JPH11140917A - 建設機械の誤動作防止装置 - Google Patents

建設機械の誤動作防止装置

Info

Publication number
JPH11140917A
JPH11140917A JP31215597A JP31215597A JPH11140917A JP H11140917 A JPH11140917 A JP H11140917A JP 31215597 A JP31215597 A JP 31215597A JP 31215597 A JP31215597 A JP 31215597A JP H11140917 A JPH11140917 A JP H11140917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
remote control
construction machine
malfunction
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31215597A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kinukawa
秀樹 絹川
Koichiro Niwada
孝一郎 庭田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd, Yutani Heavy Industries Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP31215597A priority Critical patent/JPH11140917A/ja
Publication of JPH11140917A publication Critical patent/JPH11140917A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータがキャビンから離れる場合、キャ
ビン内にいながら作業をしていない場合のいずれの場合
においても、建設機械の誤動作を防止する。 【解決手段】 作業を休止して操作が行われないと、レ
バー操作検出圧力スイッチ6によって非操作状態である
ことが検知され、遅延タイマ5は、非操作状態が一定時
間を経過した後に電磁弁4に供給される電流を遮断して
パイロットポンプからリモコン弁に至る油路を遮断し、
それにより建設機械の操作を受け付けない状態とする。
また、停止解除スイッチ3を押すだけのワンタッチ操作
で作業を再開させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械の誤動作
防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建設機械としての油圧ショベルに
は、通常、図4に示すように、キャビン内の座席横側に
配置された左側コントロールボード50に、乗降遮断レ
バー51と呼ばれる誤動作防止装置が備えられている。
【0003】この乗降遮断レバー51は、オペレータが
キャビンから離れた際に油圧ショベルが誤動作すること
を防止するためのものであり、オペレータがキャビンか
ら降りるときにその乗降遮断レバー51を水平位置から
略60゜引き上げると、図5に示すように、内部に設置
されたリミットスイッチ51aが開き、パイロットポン
プからリモコン弁に至る油路を開閉するリモコンカット
用電磁弁52に電流が流れなくなり、その結果、走行モ
ータ及びアタッチメントを駆動させるアクチュエータへ
流れる全ての圧油がロックされ、操作レバーまたは操作
ペダルを操作しても応答しないようになっている。ま
た、オペレータがキャビン内に乗り込み、座席に座って
乗降遮断レバー51を押し下げると、全油圧のロックが
解除され、操作が可能になる。なお、図5において、符
号53はバッテリを示し、54はエンジンスイッチを示
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した誤動作防止装
置は、オペレータが必ず油圧ショベルのキャビンから離
れることを前提として設計されており、オペレータがキ
ャビン内で小休憩をするような場合については考慮され
ていない。従って、オペレータがキャビン内にいるとき
は、乗降遮断レバー51が押し下げられた状態、すなわ
ち、全油圧のロックが解除されているため、不用意に操
作レバーに触れないように十分に注意を払う必要があっ
た。
【0005】このように、従来の乗降遮断レバーでは、
オペレータがキャビン内にいながら作業をしていないよ
うな場合については安全装置が機能しないという問題が
あった。
【0006】本発明は以上のような従来の誤動作防止装
置の課題を考慮してなされたものであり、オペレータが
キャビンから離れる場合であっても、また、キャビン内
にいながら作業をしていない場合であっても、全油圧を
ロックして、油圧装置の誤動作を防止することができる
建設機械の誤動作防止装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、パイロットポ
ンプからリモコン弁に至る油路を開閉する電磁弁に対し
電流の供給を遮断することにより、建設機械の非操作時
における油圧装置の誤動作を防止する装置において、建
設機械の非操作状態を検知する検知手段と、非操作状態
が一定時間を経過した場合に、電磁弁に対する電源の供
給を遮断してパイロットポンプからリモコン弁に至る油
路を遮断する遮断手段と、電磁弁に対する電流の供給の
遮断を解除する解除手段と、を備えてなる建設機械の誤
動作防止装置である。
【0008】本発明において、検知手段は、アタッチメ
ント、走行モータ等の油圧装置駆動用の全てのリモコン
弁について、二次圧の有無を検出する圧力スイッチから
構成することができる。
【0009】本発明において、解除手段は、操作レバー
のノブに付設されるスイッチから構成することが好まし
い。
【0010】本発明に従えば、エンジンのキースイッチ
を投入したまま作業を中断すると、油圧装置が非操作状
態にあることが検知手段によって検知され、遮断手段
は、その非操作状態が予め設定されている一定時間を経
過した場合に、パイロットポンプからリモコン弁に至る
油路を開閉する電磁弁に対し、電流の供給を遮断する。
それにより全油圧がロックされて建設機械の操作が受け
付けられなくなる。また、中断した作業を再開させる場
合には、解除手段としてのスイッチを押すだけのワンタ
ッチ操作で電磁弁に電流が流れ、操作可能な状態に復帰
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した好ましい実施
の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、油
圧ショベルに適用される本発明の誤動作防止装置の一実
施形態を示す電気回路図である。
【0012】同図において、油圧ショベル(図示しな
い)に搭載されているエンジンのキースイッチ1を投入
すると、バッテリ2から回路に電流が供給される。この
状態で解除手段としての停止解除スイッチ3を閉じる
と、パイロットポンプからリモコン弁に至る油路を開閉
するリモコンカット用電磁弁4のソレノイドが励磁され
て開弁し、アタッチメント、走行モータ等の全ての油圧
装置の操作が可能な状態となり、同時に遮断手段として
の遅延タイマ5にも電流が流れ、遅延タイマ5が付勢さ
れる。
【0013】この遅延タイマ5は、予め設定されている
一定時間を経過した後に出力接点が切り換わる、いわゆ
る限時動作する電子式タイマから構成され、付勢によっ
て一定時間の計時を開始する。
【0014】また、停止解除スイッチ3を押下した際
に、停止解除スイッチ3と並列に接続されている自己保
持接点8が閉じて自己保持回路を形成するため、停止解
除スイッチ3を押す手を離しても自己保持接点8を通っ
てリモコンカット用電磁弁4に電流が流れる。従って、
この状態で、油圧装置を駆動させることが可能になる。
そこで、操作レバーを操作すると、検知手段としてのレ
バー操作検出圧力スイッチ6が閉じ、このレバー操作検
出圧力スイッチ6を通じて遅延タイマ5に電流が流れ
る。なお、停止解除スイッチ3は、押した時のみON動
作するモーメンタリスイッチで構成すればよい。
【0015】次に、オペレータがキャビン内で休憩を取
り、アタッチメントの操作レバー及び走行モータの操作
ペダルのいずれもが操作されないと、レバー操作検出圧
力スイッチ6が開き、レバー操作検出圧力スイッチ6を
通じては遅延タイマ5に電流が流れない。従って、遅延
タイマ5が一定時間(本実施形態では10秒に設定して
いる)について計時を終了すると、出力接点である限時
接点T1が開き、電磁リレー7が復帰し、それに連動し
て停止解除スイッチ3に並列に接続されている自己保持
接点8が開き、リモコンカット用電磁弁4に電流が流れ
なくなる。すなわち、油圧装置を駆動する操作レバー,
操作ペダルの操作が受け付けられない状態になる。
【0016】なお、遅延タイマ5の計時中において、オ
ペレータが油圧装置の操作を継続して行なっていると、
レバー操作検出圧力スイッチ6は常に閉じられているた
め、その出力側に接続されている遅延タイマ5は常時付
勢された状態で計時動作を繰り返し、且つ自己保持接点
8は閉じた状態が維持されるため、リモコンカット用電
磁弁4には電流が継続して流れ、油圧装置を継続して操
作することができる。
【0017】図2は、上記したレバー操作検出圧力スイ
ッチ6の配置を示したものである。同図において、右操
作レバー回路10には、バケット揺動用のリモコン弁1
0a,10bと、ブーム揺動用のリモコン弁10c,1
0dが備えられている。一方、左操作レバー回路11に
は、アーム揺動用のリモコン弁11a,11bと、旋回
用のリモコン弁11c,11dが備えられている。右操
作レバー回路11及び左操作レバー回路11の各リモコ
ン弁の二次圧の一部は、複数のシャトル弁を介してレバ
ー操作検出圧力スイッチ6に与えられる。
【0018】また、走行モータ回路12の走行右用リモ
コン弁12a,12b及び走行左用リモコン弁12c,
12dの二次圧の一部は、複数のシャトル弁を介してレ
バー操作検出圧力スイッチ6に与えられる。このように
構成されていることにより、各シャトル弁は二つの入口
のうち、いずれか高い圧力側を出口と通じさせるため、
シャトル弁の最終段にレバー操作検出圧力スイッチ6を
設ければ、操作レバー、または操作ペダルの操作有無を
検出することができる。なお、各リモコン弁のパイロッ
ト圧は、パイロットポンプPからリモコンカット用電磁
弁4を介して供給される。
【0019】図3は、上記した停止解除スイッチ3の配
置を示したものである。同図において、座席20の両側
には左操作レバー21及び右操作レバー22が備えら
れ、その右操作レバー22のノブの上面に停止解除スイ
ッチ23が配置されている。従って、右操作レバー23
を握っている親指をノブから離して停止解除スイッチ2
3を押下すると、ワンタッチ操作で作業を再開すること
ができる。
【0020】なお、本発明の誤動作防止装置は、上記実
施形態では シーケンス制御を行う専用のハード回路で
構成したが、これに限らず、同様の機能を果たすマイク
ロコンピュータを用いてソフトウエア的に実現すること
もできる。
【0021】また、本発明の検知手段は、上記実施形態
では圧力センサで構成したが、これに限らず、各操作レ
バーの操作角度を検出することにより、操作有無を検出
するように構成することもできる。
【0022】また、本発明の誤動作防止装置は、上記し
た油圧ショベルに限らず、油圧クレーン等の建設機械に
も適用されうる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば、オペレータがキャビンから離れた場合
であっても、また、キャビン内にいながら作業をしてい
ない場合であっても一定の時間が経過すると、全油圧が
ロックされるため、確実に誤動作を防止することができ
る。また、停止解除スイッチは操作レバーのノブに付設
されているため、ワンタッチ操作で作業を再開させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誤動作防止装置の回路構成図である。
【図2】図1に示すレバー操作検出圧力スイッチの配置
を示す油圧回路である。
【図3】図1に示す停止解除スイッチの配置を示す斜視
図である。
【図4】従来の誤動作防止装置を示す説明図である。
【図5】従来の誤動作防止装置の電気回路図である。
【符号の説明】
1 キースイッチ 2 バッテリ 3 停止解除スイッチ 4 リモコンカット用電磁弁 5 遅延タイマ 6 レバー操作検出圧力スイッチ 7 電磁リレー 8 自己保持接点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロットポンプからリモコン弁に至る
    油路を開閉する電磁弁に対し電流の供給を遮断すること
    により、建設機械の非操作時における油圧装置の誤動作
    を防止する装置において、 前記建設機械の非操作状態を検知する検知手段と、 非操作状態が一定時間を経過した場合に、前記電磁弁に
    対する電源の供給を遮断して前記パイロットポンプから
    前記リモコン弁に至る油路を遮断する遮断手段と、 前記電磁弁に対する電流の供給の遮断を解除する解除手
    段と、を備えてなることを特徴とする建設機械の誤動作
    防止装置。
  2. 【請求項2】 前記検知手段は、前記油圧装置駆動用の
    全てのリモコン弁について、二次圧の有無を検出する圧
    力スイッチから構成される請求項1記載の誤動作防止装
    置。
  3. 【請求項3】 前記解除手段が、操作レバーのノブに付
    設されるスイッチから構成される請求項1または2に記
    載の誤動作防止装置。
JP31215597A 1997-11-13 1997-11-13 建設機械の誤動作防止装置 Pending JPH11140917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31215597A JPH11140917A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 建設機械の誤動作防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31215597A JPH11140917A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 建設機械の誤動作防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11140917A true JPH11140917A (ja) 1999-05-25

Family

ID=18025912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31215597A Pending JPH11140917A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 建設機械の誤動作防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11140917A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100707510B1 (ko) * 2001-08-29 2007-04-13 두산인프라코어 주식회사 산업용 차량의 엔진 컷오프 제어 장치 및 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100707510B1 (ko) * 2001-08-29 2007-04-13 두산인프라코어 주식회사 산업용 차량의 엔진 컷오프 제어 장치 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1628008B1 (en) Control device for construction machine
JP4089270B2 (ja) 建設機械及びそのエンジン制御方法
JP2000120109A (ja) パワ―機械用のアタッチメントの遠隔制御装置
JP3797805B2 (ja) 建設機械のエンジン制御装置
JP2012170182A (ja) 作業機械の電源制御回路
WO2005008046A1 (ja) 建設機械
JP2002013425A (ja) 建設機械のエンジン制御装置
JP2001041069A (ja) 建設機械のエンジン制御システム
JPH11140917A (ja) 建設機械の誤動作防止装置
JP5978606B2 (ja) 建設機械の制御装置
GB2424505A (en) Vehicle engine cutout operates after delay if driver is not detected
JPH063700Y2 (ja) 車両制御装置の安全装置
JP2000104292A (ja) 建設機械の誤動作防止装置
KR200449176Y1 (ko) 솔레노이드 개폐 도어의 비상 탈출장치
JP2005307491A (ja) 作業車用誤操作防止装置
JP2004019127A (ja) 建設機械における誤作動防止装置
JP2004269067A (ja) 建設機械の操作レバーロック作動装置
JPH10184144A (ja) 車輌用スライドドアの全閉締め込み制御方法
JP3811169B2 (ja) 建設機械のエンジン制御システム
JP4208183B2 (ja) 自走式破砕機
JP2005307791A (ja) 作業車用誤操作防止装置
JPH11334411A (ja) 建設機械の安全装置
JP2005307492A (ja) 作業車用誤操作防止装置
JPH07279201A (ja) 油圧制御回路における操作安全確保装置およびその方法
JPH01277905A (ja) Pcの起動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406