JPH11134216A - 制御装置及び方法 - Google Patents

制御装置及び方法

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JPH11134216A
JPH11134216A JP24378698A JP24378698A JPH11134216A JP H11134216 A JPH11134216 A JP H11134216A JP 24378698 A JP24378698 A JP 24378698A JP 24378698 A JP24378698 A JP 24378698A JP H11134216 A JPH11134216 A JP H11134216A
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Masafumi Shimizu
雅史 清水
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憲之 鵜瀬
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各実行単位の効率的なテストやデバッグを行
うことのできる制御装置及び方法を提供する。 【解決手段】 マンマシン・インタフェース部20は表
示器や操作部より構成され、プログラム実行中、プログ
ラム実行部30に対して起動条件の設定要求を行う。こ
こで、プログラム実行部30はスケジューラ31と、複
数の実行単位32−1(実行単位1)、32−2(実行
単位2)、32−3(実行単位3)、…32−n(実行
単位n)より構成される実行プログラム32より構成さ
れ、スケジューラ31は実行プログラム32を実行する
とともに、マンマシン・インタフェース部20で設定さ
れた起動条件に基づいて各実行単位32−1(実行単位
1)、32−2(実行単位2)、32−3(実行単位
3)、…32−n(実行単位n)の起動条件を管理す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPLC等の制御装置
及び方法に関し、特にこれらの制御装置で実行プログラ
ムを複数の実行単位に分割して実行する場合の起動条件
を動的に変更できるようにした制御装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えばPLC(プログラマブル・ロジッ
ク・コントローラ)のような制御装置では、制御装置で
使用される実行プログラムは複数の実行単位で構成され
ているので、実行プログラムのテストやデバッグ時は、
プログラムの各実行単位ごとに起動をかけ、プログラム
の各実行単位ごとにテストやデバッグを行っている。
【0003】そして、この場合、各実行単位の起動は、
予め実行プログラムにオンラインエディットまたはオフ
ラインエディットで起動条件を挿入することにより各実
行単位に起動をかけ、各実行単位のテストやデバッグを
行っていた。
【0004】なお、各実行単位として、イベントが発生
した場合のタスクも含まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各実行単位
のテストやデバッグを行う場合、例えばテスト時には微
妙な起動タイミングが要求されることがあるし、デバッ
ク時にはデバックの必要でない実行単位がある。
【0006】しかしながら、上記従来例では、起動条件
は実行プログラムの停止時に設定されるので、テスト時
に要求される微妙な起動タイミングを実現できないとい
う問題点があった。
【0007】また、上記従来例では、オンラインエディ
ットまたはオフラインエディットで起動条件を挿入する
ので、そのためにプログラムを編集する必要があり、上
記問題点と同様、各実行単位の効率的なテストやデバッ
グを行うことができないという問題点があった。
【0008】そこで、本発明は上記問題点に着目してな
されたもので、各実行単位の効率的なテストやデバッグ
を行うことのできる制御装置及び方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、実行プログラムを複数の実行単
位に分割し実行する制御装置において、上記実行単位を
起動する条件を設定する起動条件設定手段を有し、上記
起動条件設定手段で設定された起動条件を満たした場合
のみその実行単位を起動することを特徴とする。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
発明において、上記起動条件設定手段は、上記実行プロ
グラムのテスト時又はデバッグ時に設定されることを特
徴とする。
【0011】また、請求項3の発明は、周辺処理ととも
に実行プログラムをサイクリックに実行し、かつ実行プ
ログラムを複数の実行単位に分割して実行する制御装置
において、上記実行単位を起動する条件を設定する起動
条件設定手段を有し、上記起動条件設定手段における起
動条件の設定は、各サイクルタイムのうち、上記周辺処
理実行時に行われることを特徴とする。
【0012】また、請求項4の発明は、請求項1記載の
発明において、上記起動条件設定手段における起動対象
には、イベント発生時のタスクが含まれることを特徴と
する。
【0013】また、請求項5の発明は、請求項1記載の
発明において、上記起動条件設定手段は、上記実行単位
を起動するか否か指定する実行単位起動指定手段と、上
記実行単位起動指定手段で起動指定された実行単位の起
動条件を設定する実行単位起動条件設定手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0014】また、請求項6の発明は、請求項5記載の
発明において、上記実行単位起動条件設定手段は、起動
条件設定のための特定の接点情報より実行単位の起動条
件を設定することを特徴とする。
【0015】また、請求項7の発明は、実行プログラム
を複数の実行単位に分割し実行する制御装置において、
上記実行単位を起動する条件を設定する起動条件設定手
段を有し、上記起動条件設定手段で設定される起動条件
は自動モード、手動モードまたはティーチモードのいず
れかで設定されることを特徴とする。
【0016】また、請求項8の発明は、実行プログラム
を複数の実行単位に分割して起動する制御方法におい
て、上記実行単位を起動する条件を設定し、上記設定さ
れた起動条件を満たした場合のみその実行単位を起動す
ることを特徴とする。
【0017】また、請求項9の発明は、周辺処理ととも
に実行プログラムをサイクリックに実行し、かつ実行プ
ログラムを複数の実行単位に分割して起動する制御方法
において、上記実行単位を起動する条件を設定し、上記
起動条件の設定は、各サイクルタイムのうち、上記周辺
処理実行時に行われることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る制御装置及び
方法の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】図1は本発明に係る制御装置及び方法をP
LCに適用した場合の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0020】同図に示すごとく、PLC10はマンマシ
ン・インタフェース部(MMI)20と、プログラム実
行部30より構成されている。
【0021】ここで、マンマシン・インタフェース部2
0は表示器や操作部より構成され、この実施形態では特
にプログラム実行中、動的にプログラム実行部30に対
して起動条件の設定要求を行うものである。
【0022】また、プログラム実行部30はスケジュー
ラ31と、複数の実行単位32−1(実行単位1)、3
2−2(実行単位2)、32−3(実行単位3)、…3
2−n(実行単位n)より構成される実行プログラム3
2より構成されている。
【0023】ここで、スケジューラ31は実行プログラ
ム32を実行するとともに、マンマシン・インタフェー
ス部20で設定された起動条件に基づいて各実行単位3
2−1(実行単位1)、32−2(実行単位2)、32
−3(実行単位3)、…32−n(実行単位n)の起動
条件を管理している。
【0024】ところで、PLCでは、図2に示すごと
く、所定のサイクルタイムで、制御対象に対してPLC
命令実行処理の演算値を出力するOUTリフレッシュ処
理41、制御対象を監視するセンサ等の出力値を取り込
むINリフレッシュ処理42、実行プログラムを実行す
るPLC命令実行処理43、及びその他の周辺処理44
をサイクリックに実行しているが、本実施形態では周辺
処理44の実行時間にマンマシン・インタフェース部2
0からプログラム実行部30のスケジューラ31に対し
て起動条件の設定要求を行うようにしている。これによ
って、プログラム実行中、動的にスケジューラ31に対
して起動条件の設定要求を行う。
【0025】次に、マンマシン・インタフェース部20
からスケジューラ31に対して起動条件の設定要求を行
う場合の処理について説明する。
【0026】ここで、スケジューラ31には、図3に示
すごとき起動条件テーブル作成のための項目テーブル5
0が設けられている。
【0027】ここで、起動条件テーブル作成のための項
目テーブル50は、実行単位数、条件数、条件種類、接
点位置、接点値の各項目より構成され、 (1)実行単位数項目51には、プログラムまたはタス
クの総数データ (2)条件数項目52には、AND、OR、立上がり、
立下がりなどの条件の総数データ (3)条件種類項目53には、AND、OR、立上が
り、立下がりなどの条件の種類データ (4)接点位置項目54には、接点のアドレス番地とビ
ット位置データ (5)接点値項目55には、0又は1の値データ がそれぞれ格納されている。
【0028】この起動条件テーブル作成のための項目テ
ーブル50の内容を参照しながら、各実行単位を起動す
るか否かの起動条件テーブル(図5参照)が作成され
る。
【0029】そこで、スケジューラ31には、図4に示
すごとき起動条件管理テーブル60と図5に示すごとき
起動条件テーブル70が設けられている。
【0030】ここで、図4に示す起動条件管理テーブル
60は、図1に示した実行プログラム32を構成する各
実行単位32−1(実行単位1)、32−2(実行単位
2)、32−3(実行単位3)、…32−n(実行単位
n)について、起動条件の指定をするか否かを管理する
テーブルで、同図に示す例では、実行単位32−1(実
行単位1)は起動条件の指定がない場合であり、実行単
位32−2(実行単位2)、32−3(実行単位3)、
32−n(実行単位n)は起動条件の指定がある場合を
示している。
【0031】ここで、起動条件の指定がない場合は無条
件に起動がかけられることになるが、起動条件の指定が
ある場合は、所定の起動条件が成立した場合のみ起動が
かけられることになり、その起動条件が起動条件テーブ
ル70として図5に示されている。
【0032】ここで、起動条件テーブル70は、条件
数、条件、接点位置、接点値より構成され、 (1)条件数は、その起動条件テーブル70で使用され
るAND、OR、立上がり、立下がりなどの条件の総数 (2)条件は、AND、OR、立上がり、立下がりなど
の条件 (3)接点位置は接点のアドレス番地とビット位置 (4)接点値は0又は1の値 の各データが格納されている。
【0033】図5は、図4において起動条件の指定があ
る場合の起動条件テーブル70の一例で、100番地の
1ビット目がオンかつ200番地の2ビット目がオフで
あるか、300番地の3ビット目がオンで400番地の
4ビット目が立ち上がったなら起動するよう設定されて
いる場合、起動条件テーブル70は図5に示すごとき構
成となる。
【0034】図6は、本実施形態で各実行単位に起動を
かける場合、スケジューラ31で実行される処理手順を
示したフローチャートで、4つの実行単位を起動する場
合の処理手順を示している。
【0035】この処理は図2に示したPLCの1サイク
ルタイム中、PLC命令実行処理43で行われるもの
で、まず、実行単位1の起動条件が成立しているか否か
が調べられる(ステップ101)。これは、まず図4に
示した起動条件管理テーブル60を参照して、起動条件
の指定があるか否かを調べることによって行われ、起動
条件の指定がない場合は無条件に起動がかけられるので
(ステップ101でYES)、実行単位1が起動される
(ステップ102)。
【0036】次に、起動条件管理テーブル60を参照し
て、起動条件の指定がある場合には、図5に示すごとき
実行単位1の起動条件テーブルを調べ、起動条件が成立
しているか否かが調べられる。ここで、起動条件が成立
しているならば(ステップ101でYES)、実行単位
1が起動される(ステップ102)。また、起動条件が
成立していないならば(ステップ101でNO)、ステ
ップ103に進む。
【0037】こうして、以下ステップ103〜ステップ
108の処理を同様に行って、実行単位2,3,…nの
起動をかけるか否かが調べられることになる。
【0038】なお、以上の説明では、実行プログラム3
2を複数の実行単位32−1(実行単位1)、32−2
(実行単位2)、32−3(実行単位3)、…32−n
(実行単位n)に分割して各実行単位に起動をかける場
合について説明したが、各実行単位としてイベントが発
生した場合に実行されるタスクに起動をかけるときも、
実行プログラム32の各実行単位に起動をかける場合と
同様に起動をかけることができることは勿論である。
【0039】また、以上の説明では、本発明に係る制御
装置及び方法をPLCに適用した場合について説明した
が、その他の制御装置にも適用できることは勿論であ
る。
【0040】ところで、以上の説明では手動モード(メ
ンテナンスモード)で起動条件を設定できるようにした
が、次に、手動モードのほか自動モードまたはティーチ
モードでも各実行単位の起動条件を設定できるようにし
た場合の処理手順を図7に示す。
【0041】図7において、起動条件用プログラム80
は、自動モード、手動モード及びティーチモードのいず
れかで起動条件を設定できるように構成され、例えば自
動ボタンONかまたは自動モード設定(自動モードフラ
グON)で非手動モード(手動モードフラグOFF)及
び非ティーチモード(ティーチモードフラグOFF)の
場合は自動モードとされ、自動モード用プログラム81
を作成する。そして、起動条件が成立したならば対応す
る実行単位のプログラムを実行する。
【0042】手動モード用プログラム82及びティーチ
モード用プログラム83を作成する場合も同様である。
【0043】このように、手動モードによる起動条件設
定以外に自動モードやティーチモードでも起動条件が設
定されると、起動条件設定の自由度が向上し、柔軟に起
動条件が設定できることになる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、実行
プログラムを複数の実行単位に分割して実行する制御装
置において、上記実行単位に分割された実行プログラム
を起動する条件を設定する起動条件設定手段を有し、上
記起動条件設定手段で設定された起動条件を満たした場
合のみ実行単位に分割された実行プログラムを起動する
ようにしたので、プログラム実行中、動的に起動条件を
設定でき、各実行単位の効率的なテストやデバッグを行
うことのできる制御装置及び方法を得ることができる等
の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明係る制御装置及び方法がPLCに適用さ
れた一実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図2】図1に示したPLCにおいて、各実行単位の起
動条件が周辺処理時に行われることを示す説明図。
【図3】各実行単位の起動条件を設定するために使用さ
れる起動条件テーブル作成のための項目テーブルの説明
図。
【図4】各実行単位の起動条件を設定するために使用さ
れる起動条件管理テーブルの説明図。
【図5】図3に示した起動条件テーブル作成のための項
目テーブルを使用して各実行単位の起動条件テーブルが
作成される場合の説明図。
【図6】図1に示した実施形態において各実行単位が起
動される場合の処理手順を示すフローチャート。
【図7】起動条件を自動モード、手動モード及びティー
チモードで選択的に設定できるようにした場合の処理手
順を示すラダー図。
【符号の説明】 10 PLC 20 マンマシン・インタフェース部(MMI) 30 プログラム実行部 31 スケジューラ 32 実行プログラム 32−1,32−2,32−3,…32−n 実行単位 41 OUTリフレッシュ処理 42 INリフレッシュ処理 43 PLC命令実行処理 44 周辺処理44 50 起動条件テーブル作成のための項目テーブル 60 起動条件管理テーブル 70 起動条件テーブル 80 起動条件用プログラム 81 自動モード用プログラム 82 手動モード用プログラム 83 ティーチモード用プログラム

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実行プログラムを複数の実行単位に分割
    し実行する制御装置において、 上記実行単位を起動する条件を設定する起動条件設定手
    段を有し、 上記起動条件設定手段で設定された起動条件を満たした
    場合のみその実行単位を起動することを特徴とする制御
    装置。
  2. 【請求項2】 上記起動条件設定手段は、 上記実行プログラムのテスト時又はデバッグ時に設定さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 【請求項3】 周辺処理とともに実行プログラムをサイ
    クリックに実行し、かつ実行プログラムを複数の実行単
    位に分割して実行する制御装置において、 上記実行単位を起動する条件を設定する起動条件設定手
    段を有し、 上記起動条件設定手段における起動条件の設定は、各サ
    イクルタイムのうち、上記周辺処理実行時に行われるこ
    とを特徴とする制御装置。
  4. 【請求項4】 上記起動条件設定手段における起動対象
    には、イベント発生時のタスクが含まれることを特徴と
    する請求項1に記載の制御装置。
  5. 【請求項5】 上記起動条件設定手段は、 上記実行単位を起動するか否か指定する実行単位起動指
    定手段と、 上記実行単位起動指定手段で起動指定された実行単位の
    起動条件を設定する実行単位起動条件設定手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  6. 【請求項6】 上記実行単位起動条件設定手段は、 起動条件設定のための特定の接点情報より実行単位の起
    動条件を設定することを特徴とする請求項5に記載の制
    御装置。
  7. 【請求項7】 実行プログラムを複数の実行単位に分割
    し実行する制御装置において、 上記実行単位を起動する条件を設定する起動条件設定手
    段を有し、 上記起動条件設定手段で設定される起動条件は自動モー
    ド、手動モードまたはティーチモードのいずれかで設定
    されることを特徴とする制御装置。
  8. 【請求項8】 実行プログラムを複数の実行単位に分割
    して起動する制御方法において、 上記実行単位を起動する条件を設定し、 上記設定された起動条件を満たした場合のみその実行単
    位を起動することを特徴とする制御方法。
  9. 【請求項9】 周辺処理とともに実行プログラムをサイ
    クリックに実行し、かつ実行プログラムを複数の実行単
    位に分割して起動する制御方法において、 上記実行単位を起動する条件を設定し、 上記起動条件の設定は、各サイクルタイムのうち、上記
    周辺処理実行時に行われることを特徴とする制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008123559A (ja) * 2008-02-15 2008-05-29 Omron Corp Plcシミュレータ装置及びシミュレーションするためのプログラムとこれが記録された記録媒体

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