JPH058520U - ミラー取り付け機構 - Google Patents

ミラー取り付け機構

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JPH058520U
JPH058520U JP5613991U JP5613991U JPH058520U JP H058520 U JPH058520 U JP H058520U JP 5613991 U JP5613991 U JP 5613991U JP 5613991 U JP5613991 U JP 5613991U JP H058520 U JPH058520 U JP H058520U
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学 山之内
叔弘 田村
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キヤビン工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ミラー取り付け時の歪みをなくすことである。 【構成】ダイクロイックミラー4の対向する二側面のう
ち、一方の側面は基板25に固着された固定支持板26
の支持腕26bに嵌合し、他方の側面は取り付け板28
に枢着された可動板29のローラ31に嵌合している。
しかも、ローラ31はスプリング32で支持腕26b方
向に付勢されているため、ダイクロイックミラー4には
側面方向に一定のバネ荷重がかかり、固定保持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ミラーを支持するミラー取り付け機構、特に液晶投射装置のダイク ロイックミラー取り付け機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、テレビ画像や、パソコン,ワープロ等の出力画像等を拡大投影するカラ ー画像投影装置として、例えばブラウン管画像をそのまま拡大投影する装置があ るが、これは装置の大型化や光量不足等を来すという欠点があった。又、これに 代わるものとして、画像情報を単一のカラー液晶パネルに出力して白色光源から の投射光で拡大投影する装置や、赤,青,緑の三原色用の三つのモノクローム液 晶パネルに対して白色投射光を色フィルターで三原色に分解して夫々これを透過 させ、スクリーン上で重ね合わせてカラー画像を得るようにした装置もあるが、 これらはスクリーン輝度が足りなかったり、装置の大型化を招いたり、光軸合わ せの困難性や色ずれが生じやすい等の欠点があった。
【0003】 これに対し、これらの欠点を改善し得る装置として、高反射率,良好な光吸収 性等の利点を有するダイクロイックミラーを用いて白色光を三原色に分離し、夫 々カラー液晶パネル(LCD)を透過して変調させた後再び合成してフルカラー の映像を投射するようにした液晶投射装置が開発されている。 この種の液晶投射装置の原理を、図2に示す光学系の構成図を用いて説明する 。
【0004】 図中、熱線透過型反射ミラー付きのメタルハライドランプ1から放射された白 色光は、全反射ミラー2で反射され、紫外線カット用のU/Vフィルター3を透 過した後、赤色光反射用ダイクロイックミラー4で赤色光が反射され、全反射ミ ラー5で進行方向を変えられる。又、このダイクロイックミラー4を透過した光 線は青色光反射用ダイクロイックミラー6によって青色光が反射されると共に緑 色光がこれを透過する。このようにして白色光は三原色に色分解される。
【0005】 そして、各色光は各光路中に配設されたコンデンサーレンズ7,8,9を介し て赤用,青用,緑用の液晶パネル10,11,12を夫々透過することによって 、偏光変調がかけられて画素密度の高い画像情報が取り出される。そして、赤色 光は青色反射用ダイクロイックミラー13を透過することによって、ここで反射 された青色光と合成され、更にこの合成光は緑色反射用ダイクロイックミラー1 4を透過することによって、反射ミラー15及びダイクロイックミラー14で反 射された緑色光と合成される。 このようにして合成された各色光は、投影レンズ16を介してスクリーン17 上にフルカラー画像として拡大投射される。
【0006】 このような液晶投射装置において、各ダイクロイックミラーは図3及び図4に 示すような取り付け手段で、投射装置内に固定されていた。 即ち、図3において、支持枠18の中央に投射光透過用の開口18aが穿設さ れ、開口18aの左右両側4ヵ所に両面接着テープ19が貼付されており、この テープ19に例えばダイクロイックミラー4を貼着するようにしていた。そして 、ミラー4を挟んで接着テープ19と対向する位置には、ミラー脱落防止用の金 具20が位置するように支持枠18に固定されている。 或いは、図4に示すように、支持枠18の開口18a両側でダイクロイックミ ラー4の両側面をナイロン又はゴム製の保持部21a,21bで保持せしめ、そ の上から金具22a,22bを圧接させて複数のネジ23等で支持枠18に固定 するようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような取り付け手段では、前者の場合、振動や熱等によ りダイクロイックミラーが取り付け位置からずれたり、剥がれたりしてしまう可 能性があり、又組み立て時においてもミラーの組み立て作業が煩雑になり、手間 がかかるという不具合があった。
【0008】 又、後者の場合、前者のようにダイクロイックミラーがずれたり、剥がれたり する不具合はなくなるが、ネジ止めの際、ミラーの複数箇所を均一な力で係止さ せることが極めて困難であり、ダイクロイックミラーや、取り付け部品の取り付 け面等の平面度がかなり高精度に仕上がっていても、取り付け時にダイクロイッ クミラーに歪みが生じてしまう不具合がある。 このように歪んだダイクロイックミラーで各色光が反射,透過され、スクリー ン上に拡大投射されると、画像の解像度が悪くなり像がボケるという不具合が生 じることになる。 しかも、このような歪みが生じる問題はダイクロイックミラーに限らず、ミラ ーを用いた種々の装置のミラー取り付け機構一般に生じ得るものである。
【0009】 本考案は、このような課題に鑑みて、取り付けた状態でミラーに歪み等が生じ ることのないミラー取り付け機構を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】
本考案によるミラー取り付け機構は、ミラーの一方の側面を嵌合させる凹部を 有する第一支持部と、ミラーの他方の側面を凹部で支持して第一支持部方向へ弾 性部材によって押圧する第二支持部と、を備えたことを特徴とするものである。
【0011】 この取り付け機構は、ミラーの側面を片側から押圧して支持するため、ミラー は堅固に支持部に保持されると同時に、平面方向には押圧力は作用しないので取 り付け状態で歪み等は発生しない。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例を図1に基づいて説明するが、上述の先行技術と 同様な部分には同一の符号を用いてその説明を省略する。。 図1は液晶投射装置内のダイクロイックミラー取り付け機構の平面図を示すも のである。図中、25は液晶投射装置内部の側面等に固定された基板、26は基 板25に固着されていてダイクロイックミラー4の一側面が嵌合するV溝26a が自由端部に形成された一対の支持腕26bを有する固定支持板、27はダイク ロイックミラー4を挟んで基板25とほぼ平行に配設された側板、28は断面L 字型で一方の面が側板27に固着されている取り付け板、29は枢軸30によっ て取り付け板28に枢着されていてダイクロイックミラー4方向に回動可能な可 動板、31は可動板29に支持されていてダイクロイックミラー4の他方の側面 が嵌合するV溝31aが形成されたローラであり、ダイクロイックミラー4は対 向する両側面を支持腕26bとローラ31とで挟持されている。
【0013】 32は枢軸30に巻回されていて両端が側板27とローラ31に掛けられてい るスプリングであり、これによって可動板29及びローラ31はダイクロイック ミラー4方向に押圧されている。 尚、上述のミラー取り付け機構はダイクロイックミラー4に関するものである が、他のダイクロイックミラー6,13,14も同様なミラー取り付け機構に取 り付けられているものとする。 尚、ダイクロイックミラー4の支持箇所は必ずしも三箇所でなくてもよい。
【0014】 本実施例は上述のように構成されているから、ダイクロイックミラー4はミラ ー取り付け機構に装着された状態で、両側面を支持腕26bのV溝26aとロー ラ31のV溝31aとに嵌合させられ、しかもローラ31はスプリング32によ る一定のバネ荷重によってダイクロイックミラー4を支持腕26b方向に押圧す ることになる。 そのため、ダイクロイックミラー4は支持腕26bとローラ31とで確実に固 定保持される。しかも、スプリング32による荷重のかかる方向はミラー4の側 面方向であるから、或る程度の大きさの荷重がかかってもダイクロイックミラー 4に歪みが生じることはない。
【0015】 又、他のダイクロイックミラー6,13,14も同様にして固定保持される。
【0016】 上述のように、本実施例は、ダイクロイックミラーを装置内部に取り付けた時 に、ミラーに歪みが発生することなく確実に固定保持することができるので、投 射時に投射画像の解像度が低下して像がボケることはない。しかも、ミラーの取 り付けが簡単であり、組み立て作業が容易になると言う利点もある。
【0017】 尚、本実施例によるミラー取り付け機構はダイクロイックミラーに限らず反射 ミラー2,5,15等にも採用してもよく、これにより、液晶投射装置の光学的 特性をより一層向上させることができる。 又、本考案は、液晶投射装置以外の装置にもミラー取り付け手段として採用す ることができる。 又、本ミラー取り付け機構によって装着されるミラーの形状は、実施例に示す ように矩形である必要はなく、円形等適宜形状のミラーを取り付け得ることはい うまでもない。
【0018】 尚、支持腕26b及び固定支持板26は第一支持部を、ローラ31,スプリン グ32及び可動板29は第二支持部を夫々構成する。
【0019】
【考案の効果】
上述のように本考案に係るミラー取り付け機構は、ミラーの一方の側面を支持 する第一支持部と、他方の側面を第一支持部方向へ弾性部材によって押圧して支 持する第二支持部とを備えているから、ミラーに歪みが発生することなく確実に 保持することができ、しかもミラーの取り付けも容易であるという実用上の利点 を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるミラー取り付け機構の略
平面図である。
【図2】液晶投射装置の光学系を示す概略構成図であ
る。
【図3】従来のミラー取り付け機構の一例を示す正面図
である。
【図4】従来のミラー取り付け機構の他の例を示す正面
図である。
【符号の説明】
4,6,13,14 ダイクロイックミラー 26 固定支持板 26b 支持腕 29 可動板 31 ローラ 32 スプリング

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】ミラーの一方の側面を支持する第一支持部
    と、該ミラーの他方の側面を前記第一支持部方向へ弾性
    部材によって押圧して支持する第二支持部とを備えたミ
    ラー取り付け機構。
JP1991056139U 1991-07-18 1991-07-18 ミラー取り付け機構 Expired - Fee Related JP2571948Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5367127U (ja) * 1976-11-09 1978-06-06
JPH0158868U (ja) * 1987-10-08 1989-04-13
JPH03103326U (ja) * 1990-02-13 1991-10-28

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58118406U (ja) * 1982-02-08 1983-08-12 キヤノン株式会社 光学部品保持装置

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JP2571948Y2 (ja) 1998-05-20

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