JPH11134272A - 仮想通信システム及び記録媒体 - Google Patents
仮想通信システム及び記録媒体Info
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- JPH11134272A JPH11134272A JP9314358A JP31435897A JPH11134272A JP H11134272 A JPH11134272 A JP H11134272A JP 9314358 A JP9314358 A JP 9314358A JP 31435897 A JP31435897 A JP 31435897A JP H11134272 A JPH11134272 A JP H11134272A
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- communication
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F9/00—Arrangements for program control, e.g. control units
- G06F9/06—Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
- G06F9/46—Multiprogramming arrangements
- G06F9/54—Interprogram communication
- G06F9/544—Buffers; Shared memory; Pipes
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F13/00—Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
- G06F13/10—Program control for peripheral devices
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Software Systems (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Information Transfer Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カーネルモード中で内容修正可能な部分に対
して手を加え、1台のコンピュータ内にシリアルポート
を通信ポートとする仮想通信状態を実現する。 【解決手段】 ハード的に備えられているシリアルポー
トCOM1〜COM4に加えて、第1,第2の仮想シリアルポー
トBRCOM1,BRCOM2を追加すると共に、第1,第21の仮
想シリアルポートBRCOM1,BRCOM2の間でデータを送受信
するための第1,第2の送受信用バッファ21,22を
RAM内に確保する様にカーネルモード中で修正可能な
システムドライバの内容を書き換える。そして、市販の
通信用アプリケーション10の通信ポートを第1の仮想
シリアルポートBRCOM1に設定し、第2の仮想シリアルポ
ートBRCOM2を経由してデータ加工用アプリケーション4
0にデータを読み出し、ヘッダ情報を付加するなどの加
工を加えてパラレルポートLPT1のマルチファンクション
デバイス30経由でファックス通信を実行する。
して手を加え、1台のコンピュータ内にシリアルポート
を通信ポートとする仮想通信状態を実現する。 【解決手段】 ハード的に備えられているシリアルポー
トCOM1〜COM4に加えて、第1,第2の仮想シリアルポー
トBRCOM1,BRCOM2を追加すると共に、第1,第21の仮
想シリアルポートBRCOM1,BRCOM2の間でデータを送受信
するための第1,第2の送受信用バッファ21,22を
RAM内に確保する様にカーネルモード中で修正可能な
システムドライバの内容を書き換える。そして、市販の
通信用アプリケーション10の通信ポートを第1の仮想
シリアルポートBRCOM1に設定し、第2の仮想シリアルポ
ートBRCOM2を経由してデータ加工用アプリケーション4
0にデータを読み出し、ヘッダ情報を付加するなどの加
工を加えてパラレルポートLPT1のマルチファンクション
デバイス30経由でファックス通信を実行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコン通信やパ
ソコンファックスといった通信用アプリケーション・ソ
フトウェアを、当該アプリケーション・ソフトウェア自
体に手を加えることなく、ユーザーモード(利用できる
インターフェイスもシステムデータに対するアクセスも
制限された非特権モード)において自由に加工できる様
にする仮想通信システムに関するものである。
ソコンファックスといった通信用アプリケーション・ソ
フトウェアを、当該アプリケーション・ソフトウェア自
体に手を加えることなく、ユーザーモード(利用できる
インターフェイスもシステムデータに対するアクセスも
制限された非特権モード)において自由に加工できる様
にする仮想通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、パソコン通信やパソコンファック
スといった各種の通信用アプリケーション・ソフトウェ
ア(以下、単に「アプリケーション」と称す。)が提供
されている。これらの通信用アプリケーションは、一般
に、モデムが接続されたシリアルポートを通じてデータ
の送受信を行う様に構成されている。
スといった各種の通信用アプリケーション・ソフトウェ
ア(以下、単に「アプリケーション」と称す。)が提供
されている。これらの通信用アプリケーションは、一般
に、モデムが接続されたシリアルポートを通じてデータ
の送受信を行う様に構成されている。
【0003】ところで、こうした通信用アプリケーショ
ンを使用するに当たって、シリアルポートではなくパラ
レルポートに接続された機器を介してデータの送受信を
行わせたり、あるいは、この通信用アプリケーションに
よって送受信されるデータをパーソナルコンピュータ
(以下、「パソコン」と称す。)上でチェックしたり、
加工したいという要望がある。
ンを使用するに当たって、シリアルポートではなくパラ
レルポートに接続された機器を介してデータの送受信を
行わせたり、あるいは、この通信用アプリケーションに
よって送受信されるデータをパーソナルコンピュータ
(以下、「パソコン」と称す。)上でチェックしたり、
加工したいという要望がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た要望に応えるには、アプリケーションプログラム自体
を書き換えるか、あるいは、システムデータとハードウ
ェアにアクセスできる特権プロセッサモード(以下、
「カーネルモード」と称す。)のプログラムを大幅に変
更しなければならず、実際上は困難である。
た要望に応えるには、アプリケーションプログラム自体
を書き換えるか、あるいは、システムデータとハードウ
ェアにアクセスできる特権プロセッサモード(以下、
「カーネルモード」と称す。)のプログラムを大幅に変
更しなければならず、実際上は困難である。
【0005】そこで、本発明は、アプリケーションプロ
グラムを変更することなく、カーネルモードの中で内容
の修正が可能な部分に対して少しだけ手を加えてやるこ
とにより、1台のコンピュータ内にシリアルポートを通
信ポートとする仮想通信状態を実現し、シリアルポート
を通信ポートとする通信用アプリケーションのチェック
や、送受信されるデータの加工、あるいはパラレルポー
ト経由での送受信などを可能にすることを目的とするも
のである。
グラムを変更することなく、カーネルモードの中で内容
の修正が可能な部分に対して少しだけ手を加えてやるこ
とにより、1台のコンピュータ内にシリアルポートを通
信ポートとする仮想通信状態を実現し、シリアルポート
を通信ポートとする通信用アプリケーションのチェック
や、送受信されるデータの加工、あるいはパラレルポー
ト経由での送受信などを可能にすることを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の仮想通信システムは、コンピュータが備えて
いるシリアルポートに加えて、当該コンピュータ内に、
第1及び第2の仮想シリアルポートを追加すると共に、
該第1の仮想シリアルポートから前記第2の仮想シリア
ルポートへとデータを受け渡すための第1の送受信用バ
ッファ領域と、前記第2の仮想シリアルポートから前記
第1の仮想シリアルポートへとデータを受け渡すための
第2の送受信用バッファ領域とを当該コンピュータ内に
確保することにより、1台のコンピュータの中で前記第
1及び第2の仮想シリアルポートを介してデータの送受
信を行い得る様に構成したものである。
の本発明の仮想通信システムは、コンピュータが備えて
いるシリアルポートに加えて、当該コンピュータ内に、
第1及び第2の仮想シリアルポートを追加すると共に、
該第1の仮想シリアルポートから前記第2の仮想シリア
ルポートへとデータを受け渡すための第1の送受信用バ
ッファ領域と、前記第2の仮想シリアルポートから前記
第1の仮想シリアルポートへとデータを受け渡すための
第2の送受信用バッファ領域とを当該コンピュータ内に
確保することにより、1台のコンピュータの中で前記第
1及び第2の仮想シリアルポートを介してデータの送受
信を行い得る様に構成したものである。
【0007】第1及び第2の仮想シリアルポートの追
加、並びに第1及び第2の送受信用バッファの確保は、
例えば、カーネルモード中のシリアルドライバの内容を
書き換えることによって実現することができる。より具
体的には、オペレーティングシステムとしてWINDO
WS NT(「WINDOWS」は登録商標。「WIN
DOWS NT」は商標。以下、同じ。)を採用したコ
ンピュータであれば、こうしたシリアルドライバの書換
に当たっては、デバイスドライバ中の「serial.
sys」の内容を書き換えてやればよい。
加、並びに第1及び第2の送受信用バッファの確保は、
例えば、カーネルモード中のシリアルドライバの内容を
書き換えることによって実現することができる。より具
体的には、オペレーティングシステムとしてWINDO
WS NT(「WINDOWS」は登録商標。「WIN
DOWS NT」は商標。以下、同じ。)を採用したコ
ンピュータであれば、こうしたシリアルドライバの書換
に当たっては、デバイスドライバ中の「serial.
sys」の内容を書き換えてやればよい。
【0008】また、本発明の仮想通信システムにおいて
は、前記第1あるいは第2の仮想シリアルポートのいず
れか一方を、シリアルポートを介してデータ通信を行う
ための通信用アプリケーションの通信ポートに設定する
と共に、他方を、前記通信用アプリケーションとの間で
データの送受信を行い得る他のアプリケーションの通信
ポートに設定することができる。
は、前記第1あるいは第2の仮想シリアルポートのいず
れか一方を、シリアルポートを介してデータ通信を行う
ための通信用アプリケーションの通信ポートに設定する
と共に、他方を、前記通信用アプリケーションとの間で
データの送受信を行い得る他のアプリケーションの通信
ポートに設定することができる。
【0009】これら本発明の仮想通信システムによれ
ば、例えば開発中の通信用アプリケーションをコンピュ
ータにインストールし、その通信ポートとして第1の仮
想シリアルポートを設定してやれば、この通信用アプリ
ケーションから送信されるデータは第1の送受信用バッ
ファ領域に書き込まれることになる。そこで、このコン
ピュータに、第2の仮想シリアルポートを通信ポートと
する様に上記通信用アプリケーションの動作チェックを
行うためのチェック用アプリケーションをインストール
してやれば、第2の仮想シリアルポートを介して第1の
送受信用バッファ領域からデータを読み出し、これに対
する応答信号(コマンドやデータ等)を第2の仮想シリ
アルポートに出力してやることができる。すると、応答
信号が第2の送受信用バッファ領域に書き込まれ、第1
の仮想シリアルポートを介して上述の通信用アプリケー
ションがこの応答信号を受信することになる。この結
果、通信の開始から終了まで、データが正しく送受信さ
れているか否かを、このチェック用アプリケーションと
の間で仮想的に通信を行うことで、1台のコンピュータ
で容易にチェックすることができる。
ば、例えば開発中の通信用アプリケーションをコンピュ
ータにインストールし、その通信ポートとして第1の仮
想シリアルポートを設定してやれば、この通信用アプリ
ケーションから送信されるデータは第1の送受信用バッ
ファ領域に書き込まれることになる。そこで、このコン
ピュータに、第2の仮想シリアルポートを通信ポートと
する様に上記通信用アプリケーションの動作チェックを
行うためのチェック用アプリケーションをインストール
してやれば、第2の仮想シリアルポートを介して第1の
送受信用バッファ領域からデータを読み出し、これに対
する応答信号(コマンドやデータ等)を第2の仮想シリ
アルポートに出力してやることができる。すると、応答
信号が第2の送受信用バッファ領域に書き込まれ、第1
の仮想シリアルポートを介して上述の通信用アプリケー
ションがこの応答信号を受信することになる。この結
果、通信の開始から終了まで、データが正しく送受信さ
れているか否かを、このチェック用アプリケーションと
の間で仮想的に通信を行うことで、1台のコンピュータ
で容易にチェックすることができる。
【0010】また、本発明の仮想通信システムにおい
て、パラレルポートに対して外部と送受信を行うための
機器を接続すると共に、前記他のアプリケーションとし
て、前記通信用アプリケーションと前記パラレルポート
に接続される機器との間で送受信を行うために必要なデ
ータの加工を行うデータ加工用アプリケーションを組み
込むことができる。
て、パラレルポートに対して外部と送受信を行うための
機器を接続すると共に、前記他のアプリケーションとし
て、前記通信用アプリケーションと前記パラレルポート
に接続される機器との間で送受信を行うために必要なデ
ータの加工を行うデータ加工用アプリケーションを組み
込むことができる。
【0011】かかる構成の仮想通信システムによれば、
例えば、シリアルポートを介して通信を行う様に構成さ
れた市販の通信用アプリケーションを用いて、パラレル
ポートに接続された機器を介して外部との通信を行うこ
とができる。より具体的には、このパラレルポートに接
続される機器として、ファックスモデム、画像読み取り
装置及び印字装置を備え、スキャナ、ファックス、コピ
ー機及びプリンタとして機能し得るマルチファンクショ
ンデバイス(多機能通信機器)を接続した場合、市販の
通信用アプリケーションから出力されるデータを第1の
仮想シリアルポート、第1の送受信用バッファ領域及び
第2の仮想シリアルポートを介してデータ加工用アプリ
ケーションで読み出し、ファックスデータであることを
示すヘッダ情報を追加するなど必要な加工を加えてから
パラレルポートに出力してやる様にすればよい。逆に、
上述の多機能通信機器を介して外部から受信したデータ
をパラレルポートを介してデータ加工用アプリケーショ
ンが読み込み、通信用アプリケーションに受け渡すため
のデータ形式に変更して(例えば、ヘッダ情報などを削
除して)第2の仮想シリアルポートへ出力してやること
で、第2の送受信用バッファ領域及び第1の仮想シリア
ルポートを介して市販の通信用アプリケーションでパラ
レルポートからの受信データを読み出すことが可能にな
る。
例えば、シリアルポートを介して通信を行う様に構成さ
れた市販の通信用アプリケーションを用いて、パラレル
ポートに接続された機器を介して外部との通信を行うこ
とができる。より具体的には、このパラレルポートに接
続される機器として、ファックスモデム、画像読み取り
装置及び印字装置を備え、スキャナ、ファックス、コピ
ー機及びプリンタとして機能し得るマルチファンクショ
ンデバイス(多機能通信機器)を接続した場合、市販の
通信用アプリケーションから出力されるデータを第1の
仮想シリアルポート、第1の送受信用バッファ領域及び
第2の仮想シリアルポートを介してデータ加工用アプリ
ケーションで読み出し、ファックスデータであることを
示すヘッダ情報を追加するなど必要な加工を加えてから
パラレルポートに出力してやる様にすればよい。逆に、
上述の多機能通信機器を介して外部から受信したデータ
をパラレルポートを介してデータ加工用アプリケーショ
ンが読み込み、通信用アプリケーションに受け渡すため
のデータ形式に変更して(例えば、ヘッダ情報などを削
除して)第2の仮想シリアルポートへ出力してやること
で、第2の送受信用バッファ領域及び第1の仮想シリア
ルポートを介して市販の通信用アプリケーションでパラ
レルポートからの受信データを読み出すことが可能にな
る。
【0012】こうした本発明の仮想通信システムは、コ
ンピュータに対して、該コンピュータが備えているシリ
アルポートに加えて第1及び第2の仮想シリアルポート
を追加する手順と、該第1の仮想シリアルポートから前
記第2の仮想シリアルポートへとデータを受け渡すため
の第1の送受信用バッファ領域と、前記第2の仮想シリ
アルポートから前記第1の仮想シリアルポートへとデー
タを受け渡すための第2の送受信用バッファ領域とを当
該コンピュータ内に確保する手順とを実行させるための
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を用いて、コンピュータ内に第1,第2の仮想シリ
アルポートの追加及び第1,第2の送受信用バッファの
確保を行わせてやることで、容易に実現が可能である。
ンピュータに対して、該コンピュータが備えているシリ
アルポートに加えて第1及び第2の仮想シリアルポート
を追加する手順と、該第1の仮想シリアルポートから前
記第2の仮想シリアルポートへとデータを受け渡すため
の第1の送受信用バッファ領域と、前記第2の仮想シリ
アルポートから前記第1の仮想シリアルポートへとデー
タを受け渡すための第2の送受信用バッファ領域とを当
該コンピュータ内に確保する手順とを実行させるための
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を用いて、コンピュータ内に第1,第2の仮想シリ
アルポートの追加及び第1,第2の送受信用バッファの
確保を行わせてやることで、容易に実現が可能である。
【0013】例えば、WINDOWS NTをオペレー
ティングシステムとして搭載したコンピュータに対して
上述の仮想通信システムを実現する場合には、カーネル
モードにおいて修正可能なデバイスドライバに関して、
serial.sysを、元々コンピュータが備えてい
るシリアルポート(拡張ポートも含む)に対して、さら
に上述の第1及び第2の仮想シリアルポートを追加する
と共に、第1及び第2の仮想シリアルポートが第1及び
第2の送受信用バッファ領域を介して互いにデータの受
け渡しを行うものであることを定義したserial.
sysに書き換えてやるためのプログラムを、CD−R
OMなどの記録媒体に記録しておき、このCD−ROM
をコンピュータにセットして当該プログラムを実行して
やればよい。
ティングシステムとして搭載したコンピュータに対して
上述の仮想通信システムを実現する場合には、カーネル
モードにおいて修正可能なデバイスドライバに関して、
serial.sysを、元々コンピュータが備えてい
るシリアルポート(拡張ポートも含む)に対して、さら
に上述の第1及び第2の仮想シリアルポートを追加する
と共に、第1及び第2の仮想シリアルポートが第1及び
第2の送受信用バッファ領域を介して互いにデータの受
け渡しを行うものであることを定義したserial.
sysに書き換えてやるためのプログラムを、CD−R
OMなどの記録媒体に記録しておき、このCD−ROM
をコンピュータにセットして当該プログラムを実行して
やればよい。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を図
面に従って説明する。本実施の形態では、シリアルポー
トを通信ポートとする市販の通信用アプリケーション
を、パラレルポートに接続したマルチファンクションデ
バイス(多機能通信機器)を経由して外部との通信を行
う様に構成したものである。そのシステム構成を、概念
的に示すと図1の様になる。
面に従って説明する。本実施の形態では、シリアルポー
トを通信ポートとする市販の通信用アプリケーション
を、パラレルポートに接続したマルチファンクションデ
バイス(多機能通信機器)を経由して外部との通信を行
う様に構成したものである。そのシステム構成を、概念
的に示すと図1の様になる。
【0015】なお、通常パソコン上に搭載されるオペレ
ーティングシステム(例えば、WINDOWS NT、
WINDOWS 95(「WINDOWS 95」は商
標。以下、同じ。)など)においては、アプリケーショ
ンは、オペレーティングシステムそのものから分離され
ており、システムデータとハードウェアにアクセスでき
る特権プロセッサモード(以下、「カーネルモード」と
称す。)でオペレーティングシステムのコードが動くの
に対して、アプリケーションは、利用できるインターフ
ェイスもシステムデータに対するアクセスも制限された
非特権モード(以下、「ユーザーモード」と称す。)で
動くものである。
ーティングシステム(例えば、WINDOWS NT、
WINDOWS 95(「WINDOWS 95」は商
標。以下、同じ。)など)においては、アプリケーショ
ンは、オペレーティングシステムそのものから分離され
ており、システムデータとハードウェアにアクセスでき
る特権プロセッサモード(以下、「カーネルモード」と
称す。)でオペレーティングシステムのコードが動くの
に対して、アプリケーションは、利用できるインターフ
ェイスもシステムデータに対するアクセスも制限された
非特権モード(以下、「ユーザーモード」と称す。)で
動くものである。
【0016】図示の様に、本実施の形態では、WIND
OWS NTをオペレーティングシステムとするパソコ
ン1において、ハード的に元々備えられているシリアル
ポートCOM1〜COM4(拡張ポートを含む)に加え
て、さらに、第1の仮想シリアルポートBRCOM1及
び第2の仮想シリアルポートBRCOM2を追加する様
に、デバイスドライバ中のserial.sysを書き
換えておき、市販の通信用アプリケーション10の通信
ポートとして第1の仮想シリアルポートBRCOM1を
設定して用いるものである。
OWS NTをオペレーティングシステムとするパソコ
ン1において、ハード的に元々備えられているシリアル
ポートCOM1〜COM4(拡張ポートを含む)に加え
て、さらに、第1の仮想シリアルポートBRCOM1及
び第2の仮想シリアルポートBRCOM2を追加する様
に、デバイスドライバ中のserial.sysを書き
換えておき、市販の通信用アプリケーション10の通信
ポートとして第1の仮想シリアルポートBRCOM1を
設定して用いるものである。
【0017】なお、デバイスドライバは、WINDOW
S NTのカーネルモード中にあるが、ソースが公開さ
れており、書き換えが可能な部分である。本実施の形態
で用いる通信用アプリケーション10としては、例えば
パソコンファックスソフト等をあげることができる。
S NTのカーネルモード中にあるが、ソースが公開さ
れており、書き換えが可能な部分である。本実施の形態
で用いる通信用アプリケーション10としては、例えば
パソコンファックスソフト等をあげることができる。
【0018】また、パソコン1のRAM内には、第1の
仮想シリアルポートBRCOM1からのデータを書き込
み、こうして格納したデータを読み出して第2の仮想シ
リアルポートBRCOM2へ送り出す様に定義された第
1の送受信用バッファ21と、第2の仮想シリアルポー
トBRCOM2からのデータを書き込み、こうして格納
したデータを読み出して第1の仮想シリアルポートBR
COM1へ送り出す様に定義された第2の送受信用バッ
ファ22とが確保されている。後述の様に、これらバッ
ファ領域21,22も、serial.sysの書き換
えによって確保することができる。
仮想シリアルポートBRCOM1からのデータを書き込
み、こうして格納したデータを読み出して第2の仮想シ
リアルポートBRCOM2へ送り出す様に定義された第
1の送受信用バッファ21と、第2の仮想シリアルポー
トBRCOM2からのデータを書き込み、こうして格納
したデータを読み出して第1の仮想シリアルポートBR
COM1へ送り出す様に定義された第2の送受信用バッ
ファ22とが確保されている。後述の様に、これらバッ
ファ領域21,22も、serial.sysの書き換
えによって確保することができる。
【0019】そして、パラレルポートLPT1に、外部
機器としてマルチファンクションデバイス(多機能通信
機器)30を接続する。このマルチファンクションデバ
イス30は、通信回線としての公衆回線網を介して外部
と通信可能なファックスモデム、画像読み取り装置及び
印字装置を備えており、スキャナ、ファックス、コピー
機及びプリンタとして機能し得る多機能通信機器であ
る。
機器としてマルチファンクションデバイス(多機能通信
機器)30を接続する。このマルチファンクションデバ
イス30は、通信回線としての公衆回線網を介して外部
と通信可能なファックスモデム、画像読み取り装置及び
印字装置を備えており、スキャナ、ファックス、コピー
機及びプリンタとして機能し得る多機能通信機器であ
る。
【0020】なお、パソコン1とマルチファンクション
デバイス30との間では、パケット通信でデータの送受
信を行っている。即ち、どの機能のデータかを示すID
とデータの長さを現すデータ長とからなるヘッダ情報を
通信データに付与した状態で送受信を行っている。この
様に、マルチファンクションデバイス30が送受信にお
いてパケット通信でデータをやり取りするので、本実施
の形態においてはデータ加工用のアプリケーションが必
要となる。
デバイス30との間では、パケット通信でデータの送受
信を行っている。即ち、どの機能のデータかを示すID
とデータの長さを現すデータ長とからなるヘッダ情報を
通信データに付与した状態で送受信を行っている。この
様に、マルチファンクションデバイス30が送受信にお
いてパケット通信でデータをやり取りするので、本実施
の形態においてはデータ加工用のアプリケーションが必
要となる。
【0021】そこで、第2の仮想シリアルポートBRC
OM2とパラレルポートLPT1との両方を通信ポート
に設定するデータ加工用アプリケーション40をインス
トールする。このデータ加工用アプリケーション40
は、通信用アプリケーション10により、第1の仮想シ
リアルポートBRCOM1を介して第1の送受信用バッ
ファ21に書き込まれたデータを第2の仮想シリアルポ
ートBRCOM2を介して読み出し、上述のパケット通
信に必要なヘッダ情報を付加してパラレルポートLPT
1に出力する様にデータの加工を行うためのものであ
る。ここで付加されるヘッダ情報は、上述の様に、マル
チファンクションデバイス30側の機能を指定するID
とデータ長とから構成される。このデータ加工用アプリ
ケーション40は、逆に、パラレルポートLPT1を介
して受信したファックスデータを、シリアルポートにつ
ながっているモデムを経由して受信されるはずのファッ
クスデータと同様のデータとなる様に加工して第2の仮
想シリアルポートBRCOM2へ出力する機能も有して
いる。
OM2とパラレルポートLPT1との両方を通信ポート
に設定するデータ加工用アプリケーション40をインス
トールする。このデータ加工用アプリケーション40
は、通信用アプリケーション10により、第1の仮想シ
リアルポートBRCOM1を介して第1の送受信用バッ
ファ21に書き込まれたデータを第2の仮想シリアルポ
ートBRCOM2を介して読み出し、上述のパケット通
信に必要なヘッダ情報を付加してパラレルポートLPT
1に出力する様にデータの加工を行うためのものであ
る。ここで付加されるヘッダ情報は、上述の様に、マル
チファンクションデバイス30側の機能を指定するID
とデータ長とから構成される。このデータ加工用アプリ
ケーション40は、逆に、パラレルポートLPT1を介
して受信したファックスデータを、シリアルポートにつ
ながっているモデムを経由して受信されるはずのファッ
クスデータと同様のデータとなる様に加工して第2の仮
想シリアルポートBRCOM2へ出力する機能も有して
いる。
【0022】こうしてマルチファンクションデバイス3
0が受信したファックスデータは、必要に応じて、デー
タ加工用アプリケーション40が市販の通信用アプリケ
ーション10で処理可能なデータ形式に加工した上で、
これを第2の仮想シリアルポートBRCOM2を介して
第2の送受信用バッファ22に書き込む。この結果、通
信用アプリケーション10は、第1の仮想シリアルポー
トBRCOM1を介して、この第2の送受信用バッファ
22内のデータを読み出し、あたかもパラレルポートに
つながっているファックスモデムをシリアルポートにつ
ながっているモデムの様に扱うことができる。
0が受信したファックスデータは、必要に応じて、デー
タ加工用アプリケーション40が市販の通信用アプリケ
ーション10で処理可能なデータ形式に加工した上で、
これを第2の仮想シリアルポートBRCOM2を介して
第2の送受信用バッファ22に書き込む。この結果、通
信用アプリケーション10は、第1の仮想シリアルポー
トBRCOM1を介して、この第2の送受信用バッファ
22内のデータを読み出し、あたかもパラレルポートに
つながっているファックスモデムをシリアルポートにつ
ながっているモデムの様に扱うことができる。
【0023】以上の様にして、本実施の形態では、本来
はシリアルポートに接続されたモデムを介して外部と通
信を行う様に構成された市販の通信用アプリケーション
10を用いて、パラレルポートLPT1に接続されたマ
ルチファンクションデバイス30のファックスモデム機
能による外部との通信を可能にすることができる。そし
て、かかる機能を実現するに当たっては、カーネルモー
ドにあって内容の修正が可能なデバイスドライバ中のs
erial.sysを書き換えるだけでよく、通信用ア
プリケーション10には何ら手を加える必要がない。ま
た、カーネルモードの中で修正可能な部分に少し手を加
えるだけなので、WINDOWS NTのオペレーティ
ングシステムに対して致命的な影響を与えることもな
い。
はシリアルポートに接続されたモデムを介して外部と通
信を行う様に構成された市販の通信用アプリケーション
10を用いて、パラレルポートLPT1に接続されたマ
ルチファンクションデバイス30のファックスモデム機
能による外部との通信を可能にすることができる。そし
て、かかる機能を実現するに当たっては、カーネルモー
ドにあって内容の修正が可能なデバイスドライバ中のs
erial.sysを書き換えるだけでよく、通信用ア
プリケーション10には何ら手を加える必要がない。ま
た、カーネルモードの中で修正可能な部分に少し手を加
えるだけなので、WINDOWS NTのオペレーティ
ングシステムに対して致命的な影響を与えることもな
い。
【0024】本実施の形態においては、上述の機能を達
成する上で必要となる仮想シリアルポートBRCOM
1,BRCOM2の追加及びバッファ領域21,22の
確保を行うためのプログラムを、データ加工用アプリケ
ーション40を記録したCD−ROM内に記録してお
き、データ加工用アプリケーション40をパソコン1に
インストールする際に、次の処理を実行してseria
l.sysを書き換える様にしている。この手順につい
て簡単に説明する。
成する上で必要となる仮想シリアルポートBRCOM
1,BRCOM2の追加及びバッファ領域21,22の
確保を行うためのプログラムを、データ加工用アプリケ
ーション40を記録したCD−ROM内に記録してお
き、データ加工用アプリケーション40をパソコン1に
インストールする際に、次の処理を実行してseria
l.sysを書き換える様にしている。この手順につい
て簡単に説明する。
【0025】データ加工用アプリケーション40をプロ
グラムとして記録したCD−ROMをパソコン1にセッ
トしてインストール作業を実行すると、図2に示すse
rial.sysの書き換え処理プログラムも併せて実
行される。この結果、元々パソコン1側で備えているシ
リアルポートCOM1〜COM4に加えて、第1の仮想
シリアルポートBRCOM1を追加すると共に、第2の
仮想シリアルポートBRCOM2を追加する命令がse
rial.sysに追加される(S10,S20)。
グラムとして記録したCD−ROMをパソコン1にセッ
トしてインストール作業を実行すると、図2に示すse
rial.sysの書き換え処理プログラムも併せて実
行される。この結果、元々パソコン1側で備えているシ
リアルポートCOM1〜COM4に加えて、第1の仮想
シリアルポートBRCOM1を追加すると共に、第2の
仮想シリアルポートBRCOM2を追加する命令がse
rial.sysに追加される(S10,S20)。
【0026】また、第1の仮想シリアルポートBRCO
M1から第2の仮想シリアルポートBRCOM2へとデ
ータを受け渡すための第1の送受信用バッファ領域21
をRAM内に確保すると共に、第2の仮想シリアルポー
トBRCOM2から第1の仮想シリアルポートBRCO
M1へとデータを受け渡すための第2の送受信用バッフ
ァ領域22をRAM内に確保する命令がserial.
sysに追加される(S30,S40)。
M1から第2の仮想シリアルポートBRCOM2へとデ
ータを受け渡すための第1の送受信用バッファ領域21
をRAM内に確保すると共に、第2の仮想シリアルポー
トBRCOM2から第1の仮想シリアルポートBRCO
M1へとデータを受け渡すための第2の送受信用バッフ
ァ領域22をRAM内に確保する命令がserial.
sysに追加される(S30,S40)。
【0027】そして、各バッファ領域21,22と各仮
想シリアルポートBRCOM1,BRCOM2との関
係、例えばどのポートからどのバッファへデータを書き
込み、どのバッファからどのポートへデータを読み出す
かといった内容を定義する命令もserial.sys
に追加される(S50)。この各バッファ領域と各仮想
シリアルポートとの関係についての定義は、既に述べて
きた通りである。即ち、第1のバッファ領域21は、第
1の仮想シリアルポートBRCOM1を書き込みポート
とし、第2の仮想シリアルポートBRCOM2を読み出
しポートとする様に、また、第2のバッファ領域22
は、第2の仮想シリアルポートBRCOM2を書き込み
ポートとし、第1の仮想シリアルポートBRCOM1を
読み出しポートとする様に、互いの関係が定義される。
想シリアルポートBRCOM1,BRCOM2との関
係、例えばどのポートからどのバッファへデータを書き
込み、どのバッファからどのポートへデータを読み出す
かといった内容を定義する命令もserial.sys
に追加される(S50)。この各バッファ領域と各仮想
シリアルポートとの関係についての定義は、既に述べて
きた通りである。即ち、第1のバッファ領域21は、第
1の仮想シリアルポートBRCOM1を書き込みポート
とし、第2の仮想シリアルポートBRCOM2を読み出
しポートとする様に、また、第2のバッファ領域22
は、第2の仮想シリアルポートBRCOM2を書き込み
ポートとし、第1の仮想シリアルポートBRCOM1を
読み出しポートとする様に、互いの関係が定義される。
【0028】以上の様にして、本実施の形態では、デー
タ加工用アプリケーション40をプログラムとして記録
したCD−ROMを用いてアプリケーションプログラム
のインストール作業を実行する際に、併せて当該CD−
ROMに記録されている上述のserial.sys書
き換え用のプログラムも実行され、WINDOWSNT
が元々備えているserial.sysに、さらに定義
事項を追加することによって仮想シリアルポートBRC
OM1,BRCOM2及び送受信用バッファ領域21,
22を用いた仮想通信システムをパソコン1の内部に形
成することができるのである。
タ加工用アプリケーション40をプログラムとして記録
したCD−ROMを用いてアプリケーションプログラム
のインストール作業を実行する際に、併せて当該CD−
ROMに記録されている上述のserial.sys書
き換え用のプログラムも実行され、WINDOWSNT
が元々備えているserial.sysに、さらに定義
事項を追加することによって仮想シリアルポートBRC
OM1,BRCOM2及び送受信用バッファ領域21,
22を用いた仮想通信システムをパソコン1の内部に形
成することができるのである。
【0029】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明はこの実施の形態に限られるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲内においてさらに種々の
形態を採用することができることはもちろんである。
したが、本発明はこの実施の形態に限られるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲内においてさらに種々の
形態を採用することができることはもちろんである。
【0030】上述の実施の形態では、WINDOWS
NTをベースに説明したので、書き換えの対称がデバイ
スドライバ中のserial.sysであったが、WI
NDOWS 95の場合にはシリアルドライバを直接書
き換えればよいし、その他のオペレーティングシステム
を搭載したコンピュータシステムについてもシリアルポ
ートについて定義している部分を書き換えることによっ
て本発明の技術思想をそのまま適用することができる。
NTをベースに説明したので、書き換えの対称がデバイ
スドライバ中のserial.sysであったが、WI
NDOWS 95の場合にはシリアルドライバを直接書
き換えればよいし、その他のオペレーティングシステム
を搭載したコンピュータシステムについてもシリアルポ
ートについて定義している部分を書き換えることによっ
て本発明の技術思想をそのまま適用することができる。
【0031】また、シリアルポートを通信ポートとする
通信用アプリケーションについて、その動作チェックを
行うために本発明の仮想通信システムを用いてもよい
し、動作チェックに限らず、通信用アプリケーションか
ら出力されるデータに何らかの加工を施したり、単純に
ファイルに落としたりするためにこの仮想通信システム
を用いる様に構成しても構わない。
通信用アプリケーションについて、その動作チェックを
行うために本発明の仮想通信システムを用いてもよい
し、動作チェックに限らず、通信用アプリケーションか
ら出力されるデータに何らかの加工を施したり、単純に
ファイルに落としたりするためにこの仮想通信システム
を用いる様に構成しても構わない。
【0032】さらに、記録媒体についてもCD−ROM
に限らず、フロッピーディスクやハードディスクであっ
てもよいし、通信回線を介してプログラムをダウンロー
ドするシステムでは、ダウンロードすべきプログラムを
記録したサーバー等が備えている記録媒体であっても構
わない。
に限らず、フロッピーディスクやハードディスクであっ
てもよいし、通信回線を介してプログラムをダウンロー
ドするシステムでは、ダウンロードすべきプログラムを
記録したサーバー等が備えている記録媒体であっても構
わない。
【0033】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1〜3に記載
の仮想通信システムによれば、アプリケーションプログ
ラムを変更することなく、カーネルモードの中で内容の
修正が可能な部分に対して少しだけ手を加えてやること
により、1台のコンピュータ内にシリアルポートを通信
ポートとする仮想通信状態を実現可能にすることができ
る。そして、請求項2記載の仮想通信システムによれ
ば、シリアルポートを通信ポートとする通信用アプリケ
ーションのチェックや、送受信されるデータの加工が可
能となり、請求項3記載の仮想通信システムによれば、
本来はシリアルポートを介してしか外部との通信ができ
ない通信用アプリケーションに対してパラレルポート経
由での送受信を可能にすることができる。
の仮想通信システムによれば、アプリケーションプログ
ラムを変更することなく、カーネルモードの中で内容の
修正が可能な部分に対して少しだけ手を加えてやること
により、1台のコンピュータ内にシリアルポートを通信
ポートとする仮想通信状態を実現可能にすることができ
る。そして、請求項2記載の仮想通信システムによれ
ば、シリアルポートを通信ポートとする通信用アプリケ
ーションのチェックや、送受信されるデータの加工が可
能となり、請求項3記載の仮想通信システムによれば、
本来はシリアルポートを介してしか外部との通信ができ
ない通信用アプリケーションに対してパラレルポート経
由での送受信を可能にすることができる。
【0034】また、請求項4に記載した記録媒体によれ
ば、上述の様な仮想通信システムを、コンピュータ内に
容易に形成することができる。
ば、上述の様な仮想通信システムを、コンピュータ内に
容易に形成することができる。
【図1】 実施の形態の仮想通信システムの概念的な構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態の仮想通信システムを実現するた
めのserial.sysの書き換えプログラムによっ
て実行される概略の手順を示すフローチャートである。
めのserial.sysの書き換えプログラムによっ
て実行される概略の手順を示すフローチャートである。
1・・・パソコン、10・・・市販の通信用アプリケー
ション、21・・・第1の送受信用バッファ、22・・
・第2の送受信用バッファ22、30・・・マルチファ
ンクションデバイス、40・・・データ加工用アプリケ
ーション、BRCOM1・・・第1の仮想シリアルポー
ト、BRCOM2・・・第2の仮想シリアルポート、C
OM1〜COM4・・・シリアルポート、LPT1・・
・パラレルポート。
ション、21・・・第1の送受信用バッファ、22・・
・第2の送受信用バッファ22、30・・・マルチファ
ンクションデバイス、40・・・データ加工用アプリケ
ーション、BRCOM1・・・第1の仮想シリアルポー
ト、BRCOM2・・・第2の仮想シリアルポート、C
OM1〜COM4・・・シリアルポート、LPT1・・
・パラレルポート。
Claims (4)
- 【請求項1】 コンピュータが備えているシリアルポー
トに加えて、当該コンピュータ内に、第1及び第2の仮
想シリアルポートを追加すると共に、該第1の仮想シリ
アルポートから前記第2の仮想シリアルポートへとデー
タを受け渡すための第1の送受信用バッファ領域と、前
記第2の仮想シリアルポートから前記第1の仮想シリア
ルポートへとデータを受け渡すための第2の送受信用バ
ッファ領域とを当該コンピュータ内に確保することによ
り、1台のコンピュータの中で前記第1及び第2の仮想
シリアルポートを介してデータの送受信を行い得る様に
構成した仮想通信システム。 - 【請求項2】 請求項1記載の仮想通信システムにおい
て、 前記第1及び第2の仮想シリアルポートのいずれか一方
を、シリアルポートを介してデータ通信を行うための通
信用アプリケーション・ソフトウェアの通信ポートに設
定すると共に、他方を、前記通信用アプリケーション・
ソフトウェアとの間でデータの送受信を行い得る他のア
プリケーション・ソフトウェアの通信ポートに設定する
ことを特徴とする仮想通信システム。 - 【請求項3】 請求項2記載の仮想通信システムにおい
て、 前記コンピュータが備えているパラレルポートに対して
外部と送受信を行うための機器を接続すると共に、前記
他のアプリケーション・ソフトウェアとして、前記通信
用アプリケーション・ソフトウェアと前記パラレルポー
トに接続される機器との間で送受信を行うために必要な
データの加工を行うデータ加工用アプリケーション・ソ
フトウェアを組み込んだことを特徴とする仮想通信シス
テム。 - 【請求項4】 コンピュータに対して、 該コンピュータが備えているシリアルポートに加えて第
1及び第2の仮想シリアルポートを追加する手順と、 該第1の仮想シリアルポートから前記第2の仮想シリア
ルポートへとデータを受け渡すための第1の送受信用バ
ッファ領域と、前記第2の仮想シリアルポートから前記
第1の仮想シリアルポートへとデータを受け渡すための
第2の送受信用バッファ領域とを当該コンピュータ内に
確保する手順とを実行させるためのプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9314358A JPH11134272A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 仮想通信システム及び記録媒体 |
US09/181,808 US6263384B1 (en) | 1997-10-29 | 1998-10-29 | First and second virtual serial ports utilized to perform virtual transmissions through parallel port via first and second transmission/reception buffer region |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9314358A JPH11134272A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 仮想通信システム及び記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11134272A true JPH11134272A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=18052377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9314358A Pending JPH11134272A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 仮想通信システム及び記録媒体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6263384B1 (ja) |
JP (1) | JPH11134272A (ja) |
Cited By (9)
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JP2012226413A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | Seiko Epson Corp | 広告宣伝機能拡張プログラム、広告宣伝機能拡張方法、及び、ホスト装置 |
JP2015005311A (ja) * | 2014-10-06 | 2015-01-08 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷データを用いた機能拡張プログラム、機能拡張装置、及び、機能拡張方法 |
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JP2015015052A (ja) * | 2014-10-06 | 2015-01-22 | セイコーエプソン株式会社 | 出力先を分散するための印刷データ処理プログラム、印刷データ処理装置、及び、印刷データ処理方法 |
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1997
- 1997-10-29 JP JP9314358A patent/JPH11134272A/ja active Pending
-
1998
- 1998-10-29 US US09/181,808 patent/US6263384B1/en not_active Expired - Lifetime
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