JPH1163008A - プレッシャープレート、クラッチ連結部材 - Google Patents

プレッシャープレート、クラッチ連結部材

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JPH1163008A
JPH1163008A JP21942497A JP21942497A JPH1163008A JP H1163008 A JPH1163008 A JP H1163008A JP 21942497 A JP21942497 A JP 21942497A JP 21942497 A JP21942497 A JP 21942497A JP H1163008 A JPH1163008 A JP H1163008A
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JP
Japan
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clutch
flywheel
pressure plate
friction
annular
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Application number
JP21942497A
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English (en)
Inventor
Yoshinaga Fukuda
佳修 福田
Tetsuo Matsuoka
哲男 松岡
Hideo Kagawa
英雄 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Exedy Corp
Original Assignee
Exedy Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦フェーシングに係合するクラッチ連結部
材の熱による不具合を生じにくくする。 【解決手段】 プレッシャプレート30は、クラッチ装
置において摩擦フェーシング18において摩擦フェーシ
ング18に押し付けられるものであり、摩擦フェーシン
グ18対向する押圧面30aが形成されている。押圧面
30aには、空気を流通させるための貫通孔71が形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラッチ装置にお
いて摩擦フェーシングに摩擦係合するクラッチ連結部材
であって、特に、摩擦フェーシングに押し付けられるプ
レッシャープレートに関する。
【0002】
【従来の技術】フライホイールはエンジンのクランクシ
ャフトの後端に取り付けられ、その慣性モーメントによ
り低速運転時の回転むらを防止する。また、フライホー
イルには、始動用リングギアやクラッチ等が取り付けら
れる。フライホイールは、エンジンと反対側の側面に、
平坦な環状摩擦面を有している。この環状摩擦面の側方
には、クラッチディスク組立体の摩擦フェーシングが配
置されている。
【0003】クラッチカバー組立体はフライホイールに
固定され、摩擦フェーシングをフライホイール側に押圧
又は押圧解除するための機構である。クラッチカバー組
立体は、フライホイールに固定されたクラッチカバー
と、クラッチカバー内に配置され摩擦フェーシングに対
向するプレッシャープレートと、クラッチカバーに支持
されプレッシャープレートを付勢するダイヤフラムスプ
リングとを有している。
【0004】クラッチカバー組立体のダイヤフラムスプ
リングによりプレッシャープレートが摩擦フェーシング
をフライホイールの環状面に付勢すると、フライホイー
ルからクラッチディスク組立体にトルクが伝達される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のフライホーイル
では、摩擦フェーシングと連結または摺動する環状摩擦
面において大量の熱が発生する。この熱により、摩擦フ
ェーシングが劣化しやすい。また、高温状態になると摩
擦フェーシングの金属が溶着したり、クラッチディスク
組立体のプレートが変形しやすい。
【0006】特に、クラッチカバー組立体において、プ
レッシャープレートはフライホイールに比べて小さいた
め、熱による歪みが生じやすい。本発明の目的は、摩擦
フェーシングに係合するクラッチ連結部材の熱による不
具合を生じにくくすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のプレッ
シャープレートは、クラッチ装置において摩擦フェーシ
ングに押し付けられるものであり、環状のプレート本体
と空気流通部とを備えている。プレート本体は摩擦フェ
ーシングに対向する押圧面が形成されている。空気流通
部は押圧面に形成されている。このプレッシャープレー
トでは、押圧面に空気流通部が形成されているため、押
圧面が充分に冷却される。
【0008】請求項2に記載のプレッシャープレートで
は、請求項1において、空気流通部は押圧面に形成され
た半径方向に延びる溝である。このプレッシャープレー
トでは、回転時に遠心力により空気が押圧面に形成され
た溝を内周側から外周側に向かって通過する。これによ
り、押圧面が充分に冷却される。請求項3に記載のプレ
ッシャープレートは、請求項1または2において、空気
流通部は押圧面と反対側の面との間に延びる第1貫通孔
である。このプレッシャープレートでは、クラッチ連結
時にプレッシャープレートの反対側の面から押圧面に向
かって貫通孔を通って供給されるため、押圧面が充分に
冷却される。
【0009】請求項4に記載のプレッシャープレートで
は、請求項1〜3のいずれかにおいて、空気流通部は押
圧面に形成された凹部である。このプレッシャープレー
トでは、凹部が押圧面に形成されているため、空気との
接触面積が増え放熱効果が向上している。さらに、凹部
が摩擦フェーシングに当接していない状態では、凹部を
通ることにより空気の流れが変化し、各部材間で対流が
生じる。
【0010】請求項5に記載のプレッシャープレートで
は、請求項4において、凹部は滑らかな湾曲面を有して
いる。このプレッシャープレートでは、凹部は滑らかな
湾曲面を有しているため、空気は凹部の面に沿ってスム
ーズに流れる。請求項6に記載のプレッシャープレート
では、請求項4または5において、凹部には押圧面と反
対側の面との間に延びる第2貫通孔が形成されている。
そのため、さらに冷却効果が高まる。
【0011】請求項7に記載のクラッチ連結部材は、ク
ラッチ装置において摩擦フェーシングに摩擦係合する部
材であり、環状の本体と凹部とを備えている。環状の本
体は摩擦フェーシングに対向する環状平坦面が形成され
ている。凹部は平坦面に形成されている。このクラッチ
連結部材では、凹部が押圧面に形成されているため、空
気との接触面積が増え放熱効果が向上している。さら
に、凹部が摩擦フェーシングに当接していない状態で
は、凹部を通ることにより空気の流れが変化し、クラッ
チ連結部材と他の部材との間で対流が生じる。
【0012】請求項8に記載のクラッチ連結部材では、
請求項7において、凹部は滑らかな湾曲面を有してい
る。このクラッチ連結部材では、凹部は滑らかな湾曲面
を有しているため、空気は凹部の面に沿ってスムーズに
流れる。請求項9に記載のクラッチ連結部材では、請求
項7または8において、凹部には押圧面と反対側の面と
の間に延びる貫通孔が形成されている。そのため、さら
に冷却効果が高まる。
【0013】
【発明の実施の形態】第1実施形態 構成 図1及び図2は本発明に係るツインクラッチの全体を示
している。このツインクラッチはエンジンのフライホイ
ール1に取り付けられるものであり、主に、クラッチデ
ィスク組立体2、クラッチカバー4、プレッシャープレ
ート30、インターミディエイトプレート31などから
構成されている。以下の説明では、エンジン側(図1の
左側)を軸方向前方とし、トランスミッション側(図1
の右側)を軸方向後方とする。また、図2の矢印R1
フライホイール1の回転方向前方(エンジン回転方向)
であり、矢印R2 が回転方向後方である。
【0014】フライホイール1は円板状の本体を備えて
いる。フライホイール1本体の外周側軸方向後側には、
平坦な環状摩擦面1aが形成されている。また、フライ
ホイール1の内周部には、複数のクランクボルト孔1b
が形成されている。フライホイール1の外周面にはリン
グギア50が固定されている。フライホイール1の本体
は、SCM435等の鋼材から形成されている。これに
より、従来の鋳鉄からなるものに比べて大幅に軽量化及
び強度向上が達成されている。フライホイール1には、
図6に示すように、複数の軸方向孔55が形成されてい
る。軸方向孔55は、図4及び図5から明らかなよう
に、フライホイール1の本体を軸方向に貫通するもので
あり、フライホイール1の本体のエンジン側とトランス
ミッション側を連通している。各軸方向孔55は一端が
摩擦面1a側に開口し、他端がエンジン側の側面に開口
している。各軸方向孔55のエンジン側開口は摩擦面1
a側開口よりR1 側に変位している。そのため、フライ
ホイール1が回転するとエンジン側から空気がスムーズ
に軸方向孔55を通過する。
【0015】複数の軸方向孔55の一端(環状摩擦面1
a側開口)は、環状摩擦面1a上で半径方向に並ぶ複数
の列を構成している。各列は5個の軸方向孔55の開口
から構成されている。各列において、軸方向孔55の開
口は円周方向の異なる位置に配置され、さらに半径方向
にも異なる位置に配置されている。その結果、各列にお
いて最もR1 側の軸方向孔55の開口が最も半径方向内
側に形成され、他の軸方向孔55の開口はR2 側にいく
につれて徐々に半径方向外側に形成されており、その結
果最もR2 側の軸方向孔55開口は最も半径方向外側に
形成されている。このように、軸方向孔55開口を異な
る半径方向に形成することにより、対向する摩擦フェー
シング18には半径方向全体にわたって冷却空気が供給
される。その結果、摩擦係合面(環状摩擦面1aと摩擦
フェーシング18)が充分に冷却される。5個の軸方向
孔55開口は円周方向に整列させると、半径方向に連続
する半径方向位置にある。このように5個の軸方向孔5
5が半径方向の大半を網羅しているため、摩擦係合面の
冷却効果が高い。
【0016】エンジンのフライホイール1の軸方向後方
にクラッチディスク組立体2が配置されている。クラッ
チディスク組立体2の半径方向外側にはフライホイール
リング3が配置され、フライホイールリング3を挟んで
フライホイール1と反対側には、クラッチカバー4が配
置されている。これらの部品はクラッチ出力軸5(トラ
ンスミッション入力軸)と同心に配置されている。フラ
イホイールリング3は、円周方向に等間隔で3カ所に軸
方向後方に延びる弧状部を有する。また、フライホイー
ルリング3とクラッチカバー4(後述)の外周部とは、
軸方向に延びる複数のボルト6によりフライホイール1
に固定されている。ボルト6はフライホイールリング3
の弧状部を貫通している。このようにして、フライホイ
ールリング3及びクラッチカバー4は、フライホイール
1に対して移動不能に固定されている。フライホイール
リング3及びクラッチカバー4は、フライホイール1に
一体に形成されていてもよい。
【0017】クラッチディスク組立体2では、中心部に
設けたハブ7がクラッチ出力軸5にスプラインを介して
連結している。ハブ7の外向きフランジ10の軸方向両
側には板金製の円板状プレートである第1及び第2円板
状プレート11、12が設けてあり、これらはコイルス
プリング13を介してフランジ10に連結されている。
なお、第1円板状プレート11はフライホイール1に近
接して配置されており、第2円板状プレート12は第1
円板状プレート11の軸方向後方に配置されている。第
1円板状プレート11と第2円板状プレート12の外周
部同士は、複数のストップピン13により互いに固定さ
れている。
【0018】クラッチディスク組立体2は、さらに、図
4に示すように、第1及び第2の摩擦連結部15、16
を外周部に有している。第1摩擦連結部15は、フライ
ホイール1の摩擦面1aに近接して配置されている。第
1摩擦連結部15は第1円板状プレート11の外周側を
環状に延びており、コアプレート17と、その両面に固
定したセラミック・メタル焼結材料からなる摩擦フェー
シング18とを備えている。コアプレート17は摩擦フ
ェーシング18よりも半径方向内方へ延びており、内周
部が多数のリベット20により第1円板状プレート11
に固定されている。
【0019】第2摩擦連結部16は第1摩擦連結部15
とほぼ同様の構造を有しているが、第1摩擦連結部15
と異なり、コアプレート17の内周に複数の爪状の突部
又は内歯19を備えている。第1円板状プレート11の
外周部には、板金製の筒状係合部21が固定されてい
る。筒状係合部21の軸方向前方端部に設けた内向きフ
ランジ21aが、第1摩擦連結部15のコアプレート1
7と共に、リベット20により第1円板状プレート11
の外周部に固定されている。筒状係合部21の筒状部分
はプレス加工による複数の歯型になっている。言い換え
ると、筒状係合部21の筒状部分には、半径方向外方に
突出する複数の突起22が形成されている。各突起22
は軸方向に延びている。第2摩擦連結部16のコアプレ
ート17の内歯19は複数の突起22間に挿入され、そ
れにより第2摩擦連結部16は、筒状係合部21に対し
て軸方向に移動自在にしかも回転不能に連結している。
第2摩擦連結部16は、筒状係合部21に対して軸方向
後側から取付けまたは軸方向後側に取り外し可能であ
る。
【0020】クラッチカバー4は、内周部がボルト6に
よりフライホイール1に固定された円板状の部材であ
る。クラッチカバー4はフライホイール1の摩擦面1a
に対して軸方向に対向している。クラッチカバー4の内
周側軸方向前面に複数のスタッドピンと2本のワイヤリ
ングとからなる支点機構25が設けられており、支点機
構25はダイヤフラムスプリング26の半径方向中間部
を支持している。
【0021】ダイヤフラムスプリング26は、環状部2
6aと、そこから半径方向内方に延びる複数のレバー部
26bとを有している。環状部26aの外周部がプレッ
シャープレート30の後面の突起に支持され、内周部が
支持機構25に支持されている。レバー部26bの先端
はレリーズベアリング(図示せず)に係合している。ク
ラッチカバー4、プレッシャープレート30、支点機構
25、及びダイヤフラムスプリング26等でクラッチカ
バー組立体が構成されている。
【0022】プレッシャープレート30は両摩擦連結部
15、16を挟んでフライホイール1に対向しており、
それらに沿って環状に延びている。プレッシャープレー
ト30は鋳鉄から構成されており、FCD55またはS
CM435等から形成されていてもよい。プレッシャー
プレート30は、フライホイール1側に環状で平坦な押
圧面30aを有している。プレッシャープレート30に
は、図4,図5及び図17から示すように、押圧面30
aと反対側の面との間を貫通する貫通孔71(第1貫通
孔)が形成されている。各貫通孔71は、円周方向に複
数配置されている。また、貫通孔71は半径方向内側、
中間及び半径方向外側に配置されたものを有している。
さらに、両摩擦連結部15、16の間には環状のインタ
ーミディエイトプレート31がそれらと同心に設けてあ
る。インターミディエイトプレート31には、半径方向
に貫通する複数の孔31aが形成されている。
【0023】図3は図1のIII −III 矢視部分図であ
る。プレッシャープレート30とインターミディエイト
プレート31は、それぞれ、円周方向に間隔を隔てた外
周部の3箇所に、半径方向外方へ突出したボス32、3
3を一体に備えている。ボス33の後面には、クラッチ
接線方向(ほぼクラッチ円周方向)に延びるストラップ
プレート35の一端部がリベット36により固定されて
いる。ストラッププレート35の他端部は、フライホイ
ールリング3の後端面にボルト37により固定されてい
る。ストラッププレート35はインターミディエイトプ
レート31をフライホイールリング3に対して相対回転
不能に連結すると共に、クラッチ接続状態(インターミ
ディエイトプレート31がフライホイール1側へ移動し
た状態)において、インターミディエイトプレート31
をクラッチレリーズ方向に弾性的に付勢する。
【0024】ボス32の後面には、クラッチ接線方向に
延びるストラッププレート38の一端部がリベット39
により固定されている。リベット39に対応してクラッ
チカバー4には軸方向孔4aが形成されている。ストラ
ッププレート38の他端部は、リベット40によりクラ
ッチカバー4に固定されている。このようにして、スト
ラッププレート38は、プレッシャープレート30をク
ラッチカバー4に対して相対回転不能に連結している。
【0025】さらに、各ボス32とそれに隣接するボス
33との間には、軸方向に延びるコイルスプリング42
が圧縮状態で配置されている。図3及び図5から明らか
なように、コイルスプリング42は一端部がボス33の
後面に設けた凹部43に、半径方向に移動不能の状態で
入り込んでいる。又、コイルスプリング42の他端部
は、ボス32の前面に設けた凹部44に入り込むと共
に、リベット39の頭部の外周に嵌合しており、半径方
向に移動しない状態で取り付けてある。
【0026】コイルスプリング42とストラッププレー
ト35のばね定数はほぼ同一であり、クラッチ連結時に
たわみ量がほぼ同一になるように設定されている。した
がって、クラッチ連結時に、インターミディエイトプレ
ート31に対してコイルスプリング42から作用する荷
重とストラッププレート35から作用する荷重は釣り合
っている。
【0027】動作 クラッチ接続状態 クラッチ接続状態では、ダイヤフラムスプリング26の
付勢力によりプレッシャープレート30が第2摩擦連結
部16をインターミディエイトプレート31に押し付
け、インターミディエイトプレート31が第1摩擦連結
部15をフライホイール1に押し付けている。
【0028】このクラッチ接続状態において、前述した
ように、ストラッププレート35がインターミディエイ
トプレート31をクラッチレリーズ方向に付勢する力
と、コイルスプリング42がインターミディエイトプレ
ート31を逆方向に付勢する力は釣り合うように設定さ
れている。したがって、第1摩擦連結部15がフライホ
イール1及びインターミディエイトプレート31に対し
て与える力は、第2摩擦連結部16がインターミディエ
イトプレート31及びプレッシャープレート30に対し
て与える力と等しくなる。そのために、両摩擦連結部1
5、16の全ての摩擦フェーシング18からトルクが均
等かつ効率良く伝えられ、全体として充分に大きいトル
クを伝達することができる。
【0029】このとき、複数の軸方向孔55の一端(摩
擦面1aにおける開口)は、摩擦フェーシング18によ
り塞がれており、エンジン側からの空気の移動は行われ
ない。複数の貫通孔71の一端(押圧面30aにおける
開口)は摩擦フェーシング17により塞がれており、ク
ラッチカバー側からの空気の移動は行われない。クラッチレリーズ動作 図1に示すクラッチ接続状態から、レリーズベアリング
(図示せず)によりダイヤフラムスプリング26のレバ
ー部26b先端を押して図1の2点鎖線のように変形さ
せると、ダイヤフラムスプリング26の環状部26aか
らプレッシャープレート30への押し付け力が解放され
る。これにより、第1及び第2摩擦連結部15、16に
対する押し付け力も解放され、クラッチがレリーズされ
る。
【0030】このようにしてクラッチがレリーズされる
場合、プレッシャープレート30はストラッププレート
38により軸方向後方に引き上げられる。ストラッププ
レート35とコイルスプリング42のばね定数が等しく
しかも両弾性部材の初期たわみ量は等しいため、クラッ
チレリーズ動作において、フライホイール1に対してイ
ンターミディエイトプレート31が後方へ引き上げられ
るリフト量は、常にプレッシャープレート30のリフト
量の半分になる。その結果、クラッチレリーズ状態なら
びにレリーズ動作や接続動作の途中において、インター
ミディエイトプレート31はフライホイール1とプレッ
シャープレート30との間の中間位置にほぼ正確に保た
れる。すなわち切れ不良が生じにくい。
【0031】このレリーズ時において、エンジン側の空
気が複数の軸方向孔55を通って、フライホイール1の
本体の環状摩擦面1aと第1摩擦連結部17のフライホ
イール側摩擦フェーシング18との間に供給される。こ
の空気により、摩擦面1a及び摩擦フェーシング18が
充分に冷却される。その結果、摩擦フェーシング18の
寿命が延びる。また、摩擦フェーシング18の溶着が生
じにくく、さらにコアプレート17の熱変形が抑えられ
る。
【0032】または、プレッシャープレート30におい
ては、クラッチカバー4側の空気が複数の貫通孔71を
通って、プレッシャープレート30の押圧面30aと第
2摩擦連結部16のプレッシャープレート側摩擦フェー
シング18との間に供給される。この空気により、押圧
面30a及び摩擦フェーシング18が充分に冷却され
る。その結果、摩擦フェーシング18の寿命が延びる。
また、プレッシャープレート30の熱歪みが生じにくく
なる。
【0033】複数の軸方向孔55及び貫通孔71の形、
個数、配置位置及び向きについては前記実施形態に限定
されない。第2実施形態 図7に示すフライホイール1には、環状摩擦面1aに複
数の溝57が形成されている。溝57は、環状摩擦面1
aの表面に内周縁と外周縁との間に直線状に延びて形成
され、環状摩擦面1aの内周側と外周側を連通してい
る。各溝57は内周側から見て半径方向に対してR2
に傾斜している。
【0034】クラッチ連結状態で半径方向内周側の空気
が溝57内を通って環状摩擦面1aの外周側に移動可能
である。このときの空気が環状摩擦面1a及び摩擦フェ
ーシング18を冷却する。各溝57は、半径方向外側端
が半径方向内側端のR2 側(フライホイール1の回転方
向後方)に配置されている。そのため、半径方向内側の
空気がスムーズに溝57を通過する。すなわち、溝57
内を通過する空気の流量が多くなり、摩擦面1aの冷却
効果が向上する。第3実施形態 図8におけるフライホイール1には、環状摩擦面1aに
複数の溝58が形成されている。溝58は、前記実施形
態と同様に環状摩擦面1aの内周側と外周側とを連通さ
せている。溝58は、R1 側に配置された半径方向内側
端からR2 側に配置された半径方向外側端に向かって滑
らかに湾曲しながら延びている。すなわち溝58の半径
方向中間部は半径方向両端を結ぶ直線より回転方向R1
側に突出している。この実施形態においても溝58内を
空気がスムーズに通過する。第4実施形態 図9〜図12に示すフライホイール1には、複数の羽根
部材65が設けられている。この羽根部材65により、
フライホイール1の本体の環状摩擦面1aの冷却効果が
向上している。
【0035】図9及び図10に示すように、フライホイ
ール1の環状摩擦面1aに対応する部分においてエンジ
ン側の側面には、環状溝61が形成されている。環状溝
61には、さらに半径方向内側に延びる複数の凹部61
aが連続して形成されている。環状溝61内には、複数
の羽根65が配置されている。羽根65はアルミ製であ
る。羽根部材65は、図11に示すように、取付部65
aと、取付部65aの一端から直角に延びる壁部65b
と、壁部65bの一端から取付け部65aと平行に延び
る覆い部65cから形成されたプレート部材である。取
付部65aには、ボルトが挿入される複数の孔が形成さ
れている。各羽根部材65は、図9に示すように、半径
方向外側端が環状溝61内に配置され、半径方向内側端
が各凹部61a内に収容されている。図9から明らかな
ように、羽根部材65の半径方向外側部は半径方向内側
部に比べてR1 側に配置されている。すなわち、各羽根
部材65は、半径方向内側から見て半径方向より回転方
向R1 側に傾斜している。この状態において、羽根部材
65は複数のボルト66によりフライホイール1に固定
されている。
【0036】凹部61a部分には、軸方向孔62が形成
されている。この軸方向孔62は、フライホイール1の
環状摩擦面1aより半径方向内側において、エンジン側
とトランスミッション側とを連通させるための孔であ
る。エンジン側において、孔62の回転方向後方(R2
側)とエンジン側とは、羽根部材65により覆われてい
る。
【0037】フライホイール1が回転すると、エンジン
側の空気は環状溝61内に流れ込む。環状溝61内の空
気は羽根部材65により、軸方向孔62側に誘導され
る。この結果、大量の空気が軸方向孔62内を通過し、
環状摩擦面1aの内周側に供給される。これにより、環
状摩擦面1a及び摩擦フェーシング18が充分に冷却さ
れる。特に、羽根部材65はアルミ製であり、鋼材又は
鋳鉄からなるフライホイール1の本体より熱伝導性が良
い。そのため、各羽根部材65がフライホイール1のヒ
ートシンクとして機能する。この結果、フライホイール
1の環状摩擦面1aの反対側の面から充分に放熱される
ため、環状摩擦面1a側の冷却が進む。
【0038】羽根部材は、アルミ以外にフライホイール
本体の材料より熱伝導率の高い材料を用いてもよい。第5実施形態 図13に示すフライホイール1では、環状摩擦面1aに
対応する部分に軸方向軸方向孔55が形成され、さらに
環状摩擦面1aの表面には半径方向に連通する複数の溝
58が形成されている。クラッチ連結時には、複数の溝
58を通って半径方向内側から半径方向外側に向かって
空気が流れ、環状摩擦面1aを冷却する。クラッチレリ
ーズ時には、エンジン側の空気が軸方向孔55を通って
環状摩擦面1aに供給される。これらの冷却空気によ
り、環状摩擦面1aが充分に冷却される。
【0039】この実施形態では軸方向孔55と溝58と
を設けることにより、クラッチ連結時及びクラッチレリ
ーズ時の両方に優れた冷却効果を得ることができる。第6実施形態 図14に示すフライホイール1では、複数の羽根部材6
5と軸方向孔55が設けられている。この実施形態で
は、エンジン側の空気は複数の軸方向孔55と羽根部材
65の半径方向内側に設けられた軸方向孔62とを介し
て環状摩擦面1a側に供給される。このように大量の空
気が環状摩擦面1a側に供給されることで環状摩擦面1
a及び摩擦フェーシングが充分に冷却される。第7実施形態 図15に示すフライホイール1では、複数の羽根部材6
5が設けられている。また、各羽根部材65及び軸方向
孔62に円周方向において対応する位置には、環状摩擦
面1a上に溝58が形成されている。溝58は、環状摩
擦面1aの内周側と外周側とを連通している。フライホ
イール1が回転すると、羽根部材65により誘導された
エンジン側の空気が軸方向孔62を通ってフライホイー
ル1の本体のトランスミッション側に供給される。この
空気は、対応して形成された溝58を通って環状摩擦面
1aの半径方向外側に移動する。
【0040】この実施形態では、クラッチ連結時におい
て、エンジン側の空気が環状摩擦面1a上を通過し冷却
を行う。このため、優れた冷却効果が得られる。第8実施形態 図16に示すフライホイール1は、図15に示すフライ
ホイール1にさらに軸方向孔55を設けている。軸方向
孔55は、環状摩擦面1aにおいてフライホイール1の
本体のエンジン側とトランスミッション側とを貫通して
いる。この実施形態では、前記実施形態の効果に比べて
複数の軸方向孔55による空気の供給すなわち冷却が行
われる。第9実施形態 図18に示すプレッシャープレート30は、押圧面30
aに複数の溝72が形成されている。溝72は、押圧面
30aの表面に内周縁と外周縁との間に直線状に延びて
形成され、押圧面30aの内周側と外周側とを連通して
いる。各溝72は内周側から見て半径方向に対してR2
側に傾斜している。すなわち、溝72の外周側端は、内
周側端に比べて回転方向R2 側に変位している。
【0041】クラッチ連結状態で、半径方向内周側の空
気は溝72を通って押圧面30aの外周側に移動可能で
ある。このときの空気が押圧面30a及び摩擦フェーシ
ング18を冷却する。各溝72の半径方向外側端が半径
方向内側端のR2 側にずれているため、内周側の空気が
スムーズに溝72を通過する。すなわち、溝72内を通
過する空気の流量が多くなり、押圧面30aの冷却効果
が向上する。
【0042】なお、溝72は、図8に示す溝58のよう
に滑らかに湾曲しながら延びていてもよい。第10実施形態 図19及び図22に示すプレッシャープレート30に
は、押圧面30aに複数の凹部73が形成されている。
凹部73は、円周方向に複数配置されている。また、凹
部73には半径方向内側、半径方向外側及び中間に配置
されたものがある。凹部72は平坦な押圧面30aから
凹んだ窪みであり、、滑らかに湾曲した底面を有してい
る。さらに具体的には、凹部72には球の一部となる形
状を有している。この凹部72により、クラッチ切断時
に、凹部72により流れを変えられた空気が摩擦面18
側に移動し、摩擦フェーシク18とプレッシャープレー
ト30との間で空気の流れが生じる。空気の流れは、プ
レッシャープレート30と他の部材との間で循環する対
流となる。凹部72の底面が滑らかに湾曲しているた
め、空気の流れがスムーズである。これにより、押圧面
30a及び摩擦フェーシング18が冷却される。また、
凹部72は、プレッシャープレート30の押圧面30a
側の表面積を増加させている。これにより、プレッシャ
ープレート30の放熱効果が高くなっている。
【0043】凹部72の形状は球面の一部に限定されな
い。第11実施形態 図20に示すように、凹部73に貫通孔74(第2貫通
孔)を設けてもよい。貫通孔74は、押圧面30a側と
その反対側の面との間を貫通する孔である。これによ
り、端に凹部73を設けた場合に比べてさらに冷却効果
が高まる。第12実施形態 図21に示すように、貫通孔71と溝72とを組み合わ
せてもよい。この場合には、クラッチ連結時には主に溝
72により押圧面30aが冷却され、クラッチ連結解除
時に貫通孔71によって押圧面30aが冷却される。第13実施形態 図23に示すように、プレッシャープレート30に貫通
孔71と凹部73とを別々に設けてもよい。両方の優れ
た効果が得られる。第14実施形態 図24に示すように、プレッシャープレート30に貫通
孔71と溝72と凹部73の全てを設けてもよい。3種
類の空気流通部を設けることにより、プレッシャープレ
ート30の冷却効果が最も高まる。第15実施形態 凹部73は、プレッシャープレート30のみならず、プ
ライホイール1やインターミディエイトプレート31の
摩擦係合面に設けてもよい。図25に示すクラッチ装置
では、フライホイール1、インターミディエイトプレー
ト31及びプレッシャープレート30にそれぞれ複数の
凹部73が形成されている。また、この実施形態では、
図27に示すように、複数の摩擦連結部が円周方向に間
隔をあけて配置された摩擦連結プレート15を有してい
る。摩擦連結プレート15は、円板状のプレート17
と、プレート17の突出部17aに設けられた摩擦板1
8とから構成されている。このような摩擦連結プレート
を用いると、たとえば図25に示すように、凹部72が
形成された部分が摩擦フェーシング18に当接していな
い場合がある。この場合は、クラッチ連結時にも凹部7
2による冷却効果向上が見られる。すなわち、図25に
示す位置には、各凹部72により、空気の流れが変更さ
れ、凹部72に沿って流れた空気が反対側に向けられ
る。すなわち、フライホイール1,インターミディエイ
トプレート31及びプレッシャープレート30の間で対
流が生じる。この結果、各部材の冷却が行われる。
【0044】なお、円周方向に隙間をあけて配置される
摩擦フェーシングを有する摩擦連結プレートとしては、
図28の例を用いてもよい。この摩擦連結プレートは、
円板状のプレート75の外周縁に、複数の摩擦連結部が
固定されている。各摩擦連結部は、主に、プレート76
と、プレート76に設けれた摩擦フェーシング77とか
ら構成されている。第16実施形態 前記実施形態で説明した空気流通部としての貫通孔、溝
及び凹部はツインクラッチのみならず他のクラッチ装置
にも適用可能である。図29に示すクラッチ装置100
では、フライホイール101には軸方向孔55と凹部1
73が形成されている。プレッシャープレート130に
は、貫通孔171及び凹部173が形成されている。ま
た、この断面図には図示されていないが、複数の半径方
向に延びる溝もそれぞれに形成されていてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明に係るプレッシャープレートで
は、押圧面に空気流通部が形成されているため、押圧面
が充分に冷却される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのツインクラッチの
縦断面概略図。
【図2】ツインクラッチの平面図。
【図3】図2のIII 矢視図。
【図4】図1の部分拡大図。
【図5】図1の部分拡大図。
【図6】フライホイールの平面図。
【図7】第2実施形態におけるフライホイールの平面
図。
【図8】第3実施形態におけるフライホイールの平面
図。
【図9】第4実施形態におけるフライホイールの平面
図。
【図10】第4実施形態にけるツインクラッチの縦断面
概略図。
【図11】羽根部材の斜視図。
【図12】羽根部材の取り付け位置を示す縦断面図。
【図13】第5実施形態におけるフライホイールの平面
図。
【図14】第6実施形態におけるフライホイールの平面
図。
【図15】第7実施形態におけるフライホイールの平面
図。
【図16】第8実施形態におけるフライホイールの平面
図。
【図17】第1実施形態におけるプレッシャープレート
の平面図。
【図18】第9実施形態におけるプレッシャープレート
の平面図。
【図19】第10実施形態におけるフライホイールの平
面図。
【図20】第11実施形態におけるフライホイールの平
面図。
【図21】第12実施形態におけるプレッシャープレー
トの平面図。
【図22】第10実施形態におけるクラッチ装置の部分
縦断面図。
【図23】第13実施形態におけるクラッチ装置の部分
縦断面図。。
【図24】第14実施形態におけるプレッシャープレー
トの平面図
【図25】第15実施形態におけるクラッチ装置の部分
縦断面図。
【図26】第11実施形態におけるクラッチ装置の部分
縦断面図。
【図27】第15実施形態における摩擦連結部の部分平
面図。
【図28】第15実施形態における摩擦連結部の部分平
面図。
【図29】第16実施形態におけるクラッチ装置の縦断
面概略図。
【符号の説明】
1 フライホイール 1a 環状摩擦面 55 軸方向孔 58 溝 62 軸方向孔 65 羽根部材 71 貫通孔 72 溝 73 凹部 74 貫通孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラッチ装置において摩擦フェーシングに
    押し付けられるプレッシャープレートであって、 前記摩擦フェーシングに対向する押圧面が形成された環
    状のプレート本体と、 前記押圧面に形成された空気流通部と、を備えたプレッ
    シャープレート。
  2. 【請求項2】前記空気流通部は前記押圧面に形成された
    半径方向に延びる溝である、請求項1に記載のプレッシ
    ャープレート。
  3. 【請求項3】前記空気流通部は前記押圧面と反対側の面
    との間に延びる第1貫通孔である、請求項1または2に
    記載のプレッシャープレート。
  4. 【請求項4】前記空気流通部は前記押圧面に形成された
    凹部である、請求項1〜3のいずれかに記載のプレッシ
    ャープレート。
  5. 【請求項5】前記凹部は滑らかな湾曲面を有している、
    請求項4に記載のプレッシャープレート。
  6. 【請求項6】前記凹部には前記押圧面と反対側の面との
    間に延びる第2貫通孔が形成されている、請求項4また
    は5に記載のプレッシャープレート。
  7. 【請求項7】クラッチ装置において摩擦フェーシングに
    摩擦係合するクラッチ連結部材であって、 前記摩擦フェーシングに対向する環状平坦面が形成され
    た環状の本体と、 前記平坦面に形成された凹部と、を備えたクラッチ連結
    部材。
  8. 【請求項8】前記凹部は滑らかな湾曲面を有している、
    請求項7に記載のクラッチ連結部材。
  9. 【請求項9】前記凹部には前記押圧面と反対側の面との
    間に延びる貫通孔が形成されている、請求項7または8
    に記載のクラッチ連結部材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006000037A1 (en) * 2004-06-25 2006-01-05 Clutch Industries Pty Ltd A pressure plate
AU2005256158B2 (en) * 2004-06-25 2010-08-12 Clutch Industries Pty Ltd A pressure plate
CN102865318A (zh) * 2012-09-07 2013-01-09 盐城平安机械有限公司 一种离合器压盘

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