JPH1114004A - 蒸気・温水併出力ボイラシステム - Google Patents
蒸気・温水併出力ボイラシステムInfo
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- JPH1114004A JPH1114004A JP18435497A JP18435497A JPH1114004A JP H1114004 A JPH1114004 A JP H1114004A JP 18435497 A JP18435497 A JP 18435497A JP 18435497 A JP18435497 A JP 18435497A JP H1114004 A JPH1114004 A JP H1114004A
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Abstract
熱源として作用することのない蒸気・温水併出力ボイラ
システムを提供する。 【解決手段】 ボイラ3と温水用熱交換器4とを有する
所要数の蒸気・温水併出力ボイラ2を並列的に設けて所
望の蒸気量および/または温水量を得るようにしてなる
蒸気・温水併出力ボイラシステム1であって、前記所要
数の蒸気・温水併出力ボイラ2からの蒸気配管10が接
続されている蒸気ヘッダ12の圧力に基づいて各蒸気・
温水併出力ボイラ2の起動・停止が制御されるととも
に、停止中の蒸気・温水併出力ボイラへの冷水の供給が
停止されて当該蒸気・温水併出力ボイラが冷水の加熱源
として作用しないようにされてなるものである。
Description
イラシステムに関する。さらに詳しくは、蒸気・温水併
出力ボイラを複数台用いたシステムに関する。
併設された熱交換器Cに当該ボイラBから蒸気を供給し
て温水を得るようにした装置、いわゆる蒸気・温水併出
力ボイラ(以下、併出力ボイラ)Aが知られている。ま
た、この蒸気・温水併出力ボイラAは、法上の優遇措置
を受けるために1台当たりの蒸発量が約2トン/時以下
とされている。そのため、この蒸気・温水併出力ボイラ
Aを複数台並列運転して所定の蒸気量や温水量を確保す
るということがなされている。そして、このような並列
運転方式は蒸気を発生させる多管式貫流ボイラB´にお
いてもなされている(図3参照)。また、かかる構成を
とった場合には、一般的に、ボイラB´からの蒸気は一
旦蒸気ヘッダHに集められた後、負荷に供給されるよう
にされている。
ラB´を負荷変動に追従させるための制御、いわゆる台
数制御は、図3に示すように蒸気ヘッダHに設けられた
圧力センサSにより検出されている、蒸気ヘッダHの圧
力状態に応じた制御装置Dからの運転命令によりなされ
ている。例えば、図3に示すように3台の多管式貫流ボ
イラB´が並列設置されているとし、その中の2台が稼
動している場合において、圧力センサSから蒸気ヘッダ
Hの圧力が低下したとの信号が制御装置Dに入力される
と、制御装置Dは3台目のボイラB´の起動を命令し、
その逆に圧力センサSから蒸気ヘッダHの圧力が上昇し
たとの信号が制御装置Dに入力されると、制御装置Dは
稼動中の2台の多管式貫流ボイラB´の中の一台の停止
を命令する。
ても同様に、蒸気ヘッダHの圧力変動を検出してなすこ
とが考えられる。つまり、蒸気ヘッダHに圧力センサS
を設けてその圧力センサSからの信号を制御装置Dに入
力し、その制御装置Dにより蒸気ヘッダHの圧力に応じ
た運転命令を併出力ボイラに送出することにより併出力
ボイラAを制御することが考えられる。
ように併出力ボイラAからは蒸気のほかに温水も出力さ
れているところから、単に蒸気ヘッダHの圧力変動によ
り併出力ボイラAを制御したのでは、停止中の併出力ボ
イラAの熱交換器Cにも冷水が供給されているため、そ
の併出力ボイラAも温水への加熱源として作用すること
になるので、次のような問題を生ずる。
配管PSに逆止弁が設けられていない場合、停止中の併
出力ボイラAを温水の加熱源として作用させると、停止
中の併出力ボイラAの温度低下による圧力低下が起こる
ため、蒸気ヘッダHから蒸気が逆流し、それが冷却され
てドレンとなるので、併出力ボイラAが満水状態とな
る。そのため、再起動時にキャリーオーバーが発生す
る。
の蒸気配管PSに逆止弁VCが設けられている場合、停止
中の併出力ボイラAを温水の加熱源として作用させる
と、停止中の併出力ボイラAの温度低下による圧力低下
が起こるため、再起動時に応答遅れを生ずる。
術の課題に鑑みなされたものであって、前記諸問題が解
消されてなる蒸気・温水併出力ボイラシステムを提供す
ることを主たる目的としている。
イラと温水用熱交換器とを有する所要数の蒸気・温水併
出力ボイラを並列的に設けて所望の蒸気量および/また
は温水量を得るようにしてなる蒸気・温水併出力ボイラ
システムであって、前記所要数の蒸気・温水併出力ボイ
ラからの蒸気配管が接続されている蒸気ヘッダの圧力に
基づいて各蒸気・温水併出力ボイラの起動・停止が制御
されるとともに、停止中の蒸気・温水併出力ボイラに冷
水が供給されないように制御されてなることを特徴とす
る蒸気・温水併出力ボイラシステムに関する。
換器への冷水の流速および温水用熱交換器からの温水の
流速がエロージョンが起きないように制御されてなるの
が好ましい。
換器とを有する所要数の蒸気・温水併出力ボイラを並列
的に設けて所望の蒸気量および/または温水量を得るよ
うにしてなる蒸気・温水併出力ボイラシステムの自動制
御装置であって、前記自動制御装置により、前記所要数
の蒸気・温水併出力ボイラから蒸気配管が接続されてい
る蒸気ヘッダに設けられた圧力検出手段から入力される
圧力検出値に基づいて蒸気・温水併出力ボイラの起動・
停止がなされるとともに、停止された蒸気・温水併出力
ボイラの温水用熱交換器への冷水配管に介装されている
電動止め弁の閉止がなされることを特徴とする蒸気・温
水併出力ボイラシステムの自動制御装置に関する。
御装置により、温水用熱交換器への冷水の流速および温
水用熱交換器からの温水の流速がエロージョンが起きな
い速度となるように温水用ポンプの回転数が制御される
のが好ましい。
中の併出力ボイラは冷水の加熱源として作用することが
ないので、その併出力ボイラの温度は飽和温度に維持さ
れる。したがって、蒸気配管に逆止弁が設けられていな
くても蒸気ヘッダから停止中の併出力ボイラに蒸気が逆
流するということはなく、そのため蒸気が冷却されるこ
とにより生成されるドレンにより併出力ボイラが満水と
なり、再起動時に缶水がキャリーオーバーするおそれも
ない。一方、蒸気配管に逆止弁が設けられていても、併
出力ボイラの温度低下に起因する圧力低下が生じないの
で、再起動が迅速になし得る。
冷水および温水の流速が所定速度以下となるように制御
されているので、配管内にエロージョンが発生するおそ
れもない。
発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はかか
る実施の形態のみに限定されるものではない。
形態を図1にブロック図で示し、この併出力ボイラシス
テム1は、ボイラ3とこのボイラ3に併設された温水用
熱交換器4を有する蒸気・温水併出力ボイラ(併出力ボ
イラ)2と、この併出力ボイラ2から蒸気配管10を介
して蒸気が供給されている蒸気ヘッダ12と、冷水を供
給する冷水母管14と、温水を供給する温水ポンプ18
が介装されている温水母管16と、冷水母管14から分
岐されて熱交換器4の冷水入口(明瞭には図示されてい
ない)に接続されている電動止め弁22が介装されてい
る冷水配管20と、温水母管16から分岐されて熱交換
器4の温水出口(明瞭には図示されていない)に接続さ
れている温水配管24とからなる蒸気・温水系に併出力
ボイラ2の制御装置30を設けて各併出力ボイラ2を自
動的に制御するようにしてなるものである。
起動・停止は、蒸気ヘッダ12に設けられた圧力センサ
32による検出値に基づいて行われる。これは、蒸気の
使用量が増えた場合、あるいは温水の使用量が増えた場
合のいずれにも蒸気ヘッダ12の圧力が低下する一方、
蒸気の使用量が減った場合、あるいは温水の使用量が減
った場合のいずれにも蒸気ヘッダ12の圧力が上昇する
ことに着目してなされるものである。つまり、蒸気ヘッ
ダ12の圧力が負荷の状態をよく反映していると判断さ
れるからである。
の加熱源として作用させると、前述したような問題が発
生するので、停止している併出力ボイラ2の冷水配管2
0に介装されている電動止め弁22を制御装置30の閉
止命令により閉として、停止している併出力ボイラ2
が、冷水の加熱源として作用しないようにする。その場
合、他の冷水配管20および温水配管24における流速
が所定速度以上になるとエロージョンが発生するので、
温水ポンプ18の回転数制御を行い各冷水配管20内お
よび温水配管24内の流速を所定速度以下となるように
している。
止中の併出力ボイラ2は冷水の加熱源として作用するこ
とがないので、蒸気配管10に逆止弁が設けられていな
いくても蒸気ヘッダ12から停止中の併出力ボイラ2の
ボイラ3に蒸気が逆流するということはなく、そのため
ドレンによりそのボイラ3が満水となり、再起動時に缶
水がキャリーオーバーするおそれもない。また、蒸気配
管10に逆止弁が設けられていても、併出力ボイラ2の
ボイラ3の温度低下に起因する圧力低下が生じないの
で、再起動が迅速になし得る。
で、停止中の併出力ボイラは冷水の加熱源として作用す
ることがないので、蒸気配管に逆止弁が設けられていな
いくても蒸気ヘッダから停止中の併出力ボイラに蒸気が
逆流するということはなく、そのため蒸気が冷却される
ことにより生成されるドレンによりボイラが満水とな
り、再起動時に缶水がキャリーオーバーするおそれもな
い。また、蒸気配管に逆止弁が設けられていても、ボイ
ラの温度低下に起因する圧力低下が生じないので、再起
動が迅速になし得る。
冷水および温水の流速が所定速度以下となるように制御
されているので、配管内にエロージョンが発生するおそ
れもない。
のブロック図である。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 ボイラと温水用熱交換器とを有する所要
数の蒸気・温水併出力ボイラを並列的に設けて所望の蒸
気量および/または温水量を得るようにしてなる蒸気・
温水併出力ボイラシステムであって、 前記所要数の蒸気・温水併出力ボイラからの蒸気配管が
接続されている蒸気ヘッダの圧力に基づいて各蒸気・温
水併出力ボイラの起動・停止が制御されるとともに、停
止中の蒸気・温水併出力ボイラに冷水が供給されないよ
うに制御されてなることを特徴とする蒸気・温水併出力
ボイラシステム。 - 【請求項2】 温水用熱交換器への冷水の流速および温
水用熱交換器からの温水の流速がエロージョンが起きな
いように制御されてなることを特徴とする請求項1記載
の蒸気・温水併出力ボイラシステム。 - 【請求項3】 ボイラと温水用熱交換器とを有する所要
数の蒸気・温水併出力ボイラを並列的に設けて所望の蒸
気量および/または温水量を得るようにしてなる蒸気・
温水併出力ボイラシステムの自動制御装置であって、 前記自動制御装置により、前記所要数のボイラからの蒸
気配管が接続されている蒸気ヘッダに設けられた圧力検
出手段から入力される圧力検出値に基づいてボイラの起
動・停止がなされるとともに、停止されたボイラの温水
用熱交換器への冷水配管に介装されている電動止め弁の
閉止がなされることを特徴とする蒸気・温水併出力ボイ
ラシステムの自動制御装置。 - 【請求項4】 前記自動制御装置により、温水用熱交換
器への冷水の流速および温水用熱交換器からの温水の流
速がエロージョンが起きない速度となるように温水用ポ
ンプの回転数が制御されることを特徴とする請求項3記
載の蒸気・温水併出力ボイラシステムの自動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18435497A JPH1114004A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 蒸気・温水併出力ボイラシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18435497A JPH1114004A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 蒸気・温水併出力ボイラシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1114004A true JPH1114004A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=16151790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18435497A Pending JPH1114004A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 蒸気・温水併出力ボイラシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1114004A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9416961B2 (en) | 2014-12-26 | 2016-08-16 | Rinnai Corporation | Boiler connection system |
-
1997
- 1997-06-24 JP JP18435497A patent/JPH1114004A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9416961B2 (en) | 2014-12-26 | 2016-08-16 | Rinnai Corporation | Boiler connection system |
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