変更があ
っても従来のものとほとんど変わらないものとなり、各
送風量における温度分布はほぼ同様なものとなると共に
温風はその流速を早くする必要がないのでそれほど強く
感じることもなく、快適な暖房が可能となる。
【0009】また、請求項2の放熱装置は可変翼制御部
は室温と設定温度の温度差が予め設定した所定巾になっ
たとき可変翼を所定周期で上下方向に回動させるスイン
グ動作を行い、前記温度差が所定の巾を越えたときスイ
ング動作を解除するようにしている。
【0010】そして、被暖房空間の温度が所望の室温に
近づくと可変翼を所定の周期で上下方向に回動するスイ
ング動作を行い、室温分布をさらに改善するようにして
暖房感を向上している。
【0011】また、請求項3の放熱装置は可変翼制御部
は、操作部などに設けられた特定のスイッチにより可変
翼を所定周期で上下方向に回動させるスイング動作の運
転および停止を行うようにしている。
【0012】そして、被暖房空間の温度に関係なく、ス
イッチ操作でスイング動作を選択できる構成として、使
用方法の拡大を図り、使い勝手の向上を図っている。
【0013】また、請求項4の放熱装置は可変翼制御部
は、運転が停止した時または温水温度が所定温度以下の
時、温風ファンの動作を停止するとともに可変翼を略垂
直方向に枢支するようにしている。
【0014】そして、温水温度が暖房に適さない場合や
室温が所望の温度になり運転が停止したときは温風ファ
ンを停止し、無駄な暖房を抑制すると共に可変翼を略垂
直方向に回動し温風吹出口を閉塞して遮熱することで輻
射による室温の上昇を抑制するようにして効率的な運転
制御で常に快適な暖房が得られるようにしている。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づき説
明する。
【0016】(実施例1)まず、図1を用いて本発明の
実施例1の放熱装置の構成を説明する。
【0017】11は熱交換器で温水を循環する温水パイ
プ外周面に放熱フィンを取り付けて構成し、室内空気取
入口の経路に配設されている。12は温風ファンで温風
モータ13の軸に取り付けられ、室内空気を吸引して熱
交換器11で熱交換して温風して室内に吹き出す。14
は温風吹出口で温風ファン12により送風される温風を
室内に導く。15は可変翼で温風吹出口14に回動自在
に枢支され、温風の吹出角度を変更する。16は可変翼
駆動手段で可変翼制御部24からの信号に基づき可変翼
15を所定の角度に変更する駆動手段である。17は筐
体で熱交換器11や温風ファン12などを取り付け、そ
の背面の適所に温度検出器18を取り付けるようにして
いる。19はフロントパネルで背面の空気取入口より取
り入れた室内空気を温風吹出口14に導く温風経路の一
部を形成している。20は室温検出部で室温検出器18
により検出した室温を温度データに変換する。21は操
作部26より供給される操作信号を室温設定値として設
定する室温設定部である。22は比較部で室温検出部2
0の室温データと室温設定部21の室温設定値を比較
し、その差に応じて信号を出力する。23は送風量制御
部で比較部22の信号に応じて温風モータ13の回転数
を制御する。24は可変翼制御部で比較部22の信号に
応じて可変翼駆動手段16を駆動し、可変翼15を所定
の角度に制御する。25は運転制御部で操作部26から
の操作信号により予め設定したシーケンスに基づき運転
制御を行う。
【0018】26は操作部で運転スイッチや室温設定用
スイッチ等を備え、運転制御部25を介して操作信号を
供給する。
【0019】次に、上記のように構成された放熱装置の
動作について説明する。まず、従来と同様に温水を供給
するための熱源機と温水配管を介して温水暖房経路を形
成し、操作部26より運転制御部25に運転信号を供給
するとともに、室温設定部21に操作信号を供給し、所
望の室温設定値を設定すると、比較部22でこの室温設
定値と本体背面に設けた室温検出器18と室温検出部2
0で求まる室温データを比較して、その差に応じた信号
を送風量制御部23と可変翼制御部24に送る。そし
て、送風量制御部23では比較部20からの信号に応じ
て温風モータ13を所定の回転数で回転し、本体背面に
設けた空気取入口より室内空気を吸い込んで熱交換器1
1により熱交換して温風吹出口14より室内に吹き出
す。同時に可変翼制御部24では比較部20の信号、つ
まり室温設定値と室温データの温度差に応じた駆動信号
を可変翼駆動部16に送り、可変翼15を所定の角度に
設定して温風温度に応じた温風吹き出しを行うようにし
ている。つまり、温風ファン12の回転数に略連動して
可変翼15の傾斜角度を変更するようにしている。
【0020】図2は放熱装置の詳細な構成を示す図であ
る。本実施例は温風ファン12の吸い込み動作を用いた
構成を示すもので小さい矢印で示す如く本体背面より室
内空気を吸い込み、フィルター27を介して上部に配設
した熱交換器11で熱交換し、フロントパネル19等で
形成した温風経路を通って温風ファン12により温風吹
出口14より室内に吹き出すようにし、温風吹出口14
には回動自在に枢支した可変翼15を配設し、温風ファ
ン12の回転数すなわち送風量に略連動して吹出角度を
制御するようにしている。また、本体背面の空気吸込部
近傍には室温を検出するための室温検出器18を設けて
いる。このような構成において、室温が低いときは設定
温度との差が大きくなるため温風ファン12の送風は強
状態とになり可変翼15は図2のXに示すように略水平
の吹出角度となって、温風の吹き出し状況は図3のX’
のようになる。次に、室温が上昇し室温設定値との温度
差が小さくなると、温風ファン12の送風は中状態にな
り、可変翼23は図2のYに示すように少し下向きに傾
斜する。したがつて温風の流れは強送風の時よりも下向
きとなって温風は図3のY’のようになり、従来のもの
より遠くまで到達するようになる。さらに室温が上昇し
て室温設定値に近づくと温風ファン12の送風は弱状態
となり可変翼15は図2のZに示すように、かなり下向
きに傾斜するようになって、温風吹き出し状況も図3の
Z’のように床面に沿って流れるようになる。そして温
風ファン12の送風が弱状態になるときには室温が上昇
していて温風温度と室温の温度差は暖房開始当初に比べ
ると小さくなり、相対的に温風のドラフトは弱くなって
いる。
【0021】したがって、温風ファン12の送風が弱状
態になり温風の流速が弱くてドラフトの影響を受けやす
いとしても、温風の吹出角度をかなり下向きに傾斜さ
せ、温風が床面に沿って流れるようにしているため、そ
の温風は従来のものに比べるとかなり遠くまで到達する
ようになる。
【0022】しかも、温風吹出口14を設計的に許容さ
れる本体の最下端に設けるように構成し、かつ可変翼1
5が温風吹出口14の上部で下向きになるように構成す
ることで温風吹出口14の上部が図2でも明らかなよう
にほぼ閉じられた状態となって温風は温風吹出口14の
下部から多く吹き出すようになる。すなわち、温風が一
段低い位置から吹き出すようなかたちとなる。そして可
変翼15の上端と温風吹出口14との間の小さな隙間か
ら少量の温風が吹きおろし、温風吹出口14の下部から
吹き出す温風を押さえ込むようになると共に温風吹出口
14の下部から吹き出した温風直上の温度を高いものと
して温風吹出口14の下部から吹き出した温風のドラフ
トをさらに低減させる。
【0023】これにより温風は一段と遠くまで到達する
ようになり、室内の温度分布はより強送風に近い状態と
なって快適な暖房が可能となる。このように送風ファン
12の送風が強送風〜弱送風までほぼ似たような温度分
布となり、また弱送風時においては温風吹出口の面積が
変わらないのでその流速は比較的弱く、使用者は温風を
ほとんど感じないものとなる。
【0024】次に、上記のように構成された放熱装置の
動作について説明する。まず、放熱装置の操作部26に
より運転信号および室温設定用操作信号を入力すると、
運転制御部25を介して室温設定部21に室温設定値が
入力され動作が開始する。室温設定部21の室温設定値
と本体背面に取り付けた室温検出器18と室温検出部2
0で検出される室温データを比較部22で比較し、その
比較結果に基づいて送風量制御部23に温風モータ13
の回転信号設定値を送る。送風量設定部23は、この回
転信号設定値に基づき駆動信号を温風モータ13に出力
して駆動させる。温風モータ13の駆動により温風ファ
ン14は回転し本体背面より室内空気を吸い込んで熱交
換器11を通って温風に熱交換して温風吹出口14より
吹き出す。同時に比較部22の比較結果は可変翼制御部
24にも入力され、この比較結果に応じて可変翼15の
傾斜角度を設定するようにしている。この可変翼15の
角度制御については放熱装置の構成の説明で記載した通
りであり、説明を省略する。例えば、室温が低く室温設
定部21の室温設定値との温度差が大きいときは比較部
22は送風量制御部23に温風モータ13の回転信号設
定値として最大値を入力し、送風量制御部23は送風モ
ータ13に最大の駆動信号を出力する。同時に可変翼制
御部24へは可変翼15が全開になるような駆動信号を
入力する。これにより、可変翼15は略水平に開口し、
温風ファン12の送風は強送風で温風を吹き出すことに
なる。暖房が進み、室温が上昇して室温設定値との温度
差が小さくなってくると比較部22は温風モータ13の
回転信号設定値を徐々に下げて、送風量制御部23によ
り温風吹出口14より吹き出される温風量を低下させ
る。また、この動作に略連動して可変翼15の傾斜角度
も下向きに変更し、温風吹き出し方向を下方向とする。
この温風量制御と可変翼制御は予め設定した温度差の範
囲内で強〜弱の範囲で行われ、予め設定した温度差の範
囲を越えるような室温の上昇に至った場合は比較部22
により送風量制御部23に動作停止信号を送って温風モ
ータ13の動作を停止すると共に可変翼駆動部16に可
変翼15を全閉するような信号を送って略垂直方向に回
動させるようにしている。
【0025】このように、温風吹出口に可変翼を設けて
室温と室温設定値の温度差に応じて傾斜角度を制御する
と共に前記動作に略連動して温風ファンの送風量を制御
するように構成することで最適な温風吹出角度の設定が
可能となり、強送風〜弱送風間の温度分布の差と温風温
度の差を極力少なくし、かつ弱暖房時の温風感を少なく
して、常に快適な暖房が得られるような放熱装置を提供
することができる。
【0026】(実施例2)図4は本発明の実施例2の放
熱装置の構成図で、図5は動作を示すフローチャートで
ある。
【0027】実施例1と異なる点は比較部22の比較結
果を室温安定判定部28で判定し、予め設定した範囲内
に安定しているときスイング動作制御部29に信号を送
って可変翼15を上下方向に所定周期でスイング動作を
行うようにしたところである。
【0028】なお、実施例1と同一のものは同一番号を
付与し、説明は省略する。28は比較部22の比較結果
が予め設定した範囲内にあるかどうか判別する室温安定
判定手段であり、29は室温安定判定手段28からの信
号により予め定めた駆動信号を出力するスイング動作制
御部である。
【0029】次に、動作について説明すると、室温設定
値と室温データの温度差に応じて送風量と可変翼角度を
制御するまでは実施例1と同様の動作を行い、図5のフ
ローチャートに示すように、送風量と可変翼制御を行っ
た後、室温設定値と室温データの比較結果が所定時間、
予め設定した範囲内に安定しているかどうかを室温安定
判定部28で判定し、比較結果が安定している場合、ス
イング動作制御部29に信号を送って、可変翼制御部2
4に所定周期で上下方向に回動するスイング動作信号を
供給するようにして可変翼15を駆動させ、温風の吹き
出しを上下方向に連続的に可変するようにしている。ま
た、室温安定判定手段28での比較結果が所定範囲を外
れた場合はスイング動作を停止して通常の可変翼制御を
行うようにしている。
【0030】このように、室温が安定した状態で可変翼
15を上下方向に回動させるスイング動作をすること
で、さらに室内温度分布を改善することが可能となり、
快適な暖房空間を提供することができる。
【0031】(実施例3)図6は本発明の実施例3の放
熱装置の構成図で、図7は動作を示すフローチャートで
ある。
【0032】実施例1および2と異なる点は操作部26
内にスイングスイッチ26aを設け、室温や比較部22
の比較結果に関係なく、スイングスイッチ26aからの
信号でスイング動作を行うようにしたところである。
【0033】なお、実施例1および2と同一のものは同
一番号を付与し、説明は省略する。次に、動作について
説明すると、室温設定値と室温データの差に応じて送風
量と可変翼角度を制御するまでは実施例1および2と同
様の動作を行い、その後スイングスイッチ26aの動作
確認をしてONの場合、スイング動作制御部29に信号
を送って可変翼制御部24に所定周期で上下方向に回動
するスイング動作信号を供給するようにして可変翼15
を駆動させ、温風の吹き出しを上下方向に連続的に可変
するようにしている。また、スイングスイッチ26aが
OFFになった場合はスイング動作を停止して通常の可
変翼制御を行うようにしている。
【0034】このように、室温や比較部22の比較結果
に関係なく、スイングスイッチ26aの操作でスイング
動作を行うようにすることで、使い勝手を向上し、使用
者の好みに応じて温風吹き出しの形態を選択できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の放熱装置
によれば、被暖房空間の温度と設定温度との差に基づい
て温風ファンの送風量が設定され、かつ温風吹出口に設
けた可変翼の傾斜角度が変わって温風吹出角度も変わる
ようになる。そのため弱送風になれば温風が下向きに吹
き出されると共に室温が上昇しているため温風のドラフ
トも相対的に弱いものとなって、居住空間における温風
の到達距離は温風ファンの送風量の変更があっても従来
のものとほとんど変わらないものとなり、強送風〜弱送
風における温度分布はほぼ同様なものとなると共に温風
はその流速を早くする必要がないのでそれほど強く感じ
ることもなく、快適な暖房が可能となる。
【0036】また、請求項2の放熱装置によれば、被暖
房空間の温度が所望の室温に近づき、安定すると可変翼
を所定の周期で上下方向に回動するスイング動作を行う
ため、室温分布をさらに改善して暖房感を向上すること
ができる。
【0037】また、請求項3の放熱装置によれば、被暖
房空間の温度に関係なく、スイッチ操作でスイング動作
を選択できる構成として、使用方法の拡大を図り、使い
勝手の向上を図ることができる。
【0038】また、請求項4の放熱装置によれば、温水
温度が暖房に適さない場合や室温が所望の温度になった
場合などは温風ファンを停止し無駄な暖房を抑制すると
共に可変翼を略垂直方向に回動し温風吹出口を閉塞して
遮熱することで輻射による室温の上昇を抑制するように
して効率的な運転制御で常に快適な暖房を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の放熱装置の構成図
【図2】同放熱装置の詳細構成図
【図3】同放熱装置の温風吹出状況を示す図
【図4】本発明の実施例2の放熱装置の構成図
【図5】同放熱装置の動作を示すフローチャート
【図6】本発明の実施例3の放熱装置の構成図
【図7】同放熱装置の動作を示すフローチャート
【図8】従来の放熱装置の構成図
【符号の説明】
11 熱交換器 12 温風ファン 15 可変翼 17 筐体 18 温度検出器 20 温度検出部 21 室温設定部 23 送風量制御部 24 可変翼制御部 25 運転制御部 26 操作部 26a スイングスイッチ 28 室温安定判定部 29 スイング動作制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水を熱交換する熱交換器と、この熱交
    換器を介して室内空気を吸引して温風を吹き出す温風フ
    ァンと、温風吹出口に適所を支点として上下揺動自在な
    る如く配設した可変翼と、被暖房空間の温度を検出する
    温度検出部と、同被暖房空間の暖房温度を設定する室温
    設定部と、前記室温と設定温度の温度差に応動して前記
    温風ファンの送風量を変更させる送風量制御部と、この
    変更と略連動して前記可変翼を上下方向に回動させる可
    変翼制御部と、操作部からの信号に基づき運転の開始お
    よび停止を行う運転制御部を備え、前記被暖房空間の温
    度が上昇した時、送風量制御部は送風量を弱側に変更
    し、可変翼制御部は可変翼を下向きに傾斜させて温風の
    吹き出し方向を下向きに変えるようにした放熱装置。
  2. 【請求項2】 可変翼制御部は、室温と設定温度の温度
    差が予め設定した所定巾のとき前記可変翼を所定周期で
    上下方向に回動させるスイング動作を行い、前記温度差
    が所定巾を越えたとき前記スイング動作を解除するよう
    にした請求項1記載の放熱装置。
  3. 【請求項3】 可変翼制御部は、操作部などに設けられ
    た特定のスイッチにより可変翼を所定周期で上下方向に
    回動させるスイング動作の運転および停止を行うように
    した請求項1記載の放熱装置。
  4. 【請求項4】 可変翼制御部は、運転が停止した時また
    は温水温度が所定温度以下の時、温風ファンの動作を停
    止するとともに可変翼を略垂直方向に枢支するようにし
    た請求項1記載の放熱装置。
JP30543597A 1997-11-07 1997-11-07 放熱装置 Expired - Fee Related JP3832054B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30543597A JP3832054B2 (ja) 1997-11-07 1997-11-07 放熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30543597A JP3832054B2 (ja) 1997-11-07 1997-11-07 放熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11141897A true JPH11141897A (ja) 1999-05-28
JP3832054B2 JP3832054B2 (ja) 2006-10-11

Family

ID=17945110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30543597A Expired - Fee Related JP3832054B2 (ja) 1997-11-07 1997-11-07 放熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3832054B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218564A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機の気流制御方法および空気調和機
WO2014194645A1 (zh) * 2013-06-04 2014-12-11 珠海格力电器股份有限公司 空调导风板的控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218564A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機の気流制御方法および空気調和機
WO2014194645A1 (zh) * 2013-06-04 2014-12-11 珠海格力电器股份有限公司 空调导风板的控制方法
US10132516B2 (en) 2013-06-04 2018-11-20 Gree Electric Appliances, Inf Of Zhuhai Control method for air deflectors of air conditioner

Also Published As

Publication number Publication date
JP3832054B2 (ja) 2006-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08334255A (ja) 空気調和機の室内機
JP2004150731A (ja) 空気調和装置
KR20000055145A (ko) 공기조화기의 기류제어장치 및 방법
WO2013035236A1 (ja) 空気調和機
JP2012013261A (ja) サーキュレータの制御装置
JP2690292B2 (ja) 空気調和機の運転制御装置及びその制御方法
JPH11141897A (ja) 放熱装置
WO2023159936A1 (zh) 空调室内机
JPH06159786A (ja) 空気調和機の風向制御装置
JP2013057456A (ja) 空気調和機
JP4660028B2 (ja) 空気調和機
JPS61197938A (ja) 空気調和機の運転方法
JPH04225753A (ja) 空気調和機
JPH10110967A (ja) 空気調和システム
JP3832052B2 (ja) 温水暖房装置
KR100197724B1 (ko) 공기조화기의 습도조절장치 및 그 방법
JPH0828948A (ja) 空気調和機の室内機
JP3807054B2 (ja) 温水暖房装置
KR100218959B1 (ko) 공기조화기의 풍향조절 장치 및 그 제어방법
JPH0754202B2 (ja) 温風暖房機
KR100239548B1 (ko) 공기조화기의 토출기류 제어장치 및 그 제어방법
JP3864534B2 (ja) 温風暖房機
KR100248765B1 (ko) 공기조화기의운전제어장치및그운전제어방법
JP3406442B2 (ja) 空気調和機
JP2554164B2 (ja) ヒートポンプ式空気調和機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041105

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20041214

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060425

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060710

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728

Year of fee payment: 3

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees