JPH11138376A - 工具交換アーム - Google Patents

工具交換アーム

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JPH11138376A
JPH11138376A JP32957497A JP32957497A JPH11138376A JP H11138376 A JPH11138376 A JP H11138376A JP 32957497 A JP32957497 A JP 32957497A JP 32957497 A JP32957497 A JP 32957497A JP H11138376 A JPH11138376 A JP H11138376A
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JP
Japan
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tool
arm
lock claw
claw
lock
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JP32957497A
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English (en)
Inventor
Hideo Yuzuhara
秀男 柚原
Koji Kawasaki
浩二 川崎
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Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Okuma Machinery Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具交換アームにて工具を把持する場合に、
衝撃力を受けることがなく、且つ騒音の発生しない工具
交換アームの提供。 【解決手段】 工具交換アーム1の先端の工具把持用円
弧状凹部1aと対向した位置にV字状一対の腕10c,
10dをもった工具ロック爪10を回動自在に取り付け
る。またこの工具ロック爪10のボス部円板に2個所の
切欠き10a,10bを設け、この切欠き10a,10
bに係合するロックピン7を進退可能に工具交換アーム
1に挿入する。工具交換アーム1の旋回中心にロックピ
ン7の進退を制御するロック機構を設け、工具把持に際
し、この把持工具にて工具ロック爪を回動させて、工具
の把持を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】工作機械の自動工具交換装置
における工具交換アームに関するものであって、更に詳
しくは工具交換アーム先端の工具把持部に設けられた工
具ロック用の爪機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の工具交換アーム先端に設けられた
工具クランプ用爪の作動状態の概略図を示す図7におい
て、工具交換アーム101先端の工具把持用半円状凹部
102に工具Tが収容されたとき、工具を半円状凹部1
02に押圧する位置に爪機構103が設けられている。
【0003】この爪機構103について説明する。工具
交換アーム101内にて前記半円状凹部102を外れた
位置から工具交換アーム101の旋回中心部に向かって
穿設された奥が小径の段付穴104に摺動可能に段付ロ
ッド105が挿通されている。そして前記段付穴104
の大径部と前記段付ロッド105の大径部との間に圧縮
ばね106が介装されていて、前記段付ロッド105は
常に前記半円状凹部102側に前進するよう付勢されて
いる。
【0004】前記段付ロッド105の大径部先端には前
記半円状凹部102に収容する工具Tの把持用V溝に係
合するようにローラ107が工具交換アーム101の旋
回軸心と平行なピン108により回転可能に枢支されて
いる。そして工具Tを工具交換アーム101の前記半円
状凹部102内に挿入するとき、また排出するとき、工
具Tの前記V溝内を前記ローラ107が転動して工具T
の挿入,排出をスムースに行わせるものである。
【0005】更に前記ロッド105の小径部の後端には
工具交換アーム101の中心旋回軸109に設けた逃げ
溝109aのカム面と係合するようにローラ110が工
具交換アーム101の旋回軸心と直角なピン111によ
り回転可能に枢支されている。そして前記逃げ溝109
aを設けたことにより工具Tを工具交換アーム101の
前記半円状凹部102内に挿入するとき、また排出する
ときロッド105の後退を可能としている。
【0006】また前記段付ロッド105の大径部で工具
交換アーム101から突出している部分には切欠き10
5aが形成されていて、この切欠き105aには工具交
換アーム101に取付けたストッパ112が係合してい
る。そして前記圧縮ばね106の作用で前記段付ロッド
105が大きく前進して工具交換アーム101の半円状
凹部102に工具Tが挿入することを妨げるという状態
を前記ストッパ112の係合により防止している。その
上このストッパ112の係合により段付ロッド105が
段付穴104内にてロッド軸心を中心に回転することを
防いでいる。
【0007】そして工具Tを把持するため工具交換アー
ム101を矢印時計方向に旋回させると、先ず工具Tが
ローラ107に当接し、圧縮ばね106に抗してロッド
105を工具交換アーム101の中心軸109の方に後
退させる。工具交換アーム101の続いての旋回によっ
て工具Tが工具交換アーム101の先端の半円状凹部1
02に収容されると、爪機構103のロッド105は圧
縮ばね106の作用で前進し、ローラ107にて工具T
を半円状凹部102に押圧し、工具交換アーム101に
よる工具Tの把持が完了する。この後工具交換アーム1
01の旋回中心軸109の軸線方向の動きによる逃げ溝
109aのカム面の作用にてロッド105の後退は阻止
され、工具Tは工具交換アーム101に確実に把持クラ
ンプされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた工
具交換アームの爪機構は、工具交換アーム101が旋回
して工具Tを把持するとき、先ずローラ107が工具T
に当接するため爪機構103に大きな衝撃力が加えられ
る。従って爪機構103の寿命ひいては工具交換アーム
の全体の寿命を短くするという問題を有していた。また
当接時に衝撃力と共に騒音が発生するという問題を有し
ていた。本発明は従来の技術の有するこのような問題に
鑑みなされたものであり、その目的とするところは、工
具交換アームにて工具を把持する場合に衝撃力を受ける
ことがなく、且つ騒音の発生しない爪機構を提供しよう
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載された工具交換アームは、自
動工具交換装置の工具交換アームであって、工具交換ア
ームの先端に設けられた工具把持部と、該工具把持部と
向き合った位置で工具交換アームの旋回平面と同一平面
内にて回動可能で工具の把持溝に係合する先端部を有し
たV形の腕を備えた工具ロック爪と、該工具ロック爪を
工具把持位置と工具排出位置の2位置に位置決めするた
めの位置決め手段とを設け、工具の把持及び排出に際し
工具にて工具ロック爪の腕に当接して回動させるもので
ある。
【0010】上述の機構によれば工具交換アームにて工
具を把持する場合工具交換アームの旋回動きによって工
具ロック爪が工具に挿入されながら回動させられるため
衝撃力が発生しないばかりでなく、騒音も発生しない。
【0011】また請求項2に記載された工具交換アーム
は、工具ロック爪のV字形の腕を弾性変形可能となし、
工具交換アームにて工具を把持するに際し2つの腕の弾
発力により確実に工具を把持するものである。上述の機
構によれば工具ロック爪を弾性変形可能となしたため弾
発力により工具を間隙なく確実に把持することが出来
る。
【0012】また請求項3に記載された工具交換アーム
は、前記位置決め手段が、前記工具ロック爪のボス部に
形成され回動による前記工具ロック爪の工具把持位置と
工具排出位置の2位置に位置決めするための二つの切欠
き部と、前記工具交換アーム内に進退可能に挿通され、
ばね部材により常時は前記工具ロック爪を工具排出位置
に位置決めする切欠き部と係合しているロックピンとか
らなるものである。上述の機構によれば工具ロック爪を
2位置に位置決め可能となしたので、工具の挿入,排
出,把持を確実に行うことが出来る。
【0013】また請求項4に記載された工具交換アーム
は、ロックピンによる作用点が工具を工具交換アームの
円弧状凹部に押圧する方向となるよう、前記ロックピン
と工具ロック爪との当接位置を工具ロック爪の回動中心
からシフトした位置に設けたものである。上述の機構に
よればロックピンによる作用点を変更して、ロックピン
により工具ロック爪が工具を工具交換アームに押圧する
ようになしたので、ロックピンにより工具把持力を生じ
させることが可能で、工具を確実に把持することが出来
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
もとづき説明する。図1は工具交換アームの中心旋回軸
に設けたロック機構の説明図である。
【0015】
【実施例】工具交換アーム1の旋回中心部に図示しない
本体に軸承された中空旋回軸2が回転可能に軸線方向位
置を固定されて支持されている。そしてこの中空旋回軸
2の中心穴先端部に雌スプライン3が嵌着されている。
更に中空旋回軸2の外周に中空軸4が軸方向移動可能に
嵌合されており、中空軸4の先端に蓋5が固着されてい
る。また中空旋回軸2の中心穴内に軸心線方向に移動可
能にスプライン軸6が設けられていて、前記雌スプライ
ン3と軸方向移動可能に嵌合している。その上このスプ
ライン軸6は図示しない駆動源によって回転させられる
ように図示しない本体に軸承されていて前記蓋5と固着
している。中空軸4には鍔部4aが設けられていて、こ
の鍔部4aに工具把持部を両端に有する前記工具交換ア
ーム1が固着されている。図2は工具交換アームの先端
工具把持部分の説明図である。
【0016】工具交換アーム1の両端工具把持部は一方
が開口し工具の挿入排出を可能とする形状をなしてい
て、工具Tを収容したとき工具Tの把持用V溝にはまり
合う断面山形の円弧状凹部1aが工具交換アーム1の先
端内側に四半円にわたって形成されている。また工具交
換アーム1には前記開口側で前記円弧状凹部1aに向き
合った位置に出口を有し、工具交換アーム1の旋回中心
方向に向かって奥を小径とする段付穴1bが穿設されて
いる。そしてこの段付穴1bに段付のロックピン7が小
径部で摺動可能に嵌挿されている。
【0017】ロックピン7は大径7a側先端がほぼ直角
の円錐状に形成されていて、小径7b側後端部には前記
中空旋回軸2の外周に刻設した逃げ溝2aのカム面上を
転動するローラ8が中空旋回軸2の軸心に対し直角方向
のピン13により回転可能に枢支されている。そして前
記段付穴1bの大径部と前記段付ロックピン7の大径部
7aとの間に圧縮ばね9が介装されていて、前記段付ロ
ックピン7は常に前記開口側に前進するよう付勢されて
いる。また段付ロックピン7の大径部7aにはキー溝7
cが刻設されていて、工具交換アーム1のこのキー溝7
cとの対応位置に植設されたピン14と係合して段付ロ
ックピン7の回り止めをなしている。
【0018】工具交換アーム1の先端部において前記段
付穴1bの出口部近傍の延長線上であって前記円弧状凹
部1aと向き合った位置に前記中空旋回軸2の軸心に平
行にピン11が植設されている。そしてこのピン11に
工具ロック爪10が枢支されている。工具ロック爪10
はボス部に2ケ所の切欠き10a,10bを有し、更に
先端が工具TのV溝に係合する形状の突設部を持つ一対
の腕10c,10dを有している。そして一対の腕10
c,10dにてV形を形成し、このV形にて工具Tを挟
み前記凹部1aによって3点支持にて工具Tの把持を行
うものである。また工具交換アーム1の先端工具把持部
に工具Tを収容したとき、工具ロック爪10の奥の腕1
0cが工具Tに押されて反時計方向に回動し正規の位置
に位置決めされたことを検知する近接スイッチ等の腕位
置検出器12が工具交換アーム1上の腕10cと対応す
る位置に取り付けられている。
【0019】次に本発明の爪機構についてその作用を説
明する。図2は固定位置にある工具Tに対し工具交換ア
ーム1が矢印時計方向に旋回して近づいた状態を示すも
のである。この状態で工具ロック爪10は外側の腕10
dが工具Tの通過を許容する位置にあり、ロックピン7
の先端部がボス部の外側の切欠き10bにはいり込ん
で、工具ロック爪10の位置を確保している。
【0020】続いて工具交換アーム1が矢印時計方向に
旋回し、工具ロック爪10の外の腕10dを通過した工
具Tは奥の腕10cを押し、工具ロック爪10は反時計
方向に回動させられてロックピン7の先端はボス部の外
側の切欠き10bの斜面に沿って圧縮ばね9に抗して後
退し、図3に示す如く2つの切欠き10a,10bの中
間の山と接触する状態となる。
【0021】更に工具交換アーム1が矢印時計方向に旋
回し、工具ロック爪10が更に反時計方向に回動され、
工具Tの把持が完了した時点で工具ロックピン7と対向
位置となり圧縮ばね9の作用によりロックピン7は前進
し、図4に示す如く先端部がボス部の切欠き10aに係
合して、工具ロック爪10の位置決めを行う。
【0022】このとき工具Tは、工具ロック爪10の一
対の腕10c,10dと工具交換アーム1の先端四半円
の円弧状凹部1aとにより3点支持される。この状態に
て主軸や工具ポットから工具Tを抜き出すために図示し
ない駆動源にて中空軸4が軸線方向に図1にて下方に移
動させられると、ロックピン7の後端に取り付けたロー
ラ8は逃げ溝2aのカム面に押されて逃げ溝2aの刻設
されていない中空の旋回軸2の外周面上に転動すること
となり、ロックピン7は後退することが出来ず、工具T
は確実に工具交換アーム1に把持されて脱落することが
ない。
【0023】工具Tの脱落が防止された状態でスプライ
ン軸6を図示しない駆動源により回転させると、スプラ
イン軸6,雌スプラインブシュ3,中空旋回軸2,蓋
5,中空軸4,及び交換アーム1が全て一体的に旋回動
し、工具Tの交換動作を行う。尚工具交換シーケンスに
おいて爪位置検出器12による工具ロック爪10の位置
が異常な時には直ちに工具交換動作を停止させる。逆に
工具Tを工具交換アーム1から取りはずす時には工具交
換アーム1が反時計方向に旋回し、図4,図3,図2の
順に工具ロック爪10が作動し、次の工具Tを受け入れ
るまで図2の状態を維持する。
【0024】即ち工具交換アーム1に把持されている工
具Tが工作機械の主軸或いは工具マガジン等に装着され
た後、工具交換アーム1が反時計方向に旋回を開始すれ
ば、工具Tにより工具ロック爪10の外側の腕10dが
押されて工具ロック爪10は時計方向に回動を開始す
る。このとき工具ロックピン7の先端円錐部は工具ロッ
ク爪10のボス部に設けた奥の切欠き10aの斜面に押
され、圧縮ばね9に抗して工具交換アーム1の旋回中心
の方に後退させられる。工具交換アーム1の反時計方向
への旋回が進むにつれ工具ロック爪10も腕10dが工
具Tに押されて時計方向へ回動し、工具ロックピン7は
さらに後退し、工具ロワク爪10の2つの切欠き10
a,10bの中間山部に到達し図3の状態となる。
【0025】その後工具交換アーム1の反時計方向への
旋回により工具ロック爪10の腕10dは工具Tにより
さらに押されて工具ロック爪10が時計方向に回動して
ボス部の外側の切欠き10bがロックピン7の対向位置
となり、圧縮ばね9の作用によりロックピン7は前進し
て先端円錐部が切欠き10bに係合して工具ロック爪1
0の位置決めを行い図2の状態となる。このとき工具ロ
ック爪10の外側の腕10dは工具Tと干渉しない位置
に位置決めされていて、工具Tの通過を許容するもので
ある。
【0026】
【実施例】次に本発明の工具ロック爪に対する他の実施
例について説明する。図5は工具ロック爪を弾性変形可
能な形状となした場合の説明図である。工具ロック爪2
0において中心ボス部は2つの切欠き20a,20bを
有する円板状をなしていて、V形に伸びる一対の腕20
c,20dは弾性変形の容易な形例えば中間部を薄肉と
している。そして工具Tに接触する部分のみ工具Tのフ
ランジV溝にはまり合う断面山形の形状に形成する。
【0027】工具交換アーム1によって工具Tを把持し
たとき前記薄肉部分が外方に湾曲し、V形が開く状態と
なるよう、常時はV形の角度を少し小さくしておく。そ
のため工具受け入れ状態において腕20dが工具Tと干
渉せず工具Tの通過を許容するよう調整した位置に切欠
き20bを設ける。従って工具Tを挟持した場合、一対
の腕20b,20cの弾発力によって確実に把持が出来
る。尚形状を変えることなく、弾性変形可能な材質にて
工具ロック爪を製作して同様の効果をもたらせることも
可能である。
【0028】
【実施例】図6は工具ロック爪のボス部切欠き位置を変
更し、この変更した切欠き位置に対応させてロックピン
の位置を工具ロック爪の回動中心位置からシフトさせた
場合の説明図である。
【0029】工具交換アーム1により工具Tを把持した
状態で、工具ロック爪30を押圧するロックピン7が爪
ボス部の一対の切欠き部30a,30bに当接する位置
を工具ロック爪30の回動中心から外方に工具交換アー
ム1の先端工具把持部での開口方向に図6で下方にシフ
トさせる。これによりロックピン7による押圧力が工具
ロック爪30を回動させる回転力として作用することに
なり、工具Tを工具交換アーム1先端で工具把持用の円
弧状凹部1aに押しつけることが出来て、工具Tを確実
に把持することが可能となる。
【0030】本実施例の場合工具ロック爪30が工具受
け入れ状態にあるとき、ロックピン7に押されて工具ロ
ック爪30が反時計方向に回動して、工具ロック爪30
の外側の腕30cが工具Tの通過を妨害するという不都
合が生じる。そこでロックピン7にキー溝7cを刻設
し、工具交換アーム1に螺装したストッパピン31の偏
心先端をキー溝7cに挿入する。このストッパピン31
の回転角度を調整することにより偏心先端にてロックピ
ン7の突き出し量が制限され工具ロック爪30の大きく
反時計方向に回動することが阻止される。しかし工具T
を把持する時には工具ロック爪30にて工具Tが工具交
換アーム1の先端工具把持用の円弧状凹部1aに押し付
けられる。ストッパピン31は回転角度調整後ロックナ
ット32により工具交換アーム1に固着される。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で次に記載する効果を奏する。請求項1に記載された工
具交換アームは、工具交換アームの先端工具把持用の円
弧状凹部と対向した位置に工具ロック爪を回動自在に取
り付ける。そして工具把持に際しては工具交換アームの
旋回により工具ロック爪の奥の腕が工具に押圧させられ
ながら回動し、工具把持完了時にはロックピンにより工
具ロック爪の位置決めを行うようになした。従って工具
交換アームによる工具把持に際し、工具ロック爪と工具
との当接時に衝撃力が発生することはなく、工具交換ア
ームに無理な力が加わらず工具交換アームの寿命を縮め
ることがない。更に衝撃が発生しないため騒音も生じな
い。その上工具ロック爪の一対の腕と工具交換アームの
円弧状凹部との3点にて工具を支持するため工具保持能
力が増大する。
【0032】また請求項2に記載された工具交換アーム
は工具ロック爪を弾性変形可能となしたので、工具を隙
間なく確実に把持することが出来る。また請求項3に記
載された工具交換アームは工具ロック爪を2位置に位置
決め可能となしたので、工具の挿入,排出,把持を確実
に行うことが出来る。
【0033】また請求項4に記載された工具交換アーム
はロックピンの作用点を工具ロック爪の回動中心に対し
てシフトさせて工具ロック爪の位置決め時にロックピン
による押圧力にて工具ロック爪を回動させるよう作用さ
せたので、工具を工具交換アームの工具把持用円弧状凹
部に押圧するようになり、確実に把持することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】工具交換アームの中心旋回軸に設けたロック機
構の概略説明図である。
【図2】工具交換アームの先端工具把持部の概略説明図
であり、工具把持部が工具に近づいた状態を示してい
る。
【図3】工具交換アームの工具把持部に工具がはいり込
み工具ロック爪の腕を押圧した状態を示す図である。
【図4】工具交換アームの工具把持部に工具が完全に把
持された状態を示す図である。
【図5】弾性変形可能な形状の工具ロック爪となした他
の実施例の説明図である。
【図6】ロックピンの位置を工具ロック爪の回動中心か
らシフトさせた他の実施例の説明図である。
【図7】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 工具交換アーム 1a 円弧状凹部 7 ロックピン 9 圧縮ばね 10,20,30 工具ロック爪 10a,10b,20a,20b,30a,30b 切
欠き 10c,10d,20c,20d,30c,30d 腕 T 工具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動工具交換装置の工具交換アームであ
    って、工具交換アームの先端に設けられた工具把持部
    と、該工具把持部と向き合った位置で工具交換アームの
    旋回平面と同一平面内にて回動可能で工具の把持溝に係
    合する先端部を有したV形の腕を備えた工具ロック爪
    と、該工具ロック爪を工具把持位置と工具排出位置の2
    位置に位置決めするための位置決め手段とを設け、工具
    の把持及び排出に際し工具にて工具ロック爪の腕に当接
    して回動させることを特徴とした工具ロック用爪機構を
    有する工具交換アーム。
  2. 【請求項2】 工具ロック爪のV字形の腕を弾性変形可
    能となし、工具交換アームにて工具を把持するに際し2
    つの腕の弾発力により確実に工具を把持する請求項1に
    記載の工具交換アーム。
  3. 【請求項3】 前記位置決め手段が、前記工具ロック爪
    のボス部に形成され回動による前記工具ロック爪の工具
    把持位置と工具排出位置の2位置に位置決めするための
    二つの切欠き部と、前記工具交換アーム内に進退可能に
    挿通され、ばね部材により常時は前記工具ロック爪を工
    具排出位置に位置決めする切欠き部と係合しているロッ
    クピンとからなる請求項1又は2に記載の工具交換アー
    ム。
  4. 【請求項4】 ロックピンによる作用点が工具を工具交
    換アームの円弧状凹部に押圧する方向となるよう、前記
    ロックピンと工具ロック爪との当接位置を工具ロック爪
    の回動中心からシフトした位置に設けた請求項3に記載
    の工具交換アーム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101954601A (zh) * 2010-06-10 2011-01-26 无锡华联精工机械有限公司 管件数控钻床的摆动夹钳
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