JPH1113702A - 油圧作業機械の振動抑制方法および同装置 - Google Patents

油圧作業機械の振動抑制方法および同装置

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JPH1113702A
JPH1113702A JP16593097A JP16593097A JPH1113702A JP H1113702 A JPH1113702 A JP H1113702A JP 16593097 A JP16593097 A JP 16593097A JP 16593097 A JP16593097 A JP 16593097A JP H1113702 A JPH1113702 A JP H1113702A
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pressure
control valve
hydraulic
pilot
actuator
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JP16593097A
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Etsujiro Imanishi
悦二郎 今西
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2203Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function
    • E02F9/2207Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function for reducing or compensating oscillations

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常操作時の良好な応答性を確保しながら、
急操作時の振動を確実に抑制する。 【解決手段】 旋回モータ制御用コントロールバルブ3
のパイロットライン5a,5bに可変絞り6,6を設
け、リモコン弁4の操作によるパイロット圧力Ppを圧
力センサ9,9で検出し、このパイロット圧力Ppを用
いて、コントローラ7の圧力変動速度演算部10で操作
速度に対応するパイロット圧力変動速度を演算し、さら
にこの圧力変動速度に基づき開度指令値演算部11で開
度指令値を求め、開度指令部12から可変絞り6,6に
開度指令信号を出力して絞り開度を制御することによ
り、急操作時のモータ駆動圧力の変動を抑えて振動を抑
制する方法および装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧式クレーンや油
圧ショベル等の油圧作業機械において、急操作による振
動を抑制する振動抑制方法および同装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】油圧アクチュエータによって駆動される
油圧作業機械において、油圧アクチュエータが急操作さ
れると、アクチュエータ駆動回路に発生する圧力(アク
チュエータ駆動圧力)が急変してショックが発生し、こ
れが機械本体に伝わって同本体が振動する。
【0003】従来、このような機械の振動を抑制する方
法として、アクチュエータに対する圧油の給排を制御す
る油圧パイロット切換式コントロールバルブと、このコ
ントロールバルブを操作するリモコン弁とを結ぶパイロ
ットラインに絞りを設け、この絞りによりコントロール
バルブの作動に遅れを持たせてアクチュエータ駆動圧力
の急変を防止し、振動を抑制する技術が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この公知技
術によると、リモコン弁の操作に対して常にアクチュエ
ータの動きに遅れが生じ、応答性が悪くなるため、急操
作でない通常操作時の操作性が悪化するという弊害が生
じる。
【0005】一方、特開平5−157101号公報に示
されているように、パイロットラインの絞りを可変とす
るとともに、負荷圧(アクチュエータ駆動圧力)を検出
し、このアクチュエータ駆動圧力に応じて可変絞りの開
度を、高圧側で小さくなるように制御する技術が提案さ
れている。
【0006】この技術によると、急操作によってアクチ
ュエータ駆動圧力が急変すると、可変絞りの開度が小さ
くなって遅延機能が働き、通常操作時には開度が大きく
なって遅延機能がキャンセルされるため、上記した弊害
は生じない。
【0007】しかし、このようにアクチュエータ駆動圧
力を検出して絞り開度を制御する公知技術によると、ア
クチュエータ駆動圧力が実際に高くなった後に制御が開
始されて遅延機能が働くため、急操作に対する振動抑制
効果は低いものとなる。
【0008】そこで本発明は、通常操作時の良好な応答
性を確保しながら、急操作時の振動を確実に抑制するこ
とができる油圧作業機械の振動抑制方法および同装置を
提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明(振動抑
制方法)は、油圧アクチュエータと、この油圧アクチュ
エータに対する圧油の給排を制御するコントロールバル
ブと、このコントロールバルブを操作する操作手段とを
備えた油圧作業機械において、上記操作手段の操作速度
を求め、この操作速度に応じてアクチュエータ駆動圧力
を高速度側で低くなるように制御するものである。
【0010】請求項2の発明(振動抑制装置)は、(i)
油圧アクチュエータと、(ii) この油圧アクチュエー
タに対する圧油の給排を制御するコントロールバルブ
と、(iii) このコントロールバルブを操作する操作手
段と、(iv) 上記操作手段の操作速度を検出し、検出さ
れた操作速度に応じてアクチュエータ駆動圧力を高速度
側で低くなるように制御する駆動圧力制御手段を具備す
るものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項2の構成におい
て、コントロールバルブとして油圧パイロット切換式の
弁、操作手段としてこのコントロールバルブにパイロッ
トラインを通じてパイロット圧力を供給するリモコン弁
がそれぞれ用いられ、駆動圧力制御手段は、 上記パイロットラインに設けられた可変絞りと、 上記パイロット圧力を検出するパイロット圧力検出
手段と、 検出されたパイロット圧力の変動速度を演算する圧
力変動速度演算手段と、 上記圧力変動速度演算手
段によって求められた圧力変動速度に応じて上記可変絞
りの開度が高速度側で小さくなるように可変絞りに対し
て開度指令を出力する絞り開度指令手段によって構成さ
れたものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項3の構成におい
て、駆動圧力制御手段における可変絞りに代えて、アク
チュエータ駆動回路に同回路の圧力を制御する圧力制御
弁が設けられ、絞り開度指令手段に代えて、圧力変動速
度に応じて上記圧力制御弁の設定圧力が高速度側で低く
なるように圧力制御弁に対して圧力指令を出力する圧力
指令手段を備えたものである。
【0013】請求項5の発明は、請求項2乃至4のいず
れかの構成において、駆動圧力制御手段が、(a)操作
手段の操作加速度を求め、(b)この操作加速度が一定
値以下のときに一次遅れをもって駆動圧力制御信号を出
力するように構成されたものである。
【0014】上記方法および装置によると、操作手段の
操作速度を検出し、この操作速度に応じてアクチュエー
タ駆動圧力を高速度側で低くなるように制御するため、
急操作時にはアクチュエータ駆動圧力が低く抑えられ
る。
【0015】これにより、急操作による圧力変動が小さ
くなり、振動が抑制される。
【0016】しかも、通常操作時にはアクチュエータ駆
動圧力が相対的に高く制御されるため、良好な応答性が
確保される。
【0017】この場合、請求項3,4の構成によると、
パイロット圧力の変動速度が操作速度として求められ、
このパイロット圧力変動速度に応じて、請求項3ではパ
イロットラインに設けられた可変絞りの開度が、請求項
4ではアクチュエータ駆動回路の圧力を制御する圧力制
御弁の設定圧力が、それぞれ高速度側で小さく(低く)
なるように制御されることによってアクチュエータ駆動
圧力が低く抑えられる。
【0018】また、請求項5の構成によると、操作手段
の操作加速度が求められ、この操作加速度が一定値以下
のときに一次遅れをもってアクチュエータ駆動圧力制御
信号が出力される。
【0019】この構成によると、次のような作用が得ら
れる。
【0020】油圧回路においては、通常、油圧系の応答
遅れがあるため、急操作が終了しても、アクチュエータ
駆動圧力は一定時間内は操作中のレベルのままとなる。
【0021】従って、操作速度のみに基づいてアクチュ
エータ駆動圧力を制御する構成をとると、急操作の終了
時点で直ちにアクチュエータ駆動圧力を抑える制御が停
止するため、上記した応答遅れの間で振動抑制機能が働
かなくなる。
【0022】そこで、上記のように操作加速度が一定値
以下になったとき、すなわち、操作が緩やかになったと
きにアクチュエータ駆動圧力制御信号に一次遅れを持た
せることにより、応答遅れの間、アクチュエータ駆動圧
力を抑える制御が続行されるため、この過渡期での振動
を抑制することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図によって説
明する。
【0024】第1実施形態(図1〜図5参照) 図1に油圧式クレーンの旋回モータ回路と、振動抑制の
ための制御系の構成を示している。
【0025】1は旋回用油圧モータ(以下、旋回モータ
という)で、この旋回モータ1の駆動回路(以下、モー
タ駆動回路という)Mと油圧ポンプ2およびタンクTと
の間に、旋回モータ1に対する圧油の給排を制御する油
圧パイロット切換式のコントロールバルブ3が設けられ
ている。
【0026】4はこのコントロールバルブ3にパイロッ
ト圧力を供給する操作手段としてのリモコン弁(4aは
操作レバー)で、このリモコン弁4とコントロールバル
ブ3の両側パイロットポート3a,3bとを結ぶ両側パ
イロットライン5a,5bに、それぞれ電磁比例式の可
変絞り6,6が設けられ、この可変絞り6,6がコント
ローラ7によって制御される。8はリモコン弁4の油圧
源である。
【0027】両側パイロットライン5a,5bに選択的
に発生するパイロット圧力Ppは圧力センサ9,9によ
って検出され、このパイロット圧力信号がコントローラ
7に入力される。
【0028】コントローラ7は、パイロット圧力信号か
らパイロット圧力Ppの変動速度を算出する圧力変動速
度演算部10と、求められたパイロット圧力の変動速度
から対応する可変絞り6に対する開度指令値を算出する
開度指令値演算部11と、この指令値を可変絞り6に対
する制御信号として出力する開度指令部12とを具備し
ている。
【0029】また、圧力センサ9,9からのパイロット
圧力信号、および圧力変動速度演算部10からの速度信
号にはそれぞれノイズが含まれているため、圧力変動速
度演算部10および開度指令値演算部11の各入口側に
このノイズを除去するためのフィルタ(たとえばカット
周波数が10Hzのローパスフィルタ)13,14が設
けられている。
【0030】このコントローラ各部の作用を含めた本装
置の作用を図2のフローチャートを併用して説明する。
【0031】なお、以下の作用は、モータ停止状態から
左旋回方向または右旋回方向に加速操作された場合につ
いて説明するが、モータ回転状態から減速操作された場
合についても同じ原理で行われる。
【0032】リモコン弁4が操作されると、コントロー
ルバルブ3が操作された側に切換わり作動して旋回モー
タ1が回転する。
【0033】このとき、リモコン弁4の操作によってパ
イロットライン5a,5bの一方に発生したパイロット
圧Ppは、圧力センサ9により検出されてコントローラ
7に読み込まれる(ステップS1)。
【0034】コントローラ7では、フィルタ13によっ
て圧力信号中のノイズが除去された後、圧力変動速度演
算部10でパイロット圧力の変動速度Vが、
【0035】
【数1】V=dPp/dt によって算出される(ステップS2)。
【0036】この算出されたパイロット圧力変動速度V
は、フィルタ14経由で開度指令値演算部11に入力さ
れ、ここで、パイロット圧力Ppが発生した側の可変絞
り6に対する開度指令値Gが次のようにして演算され
る。
【0037】まず、次の数2のように上記圧力変動速度
Vの絶対値|V|をとり、これにゲインαを掛けて基本
指令値Fを求める(ステップS3)。
【0038】
【数2】F=α・|V| また、ステップS4で圧力変動速度Vを微分して加速度
A=(dV/dt)を求めた後、この加速度Aと、予め
設定した値A0とを比較し(ステップS5)、 A≧A0のとき(ステップS5でYESのとき)に
は、急操作中であるとして、基本指令値Fをそのまま開
度指令値Gとして決定し(ステップS6)、 A<A0のとき(ステップS5でNOのとき)に
は、操作が緩やかであるとして、
【0039】
【数3】G=(1/1+Ts)・F のように基本指令値Fに時定数Tなる一次遅れを持たせ
た値を開度指令値Gとする(ステップS7)。
【0040】そして、この開度指令値Gが開度指令部1
2から可変絞り6に開度指令信号として出力され(ステ
ップS8)、同弁6が指令信号に応じた開度に設定され
る。
【0041】こうして、パイロット圧力Ppの変動速度
Vに応じて可変絞り6の開度が制御され、操作速度が高
いほど絞り開度が小さくなってコントロールバルブ3に
供給されるパイロット圧力の変化が緩やかとなる。
【0042】従って、操作速度が高くなる急操作時に、
旋回モータ1の駆動回路Mに対する供給流量の増加が緩
やかとなってモータ駆動圧力が抑えられるため、この圧
力の急上昇による機械の振動の発生を抑制することがで
きる。
【0043】しかも、急操作時以外の通常操作時には、
可変絞り6は大開度に保たれ、コントロールバルブ3が
操作に即応して作動するためモータ駆動圧力が操作通り
に変化し、良好な応答性が確保される。
【0044】また、この装置では、上記のようにパイロ
ット圧力Ppの変動加速度Aを求め、この加速度Aが一
定値A0よりも小さいときには時定数Tなる一次遅れを
もって開度指令信号を出力することにより、急操作終了
後も一定時間は急操作中の絞り開度制御を維持するよう
にしたから、操作に対する油圧系の応答遅れによる振動
をも抑制することができる。
【0045】なお、こうすると、通常の緩操作時にも一
次遅れ制御が行われるが、元々緩操作時には絞り開度を
制御する必要がないため、何ら差し支えない。
【0046】図3〜図5にこの装置による振動抑制結果
を示している。
【0047】図3に示すようにリモコン弁4がニュート
ラル位置から最大操作量まで急操作されると、図4に示
すように小開度指令が出され、この後、開度指令値が減
少(絞り開度が増加)する。
【0048】この結果、図5の実線で示すように、同図
一点鎖線で示す従来技術(絞り開度の制御を行わない場
合)と比較して、急操作時でもモータ駆動圧力の最大値
を小さくし、これによって機械の振動を抑制することが
できる。
【0049】第2実施形態(図6参照) 第1実施形態との相違点のみを説明する。
【0050】第2実施形態では、モータ駆動回路Mに、
同回路Mの圧力(モータ駆動圧力)を制御する圧力制御
弁15,15が設けられ、この圧力制御弁15,15の
設定圧力がコントローラ16によって制御されるように
構成されている。
【0051】コントローラ16は、第1実施形態のコン
トローラ7と同じ圧力変動速度演算部10およびその前
後のフィルタ13,14を有するほか、圧力制御弁15
の設定圧力の指令値を演算する圧力指令値演算部17と
圧力指令部18とを具備している。
【0052】圧力指令値演算部17は、圧力変動速度演
算部10で求められたパイロット圧力Ppの変動速度V
を用いて次の演算を行う。
【0053】まず、圧力制御弁15,15の初期設定圧
力P0から、圧力変動速度Vの絶対値|V|にゲインα
を掛けたものを引いた値F、すなわち、
【0054】
【数4】F=P0−α・|V| を基本設定圧力とする。
【0055】この設定により、圧力変動速度が高いほど
圧力制御弁15の基本設定圧力Fが低くなり、モータ駆
動圧力が低くなる。
【0056】また、圧力変動速度Vの微分値である加速
度Aと、予め設定された値A0の関係が、 A≧A0の場合は圧力指令値Gを基本設定圧力Fと
同じ(G=F)とし、 A<A0の場合は圧力指令値Gを、基本設定圧力F
に時定数Tなる一次遅れを付加した値、すなわち、
【0057】
【数5】G=(1/1+Ts)・F とする。
【0058】この第2実施形態によっても、第1実施形
態と同様に、圧力制御弁15,15の設定圧力が操作速
度に応じて高速度側で低くなるように制御されるため、
急操作時でもモータ駆動圧力の変動が抑えられ、機械の
振動が抑制される。
【0059】また、第1実施形態同様、急操作終了点近
くで操作速度が低くなったときに、油圧系の応答遅れに
対処するための一次遅れの後、設定圧力が上昇する。こ
れにより、急操作終了後、この一次遅れ時間は設定圧力
が依然として低く抑えられるため、急操作終了直後の振
動の発生を防止することができる。
【0060】ところで、上記実施形態ではパイロット圧
力を用いて操作速度Vを算出したが、リモコン弁4の操
作量をセンサで検出し、この操作量から操作速度を算出
してもよい。あるいは、操作速度を直接、速度センサに
よって検出してもよい。
【0061】また、本発明は上記実施形態で例示した油
圧式クレーンの旋回モータ回路に限らず、急操作によっ
て機械の振動が発生するアクチュエータ回路に、そして
油圧クレーンに限らず油圧作業機械に広く適用すること
ができる。
【0062】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、操作
手段の操作速度(請求項3,4ではパイロット圧力の変
動速度)を検出し、この操作速度に応じて、アクチュエ
ータ駆動圧力を高速度側で低くなるように制御するた
め、急操作時にはアクチュエータ駆動圧力を低く抑えて
圧力変動を小さくし、振動を抑制することができる。
【0063】しかも、通常操作時には、アクチュエータ
駆動圧力が相対的に高く制御されるため、良好な応答性
が確保される。
【0064】また、請求項5の発明によると、操作手段
の操作加速度を求め、この操作加速度が一定値以下のと
き、すなわち操作が緩やかになったときに一次遅れをも
ってアクチュエータ駆動圧力制御信号を出力する構成と
したから、油圧系の応答遅れがあっても、この応答遅れ
の間、アクチュエータ駆動圧力を抑える制御を続行して
振動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧式クレーンの旋回モータ回路を適用対象と
して例にとった本発明の第1実施形態を示す油圧回路と
その振動抑制のための制御系の構成図である。
【図2】第1実施形態にかかる装置の作用を説明するた
めのフローチャートである。
【図3】同装置におけるリモコン弁の操作状況を示す図
である。
【図4】同装置における可変絞りに対する開度指令値の
変化状況を示す図である。
【図5】同装置におけるモータ駆動圧力の変化状況を示
す図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示す油圧回路とその振
動抑制のための制御系の構成図である。
【符号の説明】
1 旋回用油圧モータ(油圧アクチュエータ) 3 コントロールバルブ 5a,5b コントロールバルブのパイロットライン 4 操作手段としてのリモコン弁 6,6 駆動圧力制御手段を構成する可変絞り 9,9 駆動制御手段を構成するパイロット圧力検出用
の圧力センサ 7 駆動圧力制御手段を構成するコントローラ 10 コントローラの圧力変動速度演算部(圧力変動速
度演算手段) 11 コントローラの開度指令値演算部(絞り開度指令
手段) 12 同開度指令部(絞り開度指令手段) 15,15 制御手段を構成する圧力制御弁 17 コントローラの圧力指令値演算部(圧力指令手
段) 18 同圧力指令部(圧力指令手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧アクチュエータと、この油圧アクチ
    ュエータに対する圧油の給排を制御するコントロールバ
    ルブと、このコントロールバルブを操作する操作手段と
    を備えた油圧作業機械において、上記操作手段の操作速
    度を求め、この操作速度に応じてアクチュエータ駆動圧
    力を高速度側で低くなるように制御することを特徴とす
    る油圧作業機械の振動抑制方法。
  2. 【請求項2】(i) 油圧アクチュエータと、 (ii) この油圧アクチュエータに対する圧油の給排を制
    御するコントロールバルブと、 (iii) このコントロールバルブを操作する操作手段
    と、 (iv) 上記操作手段の操作速度を検出し、検出された操
    作速度に応じてアクチュエータ駆動圧力を高速度側で低
    くなるように制御する駆動圧力制御手段を具備すること
    を特徴とする油圧作業機械の振動抑制装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の油圧作業機械の振動抑制
    装置において、コントロールバルブとして油圧パイロッ
    ト切換式の弁、操作手段としてこのコントロールバルブ
    にパイロットラインを通じてパイロット圧力を供給する
    リモコン弁がそれぞれ用いられ、駆動圧力制御手段は、 上記パイロットラインに設けられた可変絞りと、 上記パイロット圧力を検出するパイロット圧力検出
    手段と、 検出されたパイロット圧力の変動速度を演算する圧
    力変動速度演算手段と、 上記圧力変動速度演算手段によって求められた圧力
    変動速度に応じて上記可変絞りの開度が高速度側で小さ
    くなるように可変絞りに対して開度指令を出力する絞り
    開度指令手段によって構成されたことを特徴とする油圧
    作業機械の振動抑制装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の油圧作業機械の振動抑制
    装置において、駆動圧力制御手段における可変絞りに代
    えて、アクチュエータ駆動回路に同回路の圧力を制御す
    る圧力制御弁が設けられ、絞り開度指令手段に代えて、
    圧力変動速度に応じて上記圧力制御弁の設定圧力が高速
    度側で低くなるように圧力制御弁に対して圧力指令を出
    力する圧力指令手段を備えたことを特徴とする油圧作業
    機械の振動抑制装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかに記載の油圧
    作業機械の振動抑制装置において、駆動圧力制御手段
    が、 (a)操作手段の操作加速度を求め、 (b)この操作加速度が一定値以下のときに一次遅れを
    もって駆動圧力制御信号を出力するように構成されたこ
    とを特徴とする油圧作業機械の振動抑制装置。
JP16593097A 1997-06-23 1997-06-23 油圧作業機械の振動抑制方法および同装置 Withdrawn JPH1113702A (ja)

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CN104728201A (zh) * 2013-12-19 2015-06-24 纳博特斯克有限公司 建筑机械用方向切换阀及其开度决定装置和方法
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