JPH11136353A - 電話機 - Google Patents

電話機

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JPH11136353A
JPH11136353A JP9301044A JP30104497A JPH11136353A JP H11136353 A JPH11136353 A JP H11136353A JP 9301044 A JP9301044 A JP 9301044A JP 30104497 A JP30104497 A JP 30104497A JP H11136353 A JPH11136353 A JP H11136353A
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JP
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voice
telephone
caller
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response
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JP9301044A
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Masao Hajime
雅雄 一
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、実際の発信者に応じて適切な処
理を行える電話機を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明に係る電話機は、複数の音声パタ
ーンとその音声パターン登録番号とを記憶する音声パタ
ーンメモリ109と、複数の音声パターン登録番号とそ
れに対応する応対情報とを記憶する発信者情報格納部1
13とを有し、着信時に自動応答して音声ガイダンスを
用いて発信者の音声を取り込む音声検出部106と、取
り込んだ音声を音声パターンとして認識する音声変換部
107と、音声比較部108が音声パターンメモリ10
9より検索した音声パターン登録番号に対応する応対情
報を特定し、特定された応対情報に従って応対処理を行
う制御部110を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、発信側の電話番号を受信側に送出
する発信電話番号送出サービスが、電気通信業者より一
部の地域で試験的に開始されるようになった。このサー
ビスに対応して、発信電話番号表示機能を有する電話機
が各種商品化されている。これらの電話機は、着信した
発信電話番号をディスプレイに表示する機能(発信電話
番号表示機能)や、発信電話番号をメモリに蓄積する機
能(発信電話番号蓄積機能)を有する。
【0003】また、予めユーザが登録しておくことによ
り、着信した発信電話番号に応じて、名称等を表示する
機能(名称表示機能)や、専用メッセージで自動応答し
た後に回線を切断する機能(着信拒否機能)等を有する
電話機もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術における電話機は発信元の特定はできるが、発信
元において電話機を複数人で共有している場合等は、発
信者を特定することができなかった。その結果、名称表
示機能により発信者名を表示するよう登録しておくと、
実際の発信者とは異なる発信者名が表示される場合があ
った。
【0005】また、着信拒否機能によりユーザが着信拒
否を望んでいない発信者に対しても自動切断してしまう
場合があった。本発明は上記問題点に鑑み、実際の発信
者に応じて適切な処理を行える電話機を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】複数の音声パターンと、
それに対応する応対情報とを記憶する記憶手段と、着信
時に自動応答して音声ガイダンスを用いて発信者の音声
を取り込む取り込み手段と、取り込んだ音声を音声パタ
ーンとして認識する認識手段と、前記記憶手段を参照し
て認識された音声パターンに対応する応対情報を特定す
る特定手段と、特定された応対情報に従って応対処理を
行う応対処理手段とを備える。
【0007】また、前記記憶手段は、音声パターンと、
回線の切断処理、呼び出し処理、留守番電話処理のいず
れかの応対情報と、各応対情報に応じた音声メッセージ
とを対応させて記憶し、前記応対処理手段は、音声メッ
セージを用いて応対処理を行う構成にしてもよい。ま
た、前記記憶手段は、さらに、それぞれの音声パターン
につき、複数の応対情報とそれが有効となる時間帯を記
憶し、前記応対処理手段は、時間帯に応じた応対処理を
行う構成にしてもよい。
【0008】また、前記電話機は、さらに、着信時に発
信電話番号を受信する受信手段を有し、前記記憶手段
は、発信電話番号と、音声パターンと、応対情報とをそ
れぞれ対応づけて記憶し、前記特定手段は、受信された
発信電話番号と、前記認識手段より認識された音声パタ
ーンとに対応する応対情報を特定する構成にしてもよ
い。
【0009】また、前記電話機は、他の複数の電話機と
ともに内線電話機として設置され、前記記憶手段は、他
の電話機の内線番号とその電話機への転送指示とを応対
情報として記憶する構成にしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態におけ
る電話機の構成を表わすブロック図である。同図のよう
に本電話機は、着信制御部101、データ制御部10
2、フック制御部103、増幅部104、送受話器部1
05、音声認識部11、応対処理部12より構成され
る。 着信制御部101は、網から着信信号が送られて
くると、着信を受けたことを制御部110に通知する。
なお、本実施形態の電話機は、内線電話システムを構成
する内線電話機の1つであるものとする。
【0011】データ制御部102は、着信制御部101
が受けた着信信号の中から発信電話番号を表わす信号を
検出して、その信号を復調して得られる発信電話番号を
制御部110へ出力する。もし、着信信号のなかに発信
電話番号を表わす信号が含まれていないなら、その旨を
制御部110へ通知する。フック制御部103は、着信
制御部101が着信信号を検出するとオフフックして通
話状態にする。
【0012】増幅部104は、送受話器部105または
応対処理部12からの音声信号を増幅する。送受話器部
105は、は音声の入出力を行う。音声認識部11は、
フック制御部103によるオフフックの後、発信者より
送出される音声入力を音声パターンに変換し、その音声
パターンが、予め登録された発信者の音声パターンのい
ずれに相当するかを特定する機能を持つ。ここで音声パ
ターンとは、たとえば、音声の長時間平均電力スペクト
ルといったパラメータで表現したものである。
【0013】音声パターンが特定されると、音声認識部
11は、その音声パターンの登録番号(音声パターン登
録番号)を制御部110へ出力する。さらに詳しくいう
と、音声認識部11は、音声検出部106、音声変換部
107、音声比較部108、音声パターンメモリ109
から構成される。音声パターンメモリ109は、複数の
発信者の音声パターンを、それぞれ登録時に付加される
音声パターン登録番号とともに記憶する。音声パターン
メモリ109の記憶内容例を図2に示す。同図におい
て、201は音声パターン登録番号を示し、202は音
声パターンを示す。
【0014】音声検出部106は、発信側より送られて
くる発信者の音声を検出して、音声変換部107へ出力
する。音声変換部107は、音声検出部106より音声
信号が入力されると、音声パターンに変換して音声比較
部108に出力する。音声比較部108は、音声変換部
107より入力された音声パターンと、音声パターンメ
モリ109に記憶された各音声パターンとを照合して、
同一の音声パターンがあるか否かを検索する。その結
果、同一の音声パターンが存在する場合は、その音声パ
ターン登録番号を制御部110に出力する。同一の音声
パターンが存在しない場合は、その音声パターンに新し
い音声パターン登録番号を付加して音声パターンメモリ
109に登録し、その音声パターン登録番号を制御部1
10に出力する。
【0015】なお、音声比較部108での照合は、両音
声パターンについて、時間軸上での波形だけでなく、FF
T(Fast Fourier Transform)を施して得られる周波
数軸上でのスペクトルについても一致するか、一定の許
容範囲内での一致となるかの検証によって行うこともで
きる。応対処理部12は、音声比較部108より入力さ
れる音声パターン登録番号と、データ制御部102より
入力される発信電話番号とを用いて、後述する発信者別
情報を獲得し、その情報に基づいて発信者に対する応対
処理を行う。
【0016】詳しく説明すると、応対処理部は、さら
に、制御部110、キー入力部111、表示部112、
発信者情報メモリ113、応答メッセージメモリ11
5、録音用RAM116より構成される。発信者情報格納
部113は、発信電話番号別の複数のレコードから構成
される。1つのレコードは、図3(a)に示すように発
信電話番号と、発信元名称と、複数の発信者別情報から
構成される。発信者別情報は、図3(b)に示すように
音声パターン登録番号と、発信者に対して行うべき応対
処理を記述した応対情報と、発信者名称と、応対処理の
際使用される応答メッセージの種類を番号で示した応答
メッセージ番号とから構成される。
【0017】図4は、図3の構成のレコードを複数記憶
する発信者情報格納部113の内容例である。同図にお
いて、発信電話番号および発信元名称は、発信側より送
出される着信信号に含まれており、着信制御部101、
データ制御部102、制御部110を介して発信者情報
格納部113に入力される。音声パターン登録番号は、
音声認識部11(詳しくは音声比較部108)より入力
される。応対情報、発信者名称、応答メッセージは、ユ
ーザよりキー入力部、制御部を介して入力される。
【0018】応対情報の欄に記憶されている応対情報の
種類には、転送、案内、切断などがある。これらの応対
情報は、制御部110によって解釈され実行される。た
とえば、同図「1番に転送」は、応答メッセージ番号1
の応答メッセージを送出した後、内線番号1の内線電話
機に転送する処理を示す。「案内1」は応答メッセージ
番号2の応答メッセージを送出する処理をしめす。
【0019】「案内2」は、応答メッセージ番号4の応
答メッセージを送出した後、発信者の音声メッセージを
録音用RAM116に録音する処理(つまり留守番録音処
理)を示す。「切断」は、応答メッセージ番号3の応答
メッセージを送出した後、フック制御部103にオンフ
ックさせる処理を示す。
【0020】同図において、発信電話番号欄や音声パタ
ーン登録番号欄に「*」が記憶されているところがあ
る。これはその部分の発信電話番号や音声パターンが任
意のデータであることを示す。応答メッセージメモリ1
15は、オフフック直後に再生するためのガイダンス用
のメッセージ(以下、単にガイダンスと呼ぶ)と、数種
類の応答メッセージとを記憶する。応答メッセージには
それらを識別するための応答メッセージ番号がそれぞれ
付加されている。
【0021】図5に応答メッセージ115の記憶内容例
を示す。同図は、ガイダンスとして「お名前をどうぞ」
という音声信号が記憶されていることを示す。このガイ
ダンスは音声認識部11が音声パターンの特定に使用す
る発信者の音声を採取するためのメッセージである。応
答メッセージは、応対処理の際、制御部110によって
読み出され再生される。たとえば、制御部110が、応
対処理時に使用する応答メッセージ番号が1の場合、
「ただいま転送しています。そのままお待ちくださ
い。」というメッセージが読み出され再生される。
【0022】録音用RAM116は、制御部110が応対
情報の内容に応じて発信者のメッセージを録音する際使
用する。キー入力部111は、テンキー、#ボタン、*
ボタン、保留ボタン、音量ボタン等から構成され、主に
電話番号の入力や、発信者情報格納部113への登録の
際使用される。
【0023】表示部113は、ディスプレイである。着
信時に発信電話番号と発信元名称を表示したり、発信者
名称を表示したり、発信者情報格納部113の記憶内容
を表示したりする。制御部110は、発信者情報格納部
113、応答メッセージメモリ115、録音用RAM11
6、キー入力部111、表示部112を制御して、主に
オフフック後にガイダンスを発信側に送出する処理と、
発信電話番号と音声パターン登録番号とに応じた応対処
理を行う。
【0024】以下に制御部110の詳しい処理を説明す
る。制御部110は、着信検出部101より着信の通知
を受けると、フック制御部103にオフフックさせる。
その後すぐに制御部110は、応答メッセージ記憶部1
15よりガイダンスを呼び出して発信側に送出する。こ
のとき制御部110は、表示部112にデータ制御部1
02より入力される発信電話番号と発信元名称とを表示
する。
【0025】制御部110は、データ制御部102より
入力される発信電話番号と、音声認識部11より入力さ
れる音声パターン登録番号とを用いて発信者情報格納部
113から発信者別情報を検索する。そして検索された
発信者別情報を用いて発信者に応じた応対処理を行う。
詳しく説明すると、制御部110は、まず発信電話番号
をキーとして発信者情報格納部113の複数のレコード
から発信電話番号の合致するレコードを検索する。そし
て、合致するレコードがあれば、次に制御部110は音
声パターン登録番号をキーとして、そのレコードの発信
者別情報の中から音声パターン登録番号の合致するもの
を検索する。
【0026】以上のようにして該当する発信者別情報が
検索できたら、制御部110はその発信者別情報に基づ
いて応対処理を行う。まず、制御部110は、発信者別
情報の発信者名称を表示部112に表示する。次に、制
御部110は、発信者別情報の応答メッセージ番号の応
答メッセージを応答メッセージメモリ115から読み出
して、発信者側へ送出する。
【0027】最後に制御部110は、発信者別情報の応
対情報を解釈してそれを実行する。以上のように構成さ
れた本発明の実施形態の電話機についてその動作を以下
に説明する。図6は、着信時の本電話機の動作手順を示
すフローチャートである。同図において、着信制御部1
01が着信を検出すると(S601:Yes)、データ制御
部102は、着信信号の中から発信電話番号を抽出して
制御部110へ通知する。このときデータ制御部は発信
元名称を抽出したなら、それも制御部110へ通知す
る。制御部110は、データ制御部102より通知され
る発信電話番号と、通知された場合は発信元名称も表示
部112に表示する(S602、S603)。
【0028】フック制御部103がオフフックすると
(S604)、主に制御部110と音声認識部11とが
動作してS605の音声認識処理を行う。この処理で
は、発信者の音声の入力から発信者の音声パターンを特
定し、その音声パターンの登録番号(音声パターン登録
番号)を制御部110へ出力する。音声認識処理の詳細
は後に図7を用いて説明する。
【0029】制御部110は、データ制御部102から
入力される発信電話番号と、音声認識部11から入力さ
れる音声パターン登録番号とを用いて発信者情報格納部
113を検索する(S607)。検索の結果、該当する
発信者別情報がある場合は(S607:Yes)、制御部1
10は、その発信者別情報に基づいた応対処理を行い
(S608)、該当する発信者別情報がない場合は(S6
07:Yes)、一般の案内(S609)。
【0030】ここで一般案内とは、たとえば通常の受付
担当者の電話機や、代表電話番号の電話機に転送するこ
とを示す。図7は、S605の音声認識処理の詳細を示
すフローチャートである。制御部110は、音声メッセ
ージメモリ115からガイダンスを読み出して再生し、
発信側へ送出する(S701)。
【0031】発信者がガイダンスに従って音声を入力す
ると、音声検出部106は、その音声を検出して、音声
変換部107へ送出する(S702)。音声変換部10
7は、その音声を音声パターンに変換して音声比較部1
08へ出力する(S703)。音声比較部108は、音
声変換部107から入力される音声パターンと同一の音
声パターンを、音声パターンメモリ109から検索する
(S704)。
【0032】検索の結果、同一の音声パターンが音声パ
ターンメモリ109にある場合は(S705:Yes)、音
声比較部108は、その音声パターン登録番号を制御部
110に出力する(S708)。検索の結果、同一の音
声パターンが音声パターンメモリにない場合は(S70
5:No)、音声比較部108は、音声パターンメモリ1
09にその音声パターンを登録する。登録する際、音声
比較部108は、その音声パターンに新しい登録番号を
付加してそれも音声パターンメモリ109に登録する
(S706)。そして新しい音声パターン登録番号を制
御部110へ出力する(S708)。
【0033】図8は、S608の応対処理の詳細を示す
フローチャートである。制御部110は、S607で検
索された発信者別情報の中から応答メッセージ番号を読
み出し、その番号の応答メッセージを発信側へ送出する
(S801)。次に、制御部110は、発信者別情報中
の発信者名称を表示部112に表示する(S802)。
【0034】最後に、制御部110は、発信者情報中の
応対情報を解釈して実行する(S803)。以上のよう
な流れで動作する本電話機について、発信側電話機との
シーケンスを、応対処理として転送を行う場合を例に挙
げて説明する。図9は、本電話機が発信側電話機より着
信を受けてから、応対処理(ここでは転送処理)を行う
までの本電話機(同図では着信側電話機)と、本電話機
の内線電話機と、本電話機のPBX(Private Branch eX
change)と、発信側電話機とのやりとりを示すシーケン
ス図である。
【0035】同図において、本電話機は、着信側電話機
よりPBXを介して呼び出しを受けると(S901)、着信
制御部101で着信を検出し、データ制御部102は着
信信号の中から発信電話番号と発信元名称を抽出して制
御部110へ出力する。制御部110はそれらの入力を
表示部112に表示する(S902)。本電話機のフッ
ク制御部103がオフフックすると(S903)、発信
側電話機と本電話機との間で通話状態となる(S90
3)。
【0036】本電話機の制御部110は、応答メッセー
ジメモリ115よりガイダンスを読み出して発信側電話
機へ送出する(S905)。発信側電話機の発信者がガ
イダンスに応じて音声を入力すると(S906)、音声
認識部11が音声パターンを特定してその音声パターン
登録番号を制御部110へ出力し、制御部110は音声
パターン登録番号と、発信電話番号とから発信者情報格
納部113の発信者別情報を検索する。発信者別情報が
検索されたら、その情報の中の発信者名称を表示部11
2に表示し、応答メッセージ番号の応答メッセージを応
答メッセージメモリ115より読み出す(S907)。
【0037】制御部110は、読み出した応答メッセー
ジを再生して発信側電話機に送出する(S908)。制
御部110は、発信者別情報の中の応対情報を読み出し
て解釈する。ここでは、読み出した応対処理命令が転送
処理であった場合、制御部110は、PBXに内線電話機
への転送指示を送る(S909)。
【0038】PBXは、制御部110より転送指示を受け
て、内線電話機を呼び出す(S910)。内線電話機側
でオフフックされると(S911)、内線電話機と発信
側電話機との間で通話状態となる。以上のように本発明
の電話機は、音声認識より発信者を特定し、発信者情報
格納部113から発信電話番号と発信者に対応する応対
情報を読み出してその応対処理を行うことにより、発信
者に応じた適切な処理を行うことができる。
【0039】なお、音声認識部11の音声認識は、実施
形態で用いられている音声認識の形態に限らず、音声パ
ターン、すなわち発信者を特定できるものであれば、ど
のような形態であってもよい。たとえば、実施形態では
パラメータの特徴から音声パターンを特定しているが、
単語音声認識を使用して発信者の名前から発信者を特定
するようにしてもよい。
【0040】また、音声認識部11の特定率を高くする
ために、実施形態の制御部110と音声比較部108の
機能を次のようにしてもよい。制御部110は、データ
制御部102より発信電話番号が通知されると、発信者
情報格納部113から発信電話番号の一致するレコード
を検索する。その結果検索されたレコードから音声パタ
ーン登録番号を全て読み出して音声比較部108に通知
する。
【0041】音声比較部108は、制御部110より通
知された音声パターン登録番号の音声パターンを音声パ
ターンメモリ109から読み出して、音声変換部107
より入力される発信者の音声パターンと比較する。比較
の結果、発信者の音声パターンがいずれかの音声パター
ンに一致すれば、その音声パターン登録番号を制御部1
10に通知する。比較の結果、いずれの音声パターンに
も一致しない場合は、音声比較部108は、その音声パ
ターンを新しい音声パターン登録番号とともに音声パタ
ーンメモリ109に登録して、制御部110には新しい
音声パターン登録番号を通知する。
【0042】制御部110は音声比較部108より通知
される音声パターン登録番号を用いて、先に検索したレ
コードの中から発信者別情報を決定する。このように制
御部110が、発信電話番号を用いて先に発信者情報格
納部113を検索して、音声パターン登録番号を絞り込
んでおくことにより、音声比較部108での音声パター
ンの比較回数は実施形態よりも少なくなる。また、比較
する音声パターンが絞り込まれているため、特定率は、
実施形態よりも高くなる。
【0043】また、図1の構成は、内線電話システムの
内線電話機の構成としているが、家庭内の単独の電話機
の構成としてもよい。この場合、応対処理の1つである
転送処理を本実施形態からなくすだけでよい。また、図
1の構成は、親子電話システムの親機の構成としてもよ
い。内線電話システムの内線電話機それぞれが図1の構
成を有してもよい。
【0044】制御部110は、時間帯に応じて異なる応
対処理を行うようにしてもよい。この場合、発信者情報
格納部113の発信者別情報は、各々複数の応対情報
と、それらが有効となる時間帯を記憶するようにし、制
御部110は、発信電話番号と音声パターン登録番号と
から発信者別情報を検索した後、さらに、発信者別情報
に記憶されている時間帯を参照し、制御部110が持つ
時間と比較して、時間帯と合う応対情報の応対処理を行
うようにすればよい。
【0045】また、発信者別に異なる着信音を鳴らすよ
うにしてもよい。この場合、発信者情報格納部113の
発信者別情報に、着信音の種類を記憶させておく欄を設
け、応対処理部12内には数種類の異なる着信音を記憶
する着信音メモリを設け、制御部110は、呼び出しの
際、発信者別情報を特定した後、発信者別情報に記憶さ
れている着信音を着信音メモリから読み出して使用する
ようにすればよい。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る電話機は、複数の音声パターンと、それに対応す
る応対情報とを記憶する記憶手段と、着信時に自動応答
して音声ガイダンスを用いて発信者の音声を取り込む取
り込み手段と、取り込んだ音声を音声パターンとして認
識する認識手段と、前記記憶手段を参照して認識された
音声パターンに対応する応対情報を特定する特定手段
と、特定された応対情報に従って応対処理を行う応対処
理手段とを備える。
【0047】これにより、本電話機は発信者の音声から
発信者に個別の応対情報を特定し、実際の発信者に応じ
た適切な応対処理を行うという効果がある。また、前記
記憶手段は、音声パターンと、回線の切断処理、呼び出
し処理、留守番電話処理のいずれかの応対情報と、各応
対情報に応じた音声メッセージとを対応させて記憶し、
前記応対処理手段は、音声メッセージを用いて応対処理
を行うので、本電話機は、着信時に発信者に応じて回線
の切断処理、呼び出し処理、留守番電話処理の中から適
切な応対処理を行うことができ、上記効果に加えて、ユ
ーザは着信時にオフフックして応対処理を行う必要がな
くなり、応対処理の操作のわずらわしさがなくなるとい
う効果がある。
【0048】また、前記記憶手段は、さらに、それぞれ
の音声パターンにつき、複数の応対情報とそれが有効と
なる時間帯を記憶し、前記応対処理手段は、時間帯に応
じた応対処理を行うので、本電話機は発信者に対して、
時間帯に応じて異なる応対処理を行うことができ、上記
効果に加えて発信者に対してより細かな応対処理ができ
るという効果がある。
【0049】また、前記電話機は、さらに、着信時に発
信電話番号を受信する受信手段を有し、前記記憶手段
は、発信電話番号と、音声パターンと、応対情報とをそ
れぞれ対応づけて記憶し、前記特定手段は、受信された
発信電話番号と、前記認識手段より認識された音声パタ
ーンとに対応する応対情報を特定するので、上記効果に
加えて、本電話機は、発信電話番号と音声パターンとの
両方から応対情報を特定するので、応対情報の特定がよ
り確実になり、また、同一の発信者であっても発信元の
違いによって異なる応対処理をできるという効果があ
る。
【0050】また、前記電話機は、他の複数の電話機と
ともに内線電話機として設置され、前記記憶手段は、他
の電話機の内線番号とその電話機への転送指示とを応対
情報として記憶するので、発信者に対する応対情報が転
送指示であったときに、他の内線電話機への転送を応対
処理手段が行うので、ユーザは自ら応対して転送の操作
をする手間が省けるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における電話機の構成を表わ
すブロック図である。
【図2】音声パターンメモリ109の内容例を示す図で
ある。
【図3】(a)発信者情報格納部113の1つのレコー
ドの構成を示す図である。 (b)上記レコード内の発信者別情報の構成を示す図で
ある。
【図4】図3の構成のレコードを複数記憶する発信者情
報格納部113の内容例を示す図である。
【図5】応答メッセージ115の記憶内容例を示す図で
ある。
【図6】着信時の本電話機の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】S605の音声認識処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図8】S608の応対処理の詳細を示すフローチャー
トである。
【図9】本電話機と、本電話機の内線電話機と、本電話
機のPBXと、発信側電話機との信号の流れを示すシーケ
ンス図である。
【符号の説明】
11 音声認識部 12 応対処理部 101 着信制御部 102 データ制御部 103 フック制御部 104 増幅部 105 送受話器部 106 音声検出部 107 音声変換部 108 音声比較部 109 音声パターンメモリ 110 制御部 111 キー入力部 112 表示部 113 発信者情報格納部 115 応答メッセージメモリ 116 録音用RAM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音声パターンと、それに対応する
    応対情報とを記憶する記憶手段と、 着信があると応答して音声ガイダンスを用いて発信者の
    音声を取り込む取り込み手段と、 取り込んだ音声を音声パターンとして認識する認識手段
    と、 前記記憶手段を参照して認識された音声パターンに対応
    する応対情報を特定する特定手段と、 特定された応対情報に従って応対処理を行う応対処理手
    段とを備えることを特徴とする電話機。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、音声パターンと、回線
    の切断処理、呼び出し処理、留守番電話処理のいずれか
    の応対情報と、各応対情報に応じた音声メッセージとを
    対応させて記憶し、 前記応対処理手段は、音声メッセージを用いて応対処理
    を行うことを特徴とする請求項1記載の電話機。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、さらに、それぞれの音
    声パターンにつき、複数の応対情報とそれが有効となる
    時間帯を記憶し、 前記応対処理手段は、時間帯に応じた応対処理を行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の電話機。
  4. 【請求項4】 前記電話機は、さらに、 着信時に発信電話番号を受信する受信手段を有し、 前記記憶手段は、発信電話番号と、音声パターンと、応
    対情報とをそれぞれ対応づけて記憶し、 前記特定手段は、受信された発信電話番号と、前記認識
    手段より認識された音声パターンとに対応する応対情報
    を特定することを特徴とする請求項1記載の電話機。
  5. 【請求項5】 前記電話機は、他の複数の電話機ととも
    に内線電話機として設置され、 前記記憶手段は、他の電話機の内線番号とその電話機へ
    の転送指示とを応対情報として記憶することを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の電話機。
JP9301044A 1997-10-31 1997-10-31 電話機 Pending JPH11136353A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005142897A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Fujitsu Support & Service Kk 電話受付システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005142897A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Fujitsu Support & Service Kk 電話受付システム

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