JPH11133504A - 投影光学装置 - Google Patents

投影光学装置

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JPH11133504A
JPH11133504A JP10204913A JP20491398A JPH11133504A JP H11133504 A JPH11133504 A JP H11133504A JP 10204913 A JP10204913 A JP 10204913A JP 20491398 A JP20491398 A JP 20491398A JP H11133504 A JPH11133504 A JP H11133504A
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JP
Japan
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liquid crystal
light
adjustment
red
crystal panel
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Application number
JP10204913A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Hirose
全利 廣瀬
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光表示素子の取り付け位置および角度を調整
する機構を簡素化して、複数の光表示素子の取り付け調
整に要する時間を短縮することができる投影光学装置を
提供する。 【解決手段】 クロスダイクロイックプリズム70の3
つの側面に沿って固定板48,58を固定する。青用の
液晶パネルは、一つの固定板に調整することなく取り付
ける。赤および緑用の液晶パネル46,56は、調整板
47,57に取り付ける。調整板47、57を他の二つ
固定板48,58に沿ってそれぞれ移動し、液晶パネル
46,56の光軸直角方向位置および角度を調整した後
に、調整板47,57の上下から突出した固定片47
a,47b、57a,57bを固定板48,58に接着
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投影光学装置に関
し、特に液晶プロジェクタに好適な投影光学装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、赤、緑、青の3つの光表示素子を
設け、各色のイメージを合成してカラーイメージを投影
する投影光学装置が提供されている。この種の装置で
は、色ずれのない鮮明なカラーイメージを得るために
は、赤、緑、青の3つの光表示素子の位置合わせを行う
必要がある。たとえば、赤、緑、青用の3枚の透過型の
液晶パネルを備えた液晶プロジェクタでは、一例として
は、まず、緑用の液晶パネルのあおり調整を行い、それ
を基準に、赤および青用の液晶パネルの位置合わせを行
っていた。
【0003】すなわち、たとえば図4(A)に要部構成
を示したように、略立方体のクロスダイクロイックプリ
ズム70の各面に沿って、赤(R)、緑(G)、青
(B)用の画像作成用の液晶パネル46,56,66を
配置し、クロスダイクロイックプリズム70で合成し、
矢印90で示したスクリーン方向に投影する液晶プロジ
ェクタにおいて、本来、各液晶パネル46,56,66
は、その光軸直角方向(X−Y)及び光軸方向(Z)の
位置と、光軸に対する直角度(あおり)とを調整する必
要がある。このような調整は面倒であり、できるだけ少
なくすることが望ましい。
【0004】そこで、従来は、たとえば投影レンズにつ
いて光軸直角方向(X−Y)の位置調整を行うことによ
って、一つの液晶パネル、たとえば緑用の液晶パネル5
6については、光軸直角方向(X−Y)の位置調整を省
略し、光軸に対する直角度(あおり)だけを調整するよ
うにし、他の液晶パネル46,66については、その光
軸直角方向(X−Y)の位置と、光軸に対する直角度
(あおり)とを調整している。
【0005】しかし、一つの液晶パネル、たとえば緑用
の液晶パネル56について、光軸直角方向(X−Y)の
位置調整が省略できても、光軸に対する傾き(あおり)
は依然として調整が必要であるため、あおり調整の機構
が必要である。そのため、すべての液晶パネル46,5
6,66について調整機構を設け、すべての液晶パネル
46,56,66について調整する必要がある。
【0006】このように、従来は、すべての液晶パネル
を調整するためには、すべての液晶パネルについて調整
機構を設けておく必要がある。また、調整に要する時間
も長くなる。そのため、調整機構の簡素化と、調整に要
する時間の短縮とが望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき技術的課題は、光表示素子の取り付け位置お
よび角度を調整する機構を簡素化して、複数の光表示素
子の取り付け調整に要する時間を短縮することができる
投影光学装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
技術的課題を解決するため、本発明は、以下の構成の投
影光学装置を提供する。
【0009】投影光学装置は、赤、緑、青の3つの光表
示素子を用いてカラーイメージを投影するタイプのもの
である。上記赤および緑の光表示素子については、光軸
直角方向に位置調整できる調整機構を設けてハウジング
に固定する。一方、上記青の光表示素子については、調
整不可にハウジングに固定する。
【0010】上記構成において、人の目では青に対する
感度が赤や緑に比べて弱く、多少青がぼけていても使用
上は問題がないことに着目し、青の光表示素子について
一切の調整機構をなくし、部品の加工精度のみで光軸に
対する直角度を保証し、青のイメージの片ボケを生じな
いようにする(使用上は問題がない程度に押さえる)こ
とができる。青の光表示素子を調整することなく所定位
置に固定した後、赤および緑の光表示素子を光軸直角方
向の位置および角度を調整し、青の光表示素子に対して
色ずれおよびぼけが生じないように固定する。これによ
り、カラーイメージを適切に合成して投影することがで
きる。青の光表示素子については、取り付け調整機構が
なく、取り付け調整作業も不要である。
【0011】したがって、光表示素子の取り付け位置お
よび角度を調整する機構を簡素化して、複数の光表示素
子の取り付け調整に要する時間を短縮することができ
る。また、コストダウンを図ることができる。
【0012】好ましくは、3つの上記光表示素子は、3
枚の透過型の液晶パネルである。これらの各液晶パネル
を赤、緑、青の成分光でそれぞれ照射する成分光照明手
段と、上記各液晶パネルを透過した各成分光を合成する
光合成手段と、この光合成手段が合成した光を所定位置
に結像させてカラーイメージを投影する投影手段とを備
える。
【0013】上記構成によれば、液晶プロジェクタにお
いて、液晶パネルの取り付け調整機構の簡素化と、調整
に要する時間の短縮とが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図10に示した本
発明の一実施形態に係る液晶プロジェクタについて詳細
に説明する。図1は、緑および赤用の液晶パネルの調整
部分の分解斜視図である。図2は、青用の液晶パネルの
調整部分の分解斜視図である。図3は、液晶パネルの調
整部分の組立斜視図である。図4は、構成比較図であ
る。図5は、液晶プロジェクタの全体構成図である。図
6および図7は、緑および赤用の液晶パネルの調整の説
明図である。図8は、調整装置の要部斜視図である。図
9は、調整装置の要部断面図である。図10は、液晶パ
ネル調整時の要部断面図である。
【0015】本発明の一実施形態に係る液晶プロジェク
タは、すべての液晶パネルについて調整機構を設けて調
整をおこなっていた従来の装置とは異なり、図4(B)
に示したように、1つの液晶パネル、すなわち青用の液
晶パネル66については、人の目では青に対する感度が
赤や緑に比べて弱い点に着目して、光軸直角方向(X−
Y)の位置調整のみならず、光軸に対する直角度(あお
り)の調整も無くし、調整を完全に無くしている点に、
大きな特徴がある。そして、3つの液晶パネルのうち残
りの2つの液晶パネル、すなわち赤用および緑用の液晶
パネル46,56についてだけ、調整機構を設け、調整
するようにしている。さらに、2つの液晶パネル46,
56の調整機構は同じ構成とし、同じように調整を行え
るようにしている。これによって、液晶パネル46,5
6,66の調整機構の簡素化と、調整に要する時間の短
縮とを達成している。また、コストダウンも達成してい
る。
【0016】本発明の一実施形態に係る液晶プロジェク
タは、図5に示すように、全体が構されている。すなわ
ち、液晶プロジェクタは、光源1からの放射光が、UV
-IRカットフィルター3よって有害な紫外線、近赤外
線がカットされた後、赤、緑、青の3色に分解され、各
成分光が3枚の液晶パネル46,56,66をそれぞれ
照明する。各液晶パネル46,56,66は、略立方体
のクロスダイクロイックプリズム70の3つの側面70
a,70b,70cに沿って固定される。各液晶パネル
46,56,66は、カラービデオ信号の赤、緑、青の
色信号によってそれぞれ駆動される。各液晶パネル4
6,56,66を透過して変調を受けた各成分光は、ク
ロスダイクロイックプリズム70で合成され、クロスダ
イクロイックプリズム70の第4の側面70dから出射
し、投影レンズ80によってスクリーンに投影される。
【0017】詳しくは、光源1は、ランダム偏光の白色
光を放射するメタルハライドランプである。放物面鏡2
は、回転放物面の極を含む一部の面で、断面が線対称に
成形された反射面2aを有しており、焦点(光源1は、
この焦点の位置に設置される。)から放射されて到来す
る光を開口部2bの外側(図5では下方)に反射させる
鏡である。UV―IRカットフィルター3は、開口部2
bの近傍に配置され、光源1からの直接光および反射面
2aからの反射光から、3原色の光に対して不要となる
波長域の光を除去するためのフィルターである。オプテ
ィカルインテグレータを構成する第1のレンズアレイ4
は、二次元状に配列された複数の第1のレンズ4aを有
するレンズアレイであり、3原色の光に対して不要とな
る波長域の光が除去された、光源1からの直接光及び放
物面鏡2の反射面2aからの反射光を入射し、複数の光
束に分割して射出する。複数の第1のレンズ4aの各々
の開口形状は同一である。なお、第1のレンズアレイ4
は、放物面鏡2により近い位置となるように、UV−I
Rカットフィルター3の出力側近傍に配置される。
【0018】偏光ビームスプリッタ5は、三角柱状の偏
光変換光学系の分離部であり、第1のレンズアレイ4に
より分割された複数の光束の各々を、互いに偏光方向が
直交する第1の直線偏光成分の光束6と第2の直線偏光
成分の光束7とに分離する。偏光ビームスプリッタ5が
有する直角プリズムの斜面である後面には、偏光分離面
5aが形成されており、第1のレンズアレイ4から入射
する光のうちの第1の直線偏光成分は、偏光分離面5a
で45度の入射角に対して直角に反射し、光束6として
射出する。偏光分離面5aから厚み5bの間隔を隔てて
全反射面5cが対向するように形成されており、第1の
レンズアレイ4から入射する光の内の第1の直線偏光成
分に対して直交する第2の直線偏光成分は、全反射面5
cで45度の入射角に対して直角に反射し、光束7とし
て射出する。厚み5bの寸法は、光束6と光束7が射出
されるピッチ(厚み5bの21/2倍)と、第2のレンズ
8aのピッチとに基づいて設定される。
【0019】オプティカルインテグレータを構成する第
2のレンズアレイ8は、光ビームスプリッタ5により分
離された複数の光束6・光束7が収束する近傍に二次元
状に配列され、その複数の光束6及び複数の光束7と同
数の第2のレンズ8aを有するレンズアレイである。即
ち、第2のレンズアレイ8は、第1のレンズアレイ4が
有する複数の第1のレンズ4aの数の2倍の個数のレン
ズを有し、図2の上下方向に隣接する各2個の第2のレ
ンズ8aは、第1のレンズ4aの各1個に対応する。第
2のレンズアレイ8の射出面のうち光束7が射出される
部分には、光束7の第2の直線偏光光を光束6の第1の
直線偏光光と同一の偏光方向に変換するための半波長板
9が取り付けられている。なお、この半波長板9は、偏
光変換光学系の変換部であって、前述の偏光ビームスプ
リッタ5とともに偏光変換光学系を構成する。
【0020】液晶パネル46は、透過型液晶パネルであ
り、RGBのうちのRの光学画像を形成する。液晶パネ
ル56は、透過型液晶パネルであり、RGBのうちのG
の光学画像を形成する。液晶パネル66は、透過型液晶
パネルであり、RGBのうちのBの光学画像を形成す
る。
【0021】3枚の液晶パネル46,56,66の各々
に、対応する原色の光を照明するための3原色の各々を
分離する色分離光学系は、2つのダイクロイックフィル
ター13,16によって構成される。ダイクロイックフ
ィルター13は、波長510nmのカットオフ値を有
し、Bの波長帯の光束を反射し、RとGの波長帯の光束
を透過させる。全反射ミラー14は、分離されたBの波
長帯の光束を青用の液晶パネル66側に向けるためのも
のである。フィールドレンズ15は、全反射ミラー14
で反射されたBの波長帯の光束を液晶パネル66に照射
するためのものである。ダイクロイックフィルター16
は、波長580nmのカットオフ値を有し、ダイクロイ
ックフィルター13を透過したRとGの波長帯の光束の
うち、Gの波長帯の光束を反射し、Rの波長帯の光束を
透過させる。フィールドレンズ17は、ダイクロイック
フィルター16で分離されたGの波長帯の光束を緑用の
液晶パネル56に照射するためのものである。レンズ1
8,19および全反射ミラー20,21は、ダイクロイ
ックフィルター16を透過したRの波長帯の光束を、そ
の照度を保持しながら赤用の液晶パネル46に導くため
のリレー光学系を構成し、フィールドレンズ22は、リ
レー光学系により導かれたRの波長帯の光束を赤用の液
晶パネル46に照射するためのものである。
【0022】ダイクロイックプリズム70は、前述のR
GBの光学画像の各々を合成するための3原色合成光学
系である。ダイクロイックプリズム70は、立方体又は
直方体をなす接合された4個の直角プリズム70sを有
する。接合部には、前述のBの光学画像を45度の入射
角に対して直角に反射し、R及びGの光学画像を透過さ
せる第1のダイクロイックミラー部70tと、前述のR
の光学画像を45度の入射角に対して直角に反射し、G
及びBの光学画像を透過させる第2のダイクロイックミ
ラー部70uとが形成されている。
【0023】投影レンズ80は、ダイクロイックプリズ
ム70により合成されたカラーの光学画像をスクリーン
(図示省略)上に拡大投写するための投写光学系であ
る。
【0024】次に、各液晶パネル46,56,66の調
整について、説明する。
【0025】図1および図2に示すように、クロスダイ
クロイックプリズム70は、ベース72の上面72aに
突設された取付部74の上面に接着により固定される。
ベース72の取付部74は、固定されたクロスダイクロ
イックプリズム70の側面70a,70b,70c,7
0dとそれぞれ平行な側面74a,74b,74c,7
4dを有する。詳しくは後述するが、取付部74の3つ
の側面74a,74b,74cを利用して、赤、緑、青
用の液晶パネル46,56,66をそれぞれ取り付ける
ようになっている。これらの各側面74a,74b,7
4cには、それぞれ一対のねじ穴74tが設けられてい
る。赤、青用の液晶パネル46,66は、取付部74の
対向する一対の側面74a,74cを利用して取り付け
られるようになっている。これらの各側面74a,74
cには、それぞれ一対の位置決めボス74sが突設され
ている。
【0026】青用の液晶パネル66は、図2に示すよう
に、固定板68にねじ止めされるための貫通穴66sを
有する。固定板68は、取付部74の側面74cに取り
付けられるようになっている。固定板68は、その中央
には、液晶パネル66を透過した光束が通過するイメー
ジ窓68kが形成されている。また、固定板68の周囲
には、液晶パネル固定用の3つのねじ穴68aと、取付
部74の位置決めボス74sが挿通される位置決め穴6
8sと、ねじを挿通するための貫通穴68tとが形成さ
れている。
【0027】赤、緑用の液晶パネル46,56は、図1
に示すように、調整板47,57にねじ止めされるため
の貫通穴46s,56sを有する。各調整板47,57
は、その中央には、液晶パネル46,56を透過した光
束が通過するイメージ窓47k,57kが形成されてい
る。また、各調整板47,57の周囲には,液晶パネル
固定用のねじ穴47s,57sと、調整時に保持するた
めの調整穴47t,57tとが形成されている。さら
に、各調整板47,57の上下には、それぞれ直角に折
り曲げられた各一対の固定片47a,47b,57a,
57bを有する。上側の固定片47a,57aと下側の
固定片47b,57bとは、互いに逆向きに折り曲げら
れている。
【0028】赤、緑用の液晶パネル46,56が固定さ
れる調整板47,57は、固定板48,58にそれぞれ
固定されるようになっている。各固定板48,58は、
その中央には、液晶パネル46,56を透過した光束が
通過するイメージ窓48k,58kが形成され、その下
部には、ねじを挿通するための貫通穴48t,58tが
形成されている。さらに、一方の固定板48の下部に
は、取付部74の位置決めボス74sが挿通される長穴
48sが形成されている。各固定板48,58の板厚は
比較的厚い。各固定板48,58の下部には、直角に突
出した各一対の突片48b,58bが設けられている。
各固定板48,58は、その上部には調整板47,57
の上側の固定片47a,57aが、その突片48b,5
8bには調整板47,57の下側の固定片47b,57
bが、それぞれ当接または接近するようになっている。
各固定板47,58は、あらかじめ直角に結合した状態
で、ベース72の取付部74に固定されるようになって
いる。
【0029】次に、この液晶プロジェクタの液晶パネル
46,56,66を調整しながら取り付ける手順につい
て、説明する。
【0030】まず、青用の液晶パネル66を固定板68
のねじ穴68aを利用して固定板68にねじ止め固定し
た後、ベース72の取付部74のねじ穴74tを利用し
て、固定板68を取付部74にねじ止め固定する。この
とき、固定板68の位置決め穴68sに取付部74の位
置決めボス74sを挿通し、固定板68を位置決めす
る。つまり、液晶パネル66の取り付け精度は、部品の
加工精度のみによって保証する。
【0031】次に、赤、緑用の液晶パネル46,56を
調整板47,57のねじ穴47s,57sを利用して調
整板47,57にねじ止め固定する。
【0032】また、赤、緑用の固定板48,58を、ベ
ース72の取付部74のねじ穴48tを利用して取付部
74にねじ止め固定する。このとき、赤用の固定板48
の長穴48sには、取付部74の位置決めボス74sを
挿通する。
【0033】次に、各調整板47,57の調整穴47
t,57tを用いて、各調整板47,57を固定板4
8,58に対して保持し、後述する調整装置100によ
って液晶パネル46,56の位置および角度を調整す
る。そして、図3に示すように、各調整板47,57を
適宜位置に位置決めして保持した状態で、各調整板4
7,57の上側の固定片47a,57aの周囲に接着剤
を塗布して、固定板48,58の上部に固定する。ま
た、各調整板47,57の下側の固定片47b,57b
の周囲に接着剤を塗布し、固定板48,58の突片48
b,58bに固定する。つまり、液晶パネル46,56
は、光軸直角方向位置が調整可能に取り付けられる。
【0034】さらに詳しく説明すると、図6(A)の要
部斜視図に示したように互いに結合した状態で、この図
では図示していないベース72に固定された固定板4
8,58に、調整板47,57を介して液晶パネル4
6,56が固定される。
【0035】赤用の液晶パネル46について説明する
と、図6(B)の分解斜視図に示したように、液晶パネ
ル46の貫通穴46sに不図示のねじを通し、調整板4
7のねじ穴47sに螺合することによって、まず、液晶
パネル46を調整板47に固定する。次に、調整板47
の3箇所の調整穴47sに、調整装置100のチャック
ピン112の先端をそれぞれ挿入し、3本のチャックピ
ン112を外側に広げることによって、チャックピン1
12の先端で調整板47を支持する。
【0036】そして、図7の斜視図に示したように、調
整装置100により調整板47をX、Y、Zの3方向に
適宜移動させることによって、調整板47が固定板48
に接近した状態で、液晶パネル46の光軸直角方向位置
(X−Y位置)及び光軸方向(Z位置)を調整する。ま
た、3本のチャックピン112を個別に適宜進退させて
調整板47の傾きを変え、液晶パネル46のあおり調整
を行う。液晶パネル46の光軸直角方向及び光軸方向の
位置調整とあおり調整とが終了すると、接着剤160を
用いて、調整板47を固定板48に適宜に仮止め固定す
る。
【0037】緑用の液晶パネル56についても、同様に
調整し、調整板57を固定板48に仮止め固定する。
【0038】そして、仮止めした調整板47,57の固
定片47a,47b;57a,57bと固定板48,5
8の上面および突片48bとの間、要すればその他の部
分に、樹脂製接着剤を塗布し、隙間があれば埋めるよう
にして、調整板47,57を固定板48,58に最終的
に固定する。
【0039】次に、調整装置100について説明する。
図7に示したように、調整装置100は、ベース150
に対して、X−Y駆動機構140をZ方向に移動するこ
とができるできるようになっている。X−Y駆動機構1
40は、Z方向に延在する支持軸130を、X−Y方向
に移動することができるようになっている。支持軸13
0の前端には、前板110および後板120が固定され
ている。前板110および後板120の間には、3本の
チャックピン112を移動させる駆動機構が配置されて
いる。
【0040】詳しくは、前板110には、図8(A)に
示すように、インパクト型圧電アクチュエータ114が
径方向移動自在に支持されている。インパクト型圧電ア
クチュエータ114には、図9(I)の断面図に示すよ
うに、チャックピン112の基端側が固定されていて、
チャックピン112をそれぞれ独立して軸方向に精度よ
く進退させることができるようになっている。インパク
ト型圧電アクチュエータ114を用いて、3本のチャッ
クピン112をそれぞれ軸方向に適宜伸退させることに
よって、たとえば図10の断面図に示すように、チャッ
クピン112の先端で支持した調整板47を任意方向に
任意の角度傾け、あおりを調整することができる。
【0041】後板120には、図8(B)の斜視図に示
すように、略三角形のカム128が回転自在に支持さ
れ、歯車124,126を介して、モータ122によっ
て回転されるようになっている。図9(II)に示すよう
に、カム128の周囲にアクチュエータ114が配置さ
れ、カム128が回転すると、図9(III)に示すよう
に、カム128がアクチュエータ114の基部側面11
6に当接し、アクチュエータ114を放射状に外側へ移
動させる。これによって、チャックピン112同士の間
隔が広がり、その先端で調整板47,57を支持でき
る。
【0042】以上説明したように、この液晶プロジェク
タは、赤、緑用の液晶パネル46,56については、光
軸直角方向位置および光軸に対する直角度(傾き)を調
整して取り付けることができる構成となっているが、青
用の液晶パネル66には、取り付け位置および角度を調
整する機構は設けられていない。すなわち、赤および緑
用の液晶パネル46,56は位置および角度を調整して
固定することができるが、青用の液晶パネル66は調整
することなく固定するようになっている。
【0043】したがって、光表示素子の取り付け位置を
調整する機構を簡素化して、複数の光表示素子の取り付
け位置の調整に要する時間を短縮することができる。ま
た、コストダウンを図ることができる。
【0044】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
たとえば、液晶パネルに限らず、反射型光表示素子等の
他の光表示素子についても、本発明を適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 緑および赤用の液晶パネルの調整部分の分解
斜視図である。
【図2】 青用の液晶パネルの調整部分の分解斜視図で
ある。
【図3】 液晶パネルの調整部分の組立斜視図である。
【図4】 構成比較図である。
【図5】 液晶プロジェクタの全体構成図である。
【図6】 緑および赤用の液晶パネルの位置調整の説明
図である。
【図7】 緑および赤用の液晶パネルの位置調整の説明
図である。
【図8】 調整装置の要部斜視図である。
【図9】 調整装置の要部断面図である。
【図10】 液晶パネル調整時の要部断面図である。
【符号の説明】
1 光源 2 放物面鏡 2a 反射面 2b 開口 3 UV−IRカットフィルタ 4 第1のレンズアレイ 4a レンズ 5 偏光ビームスプリッタ 5a 偏光分離面 5b 厚み 5c 全反射面 6,7 光束 8 第2のレンズアレイ 8a レンズ 9 半波長板 13 ダイクロイックフィルター 14 全反射ミラー 15 フィールドレンズ 16 ダイクロイックミラー 17 フィールドレンズ 18,19 フィールドレンズ 20,21 全反射ミラー 46 赤用の液晶パネル 46s 貫通穴 47 調整板 47a,47b 固定片 47k イメージ窓 47s ねじ穴 47t 調整穴 48 固定板 48b 突片 48k イメージ窓 48s 長穴 48t 貫通穴 56 緑用の液晶パネル 56s 貫通穴 57 調整板 57a,57b 固定片 57k イメージ窓 57s ねじ穴 57t 調整穴 58 固定板 58b 突片 58k イメージ窓 58t 貫通穴 66 青用の液晶パネル 66s 貫通穴 68 固定板 68a ねじ穴 68k イメージ窓 68s 位置決め穴 68t 貫通穴 70 クロスダイクロイックプリズム 70a,70b,70c,70d 側面 72 ベース 72a 上面 74 取付部 74a,74b,74c,74d 側面 74t ねじ穴 74s 位置決めボス 80 投影レンズ 90 投影方向 100 調整装置 110 前板 112 チャックピン 114 インパクト型圧電アクチュエータ 116 基部側面 120 後板 122 モータ 124,126 歯車 128 カム 130 支持軸 140 X−Y駆動機構 150 ベース 160 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09F 9/00 360 G09F 9/00 360D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤、緑、青の3つの光表示素子を用いて
    カラーイメージを投影する投影光学装置において、 上記赤および緑の光表示素子については、光軸直角方向
    に位置調整できる調整機構を設けてハウジングに固定す
    る一方、上記青の光表示素子については、調整不可にハ
    ウジングに固定することを特徴とする、投影光学装置。
  2. 【請求項2】 3つの上記光表示素子は、3枚の透過型
    の液晶パネルであり、 該各液晶パネルを赤、緑、青の成分光でそれぞれ照射す
    る成分光照明手段と、上記各液晶パネルを透過した各成
    分光を合成する光合成手段と、該光合成手段が合成した
    光を所定位置に結像させてカラーイメージを投影する投
    影手段とを備えたことを特徴とする、請求項1記載の投
    影光学装置。
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