JPH11141567A - 動力車のための多板クラッチ - Google Patents
動力車のための多板クラッチInfo
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- JPH11141567A JPH11141567A JP10250068A JP25006898A JPH11141567A JP H11141567 A JPH11141567 A JP H11141567A JP 10250068 A JP10250068 A JP 10250068A JP 25006898 A JP25006898 A JP 25006898A JP H11141567 A JPH11141567 A JP H11141567A
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract 2
- 238000000034 method Methods 0.000 claims 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 abstract 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 7
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 3
- 241001579678 Panthea coenobita Species 0.000 description 1
- 239000003575 carbonaceous material Substances 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/72—Features relating to cooling
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/22—Friction clutches with axially-movable clutching members
- F16D13/38—Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs
- F16D13/52—Clutches with multiple lamellae ; Clutches in which three or more axially moveable members are fixed alternately to the shafts to be coupled and are pressed from one side towards an axially-located member
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多板クラッチの熱排出を明らかに改良する。
【解決手段】 内側プレートと外側プレートと当該外側
プレートへのトルク伝達のための内側かみ合わせ部を備
える一つのハウジングとを有する多板クラッチ、特に動
力車のための多板クラッチにして、前記内側かみ合わせ
部の歯が軸方向に前記ハウジングの軸方向の幅全体にわ
たって延在しており、且つ留めねじの差し込みのための
縦方向孔を備える複数の第一の歯が周に関して分散させ
られて設けられており、且つそれらの間に少なくともそ
れぞれ一つの第二の歯が配置されており、且つ前記第一
の歯と第二の歯との間に、軸方向に前記ハウジングの軸
方向の幅より小さい半径方向の貫流開口部が設けられて
いる多板クラッチにおいて、前記第二の歯(17)に縦
方向開口部(19)が形成されており、当該縦方向開口
部が半径方向の開口部(20)と連通している。
プレートへのトルク伝達のための内側かみ合わせ部を備
える一つのハウジングとを有する多板クラッチ、特に動
力車のための多板クラッチにして、前記内側かみ合わせ
部の歯が軸方向に前記ハウジングの軸方向の幅全体にわ
たって延在しており、且つ留めねじの差し込みのための
縦方向孔を備える複数の第一の歯が周に関して分散させ
られて設けられており、且つそれらの間に少なくともそ
れぞれ一つの第二の歯が配置されており、且つ前記第一
の歯と第二の歯との間に、軸方向に前記ハウジングの軸
方向の幅より小さい半径方向の貫流開口部が設けられて
いる多板クラッチにおいて、前記第二の歯(17)に縦
方向開口部(19)が形成されており、当該縦方向開口
部が半径方向の開口部(20)と連通している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の上位概
念部分に記載の多板クラッチに関する。
念部分に記載の多板クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】この構造方式の多板クラッチは、例え
ば、ドイツ特許出願第19545972.5号(ドイツ
特許出願公開第19545972号)明細書により知ら
れている。この公知の多板クラッチは、炭素材料製のプ
レートを装備されているレーシングスポーツクラッチで
ある。この構造方式のクラッチは、高い熱的な及び機械
的な負荷を受けている。その際、大きな負荷は、プレー
トと対応するかみ合わせ部との間のかみ合い領域にて発
生する。この箇所への面圧力(Flaechenpressung)は歯の
数および歯のディメンジョニングによって定められる。
歯の数が多いことによって、確かにこの領域での面圧力
が下げられるが、しかしながらクラッチハウジングにお
ける可能な通風横断面はそれによって制限される。それ
によって、少なくとも一時的な温度停滞(すなわち、熱
がせきとめられ、十分に迅速に排出され得ない状態、Te
mperaturstaus)が確実に予想され得る。
ば、ドイツ特許出願第19545972.5号(ドイツ
特許出願公開第19545972号)明細書により知ら
れている。この公知の多板クラッチは、炭素材料製のプ
レートを装備されているレーシングスポーツクラッチで
ある。この構造方式のクラッチは、高い熱的な及び機械
的な負荷を受けている。その際、大きな負荷は、プレー
トと対応するかみ合わせ部との間のかみ合い領域にて発
生する。この箇所への面圧力(Flaechenpressung)は歯の
数および歯のディメンジョニングによって定められる。
歯の数が多いことによって、確かにこの領域での面圧力
が下げられるが、しかしながらクラッチハウジングにお
ける可能な通風横断面はそれによって制限される。それ
によって、少なくとも一時的な温度停滞(すなわち、熱
がせきとめられ、十分に迅速に排出され得ない状態、Te
mperaturstaus)が確実に予想され得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、本発明の課
題は、前述の多板クラッチの熱排出を明らかに改良する
ことである。
題は、前述の多板クラッチの熱排出を明らかに改良する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明により、この課題
は、請求項1によって解決される。半径方向の開口部と
連通状態にある縦方向開口部を第二の歯に組み込むこと
によって、通風横断面も多板クラッチの表面も明らかに
より大きくされる。その結果、一方では熱排出(熱除
去)がはるかに改善され、他方では質量及び慣性モーメ
ントが軽減される。同時に、クラッチハウジングの周囲
に関して見て、温度分布が比較的一様になる。
は、請求項1によって解決される。半径方向の開口部と
連通状態にある縦方向開口部を第二の歯に組み込むこと
によって、通風横断面も多板クラッチの表面も明らかに
より大きくされる。その結果、一方では熱排出(熱除
去)がはるかに改善され、他方では質量及び慣性モーメ
ントが軽減される。同時に、クラッチハウジングの周囲
に関して見て、温度分布が比較的一様になる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の別の構成では、前記の半
径方向の開口部は、本質的に、前記の半径方向の貫流開
口部と等しい軸方向の広がりを有する。それによって、
最適な通風(通気)がもたらされる。
径方向の開口部は、本質的に、前記の半径方向の貫流開
口部と等しい軸方向の広がりを有する。それによって、
最適な通風(通気)がもたらされる。
【0006】さらに、前記の半径方向の開口部が好まし
くは前記第二の歯の頭部領域(半径方向内側へ突き出て
いる当該歯の自由端の領域)内で半径方向内側へ開口し
ていることが提案される。そのような構成は、ハウジン
グの機械的な強度(剛性)に関して有利である。しかし
ながら、前記の半径方向の開口部を第二の歯の頭部領域
よりも大きく構成することも難なく可能である。ただ
し、そのような場合には、強度を顧慮して前記縦方向開
口部と調和させる必要がある。
くは前記第二の歯の頭部領域(半径方向内側へ突き出て
いる当該歯の自由端の領域)内で半径方向内側へ開口し
ていることが提案される。そのような構成は、ハウジン
グの機械的な強度(剛性)に関して有利である。しかし
ながら、前記の半径方向の開口部を第二の歯の頭部領域
よりも大きく構成することも難なく可能である。ただ
し、そのような場合には、強度を顧慮して前記縦方向開
口部と調和させる必要がある。
【0007】本発明の別の構成では、前記貫流開口部お
よび前記の半径方向の開口部が軸方向にて少なくとも二
つの列に分けられており、中断せずに周囲をめぐる少な
くとも一つの細条部によって互いに分離されている。少
なくとも二つの列へのそのような軸方向の分割は、とり
わけかたいハウジングの製造を可能にする。
よび前記の半径方向の開口部が軸方向にて少なくとも二
つの列に分けられており、中断せずに周囲をめぐる少な
くとも一つの細条部によって互いに分離されている。少
なくとも二つの列へのそのような軸方向の分割は、とり
わけかたいハウジングの製造を可能にする。
【0008】その際、この少なくとも一つの細条部は、
軸方向に、それが一つの外側プレートと半径方向に一直
線に並ぶように配置されている。そのような配置は、空
気を通り抜けさせること及び摩損砕片の搬出を大きな抵
抗なしに改善することを可能にする。
軸方向に、それが一つの外側プレートと半径方向に一直
線に並ぶように配置されている。そのような配置は、空
気を通り抜けさせること及び摩損砕片の搬出を大きな抵
抗なしに改善することを可能にする。
【0009】さらに、留めねじを、縦方向孔の軸方向端
部領域における案内領域を有し且つそれらの間に低下さ
せられた直径(すなわち直径が小さくなった部分)を有
するテンション・ボルトのように構成することが提案さ
れる。その際、低下させられた直径の領域には、同様に
第一の歯における半径方向の開口部が配置されている。
この措置によって、ハウジングがこの領域においても通
風されるだけでなく、はずみ車からも熱を与えられる留
めねじも通風される。
部領域における案内領域を有し且つそれらの間に低下さ
せられた直径(すなわち直径が小さくなった部分)を有
するテンション・ボルトのように構成することが提案さ
れる。その際、低下させられた直径の領域には、同様に
第一の歯における半径方向の開口部が配置されている。
この措置によって、ハウジングがこの領域においても通
風されるだけでなく、はずみ車からも熱を与えられる留
めねじも通風される。
【0010】
【実施例】引き続いて、本発明を実施例をもとにして詳
細に説明する。図1には、完全な(完成した)多板クラ
ッチ(マルチプレート・クラッチLamellenkupplung)1
の縦断面が図示されている。当該クラッチは、回転軸心
4に同心に配置されており、且つ、クラッチハウジング
5を通っておよびクラッチハウジング13の縦方向孔1
5を通って延在するここでは不図示の留めねじ(固定ね
じ)を介してはずみ車(フライホイール)に固定されて
いる。当該はずみ車は、図面では左側に直接連結する。
当該クラッチは、ハブ2を有する。当該ハブは、かみ合
わせ部(歯切り部、Verzahnung)3を介して回転固定に
(すなわち、相対回転しないように)しかし軸方向には
変位可能に、不図示の伝動装置軸(ギアシャフト)の適
合する対応かみ合わせ部に回転固定に配置されている。
ハブ2は、その半径方向外側の領域に外側かみ合わせ部
(外側歯部、Aussenverzahnung)8を有する。当該外側
かみ合わせ部に、内側プレート(内板、Innenlamelle
n)10が適合する対応かみ合わせ部によって回転固定
に係合する(はまり込む)。クラッチハウジング13に
は、内側かみ合わせ部(内側歯部、Innenverzahnung)
9が配置されている。当該内側かみ合わせ部に外側プレ
ート(外板、Aussenlamellen)11が相応のかみ合わせ
部によって回転固定に係合する(はまり込む)。外側プ
レート11及び内側プレート10は、軸方向に見てそれ
ぞれ交互にある。さらに、クラッチ蓋体(クラッチカバ
ー、Kupplungsdeckel)5には、ダイアフラムスプリン
グ7が間隔ボルト(間隔ピン、Distanzbolzen)6によ
って回動運動可能に装着されている。当該ダイアフラム
スプリングは、その半径方向外側領域で、押し付けプレ
ート12を介して、トルクを伝えるために全部のプレー
ト10、11をはずみ車に対して外力拘束的に(摩擦拘
束的に)当接させる押し付け力を調達できる。ダイアフ
ラムスプリング7の半径方向内側端部領域に連動解除シ
ステム(リリースシステム、Ausruecksystem)が作用
し、その結果、ダイアフラムスプリング7が間隔ボルト
6の支持部(軸受け)に関して回動させられそしてその
半径方向外側領域で押し付けプレート12に対する挟み
込み力(Einspannkraft)が解消されることによってクラ
ッチが揚げられる(つまり、クラッチが切られる)。リ
ング形状のクラッチハウジング13は、クラッチ蓋体5
にもはずみ車にも、相応の中心合わせ軸つばによって中
心合わせされている。それは半径方向の貫流開口部18
を有する。当該貫流開口部は、多板クラッチ1の内部空
間の通風を可能にする。その結果、多板クラッチ内部の
温度水準が制限され得る。またプレートの表面に発生す
る摩損砕片(Abrieb)が運び去られ得る。
細に説明する。図1には、完全な(完成した)多板クラ
ッチ(マルチプレート・クラッチLamellenkupplung)1
の縦断面が図示されている。当該クラッチは、回転軸心
4に同心に配置されており、且つ、クラッチハウジング
5を通っておよびクラッチハウジング13の縦方向孔1
5を通って延在するここでは不図示の留めねじ(固定ね
じ)を介してはずみ車(フライホイール)に固定されて
いる。当該はずみ車は、図面では左側に直接連結する。
当該クラッチは、ハブ2を有する。当該ハブは、かみ合
わせ部(歯切り部、Verzahnung)3を介して回転固定に
(すなわち、相対回転しないように)しかし軸方向には
変位可能に、不図示の伝動装置軸(ギアシャフト)の適
合する対応かみ合わせ部に回転固定に配置されている。
ハブ2は、その半径方向外側の領域に外側かみ合わせ部
(外側歯部、Aussenverzahnung)8を有する。当該外側
かみ合わせ部に、内側プレート(内板、Innenlamelle
n)10が適合する対応かみ合わせ部によって回転固定
に係合する(はまり込む)。クラッチハウジング13に
は、内側かみ合わせ部(内側歯部、Innenverzahnung)
9が配置されている。当該内側かみ合わせ部に外側プレ
ート(外板、Aussenlamellen)11が相応のかみ合わせ
部によって回転固定に係合する(はまり込む)。外側プ
レート11及び内側プレート10は、軸方向に見てそれ
ぞれ交互にある。さらに、クラッチ蓋体(クラッチカバ
ー、Kupplungsdeckel)5には、ダイアフラムスプリン
グ7が間隔ボルト(間隔ピン、Distanzbolzen)6によ
って回動運動可能に装着されている。当該ダイアフラム
スプリングは、その半径方向外側領域で、押し付けプレ
ート12を介して、トルクを伝えるために全部のプレー
ト10、11をはずみ車に対して外力拘束的に(摩擦拘
束的に)当接させる押し付け力を調達できる。ダイアフ
ラムスプリング7の半径方向内側端部領域に連動解除シ
ステム(リリースシステム、Ausruecksystem)が作用
し、その結果、ダイアフラムスプリング7が間隔ボルト
6の支持部(軸受け)に関して回動させられそしてその
半径方向外側領域で押し付けプレート12に対する挟み
込み力(Einspannkraft)が解消されることによってクラ
ッチが揚げられる(つまり、クラッチが切られる)。リ
ング形状のクラッチハウジング13は、クラッチ蓋体5
にもはずみ車にも、相応の中心合わせ軸つばによって中
心合わせされている。それは半径方向の貫流開口部18
を有する。当該貫流開口部は、多板クラッチ1の内部空
間の通風を可能にする。その結果、多板クラッチ内部の
温度水準が制限され得る。またプレートの表面に発生す
る摩損砕片(Abrieb)が運び去られ得る。
【0011】図2〜図5には、多板クラッチの通風の付
加的な能力を示す多板クラッチ1の細部が図示されてい
る。図2および図3は、クラッチハウジング13の側面
図および断面A−Aの図を示す。クラッチハウジング1
3は、半径方向内側へ向かって第一及び第二の歯14な
いし17を備えているリング形状の部材である。当該歯
は、外側プレート11の対応する歯と対応する。その
際、第一の歯14は、留めねじ16の受容のために設け
られている縦方向孔15を備えている。周方向に配置さ
れたそれぞれ二つの第一の歯14の間には、少なくとも
それぞれ一つの第二の歯17が配置されている。当該第
二の歯は、留めねじの受容のために設けられているので
はないが、しかしながら同様に縦方向開口部19を備え
ている。これらの縦方向開口部19は、図3および図4
に示されている半径方向の開口部20と連通状態にあ
る。それによって、これらの半径方向の開口部20は、
それぞれ第一の歯14と第二の歯17との間に配置され
ているすでに存在する半径方向の貫流開口部18を周方
向に関して補う。さらに、半径方向の貫流開口部18お
よび半径方向の開口部20が、それらの間で中断なく周
囲をめぐっている細条部(ウエブ、フレーム、Steg)2
1が維持されたままであるように、軸方向に見て二分さ
れていることが図3および図4からわかる。この細条部
21は、クラッチハウジング13の安定性を高める。そ
れは、外側プレート11のうちの一つと半径方向の一直
線の並びにあるように、軸方向に見て配置されている。
さらに、図5と関連して図3および図4から、第一の歯
14の縦方向孔15の領域に同様に半径方向の開口部2
2が配置され得ることがわかる。このことは、特に留め
ねじ16が図5に対応してその軸方向端部領域にて縦方
向孔15に案内領域を介して案内されており且つ軸方向
にこれらの案内領域23の間に低下させられた直径(す
なわち直径が小さくなっている部分)24を有するテン
ション・ボルト(tension bolt、pre-loaded screw、レ
デュースト・シャフト・ボルト、Dehnschrauben)として
形成されているときに、有意義である。それによって、
クラッチハウジング13のこの領域においても熱搬出を
可能にすることが可能である。当該熱搬出は、当該ケー
スでは、はずみ車から熱を与えられもする留めねじ16
の温度を安定させることにも役立つ。
加的な能力を示す多板クラッチ1の細部が図示されてい
る。図2および図3は、クラッチハウジング13の側面
図および断面A−Aの図を示す。クラッチハウジング1
3は、半径方向内側へ向かって第一及び第二の歯14な
いし17を備えているリング形状の部材である。当該歯
は、外側プレート11の対応する歯と対応する。その
際、第一の歯14は、留めねじ16の受容のために設け
られている縦方向孔15を備えている。周方向に配置さ
れたそれぞれ二つの第一の歯14の間には、少なくとも
それぞれ一つの第二の歯17が配置されている。当該第
二の歯は、留めねじの受容のために設けられているので
はないが、しかしながら同様に縦方向開口部19を備え
ている。これらの縦方向開口部19は、図3および図4
に示されている半径方向の開口部20と連通状態にあ
る。それによって、これらの半径方向の開口部20は、
それぞれ第一の歯14と第二の歯17との間に配置され
ているすでに存在する半径方向の貫流開口部18を周方
向に関して補う。さらに、半径方向の貫流開口部18お
よび半径方向の開口部20が、それらの間で中断なく周
囲をめぐっている細条部(ウエブ、フレーム、Steg)2
1が維持されたままであるように、軸方向に見て二分さ
れていることが図3および図4からわかる。この細条部
21は、クラッチハウジング13の安定性を高める。そ
れは、外側プレート11のうちの一つと半径方向の一直
線の並びにあるように、軸方向に見て配置されている。
さらに、図5と関連して図3および図4から、第一の歯
14の縦方向孔15の領域に同様に半径方向の開口部2
2が配置され得ることがわかる。このことは、特に留め
ねじ16が図5に対応してその軸方向端部領域にて縦方
向孔15に案内領域を介して案内されており且つ軸方向
にこれらの案内領域23の間に低下させられた直径(す
なわち直径が小さくなっている部分)24を有するテン
ション・ボルト(tension bolt、pre-loaded screw、レ
デュースト・シャフト・ボルト、Dehnschrauben)として
形成されているときに、有意義である。それによって、
クラッチハウジング13のこの領域においても熱搬出を
可能にすることが可能である。当該熱搬出は、当該ケー
スでは、はずみ車から熱を与えられもする留めねじ16
の温度を安定させることにも役立つ。
【0012】図に描かれている措置は、高負荷をかけら
れるクラッチの通風横断面をより大きくするために役立
つ。それによって、一方では半径方向の通風が改善さ
れ、他方では表面がより大きくされる。それによって、
改善された熱排出が、対流(Konvektion)によっても放射
(Strahlung)によっても達成される。それとともに、質
量および慣性モーメントの明らかな軽減が平行してあら
われる。このことは、特にレーシングスポーツクラッチ
(Rennsportkupplungen)の場合に非常に好ましい。
れるクラッチの通風横断面をより大きくするために役立
つ。それによって、一方では半径方向の通風が改善さ
れ、他方では表面がより大きくされる。それによって、
改善された熱排出が、対流(Konvektion)によっても放射
(Strahlung)によっても達成される。それとともに、質
量および慣性モーメントの明らかな軽減が平行してあら
われる。このことは、特にレーシングスポーツクラッチ
(Rennsportkupplungen)の場合に非常に好ましい。
【図1】完全なクラッチの縦断面図である。
【図2】クラッチハウジングの図である。
【図3】図2に示すクラッチハウジングの断面A−Aの
図である。
図である。
【図4】(B)は前記ハウジングの部分図であり、
(A)はその部分断面B−Bの図である。
(A)はその部分断面B−Bの図である。
【図5】留めねじを伴う縦方向孔の領域におけるハウジ
ングの部分断面図である。
ングの部分断面図である。
11 外側プレート 14 第一の歯 17 第二の歯 18 半径方向の貫流開口部 19 縦方向開口部 20 半径方向の開口部 21 細条部 22 半径方向の開口部 24 直径が小さくされた部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス ルードルフ ドイツ連邦共和国 デー・97337 デッテ ルバッハ ビュルガーマイスター・クネー トゲン・シュトラーセ 8 (72)発明者 ホルスト フリードリヒ ドイツ連邦共和国 デー・97491 アイト ハウゼン ハウプトシュトラーセ 8 (72)発明者 クラウス オルト ドイツ連邦共和国 デー・97529 メンヒ シュトックハイム ゼーシュトラーセ 3 (72)発明者 ヴェルナー ゼルツァム ドイツ連邦共和国 デー・97537 ヴィプ フェルト ツェーントグラーフェンシュト ラーセ 26 (72)発明者 ユルゲン ロイバースベック ドイツ連邦共和国 デー・97506 グラー フェンラインフェルト カントシュトラー セ 21
Claims (6)
- 【請求項1】 内側プレートと外側プレートと当該外側
プレートへのトルク伝達のための内側かみ合わせ部を備
えるハウジングとを有する多板クラッチ、特に動力車の
ための多板クラッチにして、前記内側かみ合わせ部の歯
が軸方向にて前記ハウジングの軸方向の幅全体にわたっ
て延在しており、且つ留めねじの差し込みのための縦方
向孔を備える複数の第一の歯が周に関して分散させられ
て設けられており、且つそれらの間に少なくともそれぞ
れ一つの第二の歯が配置されており、且つ前記第一の歯
と前記第二の歯との間に、軸方向に前記ハウジングの軸
方向の幅より小さい半径方向の貫流開口部が設けられて
いる多板クラッチにおいて、 前記第二の歯(17)に縦方向開口部(19)が形成さ
れており、当該縦方向開口部が半径方向の開口部(2
0)と連通していることを特徴とする多板クラッチ。 - 【請求項2】 前記の半径方向の開口部(20)が本質
的に前記の半径方向の貫流開口部(18)と等しい軸方
向の広がりを有することを特徴とする、請求項1に記載
の多板クラッチ。 - 【請求項3】 前記の半径方向の開口部(20)が半径
方向内側へ向かって好ましくは前記第二の歯(17)の
頭部領域(25)内で開口していることを特徴とする、
請求項1に記載の多板クラッチ。 - 【請求項4】 前記貫流開口部(18)及び前記の半径
方向の開口部(20)が周方向に延在する少なくとも二
つの列に配置されていること、及び、これらの列が、周
囲をめぐっている中断のない少なくとも一つの細条部
(21)によって軸方向に互いから切り離されているこ
とを特徴とする、請求項1に記載の多板クラッチ。 - 【請求項5】 前記細条部(21)が、外側プレート
(11)と半径方向に一列にあるように軸方向に配置さ
れていることを特徴とする、請求項4に記載の多板クラ
ッチ。 - 【請求項6】 前記留めねじが、前記縦方向孔の軸方向
の端部領域における案内領域とそれらの間に低下させら
れた直径部とを有してテンション・ボルトの方式で形成
されている請求項1に記載の多板クラッチにおいて、 本質的に、低下させられた直径部(24)の領域に、前
記第一の歯(14)における半径方向の開口部(22)
が配置されていることを特徴とする多板クラッチ。
Applications Claiming Priority (2)
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