JPH1114185A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JPH1114185A
JPH1114185A JP9161545A JP16154597A JPH1114185A JP H1114185 A JPH1114185 A JP H1114185A JP 9161545 A JP9161545 A JP 9161545A JP 16154597 A JP16154597 A JP 16154597A JP H1114185 A JPH1114185 A JP H1114185A
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JP
Japan
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refrigerant
air conditioner
heat
heat exchanger
engine
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JP9161545A
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English (en)
Inventor
Shusaburo Niimura
修三郎 新村
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1114185A publication Critical patent/JPH1114185A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体としての統合した効率を向上できるエン
ジン駆動式空調装置を提供する。 【解決手段】 冷媒をエンジン駆動式圧縮機8,凝縮器
12,膨張弁13a,蒸発器15,上記圧縮機8の経路
で循環させるようにしたエンジン駆動圧縮式空調機2
と、冷媒を吸収器にて吸収液31に吸収させ、該冷媒吸
収希溶液を再生器33に送るとともに、該再生器32で
発生した冷媒を凝縮器34,蒸発器36,上記吸収器3
1の経路で流すようにした吸収式空調機3とを備えた空
調装置1において、上記エンジン駆動圧縮式空調機2の
凝縮器12から放出された凝縮熱又はエンジン廃熱によ
り上記吸収式空調機3の吸収器31から再生器33に至
る冷媒吸収希溶液又は上記再生器33を加熱する凝縮熱
回収系7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン駆動式空
調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年エネルギーを効率的に利用してエネ
ルギ消費量を抑制することが社会的な要請となってきて
いる。エンジン駆動式空調装置では、エンジンの排気ガ
スの有する熱については暖房,給湯等で回収し有効利用
する方法が、従来から多数提案されており、また冷房廃
熱(冷房運転時のエンジン排熱と冷房凝縮熱)の回収に
ついては例えば、特公平7−111285号公報に記載
されたものがある。
【0003】上記従来公報に記載された装置は、同公報
第1図において、エンジン6で駆動される圧縮機1を用
いた圧縮式冷凍機Aと、該エンジン6の排熱を回収する
排熱回収温水系統Hbの温水を再生熱源とする吸収式冷
凍機Bとを設けるとともに、上記温水系統Hbの排気ガ
ス熱交換器9を経た排気ガス経路8に第2の排気ガス熱
交換器10を設けて、該第2の排気ガス熱交換器10を
通る第2の排熱回収温水系統Hcを構成し、該第2の排
熱回収温水系統Hcの温水を再生用熱源とする吸着式冷
凍機Cを設けた構成となっている。
【0004】そして上記公報記載の装置では、上記圧縮
式冷凍機Aの凝縮器2で吸収した熱,吸着式冷凍機Cの
凝縮器14で吸収した熱,及び吸収式冷凍機Bの凝縮器
16で吸収した熱は全て冷却塔20で大気中に放出され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来公報
に記載の装置は、蒸発器を利用してエンジン駆動式冷凍
機あるいは冷房運転をすると同時に、吸収式あるいは吸
着式の冷凍機あるいはヒートポンプ装置を運転する場合
の統合した効率が低いという問題がある。。
【0006】本発明は上記従来装置の問題点に鑑みてな
されたもので、全体としての統合した効率を向上できる
エンジン駆動式空調装置を提供することを課題としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、冷媒
をエンジン駆動式圧縮機,凝縮器,膨張弁,蒸発器,上
記圧縮機の経路で循環させるようにしたエンジン駆動圧
縮式空調機と、冷媒を吸収器にて吸収液に吸収させ、該
冷媒吸収希溶液を再生器に送るとともに、該再生器で発
生した冷媒を凝縮器,蒸発器,上記吸収器の経路で流す
ようにした吸収式空調機とを備えた空調装置において、
上記エンジン駆動圧縮式空調機の凝縮器から放出された
凝縮熱又はエンジン廃熱により上記吸収式空調機の吸収
器から再生器に至る冷媒吸収希溶液又は上記再生器を加
熱する凝縮熱回収系を設けたことを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、上
記エンジン駆動圧縮式空調機が、冷房運転時に冷媒を、
エンジン駆動式圧縮機,四方弁,室外熱交換器(凝縮
器),膨張弁,室内熱交換器(蒸発器),上記四方弁,
上記圧縮機の経路で循環させる冷媒回路と、エンジンの
排気ガスの有する熱を熱媒水により回収し、該回収した
熱により上記吸収器から再生器に至る冷媒吸収希溶液又
は上記再生器を加熱する熱回収系とを備え、上記凝縮熱
回収系は、上記圧縮機と四方弁との間又は上記四方弁と
室外熱交換器との間と上記室外熱交換器と室内熱交換器
との間とを迂回連通する迂回回路を設け、該迂回回路の
途中に、上記熱回収系に凝縮熱を供給する凝縮熱交換器
を介設し、冷房運転時に冷媒を迂回回路に流すように構
成されていることを特徴としている。
【0009】請求項3の発明は、請求項1において、上
記エンジン駆動圧縮式空調機が、暖房運転時に冷媒を、
エンジン駆動式圧縮機,四方弁,室内熱交換器(凝縮
器),膨張弁,室外熱交換器(蒸発器),上記四方弁,
上記圧縮機の経路で循環させる冷媒回路と、エンジンの
排気ガスの有する熱を熱媒水により回収し、該回収した
熱により上記吸収器から再生器に至る冷媒吸収希溶液又
は上記再生器を加熱する熱回収系とを備え、上記凝縮熱
回収系は、上記四方弁と室外熱交換器との間と上記室外
熱交換器と室内熱交換器との間とを連通する迂回回路を
設け、該迂回回路の途中に、上記熱回収系との間で熱交
換する熱交換器を介設し、冷房運転時及び暖房運転時に
冷媒を迂回回路に流すように構成されていることを特徴
としている。
【0010】請求項4の発明は、請求項2又は3におい
て、上記熱回収系は、上記冷媒吸収希溶液又は上記再生
器を加熱する加熱部と、上記熱交換器との間に熱媒水を
循環させる循環ポンプを備えていることを特徴としてい
る。
【0011】請求項5の発明は、請求項2又は3におい
て、上記迂回回路の両端部と冷媒回路との2つの連結部
の少なくとも一方に三方弁又は二方弁を配設したことを
特徴としている。
【0012】請求項6の発明は、請求項2又は3におい
て、冷房運転時に室外熱交換器の下流側で冷媒回路を閉
じて迂回回路に冷媒を流す場合には室外熱交換器のファ
ンの回転数を減少又は停止することを特徴としている。
【0013】
【発明の作用効果】請求項1の発明によれば、冷房運転
時に上記エンジン駆動圧縮式空調機の凝縮器から放出さ
れた凝縮熱又はエンジン廃熱により上記吸収式空調機の
吸収器から再生器に至る冷媒吸収希溶液又は上記再生器
を加熱する凝縮熱回収系を設けたので、エンジン廃熱だ
けでなく、冷房運転時に発生する凝縮熱を冷媒を吸収し
た希溶液の再生用熱源として有効利用でき、それだけ空
調装置全体で見た場合の熱効率を向上できる効果があ
る。
【0014】請求項2の発明によれば、冷房運転時に凝
縮器として機能する室外熱交換器をバイパスする迂回回
路を設け、該迂回回路の途中にエンジン廃熱を回収する
熱回収系に凝縮熱を供給する凝縮熱交換器を介設し、冷
房運転時に冷媒をこの迂回回路に流すように構成したの
で、圧縮機によって高温高圧とされた冷媒ガスの全部又
は一部は上記凝縮熱交換器において凝縮して液化し、そ
の凝縮熱が上記吸収式空調機側の冷媒吸収希溶液の再生
に有効利用され、請求項1の効果を具体的に実現できる
効果がある。
【0015】請求項3の発明によれば、暖房運転時に蒸
発器として機能する室外熱交換器をバイパスする迂回回
路を設け、該迂回回路の途中に、上記熱回収系との間で
熱交換する熱交換器を介設し、冷房運転時及び暖房運転
時に冷媒を迂回回路に流すように構成したので、冷房運
転時には請求項2の発明と同様に凝縮熱を吸収式空調機
側の再生熱源に利用でき、かつ暖房運転時には熱回収系
を介してエンジン廃熱を、室内熱交換器で凝縮した冷媒
液に供給でき、該冷媒液の蒸発熱源として利用でき、冷
媒液の蒸発をより完全にできる効果がある。
【0016】請求項4の発明によれば、上記熱回収系に
おいて、吸収式空調機側の加熱部とエンジン駆動圧縮式
空調機側の熱交換器との間に熱媒水を循環させる循環ポ
ンプを配設したので、該循環ポンプは熱回収系のなかで
最も低温の部位に位置することとなり、ポンプに要求さ
れる耐熱性を低くできる効果があり、また請求項5の発
明によれば、上記迂回回路の両端部と冷媒回路との2つ
の連結部の少なくとも一方に三方弁又は二方弁を配設し
たので、簡単な構造により冷媒の流路を任意に切り替え
ることができる。
【0017】請求項6の発明によれば、冷房運転時に室
外熱交換器の下流側で冷媒回路を閉じて迂回回路に冷媒
を流す場合には室外熱交換器のファンの回転数を減少又
は停止するようにしたので、該室外熱交換器において、
冷媒ガスが凝縮液化し、室外熱交換器の下流側に冷媒が
滞留するいわゆる冷媒の寝込み現象を回避できる効果が
ある。
【0018】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を添付図面に基
づいて説明する。図1は本発明の一実施形態による空調
装置を説明するためのシステム系統図である。なお、本
明細書において、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0019】図1において、1はエンジン駆動圧縮式空
調機(GHP)2と吸収式空調機(ABS)3とからな
るGHP−ABSハイブリッド型空調装置である。
【0020】上記エンジン駆動圧縮式空調機2は、ガス
燃料を用いるガスエンジン4と、冷媒を循環させる冷媒
循環系(冷媒回路)5と、上記ガスエンジン4を冷却す
ることにより得られた熱及び排気ガスの有する熱を上流
側において回収する高温側熱回収系6と、排気ガスの有
する熱を下流側において回収する低温側熱回収系7とを
備えている。なお、4bはガスエンジン4への燃料ガス
供給通路4cを開閉する電磁弁である。
【0021】上記冷媒循環系5は、冷房運転時には四方
弁10を図1の実線状態にすることにより、冷媒を上記
ガスエンジン4により回転駆動されるコンプレッサ8,
オイルセパレータ9,四方弁10,暖房時は上記高温側
熱回収系6との間で熱交換を行うW−R熱交換器11,
外気で冷却されることにより冷房時は凝縮器となる室外
熱交換器12,電子膨張弁13a,レシーバ(受液タン
ク)14,電子膨張弁13b,冷房時は蒸発器となる室
内熱交換器15,上記四方弁10,アキュムレータ1
6,上記コンプレッサ8の経路で循環させる。なお、電
磁弁25aは、冷房時は閉、暖房時は開とする。
【0022】そして本実施形態の冷媒循環系5は、上記
オイルセパレータ9を出た冷媒の一部を室外熱交換器1
2を迂回してレシーバ14に流す迂回回路17を備えて
いる。該迂回回路17は上記オイルセパレータ9を経た
冷媒を、冷房時のみ開となる電磁開閉弁18,上記低温
側熱回収系7の低温側熱媒水(冷却水)に凝縮熱を供給
するR−W熱交換器19,電子膨張弁13cを介して上
記レシーバ14に流すように構成されている。
【0023】上記冷房運転時には、コンプレッサ8によ
り高温高圧にされた冷媒ガスの一部は、四方弁10から
W−R熱交換器11を通り、室外熱交換器12おいて外
気により冷却され凝縮し液化して高圧の冷媒液となり、
また上記高温高圧の冷媒ガスの一部は、低温側熱回収系
7のR−W熱交換器19で冷却され凝縮し液化してその
凝縮熱を低温側熱媒水に供給し、高圧の冷媒液となる。
これらの高圧の冷媒液は、電子膨張弁13a,13cに
より減圧され、電子膨張弁13bによりさらに減圧され
て低圧の冷媒液となり、この低圧の冷媒液は、室内熱交
換器15で室内空気から熱を奪って蒸発し、この蒸発熱
により冷却効果が生じて室内の冷房が行われる。なお蒸
発した低温低圧の冷媒ガスはコンプレッサ8で再び高温
高圧とされ、同様のサイクルが繰り返される。
【0024】また上記冷媒循環系5において、暖房運転
時には四方弁10は図1に破線で示す状態に切り替えら
れ、また電磁弁18は閉となる。そしてコンプレッサ8
からの高温高圧の冷媒は、オイルセパレータ9,四方弁
10,室内熱交換器15,電子膨張弁13b,レシーバ
14,電子膨張弁13a,室外熱交換器12,W−R熱
交換器11,上記四方弁10,アキュムレータ16,上
記コンプレッサ8の経路で循環する。
【0025】上記暖房運転時には、コンプレッサ8によ
り高温高圧にされた冷媒ガスは、室内熱交換器15にお
いて室内空気で冷却されて凝縮し液化して高圧の冷媒液
となり、このときの凝縮熱により室内空気が暖められ暖
房効果が得られる。この高圧の冷媒液は膨張弁13b,
13aにより減圧して低圧の冷媒液となり、室外熱交換
器12で外気の熱を奪うとともにW−R熱交換器11で
エンジン熱を奪うことにより蒸発して低温低圧の冷媒ガ
スとなり、コンプレッサ8で再び高温高圧とされ、同様
のサイクルが繰り返される。
【0026】上記高温側熱回収系6は、エンジン冷却水
を、冷却水ポンプ20,上記ガスエンジン4の冷却ジャ
ケット4a,上流側排気ガス熱交換器21,W−W熱交
換器22,電磁弁25bを配設した回路24b,冷却水
ポンプ20の経路で循環させるとともに、高温側熱媒水
を水ポンプ26,上記W−W熱交換器22,上記吸収式
空調機3の希溶液を加熱する高温加熱部27b,上記水
ポンプ26の経路で循環させる。なお、上記W−R熱交
換器11は、上記W−W熱交換器22及びラジエータ2
3を迂回する迂回回路24aに介設されている。
【0027】なお、上記ラジエータ23は回路24bを
迂回する迂回回路24cに配設され、また25a,25
b,25cは冷却水の流路を切り替えるための電磁弁で
ある。上記冷却水の冷却ジャケット4aの出口温度が例
えば85℃以上になると、電磁弁25bを閉じて電磁弁
25cを開くことによりラジエータ23により放熱さ
せ、冷却水が所定温度以上に昇温するのを防止する。ま
た、上記電磁弁25aは冷房運転時には閉じ、暖房運転
時のみ開とされ、W−R熱交換器11でエンジン廃熱を
低圧冷媒ガスに与える。
【0028】ここで上記電磁弁25b,25cの代わり
に、図3に示すように、三方切り替え弁25dを設ける
こともできる。この三方弁25dにより冷却水を、冷却
ジャケット4aの出口の冷却水温度が例えば85℃より
低い場合は、回路24bに流し、85℃以上では迂回路
24cのラジエータ側に流すようにすれば良い。
【0029】上記高温側熱回収系6は、エンジン熱を冷
却ジャケット4aにより回収するとともに排気ガス熱を
上流側排気ガス熱交換器21で回収し、これら回収した
熱をW−W熱交換器22により高温側熱媒水に供給し、
該高温側熱媒水により上記吸収式空調機3の希溶液を高
温加熱部27bにて加熱する。
【0030】上記低温側熱回収系7は、低温側熱媒水
を、水ポンプ28,上記R−W熱交換器19,下流側排
気ガス熱交換器29,上記吸収式空調機3の低温加熱部
27a,上記水ポンプ28の経路で循環させる。
【0031】上記低温側熱回収系7は、エンジン排気ガ
スの有する熱を下流側排気ガス熱交換器29により回収
するとともに、高温高圧の冷媒ガスが液化する際に発生
する凝縮熱をR−W熱交換器19で回収し、これら回収
した熱により上記吸収式空調機3の希溶液を低温加熱部
27aで加熱する。
【0032】上記吸収式空調機3は、上記高温側熱回収
系6及び低温側熱回収系7により回収された熱を冷媒吸
収希溶液の再生用熱源とする吸収式冷凍機30を備えて
いる。この吸収式冷凍機30では、冷媒ガスを吸収器3
1において吸収液(希溶液)に吸収させ、該冷媒を吸収
した冷媒吸収希溶液をポンプ32により低温加熱部27
a,希溶液熱交換器27c,高温加熱部27bを介して
再生器33に送り、一方、該再生器33でヒータ33a
により加熱されて発生した冷媒蒸気を凝縮器34,膨張
弁35,蒸発器36を経て上記吸収器31に送る。
【0033】また上記吸収式空調機3では、冷却塔37
で冷却された冷却水をポンプ38により上記吸収器3
1,凝縮器34に供給し、これにより吸収器31にて冷
媒ガスを希溶液に吸収させ、また凝縮器34にて再生器
33からの冷媒ガスを凝縮し液化するようになってい
る。
【0034】さらにまた上記吸収式空調機3では、蒸発
器36によって低温になった冷水をポンプ39で室内熱
交換器40に供給し、冷房効果を得るようになってい
る。
【0035】このように本実施形態では、エンジン駆動
圧縮式空調機2側に高温側熱回収系6及び低温側熱回収
系7を設け、該両熱回収系6,7で回収したエンジン廃
熱を吸収式空調機3側の冷媒吸収希溶液の再生用熱とし
て利用したので、熱効率を高めることができる。
【0036】そして冷房運転時においては、高温高圧の
冷媒ガスの全部又は一部を迂回回路17側に流し、エン
ジン駆動圧縮式空調機2側にて発生する凝縮熱をR−W
熱交換器19により低温側熱回収系7の低温側熱媒水に
供給し、該熱媒水により上記冷媒吸収希溶液を加熱する
ようにしたので、装置全体で見た場合の熱効率をより一
層高めることができる。
【0037】ここで冷房運転時において、冷媒回路の室
外熱交換器12を流れる冷媒流量を、例えば流量制御弁
を設けることにより規制し、その分だけ迂回回路17を
流れる冷媒流量を増大させることにより、上記冷媒吸収
希溶液をより一層確実に加熱することが可能となる。こ
の場合、室外熱交換器の下流側で冷媒回路を閉じ、迂回
回路に冷媒を流す場合、室外熱交換器のファンの回転数
を減少又は停止するのが好ましい。これにより冷房運転
時に室外熱交換器12に冷媒が滞留するいわゆる冷媒の
寝込み現象を防止できる。
【0038】また暖房運転時には、室内熱交換器15に
て凝縮した冷媒を室外熱交換器12で蒸発させるととも
に、さらに該冷媒にW−R熱交換器11にてエンジン廃
熱を供給するようにしたので、冷媒をより確実に蒸発さ
せることができ、該圧縮式空調機2の運転効率を向上で
きる。
【0039】ここで図2に示すように、迂回回路17を
四方弁10と室外熱交換器12との間、より具体的には
四方弁10とW−R熱交換器11との間に接続し、かつ
上記電磁弁18を廃止しても良い。
【0040】このようにした場合には、冷房運転時には
エンジン駆動圧縮式空調機2側で発生する凝縮熱を吸収
式空調機3側で利用できるとともに、暖房運転時には、
室内熱交換器15を経て凝縮した冷媒液の一部は電子膨
張弁13c,R−W熱交換器19を経てコンプレッサ8
に戻ることとなる。そのため冷媒液はR−W熱交換器1
9においてエンジン排気ガスの有する熱を吸収し、その
結果冷媒液をより確実に蒸発させることができ、該圧縮
式空調機2の運転効率を向上できる。
【0041】なお、エンジン廃熱を圧縮式空調機2側で
冷媒の蒸発促進に利用するとそれだけ吸収式空調機3の
効率が低下するので、この蒸発促進手法は吸収式空調機
3が停止している場合に最も有効である。
【0042】図4はエンジン駆動圧縮式空調機2の変形
例を示す。本変形例では、室外熱交換器12,電子膨張
弁13エンジンを経た冷媒がアキュムレータ16を通
り、さらに高温側熱回収系6の迂回回路24aがアキュ
ムレータ16を通るように配管されている。また該迂回
回路24aと高温側熱回収系6との接続部には三方弁2
5eが配設されている。
【0043】この変形例では、暖房時には室内熱交換器
15で凝縮して液化した冷媒は、室該熱交換器12で蒸
発するとともにアキュムレータ16で高温側熱回収系6
からの高温水で加熱されてさらに確実に蒸発することと
なる。
【0044】図5は熱回収系の変形例を示す。本変形例
の高温側熱回収系6′は、冷却水ポンプ20,冷却ジャ
ケット4a,サーモ弁41,冷却水ポンプ20の経路で
冷却水を循環させるエンジン内循環回路6aと、冷却水
循環ポンプ26,凝縮熱回収用熱交換器19,上流側排
気ガス熱交換器21,吸収式空調機3側の高温加熱部2
7b,冷却水循環ポンプ26の経路で熱媒体としての冷
却水を循環させる熱回収回路6bとを備えている。な
お、42a〜42cは冷却水流路を切り換える三方弁、
42dは冷媒を切り換える三方弁である。
【0045】エンジン温度が低い暖機運転状態では、冷
却水は上記エンジン内循環回路6a内で循環し、暖機完
了後は、冷却水はサーモ弁41から排気ガス熱交換器2
1,高温加熱部27bを通り、その一部は冷却水ポンプ
20,冷却ジャケット4a側を流れ、残りは冷却水循環
ポンプ26,凝縮熱回収用熱交換器19側を流れる。な
お、冷却ジャケット4aの出口の冷却水温度が所定値以
上になると冷却水は三方弁42bからラジエータ23を
通り、また吸収式空調機3が運転されていない場合でか
つ冷却水温度が上記所定値以下の場合には三方弁42a
から迂回路24fを通り、低圧冷媒回路中のアキューム
レーター100内の冷媒を加熱し確実に蒸発させる。
【0046】上記吸収式空調機3については図6〜図1
0に示すような各種の変形例が採用可能である。図6,
図7は図1の例と同様にエンジン駆動圧縮式空調機2側
の廃熱を顕熱のみで回収するようにした例であり、図6
は再生器33の加熱をガス焚きとした例であり、図7は
高温再生器33と低温再生器33′を設け、かつ高温熱
交換器27d,低温熱交換器27cを設け、高温再生器
33の加熱をガス焚きとした例である。
【0047】図8,図9は上記廃熱を潜熱と顕熱の和で
もって回収するようにした例であり、図8は再生器33
を高温側熱回収系6及びガス焚きで加熱するようにした
例を示し、図9は高温再生器33の加熱をガス焚きと
し、低温再生器33´の加熱を高温側熱回収系6及び高
温再生器33からの冷媒蒸気により行うようにした例で
ある。
【0048】また図10は、室内熱交換器40を冷房,
暖房の両方に使用できるようにした例である。この例で
は、冷房運転時には、冷却水を実線の矢印で示すよう
に、ポンプP3により吸収器31,凝縮器34,三方弁
A,冷却塔37,ポンプP3の経路で循環して凝縮熱を
大気に排出するとともに、冷水をポンプP1により室内
熱交換器40,蒸発器36,三方弁B,三方弁C,ポン
プP1の経路で循環し、蒸発器36で冷却された冷水に
より室内熱交換器40で室内空気を冷却し、冷房効果が
得られる。なお、このときポンプP2はオフしている。
【0049】一方、暖房運転時には、冷却水を破線の矢
印で示すように、ポンプP1により室内熱交換器40,
吸収器31,凝縮器34,三方弁A,三方弁C,ポンプ
P1の経路で循環させ、吸収器31,凝縮器34の凝縮
熱を吸収した冷却水(温水)により室内熱交換器40で
室内空気が暖められ、暖房効果が得られる。また地下水
がポンプP2により蒸発器36に供給され、三方弁Bか
ら側溝43aを通って排水溝43bに排水される。
【0050】図11は上記エンジン駆動圧縮式空調機
(GHP)2を複数組み設けた場合の廃熱利用フローを
示す図であり、GHP2には図1〜図5に示すものが採
用され、また吸収式空調機3には図6〜図10に示すも
のが採用される。なお、3′はエンジン廃熱により温水
を得るようにした給湯熱交換器である。
【0051】図12は空調装置の全体配置図の例を示
し、同図(a)は吸収式空調機3をベース空調を行い、
GHP2により個別空調を行うようにした例である。ま
た同図(b)はGHP2,吸収式空調機3により個別空
調を行うようにした例である。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による空調装置のシステム
系統図である。
【図2】上記図1の空調装置の変形例のシステム系統図
である。
【図3】上記図1の空調装置の変形例のシステム系統図
である。
【図4】上記図1の空調装置の変形例のシステム系統図
である。
【図5】上記図1の空調装置の高温側熱回収系の変形例
のシステム系統図である。
【図6】上記図1の空調装置の吸収式空調機の変形例の
システム系統図である。
【図7】上記図1の空調装置の吸収式空調機の変形例の
システム系統図である。
【図8】上記図1の空調装置の吸収式空調機の変形例の
システム系統図である。
【図9】上記図1の空調装置の吸収式空調機の変形例の
システム系統図である。
【図10】上記図1の空調装置の吸収式空調機の変形例
のシステム系統図である。
【図11】上記空調装置を複数設けた場合の全体構成の
ブロック構成図である。。
【図12】上記空調装置の配置例の全体構成を示すブロ
ック構成図である。
【符号の説明】
1 空調装置 2 エンジン駆動圧縮式空調機 3 吸収式空調機 5 冷媒循環系(冷媒回路) 7 低温側熱回収系(凝縮熱回収系) 8 エンジン駆動式圧縮機 10 四方弁 12 室外熱交換器(冷媒時凝縮器,暖房時蒸発器) 13a〜13c 膨張弁 15 室内熱交換器(冷媒時蒸発器,暖房時凝縮器) 17 迂回回路 19 R−W熱交換器(凝縮熱交換器) 27a 高温加熱部(加熱部) 28 循環ポンプ 31 吸収器 33 再生器 34 凝縮器 35 膨張弁 36 蒸発器 42d 三方弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒をエンジン駆動式圧縮機,凝縮器,
    膨張弁,蒸発器,上記圧縮機の経路で循環させるように
    したエンジン駆動圧縮式空調機と、冷媒を吸収器にて吸
    収液に吸収させ、該冷媒吸収希溶液を再生器に送るとと
    もに、該再生器で発生した冷媒を凝縮器,蒸発器,上記
    吸収器の経路で流すようにした吸収式空調機とを備えた
    空調装置において、上記エンジン駆動圧縮式空調機の凝
    縮器から放出された凝縮熱又はエンジン廃熱により上記
    吸収式空調機の吸収器から再生器に至る冷媒吸収希溶液
    又は上記再生器を加熱する凝縮熱回収系を設けたことを
    特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記エンジン駆動圧
    縮式空調機が、冷房運転時に冷媒を、エンジン駆動式圧
    縮機,四方弁,室外熱交換器(凝縮器),膨張弁,室内
    熱交換器(蒸発器),上記四方弁,上記圧縮機の経路で
    循環させる冷媒回路と、エンジンの排気ガスの有する熱
    を熱媒水により回収し、該回収した熱により上記吸収器
    から再生器に至る冷媒吸収希溶液又は上記再生器を加熱
    する熱回収系とを備え、上記凝縮熱回収系は、上記圧縮
    機と四方弁との間又は上記四方弁と室外熱交換器との間
    と上記室外熱交換器と室内熱交換器との間とを迂回連通
    する迂回回路を設け、該迂回回路の途中に、上記熱回収
    系に凝縮熱を供給する凝縮熱交換器を介設し、冷房運転
    時に冷媒を迂回回路に流すように構成されていることを
    特徴とする空調装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記エンジン駆動圧
    縮式空調機が、暖房運転時に冷媒を、エンジン駆動式圧
    縮機,四方弁,室内熱交換器(凝縮器),膨張弁,室外
    熱交換器(蒸発器),上記四方弁,上記圧縮機の経路で
    循環させる冷媒回路と、エンジンの排気ガスの有する熱
    を熱媒水により回収し、該回収した熱により上記吸収器
    から再生器に至る冷媒吸収希溶液又は上記再生器を加熱
    する熱回収系とを備え、上記凝縮熱回収系は、上記四方
    弁と室外熱交換器との間と上記室外熱交換器と室内熱交
    換器との間とを連通する迂回回路を設け、該迂回回路の
    途中に、上記熱回収系との間で熱交換する熱交換器を介
    設し、冷房運転時及び暖房運転時に冷媒を迂回回路に流
    すように構成されていることを特徴とする空調装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、上記熱回収系
    は、上記冷媒吸収希溶液又は上記再生器を加熱する加熱
    部と、上記熱交換器との間に熱媒水を循環させる循環ポ
    ンプを備えていることを特徴とする空調装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3において、上記迂回回路
    の両端部と冷媒回路との2つの連結部の少なくとも一方
    に三方弁又は二方弁を配設したことを特徴とする空調装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項2又は3において、冷房運転時に
    室外熱交換器の下流側で冷媒回路を閉じて迂回回路に冷
    媒を流す場合には室外熱交換器のファンの回転数を減少
    又は停止することを特徴とする空調装置。
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