JP3338345B2 - 映像投写装置 - Google Patents
映像投写装置Info
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- adjusting
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- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶パネルを用
いた映像投写装置に関する。
いた映像投写装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は、背面投写型の映像投写装置にお
ける三板（Ｒ，Ｇ，Ｂ）式の光学エンジン６０を示した
平面図である。ランプ（ハロゲンランプ又はメタルハラ
イドランプ）６２ａから出射した光は、集光リフレクタ
６１にて反射され、ＵＶ／ＩＲフィルタ６３にて紫外線
及び赤外線を除去されて光源装置６２から出射し、ダイ
クロイックミラー５１に入射する。このダイクロイック
ミラー５１は、赤色光（Ｒ）を透過し、緑色光（Ｇ）と
青色光（Ｂ）を反射する。ダイクロイックミラー５１で
分離された赤色光は、全反射ミラー５２で反射されて赤
色の映像を表示する赤色用液晶パネル５３に与えられ
る。赤色光は、この液晶パネル５３で透過率を変化させ
られて通過した後、合成手段としてのダイクロイックプ
リズム５４に与えられる。
ける三板（Ｒ，Ｇ，Ｂ）式の光学エンジン６０を示した
平面図である。ランプ（ハロゲンランプ又はメタルハラ
イドランプ）６２ａから出射した光は、集光リフレクタ
６１にて反射され、ＵＶ／ＩＲフィルタ６３にて紫外線
及び赤外線を除去されて光源装置６２から出射し、ダイ
クロイックミラー５１に入射する。このダイクロイック
ミラー５１は、赤色光（Ｒ）を透過し、緑色光（Ｇ）と
青色光（Ｂ）を反射する。ダイクロイックミラー５１で
分離された赤色光は、全反射ミラー５２で反射されて赤
色の映像を表示する赤色用液晶パネル５３に与えられ
る。赤色光は、この液晶パネル５３で透過率を変化させ
られて通過した後、合成手段としてのダイクロイックプ
リズム５４に与えられる。
【０００３】一方、ダイクロイックミラー５１で反射さ
れた緑色光と青色光はダイクロイックミラー５５に与え
られる。このダイクロイックミラー５５は、緑色（Ｇ）
を透過し、青色光（Ｂ）を反射する。ダイクロイックミ
ラー５５で分離された緑色光は、緑色の映像を表示する
緑色用液晶パネル５６に与えられる。緑色光は、この液
晶パネル５６で透過率を変化させられて通過した後、ダ
イクロイックプリズム５４に与えられる。
れた緑色光と青色光はダイクロイックミラー５５に与え
られる。このダイクロイックミラー５５は、緑色（Ｇ）
を透過し、青色光（Ｂ）を反射する。ダイクロイックミ
ラー５５で分離された緑色光は、緑色の映像を表示する
緑色用液晶パネル５６に与えられる。緑色光は、この液
晶パネル５６で透過率を変化させられて通過した後、ダ
イクロイックプリズム５４に与えられる。
【０００４】また、ダイクロイックミラー５５を透過し
た青色光は、全反射ミラー５７，５８で反射されて青色
の映像を表示する青色用液晶パネル５９に与えられる。
青色光は、この液晶パネル５９で透過率を変化させられ
て通過した後、ダイクロイックプリズム５４に与えられ
る。
た青色光は、全反射ミラー５７，５８で反射されて青色
の映像を表示する青色用液晶パネル５９に与えられる。
青色光は、この液晶パネル５９で透過率を変化させられ
て通過した後、ダイクロイックプリズム５４に与えられ
る。
【０００５】ダイクロイック５４に入射した各色光は、
合成され、カラー映像光（Ｒ，Ｇ，Ｂ）として出射され
る。そして、投写されたカラー映像光は、プリズム７０
にて光路を上方向（紙面垂直方向）に変換されて投写レ
ンズ５４に入射する。
合成され、カラー映像光（Ｒ，Ｇ，Ｂ）として出射され
る。そして、投写されたカラー映像光は、プリズム７０
にて光路を上方向（紙面垂直方向）に変換されて投写レ
ンズ５４に入射する。
【０００６】投写レンズ５４を出射したカラー映像光
は、図５に示すように、ミラー７１にて反射され、スク
リーン７２上に投影される。
は、図５に示すように、ミラー７１にて反射され、スク
リーン７２上に投影される。
【０００７】前述した液晶パネル５３，５６，５９につ
いては、フォーカス調整のための機構が設けられてお
り、液晶パネル５３，５９に対しては更にＣＧ調整（緑
色用の液晶パネル５６の画素に対して液晶パネル５３，
５９の画素を合わせる調整）のための調整機構が設けら
れる。
いては、フォーカス調整のための機構が設けられてお
り、液晶パネル５３，５９に対しては更にＣＧ調整（緑
色用の液晶パネル５６の画素に対して液晶パネル５３，
５９の画素を合わせる調整）のための調整機構が設けら
れる。
【０００８】図６乃至図９は、赤色用の液晶パネル５３
についての調整機構を示した図であり、図６は斜視図、
図７は平面図、図８は緑色光の入射側から見た図、図９
は赤色光の入射側から見た図である。図中の部材８１，
８２は、筐体６０ａの底面に固定されている。かかる部
材８１，８２には、略凸文字状の穴８１ａ…，８２ａ…
が形成されている。そして、液晶パネル５３を支持する
支持手段の一部を成す支持片８３には、略凹文字状をな
す切欠き８３ａ…が形成されている。これらの穴８１ａ
…と切欠き８３ａ…、また、穴８２ａ…と切欠き８３ａ
…とが重なり合って、調整十字穴が形成される。この調
整十字穴に調整具であるマイナスドライバを挿入してこ
れを回動させることで液晶パネル５３を煽ることができ
る。
についての調整機構を示した図であり、図６は斜視図、
図７は平面図、図８は緑色光の入射側から見た図、図９
は赤色光の入射側から見た図である。図中の部材８１，
８２は、筐体６０ａの底面に固定されている。かかる部
材８１，８２には、略凸文字状の穴８１ａ…，８２ａ…
が形成されている。そして、液晶パネル５３を支持する
支持手段の一部を成す支持片８３には、略凹文字状をな
す切欠き８３ａ…が形成されている。これらの穴８１ａ
…と切欠き８３ａ…、また、穴８２ａ…と切欠き８３ａ
…とが重なり合って、調整十字穴が形成される。この調
整十字穴に調整具であるマイナスドライバを挿入してこ
れを回動させることで液晶パネル５３を煽ることができ
る。
【０００９】また、ＣＧ調整ねじ８４ａ…を回すことに
より、液晶パネル５３をその面内で上下、左右に移動さ
せ、また回転させることでできるようになっている。具
体的には、前記の支持片８３には、第１，第２，第３Ｃ
Ｇ調整板８４ｂ，８４ｃ，８４ｄがこの順に連結されて
いる。液晶パネル５３は、最も外側の第３ＣＧ調整板８
４ｄに固定されている。第３ＣＧ調整板８４ｄは第２Ｃ
Ｇ調整板８４ｃに対して例えば面内回転可能に設けられ
る。第２ＣＧ調整板８４ｃは第１ＣＧ調整板８４ｂに対
して例えば上下方向に移動可能に設けられる。第１ＣＧ
調整板８４ｂは支持片８３に対して左右方向に移動可能
に設けられる。そして、ＣＧ調整ねじ８４ａ…を回すこ
とにより、前記３枚の板を上下移動、左右移動、及び回
転させることができ、これによって液晶パネル５３のＣ
Ｇ調整が行われる。
より、液晶パネル５３をその面内で上下、左右に移動さ
せ、また回転させることでできるようになっている。具
体的には、前記の支持片８３には、第１，第２，第３Ｃ
Ｇ調整板８４ｂ，８４ｃ，８４ｄがこの順に連結されて
いる。液晶パネル５３は、最も外側の第３ＣＧ調整板８
４ｄに固定されている。第３ＣＧ調整板８４ｄは第２Ｃ
Ｇ調整板８４ｃに対して例えば面内回転可能に設けられ
る。第２ＣＧ調整板８４ｃは第１ＣＧ調整板８４ｂに対
して例えば上下方向に移動可能に設けられる。第１ＣＧ
調整板８４ｂは支持片８３に対して左右方向に移動可能
に設けられる。そして、ＣＧ調整ねじ８４ａ…を回すこ
とにより、前記３枚の板を上下移動、左右移動、及び回
転させることができ、これによって液晶パネル５３のＣ
Ｇ調整が行われる。
【００１０】そして、光学エンジン６０の上側には、前
記の各液晶パネルを駆動するための回路（図示せず）が
配置されている。この回路と各液晶パネルとは、フレキ
シブル基板８８にて電気的に接続されるようになってい
る。
記の各液晶パネルを駆動するための回路（図示せず）が
配置されている。この回路と各液晶パネルとは、フレキ
シブル基板８８にて電気的に接続されるようになってい
る。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】上記の構造では、前記
ＣＧ調整ねじ８４ａ…の頭部に形成されている六角穴に
調整具（六角レンチ）を差し込んみこれを回すことによ
ってＣＧ調整を行うことになるが、前記ＣＧ調整ねじ８
４ａ…の近傍には前記回路が存在しており、更にＣＧ調
整ねじ８４ａ…の六角穴への調整具差し込み方向上に前
記回路が位置している。このため、ＣＧ調整に際して前
記調整具を誤って前記回路に接触させ、回路をショート
させてしまうおそれがある。
ＣＧ調整ねじ８４ａ…の頭部に形成されている六角穴に
調整具（六角レンチ）を差し込んみこれを回すことによ
ってＣＧ調整を行うことになるが、前記ＣＧ調整ねじ８
４ａ…の近傍には前記回路が存在しており、更にＣＧ調
整ねじ８４ａ…の六角穴への調整具差し込み方向上に前
記回路が位置している。このため、ＣＧ調整に際して前
記調整具を誤って前記回路に接触させ、回路をショート
させてしまうおそれがある。
【００１２】この発明は、上記の事情に鑑み、調整具に
よって回路をショートさせてしまうという事態を回避す
ることができる構造を有した映像投写装置を提供するこ
とを目的とする。
よって回路をショートさせてしまうという事態を回避す
ることができる構造を有した映像投写装置を提供するこ
とを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】この発明の映像投写装置
は、上記の課題を解決するために、液晶パネルを支持す
る支持手段の姿勢を調整してＣＧ調整を行う調整機構が
備えられ、この調整機構の近傍に前記液晶パネルを駆動
するための回路が設けられて成る光学エンジンを備えた
映像投写装置において、前記ＣＧ調整を行う調整機構に
おける調整具差し込み穴が、前記支持手段から離間して
前記回路から遠ざかった位置に自在ジョイントを介して
設けられていることを特徴とする。
は、上記の課題を解決するために、液晶パネルを支持す
る支持手段の姿勢を調整してＣＧ調整を行う調整機構が
備えられ、この調整機構の近傍に前記液晶パネルを駆動
するための回路が設けられて成る光学エンジンを備えた
映像投写装置において、前記ＣＧ調整を行う調整機構に
おける調整具差し込み穴が、前記支持手段から離間して
前記回路から遠ざかった位置に自在ジョイントを介して
設けられていることを特徴とする。
【００１４】上記の構成であれば、ＣＧ調整を行う調整
機構における調整具差し込み穴が、前記回路から遠ざか
った位置にあるので、調整具によって回路をショートさ
せてしまうという事態を回避できる。
機構における調整具差し込み穴が、前記回路から遠ざか
った位置にあるので、調整具によって回路をショートさ
せてしまうという事態を回避できる。
【００１５】また、この発明の映像投写装置は、略立方
体形状を成す映像合成手段の第１の側面には第１の液晶
パネルからの映像光が入射し、第１の側面に対向する第
２の側面には第２の液晶パネルからの映像光が入射し、
第１の側面と第２の側面に挟まれた第３の側面には第３
の液晶パネルからの映像光が入射し、第３の側面に対向
する第４の側面からカラー映像光が出射するように構成
され、前記液晶パネルを支持する支持手段の姿勢を調整
してＣＧ調整を行う調整機構が備えられ、前記立方体形
状を成す映像合成手段の上面側には前記各液晶パネルを
駆動するための回路が設けられて成る光学エンジンを備
えた映像投写装置において、前記ＣＧ調整を行う調整機
構における調整具差し込み穴が、前記支持手段から離間
して前記回路から遠ざかった位置に自在ジョイントを介
して設けられていることを特徴とする。
体形状を成す映像合成手段の第１の側面には第１の液晶
パネルからの映像光が入射し、第１の側面に対向する第
２の側面には第２の液晶パネルからの映像光が入射し、
第１の側面と第２の側面に挟まれた第３の側面には第３
の液晶パネルからの映像光が入射し、第３の側面に対向
する第４の側面からカラー映像光が出射するように構成
され、前記液晶パネルを支持する支持手段の姿勢を調整
してＣＧ調整を行う調整機構が備えられ、前記立方体形
状を成す映像合成手段の上面側には前記各液晶パネルを
駆動するための回路が設けられて成る光学エンジンを備
えた映像投写装置において、前記ＣＧ調整を行う調整機
構における調整具差し込み穴が、前記支持手段から離間
して前記回路から遠ざかった位置に自在ジョイントを介
して設けられていることを特徴とする。
【００１６】前記支持手段の姿勢を調整してフォーカス
調整を行う調整機構が設けられるとともに、この調整機
構における調整具差し込み穴が前記第４の側面の側に設
けられていてもよい。
調整を行う調整機構が設けられるとともに、この調整機
構における調整具差し込み穴が前記第４の側面の側に設
けられていてもよい。
【００１７】調整具差し込み穴への調整具差し込み方向
が前記回路が位置している方向を避けるように設定され
ていてもよい。
が前記回路が位置している方向を避けるように設定され
ていてもよい。
【００１８】前記自在ジョイントにおける調整具差し込
み穴を有する部分が、光学エンジンの筐体によって支持
され、調整具差し込み穴が筐体の外側に位置していてい
てもよい。
み穴を有する部分が、光学エンジンの筐体によって支持
され、調整具差し込み穴が筐体の外側に位置していてい
てもよい。
【００１９】
（実施の形態１）以下、この発明の第１の実施の形態を
図１及び図２に基づいて説明する。なお図１，図２につ
いては、説明の便宜上、従来例で示した部材と同一の部
材には同一の符号を付記している。
図１及び図２に基づいて説明する。なお図１，図２につ
いては、説明の便宜上、従来例で示した部材と同一の部
材には同一の符号を付記している。
【００２０】この実施の形態のＣＧ調整機構における液
晶パネル５３の支持手段の構造自体は従来と同じであ
る。すなわち、図１に示しているように、支持片８３に
は、第１，第２，第３ＣＧ調整板８４ｂ，８４ｃ，８４
ｄがこの順に連結され、液晶パネル５３は、最も外側の
第３ＣＧ調整板８４ｄに固定され、第３ＣＧ調整板８４
ｄは第２ＣＧ調整板８４ｃに対して例えば面内回転可能
に設けられ、第２ＣＧ調整板８４ｃは第１ＣＧ調整板８
４ｂに対して例えば上下方向に移動可能に設けられ、第
１ＣＧ調整板８４ｂは支持片８３に対して左右方向に移
動可能に設けられる。そして、ＣＧ調整ねじ８４ａ…を
回すことにより、前記３枚の板を上下移動、左右移動、
及び回転させることができる。
晶パネル５３の支持手段の構造自体は従来と同じであ
る。すなわち、図１に示しているように、支持片８３に
は、第１，第２，第３ＣＧ調整板８４ｂ，８４ｃ，８４
ｄがこの順に連結され、液晶パネル５３は、最も外側の
第３ＣＧ調整板８４ｄに固定され、第３ＣＧ調整板８４
ｄは第２ＣＧ調整板８４ｃに対して例えば面内回転可能
に設けられ、第２ＣＧ調整板８４ｃは第１ＣＧ調整板８
４ｂに対して例えば上下方向に移動可能に設けられ、第
１ＣＧ調整板８４ｂは支持片８３に対して左右方向に移
動可能に設けられる。そして、ＣＧ調整ねじ８４ａ…を
回すことにより、前記３枚の板を上下移動、左右移動、
及び回転させることができる。
【００２１】そして、光学エンジン６０の上側には、前
記の各液晶パネルを駆動するための回路（図示せず）が
配置されている。この回路と各液晶パネルとはフレキシ
ブル基板８８にて電気的に接続されている。
記の各液晶パネルを駆動するための回路（図示せず）が
配置されている。この回路と各液晶パネルとはフレキシ
ブル基板８８にて電気的に接続されている。
【００２２】従来との相違点は、ＣＧ調整機構における
ＣＧ調整ねじ８４ａ…の六角穴１０１…が、前記支持手
段から離間して前記回路から遠ざかった位置であって且
つ当該六角穴への調整具差し込み方向が前記回路が位置
している方向を避けるように自在ジョイント１００…を
介して設けられている点にある。更に、この実施の形態
では、ＣＧ調整ねじ８４ａ…の六角穴１０１…（図２参
照）をスクリーン側（映像投写装置の前面側）に位置さ
せ、六角穴１０１…に対する調整具の挿入方向も前記ス
クリーンの前面側からとなるようにしてある。
ＣＧ調整ねじ８４ａ…の六角穴１０１…が、前記支持手
段から離間して前記回路から遠ざかった位置であって且
つ当該六角穴への調整具差し込み方向が前記回路が位置
している方向を避けるように自在ジョイント１００…を
介して設けられている点にある。更に、この実施の形態
では、ＣＧ調整ねじ８４ａ…の六角穴１０１…（図２参
照）をスクリーン側（映像投写装置の前面側）に位置さ
せ、六角穴１０１…に対する調整具の挿入方向も前記ス
クリーンの前面側からとなるようにしてある。
【００２３】なお、青色用の液晶パネルに対しても同様
に自在ジョイント１００…を有したＣＧ調整機構が設け
られるが、緑色用の液晶パネルに対してはＣＧ調整機構
は設けていない。
に自在ジョイント１００…を有したＣＧ調整機構が設け
られるが、緑色用の液晶パネルに対してはＣＧ調整機構
は設けていない。
【００２４】図２（ａ）は、青色用の液晶パネル５９に
対するＣＧ調整機構も図示した正面側（スクリーン側）
から見た図であり、同図（ｂ）はその平面図である。こ
れらの図から分かるように、自在ジョイント１００…の
先端に形成されている六角穴１０１…は、光学エンジン
６０の筐体６０ａの外側に位置している。
対するＣＧ調整機構も図示した正面側（スクリーン側）
から見た図であり、同図（ｂ）はその平面図である。こ
れらの図から分かるように、自在ジョイント１００…の
先端に形成されている六角穴１０１…は、光学エンジン
６０の筐体６０ａの外側に位置している。
【００２５】上記の構成であれば、ＣＧ調整ねじ８４ａ
…の六角穴１０１…が、前記回路から遠ざかった位置に
あるので、調整具によって回路をショートさせてしまう
という事態を回避できる。特に、当該六角穴１０１…へ
の調整具差し込み方向が前記回路が位置している方向を
避けるようにしてあるから、より高いショート防止効果
が得られる。更に、六角穴１０１…は、光学エンジン６
０の筐体６０ａの外側に位置しているから、調整が容易
であるとともに、当該筐体６０によって調整具の筐体内
への挿入が阻止されるから、更に高いショート防止効果
が得られる。また、調整具の挿入方向がスクリーンの前
面側からとなるようにしてあるから、スクリーン上の映
像を見ながら調整が行えることになる。
…の六角穴１０１…が、前記回路から遠ざかった位置に
あるので、調整具によって回路をショートさせてしまう
という事態を回避できる。特に、当該六角穴１０１…へ
の調整具差し込み方向が前記回路が位置している方向を
避けるようにしてあるから、より高いショート防止効果
が得られる。更に、六角穴１０１…は、光学エンジン６
０の筐体６０ａの外側に位置しているから、調整が容易
であるとともに、当該筐体６０によって調整具の筐体内
への挿入が阻止されるから、更に高いショート防止効果
が得られる。また、調整具の挿入方向がスクリーンの前
面側からとなるようにしてあるから、スクリーン上の映
像を見ながら調整が行えることになる。
【００２６】なお、図には示していないが、ＣＧ調整後
にその状態をロックするためのロックねじが設けられて
いる。このロックねじについても、その六角穴が、前記
支持手段から離間して前記回路から遠ざかった位置に自
在ジョイントを介して設けられていてもよい。また、当
該六角穴への調整具差し込み方向が前記回路が位置して
いる方向を避けるようになっていてもよい。更に、六角
穴が光学エンジン６０の筐体６０ａの外側に位置してい
てもよい。
にその状態をロックするためのロックねじが設けられて
いる。このロックねじについても、その六角穴が、前記
支持手段から離間して前記回路から遠ざかった位置に自
在ジョイントを介して設けられていてもよい。また、当
該六角穴への調整具差し込み方向が前記回路が位置して
いる方向を避けるようになっていてもよい。更に、六角
穴が光学エンジン６０の筐体６０ａの外側に位置してい
てもよい。
【００２７】（実施の形態２）図３は、この実施の形態
の背面投写型の映像投写装置における３色映像合成部お
よび調整機構部を示した斜視図である。ダイクロイック
プリズム１には、赤色用，緑色用，青色用の各液晶パネ
ル（図では、赤色用の液晶パネル３のみ示している）を
経た映像光が入射される。入射した各色の映像光は、ダ
イクロイックプリズム１で合成されてカラー映像光とな
って出射される。出射したカラー映像光は、光路変更プ
リズム２を経て図の上方向に光路を変更されて図示しな
い投写レンズに与えられる。
の背面投写型の映像投写装置における３色映像合成部お
よび調整機構部を示した斜視図である。ダイクロイック
プリズム１には、赤色用，緑色用，青色用の各液晶パネ
ル（図では、赤色用の液晶パネル３のみ示している）を
経た映像光が入射される。入射した各色の映像光は、ダ
イクロイックプリズム１で合成されてカラー映像光とな
って出射される。出射したカラー映像光は、光路変更プ
リズム２を経て図の上方向に光路を変更されて図示しな
い投写レンズに与えられる。
【００２８】光学エンジン６０の上側には、前記の各液
晶パネルを駆動するための回路２０が配置されている。
この回路２０と各液晶パネルとは、フレキシブル基板８
８にて電気的に接続されている。
晶パネルを駆動するための回路２０が配置されている。
この回路２０と各液晶パネルとは、フレキシブル基板８
８にて電気的に接続されている。
【００２９】この図３では、赤色用の液晶パネル３につ
いてのみフォーカス調整機構およびＣＧ調整機構を示し
ている。図の縦長のＬ字状の部材５は、図示しない光学
エンジンの筐体の底部に固定されている。また、図の横
長のＬ字状の部材６も、当該筐体の底部に固定されてい
る。かかる部材５，６には、略凸文字状の穴５ａ，６ａ
が形成されている。そして、前記の部材５に連結された
支持片７には、略凹文字状をなす切欠き７ａが形成され
ている。これらの穴５ａと切欠き７ａ、穴６ａと切欠き
７ａとが重なり合って、それぞれ調整十字穴が形成され
る。この調整十字穴は、ダイクロイックプリズム１にお
けるカラー映像光の出射面側に位置することになり、ま
た、調整十字穴に対する調整具（マイナスドライバ）の
挿入方向は、カラー映像光の光路変更前の方向と略平行
となる。この調整十字穴に調整具を挿入してこれを回動
させることで液晶パネル３を煽り、また光軸方向にシフ
トさせることができ、この煽りやシフト動作によってフ
ォーカス調整がなされる。フォーカス調整後には、ロッ
クねじ９…を締めつけることで、部材７が部材５，６に
固定され、調整状態が保持される。
いてのみフォーカス調整機構およびＣＧ調整機構を示し
ている。図の縦長のＬ字状の部材５は、図示しない光学
エンジンの筐体の底部に固定されている。また、図の横
長のＬ字状の部材６も、当該筐体の底部に固定されてい
る。かかる部材５，６には、略凸文字状の穴５ａ，６ａ
が形成されている。そして、前記の部材５に連結された
支持片７には、略凹文字状をなす切欠き７ａが形成され
ている。これらの穴５ａと切欠き７ａ、穴６ａと切欠き
７ａとが重なり合って、それぞれ調整十字穴が形成され
る。この調整十字穴は、ダイクロイックプリズム１にお
けるカラー映像光の出射面側に位置することになり、ま
た、調整十字穴に対する調整具（マイナスドライバ）の
挿入方向は、カラー映像光の光路変更前の方向と略平行
となる。この調整十字穴に調整具を挿入してこれを回動
させることで液晶パネル３を煽り、また光軸方向にシフ
トさせることができ、この煽りやシフト動作によってフ
ォーカス調整がなされる。フォーカス調整後には、ロッ
クねじ９…を締めつけることで、部材７が部材５，６に
固定され、調整状態が保持される。
【００３０】前記の支持片７には、第１，第２，第３Ｃ
Ｇ調整板１１，１２，１３がこの順に連結されている。
液晶パネル３は、最も外側の第３ＣＧ調整板１３に固定
されている。第３ＣＧ調整板１３は第２ＣＧ調整板１２
に対して例えば面内回転可能に設けられる。第２ＣＧ調
整板１２は第１ＣＧ調整板１１に対して例えば上下方向
に移動可能に設けられる。第１ＣＧ調整板１１は支持片
７に対して左右方向に移動可能に設けられる。そして、
ＣＧ調整ねじ１５…を回すことにより、前記３枚の板を
上下移動、左右移動、及び回転させることができ、これ
によって液晶パネル３のＣＧ調整が行われる。
Ｇ調整板１１，１２，１３がこの順に連結されている。
液晶パネル３は、最も外側の第３ＣＧ調整板１３に固定
されている。第３ＣＧ調整板１３は第２ＣＧ調整板１２
に対して例えば面内回転可能に設けられる。第２ＣＧ調
整板１２は第１ＣＧ調整板１１に対して例えば上下方向
に移動可能に設けられる。第１ＣＧ調整板１１は支持片
７に対して左右方向に移動可能に設けられる。そして、
ＣＧ調整ねじ１５…を回すことにより、前記３枚の板を
上下移動、左右移動、及び回転させることができ、これ
によって液晶パネル３のＣＧ調整が行われる。
【００３１】ＣＧ調整ねじ１５…の六角穴１５２…は、
前記支持手段から離間して前記回路から遠ざかった位置
であって且つ当該六角穴１５２への調整具差し込み方向
が前記回路が位置している方向を避けるように自在ジョ
イント１５１…を介して設けられている。更に、この実
施の形態では、ＣＧ調整ねじ１５…の六角穴１５２…を
スクリーン側に設け、調整具の挿入方向が前記スクリー
ンの前面側からとなるようにしてある。
前記支持手段から離間して前記回路から遠ざかった位置
であって且つ当該六角穴１５２への調整具差し込み方向
が前記回路が位置している方向を避けるように自在ジョ
イント１５１…を介して設けられている。更に、この実
施の形態では、ＣＧ調整ねじ１５…の六角穴１５２…を
スクリーン側に設け、調整具の挿入方向が前記スクリー
ンの前面側からとなるようにしてある。
【００３２】かかる構成におていも実施の形態１と同様
の作用を奏する。さらに、この実施の形態では、フォー
カス調整のための調整十字穴は、ダイクロイックプリズ
ム１の上面側ではなく、ダイクロイックプリズム１にお
けるカラー映像光の出射面側に位置しているので、かか
るフォーカス調整においても、調整具によって回路をシ
ョートさせてしまうという事態を防止することが可能と
なる。
の作用を奏する。さらに、この実施の形態では、フォー
カス調整のための調整十字穴は、ダイクロイックプリズ
ム１の上面側ではなく、ダイクロイックプリズム１にお
けるカラー映像光の出射面側に位置しているので、かか
るフォーカス調整においても、調整具によって回路をシ
ョートさせてしまうという事態を防止することが可能と
なる。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ＣＧ調整を行う調整具によって回路をショートさせ
てしまうという事態を回避することができる。また、フ
ォーカス調整機構における調整具差し込み穴が映像合成
手段の合成映像光出射面の側に設けた構造であれば、か
かるフォーカス調整においても調整具によって回路をシ
ョートさせてしまうという事態を極力回避できるという
効果を奏する。
ば、ＣＧ調整を行う調整具によって回路をショートさせ
てしまうという事態を回避することができる。また、フ
ォーカス調整機構における調整具差し込み穴が映像合成
手段の合成映像光出射面の側に設けた構造であれば、か
かるフォーカス調整においても調整具によって回路をシ
ョートさせてしまうという事態を極力回避できるという
効果を奏する。
【図１】この発明の実施の形態１の背面投写型の映像投
写装置における調整機構等を示した斜視図である。
写装置における調整機構等を示した斜視図である。
【図２】同図（ａ）は実施の形態１の背面投写型の映像
投写装置における調整機構等を示した正面図であり、同
図（ｂ）は同平面図である。
投写装置における調整機構等を示した正面図であり、同
図（ｂ）は同平面図である。
【図３】この発明の実施の形態２の背面投写型の映像投
写装置における調整機構等を示した斜視図である。
写装置における調整機構等を示した斜視図である。
【図４】従来の背面投写型の映像投写装置における光学
エンジン部分を示した平面図である。
エンジン部分を示した平面図である。
【図５】従来の背面投写型の映像投写装置における光学
エンジン及びスクリーン等の配置関係を示した説明図で
ある。
エンジン及びスクリーン等の配置関係を示した説明図で
ある。
【図６】従来の調整機構を示した斜視図である。
【図７】従来の調整機構を示した平面図である。
【図８】従来の調整機構を緑色光の入射側から見た図で
ある。
ある。
【図９】従来の調整機構を赤色光の入射側から見た図で
ある。
ある。
１ ダイクロイックプリズム ２ 光路変更用プリズム ３ 液晶パネル ５ 部材 ６ 部材 ７ 支持片 ９ ロックねじ １５ ＣＧ調整ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｇ０２Ｆ 1/1347 Ｇ０２Ｆ 1/1347 Ｇ０３Ｂ 21/00 Ｇ０３Ｂ 21/00 Ｄ Ｈ０４Ｎ 5/74 Ｈ０４Ｎ 5/74 Ａ (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G03B 33/12 G02F 1/13 505 G02F 1/1333 G03B 21/00 H04N 5/74
Claims (5)
- 【請求項１】 液晶パネルを支持する支持手段の姿勢を
調整してＣＧ調整を行う調整機構が備えられ、この調整
機構の近傍に前記液晶パネルを駆動するための回路が設
けられて成る光学エンジンを備えた映像投写装置におい
て、 前記ＣＧ調整を行う調整機構における調整具差し込み穴
が、前記支持手段から離間して前記回路から遠ざかった
位置に自在ジョイントを介して設けられていることを特
徴とする映像投写装置。 - 【請求項２】 略立方体形状を成す映像合成手段の第１
の側面には第１の液晶パネルからの映像光が入射し、第
１の側面に対向する第２の側面には第２の液晶パネルか
らの映像光が入射し、第１の側面と第２の側面に挟まれ
た第３の側面には第３の液晶パネルからの映像光が入射
し、第３の側面に対向する第４の側面からカラー映像光
が出射するように構成され、前記液晶パネルを支持する
支持手段の姿勢を調整してＣＧ調整を行う調整機構が備
えられ、前記立方体形状を成す映像合成手段の上面側に
は前記各液晶パネルを駆動するための回路が設けられて
成る光学エンジンを備えた映像投写装置において、 前記ＣＧ調整を行う調整機構における調整具差し込み穴
が、前記支持手段から離間して前記回路から遠ざかった
位置に自在ジョイントを介して設けられていることを特
徴とする映像投写装置。 - 【請求項３】 前記支持手段の姿勢を調整してフォーカ
ス調整を行う調整機構が設けられるとともに、この調整
機構における調整具差し込み穴が前記第４の側面の側に
設けられていることを特徴とする請求項２に記載の映像
投写装置。 - 【請求項４】 調整具差し込み穴への調整具差し込み方
向が前記回路が位置している方向を避けるように設定さ
れていることを特徴とする請求項１乃至請求項３のいず
れかに記載の映像投写装置。 - 【請求項５】 前記自在ジョイントにおける調整具差し
込み穴を有する部分が、光学エンジンの筐体によって支
持され、調整具差し込み穴が筐体の外側に位置している
ことを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれかに記
載の映像投写装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26372597A JP3338345B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 映像投写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26372597A JP3338345B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 映像投写装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11102038A JPH11102038A (ja) | 1999-04-13 |
| JP3338345B2 true JP3338345B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=17393446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26372597A Expired - Fee Related JP3338345B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 映像投写装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3338345B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4901396B2 (ja) * | 2006-09-28 | 2012-03-21 | シチズンファインテックミヨタ株式会社 | 液晶表示装置 |
-
1997
- 1997-09-29 JP JP26372597A patent/JP3338345B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11102038A (ja) | 1999-04-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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