JP2015015053A - 印刷データの価値付加プログラム、価値付加装置、及び、価値付加方法 - Google Patents

印刷データの価値付加プログラム、価値付加装置、及び、価値付加方法 Download PDF

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Abstract

【課題】既存アプリケーションから出力される印刷データに価値を付加するための価値付加プログラムであって、既存アプリケーションのプログラムを変更することなしに、多彩な価値の付加を容易に行なうことのできる価値付加プログラム等を提供する。
【解決手段】アプリケーションによって所定の処理を実行する、1以上の通信ポートを有するコンピューターに、アプリケーションから出力される印刷データに対して価値を付加する処理、を実行させる価値付加プログラムが、印刷データを、通信ポートが受け取る前に、OSカーネル層で取得するデータ取得工程と、アプリケーション層で、予め登録された情報に基づいて、取得された印刷データに対して、印刷内容の付加及び又は削除の処理を実行し、当該処理後のデータを所定の通信ポートへ出力するデータ処理工程と、をコンピューターに実行させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、既存アプリケーションから出力される印刷データに価値を付加するための価値付加プログラム等に関し、特に、既存アプリケーションのプログラムを変更することなしに、多彩な価値の付加を容易に行なうことのできる価値付加プログラム等に関する。
スーパーマーケットなどの小売販売業においては販売管理システムであるPOSシステムが普及しており、当該システムでは、サーバーとネットワークで接続される複数の端末装置(レジ)が当該装置に備えられるアプリケーションに従って動作し各種の処理を実行する。また、通常、当該端末装置には、それぞれ、プリンターが設けられ、上記アプリケーションの指示によりレシートやクーポンの出力を実行する。また、このような出力を伴うPOSシステムと類似した構成のシステムとしては、病院で用いられるシステム、運送会社で用いられるシステムなどがある。
このようなシステムにおいても、導入後の技術向上や業務改善要望に伴って、機能拡張の必要が出てくるが、かかるシステムは一般に業務の中枢として常時利用されているものであり、また、他のシステムとも複雑に連携している場合も多いため、そのアプリケーションを改変することは通常容易ではない。
かかる課題については、出力処理系の機能に関し、従来、以下のような提案がなされている。
下記特許文献1では、すでに存在するアプリケーションプログラムを修正する必要なしに、従来のモデムに必要とされていたマイクロプロセッサおよびメモリを除去することが可能なパーソナルコンピュータ中でモデム機能を実行する装置について記載されている。
また、下記特許文献2には、アプリケーションを変更することなく、1つの通信ポートにアクセスすることにより、他の通信ポートに接続されているプリンターへも同時に印刷を実行させることができ、複製印刷を可能にする装置について記載されている。
特開平8−69427号公報 特開2006−338443号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載の内容では、モデム機能、複製印刷機能など出力系の限られた機能を実現するに留まり、他の多彩な要望を実現することはできない。また、上記特許文献2では、OSカーネル層での処理であるため、一般に機能構築(プログラム開発等)が容易ではなく機能も限られてしまうという課題がある。
また、POSシステムにおいては、既存のレシートにクーポンや広告を付加して出力するなど、レシートのマーケティング的な付加価値を高めたいとの要望もある。
そこで、本発明の目的は、既存アプリケーションから出力される印刷データに価値を付加するための価値付加プログラムであって、既存アプリケーションのプログラムを変更することなしに、多彩な価値の付加を容易に行なうことのできる価値付加プログラム、等を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、OSカーネル層のオペレーティングシステムによって動作しアプリケーション層に備えられるアプリケーションによって所定の処理を実行する、1以上の通信ポートを有するコンピューターに、前記アプリケーションから前記通信ポートへ出力される印刷データに対して価値を付加する処理、を実行させる価値付加プログラムが、前記印刷データを、当該通信ポートが受け取る前に、前記OSカーネル層で取得するデータ取得工程と、前記アプリケーション層で、予め前記コンピューターに登録された情報に基づいて、前記データ取得工程で取得された印刷データに対して、印刷内容の付加及び又は削除の処理を実行し、当該処理後のデータを所定の前記通信ポートへ出力するデータ処理工程と、を前記コンピューターに実行させる、ことである。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記印刷内容の付加及び又は削除の処理は、前記取得された印刷データに含まれる情報に基づいて決定される、ことを特徴とする。
更に、上記の発明において、一つの態様は、前記印刷内容の付加及び又は削除の処理は、前記コンピューターが保持する日時情報に基づいて決定される、ことを特徴とする。
更にまた、上記の発明において、一つの態様は、前記データ処理工程は、前記コンピューターのユーザーによる選択の情報を受信する工程を有し、前記印刷内容の付加及び又は削除の処理は、当該受信する選択の情報に基づいて決定される、ことを特徴とする。
更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記データ処理工程は、前記印刷データに含まれる所定の情報を前記コンピューターに蓄積する工程を有し、前記印刷内容の付加及び又は削除の処理は、当該蓄積した情報に基づいて決定される、ことを特徴とする。
更にまた、上記の発明において、その好ましい態様は、更に、前記コンピューターのユーザーに入力を促す画面を、前記コンピューターが備える表示部に表示し、当該画面に対する前記ユーザーの入力情報を受信して、当該受信した情報に従って、前記予めコンピューターに登録された情報を生成する工程を、前記コンピューターに実行させる、ことを特徴とする。
更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記印刷データは、レシートのデータであり、前記印刷内容の付加は、クーポン券の付加である、ことを特徴とする。
更にまた、上記の発明において、好ましい態様は、前記印刷データは、レシートのデータであり、前記印刷内容の付加は、広告又はロゴの付加である、ことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、OSカーネル層のオペレーティングシステムによって動作しアプリケーション層に備えられるアプリケーションによって所定の処理を実行する、1以上の通信ポートを有するコンピューターで構成され、前記アプリケーションから前記通信ポートへ出力される印刷データに対して価値を付加する処理を実行する価値付加装置が、前記印刷データを、当該通信ポートが受け取る前に、前記OSカーネル層で取得するデータ取得部と、前記アプリケーション層で、予め前記コンピューターに登録された情報に基づいて、前記データ取得部で取得された印刷データに対して、印刷内容の付加及び又は削除の処理を実行し、当該処理後のデータを所定の前記通信ポートへ出力するデータ処理部と、を有する、ことである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、OSカーネル層のオペレーティングシステムによって動作しアプリケーション層に備えられるアプリケーションによって所定の処理を実行する、1以上の通信ポートを有するコンピューターにおいて、前記アプリケーションから前記通信ポートへ出力される印刷データに対して価値を付加する処理を実行する価値付加方法が、前記コンピューターが、前記印刷データを、当該通信ポートが受け取る前に、前記OSカーネル層で取得するデータ取得工程と、前記コンピューターが、前記アプリケーション層で、予め前記コンピューターに登録された情報に基づいて、前記データ取得工程で取得された印刷データに対して、印刷内容の付加及び又は削除の処理を実行し、当該処理後のデータを所定の前記通信ポートへ出力するデータ処理工程と、を有する、ことである。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
本発明を適用したPOS端末装置の実施の形態例に係る概略構成図である。 POS端末装置の概略機能構成図である。 ルール設定部210の処理手順を例示したフローチャートである。 価値付加処理の処理手順を例示したフローチャートである。 POSシステムの改良を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明を適用したPOS端末装置の実施の形態例に係る概略構成図である。また、図2は、当該POS端末装置の概略機能構成図である。図1及び図2に示すPOS端末装置2(価値付加装置)が本発明を適用した装置であり、当該装置では、POSアプリケーション201から出力される印刷データ(例えば、レシートのデータ)をOSカーネル層230の仮想ポート203(データ取得部)で取得する。そして、取得したデータをアプリケーション層220のポートハンドラー204で受け取り、当該データに対して所定の価値付加処理(例えば、クーポン券の付加)を実行する。その後、ポートハンドラー204から処理後のデータに対応した通信ポート209へ、処理後の印刷データを出力する。本POS端末装置2は、かかる処理を実行することにより、POSアプリケーション201のプログラムを変更することなく、印刷データに対する価値の付加を容易に実現するものである。また、本POS端末装置2では、上記価値付加処理の内容をユーザが設定可能な構成を有し、ユーザー利便性の向上と多彩な価値付加がなされる。
本実施の形態例では、販売店舗などで用いられるPOSシステムを想定しており、図1に示すように、POSサーバー1にネットワーク4を介して複数のPOS端末装置2が接続される構成をしている。POSサーバー1は、コンピューターシステムで構成され、上記複数のPOS端末装置2の管理とそれらのPOS端末装置2から取得される各種データの集計、管理等の処理を実行する。
POS端末装置2は各レジに設置され、それぞれ、プリンター3と接続される。プリンター3は、POS端末装置2から出力される印刷データに従って、レシート等を出力する。従って、POS端末装置2はプリンター3のホスト装置と位置づけられる。
各POS端末装置2は、図1に示すように、POS端末本体21、ディスプレイ22、キーボード23、バーコードリーダー24、及びカードリーダー25等を備える。ディスプレイ22は、顧客に商品の金額等を表示し、キーボード23は、価格や商品コードなどの商品情報、性別、年代などの顧客情報をオペレーターが入力するために用いられる。また、バーコードリーダー24は、商品に付されたバーコードを読み取って商品情報を取得し、カードリーダー25は、各種カードに記憶された情報を読み取って、清算に必要な情報などを取得する。
また、ディスプレイ22及びキーボード23は、後述する、ユーザーによるルール設定やクーポンの選択にも用いられる。
POS端末本体21は、上述したキーボード23、バーコードリーダー24、及びカードリーダー25から取得される情報に基づいて、レシートやクーポンに印刷する情報を生成して、プリンター3へ出力する。当該POS端末本体21は、コンピューターで構成され、図示していないが、CPU、RAM、ROM、HDDなどを備えている。後述するPOSアプリケーション201のプログラムや価値付加処理のためのプログラムは、ROMに記憶され、それらのプログラムに従ってCPUが動作することにより各処理が実行される。
また、POS端末装置2は、図2に示すような機能構成となっている。POSアプリケーション201は、上述したレシート等に印刷する情報を生成して出力する処理を行うが、ここで生成されるデータは所定の価値を付加する前の元データである。また、生成されるデータは、そのままプリンター3Aへ出力できる形式のデータ、あるいは、プリンター3A用ドライバー202に渡す形式のデータである。前者は、テキストだけの印刷など簡単な印刷データの場合に生成される。
また、プリンター3A用ドライバー202は、プリンター3A用のプリンタードライバーであり、POSアプリケーション201から出力されたデータを、プリンター3Aの機種(デバイス)に依存したコマンドによる、プリンター3Aが受信して印刷可能な印刷データとして出力する。
なお、POSアプリケーション201とプリンター3A用ドライバー202は、図2に示すように、コンピューターのオペレーティングシステム(OS)に基づきその上でプログラムが各処理を実行するアプリケーション層220に位置する。また、両者は、それぞれの処理内容を指示する上記ROMに格納されたプログラムと当該プログラムに従って処理を実行する上記CPU等によって構成される。また、POSアプリケーション201とプリンター3A用ドライバー20は、本発明を適用する前の従来装置で用いられていたものがそのまま使用される。
次に、仮想ポート203は、POSアプリケーション201又はプリンター3A用ドライバー202から出力された印刷データ(ここでは、元印刷データと呼ぶ)を、通信ポート209が受け取る前に上記オペレーティングシステムが位置するOSカーネル層230で受け取る部分である。そして、仮想ポート203は、取得した元印刷データをポートハンドラー204へ引き渡す。
次に、ポートハンドラー204、データ解析部205、データ加工部206、コマンド変換部207、ルール設定部210、データ格納部208、及びデータ蓄積部211は、元印刷データを用いた価値付加部(データ処理部)であり、これら各部の処理により、上記POSアプリケーション201から出力された印刷データに、所定の価値を付加することが可能になる。
ポートハンドラー204は、上記仮想ポート203から引き渡された元印刷データをデータ解析部205に転送すると共に、価値付加処理の後の印刷データ(ここでは、処理後印刷データと呼ぶ)を受け取って、当該データに対応した通信ポート209へ、処理後印刷データを出力する処理を行う。
データ解析部205は、元印刷データを解析して処理内容を決定すると共に、処理後印刷データを出力する通信ポート209を決定する部分である。データ解析部205は、当該処理を行うに当たり、適宜、データ格納部208に格納される情報(後述するルール等)を参照する。また、データ解析部205は、解析した元印刷データに含まれる所定の情報をデータ蓄積部211に格納し、そこに蓄積されている情報を適宜参照する。
次に、データ加工部206は、データ解析部205が決定した処理内容に従って、元印刷データを加工する部分である。具体的には、元印刷データに所定の価値を付加するために、印刷内容の付加及び又は削除を、すなわち、印刷データの付加及び又は削除を実行する。また、データ加工部206は、必要に応じて、処理後印刷データの出力先プリンター3に依存した処理(機種固有の処理)を実行する。なお、データ加工部206は、これらの処理を実行するに当たり、適宜、データ格納部208、データ蓄積部211の情報を参照する。
また、コマンド変換部207は、元印刷データで指定されていた通信ポート209に接続されたプリンター3と、処理後印刷データが出力される通信ポート209に接続されたプリンター3とで使用コマンドが異なる場合に、コマンドを変更する処理を行う部分である。
データ格納部208は、上記データ解析部205及びデータ加工部206が使用する各種情報を記憶する部分である。ここに格納される主要な情報は、当該POS端末装置2のユーザーが設定し得る、価値付加処理のルール(処理の条件と内容)であり、上記データ解析部205は、当該ルールに従ってデータ加工部206が行うべき処理内容を決定する。
当該ルールは、どのような場合に(ルール内容(1):When)、元印刷データのどこで(ルール内容(2):Where)、どのようなデータを(ルール内容(3):What)、どのように処理するか(ルール内容(4):How)、が定められたものであり、複数のルールを保持することが可能である。例えば、元印刷データがレシートのデータである場合に、元印刷データから把握される金額の総計が、所定の金額以上である場合に(1)、レシートの下端に(2)、所定のクーポン券を(3)、付加する(4)というルールや、表示義務の無くなった情報が検出された場合に(1)、その検出された場所において(2)、その検出された情報を(3)、削除する(4)というルールが設定される。なお、さらに具体的な例については後述する。
また、データ格納部208には、データ加工部206が、印刷内容を付加するために必要なデータ、例えば、クーポン券、ロゴ、広告等のデータが格納される。また、データ加工に必要な、POS端末装置2に接続されるプリンター3の各種情報も格納される。なお、当該データ格納部208は上記HDD等で構成される。
次に、ルール設定部210は、上述したルールを上記ユーザーが設定するための処理を行う部分であり、ディスプレイ22及びキーボード23と連携し、ユーザーの入力情報に従ってデータ格納部208にルールを登録する。具体的な処理内容は後述する。
また、データ蓄積部211は、上述したように、データ解析部205から送信される、元印刷データに含まれた所定の情報を蓄積する部分である。当該蓄積するデータは、データ解析部205が上記ルールに従って処理内容を決定するために必要な一部のデータであり、例えば、レシートに含まれる、販売された商品の情報、顧客の情報(性別、年代)、販売時刻の情報などが蓄積される。なお、データ蓄積部211は上記HDD等で構成される。
以上説明した価値付加部における処理の具体的な手順については後述する。
なお、仮想ポート203、ポートハンドラー204、データ解析部205、データ加工部206、コマンド変換部207、及びルール設定部210は、それぞれ、各部が行う処理を指示するプログラムと当該プログラムに従って処理を実行する上記CPU等によって構成される。また、これらの部分に係るプログラムが本発明の価値付加プログラムに相当する。
次に、POS端末装置2には、物理層240に通信ポート209Aが備えられ、プリンター3Aに接続される。ここでは、一例として、プリンター3Aに、本発明を適用する前の従来システムにおけるプリンターがそのまま用いられる。なお、図2に点線で示されるように、二つ目の通信ポート209Bにプリンター3Bが接続され、プリンター3Aがモノクロプリンターであり、プリンター3Bがカラープリンターである、という構成にすることや、3台以上のプリンター3を接続する構成とすることもできる。また、プリンター3Aを上記従来システムで使用されていなかった新しいものにする構成も可能である。なお、通信ポート209は、シリアル通信のCOM通信ポートやUSB通信を行うUSB通信ポートなどである。
以上説明したような構成を有する本POS端末装置2では、元印刷データに対する価値の付加処理に特徴があり、以下、その具体的な処理手順について説明するが、まず、前述した当該処理のためのルール設定の処理について説明する。図3は、ルール設定部210の処理手順を例示したフローチャートである。
本POS端末装置2では、元印刷データに多彩な付加価値を追加することが可能であり、例えば、レシートにクーポン券や広告を付加することやレシートの所定の情報をカラーにすることなどができるので、ユーザーは、適宜、所望の処理内容を実行すべく、当該ルール設定を行う。まず、ユーザーは、キーボード23を用いて所定の操作により、ルール設定の要求情報を入力する。ルール設定部210は、当該設定要求を受信すると(ステップS11)、ディスプレイ22にユーザー設定画面を表示する(ステップS12)。
ユーザー設定画面は、ユーザーに上述したルールの内容、すなわち、上記ルール内容(1)〜(4)の入力を促すインターフェース画面であり、当該画面に対して、ユーザーが所望の内容をキーボード23を用いて入力する。
当該ユーザー設定画面は、ユーザーが設定操作を行い易いように、順次、表示内容が切り替わり、ユーザー入力と画面表示が何回か繰り返されることによって、ユーザーの設定行為が行われる。例えば、最初の画面には、「クーポン付加」又は「その他のデータ加工」のいずれかを選択する内容が表示され、「クーポン付加」が選択された場合には、「時間」、「金額」、「その他」のうちのいずれかを選択する内容が表示される。その後、「時間」が選択されれば、クーポンを付加する時間帯を入力することを促す画面が表示され、その後、クーポンの内容を選択又は入力する画面が表示される。以下、このように、全てのルール内容が決定するまで同様に表示と入力が繰り返される。
このようにしてユーザー入力が行われると、ルール設定部210は、当該入力情報を受信して(ステップS13)、その内容を新たなルールとして、データ格納部208に登録する(ステップS14)。その後、登録されたルールが以下に説明する価値付加処理に用いられる。
図4は、価値付加処理の処理手順を例示したフローチャートである。以下、図4に基づいて、本POS端末装置2が行う価値付加処理の内容について説明する。まず、前述の通り、POSアプリケーション201から直接、又は、プリンター3A用ドライバー202を介して、元印刷データが出力される(ステップS1)。ここでは、当該元印刷データは、プリンター3Aから出力するレシートの印刷データであり、従って、出力先の通信ポートには通信ポート209Aが指定され、プリンター3Aに依存したコマンドで表現されている。
次に、出力された元印刷データは、指定された通信ポートに(ここでは、通信ポート209Aに)届く前に仮想ポート203によって受け取られる(ステップS2)。かかる処理は、いずれの通信ポート209へ向けたデータも、まず、仮想ポート203が受け取るように、レジストリーの(優先度の)設定を変更しておくことで実現され、かかる設定変更はOSの起動時に実行される。その後、受け取られた元印刷データは、仮想ポート203からアプリケーション層220のポートハンドラー204に送付される(ステップS2)。
次に、ポートハンドラー204は、送付された元印刷データを、データ解析部205に転送する(ステップS3)。
データ解析部205では、元印刷データのコマンドを解釈し、当該データの内容を解析する(ステップS4)。そして、解析結果から、付加する価値の内容(加工内容)を決定する。また、プリンター3が2以上接続されている場合には出力先通信ポート209を決定する。さらに、解析結果から、上述のように元印刷データに含まれる所定の情報をデータ蓄積部211に蓄積する。
具体的には、データ解析部205が、データ格納部208に設定されている上記ルールを参照し、そのルール内容(1)の条件が満たされているか否かを判断する。そして、条件が満たされていれば、そのルールに示される処理の内容、すなわち、ルール内容(2)〜(4)に設定されている内容を実行すると判断する。例えば、元印刷データからレシートの金額総計の情報を検出し、ルール内容(1)に示される金額よりも大きければ、ルール内容(2)〜(4)に示される内容に従って、レシートにクーポンを付加する、と決定する。
また、決定される処理の内容は、クーポン、広告、ロゴ等の付加、色の変更、情報の削除、レイアウトの変更等であり、より具体的な処理例については後述する。なお、上記設定されているルールは2以上であってよく、条件が満たされれば、1レシート(元印刷データ)に対して複数の価値付加処理が実行されるように決定される。
また、当該データ解析部205で決定された上記出力先通信ポート209は、ポートハンドラー204に通知される。
その後、決定された上記処理内容(加工内容)は、データ加工部206に通知され、データ加工部206が元印刷データに対する加工処理を実行する(ステップS5)。具体的には、上記決定された処理内容に従って印刷データの加工を実行し、処理後印刷データを生成する。具体的な処理例については後述する。また、上述したように、出力先プリンター3に固有の処理を必要とする場合には、データ加工部206はその処理も合わせて実行する。かかる加工処理においても、必要に応じてデータ格納部208及びデータ蓄積部211の情報が参照される。なお、当該データ加工部206は、上記ルールに従って複数の処理内容がある場合には、各処理内容に対応した複数の加工部から構成されるようにしてもよい。また、上記データ解析部205の判断が、データ加工(価値付加)を行わないというものである場合には、当該データ加工部206は加工処理を実行しない。
次に、データ加工部206で生成された上記処理後印刷データについてコマンドの変更を必要とする場合には、コマンド変換部207がコマンドの変換処理を実行する(ステップS6)。前述のとおり、印刷データは出力先のプリンター3に依存したコマンドで表現されているので、プリンター3が2以上接続されている場合に、元印刷データのコマンドと、上記決定された出力先のプリンター3のコマンドが異なる場合には、当該出力先に適したコマンドに変換する。処理後のデータはポートハンドラー204へ引き渡される。なお、コマンド変換を必要としない場合には、データ加工部206から転送された印刷データがポートハンドラー204へ引き渡される。
次に、ポートハンドラー204は、引き渡された処理後印刷データを上記決定された通信ポート209へ出力する(ステップS7)。図2に示す2つのプリンター3A及び3Bが接続される例では、通信ポート209A及び/又は通信ポート209Bへ出力される。
その後、印刷データが通信ポート209から接続されるプリンター3へ送信され、プリンター3において当該印刷データによる印刷が実行され、レシートなどの印刷物が所定の価値を付加されて出力される(ステップS8)。例えば、プリンター3Aからクーポン付きのレシートが出力される。また、例えば、レシートがプリンター3Aからモノクロで出力され、クーポンがプリンター3Bからカラーで出力される。また、一例として、カラーの広告を付加されたレシートがプリンター3Bからカラーで出力される。
以上説明したような手順で、本POS端末装置2における所定の価値を付加する処理が実行されるが、以下に、その価値付加処理の具体例を説明する。
まず、元印刷データに従って出力されるレシートに、クーポンを付加する例について説明する。当該クーポン付加についても様々な条件と内容で処理を実行できる。すなわち、様々な上記ルールを設定できる。
一つ目の例は、システム情報(コンピューターが通常保持している情報)に基づいてクーポンを付加するか否かを決定するものである。具体的には、POS端末装置2を構成するコンピューターが保持するシステムの日時情報(日付情報、時刻情報)が、所定の条件を満たす場合にクーポンを付加すると決定する。例えば、期間サービスやタイムサービスを実現するために、上記ルール(ルール内容(1))に、所定の期間又は所定の時間帯が定められており、データ解析部205が元印刷データを受け取った際の上記システム情報が上記期間や時間帯の中に入れば、データ解析部205は、クーポンを付加すると決定する。
また、当該システム情報を用いて、付加するクーポンの内容を決定しても良い。例えば、付加するクーポンの有効期限を発行時点から一定期間(例えば、1週間)とするために、その時点のシステム情報が示す日付から当該一定期間後の日付をクーポン内に埋め込むようにすることができる。あるいは、期間や時間帯によってクーポンを用いた割引率を変更するようにし、システム情報が示す日時情報に対応した割引率を付加するクーポンに埋め込むようにすることもできる。これらの有効期限や割引率もルール(ルール内容(3))として登録され、それに従ってデータ解析部205がこれらの情報を挿入して印刷すると決定する。
次に、二つ目の例は、元印刷データに含まれる所定の情報に従ってクーポン付加の有無、付加するクーポンの内容を決定するものである。例えば、レシートの元印刷データから検出される売上金額が所定の金額以上であり場合に、クーポン付加を行うと決定し、また、当該検出された売上金額に従ってクーポンによる割引率を決定することができる。また、例えば、レシートの元印刷データから検出される担当者情報(その販売を担当した者の識別情報)に応じてクーポンによる割引率を決定することもできる。
このような場合にも、売上金額、担当者情報がルール内容(1)として登録され、割引率がルール内容(3)として登録されて、データ解析部205が、クーポンを付加する場合に、これらのルールに登録されている売上率を、付加するクーポンに埋め込んで印刷すると決定する。
また、次の例としては、データ蓄積部211に蓄積される情報を用いてクーポン付加の有無、付加するクーポンの内容を決定する。すなわち、その時に受け取った元印刷データに含まれる情報だけでなく、過去の実績情報及びその分析情報に基づいて処理内容を決定することもできる。
例えば、その店舗でPOS端末装置2が1台である場合には、そのデータ蓄積部211に蓄積された情報により、商品別の所定期間の累積売上個数、累積売上金額が把握できるので、それらの値が一定値を超えた場合にクーポンを付加する、ということができる。また、上記蓄積された情報から時間帯別の売れ筋商品が分析されて分析情報として格納されていれば、その時間帯の売れ筋商品についてクーポンを発行することもできる。これらの場合にも、クーポンを付加する上記条件がルール内容(1)として登録され、それに従ってデータ解析部205がクーポンの発行を決定する。
また、POS端末装置2をインターネットと接続可能として、データ解析部205がインターネットを介して所定のサイトから天候情報などを取得し、その情報に基づいてクーポンの割引率を決定することもできる。
次の例としては、付加するクーポンをユーザーが選択でるようにするものである。この例では、クーポン付加が決定された場合に、データ加工部206が、ルール内容(3)に複数登録されているクーポンの内容を、ディスプレイ22に表示し、表示されたクーポンの中からユーザー(顧客又は店舗の担当者)が選択したクーポンをレシートに付加するようにデータ加工する。この場合のユーザーによる選択操作は、キーボード23あるいはタッチパネル式の入力手段を備えたディスプレイ22によって行うことができる。
また、クーポンを付加する場合には、そのクーポンの複製や偽造をチェックするために、付加するクーポン内に唯一無二の通し番号とそれに対応するバーコードを埋め込むようにすることもできる。この場合、最新の通し番号がデータ格納部208又はデータ蓄積部211に保持され、データ加工部206が、この保持された番号に従って、通し番号とそれに対応するバーコードがクーポンに埋め込まれるようにデータ加工をする。
以上、クーポンの付加についての例を説明したが、以下に、その他のデータ加工の例を示す。データ加工の種類としては、データの付加、データの削除、データの置換、及びレイアウト変更などがある。
まず、元印刷データがレシートである場合に、レシート内に広告やロゴを付加することができる。この場合には、元印刷データの、ルール内容(2)に示される場所に、ルール内容(3)に示される広告やロゴが追加されるように、データが加工される。
また、レシートに罫線を追加することもできる。例えば、領収書情報とクレジット売上票の境目など、異なる性質を持った情報の区切り目を明確にする場合に有効である。
また、元印刷データに含まれる秘匿情報を不可視にすることもできる。例えば、POSアプリケーション201が、近年の情報セキュリティの厳格化に対応できていないものである場合には、元印刷データにクレジットカード番号が含まれる場合があるが、その一部を「*」印に置換することができる。
また、元印刷データにおいて、改行されるごとに色や濃度階調を変えることもできる。これにより、レシートにおける商品名と価格の対応を視認しやすくすることができ、また、各色一体型のインクやリボン等の消耗品をバランスよく消費することができ、使用効率が高まる。
また、元印刷データに含まれる不必要となった情報を削除することもできる。例えば、POSアプリケーション201が作成された後の税法の変更により、情報の表示義務がなくなったものについては、元印刷データから削除することができる。
また、元印刷データに含まれる文字の属性、すなわち、書体、サイズ、色、装飾等、を変更することもできる。これにより、所定の情報を強調することができる。
以上、具体的な価値付加の例を示したが、データ解析部205が行う元印刷データの解析は、レシートの予め定められた位置にある文字列を解釈する、元印刷データ中に含まれる所定の文字列や画像を検出する、等の方法によって行われる。
以上説明したように、本実施の形態例に係るPOS端末装置2では、POSアプリケーション201から出力された印刷データに様々な価値を付加することができる。そして、当該価値付加を行わないPOS端末装置及びPOSシステムを、比較的容易な方法で本POS端末装置2及びそれを含むPOSシステムに改良することができる。
図5は、当該改良を説明するための図である。当該図は、図2と同じ機能構成図であり、実線部分が上述した改良前のPOS端末装置及びPOSシステムを示している。すなわち、改良前のシステムは、POSアプリケーション201から直接又はプリンタードライバー202を介して出力された印刷データが通信ポート209Aで受け取られ、プリンター3Aから出力がなされる構成となっている。そして、このような構成のシステムに対して、点線で示される部分を追加することにより、本POS端末装置2及びそれを含むPOSシステムにすることが可能である。
すなわち、既存のPOSアプリケーション201を変更することなく、上述した価値付加プログラム、及び、データ格納部208及びデータ蓄積部211のデータを追加することにより、既存のPOSシステムの機能拡張が可能となる。また、合わせて、一点鎖線で示す新たなプリンター3Bを追加してもよく、この場合の改良は、新たなプリンター3Bの設置と上記プログラムとデータを含む当該プリンタードライバーソフトウェアのインストールという作業で実行され得る。なお、プリンター3AやPOS端末装置2を構成するコンピューター自身も新しい装置に置き換えることが可能である。
このように、本実施の形態例に係る価値付加プログラムを用いることにより、既存のPOSアプリケーションプログラムの変更を伴わない容易な方法で、元印刷データに対して多彩な価値を付加することができるようになる。また、価値を付加するための主な処理は、コンピューターのアプリケーション層で行うように構成するので、多彩な処理を実行させるプログラムの開発を容易に行うことができる。また、印刷データによる出力がレシートである場合に、様々なマーケティング的な価値を付加することができ、高い付加価値を持つレシートを発行できるようになる。
さらに、ルール設定部210により、付加する価値をユーザーが適宜決定できるので、ユーザー利便性を向上させることができる。また、データ加工の内容により、消耗品の使用効率やセキュリティ面の向上を図ることもできる。
なお、本実施の形態例では、POSサーバー1が複数のPOS端末装置2と接続されるシステムであったが、本発明は、当該構成に限らず、POS端末装置とプリンターが接続される環境に対して適用することができる。
また、本実施の形態例ではPOSシステムの例を示したが、本発明は、POSシステムに限らず、病院や運送会社で使用されるシステムなど、プリンターからの印刷物の出力を含む所定のアプリケーションを備えたシステムに適用可能であり、特に、既存のアプリケーションプログラムの改変が困難である場合に有効である。
また、本実施の形態例では、POSアプリケーションのプログラムや価値付加処理のためのプログラムがROMに記憶されている例を示したが、これらプログラムはROMに限らず、RAMやHDD等の記憶媒体に記憶されていてもよい。また、これらプログラムは別々の記憶媒体に記憶されていてもよい。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
1 POSサーバー、 2 POS端末装置、 3 プリンター、 4 ネットワーク、 21 POS端末本体、 22 ディスプレイ、 23 キーボード、 24 バーコードリーダー、 25 カードリーダー、 201 POSアプリケーション、 202 プリンター3A用ドライバー、 203 仮想ポート、 204 ポートハンドラー、 205 データ解析部、 206 データ加工部、 207 コマンド変換部、 208 データ格納部、 209 通信ポート、 210 ルール設定部、 211 データ蓄積部、 220 アプリケーション層、 230 OSカーネル層、 240 物理層
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、アプリケーションによって所定の処理を実行する、以上の通信ポートを有するコンピューターにおいて、前記アプリケーションから前記通信ポートへ出力される印刷データに対して価値を付加する処理、を実行させる価値付加方法が、前記印刷データを、当該通信ポートが受け取る前に、取得するデータ取得工程と、予め前記コンピューターに登録された情報に基づいて、前記データ取得工程で取得された印刷データに対して、印刷内容の付加及び又は削除の処理を実行し、当該付加及び又は削除の処理後のデータを、前記2以上の通信ポートの中から決定した当該処理後のデータに対応した所定の前記通信ポートへ出力するデータ処理工程と、を有する、ことである。
更に、上記発明において、一つの好ましい態様は、前記通信ポートは第1の通信ポートと、第2の通信ポートを有し、前記アプリケーションは前記第1の通信ポートに前記印刷データを出力し、前記データ処理工程で、前記付加及び又は削除の処理後のデータを前記第2の通信ポートに出力する、ことを特徴とする。
更にまた、上記発明において、一つの態様は、前記データ処理工程は、前記コンピューターからの選択の情報を受信する工程を有し、前記印刷内容の付加及び又は削除の処理は、当該受信する選択の情報に基づいて決定される、ことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、アプリケーションによって所定の処理を実行する、以上の通信ポートを有するコンピューターで構成され、前記アプリケーションから前記通信ポートへ出力される印刷データに対して価値を付加する処理を実行する価値付加装置が、前記印刷データを、当該通信ポートが受け取る前に、取得するデータ取得部と、予め前記コンピューターに登録された情報に基づいて、前記データ取得部で取得された印刷データに対して、印刷内容の付加及び又は削除の処理を実行し、当該付加及び又は削除の処理後のデータを、前記2以上の通信ポートの中から決定した当該処理後のデータに対応した所定の前記通信ポートへ出力するデータ処理部と、を有する、ことである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、コンピューターに、上記いずれかの価値付加方法における各工程を実行させるためのプログラム、である。

Claims (10)

  1. OSカーネル層のオペレーティングシステムによって動作しアプリケーション層に備えられるアプリケーションによって所定の処理を実行する、1以上の通信ポートを有するコンピューターに、前記アプリケーションから前記通信ポートへ出力される印刷データに対して価値を付加する処理、を実行させる価値付加プログラムであって、
    前記印刷データを、当該通信ポートが受け取る前に、前記OSカーネル層で取得するデータ取得工程と、
    前記アプリケーション層で、予め前記コンピューターに登録された情報に基づいて、前記データ取得工程で取得された印刷データに対して、印刷内容の付加及び又は削除の処理を実行し、当該処理後のデータを所定の前記通信ポートへ出力するデータ処理工程と、を前記コンピューターに実行させる
    ことを特徴とする価値付加プログラム。
  2. 請求項1において、
    前記印刷内容の付加及び又は削除の処理は、前記取得された印刷データに含まれる情報に基づいて決定される
    ことを特徴とする価値付加プログラム。
  3. 請求項1あるいは2において、
    前記印刷内容の付加及び又は削除の処理は、前記コンピューターが保持する日時情報に基づいて決定される
    ことを特徴とする価値付加プログラム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記データ処理工程は、前記コンピューターのユーザーによる選択の情報を受信する工程を有し、
    前記印刷内容の付加及び又は削除の処理は、当該受信する選択の情報に基づいて決定される
    ことを特徴とする価値付加プログラム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記データ処理工程は、前記印刷データに含まれる所定の情報を前記コンピューターに蓄積する工程を有し、
    前記印刷内容の付加及び又は削除の処理は、当該蓄積した情報に基づいて決定される
    ことを特徴とする価値付加プログラム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、更に、
    前記コンピューターのユーザーに入力を促す画面を、前記コンピューターが備える表示部に表示し、当該画面に対する前記ユーザーの入力情報を受信して、当該受信した情報に従って、前記予めコンピューターに登録された情報を生成する工程を、前記コンピューターに実行させる
    ことを特徴とする価値付加プログラム。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記印刷データは、レシートのデータであり、前記印刷内容の付加は、クーポン券の付加である
    ことを特徴とする価値付加プログラム。
  8. 請求項1あるいは2において、
    前記印刷データは、レシートのデータであり、前記印刷内容の付加は、広告又はロゴの付加である
    ことを特徴とする価値付加プログラム。
  9. OSカーネル層のオペレーティングシステムによって動作しアプリケーション層に備えられるアプリケーションによって所定の処理を実行する、1以上の通信ポートを有するコンピューターで構成され、前記アプリケーションから前記通信ポートへ出力される印刷データに対して価値を付加する処理を実行する価値付加装置であって、
    前記印刷データを、当該通信ポートが受け取る前に、前記OSカーネル層で取得するデータ取得部と、
    前記アプリケーション層で、予め前記コンピューターに登録された情報に基づいて、前記データ取得部で取得された印刷データに対して、印刷内容の付加及び又は削除の処理を実行し、当該処理後のデータを所定の前記通信ポートへ出力するデータ処理部と、を有する
    ことを特徴とする価値付加装置。
  10. OSカーネル層のオペレーティングシステムによって動作しアプリケーション層に備えられるアプリケーションによって所定の処理を実行する、1以上の通信ポートを有するコンピューターにおいて、前記アプリケーションから前記通信ポートへ出力される印刷データに対して価値を付加する処理を実行する価値付加方法であって、
    前記コンピューターが、前記印刷データを、当該通信ポートが受け取る前に、前記OSカーネル層で取得するデータ取得工程と、
    前記コンピューターが、前記アプリケーション層で、予め前記コンピューターに登録された情報に基づいて、前記データ取得工程で取得された印刷データに対して、印刷内容の付加及び又は削除の処理を実行し、当該処理後のデータを所定の前記通信ポートへ出力するデータ処理工程と、を有する
    ことを特徴とする価値付加方法。
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