JP2000111196A - 冷暖房及び給湯システム - Google Patents

冷暖房及び給湯システム

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JP2000111196A JP10282879A JP28287998A JP2000111196A JP 2000111196 A JP2000111196 A JP 2000111196A JP 10282879 A JP10282879 A JP 10282879A JP 28287998 A JP28287998 A JP 28287998A JP 2000111196 A JP2000111196 A JP 2000111196A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸気吸着サイクル空調機と蒸気圧縮サイクル
空調機とを組み合わせた太陽熱利用型の冷暖房及び給湯
システムにおいて、更なる省エネを図る。 【解決手段】 冷暖房及び給湯システム10は、蒸気吸
着サイクル空調機12と蒸気圧縮サイクル空調機14と
太陽熱コレクタ66と接続された蓄湯槽16とによって
構成されている。この冷暖房及び給湯システム10によ
る場合、冷暖房に利用された結果生じるリターン湯の温
度は約60°C(夏季)乃至約50°C(冬季)であ
る。そこで、このリターン湯を蓄湯槽16に戻して約4
5°Cに薄めて給湯に利用する。これにより、より一層
の省エネを図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気吸着サイクル
空調機と蒸気圧縮サイクル空調機とを組み合わせた太陽
熱利用型の冷暖房及び給湯システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からエアコンシステムとして蒸気圧
縮冷凍サイクル空調機が多用されているが、それ以外の
エアコンシステムとして蒸気吸着サイクル空調機も知ら
れている。なお、蒸気吸着サイクル空調機の開示例とし
ては、特開平5−272832号公報等がある。
【0003】この種の蒸気吸着サイクル空調機は、吸着
剤の再生過程において他の熱エネルギーを取り込むこと
ができるというメリットがある一方、種々の問題点も指
摘されている。とりわけ、蒸気吸着サイクル空調機を使
用するに際して問題となるのは、吸着剤が或る一定の温
度状況下にないと蒸気吸着サイクル空調機自体が適切に
作動しないという点である。換言すれば、蒸気吸着サイ
クル空調機を適切に作動させるためには吸着剤に対する
温度制約がつきまとい、これが蒸気吸着サイクル空調機
の普及を妨げる原因の一つとなっている。
【0004】そこで、本件発明者は、蒸気吸着サイクル
空調機に蒸気圧縮サイクル空調機を組み合わせたエアコ
ンシステム(即ち、ハイブリッドエアコン)に関する発
明を想起し、当該エアコンシステムに係る出願が本件出
願人により既に行われた(特願平10−122354号
参照;現時点では未公開)。
【0005】このハイブリッドエアコンによれば、冷房
に関し、外部熱源温度が高温域にある場合には、蒸気吸
着サイクル空調機は適切に作動するため、蒸気吸着サイ
クル空調機のみを作動させる。一方、外部熱源温度が低
温域にある場合には、もはや蒸気吸着サイクル空調機の
適切な作動は得られないため、それ自体効率も高い蒸気
圧縮サイクル空調機のみが作動される。そして、外部熱
源温度が中温域にある場合には、蒸気吸着サイクル空調
機と蒸気圧縮サイクル空調機とが併用される。すなわ
ち、外部熱源の温度不足分を蒸気圧縮サイクル空調機を
作動させることでアシストし、これにより蒸気吸着サイ
クル空調機の温度制約を取り除こうというものである
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記エアコンシステム
(ハイブリッドエアコン)に関する出願をすることによ
り初期の目的は達成されたが、引き続き本件に関する研
究を発明者が試みたところ、更なる改良発明を想起する
に至った。
【0007】すなわち、上記ハイブリッドエアコンの出
願時点では、蒸気吸着サイクル空調機の温度制約を取り
除いてその作動許容範囲を拡大することに主眼があった
ため、冷暖房運転をした際に発生するリターン湯の再利
用までは考慮していなかった。しかしながら、蒸気吸着
サイクル空調機を使用した場合のリターン湯は依然とし
て比較的高い温度を保有しているため、これを再利用す
ることができれば、より一層の省エネを図ることができ
る。
【0008】本発明は上記背景に鑑み、蒸気吸着サイク
ル空調機と蒸気圧縮サイクル空調機とを組み合わせた太
陽熱利用型のシステムにおいて、更なる省エネを図るこ
とができる冷暖房及び給湯システムを得ることが目的で
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、太陽熱コレクタと接続された蓄湯槽と、この蓄湯槽
と接続されかつ吸着過程と再生過程とを繰り返すことに
より冷凍サイクルを構成する蒸気吸着サイクル空調機
と、この蒸気吸着サイクル空調機と接続されかつ当該蒸
気吸着サイクル空調機をアシスト可能な蒸気圧縮サイク
ル空調機と、を含んで構成された冷暖房及び給湯システ
ムにおいて、冷暖房に利用されて降温したリターン湯を
蓄湯槽に戻すと共に、当該リターン湯の温度が給湯に利
用可能な所定温度以上である場合には当該リターン湯を
給湯に利用する、ことを特徴としている。
【0010】上記構成によれば、夏季なら夏季に応じた
熱が又冬季なら冬季に応じた熱が太陽熱コレクタから得
られる。この熱によって蓄湯槽に熱水が蓄湯される。
【0011】夏季において熱水温度が十分に高い場合に
は、蒸気吸着サイクル空調機は適切に作動するため、蒸
気吸着サイクル空調機のみを作動させることにより冷房
運転がなされる。冷房に使用された熱水は降温されるも
のの、依然として高い温度を保有している。そこで、本
発明では、冷房時における降温したリターン湯を蓄湯槽
に戻すと共に、当該リターン湯の温度が給湯に利用可能
な所定温度以上である場合には当該リターン湯を給湯に
利用するというものである。
【0012】なお、熱水温度が中温程度に下がってきた
場合には、蒸気吸着サイクル空調機のみでは適切な作動
が得られないため、蒸気圧縮サイクル空調機を作動させ
て蒸気吸着サイクル空調機をアシストしてやることによ
り冷房運転がなされる。これにより、蒸気吸着サイクル
空調機の温度制約が取り除かれ、当該蒸気吸着サイクル
空調機の作動許容範囲が拡大される。
【0013】一方、冬季において熱水温度が十分に高い
場合には、これをそのまま利用して暖房運転がなされ
る。暖房に使用された熱水は降温されるものの、依然と
して高い温度を保有している。そこで、本発明では、暖
房時における降温したリターン湯を蓄湯槽に戻すと共
に、当該リターン湯の温度が給湯に利用可能な所定温度
以上である場合には当該リターン湯を給湯に利用すると
いうものである。
【0014】このように本発明によれば、冷房時及び暖
房時のいずれにおいても、リターン湯を給湯に利用する
こととしたので、熱をカスケード的に有効利用すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を用いて、本
発明の一実施形態に係る冷暖房及び給湯システム10に
ついて説明する。
【0016】図1には、本実施形態に係る冷暖房及び給
湯システム10の概略構成図(熱伝達系統図)が示され
ている。この図に示されるように、本実施形態に係る冷
暖房及び給湯システム10は、蒸気吸着サイクル空調機
(水吸着式冷凍機)12、蒸気圧縮サイクル空調機(3
コイル式小型圧縮式ヒートポンプ)14、及び太陽熱利
用型の蓄湯槽16といった三つの要素を主要部として構
成されており、本実施形態では、これらの要素をベース
にして、後述する如く、室内冷暖房用の室内機18及び
給湯器20に熱をカスケード的に利用しようとするもの
である。
【0017】付言すると、「カスケード」とは本来的に
は滝が落ちるといった意味であるが、本明細書では、熱
を高いところから低いところへ直列的に有効利用すると
いう意味で使っている。
【0018】ここで、上記三要素の概略構成について簡
単に触れておく。
【0019】蒸気吸着サイクル空調機12は、図示しな
い室内側ブライン回路が接続された蒸発器22と、図示
しない凝縮器冷却用ブライン回路が接続された凝縮器2
4と、を備えている。これらの蒸発器22と凝縮器24
との間には、シリカゲル等の吸着剤が収容された第1吸
着槽26及び第2吸着槽28が並設されている。蒸発器
22及び凝縮器24と第1吸着槽26及び第2吸着槽2
8との間には、第1開閉弁30、第2開閉弁32、第3
開閉弁34、及び第4開閉弁36が介在されている。さ
らに、蒸発器22と凝縮器24とは、流量調整弁38を
途中に備えたリターン管路40によって相互に接続され
ている。
【0020】蒸気圧縮サイクル空調機14は、フロン等
の熱媒体を圧送するためのコンプレッサ42と、熱媒体
送給サイクル変更用の四方弁44と、第1蓄湯槽16に
接続された第1熱交換器46と、ファン48が並設され
た第2熱交換器50と、第2蓄湯槽16に接続された第
3熱交換器51と、直列的に配設された第1膨張弁52
及び第1逆止弁54並びに第2膨張弁56及び第2逆止
弁58と、第3熱交換器51への流路変更用の図示しな
い三方弁と、を含んで構成されている。
【0021】蓄湯槽16は、蓄湯槽タンク60を備えて
いる。蓄湯槽タンク60の上部外周及び下部外周には、
蒸気圧縮サイクル空調機14と接続された第1熱交換器
62及び第2熱交換器64が配設されている。さらに、
蓄湯槽タンク60の下部外周には、太陽熱コレクタ66
と接続された第3熱交換器68が配設されている。さら
に、図示は省略するが、蓄湯槽タンク60は、前述した
第1蓄湯槽16及び第2蓄湯槽16にそれぞれ配設され
た蓄湯槽側第1熱交換器及び蓄湯槽側第2熱交換器と接
続されている他、室内側ブライン回路及び凝縮器冷却用
ブライン回路とも接続されている。
【0022】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。
【0023】図2には、本実施形態に係る冷暖房及び給
湯システム10を利用することにより実現される熱のカ
スケード化の夏冬ごとの温度パターンが示されている。
以下、この温度パターンに沿って冷暖房及び給湯時の熱
の流れについて説明していくことにする。
【0024】この温度パターンに示されるように、夏季
においては、まず、深夜電力を使って蒸気圧縮サイクル
空調機14が作動されることにより、約20°Cの水道
水が約60°Cまで加熱される(図1の矢印Aがこれに
対応する)。約60°Cまで加熱された蓄湯槽タンク6
0内の熱水は、太陽熱コレクタ66によって更に約80
°Cまで加熱される(図1の矢印Bがこれに対応す
る)。その結果、蓄湯槽タンク60内には、約80°C
に加熱された熱水が蓄湯される。
【0025】次に、この蓄湯された熱水を利用して冷房
運転がなされる。外部熱源として約80°Cの熱水を利
用できる高温時には、蒸気吸着サイクル空調機12の適
切な作動が得られるため、蓄湯槽16から供給された熱
水を利用して(図1の矢印Cがこれに対応)、蒸気吸着
サイクル空調機12のみを作動させて冷房運転がなされ
る(図1の矢印Dがこれに対応)。
【0026】今仮に、第1吸着槽26の吸着剤が乾燥状
態にあり、第2吸着槽28の吸着剤が吸着飽和状態にあ
るとした場合、第1吸着槽26側では吸着過程を行わ
せ、第2吸着槽28側で再生過程を行わせる。各開閉弁
は、コントローラによって第1開閉弁30及び第4開閉
弁36が開放状態とされ、第2開閉弁32及び第3開閉
弁34が閉塞状態とされる。第1吸着槽26側では蒸発
器22で生じた蒸気が第1吸着槽26の吸着剤に吸着さ
れ、この際に蒸発潜熱が奪われて蒸発器22が冷却され
る。この冷熱を室内側ブライン回路で冷房時の室内機1
8へ回して冷房運転を行う。一方、第2吸着槽28側で
は蓄湯槽16から第2吸着槽28の蓄湯槽側第2熱交換
器へ熱水が供給され、当該第2吸着槽28内の吸着剤が
加熱されて乾燥される。この際に生じた蒸気は第4開閉
弁36を通って凝縮器24内へ入り、凝縮器冷却用ブラ
イン回路で冷却されて液化される。液化された熱媒体は
流量調整弁38を通って低圧化されて蒸発器22へ戻さ
れる。なお、第1吸着槽26と第2吸着槽28は、吸着
過程と再生過程を交互に繰り返して使用される。
【0027】上記の如くして冷房運転がなされた結果、
図2に示される如く、熱水温度は約60°Cまで降温さ
れる。ところで、給湯器20に供給すべき給湯温度は約
45°Cくらいである。そこで、本実施形態では、約6
0°Cに降温された温水をリターン湯として蓄湯槽タン
ク60の低温側に戻すことにする(図1の矢印Eがこれ
に対応)。そして、この約60°Cのリターン湯を薄め
て約45°Cの温水とし、給湯に利用する(図1の矢印
Fがこれに対応)。逆に観れば、蒸気吸着サイクル空調
機12を使用した冷暖房及び給湯システム10であるが
ために、冷房時には約60°Cの熱を保有したリターン
湯が得られ、これを給湯に有効利用しようとするもので
ある。その後、給湯にも利用できない温度(約40°
C)まで降温したら、排水するか或るいは給水用に使
う。
【0028】なお、上述した冷房運転は蓄湯槽16の熱
水が高温時の場合であったが、中温時の場合には蒸気吸
着サイクル空調機12を単独で作動させることはもはや
できない。そこで、このような場合には、蒸気圧縮サイ
クル空調機14を作動させることにより、蓄湯槽16と
の熱交換だけでは不足する分をアシストしながら、蒸気
吸着サイクル空調機12を作動させる(図1の矢印G、
矢印Hがこれに対応)。具体的には、第1吸着槽26に
接続された蓄湯槽側第1熱交換器(図示省略)を流れる
空冷された熱媒体によって吸着剤を冷却するのに加え
て、蒸気圧縮サイクル空調機14を三方弁で流路変更す
ることなく冷房サイクルモードで作動させることにより
第1熱交換器46でも吸着剤を冷却する(即ち、二系統
で吸着剤を冷却する)。或いは、第2吸着槽28に接続
された蓄湯槽側第2熱交換器(図示省略)を流れる中温
の熱媒体によって吸着剤を加熱するのに加えて、蒸気圧
縮サイクル空調機14を三方弁で流路変更した上で冷房
サイクルモードで作動させることにより第2吸着槽28
に接続された第3熱交換器51でも吸着剤を加熱する
(即ち、二系統で吸着剤を加熱する)。これにより、蒸
気吸着サイクル空調機12の温度制約が取り除かれ、作
動許容範囲が拡大される。さらに熱水温度が下がった低
温時の場合には、蒸気吸着サイクル空調機12を使用す
ることなく、それ自体効率も高い蒸気圧縮サイクル空調
機14を単独で作動させることにより冷房運転がなされ
る(図1の矢印Iがこれに対応)。
【0029】一方、冬季において暖房運転する場合はど
うかというと、この場合も、上述した夏季の冷房運転時
におけるカスケード化と基本的には同様である。
【0030】すなわち、冬季においては、まず、深夜電
力を使って蒸気圧縮サイクル空調機14が作動されるこ
とにより、約5°Cの水道水が約60°Cまで加熱され
る(図1の矢印Aがこれに対応する)。約60°Cまで
加熱された蓄湯槽タンク60内の熱水は、太陽熱コレク
タ66によって更に約65°Cまで加熱される(図1の
矢印Bがこれに対応する)。なお、冬季であるので、太
陽熱コレクタ66を利用しても、夏季程には加熱するこ
とはできない。従って、蓄湯槽16には、約65°Cに
加熱された熱水が蓄湯されることになる。
【0031】そして、この約65°Cの熱水を使って、
暖房運転が行われる。概略的には、蓄湯槽タンク60内
の熱水が室内側ブライン回路を介して暖房時の室内機1
8へ直接的に送給されて暖房運転がなされる(図1の矢
印Jがこれに対応)。暖房運転がなされた結果、図2に
示される如く、熱水温度は約50°Cまで降温される。
しかし、給湯器20に供給すべき給湯温度である約45
°Cよりは高温である。そこで、本実施形態では、約5
0°Cに降温された温水をリターン湯として蓄湯槽タン
ク60の低温側に戻すことにする(図1の矢印Kがこれ
に対応)。そして、この約50°Cのリターン湯を薄め
て約45°Cの温水とし、給湯に利用する(図1の矢印
Fがこれに対応)。逆に観れば、蒸気吸着サイクル空調
機12を使用した冷暖房及び給湯システム10であるが
ために、暖房時には約50°Cの熱を保有したリターン
湯が得られ、これを給湯に有効利用しようとするもので
ある。その後、給湯にも利用できない温度(約40°
C)まで降温したら、排水するか或るいは給水用に使
う。
【0032】なお、冬季の日中等においてお湯が無くな
ってしまったような場合には、低温時の冷房のときと同
様に、蒸気圧縮サイクル空調機14のみが作動されて暖
房運転がなされる(図1の矢印Lがこれに対応)。
【0033】このように本実施形態では、冷房運転時及
び暖房運転時のいずれにおいても、約60°C或るいは
約50°Cに降温したリターン湯を蓄湯槽16に戻し
て、約45°Cに薄めて給湯に利用する構成としたの
で、熱をカスケード的に有効利用することができる。そ
の結果、蒸気吸着サイクル空調機12と蒸気圧縮サイク
ル空調機14とを組み合わせた太陽熱利用型の冷暖房及
び給湯システム10において、更なる省エネを図ること
ができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係る冷暖房及び給湯システムは、冷暖房に利用され
て降温したリターン湯を蓄湯槽に戻すと共に、当該リタ
ーン湯の温度が給湯に利用可能な所定温度以上である場
合には当該リターン湯を給湯に利用することとしたの
で、熱をカスケード的に利用することができ、その結
果、蒸気吸着サイクル空調機と蒸気圧縮サイクル空調機
とを組み合わせた太陽熱利用型のシステムにおいて、更
なる省エネを図ることができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る冷暖房及び給湯システムの概
略構成図(熱伝達系統図)である。
【図2】本実施形態に係る冷暖房及び給湯システムを利
用することにより実現される熱のカスケード化を示す夏
冬ごとの温度パターンである。
【符号の説明】
10 冷暖房及び給湯システム 12 蒸気吸着サイクル空調機 14 蒸気圧縮サイクル空調機 16 蓄湯槽 66 太陽熱コレクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽熱コレクタと接続された蓄湯槽と、
    この蓄湯槽と接続されかつ吸着過程と再生過程とを繰り
    返すことにより冷凍サイクルを構成する蒸気吸着サイク
    ル空調機と、この蒸気吸着サイクル空調機と接続されか
    つ当該蒸気吸着サイクル空調機をアシスト可能な蒸気圧
    縮サイクル空調機と、を含んで構成された冷暖房及び給
    湯システムにおいて、 冷暖房に利用されて降温したリターン湯を蓄湯槽に戻す
    と共に、当該リターン湯の温度が給湯に利用可能な所定
    温度以上である場合には当該リターン湯を給湯に利用す
    る、ことを特徴とする冷暖房及び給湯システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012510605A (ja) * 2008-12-02 2012-05-10 ヴァルメパンペン エーエス 連動運転のヒートポンプ/空調装置
WO2012086033A1 (ja) * 2010-12-22 2012-06-28 株式会社 日立製作所 給湯機
CN112611126A (zh) * 2020-12-02 2021-04-06 浙江省送变电工程有限公司 太阳能喷射与压缩耦合的双蒸发制冷系统

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